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3年 鈴木心陽 春休み課題1〜20 RES
1、日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析
  氷川竜介

 アニメの年表を転換点という視点を用いて作成することで流れを捉えようとした本。昭和までのアニメを『白蛇伝』『劇場版エースをねらえ!』『AKIRA』の3つに絞り、そこからのアニメは基礎の応用であるとしたのは斬新だった。(原点は『鉄腕アトム』『白蛇伝』)2023初版で「世界系」の作品まで流れを意識して書かれているのでアニメ史をざっくりと学ぶことができた。特に『宇宙戦艦ヤマト』で述べられている「世界観主義」「美学のある世界観」「クオリティ主義」の話は現在子供から大人まで多くの人がアニメに触れる現代を生きる自分にとって目新しいものだった。またヤマトのファンクラブ創設、「アニメージュ創刊」から繋がる「作家主義」も今や当たり前になっている(宮崎駿、新海誠など)ので、その経緯が知れてよかった。

2、アニメ•エクスペリエンス 深夜アニメ研究の方法
  川口茂雄

 ゼミでも数章触れた本。驚かされたのがその研究の仕方。自分は今まであまり多くのアニメーションの研究文献を読んではいないが、作品を研究しようとするとどうしてもその作家のことを調べなくてはいけなくなるものだと思っていた。しかし本書、特に序盤では『薬屋のひとりごと』のオープニングや『宇宙よりも遠い場所』挙げ、カットごとの繋がりや広がり、止め画が何を表しているのかなど文脈的なアニメ研究というより映像論のような研究がなされていた。MVに用いられるアニメーションをいつか研究したいと思っている自分にとってとても嬉しいことであった。また、これらはノベルゲームやアートアニメーションを見る際も有用だと感じた。


3、美学への招待 増補版
 佐々木健一

 美学への入門として読んだ。個人的にもっと簡単な入門書あるよなと思った。特に最終章の思想の話は自分の知識量では理解しづらかった。しかし、とても面白いので是非お勧めしたい。本書は増補版で現代で移り変わっていく美学を身近なもの(例えばレコード、や商品のパッケージ)を使って説いてくれています。特にこの頃使われる「芸術的」という言葉に違和感を持っている人は読んだ方がいいです。読んで、自分はこの頃「芸術的だ」と呼ばれるものは単に感性的なものになってきているなあと感じました。(筆者はデュシャンの泉を挙げ、寧ろ観念的だと感じているようです) 近代美術が身体性を捉えられなかった理由が身体をリズム=呼吸としてではなくただの物体と見ていたからというものがあります(今では美術とみられている)。これは自分の勝手な考察なのですが、アニメーション、とりわけ初期のミッキーは呼吸のアニメーションだというのがありました。現在第七芸術と言われている映画やカットのリズこそあっても、身体を一から線で作っているアニメーションこそ身体の芸術といえないのかと考えました。勉強不足なので勉強します。


4、漫画映画論
  今村太平
 
 古くに書かれているので多少読みにくさはある。アニメーションのはじまりから発展を細かに書いてくれている。幻灯の発展から廃れるまでも書いてくれているので、海外のアートアニメーションや人形、影絵に興味のある人は前半部分だけでも読んでみてよいと思う。 当たり前かも知れないが、本書でも「ミッキーのビョンビョン踊りは統合されているのはリズムだけであって、それ以外は破壊されているように思う。しかし、他にも統合はあって、それは機械による統合である(要約)」とあるように、そのトーキー技術に重きを置いている。また音楽や線、色や光など細かに分割した視点で当時のアニメーション(主にディズニー映画)を研究してくれている。ただ、二章の「現代音楽」は自分が浅学故読むのに苦労した。


5、ディズニーと動物 王国の魔法をとく
  清水知子

 批評用語や思想を多く知らない為カタカナに苦労することがあった。
 初期ウォルト•ディズニーについての歴史的な流れをかいてくれている。初期のディズニー作品にプロパガンダ的なものがあったことは重々承知だったが、思い返せばあまり深く考えても、読んでもいなかった。本書は第6章「ネズミは踊り、ドイツは笑うー戦争とプロパガンダ」にある通りディズニーアニメーションとプロパガンダとの関わりを書いてくれている。また、タイトルにもようにディズニーアニメーションにおける「動物」についても深く考察されている。自分は今までは「ディズニー」に動物や人間が仲良く共に包み込まれ社会生活が成り立っている世界とほんわかした何とも間抜けな印象を抱いていた。しかし、ディズニーが初期の段階では「疎外をめぐる問い」と関係していたことそして人間の腹心を託され、人間の都合よく利用される動物という自分にとってディズニーを見る目が変わるに十分な知識を得ることができた。




6、メダリスト  (アニメ)
  つるまいかだ

【あらすじ】フィギュアスケートに憧れ一度夢破れた青年、明浦路司とフィギュアスケートを夢見る少女、結束いのりがコーチと生徒という関係を結び、オリンピック金メダルを狙うスポーツ漫画

【感想】アニメは最終回を迎えたが⅔話は泣いた。全体的にストーリーも言葉遣いもとても良い。チラッと9巻の絵を見たが画力も化け物じみていると思う。
 アニメ1話の瞬間風速がえぐい。結束いのりがフィギュアスケートをやりたいと周囲に声を上げるシーンがあるが、涙が止まらなかった。何かをやりたくてできなかった人、今上手にできていない人は見た方がいい。感動とやる気で眠れなくなります。また、アニメーションもスケートシーンがモーションキャプチャで制作されているらしく、しかも違和感がない。(顔だけ手描き?) 技術面でも見る価値は十二分にあると思う。


7、機動戦士Gundam GQuuuuuuX

【あらすじ】宇宙に浮かぶスペース•コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ•ユズリハは、少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技、クランバトルに巻き込まれる。

【感想】 自分はガンダムを最初期のものの第一話しか見ていなかった。が、完全に引き込まれた。ガンダムを見に行ったらガンダムが始まった…との意見がネットで散見された。同意見である。前半と後半の温度違いすぎて風邪引くかと思った。特に前半はガンダムファンならもっと楽しめたのだろうと少し悔しかった。昔のSEやBGMが用いられていて音響さんの努力が感じられた。後半は音楽も画のタッチも現代的になっていて肌に馴染む感がある。雰囲気もとても好みで、これからテレビ版が始まるので楽しみである。


8、機動戦士ガンダム 水星の魔女

 【あらすじ】辺境の地、水星から来た少女スレッタ•マーキュリーが自身のモビルスーツ「エアリアル」を巡り学園から起業、闘争と様々な問題に巻き込まれていく

 【感想】ジークアクスでガンダムを知り、見やすいと思い視聴。戦闘シーンの迫力がすごい。特に最初のグエル戦でのガンビット展開のかっこよさは異常で繰り返し視聴した。ストーリーも学園ものから起業、兵器→医療技術。広がる格差や差別など現代の社会への一種の批判、問題提示のように思える。キャラクターデザインの話だが、ガンダムキャリバーンの武器が魔女の箒のようにデザインされているのは時筆すべき点だと感じた。



9、ヲタクに恋は難しい (漫画 1〜4)
 ふじた

 【あらすじ】隠れ腐女子の百瀬成海と重度のゲームヲタクの男性二藤宏嵩との不器用な恋愛模様を会社のヲタク仲間を巻き込んで描かれるラブコメディ

 【感想】もともと元気がない時はヲタ恋のアニメを見るくらい好きだったが漫画版が未履修だったので手に取った。ヲタクなら共感できることも多く、特に平成のヲタク文化が好きな人はアニメ版でも見るべき。アニメ版よりも顔立ちが少女漫画風というか整っている印象を持った。アニメではなく単行本の漫画を読むメリットとして、話数が多いというのは一旦置いておいて、章毎にあるおまけページだったり作者のお遊びで描いたものが見れるというのがあるよねとどこかで共有したい。




10、ノア先輩は友達 (漫画1〜4)
  あきやまえんま

 【あらすじ】「平熱さとり系」な男性、大塚理人と「限界バリキャリ」な女性、早乙女望愛がひょんなことから友達に。早乙女望愛の「バリキャリ」は表の顔であり、その距離の近さに大塚理人が振り回されるラブコメディ。

 【感想】一巻の望愛先輩はまだ良かった。距離感の近さとかメンヘラ(?)を迷惑がられないように気にするそぶりがあったから。巻が進むにつれだんだんと異常さが常軌を逸しはじめる。最初はちょっとぶっ飛んだラブコメとして読んでいたが、そろそろ脳がギャグとして認識し始めている。つっこみたいのは理人の理性がおかしい。多分感情の一部を無くしている。「平熱さとり系」とかはじめて聞いたが、多分そんな言葉で表してはいけない。




11、正反対の君と僕
  阿賀沢紅茶

 【あらすじ】いつも元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう女子、鈴木と物静かだけど自分の意見をしっかり伝える男子、谷。正反対な二人がゆっくりと理解を深めていくラブコメディ。

 【感想】先輩が発表していて少し気になったので手に取った。勿論二人の関係性やその他の人物の関係描写も良い。ただ、作者の考え方がすごい。ハッとさせられることが多い。特に「なんかモヤモヤしてるなら、なんかモヤモヤしてるって教えてよ」という台詞は感動した。自分たちは何か気に掛かっている時、どうしてそうなっているのか自分で勝手にこじつけようとしたり、相手に無理矢理答えを求めようとすることが多いと思う。「なんで怒ってるの?」とかそのモヤモヤをすぐに晴らそうと焦ってしまう。モヤモヤというまだ言葉にもならない感情を言葉にならないまま相手に伝えることだって、悪いことではないのだと反省とあたたかさを貰った。




12、アマガミSS (アニメ)

 【あらすじ】ps2用恋愛シミュレーションゲームソフトのアニメ化。4話毎にヒロインが変わり別世界線となっている。恋愛に苦い思い出のある高校2年生がクリスマスへの苦手意識を克服すべく恋に奮闘する青春恋愛劇。

 【感想】友達に無理矢理見せられたが、案外良かった。もともと恋愛シュミレーションというだけあってヒロインの属性が幅広い。平成ギャルゲのあの学園の雰囲気が好きな人は見るべきだと思う。表と裏があるキャラとして絢辻さんがいるが、手帳や主人公、その表裏を支えるものの描写が丁寧になされていると感じた。考察は、ゲームをしてからじっくり書きたいと思った。




13、百瀬アキラの初恋破綻中
 晴川シンタ

 【あらすじ】ど田舎の少年、久我山はじめの元に帰ってきた、かつて憧れの同級生百瀬アキラ。実は彼女は大好きなはじめと結ばれる為周到な計画をたてていた。しかし超不器用、はじめは超鈍感。ふたりがすれ違う両片思いラブコメディ

 【感想】とにかく画力が高い。百瀬アキラの髪の表現とかとても手が凝っている。凛としていてどこか様子のおかしい白髪キャラが見たい人はぜひ読んでほしい。終始シュールな笑いで物語が進んでいく。終盤、体育祭での主人公の踏ん張りや、その勢いのままはじめが百瀬さんへの恋心を自覚するシーンなんかは盛り上がりからブワッと爽やかになる見開きページで漫画の上手さを感じる。




14、幼馴染をえらべない
 風呂川ツカサ

 【あらすじ】大好きだったけど離れ離れになってしまった幼馴染。そんな彼女と10年ぶりに再会した、と思いきや彼女は分裂して2人になっていて。性格毎に分裂系のラブコメディ

 【感想】デフォルメキャラが可愛い。作品特有の絵柄というのにデフォルメを上手に落とし込んでいると思う。状況は訳がわからないが主人公の相手を思うまっすぐさは胸を打つものがある。一巻の終盤に「不信」の性格のヒロインが出てくるがその台詞「好きとか信じるとか、…全部信じるのはむり わかんない けど信じたい…!」といって一歩を踏み出す。このシーンは個人的に刺さった。何かをする時勇気がなくて自分の実力も足りなくて何を信じて進めばいいのかわからない時がある。でも〜したいという不確かな意志自体強い力を持っているんだと再認識させられた。




15、ひとりと話すので精一杯
 さんけ

 【あらすじ】誰とでも気さくに話せる女子高生、瑠衣。彼女に想いを寄せる友人の咲月。2人の関係を描いた百合漫画

 【感想】もともとSNSで読んでいた百合漫画。完全に趣味で日常系なので考察とかなく、百合てえて〜って感じ。メイン2人以外にもカップルが登場する。短編的な形式で進んでいくので百合好きは一読を。




16、スーパーの裏でヤニ吸うふたり(1〜5巻)
  地主

 【あらすじ】社畜街道を走る中年のサラリーマン佐々木は行きつけのスーパーの山田さんの接客が唯一の癒し。会議が長引いたある日スーパーへよると山田さんはおらず仕方なくタバコを吸おうとする。しかし今時店先で吸うこともできず焦っているとスーパーの裏へ田山さんという定員に声をかけられる。しかし実は田山は佐々木を揶揄うために即興で作った山田さんの偽名で…。一向に気づかない佐々木と揶揄い続ける山田はそれからスーパーの裏で煙草を吸う仲に。

 【感想】まず、すぐ体の繋がりだとか可愛いヒロインだとかに嫌気がさしているラブコメ愛読者は読んだ方がいい。中年と20代というのもあって二人の関係は独特、どちらもそのラインを超えないよう不思議な緊張感がある。巻数が進み、二人の仲が近くなるにつれ、自分が恋心を抱えてしまわないかと苦悩を抱く佐々木、自分が山田だと明かしたら関係が崩れることや佐々木への恋心に自覚し始める山田の繊細な感情描写が光る。筆者は二次創作漫画なども描いているがそれ含めてとにかく感情描写が上手い。顔の俯き、目線だけで言葉にできない心の動きを描写する。それ故上記に書いた佐々木の苦悩も自分はきちんと言葉にできたとは思えない。読む人によって印象は変わるとすら思う。キャラクターがただのラブコメの為の記号ではなく、命がある。少しくたびれたサラリーマンやレトロな雰囲気が好きな人は絶対読むべき。全人類読むべき。

17、愛したぶんだけ愛してほしいっ!
 まにお

 【あらすじ】彼女を特定で作らず遊ぶ一般的にクズと言われている男性の女性版と一般的にクズ男に沼って貢いでしまう女性の百合漫画。

 【感想】個人的にこのような関係にはアンチなのですが怖いもの見たさに買ってしまった…怖かった。描写として上手だなと思ったのが7章の見開きページの一枚絵。一件クズ男(女)が首輪(チョーカー)をつけられ一緒に座っている女性がそのリードを握っているように見えるが(リードを握っている手でクズ男(女)の手も同時に握っている)、よく見ると女性の手の指にリードは掛かっておらず、クズ男(女)の指にかかっている。女性側から見た見かけ上の主導権と実際の主導権が違うことを暗に示している。


18、地面師たち
 
 【あらすじ】土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金を騙し取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描く

 【感想】話題になっていたので見てみた。俳優の演技が凄かった。特に詐欺を実行しているシーンの緊張感は手に汗握るものがあった。悪いことをしている側で、しかもその行為自体に大義があるわけでもないのに「ばれるな…!」と思ってしまっていることに気づき主観の力の大きさを思い知らされた。テンポも良く一気見していて面白いと感じるものだった。ただハリソン中山の思想、人が死ぬ瞬間を観察し己の欲求を満たしているが、地面師はそれに適してるのだろうかと疑問が拭えなかった。




19、小市民シリーズ (アニメ)
  春季限定いちごタルト事件(小説) 夏季限定トロピカルパフェ事件

 【あらすじ】中学時代も、問題を推理したがる性格で苦い経験をした小鳩常悟郎は同級生の小山内ゆきと志を共に清く慎ましい「小市民」を目指す。しかし次々と事件に追われ、小市民を目指したいはずの二人は巻き込まれてゆく。

 【感想】氷菓と同じ作者(原作)なだけあって雰囲気が好きなファンは一定数いると思う。ストーリーも驚くような仕掛けがあって落ち着いた作風とは思えない衝撃を受けた。 特にアートワークが良かったと思う。例えば背景街で空も晴れていて爽やかな画面がセリフと共に小山内ゆきのアップになった瞬間背景が真っ赤に染まる。そして次のカットでは主人公たちは橋の上で話している。先程までの赤は夕日で、主人公たちが話しながら歩き、時間が経ったのだということがわかる。台詞と時間軸と背景の使い方が今までに見たことがない。それは果たしてキャラクターが生きている世界としての「背景」なのかというのは一考の余地があると思う。しかしネガティブなシーンでは曇りや雨などといった使い古された情景描写、背景は個人的に飽き飽きしていたので見ていて新鮮だった。




20、BLUE GIANT (アニメ)

 【あらすじ】仙台の高校生、宮本大は世界一のジャズプレイヤーを目指し高校を卒業後上京。ライブハウスであったピアニスト辺雪祈と高校の同級生、玉田と3人でバンドを組むことになる。

 【感想】ストーリーは大体が王道。けれどそれがいいと思わせる迫力がある。特に主人公のサックスの音とそのアニメーションはものすごいインパクトで迫ってくる。ストーリーについても考察の余地があって、ラストの演奏で辺雪に大はサックスを合わせることができるのだが、これはただ大の成長ではなく辺雪が弱者になったこと(ストーリー序盤「弱者には合わせられるんだな」)や、辺雪が折ってしまう腕は序盤片手でピアノを弾いていたこととつながったりとストーリーに一貫性がある。
 演奏シーン。ハイライトのこんな使い方は見たことがない。演奏アニメ(ぼざろや坂道のアポロンなど)が好きな人は一度見るべきである。到底商業アニメーションではやらないような作画だと感じる。抽象的なカット、スポットライトから楽器へ反射する光が「感動」や「迫力」のメタファーとして人々の目やメガネ、サックスのハイライトとして躍動する様は圧巻だった。
2025/04/16(水) 12:28 No.2098 EDIT DEL
3年 鈴木心陽 春休み課題1〜20 RES
1、日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析
  氷川竜介

 アニメの年表を転換点という視点を用いて作成することで流れを捉えようとした本。昭和までのアニメを『白蛇伝』『劇場版エースをねらえ!』『AKIRA』の3つに絞り、そこからのアニメは基礎の応用であるとしたのは斬新だった。(原点は『鉄腕アトム』『白蛇伝』)2023初版で「世界系」の作品まで流れを意識して書かれているのでアニメ史をざっくりと学ぶことができた。特に『宇宙戦艦ヤマト』で述べられている「世界観主義」「美学のある世界観」「クオリティ主義」の話は現在子供から大人まで多くの人がアニメに触れる現代を生きる自分にとって目新しいものだった。またヤマトのファンクラブ創設、「アニメージュ創刊」から繋がる「作家主義」も今や当たり前になっている(宮崎駿、新海誠など)ので、その経緯が知れてよかった。

2、アニメ•エクスペリエンス 深夜アニメ研究の方法
  川口茂雄

 ゼミでも数章触れた本。驚かされたのがその研究の仕方。自分は今まであまり多くのアニメーションの研究文献を読んではいないが、作品を研究しようとするとどうしてもその作家のことを調べなくてはいけなくなるものだと思っていた。しかし本書、特に序盤では『薬屋のひとりごと』のオープニングや『宇宙よりも遠い場所』挙げ、カットごとの繋がりや広がり、止め画が何を表しているのかなど文脈的なアニメ研究というより映像論のような研究がなされていた。MVに用いられるアニメーションをいつか研究したいと思っている自分にとってとても嬉しいことであった。また、これらはノベルゲームやアートアニメーションを見る際も有用だと感じた。


3、美学への招待 増補版
 佐々木健一

 美学への入門として読んだ。個人的にもっと簡単な入門書あるよなと思った。特に最終章の思想の話は自分の知識量では理解しづらかった。しかし、とても面白いので是非お勧めしたい。本書は増補版で現代で移り変わっていく美学を身近なもの(例えばレコード、や商品のパッケージ)を使って説いてくれています。特にこの頃使われる「芸術的」という言葉に違和感を持っている人は読んだ方がいいです。読んで、自分はこの頃「芸術的だ」と呼ばれるものは単に感性的なものになってきているなあと感じました。(筆者はデュシャンの泉を挙げ、寧ろ観念的だと感じているようです) 近代美術が身体性を捉えられなかった理由が身体をリズム=呼吸としてではなくただの物体と見ていたからというものがあります(今では美術とみられている)。これは自分の勝手な考察なのですが、アニメーション、とりわけ初期のミッキーは呼吸のアニメーションだというのがありました。現在第七芸術と言われている映画やカットのリズこそあっても、身体を一から線で作っているアニメーションこそ身体の芸術といえないのかと考えました。勉強不足なので勉強します。


4、漫画映画論
  今村太平
 
 古くに書かれているので多少読みにくさはある。アニメーションのはじまりから発展を細かに書いてくれている。幻灯の発展から廃れるまでも書いてくれているので、海外のアートアニメーションや人形、影絵に興味のある人は前半部分だけでも読んでみてよいと思う。 当たり前かも知れないが、本書でも「ミッキーのビョンビョン踊りは統合されているのはリズムだけであって、それ以外は破壊されているように思う。しかし、他にも統合はあって、それは機械による統合である(要約)」とあるように、そのトーキー技術に重きを置いている。また音楽や線、色や光など細かに分割した視点で当時のアニメーション(主にディズニー映画)を研究してくれている。ただ、二章の「現代音楽」は自分が浅学故読むのに苦労した。


5、ディズニーと動物 王国の魔法をとく
  清水知子

 批評用語や思想を多く知らない為カタカナに苦労することがあった。
 初期ウォルト•ディズニーについての歴史的な流れをかいてくれている。初期のディズニー作品にプロパガンダ的なものがあったことは重々承知だったが、思い返せばあまり深く考えても、読んでもいなかった。本書は第6章「ネズミは踊り、ドイツは笑うー戦争とプロパガンダ」にある通りディズニーアニメーションとプロパガンダとの関わりを書いてくれている。また、タイトルにもようにディズニーアニメーションにおける「動物」についても深く考察されている。自分は今までは「ディズニー」に動物や人間が仲良く共に包み込まれ社会生活が成り立っている世界とほんわかした何とも間抜けな印象を抱いていた。しかし、ディズニーが初期の段階では「疎外をめぐる問い」と関係していたことそして人間の腹心を託され、人間の都合よく利用される動物という自分にとってディズニーを見る目が変わるに十分な知識を得ることができた。




6、メダリスト  (アニメ)
  つるまいかだ

【あらすじ】フィギュアスケートに憧れ一度夢破れた青年、明浦路司とフィギュアスケートを夢見る少女、結束いのりがコーチと生徒という関係を結び、オリンピック金メダルを狙うスポーツ漫画

【感想】アニメは最終回を迎えたが⅔話は泣いた。全体的にストーリーも言葉遣いもとても良い。チラッと9巻の絵を見たが画力も化け物じみていると思う。
 アニメ1話の瞬間風速がえぐい。結束いのりがフィギュアスケートをやりたいと周囲に声を上げるシーンがあるが、涙が止まらなかった。何かをやりたくてできなかった人、今上手にできていない人は見た方がいい。感動とやる気で眠れなくなります。また、アニメーションもスケートシーンがモーションキャプチャで制作されているらしく、しかも違和感がない。(顔だけ手描き?) 技術面でも見る価値は十二分にあると思う。


7、機動戦士Gundam GQuuuuuuX

【あらすじ】宇宙に浮かぶスペース•コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ•ユズリハは、少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技、クランバトルに巻き込まれる。

【感想】 自分はガンダムを最初期のものの第一話しか見ていなかった。が、完全に引き込まれた。ガンダムを見に行ったらガンダムが始まった…との意見がネットで散見された。同意見である。前半と後半の温度違いすぎて風邪引くかと思った。特に前半はガンダムファンならもっと楽しめたのだろうと少し悔しかった。昔のSEやBGMが用いられていて音響さんの努力が感じられた。後半は音楽も画のタッチも現代的になっていて肌に馴染む感がある。雰囲気もとても好みで、これからテレビ版が始まるので楽しみである。


8、機動戦士ガンダム 水星の魔女

 【あらすじ】辺境の地、水星から来た少女スレッタ•マーキュリーが自身のモビルスーツ「エアリアル」を巡り学園から起業、闘争と様々な問題に巻き込まれていく

 【感想】ジークアクスでガンダムを知り、見やすいと思い視聴。戦闘シーンの迫力がすごい。特に最初のグエル戦でのガンビット展開のかっこよさは異常で繰り返し視聴した。ストーリーも学園ものから起業、兵器→医療技術。広がる格差や差別など現代の社会への一種の批判、問題提示のように思える。キャラクターデザインの話だが、ガンダムキャリバーンの武器が魔女の箒のようにデザインされているのは時筆すべき点だと感じた。



9、ヲタクに恋は難しい (漫画 1〜4)
 ふじた

 【あらすじ】隠れ腐女子の百瀬成海と重度のゲームヲタクの男性二藤宏嵩との不器用な恋愛模様を会社のヲタク仲間を巻き込んで描かれるラブコメディ

 【感想】もともと元気がない時はヲタ恋のアニメを見るくらい好きだったが漫画版が未履修だったので手に取った。ヲタクなら共感できることも多く、特に平成のヲタク文化が好きな人はアニメ版でも見るべき。アニメ版よりも顔立ちが少女漫画風というか整っている印象を持った。アニメではなく単行本の漫画を読むメリットとして、話数が多いというのは一旦置いておいて、章毎にあるおまけページだったり作者のお遊びで描いたものが見れるというのがあるよねとどこかで共有したい。




10、ノア先輩は友達 (漫画1〜4)
  あきやまえんま

 【あらすじ】「平熱さとり系」な男性、大塚理人と「限界バリキャリ」な女性、早乙女望愛がひょんなことから友達に。早乙女望愛の「バリキャリ」は表の顔であり、その距離の近さに大塚理人が振り回されるラブコメディ。

 【感想】一巻の望愛先輩はまだ良かった。距離感の近さとかメンヘラ(?)を迷惑がられないように気にするそぶりがあったから。巻が進むにつれだんだんと異常さが常軌を逸しはじめる。最初はちょっとぶっ飛んだラブコメとして読んでいたが、そろそろ脳がギャグとして認識し始めている。つっこみたいのは理人の理性がおかしい。多分感情の一部を無くしている。「平熱さとり系」とかはじめて聞いたが、多分そんな言葉で表してはいけない。




11、正反対の君と僕
  阿賀沢紅茶

 【あらすじ】いつも元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう女子、鈴木と物静かだけど自分の意見をしっかり伝える男子、谷。正反対な二人がゆっくりと理解を深めていくラブコメディ。

 【感想】先輩が発表していて少し気になったので手に取った。勿論二人の関係性やその他の人物の関係描写も良い。ただ、作者の考え方がすごい。ハッとさせられることが多い。特に「なんかモヤモヤしてるなら、なんかモヤモヤしてるって教えてよ」という台詞は感動した。自分たちは何か気に掛かっている時、どうしてそうなっているのか自分で勝手にこじつけようとしたり、相手に無理矢理答えを求めようとすることが多いと思う。「なんで怒ってるの?」とかそのモヤモヤをすぐに晴らそうと焦ってしまう。モヤモヤというまだ言葉にもならない感情を言葉にならないまま相手に伝えることだって、悪いことではないのだと反省とあたたかさを貰った。




12、アマガミSS (アニメ)

 【あらすじ】ps2用恋愛シミュレーションゲームソフトのアニメ化。4話毎にヒロインが変わり別世界線となっている。恋愛に苦い思い出のある高校2年生がクリスマスへの苦手意識を克服すべく恋に奮闘する青春恋愛劇。

 【感想】友達に無理矢理見せられたが、案外良かった。もともと恋愛シュミレーションというだけあってヒロインの属性が幅広い。平成ギャルゲのあの学園の雰囲気が好きな人は見るべきだと思う。表と裏があるキャラとして絢辻さんがいるが、手帳や主人公、その表裏を支えるものの描写が丁寧になされていると感じた。考察は、ゲームをしてからじっくり書きたいと思った。




13、百瀬アキラの初恋破綻中
 晴川シンタ

 【あらすじ】ど田舎の少年、久我山はじめの元に帰ってきた、かつて憧れの同級生百瀬アキラ。実は彼女は大好きなはじめと結ばれる為周到な計画をたてていた。しかし超不器用、はじめは超鈍感。ふたりがすれ違う両片思いラブコメディ

 【感想】とにかく画力が高い。百瀬アキラの髪の表現とかとても手が凝っている。凛としていてどこか様子のおかしい白髪キャラが見たい人はぜひ読んでほしい。終始シュールな笑いで物語が進んでいく。終盤、体育祭での主人公の踏ん張りや、その勢いのままはじめが百瀬さんへの恋心を自覚するシーンなんかは盛り上がりからブワッと爽やかになる見開きページで漫画の上手さを感じる。




14、幼馴染をえらべない
 風呂川ツカサ

 【あらすじ】大好きだったけど離れ離れになってしまった幼馴染。そんな彼女と10年ぶりに再会した、と思いきや彼女は分裂して2人になっていて。性格毎に分裂系のラブコメディ

 【感想】デフォルメキャラが可愛い。作品特有の絵柄というのにデフォルメを上手に落とし込んでいると思う。状況は訳がわからないが主人公の相手を思うまっすぐさは胸を打つものがある。一巻の終盤に「不信」の性格のヒロインが出てくるがその台詞「好きとか信じるとか、…全部信じるのはむり わかんない けど信じたい…!」といって一歩を踏み出す。このシーンは個人的に刺さった。何かをする時勇気がなくて自分の実力も足りなくて何を信じて進めばいいのかわからない時がある。でも〜したいという不確かな意志自体強い力を持っているんだと再認識させられた。




15、ひとりと話すので精一杯
 さんけ

 【あらすじ】誰とでも気さくに話せる女子高生、瑠衣。彼女に想いを寄せる友人の咲月。2人の関係を描いた百合漫画

 【感想】もともとSNSで読んでいた百合漫画。完全に趣味で日常系なので考察とかなく、百合てえて〜って感じ。メイン2人以外にもカップルが登場する。短編的な形式で進んでいくので百合好きは一読を。




16、スーパーの裏でヤニ吸うふたり(1〜5巻)
  地主

 【あらすじ】社畜街道を走る中年のサラリーマン佐々木は行きつけのスーパーの山田さんの接客が唯一の癒し。会議が長引いたある日スーパーへよると山田さんはおらず仕方なくタバコを吸おうとする。しかし今時店先で吸うこともできず焦っているとスーパーの裏へ田山さんという定員に声をかけられる。しかし実は田山は佐々木を揶揄うために即興で作った山田さんの偽名で…。一向に気づかない佐々木と揶揄い続ける山田はそれからスーパーの裏で煙草を吸う仲に。

 【感想】まず、すぐ体の繋がりだとか可愛いヒロインだとかに嫌気がさしているラブコメ愛読者は読んだ方がいい。中年と20代というのもあって二人の関係は独特、どちらもそのラインを超えないよう不思議な緊張感がある。巻数が進み、二人の仲が近くなるにつれ、自分が恋心を抱えてしまわないかと苦悩を抱く佐々木、自分が山田だと明かしたら関係が崩れることや佐々木への恋心に自覚し始める山田の繊細な感情描写が光る。筆者は二次創作漫画なども描いているがそれ含めてとにかく感情描写が上手い。顔の俯き、目線だけで言葉にできない心の動きを描写する。それ故上記に書いた佐々木の苦悩も自分はきちんと言葉にできたとは思えない。読む人によって印象は変わるとすら思う。キャラクターがただのラブコメの為の記号ではなく、命がある。少しくたびれたサラリーマンやレトロな雰囲気が好きな人は絶対読むべき。全人類読むべき。

17、愛したぶんだけ愛してほしいっ!
 まにお

 【あらすじ】彼女を特定で作らず遊ぶ一般的にクズと言われている男性の女性版と一般的にクズ男に沼って貢いでしまう女性の百合漫画。

 【感想】個人的にこのような関係にはアンチなのですが怖いもの見たさに買ってしまった…怖かった。描写として上手だなと思ったのが7章の見開きページの一枚絵。一件クズ男(女)が首輪(チョーカー)をつけられ一緒に座っている女性がそのリードを握っているように見えるが(リードを握っている手でクズ男(女)の手も同時に握っている)、よく見ると女性の手の指にリードは掛かっておらず、クズ男(女)の指にかかっている。女性側から見た見かけ上の主導権と実際の主導権が違うことを暗に示している。


18、地面師たち
 
 【あらすじ】土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金を騙し取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描く

 【感想】話題になっていたので見てみた。俳優の演技が凄かった。特に詐欺を実行しているシーンの緊張感は手に汗握るものがあった。悪いことをしている側で、しかもその行為自体に大義があるわけでもないのに「ばれるな…!」と思ってしまっていることに気づき主観の力の大きさを思い知らされた。テンポも良く一気見していて面白いと感じるものだった。ただハリソン中山の思想、人が死ぬ瞬間を観察し己の欲求を満たしているが、地面師はそれに適してるのだろうかと疑問が拭えなかった。




19、小市民シリーズ (アニメ)
  春季限定いちごタルト事件(小説) 夏季限定トロピカルパフェ事件

 【あらすじ】中学時代も、問題を推理したがる性格で苦い経験をした小鳩常悟郎は同級生の小山内ゆきと志を共に清く慎ましい「小市民」を目指す。しかし次々と事件に追われ、小市民を目指したいはずの二人は巻き込まれてゆく。

 【感想】氷菓と同じ作者(原作)なだけあって雰囲気が好きなファンは一定数いると思う。ストーリーも驚くような仕掛けがあって落ち着いた作風とは思えない衝撃を受けた。 特にアートワークが良かったと思う。例えば背景街で空も晴れていて爽やかな画面がセリフと共に小山内ゆきのアップになった瞬間背景が真っ赤に染まる。そして次のカットでは主人公たちは橋の上で話している。先程までの赤は夕日で、主人公たちが話しながら歩き、時間が経ったのだということがわかる。台詞と時間軸と背景の使い方が今までに見たことがない。それは果たしてキャラクターが生きている世界としての「背景」なのかというのは一考の余地があると思う。しかしネガティブなシーンでは曇りや雨などといった使い古された情景描写、背景は個人的に飽き飽きしていたので見ていて新鮮だった。




20、BLUE GIANT (アニメ)

 【あらすじ】仙台の高校生、宮本大は世界一のジャズプレイヤーを目指し高校を卒業後上京。ライブハウスであったピアニスト辺雪祈と高校の同級生、玉田と3人でバンドを組むことになる。

 【感想】ストーリーは大体が王道。けれどそれがいいと思わせる迫力がある。特に主人公のサックスの音とそのアニメーションはものすごいインパクトで迫ってくる。ストーリーについても考察の余地があって、ラストの演奏で辺雪に大はサックスを合わせることができるのだが、これはただ大の成長ではなく辺雪が弱者になったこと(ストーリー序盤「弱者には合わせられるんだな」)や、辺雪が折ってしまう腕は序盤片手でピアノを弾いていたこととつながったりとストーリーに一貫性がある。
 演奏シーン。ハイライトのこんな使い方は見たことがない。演奏アニメ(ぼざろや坂道のアポロンなど)が好きな人は一度見るべきである。到底商業アニメーションではやらないような作画だと感じる。抽象的なカット、スポットライトから楽器へ反射する光が「感動」や「迫力」のメタファーとして人々の目やメガネ、サックスのハイライトとして躍動する様は圧巻だった。
2025/04/16(水) 09:14 No.2097 EDIT DEL
3年 赤羽美咲 春休み課題20作品 RES
1.『神達に拾われた男1』アニメ 全12話
〈あらすじ〉ブラック企業にシステムエンジニアとして勤めている39歳の独身サラリーマン竹林竜馬はひとりアパートであっけない最後を遂げる。天界に召された竜馬だったが、創造神、愛の女神、生命の神に協力を求められ、子どもの姿で異世界へ転生することになる。深い森で一人、のんびり暮らし始めた8歳のリョウマは、魔法でテイムしたスライムたちの研究にのめり込みながら新しい人生を謳歌する。やさしい人たちに囲まれて毎日が楽しい、まったり異世界スローライフファンタジー。
〈印象〉漫画版を途中まで読んだことがあったため、気になっていてこれを機に視聴。ブラック企業に勤めていた主人公が異世界の子どもとして転生してから、なんだかんだ楽しい生活を送っていく話で、ちょくちょく規格外な主人公の転生者らしい能力描写がありつつも全体を通して、ほかの転生ものと比べると比較的穏やかな部類の転生ものだという印象をうけた。続けてずっと見ていると時間の流れが穏やかに感じる。

2.『神達に拾われた男2』アニメ 全12話
〈あらすじ〉1.の作品の続編。リョウマのスローライフが引き続き繰り広げられる。
〈印象〉1.に引き続き視聴。1.の時よりも作画がツヤツヤとした感じに変わっていると感じた。1.が放送されてから時期的に3年くらい間が空いているようなので、その影響かもしれない。作画は変わったものの、1.の穏やかな雰囲気をそのまま受け継いだ作品となっていた印象を受けた。

3.『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中』アニメ 全12話
〈あらすじ〉処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだった。初対面で求婚された、あの夜。後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終えたはずだった。気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった。でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」ぶりを見せてくる。やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。「あなたを必ず更生 -いえ、しあわせにいたします」生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける。
〈印象〉特に前から気になっていたと言う作品ではないが、U-NEXTで見つけて気になったので視聴。ヒロインの戦闘力が高い系の人生やり直しのお話であった。最近、ゼミで戦う女性の描写が増えてきたという話をしていたがこの作品にも言える話だと感じた。竜帝として人々に恐れられ人間不信になりつつある竜帝の心を溶かしていく男前なヒロインという構図になっており、面白かった。

4.『ラブライブ!』アニメ 全13話
〈あらすじ〉秋葉原と神田と神保町という3つの街のはざまにある伝統校、音ノ木坂学院は統廃合の危機に瀕していた。学校の危機に、2年生の高坂穂乃果を中心とした9人の女子生徒が立ち上がる。私たちの大好きな学校を守るために、私たちができることは、アイドルになること。アイドルになって学校を世に広く宣伝し、入学者を増やすことが目標。ここから、彼女たちの「みんなで叶える物語」スクールアイドルプロジェクトが始まった。
〈印象〉私がごく幼い頃に見た作品なのだが、作品の内容をあまり覚えておらず、この機会に再視聴。学校の廃校を防ぐためにアイドルを始めようという軸がいいなと思った。あくまで部活なので「売れたい成功したい」よりも「やりたい」が前面に出ているアイドルものという感じが強くていいなと思った。近年多いなというのはオーディション系のアイドルものだが、最初から業界を目指しているわけじゃない感じが青春ストーリーみが強いと感じた。主人公と友人二人の三人での活動から始まり、どんどん仲間が増え、最終的には9人のメンバーが集まる。ちゃんと一人一人にアイドルを始めるまでの背景や想いがある感じが見ごたえにつながっていると感じた。

5.『ラブライブ!2期』アニメ 全13話
〈あらすじ〉4.の続編。μ'sの活躍により入学希望者が増え廃校を免れた音ノ木坂学院。新学期より穂乃果が生徒会長となり、海未とことりも生徒会の一員となって活動を始める。そんな中、「ラブライブ!」がもう一度開催されるというニュースが9人のもとに舞い込んでくる。3年生にとって最後となる「ラブライブ!」で、優勝を決意する穂乃果達。第1期から続くスクールアイドルストーリーの続編。
〈印象〉一期に続いてアイドル活動をしていくメンバーだが、メンバーの学校卒業が近づき、グループとして今後どうしていくかという問題が入ってくる。学生生活という限られた時間で輝くからこそ良いのではないか。という結論に至ったのがスクールアイドルという特性ならではだなと思った。1期と2期の間は1年だったようなのでかなり短いスパンで続編えを作れたのだなという印象だった。

6.『合コンに行ったら女がいなかった話』アニメ 全12話
〈あらすじ〉同じゼミの女子・蘇芳さんに合コンに誘われた大学生の常盤は、同じく合コン初体験の友人・浅葱と萩の2人を連れて、胸を高鳴らせながら待ち合わせの居酒屋へ。女性陣が先に店に着いたことを知って、待たせてはいけないと急いで席に向うと、そこには、眩く輝くほどイケメンな3人の姿が。男6人と女0人の少し違った合コンが今始まる。
〈印象〉もともと漫画版を途中まで読んでいたのでタイトルを知っており、気になっていたので視聴。男装をしている姿がイケメンな女子三人と普通の男子三人の間で繰り広げられるラブコメディだったが、女性の方の声優をどうするのか(格好良すぎても可愛すぎても解釈不一致では?)という懸念があったものの、個人的にはいい感じに中間の雰囲気に落ち着いていたので特に解釈不一致にならずに済んだ。漫画版を途中まで読んでいたが作画はそんなに雰囲気が変わってなくてよかった。ストーリーもとてもテンポよく進んでいた印象で見やすかった。

7.『フェアリーテイル100年クエスト』アニメ 全25話
〈あらすじ〉フィオーレ王国随一で、お騒がせ魔導士ギルドとしても有名な「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」。そこに所属するナツ・ルーシィ・ハッピー・グレイ・エルザ・ウェンディ・シャルルの最強パーティーは、旅立ちの時を迎えようとしていた。目指す先は遥か北の大地・ギルティナにあるという世界最古の魔導士ギルド「魔陣の竜(マギア・ドラゴン)」。黒魔導士ゼレフや黒竜アクノロギアとの死闘を乗り越えたナツたちに、<S級クエスト>の更に上級である<100年クエスト>に挑む許可が特別に下りたのだ。<100年クエスト>は、「魔陣の竜」が創設されてから百余年、誰一人として達成できていない伝説級の難関依頼。初めての大陸の“不可思議な街”、初めて出会う“不可解な神”、そして動き出す“不気味な敵”…。心躍るナツたち「妖精の尻尾」の新たな大冒険が、幕を開ける。
〈印象〉フェアリーテイルシリーズはわたしが幼少のころからずっと続いている作品で、ずっと好きな作品なのだが、「ファイナルシリーズ」という前作が放送されてから、6年の月日が経っていたので、見始めた当初に、この人物と過去にどんなかかわりがあったのか、どんな過去でどんな設定だったのか等忘れている部分が多くモヤモヤしてずいぶん見るのを保留してしまっていたが、一番初めのシリーズの一話から思い切って見返すことにして、やっと直近まで見返しが終わったので見れた作品。とてつもなく長かったものの、見返していたときも今見ると細かい設定とか伏線の気づきとかがあって、面白かったので良作品だなと感じた。脱線したが、この「100年クエスト」シリーズはずっと追ってきた身としては面白かった。懐かしいキャラがたくさん出てきて、テンションが上がった。長期シリーズなので、今回が初めてではないが、今回は特に作画がかなり変わったという印象を受けた。しかし、崩壊というほどではないので、慣れれば気にせず見れた。

8.『アイカツ!2ndシーズン』アニメ 全51話
〈あらすじ〉新たなアイドル学校「ドリームアカデミー」の活躍により、スターライト学園は史上最大のピンチに追いやられていた。 絶対音感を持つ大型新人アイドルの「音城セイラ」、プロデューサーコースの「冴草きい」など、ドリームアカデミーから新たなライバルが続々登場。 トップアイドルの座をかけた2大学園対決が今始まる! 新たなライバルと出会い、交流を重ね、アイドル活動に打ち込むいちごやセイラたち。 アツいアイドル活動はまだまだ続きます。『アイカツ!』に続く星宮いちごが主人公の続編。
〈印象〉前回の夏休み課題の時に1期を見たのだが、それの続編。幼少期んみすでに見ているもののほぼ忘れており、今見ると気づくことも多いので視聴。アイカツシリーズは卒論で扱うことも検討しているので卒業までにできれば全部見たいと思っている。2期では1期に引き続き、星宮いちごを主人公とした物語が展開された。1期の舞台であった主人公たちの通う学園のライバル校が登場する作品になっていて、ライバル校はデザイナーコースやプロデューサーコースなどアイドル以外も養成している新しいスタイルの学校で、主人公たちが通う学園とは違う一風変わった感じのアイドルたちが多く、面白いなと思った。主人公の学校は衣装を自分で決めるセルフプロデュース型が基本であったのに対し、プロデューサーコースの設置されたライバル校ではアイドルコースのアイドルにプロデューサーコースのプロデューサーがついて衣装を決めてもらったりする様子が見られたりする。

9.『劇場版アイカツ!』アニメ 映画
〈あらすじ〉アイドル成長ストーリー特別編。ステージを通じ、ヒロインの成長と世代交代を描く。時系列的には3rdシーズンの半ば頃だと思われる。
〈印象〉3rdシーズンから主人公が移り変わり、星宮いちご→大空あかりとなるためその世代交代を描いている。そして星宮いちごがあこがれたトップアイドル神崎美月の追い越すことが2ndシーズンまでにはなしえなかったのだが、ついに追い越す様子が描かれてもいるのでトップアイドルの座という意味でも世代交代を描いていたのかもしれない。

10.『アイカツ!3rdシーズン』アニメ 全51話
〈あらすじ〉個性豊かなアイドルたちが、活躍しているアイカツ!の世界。中でも『スターライト学園』の星宮いちご、霧矢あおい、紫吹蘭は、切磋琢磨しながら成長し、いまやあらゆる場所で才能を発揮するアイドルとなった。そんな華やかな先輩たちに憧れる新人アイドル、『スターライト学園』の大空あかり。これからあかりを待ち受けるのは、新しい仲間やライバルとの出会い、そして様々なピンチとチャンス! 今ここに、あかりの汗と涙のアイカツ!がスタートする。𝟭𝘀𝘁、𝟮𝗻dシーズンから続くスターライト学園でのアイドルストーリー。主人公が「星宮いちご」から「大空あかり」へ世代交代している。
〈印象〉100話近く続いた話が急に世代交代してしまった悲しみで当時の私はこのあたりで見るのを辞めてしまったのだが、今回シリーズ通して見てみようと思っているためこれを機に視聴。主人公が交代するにあたって気づいたことは、星宮いちごは才能ありの主人公、大空あかりは才能ありというよりかは努力型の主人公という対比ができるということだった。例えば星宮いちごは入試で素晴らしいパフォーマンスを見せて見事合格、たいして大空あかりは一回入試におちてから、追加チャンスとして開催されたオーディションキャラバンで振り付けを間違えるなどしつつも審査員だった星宮いちごに何かを見出されてギリギリ合格という風に入試の合格の段階から差が見られていた。世代交代が故の対比なのか当時の主人公観の流れがあったのかなんにせよ面白いなと感じた。

11.『アイカツ!4thシーズン』アニメ 全26話
〈あらすじ〉スターライト学園のユニット・ルミナスの大空あかり、氷上スミレ、新条ひなきは、『ルミナス☆ジャパンツアー』に出発! アイカツワゴンに乗って日本中を駆け巡る彼女たちを待っているのは、ファンの笑顔や声援、そして、各地の魅力的なアイドルたち! 学園を飛び出したルミナスのアイカツ!は、新たな出会いと共に、さらにアツく盛り上がります。
〈印象〉3rdシーズンから続く「大空あかり」主人公のアイドルストーリー。私と同じ世代交代を受け入れられない組が多かったのか、何かが影響したのかわからないが平均50話くらいの構成が多いシリーズにしては短い26話という短さに少し驚いた。デザイナーとアイドルの関係やスターライトクイーンになれる主人公、ステージの失敗演出など「星宮いちご」の時にはなかった要素がたくさんあって面白かった。

12.『精霊幻想記 』アニメ 全12話
〈あらすじ〉ベルトラム王国のスラム街に暮らす7歳の少年リオは、ある日突然自分の前世、異世界の国日本の大学生天川春人としての記憶を取り戻す。混乱する中でたまたま王国の第2王女フローラの拉致事件に遭遇した彼は、成り行きで王女を救出し、その褒美として貴族の子弟が学ぶ王立学院に入学する。しかし5年後に行われた演習にて、フローラを突き飛ばしてしまった貴族子弟の失敗を擦り付けられる形で指名手配されてしまうことになり、学院内で唯一の心の拠り所だったセリアのみに別れを告げて国を出奔。そこからリオ―ハルトの、前世と今世の因果を巡る旅が始まった。
〈印象〉身内に勧められたことがあった作品。「王道の転生もの」と聞いていたので、春休みの間いろいろなアニメを見るうちに王道が見たくなって視聴。一番よくある俺強い系で周りにちやほやされるようなストーリーではなく罪を擦り付けられたりと不憫な展開も多く、いい意味で単純でなく、最後まですんなり見れる感じがあった。

13.『精霊幻想記2』アニメ 全12話
〈あらすじ〉12.の作品の続編。様々な出会いと別れを経験したリオは、両親の故郷で母を殺した宿敵への復讐を胸に誓う。数年の旅を経てシュトラール地方へと舞い戻ったリオは、望まぬ政略結婚を強いられていた恩師セリアを救出。だが、その直後、突如として出現した光の柱に導かれるようにして、彼は己が前世である天川春人の初恋の少女・綾瀬美春と衝撃的な再会を果たす。
〈印象〉前世の初恋の人と再会するも、正体を明かさないまま、第2期が終わってしまい、続きが気になるような感じに終わった。復讐したい相手との遭遇など1期よりもさらにシリアスな展開が多くなっていた印象。第三期をやることがあれば引き続き視聴したい。

14.『文豪ストレイドッグス第4シーズン』アニメ 全13話
〈あらすじ〉第1~第3から続く続編。「君たち探偵社は、国の誇りだ」ポートマフィアとの共闘のもと《死の家の鼠》が謀る「共喰い」作戦を制してから、およそ一ヶ月。武装探偵社は、安全貢献の最高勲章たる祓魔梓弓章を授かり、国を挙げて讃えられることとなった。そこへ舞い込む、政府からの緊急要請。4件にわたる若手議員の殺害事件は、六道輪廻の最高位たる天人が死の間際に表す5つの兆候に見立てられていた。武装探偵社は、残る1件を未然に防ぐべく立ち上がる。「一同全力を挙げ、凶賊の企みを阻止せよ」だがそれは、たしかに捕らえたはずの狡猾なる魔人フョードルが仕掛けた罠だった。彼らが掲げる「正義」に疑惑を抱く政府の役人。牙をむく軍警最強の特殊部隊《猟犬》。破滅への引導を渡すべく跋扈する《天人五衰》。栄光から一転、人から追われる身となった武装探偵社に次々と襲い掛かる新たな敵、そして、底なしの絶望。散り散りになる仲間たち。
〈印象〉第1〜第3と追っていた好きな作品だったので引き続き視聴。第1の時からいろいろと考えさせられることが多く見ごたえがある作品だが、頭がさえてるときにまとめてみたかったのでこれを機に視聴。過去回想に始まり、舞台は第3シーズンの続きへと変わっていく。話の展開が細かくて良かった。特に46話「蝶を夢む」という話は第1シーズンから活躍してきた味方キャラクター与謝野晶子の過去が語られる場面があって、その中で生きるということについて考えさせられたりした。けがを治す能力を持つ彼女は戦争に利用された過去を持ち、自分がいると命が軽くなる、という。この一話だけでもだいぶ考えさせられるのでボリューム満点であった。

15.『文豪ストレイドッグス第5シーズン』アニメ 全11話
〈あらすじ〉第1~第4に続く続編。天空カジノで摘発された硬貨型爆弾。その1枚が街で爆発し、混乱の中で終末が幕を開けた。卑劣なる賊の名は《武装探偵社》。《天人五衰》の張り巡らせた醜悪な罠に掛かった中島敦たちは、現実を改変する「頁」の力によって、世界中から誹りを受けるテロリスト集団へとなっていた。軍警最強の特殊部隊《猟犬》は、その身を社会へと捧げた信念と代償のもとに獲物を追い、千々に喰いちぎる。そして、その隊長・福地桜痴は、新時代のテロに対抗すべく超国家的武装警備部隊「人類軍」の蜂起を促すのだった。敦は、仲間と共にない心細さにかられながらも直走る。倒けつ転びつ、哀れなる迷い犬の走る路に希望の種は撒かれていた。探偵社の礎そのものたる福沢諭吉と江戸川乱歩、“魔人”フョードルの策謀を見極めるべく自ら監獄に収監された太宰治も、反撃の機会を伺う。《天人五衰》の目論む国家消滅まで、残された時間は6日。それまでに、彼らの手にある「頁」を奪い、まだ見ぬ首領・神威を倒すことができるのだろうか。交わる友と友、過去と現在。すべては、未来のために。
〈印象〉第4シーズンから続けて視聴。第4シーズンで勃発した事件が第5シーズンで終結しているので合わせてみるのが推奨される作品だと感じた。相変わらず、いろいろと考えさせられる場面の多い作品だったが、特に事件の終結の時に明かされる顛末には考えさせられた。敵にも事情があったんだ、、系(最近だと鬼滅の刃もそう)をみると敵側にどっぷり感情移入してしまうタイプなので、すごく考えさせられました。

16.『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ』
アニメ 全12話
〈あらすじ〉最大6人で編成された分隊同士でサバイバル・マッチを行なう《スクワッド・ジャム》。マニアックな人気があるこの大会には数多くのGGOプレイヤーたちが参加し、ある者は名声を、ある者は復讐を、そしてある者は好敵手を求め、この戦いに集い、死闘を繰り広げる。苛烈な戦いの末に幕を閉じたセカンド・スクワッド・ジャム(SJ2)(アニメ第一期のお話)から三ヵ月後の開催。ついにサード・スクワッド・ジャム(SJ3)の開催が決定。
〈印象〉ソードアートオンライン オルタナティブガンゲイルオンラインの二期。ソードアート・オンラインシリーズはずっと追ってきているが、このシリーズは特に毛色が違い主人公から変わってくる作品。作品内でオルタナティブじゃない方のキリトやシノンのことだろうなという話が出てきたりするので、世界線は多分同じだが、あんまり直接的には関係しないので、別作品のような視点で見れる作品。デスゲームから始まったソードアートオンラインシリーズは「現実に戻れないゲーム(ゲーム内で死んだらほんとに死亡)」に始まり、続くALO編でも「解放されるはずのヒロインがゲームから帰ってこない」、そしてオルタナティブの舞台であるGGO編でも「デスゲーム時代の殺人集団の一員との衝突」さらにアリシゼーション編と第一期のデスゲーム脱却後もなんだかんだシリアスめな雰囲気をどこかに残しているが、オルタナティブの今作では純粋に「遊びとしてのゲーム」を表現している感じがして一風変わって面白い。

17.『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました』アニメ 全12話
〈あらすじ〉その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。
〈印象〉漫画版を少しだけ読んだことがあり、ずっと気になっていたのでこれを機に視聴。幼い身でありながら、村を追い出された不憫な展開から始まり、どうなるんだとハラハラさせられながら。ちゃんと主人公が報われる作品で面白かった。ギリ使えるけどいらないくらいの捨てられたゴミを再利用する主人公の姿が新鮮だった。捨て場を利用している物語は現代のごみ再利用だったりだとかそういう視点があったからこそ着想された話なのかもなと思った。

18.『歴史に残る悪女になるぞ』アニメ 全13話
〈あらすじ〉ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、
大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない!と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で。はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉
〈印象〉悪役転生ものはどうにかして死亡フラグを回避するぞ、ということがまず前面に置かれるものが多い印象なのですが、この作品はどれだけすごい悪女になれるかということで主人公が奮闘するので、ちょっと変わっていて面白かった。それはもはや善行では?ということもたくさんするが、あくまで自分のためという生き様が格好いい。

19.『ONE PIECE FILM RED』アニメ 映画
〈あらすじ〉音楽の島・エレジアを舞台に、世界中を熱狂させる歌姫で赤髪のシャンクスの娘であるウタと、ルフィ率いる麦わらの一味、そしてシャンクスによる物語を描く。世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は“別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味、ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。物語は、彼女が“シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す。「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つウタ。ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る。
〈印象〉ワンピースシリーズは途中まで追っていたものの、あまりの展開の遅さにリタイアしてからだいぶ時が経っていたため、話についていけるか若干不安だったものの作中に出てくるウタの歌をよくカラオケで歌ったりしていたため、さすがに見たいなと思いこれを機に視聴。確かにルフィの知り合い風に出てくる人達の素性が分からないなどの問題は発生したものの、物語の軸にはついていけたので、面白く見れた。


20.『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rdシーズン』アニメ 全13話
〈あらすじ〉1期、2期に続く作品。東京都高度育成高等学校、それは進学率・就職率100%を誇り、毎月10 万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。 3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。そこで実施されるのは「混合合宿」と呼ばれる全学年合同で行われる特別試験。その名の通り、男女別に分かれ、必ず複数のクラスが混合するグループをいくつか作り、そのグループ単位で採点される試験である。 これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかったグループからは退学者が出るというルールに慄く一同。波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける。
〈印象〉一期二期に続く三期目の作品。若干頭を使わされる作品なので、余裕のある時に見た。個人的には最終話の一番最後が一番予想外だった。絶対くっつくことはなく適当に利用しあうだけで終わる関係だと思ってた二人がくっついたので、これから先どうなるのかなと思っている。少し打算を含む結論だったっぽいので、これから本当の恋に変わることがあるのか、ないのか、人間的にどうなるのか興味がわいた。個人的に1期から予想を超えた展開になることが多く、見ていて飽きない作品だという印象。
2025/04/16(水) 09:01 No.2096 EDIT DEL
3年 山本凜 春休み課題20作品 RES
1.『アナログ』
<あらすじ>
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」と約束する。二人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズすることを決意。しかし当日、彼女は現れなかった。
その翌週も、翌月も……。なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。ふたりだけの特別な木曜日”は、再び訪れるのか——。“大切な人に会える”
その喜びを改めて知った今だからこそ。
愛の原点を描いたラブストーリー。
<感想>
携帯を持たない2人の約束の仕方やすれ違いが、アナログな恋愛で面白いと思った。話の展開がゆっくりであるため、アナログのゆっくりと流れる時間を感じさせた。現代のようなすぐLINEでやりとりできるのも楽しいが、携帯を持たないことで会えて話ができることがより一層楽しく、大切なものになるし、なにより会うまでの時間がドキドキとワクワクで楽しみになるなと映画をみて感じた。

2.『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
<あらすじ>
京都にある大学の「ぬいぐるみサークル」。「男らしさ」や「女らしさ」というノリが苦手な大学生の七森は、そこで出会った女子大生の麦戸と心を通わせる。そんな2人と、彼らを取り巻く人びとの姿を通して、新しい時代の優しさの意味を問いただしていく。
<感想>
優しすぎる人たちの心情を繊細に描いていると思った。タイトルからやさしい感じの内容を想像していたが、思ったより重い内容であった。ぬいぐるみとしゃべる人たちの話しであるが、最終的に「人に何かを話すこと・人の話を聞くことは、人を傷つけ・人に傷つけられ得る行為であり、だからこそ対話することでしかその傷はいやせない」のだと感じた。

3.『ルックバック』
<あらすじ>
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。
しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
<感想>
約60分という映画にしては短めの作品であるが、満足感のある作品だった。京本が亡くなったあとの四コマ漫画のやりとりは感動的だった。空の色や疾走感のある動きの絵や喜びをスケール感あるカメラワークで表現しているところがとても魅力的であった。藤本の創作への衝動は京本によってであったし、京本の引きこもりから出られた理由は藤本の四コマ漫画であったことから2人の大きな繋がりを感じた。四コマ漫画で描いたように、京本が亡くならない世界線が本当であったら良かったのにと強く思った。


4.『アオのハコ』
<あらすじ>
中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。
男子バドミントン部・猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝二人になる、一つ上の女バスの先輩・鹿野千夏に恋をする。
そんなある日、進級を迎える春に二人の距離が一変しーー
青さが胸を衝く、青春部活ラブストーリー、開幕!!
<感想>
登場人物の恋愛模様がキュンとして、切ない。特に私は、好きな人には、他にずっと好きな人がいるのにそれでもまっすぐに恋を頑張るひなちゃんが大好きで、とても胸が苦しくなった。また、部活動に一生懸命励む登場人物の姿がとても眩しくて、恋と部活とまさに青春アニメであると感じた。絵がキラキラしていてとても美しい。

5.『カルテット』
<あらすじ>
ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。
<感想>
大人の恋模様が、坂本裕二の独特な雰囲気やセリフによって描かれていた。ずっと早乙女真紀が、旦那を殺したのではないかと疑ってしまう発言や行動があり、ヒヤヒヤした。私は、すずめの末っ子気質で、適当で、でも本当は色んなことを深く考えていて、優しくて明るいキャラクターが、大人の雰囲気の作品に親しみが持てる愛おしいキャラとして重要であると感じた。

6.『地味にスゴイ!校閲ガール』
<あらすじ>
おしゃれ大好き!スーパーポジティブ!河野悦子(こうのえつこ) 夢のファッション誌編集者を目指し、出版社に入社。なのに、配属されたのは・・・・超地味~な校閲部。しかし、地味な仕事でも真っ向勝負!!小説の些細な点が気になって舞台となる北海道に直行!週刊誌が追う事件の真実を確かめに現場に潜入取材!時には、矛盾点を作家に訴え内容を大幅に変更させる!校閲の仕事を超えて大暴れ!・・・あれ? この仕事、地味にスゴイ???今日も、ド派手ファッションという戦闘服に身を包み、校閲の仕事に立ち向かう!仕事って、本気でやれば、超・おもしろい!これは、夢を叶えた人にも、まだ叶えていない人にもエールを送るお仕事ドラマです。
<感想>
何年も夢見ていたファッション編集者ではない校閲という仕事に配属になっても、主人公の前向きで何事にも全力で本気な姿に心打たれた。興味のなかった夢とは全く違う仕事に全力で取り組み、一人一人に向き合い、自分にもまっすぐな主人公に私自身元気をもらうことができた。

7.『わたし、定時で帰ります』
<あらすじ>
主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。
過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。
行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。
だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。
ワーカホリックの結衣の元婚約者、会社に住み着く非効率男、辞めたがりの新人男子、仕事命の皆勤賞女、双子を育てるワーキングマザー、そして悪気なくブラック発言を連発する部長。
彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか──?
<感想>
上司と後輩の板挟みの立ち位置にいる主人公が抱える悩みは、多くの観る人に共感される内容であるのだろうなと思った。仕事とプライベートのバランスや上司と部下の関係、組織の中の自分の役割など、会社で働くうえでの悩みとそれに対して主人公が悩みながらがんばる姿が面白い。



8.『星降る夜に』
<あらすじ>
のどかな海街に佇む「マロニエ産婦人科医院」に勤める雪宮鈴はある日、息抜きで訪れたキャンプ場で聴覚障害者で遺品整理士として働いている柊一星と運命的な出会いを果たす。 障害を抱えながらも人生を謳歌している一星に対し、誰にも弱音を言えず、孤独な生活を送っていた鈴の心は、彼との出会いを通してどんどん明るくなっていった。
<感想>
産婦人科と耳の聞こえない遺品整理士の恋愛がとても美しく描かれていた。遺品整理士という仕事を私は知らなかったが、必要性やどんな仕事かを知ることができた。鈴の自分の知らないことに対して寛容で、知ろうと努力する姿を見習いたいと思った。

9.『薬屋のひとりごと』
<あらすじ>
医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫は、薬草採取に出かけた森で人攫いにあって後宮に下女として売られてしまう。年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりだったが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることとなる。
やがて発生した寵ひめの失踪事件は、猫猫を巻き込み国家転覆計画に広がっていく。そして、明らかになる壬氏の正体。二人の関係は微妙に変化していく。
<感想>
後宮が舞台で、楊貴妃がいた時代のような美しい衣服や花街がとても美しい。絵が美しいので、より伝統衣装の繊細さや、壬氏や姫たちの容貌が際立ち綺麗であると感じた。主人公が薬屋として事件を解決していき、その事件の内容も事件毎に終わるのではなく繋がりがあって物語性があり面白いと思った。

10.『君に届け』
<あらすじ>
舞台は北海道。北幌高校に入学した黒沼爽子は性格は良いが、見た目が暗く、長い黒髪のせいで周囲からは「貞子」と呼ばれて恐れられ、クラスに全く馴染めないでいた。しかし、自身とは対照的な、爽やかで、学年で男女問わず人気者で、噂を全く気にしないクラスメイトの風早翔太と親しくなった事をきっかけに、友情・恋愛・進路などを通して爽子は成長していく。そんな爽子を中心とした登場人物それぞれの高校生活3年間の青春模様を描く。
<感想>
黒沼爽子の純粋な気持ちに素直に応援したくなる。風早翔太の圧倒的主人公男子な感じがとても素敵で、明るくて誰にも優しく、爽やかで黒沼爽子を一途に思う姿がとても素敵である。また、私は爽子の友達のあやねとちづるの、友達に対しての温かさと愛情深さがとても好きで、3人の関係をとても羨ましく思った。この漫画は平成の元気で明るい雰囲気が伝わるし、スマホではなくガラケーのメアド交換や電話でのやりとりがとても好きである。また、爽子のライバルの胡桃沢梅も恋にまっすぐで負けヒロインの中で1番好きなキャラクターである。

11.『運命の人』
<あらすじ>
高校を卒業した爽子たち。くるみの前に“運命の人”が──!?
高校卒業後、同じ大学に進学したくるみと爽子。気乗りしない合コンに爽子を誘って参加したくるみですがそこでおかしな男に絡まれてしまいます。そんなピンチを救ってくれたのは「えーじお兄ちゃん」。どうやら爽子のイトコらしいのですが…。
<感想>
『君に届け』の番外編。爽子のライバルであった胡桃沢梅が主人公であり、この作品では爽子に依存してしまうほど2人が仲良くなり、2人の素敵な友情と、胡桃沢の新しい恋が描かれていてとても素敵である。『CRAZY FOR YOU』の当て馬の赤星栄治と『君に届け』の負けヒロインの胡桃沢梅の2人は、大好きな2人だったのでこの2人が結ばれて幸せになったことが、私にとってとても幸せであった。

12.『明日は誰かの彼女』
<あらすじ>
様々な思いを持つ5人の女性たちが各章で主人公となり物語が進む。それぞれにコンプレックスや悩みを抱え、もがきながらもそれを克服しようとした先にあるのはー。
<感想>
「レンタル彼女」、「パパ活」、「整形」、「ホスト」という今の女性についてかなりリアルに描いている作品であると思った。母親のネグレクトやパパ活などナイーブな問題を題材にした漫画をあまり見たことがなかったので、とても新鮮で面白かった。それぞれ闇を持つ彼女たちが、幸せを心から感じられるよう応援しながら読んでいた。

13.『宇宙を駆けるよだか』
<あらすじ>
火賀俊平、水本公史郎、小日向あゆみの 3 人は仲の良い幼馴染。 大好きな公史郎から告白され、つき合うことになったあゆみは、初デートの日、醜い容姿のクラスメイト・然子と体が入れ替わってしまう。入れ替わったことを誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだが、あゆみに想いを寄せる火賀が、いち早く 2 人の入れ替わりに気付く。 火賀に支えられ、あゆみは元に戻る方法を探るが…。
<感想>
何よりも火賀くんがかっこいい作品だった。好きな子の見た目ではなく、中身をまっすぐ見ていて、全力で守る姿はとてもかっこいい。入れ替わりということで、ヒロイン2人の入れ替わった後の演技力がとても自然で、どちらがどちらなのか観ていてわからなくなってしまうぐらい素晴らしかった。

     

14.『山田くんとLv999の恋をする』
<あらすじ>
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまうというサイアクな出来事に直面した女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた木之下茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだったー。
ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、「興味はないすね」とと、そっけなく返されてしまう。だが、きれいになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再びその言葉を耳にする。
それが”山田”との運命的な出会いだったー!
<感想>
山田のクールで人に全く興味がないのに、茜に対しての気持ちがとてもキュンキュンする。明るくて、お人好しで頑張りすぎちゃう茜がとても可愛い。2人が2人のペースでお互いを想いあっていく感じがとても素敵だなと思った。


15.『Mother 』
<あらすじ>
主演は松雪泰子。その他、山本耕史や芦田愛菜などが出演している。母性をテーマに、様々な視点から母親について描かれている作品である。小学校教諭の鈴原奈緒は、ある日教え子の道木怜南が極寒の中でゴミ袋に入れられ、捨てられているのを発見する。それをきっかけに、奈緒は怜南の母親になることを決意し、彼女を誘拐した。そして奈緒は怜南の母親になることで、女性として人間として成長していくのだった。
<感想>
この作品は、現代を生きる「女性たち」の物語で、軸になるのは「母性」であると感じた。鈴原奈緒は冷めた女性のように物語序盤ではみえるが、道木怜南と出会い、奥底にあった母性を発見し、人間として成長していったのだと思った。女性が、女の生き方や幸せについて考え、自信を持ち、前向きに生きていこうとするような気持ちになるドラマであった。



16.『グッド・ドクター』
<あらすじ>
先天的に自閉症スペクトラム障がいでありながら、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の新堂湊(山崎賢人)は、兄からたゆみなく愛を注がれて少年時代を過ごした。湊は、兄とのとある出来事から、町の診療所の医師・司賀明(柄本明)と出会い、小児外科医になりたいと思うように。成長した湊は、驚異的な記憶力で、医学部を首席で卒業し、医師国家試験にも合格。そして、大きな病院の院長となった司賀から、自身の病院の小児外科でレジデント(後期研修医)として働かないかと声をかけられる。こうして、小児外科で働くことになった湊だったが、院内ではトラブルばかり起こしてしまい…。
すべての子どもが、大人になれますように―。
<感想>
主人公の湊の子どもに寄り添う姿と素直さや純粋さに感動した。「すべての子どもが、大人になれますように」この言葉が少しでも多く叶うと良いなとドラマをみて強く思った。


17.『余命10年』
<あらすじ>
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間……。彼らが最後に選んだ道とは?
<感想>
余命10年の茉莉が生きたいと本音を母親に泣いて言うところで涙した。余命があるからと特別なことはせずに、日常を送ろうとする姿を尊く思った。また、四季の描写を多く取り入れることによって心理描写や月日が経つ重みをより強く感じた。


18.『今日から俺は!!』
<あらすじ>
「ツッパリ」全盛期だった1980年代初頭を舞台に、自由奔放、ワガママ、悪知恵は天下一品という主人公の概念をぶち壊した三橋(賀来賢人)や相棒の伊藤(伊藤健太郎)、そしてライバルたちと繰り広げるどうしようもなくバカでぶっ飛んだヤンキーコメディ。
<感想>
コメディ要素がたくさんあって面白かった。1980年代の髪型や服装が面白いし、ヤンキーのバカさと自由奔放さに観ているこちらが元気になる作品であると思った。


19.『3年A組ー今から皆さん、人質ですー』
<あらすじ>
卒業まで残り10日ー。生徒たちの高校生活は平穏に幕を閉じる・・・はずだった。だが、教師はその日、担当生徒29人を集めて、突然こう告げた。「今から皆さんは人質です」
<感想>
SNSが当たり前の生活になった現代の若者に必要なメッセージ性の強い作品だと思った。匿名であることを良いことにアンチなどをして、人を死に追いやるということが起きている今、言葉の暴力について考えさせられる。

20.『家政婦のミタ』
<あらすじ>
朝もやに包まれるベットタウンに佇む一人の女。家政婦の三田。 彼女が派遣された阿須田家は、突然の事故で母を失い、男ヤモメの父が4人の子供と生活を始めていた。 母の四十九日が過ぎた、ある朝、仏壇と共にやってきた家政婦・三田はニコリともせず言われた家事を黙々とこなすミステリアスな存在。 やがて、家庭に内在した問題が浮き彫りになり、家族がバラバラになりかけた時、三田の想像を絶する行動が始まった…。
<感想>
笑顔を一切みせない家政婦だが、本当は誰よりも愛情が深い人であり、バラバラになった家族にとって必要不可欠な家族を繋げる存在であるミタの過去と笑わなくなった理由がとても悲しかった。それぞれどん底にいた家族とミタがお互いに助け合い、前を向いて生きていこうとなったところに感動した。
2025/04/16(水) 08:26 No.2095 EDIT DEL
4年 加藤一花 春休み課題11~20 RES
11.『アンナチュラル』
脚本/野木亜紀子 監督/塚原あゆ子
あらすじ
「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明する法医学ミステリー。

人物の対比を意識して描かれているというイメージのある作品であった。印象的なものだと、第4話のお金がないながらもそこに愛と幸せを感じる家庭と、お金はあるがそこに愛は感じられないお金で作り上げられたその場の楽しさ、その両者が交互に映されるシーン。第8話だと、遺骨となって元の居場所に戻れた女性と、実家に居場所をなくした六郎。生と死以外にも、温かみのあるもの、ないものの対比が特段意識していなくても感じ取れるようになっている。
それと、追っている事件のヒントが描写されるシーンではほぼ必ずダイスを転がしたような音がなるため、視聴者は覚えておくべき大事な証拠を忘れることなく、事件が解決した後に見返すことなく見進められるのはありがたい配慮であるなと感じた。


12.『MIU404』
脚本/野木亜紀子 監督/塚原あゆ子
あらすじ
2019年4月、警視庁における働き方改革の一環として刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)の第4機動捜査隊(通称・4機捜)が増設される。同隊長の桔梗ゆづるに招集された志摩一未、旧知のベテラン刑事陣馬耕平とバディを組むはずが、上層部の意向でキャリア組の新人・九重世人が急遽4機捜の隊員となったため、候補段階で一旦落とされていた伊吹藍と組むことになる。破天荒で警察官としての常識に欠けるが、機捜の任務を「誰かが最悪の事態になる前に止められる良い仕事」だと話す伊吹に心を動かされた志摩は、彼と共に任務を続ける。

刑事ものではあるものの、機動捜査隊というこのドラマで初めて存在を知った人も多いであろう組織が題材となっている点が新鮮であった。一般的な刑事ドラマとは異なり、機捜は身軽で堅苦しい会議の時間なども基本的にはないため、普段刑事ものを見ない人でもとっつきやすい作品であると感じた。


13.『VIVANT』
監督/ 福澤克雄
あらすじ
大手商社に勤める主人公が、中央アジアのバルカ共和国で誤送金事件の損失を取り返すため、さまざまな困難に立ち向かうアドベンチャードラマ。

映画やドラマ、小説など物語が飽和している状況において、常に視聴者の想定外の話を用意するというのはとても難しいことだと感じているが、この作品はまさに想定外の連続であった。想定外のことが起こり続けることに加えて序盤では意味深だった発言も真相が明らかになるという気持ちよさが合わさってついつい見てしまう作品だと思う。


14.『不適切にもほどがある』
脚本/宮藤官九郎
あらすじ
男手一つで娘を育てる父親が、1986年から2024年に突然タイムスリップ。 昭和のダメおやじの"不適切"発言が令和の停滞した空気をかき回す、意識低い系コメディ。

昭和の、ハラスメントが当たり前だった時代が悪、現在の、多様性を認め様々なことに配慮する時代が善だと二分化するのでなく、どちらにもいい面、悪い面があるのだというメッセージ性を感じた。どちらの時代もいい面悪い面があり、今をより良い時代にするにはどうすればいいのかと考えさせられる作品であった。


15.『正体』(映画)
原作/染井為人 監督/藤井道人 
あらすじ
一家惨殺事件を起こし、死刑判決を受けた鏑木が脱走した。鏑木の取り調べを行った刑事・又貫を中心に、警察が総力をあげて捜索するも鏑木の行方は掴めないまま。鏑木は姿を変え、あらゆる場所に潜伏していた。大阪府住之江区では工事現場の従業員、東京都新宿区ではフリーのWebライター、長野県諏訪市では介護老人ホームの社員。さまざまな場所で姿を変え、間一髪で警察から逃れる鏑木。彼は、それぞれの場所で自分を信じてくれる人と出会い、必死の逃亡を繰り返す。鏑木には、ある目的があったのだ。

情けは人の為ならずを体現した作品だと感じた。主人公はなにも恩を売ろうと人々に優しくしていたのではなく、それは彼自身の性格からきているものだったろう。しかし結果としてその優しさが、人々に信じる心を与えて、無罪判決という結末に辿り着いた。人々への見返りのない優しさが、最終的に自分のためになったのである。


16.『あなたの番です 劇場版』(映画)
監督/佐久間紀佳 脚本/福原充則
あらすじ
都内のマンションに引っ越し、平穏な日々を送っていた菜奈と翔太。2年が経ち、ついに晴れて結婚が決まった2人は、マンションの住人たちを招待して、船上ウェディングパーティを開催する。一行を乗せ賑やかに港を出たクルーズ船だったが、その船内で次々と謎の連続殺人事件が発生していく。

ドラマとは違う世界軸での話ではあるが、登場人物の本質的な部分は同じであるためどうしてもドラマ版で犯人だった人間を怪しんでしまう、という思考を逆手にとった内容であった。もちろんドラマ版を見たことない人でも楽しめるが、ドラマ版を視聴した上でみると、誰が怪しいかの予想もしづらくなりより楽しめる作品であると感じた。


17.『カイジ 人生逆転ゲーム』(映画)
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
26歳のフリーター・カイジは、友人の借金の保証人となり、多額の債務を抱えてしまう。金融会社の女社長は彼に、一夜にして大金を手にできる豪華客船の存在を告げる。その船の中では、命を懸けたゲームが行われていた。

この作品は、生死をかけたギャンブルという非日常的な世界での話である。誰だってカイジのような状況には陥りたくないが、あくまでフィクションでありノーリスクでひりつきを擬似体験できるという点が人々を魅了しているのだと感じた。


18.『カイジ2 人生奪還ゲーム』(映画)
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
命がけのゲームを勝ち抜き、かつて背負った多額の借金を帳消しにしながら、1年ともたず再び借金まみれの生活を送るカイジ。再逆転を狙い、勝てば10億円を稼げるギャンブルマシーン「沼」に挑むが、それを取り仕切っていたのは、カイジの因縁の男だった。

この作品は、カイジの人柄によって物語の結末を覆したという印象が強かった。前作の『カイジ 人生逆転ゲーム』ではカイジの戦略的な面でゲームを乗り切ったが、今作では戦略だけでは超えられない壁が登場する。戦略で乗り切る前作と、戦略を練った上で壁にぶつかりその人柄によって乗り越える今作、という差別化がされていたように思う。


19.『カイジ ファイナルゲーム』
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
派遣会社からバカにされ、少ない給料で自堕落な生活を送るカイジは、ある日、帝愛グループ企業の社長に出世した大槻と再会。 大槻から、金を持て余した老人が主催する「バベルの塔」という、一獲千金のチャンスを含んだイベントの存在を知らされ……。

作品序盤にあった「バベルの塔」のゲームでは、大金が物理的に高い場所にある=お金こそが力というこの世界での常識をつきつけられている気がした。貧しいものが現状を脱するためには“下から這い上がるしかない”という構図も意図的に表しているのではないだろうか。


20.『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
原作/米澤穂信 監督/中田秀夫
あらすじ
「ある人文科学的実験の被験者」になり、7日24時間監視付きで隔離生活するだけで時給11万2000円がもらえるという募集に釣られ、何も知らずに「暗鬼館」に集った年齢も性別も様々な12人の男女。実験内容は、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う、殺人ゲームだった。

関水美夜が殺人を犯した理由が“怖かったから”というのがとても引っかかった。これはただたんに小説から映画にするにあたりその詳細を説明する尺が足りなかったのか、それとも疑心暗鬼にならざるを得ない状況に、引き金が軽くなったのか、そのどちらかによってだいぶ意味合いが変わってくると思う。作品の後半で、息子が待っているという事実が明かされたがお金が必要だという言及はなかった、つまり無理に人を殺す必要がなかったのである。そのことを鑑みるに、彼女は精神的に混乱状態になっていたために引き金が軽くなってしまったのではないかと感じた。
2025/04/16(水) 03:01 No.2094 EDIT DEL
4年 加藤一花 春休み課題1~10 RES
1.『コードギアス 反逆のルルーシュ』
監督/谷口悟朗 脚本/大河内一楼
あらすじ
ブリタニア帝国に占領された日本。人を操る能力・ギアスを手にいれたルルーシュが世界を壊そうとする一方、ナイトメアフレームを操り、世界に理想と真実を求めるスザク。2人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがすうねりとなっていく。

『コードギアス 反逆のルルーシュR2』と合わせて記載。


2.『コードギアス 反逆のルルーシュR2』
監督/谷口悟朗 脚本/大河内一楼
あらすじ
『コードギアス 反逆のルルーシュ』の続編

この作品はその世界観も魅力的であるが、なにより人間の感情が細かい部分まで再現されている点に魅力を感じた。私がいままでみてきた作品は、本編に登場回数の少ないわき役のキャラクターの感情が大衆の意見に流されその中の一部になってしまうことが多かった。主人公たちの味方にしても、敵にしても、常に大多数の安全圏からなにかしらガヤを入れている印象が強い。しかしながらこの作品では大多数の意見とは違う意見をもつわき役が登場し、大衆に流されず自分の意見をもっていた。これは一例に過ぎないが、登場回数が少ないわき役でもその名前やどのような人間なのかを覚えていられるほどにはキャラクター一人一人に感情があったと思う。


3.『僕のヒーローアカデミア』(漫画)
作者/堀越耕平
あらすじ
総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持ち、その“個性”によって社会を守る“ヒーロー”という存在が確立された世界。 緑谷出久はヒーローになることを夢見て、多くのヒーローを輩出する名門・雄英高校ヒーロー科入学を目指していた。

見た目や性格の面で個性の強いキャラクターたち、ストーリー構成の美しさ、戦闘シーンでの絵の躍動感、といった様々な要素が掛け合わさった結果魅力的な作品になったのだと思う。特にストーリー構成の美しさについていえば、近年有名作品の終わり方が微妙だと物議を醸し出していたという状況であったため、ストーリーの終わり方の納得度合いがより際立って見えたように感じた。


4.『推しの子』(漫画)
原作・原案/赤坂アカ 作画/横槍メンゴ
あらすじ
前世の記憶を持ったまま、伝説のアイドル・アイの子ども“推しの子”として転生した双子のアクアとルビー。アイの死の真相を追い求め、母の復讐を誓う兄アクアと母のようなアイドルになることを目指す妹ルビーは芸能界に身を投じ、その光と影に飲み込まれていく。

一見、キラキラアイドルものだと感じるような作品なだけに、そのギャップがつかみとしてはうまく機能しているなと感じた。普通に生活していれば知ることのない芸能界の裏話やゴシップネタを現実と照らし合わせてみることで、一般の人への注意喚起を兼ねた何らかのメッセージを発信しているのだと感じた話がいくつもあった。


5.『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(映画)
原作/堀越耕平 監督/岡村天斎 
あらすじ
出久たちが雄英高校2年目の春、ヒーローとヴィランの全面戦争が勃発し、出久は恐るべき力を得た死柄木弔と激闘を繰り広げる。死柄木の撤退により戦いは一旦の終結を迎えたものの、日本各地の刑務所から脱獄したヴィランたちによって社会は荒廃していく。そんな中、突如として謎の巨大要塞が現れ、街や人々を飲み込んでしまう。そして出久たちの前に、見た目はオールマイトにそっくりだが真逆の信念を持つ敵・ダークマイトが立ちはだかる。


新たなヴィランであるダークマイトの出現、ジュリオとアンナの関係性や事情、劇場版ならではの本編ではあまりみられないメインキャラ3人による共闘など、映画にするには情報を詰めすぎているのではないかと感じた。ダークマイトとの戦闘、ジュリオとアンナの関係性、どちらかだけでも十分濃い話であっただけに、それぞれの要素をもう少し掘り下げてみてみたかったと感じた。

6.『アンダーニンジャ』(映画)
原作/ 花沢健吾 監督/福田雄一
あらすじ
太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織は、紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。 その数は約20万人といわれ、忍者は現在も日本に存在している。 しかし、末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。

ギャグシーンは物語の本筋とは交わらず別個で面白いと感じたが、物語全体を通して見ると、原作を知っている人向けの映画であるように思った。特に最終盤のシーンにて生死不明の主人公にそっくりな別人が登場するが、名前だけ名乗り、彼が何者なのか、主人公との関係はなんなのか、何もかも不明なまま物語が終わってしまった。原作を知らない人間からすると、映画の終わり方的に謎を残してしまうため、後に残る印象としてあまりいいイメージではなかった。


7.『アンダーニンジャ』(アニメ)
監督/桑原智 原作/花沢健吾
あらすじ
『アンダーニンジャ』(映画)と同じ

映画版を観た後だとある程度の内容がすんなり入ってくるのだが、アニメから入った人は時系列が混ざり混乱しやすい進め方であるなと感じた。そのため映画版では時系列的にわかりやすくなるよう工夫されていたのだと感じることができた。


8.『涙の女王』
脚本/パク·ジウン  監督/チャン·ヨンウ、キム·ヒウォン
あらすじ
財閥クィーンズグループの3代目で、クィーンズデパートの社長ホン・ヘインと結婚した、ソウル大学法学部出身の頭脳明晰な弁護士ペク・ヒョヌ。財閥令嬢と平凡な社員のカップルは“世紀の結婚”と呼ばれ、財閥家の婿になりグループの法務理事の座に就いたヒョヌは、周りからは勝ち組と見られていたが、結婚して3年、執事のように扱き使われ、冷淡で自己中なヘインとの生活にうんざりしていた。ある夜、意を決して離婚を切り出そうとしたヒョヌは、先にヘインから余命3か月と告白されてしまう……。

言葉に表れない仕草の細かい部分まで作り込まれており、そこから人々の成長を感じることができる作品であった。自転車に乗れなかったはずの次男が大事な場面で普通に自転車を乗りこなせるようになったり、すぐ手がでてしまっていた叔母さんも、対話から始まるようになっていたりなど、ドラマとしては描かれていない空白のシーンを想像させるような演出があった。どんなに些細な、日常シーンのうちの一つともとれるようなやり取りでも、のちのストーリーに繋がってくるということがあるのでどのシーンも目が離せない作品だと感じた。


9.『ミステリと言う勿れ』(映画)
原作/田村由美 監督/松山博昭
あらすじ
大学生の久能整は、たまたま訪れていた広島でとある一族の遺産相続争いに巻き込まれてしまう。やがて彼は、一族の闇の歴史に秘められた謎を解き明かしていくことになる。

ミステリー作品はその性質上、大抵主人公サイドに感情移入してしまうため犯人に腹が立ってしまうなど感情的になってしまう側面があるのだが、この作品は主人公が冷静である分、みているこちらも冷静に楽しむことができるものになっているのではないかと思う。物語内で起こった出来事をより客観的に見ることができるため、感情的に不快になりづらいことに加え、自身も探偵的立場から考察しやすいなと感じる。そのことに加え途中退場の死者が出ず、生々しい表現もないため、ミステリーにしては見やすい作品であると思う。


10.『地面師たち』
監督・脚本/大根仁
あらすじ
再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海はハリソン山中と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子、「法律屋」の後藤らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査...果たして 100 億円詐欺は成功するのか?

人間の欲深さがよく描かれている作品だと感じた。お金、土地、地位など、絶対に手に入れたいものを前に100%冷静に客観的な立場で考えてみるというのは難しいことであり、その心理をついた犯罪なのだと思った。地面師詐欺とは現実でも起こったことのある詐欺だということで、騙される側は以外と冷静になれていないということを世に伝える意図もあるのかもしれないと思った。
2025/04/16(水) 02:58 No.2093 EDIT DEL
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