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4年 加藤一花 春休み課題11~20 RES
11.『アンナチュラル』
脚本/野木亜紀子 監督/塚原あゆ子
あらすじ
「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明する法医学ミステリー。

人物の対比を意識して描かれているというイメージのある作品であった。印象的なものだと、第4話のお金がないながらもそこに愛と幸せを感じる家庭と、お金はあるがそこに愛は感じられないお金で作り上げられたその場の楽しさ、その両者が交互に映されるシーン。第8話だと、遺骨となって元の居場所に戻れた女性と、実家に居場所をなくした六郎。生と死以外にも、温かみのあるもの、ないものの対比が特段意識していなくても感じ取れるようになっている。
それと、追っている事件のヒントが描写されるシーンではほぼ必ずダイスを転がしたような音がなるため、視聴者は覚えておくべき大事な証拠を忘れることなく、事件が解決した後に見返すことなく見進められるのはありがたい配慮であるなと感じた。


12.『MIU404』
脚本/野木亜紀子 監督/塚原あゆ子
あらすじ
2019年4月、警視庁における働き方改革の一環として刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)の第4機動捜査隊(通称・4機捜)が増設される。同隊長の桔梗ゆづるに招集された志摩一未、旧知のベテラン刑事陣馬耕平とバディを組むはずが、上層部の意向でキャリア組の新人・九重世人が急遽4機捜の隊員となったため、候補段階で一旦落とされていた伊吹藍と組むことになる。破天荒で警察官としての常識に欠けるが、機捜の任務を「誰かが最悪の事態になる前に止められる良い仕事」だと話す伊吹に心を動かされた志摩は、彼と共に任務を続ける。

刑事ものではあるものの、機動捜査隊というこのドラマで初めて存在を知った人も多いであろう組織が題材となっている点が新鮮であった。一般的な刑事ドラマとは異なり、機捜は身軽で堅苦しい会議の時間なども基本的にはないため、普段刑事ものを見ない人でもとっつきやすい作品であると感じた。


13.『VIVANT』
監督/ 福澤克雄
あらすじ
大手商社に勤める主人公が、中央アジアのバルカ共和国で誤送金事件の損失を取り返すため、さまざまな困難に立ち向かうアドベンチャードラマ。

映画やドラマ、小説など物語が飽和している状況において、常に視聴者の想定外の話を用意するというのはとても難しいことだと感じているが、この作品はまさに想定外の連続であった。想定外のことが起こり続けることに加えて序盤では意味深だった発言も真相が明らかになるという気持ちよさが合わさってついつい見てしまう作品だと思う。


14.『不適切にもほどがある』
脚本/宮藤官九郎
あらすじ
男手一つで娘を育てる父親が、1986年から2024年に突然タイムスリップ。 昭和のダメおやじの"不適切"発言が令和の停滞した空気をかき回す、意識低い系コメディ。

昭和の、ハラスメントが当たり前だった時代が悪、現在の、多様性を認め様々なことに配慮する時代が善だと二分化するのでなく、どちらにもいい面、悪い面があるのだというメッセージ性を感じた。どちらの時代もいい面悪い面があり、今をより良い時代にするにはどうすればいいのかと考えさせられる作品であった。


15.『正体』(映画)
原作/染井為人 監督/藤井道人 
あらすじ
一家惨殺事件を起こし、死刑判決を受けた鏑木が脱走した。鏑木の取り調べを行った刑事・又貫を中心に、警察が総力をあげて捜索するも鏑木の行方は掴めないまま。鏑木は姿を変え、あらゆる場所に潜伏していた。大阪府住之江区では工事現場の従業員、東京都新宿区ではフリーのWebライター、長野県諏訪市では介護老人ホームの社員。さまざまな場所で姿を変え、間一髪で警察から逃れる鏑木。彼は、それぞれの場所で自分を信じてくれる人と出会い、必死の逃亡を繰り返す。鏑木には、ある目的があったのだ。

情けは人の為ならずを体現した作品だと感じた。主人公はなにも恩を売ろうと人々に優しくしていたのではなく、それは彼自身の性格からきているものだったろう。しかし結果としてその優しさが、人々に信じる心を与えて、無罪判決という結末に辿り着いた。人々への見返りのない優しさが、最終的に自分のためになったのである。


16.『あなたの番です 劇場版』(映画)
監督/佐久間紀佳 脚本/福原充則
あらすじ
都内のマンションに引っ越し、平穏な日々を送っていた菜奈と翔太。2年が経ち、ついに晴れて結婚が決まった2人は、マンションの住人たちを招待して、船上ウェディングパーティを開催する。一行を乗せ賑やかに港を出たクルーズ船だったが、その船内で次々と謎の連続殺人事件が発生していく。

ドラマとは違う世界軸での話ではあるが、登場人物の本質的な部分は同じであるためどうしてもドラマ版で犯人だった人間を怪しんでしまう、という思考を逆手にとった内容であった。もちろんドラマ版を見たことない人でも楽しめるが、ドラマ版を視聴した上でみると、誰が怪しいかの予想もしづらくなりより楽しめる作品であると感じた。


17.『カイジ 人生逆転ゲーム』(映画)
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
26歳のフリーター・カイジは、友人の借金の保証人となり、多額の債務を抱えてしまう。金融会社の女社長は彼に、一夜にして大金を手にできる豪華客船の存在を告げる。その船の中では、命を懸けたゲームが行われていた。

この作品は、生死をかけたギャンブルという非日常的な世界での話である。誰だってカイジのような状況には陥りたくないが、あくまでフィクションでありノーリスクでひりつきを擬似体験できるという点が人々を魅了しているのだと感じた。


18.『カイジ2 人生奪還ゲーム』(映画)
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
命がけのゲームを勝ち抜き、かつて背負った多額の借金を帳消しにしながら、1年ともたず再び借金まみれの生活を送るカイジ。再逆転を狙い、勝てば10億円を稼げるギャンブルマシーン「沼」に挑むが、それを取り仕切っていたのは、カイジの因縁の男だった。

この作品は、カイジの人柄によって物語の結末を覆したという印象が強かった。前作の『カイジ 人生逆転ゲーム』ではカイジの戦略的な面でゲームを乗り切ったが、今作では戦略だけでは超えられない壁が登場する。戦略で乗り切る前作と、戦略を練った上で壁にぶつかりその人柄によって乗り越える今作、という差別化がされていたように思う。


19.『カイジ ファイナルゲーム』
原作/福本伸行 監督/佐藤東弥
あらすじ
派遣会社からバカにされ、少ない給料で自堕落な生活を送るカイジは、ある日、帝愛グループ企業の社長に出世した大槻と再会。 大槻から、金を持て余した老人が主催する「バベルの塔」という、一獲千金のチャンスを含んだイベントの存在を知らされ……。

作品序盤にあった「バベルの塔」のゲームでは、大金が物理的に高い場所にある=お金こそが力というこの世界での常識をつきつけられている気がした。貧しいものが現状を脱するためには“下から這い上がるしかない”という構図も意図的に表しているのではないだろうか。


20.『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
原作/米澤穂信 監督/中田秀夫
あらすじ
「ある人文科学的実験の被験者」になり、7日24時間監視付きで隔離生活するだけで時給11万2000円がもらえるという募集に釣られ、何も知らずに「暗鬼館」に集った年齢も性別も様々な12人の男女。実験内容は、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う、殺人ゲームだった。

関水美夜が殺人を犯した理由が“怖かったから”というのがとても引っかかった。これはただたんに小説から映画にするにあたりその詳細を説明する尺が足りなかったのか、それとも疑心暗鬼にならざるを得ない状況に、引き金が軽くなったのか、そのどちらかによってだいぶ意味合いが変わってくると思う。作品の後半で、息子が待っているという事実が明かされたがお金が必要だという言及はなかった、つまり無理に人を殺す必要がなかったのである。そのことを鑑みるに、彼女は精神的に混乱状態になっていたために引き金が軽くなってしまったのではないかと感じた。
2025/04/16(水) 03:01 No.2094 EDIT DEL
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