NEW CONTRIBUTION FORM
2年 福島
RES
夏休み課題2~10
002.『タイタニック』(洋画)
[監督]ジェームズ・キャメロン[公開]1997年
1912年当時「沈まない船」と言われた豪華客船タイタニック号が沈没してから、84年が経った現在。タイタニックとともに沈んだとされる最高峰のダイアモンド「碧洋のハート」を探すため、ブロック・ロベットらは深海のタイタニックの調査を行なっていた。調査の様子をテレビで報じると、一人の老女が名乗りをあげ、ロベットらにあの豪華客船で起こった少年との知られざる話を語り始める。
印象的で感動的なシーンがいくつもある中で、必然的に気になった部分が女性の立場の問題だ。1997年公開で20年以上も前のことのため制作陣の意図があるのかないのか、またどのような立場をとっているのかも知らないのだが、中盤のローズと母親が2人で話すシーンには女性の劣った立場を強調しているように感じる一方で、救助ボートには子供女性を優先させている。この映画を鑑賞し終えたあと、モデルとなったタイタニック号の沈没事件について軽く調べたが、後者はある程度事実談によるものらしいため性的な問題点で着目してよいのか首をひねるところだ。この問題を読み解くには1900年代初期、1900年代末期、そして現代を比較していかなければならないと思った。
003.「まじめが肝心」『サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇』(小説)
[作者]オスカー・ワイルド [訳]西村孝次 [発行所]新潮社 [制作日付]2018年8月5日53刷
田舎に住む裕福な男が、架空の弟を訪ねる名目で何度もロンドンに遊びに出掛けていた。彼の名前を愛する女と恋に落ちることで始まるドタバタを描く風刺喜劇。
初めて戯曲というものを読んだ。読みづらいのではないかと危惧していたのだが、全くそんなことなかった。舞台の設定を現実世界とあべこべにすることで喜劇を成り立たせるオスカー・ワイルドの手法は斬新で、大変面白く、また現実を改めて見直す契機ともなると感じた。
004. 『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』(アニメ映画)
[監督]湯山邦彦 [公開]2006年
サトシたちは旅の途中、「水中ポケモンショー」で有名なマリーナ一座のヒロミと出会う。'水の民'の子孫であるヒロミから「海の神殿・アクーシャに海の王冠と呼ばれる秘宝が隠されている」という伝説を聞くサトシたち。そんな中、海賊のボス・ファントムが突然すさまじい勢いで襲いかかってきた。世界征服の野望を抱くファントムは、秘宝「海の王冠」を奪うため、ヒロミたちが保護していた「蒼海の王子」と呼ばれるポケモンのタマゴを狙っていたのだ。激しい争いの中、突然強烈な光を放つタマゴの中から、ついに幻のポケモン・マナフィが誕生する…。(出典:https://www.pokemon-movie.jp/history/history2006/)
幼少期以来の2度目だったが、ストーリーはしっかりしており、感動した。ラストの黄金の糸状の波は『風の谷のナウシカ』の王蟲を想起させた。キッズ映画であることから、物騒な兵器や暴力的なシーンが一切描かれないこと、死人や怪我人を出さないところに好感を持った。
005.『マイ・ルーム』(洋画)
[監督]ジェリー・ザックス [公開]1996年
実家から遠く離れて暮らしていたリー。だが、その姉のベッシーは、寝たきりの上に痴呆症の父親と叔母の面倒を診るため、自分の人生を犠牲にしてまで実家に住み続けていた。そんなある日、リーは二人の息子を連れて、20年ぶりに実家へと戻って来る。ベッシーが白血病にかかっていることを知り、骨髄移植の検査を受けるためだった。重病に冒されながらも献身的なベッシーの姿を見て、自己中心的だった自分の生き方を改めるようになるリー。長男のハンクもまた、父親の死後、家を焼失させて精神病の施設に預けられたが、明るく介護を続けるベッシーの姿に、心を開き始める。だが、ベッシーの病状は思いの他、悪化していた……。(出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/52259/)
この映画は、病気と介護、そして死がテーマであるが、その先に家族の尊さを表現している。リーが家族の大切さに気づく過程は押し付けがましいものではなく綺麗事という感じも薄かったのでよかった。各俳優の光る演技力と日常の徒然なる日々を現実的に描いた脚本且つユーモアも忘れない、面白い映画だった。
006.『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(洋画)
[監督]ペイトン・リード [公開]2008年
「ノー」が口癖の人生に後ろ向きな男カールは、生き方を変えるために参加したセミナーで、「どんな事に対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るために唯一のルール」と教えられる。それから「イエス」を連発するようになったカールの運気は上がっていくのだが……。(出典:https://eiga.com/movie/53530/)
この映画は、結論を言ってしまうならば、“YES”と答えても“NO”と答えてもおそらく人生はさほど変わらないということを示唆しているように感じた。 “YES”“NO”のスタンスよりも、物事に対してどの程度真剣でどの程度積極的なのかということではないだろうか。全てに全力で全てに積極的にならなくてもいいのではないかと思わされた。自分の好きものに一生懸命になれば良いのだ。
007.『仮面の男』(洋画)
[監督]ランドール・ウォレス [公開]1998年
1662年、フランスのパリ。若き暴君ルイ14世の圧政下、民衆は飢えに苦しんでいた。しかし彼には隠された秘密があった。彼は地下牢に双子の弟フィリップを幽閉していたのだ。引退をしていた三銃士たちはこの事実を知る。彼らは鉄仮面をつけられたフィリップを救出し、仮面舞踏会の日に王を入れ換える計画を企てる。この計画は一度は失敗し王に追いつめられはするものの、最後にはルイ14世と仮面の男の入れ換えに成功するが……。(出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/84127/story/)
フランス革命の前の時代、ルイ14世の治世については全く知らなかったので、この映画を鑑賞して大変興味が湧いた。当時の時代の雰囲気を醸し出すために、画質を若干粗めにしていると感じた。ただ、ラストはハッピーエンドなのかいまいち難しく、あまり感動的に映らない。
008.『名探偵コナン 警察学校編 上』(漫画)
[原作] 青山剛昌 [作画]新井隆広 [発行所]小学館 [制作日付]2020年11月23日初版
降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光−現在、降谷を除く全員が死亡しているが、5人は警察官としていずれも劣らぬ不世出の才能をもっていた。そんな彼ら、実は警視庁警察学校の同期。ずば抜けて優秀な反面、問題視される程強烈な個性を持つ彼らは一体どんな学校生活を送っていたのか…!?(出典:『名探偵コナン 警察学校編 上』)
コナンの中でも人気の高い降谷零の若き時代の話が、警察学校同期5人組のなかで描かれていた。分解魔である松田は、劇場版『純黒の悪夢』で降谷が爆弾処理するシーンでの松田への回想シーンとして想起され、実際にそこで松田の同期として降谷を設定したことに決めたのは驚いた。5人がどのように仲良くなっていたのかがわかる物語だ。
009.『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(洋画)
[監督]グレタ・ガーウィグ [公開]2020年
ジョーはマーチ家の個性豊かな4姉妹の次女。情熱家で、自分を曲げられないため周りのぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い、姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚だ。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは、病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。(出典:https://bd-dvd.sonypictures.jp/storyofmylife/about.html)
この小説はルイーザ・メイ・オルコットによる『Little Woman』が原作の自叙伝的小説だ。「女性の幸せ」とは一体なんなのか未だ答えの見つからない難しい問いを、綺麗な映像とともに美しくも切なく描いていた。経済面を必ず考慮しなければならないことへの辛さを感じ、4姉妹の少女時代が共感も生んだ。
010.『パリでメシを食う。』(小説)
[作者]川内有緒 [発行所]幻冬舎 [制作日付]2010年
三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他・規格外アーティスト、花屋、国連職員……パリに住み着いた日本人10人の軌跡。
この本は、私の中の何かを奮い立たせるように壮大に思える一方で、人生におけるささやかだが大切なことをたくさん教えてくれる好著であった。パリで生活する10人の日本人は身軽で自由で、しかしその下には多くもの努力があって、私はその姿に感動と尊敬の念を持った。
002.『タイタニック』(洋画)
[監督]ジェームズ・キャメロン[公開]1997年
1912年当時「沈まない船」と言われた豪華客船タイタニック号が沈没してから、84年が経った現在。タイタニックとともに沈んだとされる最高峰のダイアモンド「碧洋のハート」を探すため、ブロック・ロベットらは深海のタイタニックの調査を行なっていた。調査の様子をテレビで報じると、一人の老女が名乗りをあげ、ロベットらにあの豪華客船で起こった少年との知られざる話を語り始める。
印象的で感動的なシーンがいくつもある中で、必然的に気になった部分が女性の立場の問題だ。1997年公開で20年以上も前のことのため制作陣の意図があるのかないのか、またどのような立場をとっているのかも知らないのだが、中盤のローズと母親が2人で話すシーンには女性の劣った立場を強調しているように感じる一方で、救助ボートには子供女性を優先させている。この映画を鑑賞し終えたあと、モデルとなったタイタニック号の沈没事件について軽く調べたが、後者はある程度事実談によるものらしいため性的な問題点で着目してよいのか首をひねるところだ。この問題を読み解くには1900年代初期、1900年代末期、そして現代を比較していかなければならないと思った。
003.「まじめが肝心」『サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇』(小説)
[作者]オスカー・ワイルド [訳]西村孝次 [発行所]新潮社 [制作日付]2018年8月5日53刷
田舎に住む裕福な男が、架空の弟を訪ねる名目で何度もロンドンに遊びに出掛けていた。彼の名前を愛する女と恋に落ちることで始まるドタバタを描く風刺喜劇。
初めて戯曲というものを読んだ。読みづらいのではないかと危惧していたのだが、全くそんなことなかった。舞台の設定を現実世界とあべこべにすることで喜劇を成り立たせるオスカー・ワイルドの手法は斬新で、大変面白く、また現実を改めて見直す契機ともなると感じた。
004. 『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』(アニメ映画)
[監督]湯山邦彦 [公開]2006年
サトシたちは旅の途中、「水中ポケモンショー」で有名なマリーナ一座のヒロミと出会う。'水の民'の子孫であるヒロミから「海の神殿・アクーシャに海の王冠と呼ばれる秘宝が隠されている」という伝説を聞くサトシたち。そんな中、海賊のボス・ファントムが突然すさまじい勢いで襲いかかってきた。世界征服の野望を抱くファントムは、秘宝「海の王冠」を奪うため、ヒロミたちが保護していた「蒼海の王子」と呼ばれるポケモンのタマゴを狙っていたのだ。激しい争いの中、突然強烈な光を放つタマゴの中から、ついに幻のポケモン・マナフィが誕生する…。(出典:https://www.pokemon-movie.jp/history/history2006/)
幼少期以来の2度目だったが、ストーリーはしっかりしており、感動した。ラストの黄金の糸状の波は『風の谷のナウシカ』の王蟲を想起させた。キッズ映画であることから、物騒な兵器や暴力的なシーンが一切描かれないこと、死人や怪我人を出さないところに好感を持った。
005.『マイ・ルーム』(洋画)
[監督]ジェリー・ザックス [公開]1996年
実家から遠く離れて暮らしていたリー。だが、その姉のベッシーは、寝たきりの上に痴呆症の父親と叔母の面倒を診るため、自分の人生を犠牲にしてまで実家に住み続けていた。そんなある日、リーは二人の息子を連れて、20年ぶりに実家へと戻って来る。ベッシーが白血病にかかっていることを知り、骨髄移植の検査を受けるためだった。重病に冒されながらも献身的なベッシーの姿を見て、自己中心的だった自分の生き方を改めるようになるリー。長男のハンクもまた、父親の死後、家を焼失させて精神病の施設に預けられたが、明るく介護を続けるベッシーの姿に、心を開き始める。だが、ベッシーの病状は思いの他、悪化していた……。(出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/52259/)
この映画は、病気と介護、そして死がテーマであるが、その先に家族の尊さを表現している。リーが家族の大切さに気づく過程は押し付けがましいものではなく綺麗事という感じも薄かったのでよかった。各俳優の光る演技力と日常の徒然なる日々を現実的に描いた脚本且つユーモアも忘れない、面白い映画だった。
006.『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(洋画)
[監督]ペイトン・リード [公開]2008年
「ノー」が口癖の人生に後ろ向きな男カールは、生き方を変えるために参加したセミナーで、「どんな事に対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るために唯一のルール」と教えられる。それから「イエス」を連発するようになったカールの運気は上がっていくのだが……。(出典:https://eiga.com/movie/53530/)
この映画は、結論を言ってしまうならば、“YES”と答えても“NO”と答えてもおそらく人生はさほど変わらないということを示唆しているように感じた。 “YES”“NO”のスタンスよりも、物事に対してどの程度真剣でどの程度積極的なのかということではないだろうか。全てに全力で全てに積極的にならなくてもいいのではないかと思わされた。自分の好きものに一生懸命になれば良いのだ。
007.『仮面の男』(洋画)
[監督]ランドール・ウォレス [公開]1998年
1662年、フランスのパリ。若き暴君ルイ14世の圧政下、民衆は飢えに苦しんでいた。しかし彼には隠された秘密があった。彼は地下牢に双子の弟フィリップを幽閉していたのだ。引退をしていた三銃士たちはこの事実を知る。彼らは鉄仮面をつけられたフィリップを救出し、仮面舞踏会の日に王を入れ換える計画を企てる。この計画は一度は失敗し王に追いつめられはするものの、最後にはルイ14世と仮面の男の入れ換えに成功するが……。(出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/84127/story/)
フランス革命の前の時代、ルイ14世の治世については全く知らなかったので、この映画を鑑賞して大変興味が湧いた。当時の時代の雰囲気を醸し出すために、画質を若干粗めにしていると感じた。ただ、ラストはハッピーエンドなのかいまいち難しく、あまり感動的に映らない。
008.『名探偵コナン 警察学校編 上』(漫画)
[原作] 青山剛昌 [作画]新井隆広 [発行所]小学館 [制作日付]2020年11月23日初版
降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光−現在、降谷を除く全員が死亡しているが、5人は警察官としていずれも劣らぬ不世出の才能をもっていた。そんな彼ら、実は警視庁警察学校の同期。ずば抜けて優秀な反面、問題視される程強烈な個性を持つ彼らは一体どんな学校生活を送っていたのか…!?(出典:『名探偵コナン 警察学校編 上』)
コナンの中でも人気の高い降谷零の若き時代の話が、警察学校同期5人組のなかで描かれていた。分解魔である松田は、劇場版『純黒の悪夢』で降谷が爆弾処理するシーンでの松田への回想シーンとして想起され、実際にそこで松田の同期として降谷を設定したことに決めたのは驚いた。5人がどのように仲良くなっていたのかがわかる物語だ。
009.『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(洋画)
[監督]グレタ・ガーウィグ [公開]2020年
ジョーはマーチ家の個性豊かな4姉妹の次女。情熱家で、自分を曲げられないため周りのぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い、姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚だ。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは、病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。(出典:https://bd-dvd.sonypictures.jp/storyofmylife/about.html)
この小説はルイーザ・メイ・オルコットによる『Little Woman』が原作の自叙伝的小説だ。「女性の幸せ」とは一体なんなのか未だ答えの見つからない難しい問いを、綺麗な映像とともに美しくも切なく描いていた。経済面を必ず考慮しなければならないことへの辛さを感じ、4姉妹の少女時代が共感も生んだ。
010.『パリでメシを食う。』(小説)
[作者]川内有緒 [発行所]幻冬舎 [制作日付]2010年
三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他・規格外アーティスト、花屋、国連職員……パリに住み着いた日本人10人の軌跡。
この本は、私の中の何かを奮い立たせるように壮大に思える一方で、人生におけるささやかだが大切なことをたくさん教えてくれる好著であった。パリで生活する10人の日本人は身軽で自由で、しかしその下には多くもの努力があって、私はその姿に感動と尊敬の念を持った。
2年 飯森
RES
夏休み課題11~20
11.『ヒカルの碁』原作:ほったゆみ 作画:小畑健
小学生のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。
このマンガの連載、アニメ放送によって爆発的な囲碁ブームが起こるほど多くの人に囲碁の魅力を伝えた作品である。囲碁にのめり込んで少しずつ棋力が上がっていくヒカルを見ていると自分も囲碁をやってみたいと思い囲碁を始めた小学生のころを思い出す懐かしい作品だった。
12.『進撃の巨人』 作者:諌山 創
巨人がはびこる世界において、人々はその脅威から身を守るため巨大な壁に囲まれた街での生活を余儀なくされていました。兵の外部を探索していた調査兵団が街に戻ってきた日、巨人に襲われたエレンと幼馴染のミカサは、瓦礫の下敷きになったエレンの母親が巨人に食べられるシーンを目撃するのでした。母を救えなかった自分の無力さに打ちひしがれたエレンはミカサとともに訓練兵団に入団し、巨人を倒す術を身につけることを決意します。
最初は巨人との闘いだと考えていたが、徐々に話が進むにつれ巨人だけではなく人間との戦いにも発展していく。この作品はかなりの数の伏線が序盤から存在するのだが、それをキッチリ最後には回収する話の構成がこの作品の完成度をより上げていて、読んでいてまさかと思う場面が多い作品である。
13.『鮫島、最後の15日間』 作者:佐藤タカヒロ
誰よりも相撲を愛しながらも、小兵と呼ばれる恵まれぬ身体。もがき…抗い…挑み続けた幕内力士、鮫島鯉太郎。熱き力士の冷酷な一場所、十五日間の記録と記憶。大相撲巨編「バチバチ」シリーズ最終章。
毎場所を最後の土俵だと考えて相撲をとる鮫島。この作品の一番あつい場面はその命を燃やしながら相撲を取る鮫島の覚悟である。この作者は病によって連載中に命を落とすことになったが、作者自身も自分の命が長くないと知っていたからこそ自分の命を懸けて描きたい作品を描くというモチベーションで描かれた作品が今作である、そのため作者の命がけの覚悟がマンガにも乗り移っているので読んでいて他の作品にはない特別な熱さを感じる。
14.『灼熱のカバディ』 作者: 武蔵野創
宵越竜哉は『不倒の宵越』と呼ばれるサッカーの名選手だったが、
高校入学を機にスポーツと縁を切ってしまう。
そんな彼のもとへ、とある運動部が勧誘にやってくる。
その競技は、 仲間と協力し縄張りに侵入する敵を捕らえ 、引きずり倒す事で勝利へと繋げる…言うなれば『走る格闘技』。
競技の名は……カバディ!!
マイナーなスポーツであるカバディにスポットを当てた作品である。カバディのルールを知ることが出来るのは勿論、この競技にかける者たちのそれぞれの視点からの語りがこの作品の魅力を上げる。読んでいてスポーツマンガだと感じる一方で切ないドラマを見ているようにも感じる作品である。
15.『ちはやふる』 原作者: 末次由紀
競技かるたに青春を捧げる主人公・綾瀬千早がクイーンを目指す少女漫画
青春マンガでありながら学生たちが苦手な百人一首の魅力を面白く伝えてくれる作品である。
16.『君の名は』 監督: 新海誠
目を覚ますと違う人の体に乗り移っていた、二人の主人公。翌朝、無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことをほとんど忘れていたが、その後も週に2、3回の頻度でたびたび「入れ替わり」が起きたことと周囲の反応から、それがただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づく。性別も暮らす環境もまったく異なる瀧と三葉の入れ替わりには困難もあったが、互いに不定期の入れ替わりを楽しみつつ次第に打ち解けていく。
新海誠の作品の特徴として、とても魅力的な絵で引き込まれ見ていると、ストーリーはとても切なく感動する映画である。
17『PSYCHO-PASS サイコパス』監督:塩谷直義
人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」導入された日本。
犯罪に関して「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた [10]。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
最初にこの設定を見たときには、このような世界があってもいいかもしれないと考えたが、実際にこのアニメを見た後ではこのような世界はあってはならないと危機感を感じるような世界観だった。
18.『暁のヨナ』作者:草凪みずほ
高華王国の姫・ヨナは一人娘のため、優しい父王と幼なじみで護衛のハク達に囲まれ、大切に育てられていた。そして時はヨナ・16歳の誕生日、そこには思いも寄らぬ過酷な運命が!?
中国のような場所を舞台に少女漫画のような雰囲気と王道マンガのような雰囲気が混ざっている新感覚の少女漫画だと思う。
19.『コンビニ人間』作者:村田沙耶香
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
この主人公は小説にしては本当に普通の主人公である。しかし普通過ぎるが故に普通ではなくなっているこの特異な感覚が読んでいて面白かった。
20.『人魚の眠る家』作者:東野圭吾
娘の瑞穂(みずほ)がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは「脳死」という宣告が下され、回復の見込みはないという。ところが別れの瞬間、娘の手が一瞬動いたのを見た薫子は、娘が死んでいるという現実を受け入れられず、一転して臓器提供を拒否する。そんな娘と妻のためにと和昌は、自らが経営する会社の最先端技術を使い、前例のない延命治療を決意…
時代が進んだ今だからこそ、あり得る状況設定だと思う。自分の子供が脳死判定を受けたとしていつか生き返るかもしれないと期待する母の心境も、それが悪いと思いながらも悶々としながら妻と子を見る父の気持ちも分かる。読んでいて心が痛くなる作品だと思う。
11.『ヒカルの碁』原作:ほったゆみ 作画:小畑健
小学生のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。
このマンガの連載、アニメ放送によって爆発的な囲碁ブームが起こるほど多くの人に囲碁の魅力を伝えた作品である。囲碁にのめり込んで少しずつ棋力が上がっていくヒカルを見ていると自分も囲碁をやってみたいと思い囲碁を始めた小学生のころを思い出す懐かしい作品だった。
12.『進撃の巨人』 作者:諌山 創
巨人がはびこる世界において、人々はその脅威から身を守るため巨大な壁に囲まれた街での生活を余儀なくされていました。兵の外部を探索していた調査兵団が街に戻ってきた日、巨人に襲われたエレンと幼馴染のミカサは、瓦礫の下敷きになったエレンの母親が巨人に食べられるシーンを目撃するのでした。母を救えなかった自分の無力さに打ちひしがれたエレンはミカサとともに訓練兵団に入団し、巨人を倒す術を身につけることを決意します。
最初は巨人との闘いだと考えていたが、徐々に話が進むにつれ巨人だけではなく人間との戦いにも発展していく。この作品はかなりの数の伏線が序盤から存在するのだが、それをキッチリ最後には回収する話の構成がこの作品の完成度をより上げていて、読んでいてまさかと思う場面が多い作品である。
13.『鮫島、最後の15日間』 作者:佐藤タカヒロ
誰よりも相撲を愛しながらも、小兵と呼ばれる恵まれぬ身体。もがき…抗い…挑み続けた幕内力士、鮫島鯉太郎。熱き力士の冷酷な一場所、十五日間の記録と記憶。大相撲巨編「バチバチ」シリーズ最終章。
毎場所を最後の土俵だと考えて相撲をとる鮫島。この作品の一番あつい場面はその命を燃やしながら相撲を取る鮫島の覚悟である。この作者は病によって連載中に命を落とすことになったが、作者自身も自分の命が長くないと知っていたからこそ自分の命を懸けて描きたい作品を描くというモチベーションで描かれた作品が今作である、そのため作者の命がけの覚悟がマンガにも乗り移っているので読んでいて他の作品にはない特別な熱さを感じる。
14.『灼熱のカバディ』 作者: 武蔵野創
宵越竜哉は『不倒の宵越』と呼ばれるサッカーの名選手だったが、
高校入学を機にスポーツと縁を切ってしまう。
そんな彼のもとへ、とある運動部が勧誘にやってくる。
その競技は、 仲間と協力し縄張りに侵入する敵を捕らえ 、引きずり倒す事で勝利へと繋げる…言うなれば『走る格闘技』。
競技の名は……カバディ!!
マイナーなスポーツであるカバディにスポットを当てた作品である。カバディのルールを知ることが出来るのは勿論、この競技にかける者たちのそれぞれの視点からの語りがこの作品の魅力を上げる。読んでいてスポーツマンガだと感じる一方で切ないドラマを見ているようにも感じる作品である。
15.『ちはやふる』 原作者: 末次由紀
競技かるたに青春を捧げる主人公・綾瀬千早がクイーンを目指す少女漫画
青春マンガでありながら学生たちが苦手な百人一首の魅力を面白く伝えてくれる作品である。
16.『君の名は』 監督: 新海誠
目を覚ますと違う人の体に乗り移っていた、二人の主人公。翌朝、無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことをほとんど忘れていたが、その後も週に2、3回の頻度でたびたび「入れ替わり」が起きたことと周囲の反応から、それがただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づく。性別も暮らす環境もまったく異なる瀧と三葉の入れ替わりには困難もあったが、互いに不定期の入れ替わりを楽しみつつ次第に打ち解けていく。
新海誠の作品の特徴として、とても魅力的な絵で引き込まれ見ていると、ストーリーはとても切なく感動する映画である。
17『PSYCHO-PASS サイコパス』監督:塩谷直義
人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」導入された日本。
犯罪に関して「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた [10]。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
最初にこの設定を見たときには、このような世界があってもいいかもしれないと考えたが、実際にこのアニメを見た後ではこのような世界はあってはならないと危機感を感じるような世界観だった。
18.『暁のヨナ』作者:草凪みずほ
高華王国の姫・ヨナは一人娘のため、優しい父王と幼なじみで護衛のハク達に囲まれ、大切に育てられていた。そして時はヨナ・16歳の誕生日、そこには思いも寄らぬ過酷な運命が!?
中国のような場所を舞台に少女漫画のような雰囲気と王道マンガのような雰囲気が混ざっている新感覚の少女漫画だと思う。
19.『コンビニ人間』作者:村田沙耶香
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
この主人公は小説にしては本当に普通の主人公である。しかし普通過ぎるが故に普通ではなくなっているこの特異な感覚が読んでいて面白かった。
20.『人魚の眠る家』作者:東野圭吾
娘の瑞穂(みずほ)がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは「脳死」という宣告が下され、回復の見込みはないという。ところが別れの瞬間、娘の手が一瞬動いたのを見た薫子は、娘が死んでいるという現実を受け入れられず、一転して臓器提供を拒否する。そんな娘と妻のためにと和昌は、自らが経営する会社の最先端技術を使い、前例のない延命治療を決意…
時代が進んだ今だからこそ、あり得る状況設定だと思う。自分の子供が脳死判定を受けたとしていつか生き返るかもしれないと期待する母の心境も、それが悪いと思いながらも悶々としながら妻と子を見る父の気持ちも分かる。読んでいて心が痛くなる作品だと思う。
2年 飯森
RES
夏休み課題1~10
1.『弱虫ペダル』 作者:渡辺 航
自分の母校をモデルにした作品で他の作品ではあまり見られない自転車競技にスポットを当てた作品である。自転車競技について詳しくなることもできるので、マイナーなスポーツについて知りたい人におすすめしたい作品である。
2.『べるぜバブ』 作者:田村隆平
魔王の息子である、べる坊とケンカ最強を目指す作品。最初はただのケンカばかりな作品だが徐々に倒してきた先輩たちを従え、その仲間たちが能力などを開花していきこれぞ王道のジャンプ作品だと胸を張って言えるバトルマンガだと言える作品になっていくその進化がこの作品の面白さを上げていると思う。
3.『キングダム』 作者:原泰久
この作品の主人公は史実中では大きな敗戦の指揮をとっていた将軍李信である。しかしスタートからその地位にいたわけではなく、むしろマイナスの下僕から始まる。戦に参戦するたびに戦果をあげ、地位を上げていく信。作品に登場してくる将軍たちの生きざまがとてもカッコよく読んでいて胸が熱くなる作品である。もし王道のバトルマンガと聞かれたらこの作品を挙げたい。
4.『スピリットベアにふれた島』 作者:ベン・マイケルセン
15歳の少年コールが引きおこした傷害事件。傷ついたすべてのもののために、コールとピーター、それぞれの両親、そして同じ地域にくらす人たちが集まって「サークル・ジャスティス」が開かれる...。犯罪とどう向きあうべきか。変わろうとするコールの姿を追いながら見つめなおす意欲作。
犯罪を犯したコールが更生するために島にひとり残されるが、コールはへそを曲げ小屋を燃やした。その後クマに襲われ、生死をさまよう経験をすることで生きることの尊さと必死さを学ぶ。人を傷つけることとは、一体どういうことなのか。道徳的な意味ではなく、クマに自然に殺されそうになったコールだからこそたどり着いた考えとは。
5.『二年間の休暇』 作者:ジュール・ヴェルヌ
休暇で六週間の航海に出るはずだった寄宿学校の生徒たち。ところが船が流され、嵐のはてに無人島に漂着してしまう。少年たちは力を合わせて、島での生活を築きあげていく。“十五少年漂流記”として知られる傑作冒険小説
座礁した船からすべての物を持ち出し自分たちの生活用品へと変化をさせる。それぞれの性格を生かした分担作業や統治をして二年間少年たちの力のみで生き残ってみせる冒険作品である。
6.『芸人前夜』 作者:中田敦彦
ゼロ年代、不況真っただ中のニッポンで、彼女ナシ&引きこもりのガリ勉少年が「失われた青春」を手に入れるまでオリエンタルラジオの中田敦彦初の小説。
吉本史上最速で売れたコンビ・オリエンタルラジオ。その当時の記憶や出来事が書かれているが、これを読むとオリエンタルラジオの二人が何故売れたのか。そしてなぜ何度もブレイクを果たすことが出来るコンビなのかが分かる作品になっている。
7.『バクマン。』 原作:大場つぐみ 作画:小畑健
二人の高校生が抱いた、ジャンプ漫画への壮大な夢。高い絵の才能を持つ、真城最高。巧みな物語を書く、高木秋人。クラスメイトの亜豆美保への恋心をきっかけに二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。
私たちが普段読んでいる週刊少年ジャンプの連載の仕方など、知っているようで深くは知らない仕組みを、マンガ家を夢見る二人の主人公の行動と共に知ることが出来る珍しい作品となっている。マンガ家は食べてはいけない、売れたら売れたらで辛いなど、なぜそのようなことを言われるのかが読めばすぐにわかる作品となっている。
8.『読書について』 作者:ショウペンハウエル
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。
文学部では作品を読むことが多いため、自ずと読書をすることになる。よく読書は良いものとされているが果たしてそれは本当だろうか。ショウペンハウエルによって説かれる読書とは私たちが思う読書とは違ったものであった。いかに読んでいる本から自分の頭で考えることが出来るか、これが重要なのだと今作品から学ぶことが出来た。文学部の人は、一度は読んでみてもいいと思える作品だと考える。
9.『人生の短さについて』作者:セネカ
人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。
今のコロナ過において家にいる時間が多いが、その時間をうまく使えているのか。その時間は無駄に使われているのかもしれないし、もしくは人生を豊かにする時間として利用できているのかもしれない。そんな自分の生活や人生について考えさせてくれる作品である。
10.『デスノート』 原作:大場つぐみ 作画:小畑健
人を殺すことが出来るデスノートを手に入れた主人公・夜神月。夜神はそのノートで犯罪者を殺すことを正義だと考えるが、それは正義ではなく悪だと考える人もいる。そんな正義とは、悪とは、を考えさせられる作品だと思う。
1.『弱虫ペダル』 作者:渡辺 航
自分の母校をモデルにした作品で他の作品ではあまり見られない自転車競技にスポットを当てた作品である。自転車競技について詳しくなることもできるので、マイナーなスポーツについて知りたい人におすすめしたい作品である。
2.『べるぜバブ』 作者:田村隆平
魔王の息子である、べる坊とケンカ最強を目指す作品。最初はただのケンカばかりな作品だが徐々に倒してきた先輩たちを従え、その仲間たちが能力などを開花していきこれぞ王道のジャンプ作品だと胸を張って言えるバトルマンガだと言える作品になっていくその進化がこの作品の面白さを上げていると思う。
3.『キングダム』 作者:原泰久
この作品の主人公は史実中では大きな敗戦の指揮をとっていた将軍李信である。しかしスタートからその地位にいたわけではなく、むしろマイナスの下僕から始まる。戦に参戦するたびに戦果をあげ、地位を上げていく信。作品に登場してくる将軍たちの生きざまがとてもカッコよく読んでいて胸が熱くなる作品である。もし王道のバトルマンガと聞かれたらこの作品を挙げたい。
4.『スピリットベアにふれた島』 作者:ベン・マイケルセン
15歳の少年コールが引きおこした傷害事件。傷ついたすべてのもののために、コールとピーター、それぞれの両親、そして同じ地域にくらす人たちが集まって「サークル・ジャスティス」が開かれる...。犯罪とどう向きあうべきか。変わろうとするコールの姿を追いながら見つめなおす意欲作。
犯罪を犯したコールが更生するために島にひとり残されるが、コールはへそを曲げ小屋を燃やした。その後クマに襲われ、生死をさまよう経験をすることで生きることの尊さと必死さを学ぶ。人を傷つけることとは、一体どういうことなのか。道徳的な意味ではなく、クマに自然に殺されそうになったコールだからこそたどり着いた考えとは。
5.『二年間の休暇』 作者:ジュール・ヴェルヌ
休暇で六週間の航海に出るはずだった寄宿学校の生徒たち。ところが船が流され、嵐のはてに無人島に漂着してしまう。少年たちは力を合わせて、島での生活を築きあげていく。“十五少年漂流記”として知られる傑作冒険小説
座礁した船からすべての物を持ち出し自分たちの生活用品へと変化をさせる。それぞれの性格を生かした分担作業や統治をして二年間少年たちの力のみで生き残ってみせる冒険作品である。
6.『芸人前夜』 作者:中田敦彦
ゼロ年代、不況真っただ中のニッポンで、彼女ナシ&引きこもりのガリ勉少年が「失われた青春」を手に入れるまでオリエンタルラジオの中田敦彦初の小説。
吉本史上最速で売れたコンビ・オリエンタルラジオ。その当時の記憶や出来事が書かれているが、これを読むとオリエンタルラジオの二人が何故売れたのか。そしてなぜ何度もブレイクを果たすことが出来るコンビなのかが分かる作品になっている。
7.『バクマン。』 原作:大場つぐみ 作画:小畑健
二人の高校生が抱いた、ジャンプ漫画への壮大な夢。高い絵の才能を持つ、真城最高。巧みな物語を書く、高木秋人。クラスメイトの亜豆美保への恋心をきっかけに二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。
私たちが普段読んでいる週刊少年ジャンプの連載の仕方など、知っているようで深くは知らない仕組みを、マンガ家を夢見る二人の主人公の行動と共に知ることが出来る珍しい作品となっている。マンガ家は食べてはいけない、売れたら売れたらで辛いなど、なぜそのようなことを言われるのかが読めばすぐにわかる作品となっている。
8.『読書について』 作者:ショウペンハウエル
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。
文学部では作品を読むことが多いため、自ずと読書をすることになる。よく読書は良いものとされているが果たしてそれは本当だろうか。ショウペンハウエルによって説かれる読書とは私たちが思う読書とは違ったものであった。いかに読んでいる本から自分の頭で考えることが出来るか、これが重要なのだと今作品から学ぶことが出来た。文学部の人は、一度は読んでみてもいいと思える作品だと考える。
9.『人生の短さについて』作者:セネカ
人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。
今のコロナ過において家にいる時間が多いが、その時間をうまく使えているのか。その時間は無駄に使われているのかもしれないし、もしくは人生を豊かにする時間として利用できているのかもしれない。そんな自分の生活や人生について考えさせてくれる作品である。
10.『デスノート』 原作:大場つぐみ 作画:小畑健
人を殺すことが出来るデスノートを手に入れた主人公・夜神月。夜神はそのノートで犯罪者を殺すことを正義だと考えるが、それは正義ではなく悪だと考える人もいる。そんな正義とは、悪とは、を考えさせられる作品だと思う。
2年 小野寺
RES
夏休み課題21~30
21.『エマージング』作者:外薗昌也
街中で体をぱんぱんに膨れ上がらせ、全身から血を噴いて死んだ男。これが恐怖の始まりだった。未知の致死性ウイルスと人類との戦いを描く、ディザスター・ホラー。
「もし日本で致死性のウイルスが蔓延したら」という作品で、現場の混乱や、日本の医療体制、感染症対策の課題などを浮き彫りにした作品。今流行っているコロナウイルスで私たちは未知の感染症の恐ろしさを学んだが、もし、コロナウイルスより強力なものが現れたらと考えさせられる作品となっている。
22.『暁のヨナ』(漫画)作者:草凪みずほ
高華国の姫・ヨナは一人娘のために、優しい父王と幼馴染で護衛のハクたちに囲まれて大切に育てられていた。そして、時はヨナが16歳の誕生日、ヨナは思いを寄せていた従兄のスウォンに簪を送られ、父へ自分の思いを伝えに行くがー。少女が過酷な運命に立ち向かう大河ファンタジー。
少女漫画には珍しい、大河モノで、中国を想起させる舞台で少女が過酷な運命の中で成長していく物語。少女漫画らしい恋愛要素もありつつ、人々の思惑やこの作品の肝となっているある「伝説」が複雑に絡み合っていく、壮大なストーリーとなっていると考える。
23.『蜜蜂と遠雷』(小説)作者:恩田陸
芳ヶ江国際コンクールに集まったピアニストたち。復活をかける元神童・亜夜、不屈の努力家・明石、信念の貴公子・マサル。そして、今は亡きピアノの神が遺した異端児・風間塵。それぞれの思いをかけ、天才たちの戦いが幕を切って落とされる。はたして、音楽の神様に愛されるのは誰か?
優雅に見えるクラシック、そのピアノコンクールの熱い戦いを描いた作品で、文字だけで音楽を伝えるという難しいテーマを見事に描いている。有名なクラシック曲も多数登場し、音楽の聞き方、クラシックの面白さ、ピアニストが何を思って演奏しているのかがありありと伝わってきて、実際にクラシックのコンサートに生きたくなるような気持ちにさせられる作品だと考える。
24.『妖狐×僕SS』(漫画)作者:藤原ここあ
妖怪の先祖返りの人間が集う高級セレブマンション「メゾン・ド・章樫」(通称・妖館)で暮らすことになった、虚勢癖の持ち主・白鬼院凛々蝶は、SS(ボディーガード)である
御狐神双熾を雇うことになるが…。
繊細で可愛らしい絵柄と妖怪を合わせた作品で、表面的に見れば、いわゆる萌え的要素を詰め込んだ作品に見えるかもしれないが、「その人をその人たらしめるものは何か?」という重いテーマを扱っている作品であると考える。特に、第2章からの展開がこの作品の真骨頂であると思うので、アニメだけを見たことがある人は、是非原作の漫画を読んでみてほしい。
25.『ぬらりひょんの孫』(漫画)作者:椎橋寛
妖怪の総大将・ぬらりひょんの血引く奴良リクオは、一見普通を男の子だが、ぬらりひょんの孫であるが故に、夜のだけ妖怪の姿となってしまう。そんな主人公と襲い来る妖怪たちとの戦いを描いた妖怪任侠活劇。
墨で描いたようなダイナミックなタッチが見所で、鳥山石燕や水木しげる等の有名な妖怪画からインスパイアされたような妖怪たちのデザインもこの作品の大きな魅力だと考える。また、少年ジャンプらしい王道なテーマを盛り込みつつ、百鬼夜行をヤクザに見立てた任侠物としての要素もあるので、妖怪を描いた作品としてオリジナリティがある作品だと考える。
26.『憂国のモリアーティ』(漫画)原案:コナン・ドイル 構成:竹内良輔 漫画:三好輝
19世紀末、古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間たちに支配される「大英帝国」。そんな階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これは、ジェームス・モリアーティ、あるいはシャーロック・ホームズの敵の話。
シャーロック・ホームズの最大にして最強の宿敵であるモリアーティ教授を主役とした物語で、コナン・ドイルの原案を基にしながらも、漫画としてのエンターテインメント性、オリジナリティがある作品となっていると考える。原案のシャーロック・ホームズと照らし合わせて読むと、よりこの作品の面白さが引き立つと思う。
27.『パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われた海賊たち~』(映画)
監督:ゴア・ヴァービンスキー 主演:ジョニー・デップ
ディズニーの人気アトラクション「カリブの海賊」をモチーフにした作品。18世紀のカリブ海を舞台に、海賊のジャック・スパロウと海賊船「ブラックパール号」や「死の島」の呪いを巡る戦いが繰り広げられる。
約20年前に公開された映画であるが、色褪せない魅力がある作品だと感じた。美しいセットや衣装、違和感のないCGはさすがと言わざるを得ない。また、有名で壮大な音楽が劇中を彩り、より物語を盛り上げていると感じた。
28.『進撃の巨人』(アニメ)作者:諌山創
巨人が全てを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、、壁外への自由と引き換えに巨大な壁を築いて侵略を防いでいた。しかし、名ばかりの平和は大型巨大の出現により崩れ、絶望の闘いが始まる。
大人気漫画のアニメシリーズだ。内容、音楽、声優の演技、アニメーターの技術など、全てが洗練されており、アニメが正しく総合芸術だと感じさせらる作品だと考える。特に背景美術、中でも空がとても綺麗に表現されており、美しい世界と残酷な現実の対比が、視聴者により絶望感を印象づけている1つの要素となっていると考える。
29.『午後3時 雨宮教授のお茶の時間』(漫画)作者:鷹野久
イギリス文学とイギリス菓子を愛する大学教授・雨宮誠。たまに遊びに来る姪のサヤとともに、小腹のすく午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか?イギリス愛に満ちた料理漫画。
「おいしくない」というイメージを持たれがちのイギリス料理だが、この作品では、読めば読むほどイギリス文学やイギリス菓子について知りたくなる気持ちにさせられる。イギリス文学に実際に登場するお菓子を作中でも作っており、レシピも付いているため実際に作ることも可能だ。優しいタッチが可愛らしく、午後にお茶を飲みながら読みたくなる、お腹も気持ちも満たされること間違いなしの作品だと思う。
30.『”文学少女”シリーズ』(ライトノベル)作者:野村美月
高校三年生、文芸部部長の天野遠子は、自称”文学少女”。彼女は、物語を愛するあまり本のページをむしゃむしゃ食べてしまう変わり者だ。そんな彼女に強引に入部させられた井上心葉は、毎日彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる日々を送っていた。ビターでミステリアスな学園コメディー。
作中で有名な文学作品を紹介する本はたくさんあるが、この作品では、古今東西の名作を味や料理で例えた面白い試みが為されていると考える。おいしそうに文学を食す彼女の様子を読んでいると、まるで本当に物語に味があるのではないかと錯覚してしまう作者の表現力が魅力的な作品だ。
21.『エマージング』作者:外薗昌也
街中で体をぱんぱんに膨れ上がらせ、全身から血を噴いて死んだ男。これが恐怖の始まりだった。未知の致死性ウイルスと人類との戦いを描く、ディザスター・ホラー。
「もし日本で致死性のウイルスが蔓延したら」という作品で、現場の混乱や、日本の医療体制、感染症対策の課題などを浮き彫りにした作品。今流行っているコロナウイルスで私たちは未知の感染症の恐ろしさを学んだが、もし、コロナウイルスより強力なものが現れたらと考えさせられる作品となっている。
22.『暁のヨナ』(漫画)作者:草凪みずほ
高華国の姫・ヨナは一人娘のために、優しい父王と幼馴染で護衛のハクたちに囲まれて大切に育てられていた。そして、時はヨナが16歳の誕生日、ヨナは思いを寄せていた従兄のスウォンに簪を送られ、父へ自分の思いを伝えに行くがー。少女が過酷な運命に立ち向かう大河ファンタジー。
少女漫画には珍しい、大河モノで、中国を想起させる舞台で少女が過酷な運命の中で成長していく物語。少女漫画らしい恋愛要素もありつつ、人々の思惑やこの作品の肝となっているある「伝説」が複雑に絡み合っていく、壮大なストーリーとなっていると考える。
23.『蜜蜂と遠雷』(小説)作者:恩田陸
芳ヶ江国際コンクールに集まったピアニストたち。復活をかける元神童・亜夜、不屈の努力家・明石、信念の貴公子・マサル。そして、今は亡きピアノの神が遺した異端児・風間塵。それぞれの思いをかけ、天才たちの戦いが幕を切って落とされる。はたして、音楽の神様に愛されるのは誰か?
優雅に見えるクラシック、そのピアノコンクールの熱い戦いを描いた作品で、文字だけで音楽を伝えるという難しいテーマを見事に描いている。有名なクラシック曲も多数登場し、音楽の聞き方、クラシックの面白さ、ピアニストが何を思って演奏しているのかがありありと伝わってきて、実際にクラシックのコンサートに生きたくなるような気持ちにさせられる作品だと考える。
24.『妖狐×僕SS』(漫画)作者:藤原ここあ
妖怪の先祖返りの人間が集う高級セレブマンション「メゾン・ド・章樫」(通称・妖館)で暮らすことになった、虚勢癖の持ち主・白鬼院凛々蝶は、SS(ボディーガード)である
御狐神双熾を雇うことになるが…。
繊細で可愛らしい絵柄と妖怪を合わせた作品で、表面的に見れば、いわゆる萌え的要素を詰め込んだ作品に見えるかもしれないが、「その人をその人たらしめるものは何か?」という重いテーマを扱っている作品であると考える。特に、第2章からの展開がこの作品の真骨頂であると思うので、アニメだけを見たことがある人は、是非原作の漫画を読んでみてほしい。
25.『ぬらりひょんの孫』(漫画)作者:椎橋寛
妖怪の総大将・ぬらりひょんの血引く奴良リクオは、一見普通を男の子だが、ぬらりひょんの孫であるが故に、夜のだけ妖怪の姿となってしまう。そんな主人公と襲い来る妖怪たちとの戦いを描いた妖怪任侠活劇。
墨で描いたようなダイナミックなタッチが見所で、鳥山石燕や水木しげる等の有名な妖怪画からインスパイアされたような妖怪たちのデザインもこの作品の大きな魅力だと考える。また、少年ジャンプらしい王道なテーマを盛り込みつつ、百鬼夜行をヤクザに見立てた任侠物としての要素もあるので、妖怪を描いた作品としてオリジナリティがある作品だと考える。
26.『憂国のモリアーティ』(漫画)原案:コナン・ドイル 構成:竹内良輔 漫画:三好輝
19世紀末、古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間たちに支配される「大英帝国」。そんな階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これは、ジェームス・モリアーティ、あるいはシャーロック・ホームズの敵の話。
シャーロック・ホームズの最大にして最強の宿敵であるモリアーティ教授を主役とした物語で、コナン・ドイルの原案を基にしながらも、漫画としてのエンターテインメント性、オリジナリティがある作品となっていると考える。原案のシャーロック・ホームズと照らし合わせて読むと、よりこの作品の面白さが引き立つと思う。
27.『パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われた海賊たち~』(映画)
監督:ゴア・ヴァービンスキー 主演:ジョニー・デップ
ディズニーの人気アトラクション「カリブの海賊」をモチーフにした作品。18世紀のカリブ海を舞台に、海賊のジャック・スパロウと海賊船「ブラックパール号」や「死の島」の呪いを巡る戦いが繰り広げられる。
約20年前に公開された映画であるが、色褪せない魅力がある作品だと感じた。美しいセットや衣装、違和感のないCGはさすがと言わざるを得ない。また、有名で壮大な音楽が劇中を彩り、より物語を盛り上げていると感じた。
28.『進撃の巨人』(アニメ)作者:諌山創
巨人が全てを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、、壁外への自由と引き換えに巨大な壁を築いて侵略を防いでいた。しかし、名ばかりの平和は大型巨大の出現により崩れ、絶望の闘いが始まる。
大人気漫画のアニメシリーズだ。内容、音楽、声優の演技、アニメーターの技術など、全てが洗練されており、アニメが正しく総合芸術だと感じさせらる作品だと考える。特に背景美術、中でも空がとても綺麗に表現されており、美しい世界と残酷な現実の対比が、視聴者により絶望感を印象づけている1つの要素となっていると考える。
29.『午後3時 雨宮教授のお茶の時間』(漫画)作者:鷹野久
イギリス文学とイギリス菓子を愛する大学教授・雨宮誠。たまに遊びに来る姪のサヤとともに、小腹のすく午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか?イギリス愛に満ちた料理漫画。
「おいしくない」というイメージを持たれがちのイギリス料理だが、この作品では、読めば読むほどイギリス文学やイギリス菓子について知りたくなる気持ちにさせられる。イギリス文学に実際に登場するお菓子を作中でも作っており、レシピも付いているため実際に作ることも可能だ。優しいタッチが可愛らしく、午後にお茶を飲みながら読みたくなる、お腹も気持ちも満たされること間違いなしの作品だと思う。
30.『”文学少女”シリーズ』(ライトノベル)作者:野村美月
高校三年生、文芸部部長の天野遠子は、自称”文学少女”。彼女は、物語を愛するあまり本のページをむしゃむしゃ食べてしまう変わり者だ。そんな彼女に強引に入部させられた井上心葉は、毎日彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる日々を送っていた。ビターでミステリアスな学園コメディー。
作中で有名な文学作品を紹介する本はたくさんあるが、この作品では、古今東西の名作を味や料理で例えた面白い試みが為されていると考える。おいしそうに文学を食す彼女の様子を読んでいると、まるで本当に物語に味があるのではないかと錯覚してしまう作者の表現力が魅力的な作品だ。
2年 小野寺
RES
夏休み課題11~20
11.『地獄楽』(漫画)作者:賀来ゆうじ
時は江戸時代末期、抜け忍として囚われ、死罪人となった元・石隠れ衆最強の忍”画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば、無罪放免となることが告げられる。最愛の妻と再会するため、打ち首執行人”山田浅ェ衛門佐切”と島向かうことになる画眉丸だったが、そこにいたのは未知の生物と島を統べる仙人で…。
「極楽浄土」として描かれる島の世界観が独特で、驚くこと間違いなしの作品となっており、画眉丸たち登場人物のアクションシーンも見応えがある。また、道教を元にした設定が面白く、この作品の大きな魅力になっていると考える。さらに、アニメ化が決まっているため、是非これから放送されるであろうアニメも注目してほしい作品だ。
12.『氷菓』(アニメ)原作:米澤穂信
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に。」をモットーとする省エネ主義の折木奉太郎は、姉の命令で高校入学と同時に古典部に入部させられる。そこで出会ったのは、同級生で好奇心旺盛な千反田える。彼女には古典部に入る「一身上の都合」が存在し…。奉太郎が様々な事件を推理・解決していく本格学園ミステリ。
京都アニメーションが制作を手掛けており、舞台にとなっている岐阜県の飛騨高山の景色がとても美しく描写されている。また、推理シーンが見所で、各事件ごとに様々な演出がなされているので、是非注目してほしい。
13.『ハイキュー!!』(漫画・アニメ)作者:古舘春一
あるキッカケでバレーボールに見せられた日向翔陽は、中学最初で最後の公式戦で、「コート上の王様」の異名を持つ天才プレーヤーの影山飛雄に惨敗してしまう。リベンジを誓って入学した烏野高校には、影山の姿があり…。繋ぐスポーツである、バレーボールに青春をかける主人公たちの物語。
各キャラクターの部活にかける思いを丁寧に描いており、自身と重ね合わせて読む人も多くいると思う。また、漫画では描くことが難しいプレーをわかりやすく、かつダイナミックに描いており、コマ割りや構図・擬音に至るまで様々な工夫がなされている。宮城県や東方の地名を文字った名前や学校名が登場するのも面白い。またアニメでは、地元の人が知る有名なCMが作中に登場したり、特産品が出てくるなど、制作側の愛と遊び心が見られる作品となっている。
14.『映像研には手を出すな!』(アニメ)原作:大童瞳人 監督:湯浅政明
浅草みどりはアニメ制作がしたいが、一人では心細く一歩が踏み出せない。その折、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメがアニメーター志望だと判明し、金儲けが好きな旧友の金森さやかも加わって、「最強の世界」を実現すべく「映像研究同好会」を立ち上げることになる。
アニメ制作を深堀りした作品で、アニメ好きのみならず何かを創造することが好きな人に刺さる作品ではないかと思う。特に主人公たちの制作シーンは、ラフスケッチが動き出すようなタッチになっており、「創造している現場」を視覚化している様だ。また、有名作品のオマージュが随所で見られ、先人たちが編み出したアニメーション技術への尊敬の念が表れているように考える。
15.『イノサン』(漫画)作者:坂本眞一
18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。その革命の闇の立役者・死刑執行人のシャルル・アンリ・サンソン。正義の番人でありながら、「死神」と呼ばれる彼の過酷な運命を描き出した物語。
B6判サイズの漫画本では、到底印刷することが難しそうな程に綿密に描写された建物や衣服は秀逸で、本作の大きな魅力となっている。また、マリー・アントワネットの散財ぶりや貴族とのやり取りを、現代のTwitterに置き換えるなどの独自の表現方法や演出が、この作品の「狂気的な部分」や革命に向かっていく人々の複雑な心境を描き出していると考える。
16.『傾国の仕立屋 ローズ・ベルタン』作者:磯見仁月
18世紀フランス、ヴェルサイユ宮殿には、平民の出でありながらも権勢を誇る仕立屋がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。悲劇の王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波に飲まれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
史実に基づきながらも、漫画作品のとしてのオリジナリティを持ち合わせている作品だと考える。また、ローズ・ベルタンの人生に焦点を当てた伝記的側面や当時のフランスの状況、服装や考え方などを学ぶことができる歴史漫画としての側面がある、勉強になる一冊であると考える。
17.『誤植の弟』作者:新國みなみ
本の「誤植」が植物に見える特殊な能力をもつぺティーさんは、見つけた誤植を集めるのが趣味だ。そんな彼のもとに、ある日突然人ならざる青年が現れ、共同生活を送ることになる。
あらすじにも書いた能力が目を引く作品だ。短編のため、クスッと笑えてすぐに読み切ることができると思う。また、「誤植=自分のアイデンティティー」というような構図になっており、短編でありながら作者の思いが詰まった物語になっていると考える。
18.『オペラ座の怪人』(ミュージカル)主催:劇団四季
19世紀、パリ。誰にも愛されず、オペラ座の地下に棲みついた怪人は、クリスティーヌに心奪われ、彼女をプリマ・ドンナにしようと手を尽くす。しかし、彼女が幼馴染のラウル子爵に求愛されるのをみて嫉妬に狂ってしまい、やがてオペラ座では怪奇な事件が次々と起こるようになる。
役者の演技を小道具や舞台衣装、音楽がより豊かに彩っている様だった。特に感動したのは舞台の幕の使い方で、奥行や舞台転換を幕で表現しているところが興味深かった。また、音楽や人物関係、舞台の使い方など様々なところで「昇降の構図」が見られ、舞台ならではの演出が見事だった。
19.『河童』(小説)作者:芥川龍之介
精神病院に入れられた患者第二十三号が僕に語った体で進む、芥川の晩年の代表作。『河童の国』に迷い込んだ第二十三号とその世界で出会った河童たちとの交流を描く。宗教や恋愛、結婚、哲学など様々な物事についての考え方が登場し、当時の日本社会を痛烈に風刺・批判している作品だと言われている。
第二十三号が『河童の国』に行く描写は、『不思議の国のアリス』や『おむすびころりん』を想起させ、まるで童話のような描き方をしていると考える。また、作中で描かれる「風刺」は、当時の芥川にとっても切実な問題であったため、芥川の思いを「河童」に託す形で表現していたのではないかと考える。
20.『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(アニメ第1期)
公爵令嬢のカタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻し、ここが乙女ゲームの世界であり、自身が主人公の恋を邪魔する悪役令嬢であることを思い出す。カタリナに用意されている結末は国外追放か殺されることだけ。破滅フラグを回避して幸せな未来を掴み取るためのカタリナの奮闘を描いたラブコメディー。
昨今の一大ジャンルになっている「異世界転生もの」。その中でも「悪役令嬢」に転生するストーリーは人気で様々な作品がある。魔法や学園もの、王太子の婚約者など王道な展開がありながらも、この作品独自の「悪役令嬢もの」としての差別化が図られていると考える。また、乙女ゲーム的なラブコメの要素を持ちつつも少女漫画的でないところが興味深いと思った。
11.『地獄楽』(漫画)作者:賀来ゆうじ
時は江戸時代末期、抜け忍として囚われ、死罪人となった元・石隠れ衆最強の忍”画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば、無罪放免となることが告げられる。最愛の妻と再会するため、打ち首執行人”山田浅ェ衛門佐切”と島向かうことになる画眉丸だったが、そこにいたのは未知の生物と島を統べる仙人で…。
「極楽浄土」として描かれる島の世界観が独特で、驚くこと間違いなしの作品となっており、画眉丸たち登場人物のアクションシーンも見応えがある。また、道教を元にした設定が面白く、この作品の大きな魅力になっていると考える。さらに、アニメ化が決まっているため、是非これから放送されるであろうアニメも注目してほしい作品だ。
12.『氷菓』(アニメ)原作:米澤穂信
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に。」をモットーとする省エネ主義の折木奉太郎は、姉の命令で高校入学と同時に古典部に入部させられる。そこで出会ったのは、同級生で好奇心旺盛な千反田える。彼女には古典部に入る「一身上の都合」が存在し…。奉太郎が様々な事件を推理・解決していく本格学園ミステリ。
京都アニメーションが制作を手掛けており、舞台にとなっている岐阜県の飛騨高山の景色がとても美しく描写されている。また、推理シーンが見所で、各事件ごとに様々な演出がなされているので、是非注目してほしい。
13.『ハイキュー!!』(漫画・アニメ)作者:古舘春一
あるキッカケでバレーボールに見せられた日向翔陽は、中学最初で最後の公式戦で、「コート上の王様」の異名を持つ天才プレーヤーの影山飛雄に惨敗してしまう。リベンジを誓って入学した烏野高校には、影山の姿があり…。繋ぐスポーツである、バレーボールに青春をかける主人公たちの物語。
各キャラクターの部活にかける思いを丁寧に描いており、自身と重ね合わせて読む人も多くいると思う。また、漫画では描くことが難しいプレーをわかりやすく、かつダイナミックに描いており、コマ割りや構図・擬音に至るまで様々な工夫がなされている。宮城県や東方の地名を文字った名前や学校名が登場するのも面白い。またアニメでは、地元の人が知る有名なCMが作中に登場したり、特産品が出てくるなど、制作側の愛と遊び心が見られる作品となっている。
14.『映像研には手を出すな!』(アニメ)原作:大童瞳人 監督:湯浅政明
浅草みどりはアニメ制作がしたいが、一人では心細く一歩が踏み出せない。その折、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメがアニメーター志望だと判明し、金儲けが好きな旧友の金森さやかも加わって、「最強の世界」を実現すべく「映像研究同好会」を立ち上げることになる。
アニメ制作を深堀りした作品で、アニメ好きのみならず何かを創造することが好きな人に刺さる作品ではないかと思う。特に主人公たちの制作シーンは、ラフスケッチが動き出すようなタッチになっており、「創造している現場」を視覚化している様だ。また、有名作品のオマージュが随所で見られ、先人たちが編み出したアニメーション技術への尊敬の念が表れているように考える。
15.『イノサン』(漫画)作者:坂本眞一
18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。その革命の闇の立役者・死刑執行人のシャルル・アンリ・サンソン。正義の番人でありながら、「死神」と呼ばれる彼の過酷な運命を描き出した物語。
B6判サイズの漫画本では、到底印刷することが難しそうな程に綿密に描写された建物や衣服は秀逸で、本作の大きな魅力となっている。また、マリー・アントワネットの散財ぶりや貴族とのやり取りを、現代のTwitterに置き換えるなどの独自の表現方法や演出が、この作品の「狂気的な部分」や革命に向かっていく人々の複雑な心境を描き出していると考える。
16.『傾国の仕立屋 ローズ・ベルタン』作者:磯見仁月
18世紀フランス、ヴェルサイユ宮殿には、平民の出でありながらも権勢を誇る仕立屋がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。悲劇の王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波に飲まれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
史実に基づきながらも、漫画作品のとしてのオリジナリティを持ち合わせている作品だと考える。また、ローズ・ベルタンの人生に焦点を当てた伝記的側面や当時のフランスの状況、服装や考え方などを学ぶことができる歴史漫画としての側面がある、勉強になる一冊であると考える。
17.『誤植の弟』作者:新國みなみ
本の「誤植」が植物に見える特殊な能力をもつぺティーさんは、見つけた誤植を集めるのが趣味だ。そんな彼のもとに、ある日突然人ならざる青年が現れ、共同生活を送ることになる。
あらすじにも書いた能力が目を引く作品だ。短編のため、クスッと笑えてすぐに読み切ることができると思う。また、「誤植=自分のアイデンティティー」というような構図になっており、短編でありながら作者の思いが詰まった物語になっていると考える。
18.『オペラ座の怪人』(ミュージカル)主催:劇団四季
19世紀、パリ。誰にも愛されず、オペラ座の地下に棲みついた怪人は、クリスティーヌに心奪われ、彼女をプリマ・ドンナにしようと手を尽くす。しかし、彼女が幼馴染のラウル子爵に求愛されるのをみて嫉妬に狂ってしまい、やがてオペラ座では怪奇な事件が次々と起こるようになる。
役者の演技を小道具や舞台衣装、音楽がより豊かに彩っている様だった。特に感動したのは舞台の幕の使い方で、奥行や舞台転換を幕で表現しているところが興味深かった。また、音楽や人物関係、舞台の使い方など様々なところで「昇降の構図」が見られ、舞台ならではの演出が見事だった。
19.『河童』(小説)作者:芥川龍之介
精神病院に入れられた患者第二十三号が僕に語った体で進む、芥川の晩年の代表作。『河童の国』に迷い込んだ第二十三号とその世界で出会った河童たちとの交流を描く。宗教や恋愛、結婚、哲学など様々な物事についての考え方が登場し、当時の日本社会を痛烈に風刺・批判している作品だと言われている。
第二十三号が『河童の国』に行く描写は、『不思議の国のアリス』や『おむすびころりん』を想起させ、まるで童話のような描き方をしていると考える。また、作中で描かれる「風刺」は、当時の芥川にとっても切実な問題であったため、芥川の思いを「河童」に託す形で表現していたのではないかと考える。
20.『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(アニメ第1期)
公爵令嬢のカタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻し、ここが乙女ゲームの世界であり、自身が主人公の恋を邪魔する悪役令嬢であることを思い出す。カタリナに用意されている結末は国外追放か殺されることだけ。破滅フラグを回避して幸せな未来を掴み取るためのカタリナの奮闘を描いたラブコメディー。
昨今の一大ジャンルになっている「異世界転生もの」。その中でも「悪役令嬢」に転生するストーリーは人気で様々な作品がある。魔法や学園もの、王太子の婚約者など王道な展開がありながらも、この作品独自の「悪役令嬢もの」としての差別化が図られていると考える。また、乙女ゲーム的なラブコメの要素を持ちつつも少女漫画的でないところが興味深いと思った。
2年 小野寺
RES
夏休み課題1~10
1.『BASTARS』(漫画)作者:板垣巴留
肉食獣と草食獣が共存する世界。チェリートン学園に通うハイイロオオカミのレゴシは、突如友達のテムを食殺で亡くしてしまう。肉食獣が草食獣を食べて殺すことは、この世界において最も重い犯罪であった。犯人は誰なのか?本能とは?動物たちの青春群像劇が今始まるー!
動物をまるで人間のように描き出しているにも関わらず、動物だからこその問題(本能と理性、草食獣と肉食獣の共存は可能なのかなど)がより強調されている点がとても興味深いと思った。また、動物の生態の特徴を上手く組み込んだ設定が随所で見られるので、そういった所を探しながら見るのも面白いと思う。さらに、アニメ化している作品であるが、3DCGを用いているアニメとは違って、漫画では毛並みの質感や海外の漫画を思わせる作画が面白いので、是非見比べて見てほしい。
2.『青の祓魔師』(漫画)作者:加藤和恵
人間の住む〈物質界〉と悪魔の住む〈虚無界〉が存在している世界を舞台に、主人公の奥村燐は普通の日常を過ごしていたが、あることをキッカケに自分がサタンの落胤であることを知る。人類にとって脅威の存在となった燐は死を要求されるが、彼はサタンを倒すため、祓魔師として戦うことを決意する。
主人公が異形のものと戦い、その中で成長していくという少年漫画の王道的ストーリーでありながら、とても細かい設定や複雑な展開がなされている作品であると考えられる。特に、登場する悪魔やそれらを祓魔するための呪文は、西洋のみならず日本など世界中の伝説や宗教を基にしており、作者が様々な資料を基に世界観を構築していることが窺える。
3.『竜とそばかすの姫』(映画)監督:細田守
高知の田舎に住む高校生の内藤鈴は、父と2人暮らし。母と一緒に歌うことが大好きだったが、母を幼い頃に亡くしたことをキッカケに歌うことが出来なくなっていた。作曲だけが生きる糧となっていたある日、全世界50億人が集うインターネットの仮想世界〈U〉で「ベル」としてなら自然と歌うことができることが分かる。瞬く間に話題となったベルであったが、「竜」と呼ばれる謎の存在が表れ…。
細田監督の代表作である『サマーウォーズ』の世界をより進化させたような世界観になっており、仮想空間をCGで、日常を手描きの作画に分けている所が見ていて興味深い。また、この作品では途中では挟まれる「歌」がとても重要な役割を果たしており、ミュージカル的要素も含んでいると考えられる。インターネット世界は批判的な見方をされることが多いが、肯定的に捉え、欠点とどう向き合っていくかという細田監督の考え方が根底にある作品ではないかと考える。
4.『空挺懐古都市』(漫画)作者:石据カチル
海面が上昇し、大地が小さくなり始めた世界。人々は巨大な「空挺都市」を造って生活していた。しかし、その憧れの都市に「一番大切な人を忘れてしまう」という病気が流行し…?華やかな発展都市の光と闇を描くどこか懐かしい近未来ファンタジー。
「一番大切な人を忘れてしまう」という病を軸に、主人公をはじめとした人々の交流を描いた作品となっている。大切な人は必ずしも恋人だけでなく、家族や親友など様々だ。「忘れたくない」ともがくキャラクターの姿は、反対に、読み手側にとって大切な人への気持ちを思い巡らせてくれる。作画は勿論のこと、表紙の細かい装丁が美しい作品となっている。
5.劇場版『名探偵コナン‐緋色の弾丸‐』(映画)原作:青山剛昌 監督:永岡智佳
世界最大のスポーツ祭典「WSG」の記念すべき東京開催を控える日本。その開会式に合わせて「真空超電導リニア」が開通することが発表された。世界から注目を集める中、名だたる大会スポンサーが出席するパーティーで突如事件が発生し…。大人気シリーズの劇場版第24弾。
回を追うごとに迫力ある事件が展開している「名探偵コナン」の劇場版シリーズ。今作では、今年開催された東京オリンピックや、2027年に開業を目指しているリニア新幹線を思わせるモチーフが重要な役割を果たしている。これらは、事件の規模の大きさを表すことは勿論であるが、世界規模のスポーツの祭典を安全に成功させることの難しさや、リニア新幹線がもし悪用されたらといった問題提起をしているのではないかと考える。
6.『天空の城ラピュタ』(映画)監督:宮崎駿
ある日、少女が空から降ってきた…「ガリバー旅行記」の中で伝えられた空中の浮島、ラピュタ帝国、そこに秘められた謎の飛行石をめぐって繰り広げられる冒険活劇!
主人公のパズーと少女シータの成長を軸に、科学や文明の発展が必ずしも幸せをもたらすわけではないといった、宮崎監督の考えも垣間見える作品だと考える。また、宮崎駿監督の映画にはよく飛行する乗り物が登場するが、これは監督の「空や飛行機への憧れ」を表しているのではないかと考える。
7.『ハウルの動く城』(映画)監督:宮崎駿
亡き父の帽子屋を一人で切り盛りしていた18歳のソフィーは、ある日荒れ地の魔女に呪いをかけられ、90歳のおばあちゃんの姿に変えられてしまう。呪いを解くため、意を決して荒れ地を目指していた彼女の前に奇怪な形をした「ハウルの動く城」が表れて…。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作をもとにした作品で、ジブリ作品の中でも人気が高い作品だ。私自身の感想としては、描きたいことを詰め込み過ぎて、約2時間では収まっていないような印象を受けた。しかし、魔法を使うシーンはとてもワクワクし、「ハウルの動く城」の動きもとてもダイナミックだと感じた。
8.『魔女の宅急便』(映画)監督:宮崎駿
魔女の子は、13才になると一人前の魔女になるために一年間の修行に出る。黒猫のジジを連れて修行に出た魔女のキキは、初めて訪れた大都会の中で孤独や挫折を味わいながら、人々とのふれあいの中で成長していく。
一人暮らしをするキキの姿が、宮城県から引っ越してきた大学1年の時の私と似ていて、共感する部分が多かった。また、宮崎監督は、思春期の女の子特有の悩みや、女の子らしい仕草・気持ちの変化を描き出すことがとても上手いなと感じた。
9.『るろうに剣心 The Final』(映画)原作:和月伸宏 監督:大友啓史
かつて〈人斬り抜刀斎〉として恐れられ、激動の幕末を刀一本で戦い抜いた男、緋村剣心。新時代を迎え、二度と人を殺さないと誓う剣心は、志々雄誠真実を始めとする敵との戦いを乗り越え、仲間と平穏な日々を送っていた。そんな彼のもとに十字傷の謎を知る最強最悪の敵、雪代縁が現れる。
大人気映画の最終章を描いた今作は、シリーズ最大の敵、雪代縁との戦いを描いている。人気漫画の実写化は、ファンからの賛否両論が相次ぐが、この作品は、とてもクオリティ高く仕上がっていると言えるだろう。特に見応えがあるのが「殺陣」で、動きもさることながら、少年漫画によくある必殺技を「セリフとして言わない」といったところに、実写映画としての表現やリアリティが表れていると考えられる。
10.『るろうに剣心 The Beginning』(映画)原作:和月伸宏 監督:大友啓史
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、〈人斬り抜刀斎〉として恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女の雪代巴に人斬りの現場を見られ、口封じとして側に置くことにするが…。〈十字傷〉に秘められた真実が、今、明かされる。
『るろうに剣心』にとって重要なエピソードであり、「これを撮らなければ本当の意味で終われない」と、スタッフが大きな使命と覚悟をもって挑んだ『るろうに剣心』シリーズのはじまりの物語。アクションシーンも勿論魅力的だが、心情描写に重点を置いた演技や演出が見所で、俳優の演技に息を飲むこと間違いなしの内容となっている。
1.『BASTARS』(漫画)作者:板垣巴留
肉食獣と草食獣が共存する世界。チェリートン学園に通うハイイロオオカミのレゴシは、突如友達のテムを食殺で亡くしてしまう。肉食獣が草食獣を食べて殺すことは、この世界において最も重い犯罪であった。犯人は誰なのか?本能とは?動物たちの青春群像劇が今始まるー!
動物をまるで人間のように描き出しているにも関わらず、動物だからこその問題(本能と理性、草食獣と肉食獣の共存は可能なのかなど)がより強調されている点がとても興味深いと思った。また、動物の生態の特徴を上手く組み込んだ設定が随所で見られるので、そういった所を探しながら見るのも面白いと思う。さらに、アニメ化している作品であるが、3DCGを用いているアニメとは違って、漫画では毛並みの質感や海外の漫画を思わせる作画が面白いので、是非見比べて見てほしい。
2.『青の祓魔師』(漫画)作者:加藤和恵
人間の住む〈物質界〉と悪魔の住む〈虚無界〉が存在している世界を舞台に、主人公の奥村燐は普通の日常を過ごしていたが、あることをキッカケに自分がサタンの落胤であることを知る。人類にとって脅威の存在となった燐は死を要求されるが、彼はサタンを倒すため、祓魔師として戦うことを決意する。
主人公が異形のものと戦い、その中で成長していくという少年漫画の王道的ストーリーでありながら、とても細かい設定や複雑な展開がなされている作品であると考えられる。特に、登場する悪魔やそれらを祓魔するための呪文は、西洋のみならず日本など世界中の伝説や宗教を基にしており、作者が様々な資料を基に世界観を構築していることが窺える。
3.『竜とそばかすの姫』(映画)監督:細田守
高知の田舎に住む高校生の内藤鈴は、父と2人暮らし。母と一緒に歌うことが大好きだったが、母を幼い頃に亡くしたことをキッカケに歌うことが出来なくなっていた。作曲だけが生きる糧となっていたある日、全世界50億人が集うインターネットの仮想世界〈U〉で「ベル」としてなら自然と歌うことができることが分かる。瞬く間に話題となったベルであったが、「竜」と呼ばれる謎の存在が表れ…。
細田監督の代表作である『サマーウォーズ』の世界をより進化させたような世界観になっており、仮想空間をCGで、日常を手描きの作画に分けている所が見ていて興味深い。また、この作品では途中では挟まれる「歌」がとても重要な役割を果たしており、ミュージカル的要素も含んでいると考えられる。インターネット世界は批判的な見方をされることが多いが、肯定的に捉え、欠点とどう向き合っていくかという細田監督の考え方が根底にある作品ではないかと考える。
4.『空挺懐古都市』(漫画)作者:石据カチル
海面が上昇し、大地が小さくなり始めた世界。人々は巨大な「空挺都市」を造って生活していた。しかし、その憧れの都市に「一番大切な人を忘れてしまう」という病気が流行し…?華やかな発展都市の光と闇を描くどこか懐かしい近未来ファンタジー。
「一番大切な人を忘れてしまう」という病を軸に、主人公をはじめとした人々の交流を描いた作品となっている。大切な人は必ずしも恋人だけでなく、家族や親友など様々だ。「忘れたくない」ともがくキャラクターの姿は、反対に、読み手側にとって大切な人への気持ちを思い巡らせてくれる。作画は勿論のこと、表紙の細かい装丁が美しい作品となっている。
5.劇場版『名探偵コナン‐緋色の弾丸‐』(映画)原作:青山剛昌 監督:永岡智佳
世界最大のスポーツ祭典「WSG」の記念すべき東京開催を控える日本。その開会式に合わせて「真空超電導リニア」が開通することが発表された。世界から注目を集める中、名だたる大会スポンサーが出席するパーティーで突如事件が発生し…。大人気シリーズの劇場版第24弾。
回を追うごとに迫力ある事件が展開している「名探偵コナン」の劇場版シリーズ。今作では、今年開催された東京オリンピックや、2027年に開業を目指しているリニア新幹線を思わせるモチーフが重要な役割を果たしている。これらは、事件の規模の大きさを表すことは勿論であるが、世界規模のスポーツの祭典を安全に成功させることの難しさや、リニア新幹線がもし悪用されたらといった問題提起をしているのではないかと考える。
6.『天空の城ラピュタ』(映画)監督:宮崎駿
ある日、少女が空から降ってきた…「ガリバー旅行記」の中で伝えられた空中の浮島、ラピュタ帝国、そこに秘められた謎の飛行石をめぐって繰り広げられる冒険活劇!
主人公のパズーと少女シータの成長を軸に、科学や文明の発展が必ずしも幸せをもたらすわけではないといった、宮崎監督の考えも垣間見える作品だと考える。また、宮崎駿監督の映画にはよく飛行する乗り物が登場するが、これは監督の「空や飛行機への憧れ」を表しているのではないかと考える。
7.『ハウルの動く城』(映画)監督:宮崎駿
亡き父の帽子屋を一人で切り盛りしていた18歳のソフィーは、ある日荒れ地の魔女に呪いをかけられ、90歳のおばあちゃんの姿に変えられてしまう。呪いを解くため、意を決して荒れ地を目指していた彼女の前に奇怪な形をした「ハウルの動く城」が表れて…。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作をもとにした作品で、ジブリ作品の中でも人気が高い作品だ。私自身の感想としては、描きたいことを詰め込み過ぎて、約2時間では収まっていないような印象を受けた。しかし、魔法を使うシーンはとてもワクワクし、「ハウルの動く城」の動きもとてもダイナミックだと感じた。
8.『魔女の宅急便』(映画)監督:宮崎駿
魔女の子は、13才になると一人前の魔女になるために一年間の修行に出る。黒猫のジジを連れて修行に出た魔女のキキは、初めて訪れた大都会の中で孤独や挫折を味わいながら、人々とのふれあいの中で成長していく。
一人暮らしをするキキの姿が、宮城県から引っ越してきた大学1年の時の私と似ていて、共感する部分が多かった。また、宮崎監督は、思春期の女の子特有の悩みや、女の子らしい仕草・気持ちの変化を描き出すことがとても上手いなと感じた。
9.『るろうに剣心 The Final』(映画)原作:和月伸宏 監督:大友啓史
かつて〈人斬り抜刀斎〉として恐れられ、激動の幕末を刀一本で戦い抜いた男、緋村剣心。新時代を迎え、二度と人を殺さないと誓う剣心は、志々雄誠真実を始めとする敵との戦いを乗り越え、仲間と平穏な日々を送っていた。そんな彼のもとに十字傷の謎を知る最強最悪の敵、雪代縁が現れる。
大人気映画の最終章を描いた今作は、シリーズ最大の敵、雪代縁との戦いを描いている。人気漫画の実写化は、ファンからの賛否両論が相次ぐが、この作品は、とてもクオリティ高く仕上がっていると言えるだろう。特に見応えがあるのが「殺陣」で、動きもさることながら、少年漫画によくある必殺技を「セリフとして言わない」といったところに、実写映画としての表現やリアリティが表れていると考えられる。
10.『るろうに剣心 The Beginning』(映画)原作:和月伸宏 監督:大友啓史
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、〈人斬り抜刀斎〉として恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女の雪代巴に人斬りの現場を見られ、口封じとして側に置くことにするが…。〈十字傷〉に秘められた真実が、今、明かされる。
『るろうに剣心』にとって重要なエピソードであり、「これを撮らなければ本当の意味で終われない」と、スタッフが大きな使命と覚悟をもって挑んだ『るろうに剣心』シリーズのはじまりの物語。アクションシーンも勿論魅力的だが、心情描写に重点を置いた演技や演出が見所で、俳優の演技に息を飲むこと間違いなしの内容となっている。