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3年 福島 RES
春休み課題081~100(1~20)
100点達成。

081.『ジュラシック・ワールド』(洋画)
[監督]コリン・トレボロウ [公開]2015年
世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。恐竜の飼育員オーウェン(クリス・プラット)が警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまい……。(出典:Yahoo!映画)

もしジュラシック・ワールドが現実世界に存在したとしたら、私も行ってみたいと感じた。ただ安全管理には十分に気をつけてほしいと同時にルールはきちんと守ろうという教訓を得た。
人間の欲によって生み出された存在が反対に人間を脅威にさらすという構図はよくあるもので、また主人公らは恐竜側に立ち、その尊さを理解しているという立場は、ある意味この映画が非常に勧善懲悪の典型的な枠組みに収まっているものだということを表現していると思った。


082.『告白』(邦画)
[監督]中島哲也 [公開]2010年
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。(出典:Yahoo!映画)

松たか子の淡々とした口調は原作を具現化したように忠実であり、観客に同情よりも奇妙さを誘うものになっている。どう考えても松たか子は被害者であるにもかかわらず、ただ者ではない加害者に見えるのは、その無表情な感情とおかしいくらいの執念さがあるからだ。下手に無表情な演技をすると大根役者になってしまう危険性があるが、松たか子の演技は素晴らしいもので、何かわからない何かが彼女の胸の内に常にあることを観客が感じることができる。


083.『コーヒーが冷めないうちに』(邦画)
[監督]塚原あゆ子 [公開]2018年
時田数が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると望み通りの時間に戻れるという不思議な噂があった。過去に戻るには面倒なルールがいくつもあったが、その全てを守った時、優しい奇跡が舞い降りるのだという。今日も店には、噂を聞きつけてやって来たキャリアウーマンの清川二美子や、訳あり常連客の高竹佳代と房木康徳、なぜか妹から逃げ回っている平井八絵子ら、それぞれ事情を抱える人々が訪れてくる。タイムスリップの引き金になるコーヒーを淹れることのできる数も、近所の美大生・新谷亮介に導かれるように、自分自身の秘められた過去に向き合っていく。(出典:映画.com)

内容的には非常に非現実的な題材ではあったけれども、有村架純の繊細な演技でその美しさが際立ち、映画として良かった。ただ新谷がカメラで数の住んでいた場所を撮っていて、数はそれを見たくて文化祭に行ったという流れは少々強引に感じた。また、3世代にわたって時を巡り物語を好転させる流れは、よくある形だ。過去や未来に行くことに対する人間の憧れは強いのだと、こうした作品の多さをもって感じる。


084.『マスカレード・ナイト』(邦画)
[監督]鈴木雅之 [公開]2021年
警察に届いた1通の匿名ファックス。その内容は、都内マンションで起きた殺人事件の犯人が、大みそかにホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウンパーティ「マスカレード・ナイト」に現れるというものだった。パーティ当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した警視庁捜査一課の刑事・新田浩介は、コンシェルジュに昇進した山岸尚美の協力を得て捜査を進めていくが、500人の参加者は全員が仮装して顔を隠していた。限られた時間の中、素顔のわからない殺人犯を捕まえるべく奔走する彼らだったが……。(出典:映画.com)

再びこのシリーズを映画で見ることができて嬉しかった。最初の田中みな実と明石家さんまの登場は、後にも全く事件に影響してこないためにいかにもゲスト出演という感じがしすぎていたのが驚きであったが、山岸がいかに有能なコンシェルジュであるかを表すのに不可欠なのは感じた。事件自体はそこまで深いものにはなっていない印象だった。おそらく原作ではもっと細かく事件について書かれているのだろうと思った。主人公らメインの登場人物に時間を割かなければならない映画は仕方ないかもしれないが、もう少し踏み込んでもよかったのではないかとも感じる。


085.『沈黙のパレード』(小説)
[作者]東野圭吾 [発行所]文藝春秋 [制作日付]2021年9月10日
静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前に少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺されたー容疑者は、女性を愛した普通の人々。彼らの"沈黙"に、天才物理学者・湯川が挑む!(出典:小説装丁)

文庫本約500ページにわたって、色々な人物からの目線で物語が進んでいった。東野圭吾作品は悲しい事件が多いが、今回もバレッタというひとつの希望によって物語が閉じるのは、モヤモヤしない終わり方をさせたい作者の思いがあるのだろうと思った。


086.『沈黙のパレード』(邦画)
[監督]西谷弘 [公開]2022年
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。(出典:映画.com)

小説を読了した後すぐに映画を見たためか、映画は小説の10倍ほどのスピードで物語が展開しているように感じた。また、映画化に伴って物語の軸が草薙になっていたことも印象的だった。小説ではそこまで草薙メインではない。そのためか、映画では若干の脚本の書き換えがあり、草薙の辛さがより強調されていてドラマチックになっていたように思う。


087.『ハリー・ポッターと呪いの子』(舞台)
[原作]J・K・ローリング、ジャックソーン、ジョンティファニー [公開]2022年
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく・・・。(出典:公式サイト)

ハリーポッター役に向井理を迎えた回を観劇しに行った。ハリーポッターという作品の原型を良い塩梅でとどめると同時に、新しいハリーポッターを見た気もした。アルバスのキャラクターは意外性が高く、面白いと思った。所々言動に現代人の片鱗があってユーモラスだった。また、演出については本当に魔法があるかのような重力の不自然さがあった。上から釣っているだけだけでなく、演者の努力があると思った。舞台転換も黒子がマントをかっこよく振って変わっていくので、自然で世界観が守られていた。


088.『ラプラスの魔女』(小説)
[作者]東野圭吾 [発行所]角川 [制作日付]2018年2月24日
遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ! (出典:KADOKAWA公式サイト)

序盤あたりでこの作品はどのように収束させるつもりなのかと登場人物の超能力のようなものに対して思っていたが、それが脳に行き着くというのは非常に東野圭吾らしさを感じた。ただ終わり方が少し中途半端のように感じて残念だったが、『魔力の胎動』についても読んでみたいと思った。メインではない登場人物たちの背景についてももっとよく知りたいと思うし、広がっていくことが可能な描き方になっているのは凄いと感じる。


089.『ラプラスの魔女』(邦画)
[監督]三池崇史 [公開]2018年
妻と温泉地を訪れた初老男性が硫化水素中毒で死亡する事件が発生した。捜査を担当する刑事・中岡は妻による遺産目当ての計画殺人を疑うが、事件現場の調査を行った地球化学専門家・青江修介は、気象条件の安定しない屋外で計画を実行するのは不可能として事件性を否定。しかし数日後、被害者男性の知人が別の地方都市で硫化水素中毒により死亡する事故が起きる。(出典:映画.com)

沈黙のパレードと比較すると、今作は上手く映画版にまとめられていたように思う。小説と違う点が何個かあり、ドラマチック性や強調性に繋がっていた印象が強い。ラストシーンの演出については現象の表現の現実感が希薄だったことと、甘粕才生の残酷さが小説よりも激しかったことが少し残念だった。


090.『羊をめぐる冒険(上)』(小説)
[作者]村上春樹 [発行所]講談社 [制作日付]2004年11月15日
あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい<鼠>の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。(出典:講談社BOOK倶楽部公式サイト)

『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』に続く本作は、僕と鼠の青春が綴られている。青春とはいっても、一般的なキラキラしたものではなく、1970年代の過ぎていく空虚感と意味のない時間を繰り返す僕らがなんだかよくわからないものに巻き込まれるものだ。しかし、遠くから見たら、それは本当の青春でかけがえのない時間だったと感じるのは、その空虚を考える時間が存在するからだろう。北海道に飛び立った僕が羊を見つけることができるのか、下巻が楽しみだ。


091.『羊をめぐる冒険(下)』(小説)
[作者]村上春樹 [発行所]講談社 [制作日付]2004年11月16日
美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという1頭の羊と<鼠>の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。1982年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失った僕の、ラスト・アドベンチャー。村上春樹の青春3部作完結編。野間文芸新人賞受賞作。(出典:講談社BOOK倶楽部公式サイト)

青々しさと切なさを残して青春が終わったような作品だった。村上春樹の作品でもみずみずしいタッチであり、それが青春を感じさせた。内容は不真面目なように思えるのだが、そこにはとてつもない真面目さと真剣さが存在していた。


092.『職業としての小説家』(エッセイ)
[作者]村上春樹 [発行所]新潮社 [制作日付]2015年10月1日
「村上春樹」は小説家としてどう歩んできたかー作家デビューから現在までの軌跡、長編小説の書き方や文章を書き続ける姿勢などを、著者自身が豊富な具体例とエピソードを交えて語り尽くす。文学賞について、オリジナリティーとは何か、学校について、海外で翻訳されること、河合隼雄氏との出会い……読者の心の壁に新しい窓を開け、新鮮な空気を吹き込んできた作家の稀有な一冊。(出典:新潮社文庫)

『風の歌を聴け』を書いた頃の村上の状況を知ることができたのは興味深かった。もし賞に選ばれていなかったら、原稿も残っていないと考えると、やはり世間に公表されるだけの価値がその小説にあったのだなと思い、凄いと感じた。


093.『トップガン』(洋画)
[監督]トニー・スコット [公開]1986年
カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませる。日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリアしていく。しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく。(出典:Yahoo!映画)

最新作が公開されたことによって、再注目を浴びた今作を初めて鑑賞した。物語の構成が単純明快で、主人公の成長の様子が熱を持って描かれていたと感じた。若い頃のトム・クルーズは豪快な役どころとマッチしていて見応えがあった。ただ、展開が少し速いように感じ、ヒロインとなる女性の魅力がいまいち伝わらなかったのは残念だった。


094.『コンフィデンスマンJP 英雄編』(邦画)
[監督]田中亮 [公開]2022年
“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子、ボクちゃん、リチャード。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警察さらにはインターポールの捜査の手が迫っていた・・・。
果たして最後に笑うのは誰なのか!?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる!!
そして、本当の〈英雄〉、最後の〈真実〉とは―!?(出典:映画公式サイト)

今作の舞台に興味があり、鑑賞した。また、コロナの影響で渡航できなかったためにフルCGを使用したという秘話があったこともあり、どのような映像が見られるのか気になった。結果、素晴らしい映像美で現地撮影かのようだった。物語も非常に緻密で最後の最後まで騙された内容だった。長澤まさみの圧倒的存在とそれを支える多くの豪華俳優たちのキャラクターも個性的で非常に楽しい。さすが古沢さんの脚本だと感じた。


095.『コンフィデンスマンJP 運勢編』(ドラマ特番)
[脚本]古沢良太 [放送年]2019年
ダー子(長澤まさみ)がターゲットとして狙いを定めたのは、投資家の阿久津晃(北村一輝)。阿久津は投資家とは名ばかりの闇金業者で、賭けポーカーの元締としても暗躍する危ない男だった。ダー子は強引にボクちゃん(東出昌大)たちを巻き込み阿久津に接触するも、ダー子たちの正体を見抜いていた阿久津に用意した見せ金の5,000万円を奪い取られてしまう。リチャード(小日向文世)の占いによれば、ダー子の運はこれから下がり続けるという。阿久津への復讐を諦めないダー子にあきれたボクちゃんとリチャードは、彼女の元を去ることに…。やがてボクちゃんは、渡辺若葉(中山美穂)が社長を務める遺品整理会社で働き始める。一方、海辺の町でサーフィンを楽しんでいたリチャードは、夫を亡くし、ひとりで中華料理屋を切り盛りする韮山波子(広末涼子)に心をひかれていく。
そんな中、ダー子は、五十嵐(小手伸也)の協力のもと、再び阿久津に挑むが…。(出典:amazon)

ダー子が阿久津にポーカーで負けるシーンの伏線回収やボクちゃんやリチャードも結局ダー子と組んでいるのは安定感のある気持ちがいい展開だった。そんな中で、波子に実際に惹かれているようなリチャードは可愛くて、脚本の中に遊び心がたくさんあると思った。


096.『トムとジェリー』(洋画)
[監督]ティム・ストーリー [公開]2021年
ある日、新人のケイラ(クロエ・グレース・モレッツ)が働くニューヨークの高級ホテルに、ネズミのジェリーが引っ越してくる。そのホテルでは世紀のウエディングパーティーが開催されるが、ジェリーとその天敵の猫・トムのせいでパーティーはぶち壊しになる。2匹は自分たちの汚名を返上するために仕方なく手を組み、最高のウエディングパーティーを開こうとする。(出典::Yahoo!映画)

実写の中にアニメを描くような新しい映像で興味深かった。トムとジェリーだけではなく、他の動物たちもアニメになっていることが特徴的で、またそれがディズニー作品と同じように擬人化されているという基本があった。あくまで人間目線で描かれているところがその傲慢さを感じた。


097.『百瀬、こっちを向いて』(邦画)
[監督]耶雲哉治 [公開]2014年
新人文学賞を受賞した記念に母校から講演を依頼された30歳の小説家・相原ノボルは、卒業以来15年ぶりに帰郷し、当時を回想する。冴えない高校生だったノボルは、ある日、尊敬する先輩の宮崎瞬から、ショートヘアで野良猫のような鋭い目つきの美少女・百瀬陽を紹介される。瞬には学校のマドンナ的存在の神林徹子という恋人がいたが、百瀬と付き合っているという噂が流れて困っており、ノボルに百瀬と期間限定で付き合うふりをするよう提案。ノボルと百瀬は嘘の恋愛関係を始めるようになるが……。(出典:映画.com)

中学生頃に原作を読んだのを覚えているが、この作品は去っていった青春時代の終わらない感情を表現しているように思えた。元ももいろクローバーZのメンバーである早見あかりが初主演した映画ということだが、彼女の何とも言い難い表情が掴みどころがなくて役柄に合っていて良かったと思った。


098.「ミス・グリーンの秘密」『相棒 season8 第3話』(ドラマ)
[監督]和泉聖治 [放送年]2009年
マンションで男が殺害された。事件に関して主婦から情報が寄せられるが長話を嫌う捜査一課から捜査を任せられてしまう右京(水谷豊)。さっそく尊(及川光博)とその主婦から話を聞くと、主婦は事件直前に緑(草笛光子)という老女に被害者男性の自宅住所を教えていたという。右京は尊に緑をマークさせるが捜査に不慣れのためあっさり見つかってしまう。おまけに緑の自宅に招き入れられてしまい…。一方、右京は半年前のある事故の情報をつかむ。ガーデニング好きで「ミス・グリーン」と親しまれていた緑。その穏やかな微笑みの裏に何かが隠されているのか!?(出典:ドラマ公式サイト)

相棒シリーズの中でも圧倒的名作と言えるような回であり、相棒が神戸になってからまだ3話目の作品である。クールなイメージの強い神戸からミス・グリーンを通して、情が深いかっこいい神戸の像に変わるのが魅力だ。また、脚本も大変優れていて、相棒らしい物語性のある切ない事件であり、ラストシーンは映画かと錯覚するほど息を飲む展開だ。


099.「凶器の隠し場所」『西村京太郎サスペンス・探偵左文字進12』(ドラマ)
[監督]池澤辰也 [放送年]2008年
左文字探偵事務所に人材派遣会社「カインドカンパニー」の社長・川島(峰岸徹)が訪ねてきた。カインドカンパニーは年間百億を超える売り上げを誇る一方で、不正派遣などネガティブなニュース話題も絶えない会社だ。川島は何度か命を狙われており、身辺調査を頼みたいという。川島は左文字(水谷豊)に、週末に開催されるパーティーに潜入するよう要請する。 当日、左文字は霧子(山村紅葉)に詰め込まれた美術の知識と無線機を頼りに川島の元を訪れる。川島は「ちょっと席を外す」と言って中座。心配になった左文字が後を追っていくと、書斎で倒れている川島が発見される。川島は頭から血を流して絶命していた。目の前で依頼主が殺害され、さすがの左文字もショックが隠せない…。一部抜粋(出典:TBSチャンネルサイト)

初めて見たサスペンスドラマだった。主演は水谷豊であり、相棒を彷彿とさせるが、それとは異なりおちゃらけた性格だったため、大変新鮮だった。少々無理やりなシーンもなかなか多かったが、そこが面白く魅力的な点の一つなのだと感じた。いちばん驚いたのは、特殊メイクのシーンで、大分似ていたので美術スタッフはまったくおちゃらけていないと思った。

100.『ドライブ・マイ・カー』(邦画)
[監督]濱口竜介 [公開]2021年
舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。(出典:映画公式サイト)

原作を大幅に変えている印象ではあったものの、上手に構成し直して伝えたいことを観客に伝えることができていると感じた。村上の『アンダーグラウンド』でもあったが、傷つかなければいけないときに、傷つくことができないことは、結果的に自らを傷つけるという主題があったように思う。
2023/03/04(土) 11:45 No.1935 EDIT DEL
3年 髙橋 RES
冬・春休み課題1〜20

1.「シャドーハウス 2nd Season」(アニメ)
原作:ソウマトウ 制作:CloverWorks 監督:大橋一輝

 顔のない一族のシャドーとその一人にひとり与えられ、彼らに仕える顔を持つ以外はシャドーと同じ姿の生き人形。シャドーと生き人形は断崖にあるシャドーハウスにてまるで貴族とその従者のように、幸せに暮らしていた。しかしシャドーの一人である少女ケイトは、ある時このシャドーハウスに隠された秘密に近づいてしまい……

 本作はケイトたちがシャドーハウスの秘密を解き明かし、他のシャドーと対立していく構図が基本であるため、シーズン1以上にサスペンス的な要素が加わっている。カメラワークにはまるでどこかから覗き見するような斜めからのアングルが用いられ、音楽も上品でありながら緊張感のあるものが多い。その分シーズン1にあったコミカルな場面が減少しているため、物足りなく感じた人もいるかもしれない。だがそれ以上に登場人物の心理描写や謎解き要素を用いた丁寧な物語構成は素晴らしく、シリーズ全体を通してみれば完成度の高い作品だと考える。

2.「メイドインアビス 烈日の黄金郷」(アニメ)
原作:つくしあきひと 制作:キネマシトラス 監督:小島正幸
 
 世界に残された秘境「アビス」を冒険する少女リコをリーダーとした一行。彼らは様々な困難を乗り越え、遂に深界六層の還らずの都へと辿り着いた。そこにあったのは探窟家が異形と化したもの「成れ果て」たちと、彼らが暮らす「成れ果て村」であった。その村に入ったリコたちは彼らの文化に触れる中で、ある過去を知ることとなる。

 本作は様々な角度から視聴者に恐怖を与える作品となっている。化け物からの恐怖、人間からの恐怖、未知からの恐怖。そして精神的な恐怖と物理的な恐怖。そんな様々な恐怖の出所と方向性を組み合わせ視聴者に絶望とモヤモヤを与えるのが黄金郷編である。これまでのシリーズ作品はまだ爽快感の残る展開があったのだが今回はそれが無く、そのためこれまで以上に視聴者を選ぶ作品だと言えるだろう。しかし戦闘シーンの迫力や容赦のない描写、演出は脱帽ものなので最高潮な気分の悪さを味わいたい人には満面の笑顔でお勧めしたい。
 
3.「よふかしのうた」(アニメ)
原作:コトヤマ 制作:ライデンフィルム 総監督:板村智幸

 なんとなくという理由で不登校になり、夜に眠りづらくなってしまった男子中学生の夜守コウは、ある日隠れて夜の街を彷徨うことにした。今までは触れてこなかった夜の世界に、コウは自由と心地良さを感じることとなる。そんな中、突如彼の前に現れた少女のナズナは自身が吸血鬼なのだと告げた。夜の良さを知ったコウは自身も吸血鬼になりたいとナズナに申し出るのだが、そのためにはある条件があるらしく……

 本作は何より、作品の雰囲気づくりが上手いという特徴がある。漫画では描ききれなかった夜の街の姿をアニメ特有の誇張した色使いで鮮やかかつ丁寧に描き、更に挿入歌を加えることで魅力的に映している。また現実だと怪しげで危ういようにも見える体験を、登場人物の軽やかな会話などによって爽やかにも見せることで本作独特の雰囲気を作り出している。映像として見るならかなりクオリティの高いものだろう。しかしその世界観の描写が凝っていることで、物語のテンポが遅く感じ取れるのは勿体なかった。魅力的なキャラクターたちの掘り下げをもう少し足すことでより満足度の高い作品になったのではと考える。

4.「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(アニメ)
原作:矢立肇、富野由悠季 制作:サンライズ 監督:小林寛

 舞台は数々の企業が宇宙に進出し、宇宙で暮らすスペーシアンと地球で暮らすアーシアンとの対立が深まっている世界。モビルスーツというロボットが普及し、企業らが争うように製造し合う中で、ガンダムと呼ばれる操縦者に害を与える可能性のある機体は禁忌とされていた。そんな世界のモビルスーツに関する教育に特化した学校に、ある日スレッタ・マーキュリーは編入する。スレッタはエアリアルと呼ばれる機体と共に、学園生活をしていくのだが……

 本作はこれまでのガンダムシリーズと作風を大きく変化させつつもシリーズの系譜もしっかりと残した新生ガンダムだと私は考えている。学園モノということで触れやすさを残しつつも、生徒たちの背景にある企業間の競争や差別、そこから生まれる戦争といった要素を組み合わせることで制作陣が目標とした若年層向けのガンダムを見事に生み出している。
 映像面でもカメラワークや細かな描写が凝っており、それらが作品全体に及ぶ謎を解くための手がかりに繋がるのでクオリティが高いと言える。今後が楽しみな一作だった。

5.「チェーンソーマン」(アニメ)
原作:藤本タツキ 制作:MAPPA 監督:中山竜

 チェーンソーの悪魔であるポチタと暮らす青年、デンジは親が残した借金を払うためデビルハンターとして働きつつ貧しい暮らしを続けていた。そんな彼はある日、裏切りにより殺されてしまう。すると、ポチタのある言葉を最後にデンジはポチタの心臓を貰うことで「チェーンソーマン」として生き返ったのだった。

 本作は原作ファンを中心に様々な意見が飛び交っているが、原作未読の私にとっては素晴らしい作品であった。物語の展開が丁寧でありつつもそれにより登場人物らのキャラ立ちがしっかりとしており、そこにスピーディーかつ爽快感ある迫力的な戦闘シーンが加わることで緩急が生まれている。ギャグとシリアスのバランスも良く、シーズン通して飽きることなく見ることが出来た。ただ主人公のデンジは年齢の割に幼い部分があるので、戦闘でより「無茶苦茶」な動きや速さをカメラワークなどを用いてより表現してもよかったのでは、とは感じた。

6.「ミッドサマー」(映画)
監督・脚本:アリ・アスター 

 妹の無理心中により家族を失った女子大学生ダニーは、彼氏のクリスチャンとある友人の故郷であるホルガ村への旅行に同行することにした。クリスチャンとの距離を感じ始めているダニーは精神状態が不安定な中で、ホルガ村の夏至祭に参加することとなる。明るいホルガ村の住民からあたたかく迎えられた一行だが、その祭りの中で様々な出来事に遭遇することとなる。

 本作は評価が非常に難しい一作だ。物語の展開や演出は唐突で、登場人物への共感も非常にできるという訳でもなく、謎の気持ち悪さを常に感じさせられる。統一感を感じさせるのは明るい風景と音楽のみで、その他は統一性のないただただ恐ろしいものが広がるので視聴者が持つ感情がちぐはぐになっていくような感覚が得られる。正直、もう一度見たいと感じることはない。しかし、この映像は「人間が新興宗教にハマる過程」を覗くという思考の元で見ると非常に興味深いのではと感じられた。心理学を学んだ上で見るとストーリー、演出共に面白さを見出せるのかもしれない。

7.「モブサイコ100 Ⅲ」(アニメ)
原作:ONE 制作:ボンズ 総監督:立川譲

 外見は平凡でありながらもその身体には強力な超能力が宿っている少年、モブ。彼は超能力者集団「爪」との対決を経て、学友との関わりやバイト先である霊とか相談所での仕事に触れる日常を取り戻した。しかし、かの戦いで生まれた「神樹」や想い人であるツボミちゃんの引っ越しにより、彼は再び波乱の中心へ向かうこととなる……

 このシリーズが大好きな自分が正直本作を公平に見ることは難しいのだが、できるだけ控えめに感想を言うならば完成度の高い作品だった。作品紹介で述べたタッチの違いによる雰囲気作りと細かな心理描写は残されたまま、映像と音響が進化している。特に登場人物たちの精神的成長が細かな動きや声色、構図によって節々から感じ取れるのはたまらなかった。
 ただ、最初の三話ほどは登場人物の成長や現状を映すための回なのでストーリー自体の面白さを求めていたのなら物足りなく感じた人がいるかもしれない。そんな人がいるならば、四話以降は物語が大きく展開するのでぜひ見て欲しい。本作の魅力の本質に触れずにいるのは非常に勿体ないと私は考える。

8.「ブルーロック」(アニメ)
原作:金城宗幸、ノ村優介 制作:エイトビット 監督:渡邉徹明

 日本のサッカーチームをW杯優勝させる。この目的を達成するために絵心甚八は強力なストライカーが必要と考え、日本の若手フォワードたちをブルーロックと呼ばれる施設へ集めた。この場で行われる選考で勝ち残ったたった一人のストライカーだけが日本代表選手となる権利を与えられ、残りの選手は皆生涯日本代表になれないのだと絵心は語る。
 そんなブルーロックに招かれた無名選手の潔世一は、この恐ろしい計画に参加することを決意した。

 本作はこれまでのスポーツ漫画の概念を覆すような物語設定が魅力的となっている。周囲にいる人々は完全な仲間にはなりえず、求められる人間性は本来団体競技では重視されないエゴイストという要素。このデスゲーム的な設定は流行を捉えつつも新鮮味を感じさせる組み合わせで人気になるのは納得である。ただ、個人的にはその設定故に物語展開が平坦で盛り上がり切れなかった。登場人物に求められるもの、過程が確定しているため展開が読めるのだ。映像面のクオリティが高かったため、この物語展開自体に私が合わなかったのは残念だった。

9.「金色のガッシュベル」(アニメ)
原作:雷句誠 制作:東映アニメーション シリーズ構成:橋本裕志、大和屋暁

 中学二年生でありながら天才的な頭脳を持つ高嶺清麿は、学校で浮いてしまい不登校になっていた。そんなある日、窓から記憶喪失の少年ガッシュ・ベルが現れ、彼は清麿の父に清麿を鍛え直すよう頼まれたと告げる。ガッシュの存在を鬱陶しく感じていた清麿だが、ある出来事を通して彼に救われ、また彼が魔界からやって来た魔物の子であることを知り、「魔界の王を決める戦い」へガッシュと共に挑むことを決意するのだった。

 本作は昔の作品なので映像や演出が古臭い部分はあるが、太めの集中線や音喩といった漫画で用いられる技法を再現した演出が多く、「漫画を進化させたアニメ」という形で原作の魅力を最大限活かしている。
 ただ後半からは回想シーンが多くなることで作品のテンポが遅くなりがちになるというのに、終盤は尺が足りず駆け足気味になるという矛盾が生じている。この回想を減らすことでより終盤のオリジナル展開を丁寧に描けたと考えられるので、その点は勿体なく感じた。

10.「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」(アニメ)
原作:かんばまゆこ、青山剛昌 制作:TMS/第1スタジオ 監督:大地丙太郎

 米花町にある米花駅。ここに、ある男が現れた。彼の名は犯沢さん。ある男を殺すため、この町を訪れたらしい。
 しかし彼はまだこの町に着いたばかり。彼は住居を求め、不動産屋を訪れる。

 本作は「名探偵コナン」のスピンオフ作品であり、原作では敵である犯人視点で物語が展開される。しかしながらそこから紡がれるのは米花町の住民による犯罪ギャグとなっている。これは原作によって生まれたコナンの付近では事件が起こるというジンクスを活かした設定であり、それに原作の個性的なキャラを組み合わせることで面白さを生み出している。ギャグが続く展開ではあるものの、十五分の一話完結型ストーリーなので飽きることなく楽しむことが出来るだろう。

11.「The Visit」(映画)
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン

 姉のベッカと弟のタイラーはこれまで一切付き合いがなかった祖父母からの招待を受け、彼らの家で六日間過ごすことを決める。始めは優しい祖父母に迎えられた二人だが、その夜祖母の異様な姿を目撃してしまう。翌朝、その姿は体調不良だったからだと祖父から説明を受けた二人だったのだが、祖父母の不自然な行動はその後も浮き彫りになっていき……

 本作はある家を舞台に展開されるホラー作品であり、視点にかなり特徴があると言える。何故ならこの作品は主人公の姉弟が持つカメラを視点とするためである。そのため受け手は主観で祖父母の狂気的な姿を捉えることとなり恐怖感が増すことに加え、視界の不安定さや狭さから常に緊張感を持つこととなる。ストーリー面だとそれぞれトラウマを持つ姉弟の成長物語として受け取れる部分もあり綺麗な終わりを迎えるのだが、彼らに襲い掛かる恐怖体験は怪我や死を間近にしたものではないので純粋なホラーを楽しみたい場合は合わない可能性がある。

12.「ジョゼと虎と魚たち」(映画)
原作:田辺聖子 監督:タムラコータロー 脚本:桑村さや香 制作:ボンズ

 海洋専門学を専攻する大学生の恒夫はある日坂道を猛スピードで下りる車椅子に乗った女性、ジョゼを助けた。そしてこの出来事を機に、恒夫はジョゼの祖母に頼まれてジョゼの面倒を見るというバイトを引き受けることとなる。始めはジョゼの自分勝手な言動に腹が立っていた恒夫だが、ジョゼとの外出を通して徐々に心惹かれていく。

 本作は原作の内容をかなりライトにした恋愛物語となっている。そのため原作の少し重めな雰囲気を好んでいたファンには向かないものの、アニメ特有の鮮やかな色彩に非常にマッチした一作だろう。特に海の中を巡るジョゼの夢のシーンはボンズの滑らかなアニメーションも相まって華やかなものになっている。アニメ映画版はこの映像とに合わせてストーリーも恒夫とジョゼの青春、若者特有の真っ直ぐなロマンスを描ききっており少女漫画好きにはたまらない一作と言える。

13.「Re:ゼロから始める異世界生活」(アニメ)
原作:長月達平 制作:WHITE FOX 監督:渡邊政治

 引きこもり高校生であったスバルは、ある日コンビニ帰りに異世界に召喚されてしまう。状況もわからない中危機に見舞われたスバルは、自身を救ってくれた銀髪のハーフエルフに恩返しをするべく行動を共にすることにし、その中で何者かに襲われ死亡してしまう。しかし、何故かスバルは目を覚ました。彼は異世界にてタイムリープ能力を獲得したのだ。

 本作は私が苦手な異世界召喚モノだったのだが、異世界召喚作品に多い主人公最強設定ではないので非常に好ましかった。スバルは戦闘力はほぼ無く、それによりヒロインらに好かれる理由も強さではなく人間性になるのでご都合主義感が非常に薄れている。また能力故に似た展開を繰り返すことはあるものの、細かな動きなどを変えつつ全体的な流れは省略せず描ききってくれるためスバルの成長やヒロインとの関係を築く過程をちゃんと理解することが出来る。この異世界召喚モノでありながらも細かく地道な展開は、アニメーションで生まれる華やかさと組み合わさることで私の中で大きな魅力になった。

14.「Into the Storm」(映画)
監督:スティーヴン・クォーレ 脚本:ジョン・スウェットナン

 アメリカ合衆国にある町、シルバートンでは竜巻注意報が発令されていた。始めは大したことないのではと言われていた竜巻は大規模なものとなり、町はパニック状態となる。その日、高校にいたフラー一家と竜巻を撮影するために行動する竜巻ハンターはこの竜巻の脅威に立ち向かうことになる。

 本作は竜巻に焦点を当てたディザスター映画となっており、2014年に制作されているので比較的高クオリティのCGを用いた竜巻の映像と音響から迫力のある仕上がりとなっている。特にCGで生み出された竜巻は遠くから見るショットと近くから見るショットどちらでも迫力があり臨場感を感じることが出来る。
 ただ物語全編を通して描かれる人間関係は登場人物が多いゆえにまとまりきっておらずそこが残念だった。場面転換も多く作品世界に入りこみきれなかったため、メインキャラクターをフラー一家に絞り、親子関係の再構築をより深く描くと良いのではと考える。

15.「劇場版ポケットモンスター ココ」(映画)
原案:田尻智 監督:矢嶋哲生 脚本:冨岡淳広 

 ジャングルの奥地にあるオコヤの森。ここではザルードというポケモンを中心に様々なポケモンたちが暮らしていた。ある日、ザルードの一匹が森の川辺から赤ん坊を発見しその赤子を育てるために群れを離れ、裏切り者になることを決意する。そしてザルードは、その子をココと名付けたのだった。

 本作はこれまでに多かった人間界の中でのポケモンではなく、自然界の中でのポケモンに焦点が当てられている。それにより生じるポケモンたちの中にあるコミュニティの描写はポケモンを擬人化させると同時に、ココとザルードの疑似親子関係は人間とポケモンが対等な立場であることを強調し、それらはポケモンをひとつの命として捉えさせることへと繋がって新たな感動を生み出していた。このポケモンに対する視点の変化はポケモン映画の新たな魅力を引き出すことになったと私は考える。また映像のクオリティも高く、非常に満足度の高い一作だった。ただ終盤のCGで描かれたロボットは少し浮いてしまっていたので、その点だけは残念である。

16.「ODDTAXI イン・ザ・ウッズ」(映画)
原作:P.I.C.S. 監督:木下麦 脚本:此元和津也 制作:P.I.C.S、OLM

 世間を騒がせた練馬区女子高生失踪事件の後。事件の中心人物である小戸川と関係があった人々の元にとあるインタビュアーたちが訪れた。そのインタビューの中で、人々は語る。あの時、一体何があったのかと。

 本作は映画作品であるもののアニメ版の補足という要素が大きく、物語の流れはアニメ版の総集編のような形になっているのでアニメ未視聴の人はわかりにくさを、視聴した人は物足りなさ感じる作品だろう。そのため正直あまりおすすめできない。途中でより事件の詳細がわかるシーンやラスト五分でアニメ版の続きとなる映像は含まれているのだが、これはアニメ版が最後まで視聴者に与えた謎の答え合わせであり、かつその時間が短いので拍子抜けな印象が拭えなくなってしまう。本作は真実をはっきりとさせたい人にとっては良作といえるが、作品の余韻を楽しみたい人には向かない作品だと考えた。

17.「死役所」(ドラマ)
原作:あずみきし 監督:湯浅弘章など 脚本:政池洋佑など 

 此岸と彼岸の境界にある施設、死役所。ここでは毎日様々な理由で死亡した人々が自身の死の手続きを行っていた。そんな死役所で活動するシ村、ニシ川、イシ間、ハヤシといった職員たちは、人々の死に触れながら彼らを成仏させるため手続きを進めていく。

 本作は死後の世界という一見とっつきづらい世界が舞台ではあるものの、それを感じさせないほど舞台設定や生前の描写がリアリティに溢れており、登場人物に否応なく感情移入させられる作品となっている。取り上げられる死因のどれもが自身にもあり得る死の形であり、自分の人生について深く考えさせられる構成となっている。一話完結型ストーリーでありながら、その完成度の高さには驚かされた。
 原作が完結していないためドラマ版の終わり方も謎の残るものではあったのだが、それまでの物語の面白さからそれが残念ではなく楽しみという形で処理できたので、ぜひ一度視聴し興味を持った人は漫画も触れてみて欲しい。

18.「銀河鉄道999」(アニメ)
原作:松本零士 制作:フジテレビ、東映動画
 
 西暦2221年。人々は銀河鉄道を用いて宇宙への進出が可能となり、様々な惑星を行き来できるようになっていた。宇宙に散らばった人々の中でも裕福な者たちは機械の身体に魂を移し永遠の命が与えられる一方で、貧しい人々は迫害され苦しい生活を続けていた。
 そんな中地球で貧しく暮らしていた人間、星野鉄郎は母を機械伯爵に殺された後に自身を助けてくれた女性メーテルの提案で共に機械の身体を無料で貰えるという星を目指し、銀河鉄道999に乗車することとなる。

 本作は古くも味わいのある映像と共に現代の社会問題とも繋がる事柄を警鐘する先駆的な作品と言うことが出来る。全116話と非常にボリューミーな鉄郎の物語は、様々な惑星とそこにある人間模様や社会問題を正面から映し、視聴者は多くのことを考えさせられるだろう。絵柄がコミカルである分物語に染み込んだ哀愁や教訓をくどさを感じることなく受け取ることが出来るのが本作の魅力だ。基本一話完結型で毎話視聴者に気づきを与える作品なので、興味があればぜひ視聴してみて欲しい。

19.「竜とそばかすの姫」(映画)
原作・脚本・監督:細田守 制作:スタジオ地図

 田舎町に住む地味な女子高校生すずは、幼い頃に起きた母の水難事故を機に歌を歌えなくなり父親とも距離を取るようになっていた。そんなすずはインターネット上の架空世界「U」で「ベル」というアバターを手に入れる。自分ではない自分を手に入れた彼女はUのなかで歌を歌うようになり、その姿は人々を魅了した。
 ある日Uでコンサートを開いたベルだったが、そこに「竜」と呼ばれる存在が現れ……

 本作は映像美を楽しむ作品とすると高い評価が挙げられる一方で、物語性を楽しむ作品とすると評価が低くなってしまうと私は感じた。リアリティや素朴さが残る現実世界と、華やかで壮大なUの世界の描写はどちらも違う意味で魅力にあふれており、美しい。そのため物語の粗雑さが際立ってしまっていたのは非常に勿体なかった。登場人物の心理描写が少なかったため、行動に納得できない部分が生じてしまっている。この映像美とUと現実世界の行き来によって生まれた緩急があるので、もう少し映像の時間を長くしても退屈さを感じずに物語を楽しめたのではと思った。

20.「Hotel Mumbai」(映画)
監督:アンソニー・マラス 脚本:ジョン・コリー、アンソニー・マラス

 ムンバイにあるタージマハル・ホテルでは最高のサービスを提供するためスタッフたちが尽力していた。高級ホテルであるここにはVIPも訪れており、彼らは素晴らしい日を迎える予定だった。しかし彼らが訪れた11月26日の夜、ホテルはテロリストによって占拠されてしまう。

 本作は実際にあった事件を題材とし、同事件から生まれたドキュメンタリーの影響を受けているのもあって緊張感の演出がとにかく優れている。映像に微妙な揺れを加えることで生存者視点になることができるのに加え、無駄な音楽や演出は一切ない。人々の呼吸音が際立った、それでも誇張されてはいない状況からはまるで事件を中継しているような緊迫感が感じられる。また様々な人物の視点から物語が構成されているというのにその切り替えが非常にスムーズで違和感一つなく視点移行が行われている。リアリティを限界まで追求した本作は視聴するにあたって精神的な体力の消費が伴うだろうが、その没入感は素晴らしいので見て損することはまずないだろう。
2023/02/21(火) 22:32 No.1934 EDIT DEL
2年 高根 RES
夏休みの課題 27~30

27.神様 2011 (川上弘美)
 2011年の東日本大震災、福島原発事故を受けて、著者のデビュー作である『神様』をリメイクした作品。3つ隣の部屋に越してきた「くま」とひょんなことから親しくなり、誘われて散歩に出る。防護服も着ず、普通の格好で肌を出し、弁当まで持って出かけるのは「あのこと」以来初めてであった。

 作中で「あのこと」とは何のことなのか明記はされないが、十中八九東日本大震災のことであろうと予想がつく。登場する「くま」や「わたし」を含めた登場人物たちはことあるごとに放射能や被ばく量を気にし、放射能に対して心理的な恐怖を抱いていることが分かる。
 「あのこと」以来すっかり変わってしまった街の景色や人々の意識の描写を読んで、震災発生当時のことを思い出した。同時に、当時千葉県北西部に住んでいた私は水や食物に対して大きな不安を抱えることはあまりなかったことを思い出し、この小説の舞台となった東北との被害の差を改めて感じさせられた。
 私自身が当時、地元で東北ほどではないとはいえ、震度5強という非常に強い揺れを経験した被災者の一人であるからか、驚くほど集中して読み進めてしまった。

28.少女は卒業しない (朝井リョウ)
 図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、ただ一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと―。別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から青春のすべてを詰め込み、珠玉の連作短編集。

 本作に登場する少女たちは、ただ高校生活を卒業するだけではない。彼女たちが三年間過ごした校舎も、次の日には無くなってしまう、そんな他の高校生たちとはちょっと違った背景を持つ少女たちだ。
 "場所"には人によってさまざまな記憶(思い出)がこべりついており、その場に行くだけでそのときの感情や感覚を喚起させる力がある。特に中高はみんなで同じ制服を着て、同じ教室に集まって、一日のほとんどを校舎で過ごす。そんな校舎には、きっとそれぞれの場所でそれぞれのドラマが描かれている。普通なら卒業後もOB・OGとして学校に入れば、その懐かしさに浸ることができるが、彼女たちはそんな風に懐かしむこともこの卒業式の日が最後なのである。そんな切なさや高校生らしい甘酸っぱさで胸が一杯になる作品だった。
 登場する少女たちや少年たちが皆、変に危なっかしくも大人びてもおらず、それでいて不安定で複雑な感情を抱いているのが等身大の高校生を感じられて共感を呼んだ。
 もしも現役高校生のときにこれを読んでいたとしても、あまり響かなかったかもしれない。高校生がどれだけ刹那的で眩しく大切な時間であったかに気付いた、高校を卒業し大学に入った今だからこそ、この作品が印象的なものとして映るのだと思う。

29.にげて さがして (ヨシタケシンスケ)
 2013年に出版された『りんごかもしれない』以降、柔軟な発想とユーモアに満ちた作風が子どもから大人まで大ブームを巻き起こしたヨシタケ シンスケさんの作品。キャッチコピーは「にげるために、さがすために、きみのあしは、ついている。」(作品の帯から引用)。
 「逃げることはいけないこと」という風潮が強い現代を生きる大人から、これからそういう世界を生きる大人になる子どもたちまであらゆる年代の人達に響く絵本だと思った。自分を傷つける「やばいもの」の近くに無理にいる必要なんてない、そこから逃げて自分を大切に思ってくれる人のもとへ、自分が生きやすい場所へ行くことは何も悪いことじゃない。悪いイメージがついている「逃げること」を自分を変えるため、または守るための行動として優しく肯定すると同時に、行動を起こす勇気が出ない人の背中を押してくれる温かい絵本。
 「きみとにているひと、きみといっしょにゲラゲラわらってくれるひと」は現実の人ではなく、映画や本など虚構の世界の人かもしれない・それでもいいという描写が心に残った。
 また、「きみ」を傷つける「やばいもの」として四角い頭の「そうぞうりょくをつかうのがにがてなひと」が出てくる。この部分が「想像力がない人」ではなく「想像力を使うのが苦手な人」という表現になっているのが印象的だった。「ない」というのは力がゼロであるという意味になるので、救いようがないというイメージに繋がるが、「苦手」というのは力がゼロであるわけではないので、今後の生き方次第で「苦手」から「得意」へ改善される可能性があるというイメージが生まれる。今は四角い頭の人も、いつか柔軟で角の丸い形の頭に変われるかもしれないという作者からのメッセージと優しさを感じた。

30.心ゆさぶる広告コピー 選者・解説文:岩崎亜矢 / 選定協力:安藤隆
 駅や新聞など身近な場所にあふれた広告の中には、ときどき時間をかけて眺めてしまうほど魅力的なものがある。本書は読み手が共感し心動かされる広告コピーを集め、感情別に紹介している。
 本書を読んでいて、広告コピーはまるで短編小説か短歌のようだなと感じた。小説や短歌とは違い、あくまで商品を宣伝するため、会社の認知度を上げるための広告であるため、自分の感情や熱意だけを記すことはできない。それなのに、限られた文字数やスペースの中のじっくりと読まされてしまうほど強い熱量を感じるコピーの数々にコピーライターの方々の力を感じた。
 担当したコピーライターの方の解説を読むと現場の方にインタビューをしたり、顧客が共感するような物語や文章を自身で考えることも多いようで、ある種の作家のような仕事なのだと思った。個人的に「大丈夫。きみの悩みは、もう本になっている。(新潮社)」とコロナ禍で生まれた広告である「世界がいつかまた、騒がしくありますように。(大井競馬場)」、「2020年、夏、部活。(カロリーメイト)」が印象に残った。
2022/11/30(水) 17:10 No.1933 EDIT DEL
2年 高根 RES
夏休みの課題 21~26

21.七人の秘書(テレビドラマ)
 この世を動かしているのは国や財政のトップではない。実は、影の黒子たちだ――。要人であるボスを支え、組織に仕え、目立たぬことこそを極意とする、名もなき「秘書」たち。“影の軍団”として密かに集められた彼女たちが今、理不尽だらけの日本社会を裏で操り、変えてゆく…!

 銀行常務から大学病院院長、都知事、警視庁警務部長まで各所のトップに仕える主人公たちの痛快"秘書"ドラマ。
 表の秘書としての仕事中も、裏のエージェントとしての仕事中も美しくスマートに仕事をこなす主人公たちが美しく、憧れる。しかしそんな彼女たちにもそれぞれに悩みや苦労など弱い部分があり、そのギャップもまた魅力である。

22.マイ・ブロークン・マリコ(映画) 監督:タナダユキ 原作:平庫ワカ
 ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。

 主人公のシイノが抱えているのはマリコの遺骨である。そのはずなのにシイノは時折、その喋りも動きもしないその遺骨に生前のマリコを重ねているシーンがどこも印象的だった。
 映像の見せ方や俳優の演技力、すべてが強い力を持っており、80分という短い上映時間ですっかり魅せられてしまった。最後、マリコが遺した手紙をシイノが見て笑顔をこぼすというシーンで映画は終わるが、その手紙に何が書いてあったのかは語られることはない。その終わり方も印象的でなにが書いてあったのか、知っているのはシイノだけというところで改めて深くて狭いふたりだけの世界を感じさせられた。

23.モダンラブ・東京  エピソード7「彼が奏でるふたりの調べ」 山田尚子監督
 ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたアマゾンプライムオリジナル作品。恋愛から親愛までさまざまな愛の形がオムニバス形式で紡がれる。
 もともと山田尚子監督の作品はいくつか見たことがあったが、どれも登場人物の動きや表情が本当にかわいい。回想シーンも等身大の高校生像が描かれており、近付いては止まってまた近付いて……という初々しさに心が温まる。夢を忘れたフリをして「無理だ」と笑って誤魔化す途中までの主人公には共感し、後半の「勇気1mm」を振り絞って行動を起こした彼女には勇気をもらった。

24.アイドルマスターSideM(アニメ) 監督:原田孝宏・黒木美幸 原作:バンダイナムコエンターテインメント
 できたばかりの小さな芸能事務所「315プロダクション」。そこにスカウトされて集まってきた男性アイドルたち。元弁護士、元外科医、元パイロット……さまざまな前職を持ち、それぞれの思いを胸にアイドルに転職した彼らが、トップアイドルを目指し、夢に向かって紡ぐ新たな物語。

 弁護士から高校教師、アルバイター、プロサッカー選手まで登場人物たちの前職はバラバラで、どのアイドルものの作品と比べても異色である。しかし、たとえ前職が何であれ、年齢がいくつであれ、トップアイドルという同じ目標を全員で追いかけながら成長を続ける彼らの姿は眩しく、魅力的だった。

25.英国王のスピーチ 監督:トム・フーパー
 吃音というコンプレックスを抱える英国王の次男アルバート王子は、苦手なスピーチ克服のため言語聴覚士の治療を受け続けるも改善できずにいた。そんな中、兄が王位を返上し、アルバートはジョージ6世として望まぬ王位を継承することに。夫を心配した妻エリザベスは、独特な治療を施すスピーチ矯正の専門家ライオネルに全てを託す。ライオネルの率直な物言いに反発するジョージ6世だったが、やがて2人の間に友情が芽生え……。

 先日亡くなったエリザベス女王の父・ジョージ6世の伝記映画。
 吃音症は大半が生来のものではないなど、純粋に吃音症について勉強になる部分が多かった。吃音症も左利きもX脚も決して珍しいものではない。それでも変だと指摘され、笑われ、強制的に治すよう促されることで「障害」と見なされてしまうのだと感じた。
 最終的に吃音が治るわけではないのがこの映画のポイントであるように思えた。自分のコンプレックスや欠点を完全に無くす・なおすのではなく、それをアイデンティティとして昇華するという道もあるのだと暗に示してくれていると感じた。

26.線は、僕を描く(映画) 監督:小泉徳宏 原作:砥上裕將
 大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかに拡がる。深い悲しみに包まれていた霜介の世界が、変わる。
 巨匠・篠田湖山に声をかけられ【水墨画】を学び始める霜介。【水墨画】は筆先から生み出す「線」のみで描かれる芸術。描くのは「命」。
 霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく。
水墨画との出会いで、止まっていた時間が動き出す。これは、喪失と再生の物語。

 同じ制作陣が手掛けた作品である実写版「ちはやふる3部作」がある。それらも映画館で見たことがあったため、やはりカメラワークや音楽と映像の合わせ方に個性が出ているなと感じながら見ていた。「ちはやふる3部作」も今作も、人が集中してなにかに取り組む姿勢やその際の真剣な目の美しさを強調するような映像が印象的。
 また、筆の動きや傍から見て伝わる力の入れ方が登場人物によって違うように見えた。主人公の霜介は優しく繊細、千瑛はなめらか、湖山先生は美しく迷いがない、西濱さんは気持ちがいいほどの力強さを感じた。
 墨を扱う水墨画を描いているため、基本的に登場人物たちは日常的に黒い服を着ているのだが、霜介だけは白い服を着ていることが多く、食卓を囲んでご飯を食べるシーンなどでは異質に見えた。湖山先生が霜介を弟子に誘った理由として挙げていた「そこに真っ白な紙(=霜介)があったから」を表していたのか?と考えた。
2022/11/03(木) 20:25 No.1932 EDIT DEL
米村
高根さん
 30点目指して頑張ってください!
2022/11/13(日) 12:04 No.1 EDIT DEL
3年 北元 RES
夏休み課題21~30

21.『サマーウォーズ』
  監督 細田守
  脚本 奥寺佐渡子

 天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は高校二年の夏、憧れの先輩である夏希にアルバイトを頼まれる。その内容は、室町時代から続く戦国一家・陣内家の16代当主として、総勢27人の一族を束ねる夏希の曾祖母・栄のために、夏希の彼氏のフリをするというものだった。栄の誕生日を祝うためにはるばる随所から集まった親戚一行と健二は数日間の滞在をすることとなるが、その間に仮想世界「OZ」による大混乱に巻き込まれてしまう。混乱を起こした人工知能を持ったAI、通称「ラブマシーン」に陣内家と健二が立ち向かっていく、ひと夏の壮大な物語。

 この作品の一番の見所は、旧い田舎とハイテクな最新世界との対比である。一見、何の繋がりも持たない二つの要素の融合はそれぞれの不釣り合いな様を浮き彫りにするかと思いきや、誰でも経験できそうで経験したことがない田舎の懐かしさと、すぐ先で待ち構えているかのようで遠い未来の仮想世界の先進性が溶け合い、かえってそれぞれの世界の関係をより強固なものにしている。今となってはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などのバーチャル空間がだんだんと現実味を帯びてきているが、細田守が『サマーウォーズ』を手がけた2009年当時としては実に躍進的な発想で、細田守監督が切り開いた新境地ともいえる。ただ、人工知能によって「OZ」が乗っ取られた際、「OZ」で格闘ゲームの世界的チャンピオン「格闘王キングカズマ」を操作する池沢桂主馬が言った「OZの世界一高度なセキュリティ能力が裏目に出てるんだよ」という発言には疑問が残る。裏目にでたのは「OZ」のセキュリティではなく、さまざまな機関や公共システムが「OZ」と紐付いていたからである。

22.『竜とそばかすの姫』
  原作・脚本・監督 細田守
  企画・制作 スタジオ地図

 高知の田舎に父と二人で暮らす17歳の女子高校生・内藤鈴は幼い頃に母を亡くしたことから、何よりも好きだった「歌うこと」が出来なくなってしまった。そんな心寂しい日々を過ごしていると、良き理解者である友人のヒロちゃんから全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界〈U〉へと誘われる。自分の分身である「As」を「ベル」と名付けた鈴は、〈U〉の世界では歌うことができたため一躍 歌姫に。だがベルとして初のコンサート当日、「竜」と呼ばれるAsが乱入してきてコンサートは中止となってしまう。世界中の人々が竜という謎の存在の正体探しを「正義」と称した興味本位でする最中、竜の抱える心の傷に寄り添いたいと思い始めた鈴は、竜を救うため大きな決断を迫られる。

 この作品は一つ前に取り上げた作品、細田守の『サマーウォーズ』と「仮想世界」の設定が類似している。しかし本作では、『サマーウォーズ』制作当時より具体的な仮想世界の背景が垣間見える。その点として挙げられるのが、50億人以上の利用者による誹謗中傷だ。鈴の母が亡くなった原因は、大雨により増水した川で他所の家の子供が溺れていたのを見捨てられず助けたことにある。命の灯火が目の前で消えることは耐えがたく、ましてや自分が行動できるのに見逃すというのは実に心苦しい。しかし、この行動により亡くなった鈴の母には、インターネット上で「救助の専門家が来るまで素人が手を出してはいけない」「彼女の行動は間違っている、自業自得だ」という否定的な意見が目立った。また現実と仮想世界での竜の正体探しにおいて、竜を〈U〉の秩序を乱す者として世界中で袋だたきにしたり、竜(As)の主と思わしき関係ない人物を傷つけたりして誹謗中傷は激化していく。『サマーウォーズ』では人工知能を持ち暴走したAIのみを「誤り」とし、インターネット上の人間の繋がり、そのポジティブな面を全面的に出していた。それに対し今作は裏に事情を抱える竜を「誤り」として立てながらも、特定のキャラではなく50億人以上の利用者それぞれが「誤り」と「正しさ」を秘めている事実に焦点を当てているのが特徴的である。白と黒の区別が曖昧になっている現代のインターネット世界に寄り添った素晴らしい作品だ。



23.『泣きたい私は猫をかぶる』
  脚本 岡田麿里
  監督 佐藤順一・柴山智隆

 中学二年生の佐々木美代は空気を読まない言動をするため周囲から「ムゲ(無限大謎人間の略)」と呼ばれていた。特に意中のクラスメイト・日之出賢人には、ムゲが編み出した技「日之出サンライズアタック」をしたりしてアピールするが日之出に全く相手にされない毎日。だがムゲはめげるどころか日に日に日之出への思いを募らせていく。それは、ムゲには誰にも言えないとっておきの秘密、猫になって日之出に会いに行くことができるからであった。怪しい猫からもらった「かぶると猫へと姿を変えることのできる」お面を使い、猫の姿・太郎として日之出の傍にいることを望んだムゲは、ある日あの時の怪しい猫にムゲの「顔」を持って行かれてしまう。後悔したのも束の間、猫のお面と顔を交換してしまったら一定時間のうちに取り戻さなければ一生猫のまま生きなければいけない事実を知ったムゲは一人、猫の島へと向かう。

 この作品はタイトルの通り、ムゲが猫(お面)をかぶって生きてしまったことから巻き起こる。周囲からは「無限大謎人間」と呼ばれているムゲだが、実はそれも両親の離婚・父が別の女性(薫さん)と再婚した複雑な家庭事情を周りに隠し、精一杯脳天気な人間を演じていたムゲの猫かぶりの成果であった。だが猫かぶりの原因は家庭にあるため、作中で「家は父と薫さんの場所、私の居場所ではない」と言っているムゲは学校だけではなく家庭内でも“聞き分けの良い子供”かのように猫をかぶって生活する。つまり家庭でも学校でもなく、猫の姿・太郎として日之出と接しているときが一番ありのままで居られたという、なんとも皮肉な猫かぶりがこの作品の主軸として機能している。

24.『人間失格』太宰治
 1948年に発表された太宰治の文学作品。人の営みが理解できず生きにくさを感じている主人公・葉蔵が自分の半生を綴った手記という形の物語。葉蔵は太宰自身がモデルになっていると思われ、本作の完成後入水自殺したことから人間失格は太宰の遺書とも言われている。

 これを読んで葉蔵(太宰)の人生は、悲惨で私のものとは似ても似つかないのに心の奥底に漂う影の部分に深く共感するところがあった。特に人間の表裏への恐怖を紛らわせ、遠ざけるための手段として「道化」を演じる様は自分と同じ生き様だと錯覚させる。私の場合はそれこそ高校生のときから道化を演じ始めたが、幼少期のころから自分を守る術として身につけていた葉蔵(太宰)は相当他人の目を気にして生きてきたのだろうと思うと、その顛末に胸が張り裂けそうになった。人間失格という烙印を押す前に、人間とは未完成で、彼らもまた己を守るために表と裏を使い分けて生きるしかない不憫な生き物なのだということを知り認めることが出来ていればこのような最期を迎えていなかったかもしれないと思った。

25.『時光代理人-LINK CLICK-』
  脚本・監督 李豪凌駕(リ・ハオリン)

 繁華街の一角に佇む「時光写真館」には二人の特殊能力を持ったトキ(程小時)とヒカル(陸光)の青年がいた。トキの幼馴染・リン(蕎葺)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、「撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入ることのできる能力」を持つトキと「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。

「時光写真館」では『絶対に過去の改変をしてはならない』というルールのもと依頼を遂行していくのだが、写真の世界で出会った人に正義感が強く感情移入しやすいトキがルールを犯して過去に干渉してしまい、少しずつ未来を変えていってしまう。一方で冷静沈着でルールが絶対であるヒカルにとってトキのこのような一面はリスクが大きすぎるため、あえて必要な情報を伝えないことも多々ある。そのためこのアニメは、突然ショックな事実が明かされたり、避けようのないバットエンドになったりと見ていてハラハラする展開が魅力だ。また、中国アニメ独自の洗練された世界観と独自のストーリーに目が離せなくなる。

26.『ACCA 13区監察課』
  原作 オノナツメ
  監督 夏目真悟

 13の区に分かれた地方自治制の国、ドーワー王国。その国では約100年前に起こったクーデターを機に、国民の平和な生活を守るためのACCAと呼ばれる政治と切り離された民間組織が組成された。エリート揃いのACCA本部の監察課 副課長のジーン・オータスは、高額な税金を課せられ「喫煙しているのは金持ちか悪人だけ」と言われる貴重なたばこを常々吸うため「もらいたばこのジーン」の異名がつけられている。そんな掴みどころのないジーンの緩く平和な日々が、不穏な噂によってドーワー王国13区を巻き込むほどの事態に発展していく。

 この作品は、緩いようで着実と毒を刺してくる独特な空気感が魅力である。作品の序盤は複雑な設定と水面下で進められる策略に頭が混乱するが、次第にその毒に侵蝕されて気づけばどっぷりと浸かってしまっていたという現象が起きるはずだ。ネタバレになるので深く明かせないが、本作は様々な人々の思惑が複雑に絡み合い、その渦に律儀に巻き込まれていくジーンを中心とした“群像劇”として描かれている。こんなにも丁寧に張り巡らされた伏線、その数々の沼から抜け出せなくなる洒落た作品はそうそうない。

27.『ACCA 13区監察課 Regards』
 これはドーワー王国が新体制になったその後の話である。だが、40分の1作品なので大きな陰謀が起こることはなく、日常の延長というくらいのスタンスで見た方が良い。今作は企みの陰をちらつかせて、上層部に裏を取り解決する流れだったので見応えに欠けたように思う。

28.『憂国のモリアーティ』
  原作 (構成:竹内良輔 漫画:三好輝)
  監督 野村和也

 シャーロック・ホームズの宿敵“犯罪卿”モリアーティを主人公に据え、腐敗した国の再建という彼らの正義のために罰を下していくストーリー。王道であるシャーロック・ホームズではなく、悪人側から日の目を見ることのない社会情勢を探っていく展開が希有である作品。薄っぺらくも華やかな貴族社会と非情な現実で生きる貧困層との落差が、作品全体に漂う不穏な空気感を一層引き立てている。

29.『BNA』
  原作 TRIGGER、中島かずき
  監督 吉成曜

 この作品は「人類」と獣化遺伝子・獣因子を生まれながらに持つ「獣人」とが共存する社会を描く。「人類」と「獣人」は世界中に生息するが主にこの作品の舞台は日本であり、人類に差別される獣人が唯一獣人らしく生きられる楽園「アニマシティ」での、人間との表面上での和平、水面下での人類側の陰謀・獣人側の知られざる身体的特質の問題がはびこる様を映し出す。 ―元々は人間として暮らしていた影森みちる(17歳女子高校生)はある日突然タヌキ獣人になるが、産まれたときから獣因子を持たない人類が獣人になることはあり得ず、みちるは生きる場所を失ってしまう。そして「アニマシティ」を訪れたみちるは、獣人の視点になることで「人類」と「獣人」の一筋縄では解決しない問題や、動物たちのユートピアだと信じられていた「アニマシティ」が、実は人間や獣人たちの陰謀が渦巻く場所であった事実を目の当たりにする。そこで、出会った仲間と共に社会をそして世界を変えようとタヌキ獣人みちるが動き出す。― というのが概要である。

 主要キャラクターの「アニマシティのルールは 1 つ、強い者が勝ち弱い者が負ける、ただそれだけだ。」というセリフから分かる通り、動物たちの弱肉強食・同族争いは自然の摂理である。この自然の摂理をあえて人間社会に組み込むことで、人間の言い表せない数々の愚行の陰を垣間見ることができる。この作品で重要なのは、主人公であるみちるが獣人という動物側の社会にいながらも人間側の立場もとることが可能な点である。一般的に動物がでてくる作品の多くは人類か動物のどちらかに属すため、一市民が相手種族と双方向の意思疎通を図ることは容易ではない。だが、みちるはタヌキ獣人となり獣人側の意思を尊重し、居心地の良さ感じるようになってもなお、人間の方が獣人よりも優れているという無意識なステレオタイプを抱いているため、人類と獣人を繋ぐ純粋な架け橋として機能している。

30.『富豪刑事 Balance:UNRIMITED』
  原作 筒井康隆
  監督 伊藤智彦
  アニメーション制作 Clover Works

 元々捜査一課の若手のエースだった加藤春はとある事件をきっかけに、警視庁で問題を起こした人物だけが送られる「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」へと流された。そこへ桁外れの資産を持つ神戸家の御曹司・大助がやってきてバディを組まされる加藤。曲がったことが嫌いな熱血人情派刑事と、有り余る財力・最新のテクノロジーを使って金に物言わす刑事のでこぼこコンビが、常識外れな捜査で事件を解決していく。

 この作品はなんと言ってもでこぼこコンビの対比が見所である。義理人情に厚く、捜査一課を飛ばされてもなお警察の仕事に誇りを持っている加藤が作中で「金じゃねよ、俺たちは正義のためにやってんだ。」と言っているのに対し、問題を金で解決しようとする御曹司の大助は「たいした問題じゃない、2・30億もあれば。」と、その発言から逸脱した金銭感覚を持ち、警察の仕事を正義の象徴と微塵も考えていない様子が窺える。刑事という存在が正義か否か、金か人情か、対局的な二人が巻き起こす化学反応に注目してほしい。
2022/09/30(金) 23:57 No.1931 EDIT DEL
二年 石井朋香 RES
二年 石井朋香

夏休み課題1~30


1.『トップガン マーヴェリック』4dx
監督: ジョセフ・コシンスキー

主人公マーヴェリックが新たなチームで仲間を育て上げながらミッションをこなしていくストーリー。35年ぶりの新作。初めて4dxで試聴しましたが、CGなしの実写ということもあり臨場感がすごかった。前の話を知らなくても面白い。


2.『風立ちぬ」
監督:宮崎駿

原作から監督によって変えられたところもあるが、どちらも面白い。ジブリの中でも大人の恋愛で、細かいというよりも綺麗な描写が多い。


3.『キングダム』
監督:佐藤信介

中国統一の話。原作を読んだことはありませんが、アクションがすごい。俳優の顔の良さに引けを取らない演技力で、目が離せなかった。

4.『塔の上のラプンツェル 』
製作:ウォルトディズニーアニメーションスタジオ

塔に閉じ込められた女の子が本当の自分を探しにいく話。ディズニープリンセス作品の中でもやんちゃでかわいい。グリム童話が原作だがディズニーらしい設定に変えられていて見やすい。色が他よりも鮮やかであると思う。

5.『窮鼠はチーズの夢を見る』
監督: 行定勲

BLの話。同性の後輩からのアタックに気づいたら振り向いていく。恋愛に性別はいらないということの意味がすごくわかった。綺麗な描写の中に濡場もあるけど、綺麗すぎて見れていられる。

6.『愛がなんだ』
監督:今泉力哉

クズな男に沼る女の子の話。自分の時間を犠牲にして飛んでいってしまう。世の中には色んな考えと幸せがあって自分の中で決めればいいんだなと思った。

7.『先生!、、、好きになってもいいですか?』
監督:三木孝浩

マンガが原作で映画化された。先生を好きになる高校生の女の子の話。1996年に連載された話だから現代とは違う先生の在り方があった部分が綺麗に表れている。純文学ぽい。タバコを吸うところとか古風な描写もあっていい。

8.『昼顔』
監督:西谷弘

不倫した男女が結ばれたくて2人だけの世界に入っていってしまう話。不倫を綺麗に表現しすぎている。恋愛しか楽しみがない人たちみたいになっている。ラストスパートで気分が悪くなる。

9.『ハイスクール・ミュージカル』
監督: ケニー・オルテガ

アメリカの学校が舞台のティーンの話。学校のこととか恋愛のこととか全部の問題が詰まってる。自分の殻を破ることの大切さを感じた。

10.『ブラッド・ダイヤモンド』
監督: エドワード・ズウィック

内戦の中で奴隷として働かされる主人公がダイヤを盗んでしまう。戦争はやはり人の心を汚くするものである。人間の欲望は果てしないと感じた。

11.『ロゼッタ』
監督:リュック・ダルデンヌ

親がアル中で自分で仕事をしてどん底から抜け出そうとする話。手持ちカメラでの撮影でほとんどセリフはない。主人公の表情の変化もないが、格差社会の闇、人間の最後の欲望について考えられた。

12.『パラサイト 半地下の家族』
監督:ポン・ジュノ

貧困な家族が大豪邸の一家を騙しながら雇われ、幸せを犯していく話。格差社会が未だに残ることを改めて感じる話。不気味すぎて最後まで見ると1ヶ月くらい気持ち悪い。

13.『君の膵臓をたべたい』
監督:月川翔

余命のある高校生の女の子と事情を知っている男の子が余生を楽しもうとするストーリー。彼女は亡くなってしまうが、大人になってから彼女の本当の想いを知ることになる。人が亡くなる系の話は苦手だけど、桜が印象的で悲しさがなくなるくらい感動が勝った。

14.『花束みたいな恋をした』
監督:土井裕泰

趣味が同じですぐに恋に落ちた男女が同棲し付き合っていくが片方が人生を進んでいくうちに価値観が変わり関係を変えてしまう話。大人になるってこういうことかもと思いつつ、自分の好きなことや本質を失いたくないと思った。

15.『青くて痛くて脆い』
監督:狩山俊輔

住野よるさんの原作。サスペンス。主人公が大学生がサークルをつくるが意識高い人たちに乗っ取られてしまい、それを復讐しようとする話。リアリティが薄いとネットで言われてるけど、争いがあっても仕方のない世界だと思った。

16.『ぼくは明日、昨日の君とデートする』小説
作者:七月隆文

一目惚れした女の子と交際する主人公が順調な付き合いをしていく中で運命がすれ違っていく話。主人公が変だなと思う瞬間瞬間がラストで意味が判明する。大切な人との毎日を毎日大切に過ごすことが大事だと思った。

17.『砕け散るところを見せてあげる』小説
作者:竹宮ゆゆこ

女の子をいじめから救う男の子の話。ヒーローすぎて読んでて恥ずかしくなるようだけど、人の心の優しさを確認することができる。

18.『愛し合う二人に代わって』
作者: マイリー・メロイ

代理結婚の話。内気な人に恋愛が大変だということがわかる。でも結婚はやはり愛し合う二人には必要なんだと思った。

19.『テレサ』
作者: デヴィッド・クレーンズ

女の子をストーカーしちゃう男の子の話。思い切ることの大切さが感じられたが、ストーカーはダメだと思う。

20.『甘い夢を』
作者:ペーター・シュタム

甘すぎる恋愛ストーリー。恋愛で幸せを求めることは周りが見れなくなるのと同じだと思う。

21.『哀愁しんでれら』
監督:渡部亮平

真面目な主人公の女性が凶悪な事件を起こす話。急に幸せになるシンデレラストーリーから急にサスペンスになる。ラストが気持ち悪い。あんまり良くない。

22.『トイ・ストーリー4』
監督:ジョシュ・クーリー

トイストーリー作品の4。3話目までも仲間の大切さをよく感じられたけど、大切な仲間のどれかを取るか自分の幸せはなにかを考えさせられる話だった。いつでも仲間を思うウッディがカッコいい。

23.『トイ・ストーリー3』
監督:リー・アンクリッチ

子どもだった持ち主が大人になってしまい、トイストーリーのおもちゃたちを子どもに譲る話。持ち主が大切だと信じていたおもちゃたちの、本当の幸せを問う話。大人になっても子どものころの思い出は大切だと思った。

24.『トイ・ストーリー2』
監督:ジョン・ラセター

おもちゃの本質をおもちゃたちが考えていくストーリー。価値を重要視するのか、子どもに喜んでもらうことを重視するのか、新たな仲間を入れて子どもの幸せを考えていく。自分の役割を問うことについて考えさせられた。トイストーリーは毎作品監督が違うことが分かった。

25.『千と千尋の神隠し』
監督:宮崎駿

何度見ても心が浄化される。ジブリの音楽の良さを1番にいかせているような気がします。終わりが切ないところでもう一度見たいと思わさせる作品だと思う。

26.『ヲタクに恋は難しい』映画
監督:福田雄一

オタクが恋をする話。恋愛が苦手な幼馴染とオタク同士で付き合う話。自分の好きなことをして生きてきた人には恋愛には我慢が必要なこともあるけど、幸せがあると分かった。

27.『陽だまりの彼女』小説
作者:越谷オサム

同級生だった二人が再会して付き合う話。彼女に秘密があって最後は切ない終わり方だけど何度も同じ人に恋をするほどの運命を感じる瞬間が綺麗だった


28.『ドラえもん のび太の恐竜2006』
監督:渡辺歩

のび太が見つけた卵?を孵化させると恐竜が生まれて、時代へ戻す話。ぴーすけがかわいく、心温まる話。

29.『東京リベンジャーズ』映画
監督:英勉

ヤクザの話。過去をリベンジすることの大切さを考えさせられた。怖い。

30.『AWAKE』映画
監督:山田篤宏

プログラミングを全うする男の子の話。将棋のプロを諦めてAIに力を入れる。棋士は孤独であることが多いけど、本気を感じさせ、AIの可能性を見出せる作品だった。本気で努力することはかっこいいと思った。
2022/09/30(金) 23:49 No.1930 EDIT DEL