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2年 髙橋
RES
冬・春休み課題11~20
11.「リバース」(小説)
作者:湊かなえ
深瀬和久は美味しいコーヒーをいれることだけが趣味の平凡なサラリーマン。ひょんなことから、行きつけのコーヒー豆専門店で出会った超智美穂子と付き合うようになる。ようやく、華やぎのある人生になったかと思っていた矢先に、とある告発文が彼女へ送りつけられる。深瀬は懊悩する。…ついにあのことを話すときがきたのかと。
登場人物全員が怪しい中で、誰が犯人なのだろうかと常に考えることができるため、作品に没頭しやすい。また、最後の最後で主人公のみが真実を知り、どん底につき落とされる展開には驚かされた。ドラマ版も制作されており、原作にはないオリジナルの部分も加えられているが、シリアスな展開には目が離せない作品となっていた。
12.「図書館戦争」(映画)
監督:佐藤信介
国家によるメディアの検閲が正当化された日本を舞台に、良書を守るために戦う自衛組織「図書隊」の若者たちの成長や恋を描く。あらゆるメディアが取り締まる「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた正化31年。高校時代に図書隊に救われ、強い憧れを抱いて自身も図書隊に入った笠原郁は、鬼教官・堂上篤の厳しい指導を受け、女性隊員として初めて図書特殊部隊に配属される。個性的な仲間に囲まれ業務に励む郁は、かつて自分を救ってくれた憧れの隊員とは正反対なはずの堂上にひかれていく。
現実では考えることのできない設定、スケールの大きさに驚いたが、実際あるかのような世界観を作り上げていると感じた。現実では考えることのできないと書いたが、表現の自由をめぐって戦いが行われていることからは、現代でも通ずる部分があり考えさせられた。また、物語の内容だけでなく、キャストのアクションも魅力の1つで、戦闘シーンは見ている側が緊張するほどの大迫力で圧巻される。
13.「グリーンブック」(映画)
監督:ピーター・ファレリー
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップは、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。
黒人に対する差別がひどく、辛いシーンもあったが、重すぎずにみることができた。ドクターと出会い成長するトニー、人種差別の酷い場所に行き、講演をするドクターの2人に感動した。差別のある世界の中で、肌の色関係なく仲良くなり、絆を深めていく2人の関係は、どの友情よりも熱い友情だと感じた。
14.「おいハンサム」(ドラマ)
脚本:山口雅俊
伊藤源太郎と妻・千鶴の娘3人はそれぞれ独立して立派に暮していると思われた。だが、実は3人とも男を見る目が全くなかった。そんな娘たちの幸せのために父・源太郎がある行動に出る。
リアルなホームドラマで共感する部分もあるため、見ている側も伊藤家の家族の一員になったような気持ちになれる。家族ならではのルールや目玉焼きの焼き加減、リモート会議など、日常を切り取った描写の中にも小ネタが散りばめられているので、見飽きない。父・源太郎の言葉が熱く、納得させられるような内容で、人生について色々学ぶことができた。
15.「となりの関くん」(漫画)
作者:森繁拓真
ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ…。多種多様にしてその展開はナナメ上。謎の男子生徒・関くんの遊びは、なんでもない机の上を遊園地に変え、隣の席のマジメ女子・横井さんを魅了する!…授業中なのに。静かな授業中の教室という限定空間で展開する、どきどき超展開、ときどきシュール、ときどきほっこりな閉鎖空間コメディ登場!!
関くんの不思議な行動に、隣の席の横井さんがツッコミをするという、シュールな物語だが、そのシュールに進んでいくテンポ感が面白い作品だった。もし、隣に関くんのような人がいたら、誰しも横井さんのように夢中になってしまうと思った。そして、なんといっても関くんの作り上げる机の上での遊びが、予想もしないほどの超大作で驚かされる。
16.「若者たち2014」(ドラマ)
脚本:武藤将吾
フジテレビの不朽の名作・1966年の青春ドラマ『若者たち』をモチーフに、『北の国から』の杉田成道監督と、最高に豪華なキャスト陣で贈る、若者の悩み、葛藤、希望、夢、生命を描いた、珠玉の人間ドラマ。
1966年のドラマをモチーフにしているため、現代とは異なった昭和の雰囲気を感じるが、兄弟同士のぶつかり合いや、価値観のズレなど、人間が抱える不安、苦難を自分自身に突きつけられているようで感情移入するシーンが多く、見応えがあった。毎話毎話、感動するエピソードとドラマを飾るエンディングテーマとが相まって、涙なしでは見ることができなかった。
17.「時をかける少女」(映画)
監督:細田守
高校2年生の紺野真琴は、自転車事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を持ってしまう。その能力のことを叔母の芳山和子に相談すると、それは“タイムリープ”といい、記憶の確かな過去に飛べる能力だという。半信半疑の真琴だが、日常の些細な不満やストレス解消などのため、むやみやたらに能力を乱用しだし…。
以前テレビドラマ版をみたことがあり、アニメーション版も気になっていたので視聴した。男女3人の関係やタイムリープ、青春などが全て合わさることで、相乗効果が生まれていると感じた。そして、空や雲などの映像が綺麗で、夏の雰囲気を存分に楽しむことができる作品だと思う。夏にもう一度見返したい。
18.「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(映画)
ホグワーツ魔法魔術学校の4年生になったハリーは、3大魔法学校対抗試合の選手に選ばれてしまう。知力と体力が求められる激しい戦いを制するのは果たして…?
ハリー・ポッターシリーズを1.2.3作品目までしか見ていなかったので視聴したが、1.2.3作品目と同様、心躍らされる作品だった。選手たちに下された課題は、どれも緊張する戦いばかりで、映像に引き込まれた。ハリーたちが少しずつ大人になり、精神的にも成長していく様子や思春期ならではの恋愛要素も加えられているため、これまでのシリーズとは違った雰囲気も楽しむことができると思う。
19.「ビューティフルレイン」(ドラマ)
脚本:羽原大介
若年性アルツハイマーを患った男と、その娘の親子愛を描く。下町の金属加工工場で働く圭介は、妻と死別し、男手一つで娘の美雨を育ててきた。しかし、最近もの忘れや、何度も同じことを繰り返してしまうなどの症状に悩まされていた。ただの仕事のストレスだと考えていた圭介だったが、医師から若年性アルツハイマー病だと診断される。
子供のために奮闘する父と、病気の父を幼いながら支えようとする娘の関係は、まさしく素敵な親子関係として描かれていた。病気によって娘のことを忘れてしまう不安と、父に忘れられてしまう不安の中でも、自分より相手への思いやりを優先する2人の姿には心が温まる。また、親子2人を支える職場の人たちも優しく、どんな困難な状況でも味方がいるだけで、心強いと感じさせられた。私の中で印象的なのは、楽しみにしていた旅行に行くことができなくなってしまったシーンで、2人に襲い掛かる災難が辛く、涙を誘われた。
20.「BRACK PINK~ライトアップ・ザ・スカイ~」(ドキュメンタリー)
監督:キャロライン・スー
次々と記録を塗り替えてきた韓国のガールズグループBRACKPINK。それぞれの生い立ちや練習生時代の苦労話から、ステージの舞台裏まで、4人のこれまでの軌跡をたどる。
キラキラと華やかなステージで歌って、踊る彼女たちの裏に隠されていた、苦労や努力を垣間見ることができて、4人の魅力が詰まった作品だと思う。才能はもちろん、そこまでの数えきれない努力があってこそ、偉大なグループになっているのだと感じた。以前からBRACKPINKは好きだったが、このドキュメンタリーを見て、より一層彼女たちの魅力に惹かれた。
11.「リバース」(小説)
作者:湊かなえ
深瀬和久は美味しいコーヒーをいれることだけが趣味の平凡なサラリーマン。ひょんなことから、行きつけのコーヒー豆専門店で出会った超智美穂子と付き合うようになる。ようやく、華やぎのある人生になったかと思っていた矢先に、とある告発文が彼女へ送りつけられる。深瀬は懊悩する。…ついにあのことを話すときがきたのかと。
登場人物全員が怪しい中で、誰が犯人なのだろうかと常に考えることができるため、作品に没頭しやすい。また、最後の最後で主人公のみが真実を知り、どん底につき落とされる展開には驚かされた。ドラマ版も制作されており、原作にはないオリジナルの部分も加えられているが、シリアスな展開には目が離せない作品となっていた。
12.「図書館戦争」(映画)
監督:佐藤信介
国家によるメディアの検閲が正当化された日本を舞台に、良書を守るために戦う自衛組織「図書隊」の若者たちの成長や恋を描く。あらゆるメディアが取り締まる「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた正化31年。高校時代に図書隊に救われ、強い憧れを抱いて自身も図書隊に入った笠原郁は、鬼教官・堂上篤の厳しい指導を受け、女性隊員として初めて図書特殊部隊に配属される。個性的な仲間に囲まれ業務に励む郁は、かつて自分を救ってくれた憧れの隊員とは正反対なはずの堂上にひかれていく。
現実では考えることのできない設定、スケールの大きさに驚いたが、実際あるかのような世界観を作り上げていると感じた。現実では考えることのできないと書いたが、表現の自由をめぐって戦いが行われていることからは、現代でも通ずる部分があり考えさせられた。また、物語の内容だけでなく、キャストのアクションも魅力の1つで、戦闘シーンは見ている側が緊張するほどの大迫力で圧巻される。
13.「グリーンブック」(映画)
監督:ピーター・ファレリー
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップは、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。
黒人に対する差別がひどく、辛いシーンもあったが、重すぎずにみることができた。ドクターと出会い成長するトニー、人種差別の酷い場所に行き、講演をするドクターの2人に感動した。差別のある世界の中で、肌の色関係なく仲良くなり、絆を深めていく2人の関係は、どの友情よりも熱い友情だと感じた。
14.「おいハンサム」(ドラマ)
脚本:山口雅俊
伊藤源太郎と妻・千鶴の娘3人はそれぞれ独立して立派に暮していると思われた。だが、実は3人とも男を見る目が全くなかった。そんな娘たちの幸せのために父・源太郎がある行動に出る。
リアルなホームドラマで共感する部分もあるため、見ている側も伊藤家の家族の一員になったような気持ちになれる。家族ならではのルールや目玉焼きの焼き加減、リモート会議など、日常を切り取った描写の中にも小ネタが散りばめられているので、見飽きない。父・源太郎の言葉が熱く、納得させられるような内容で、人生について色々学ぶことができた。
15.「となりの関くん」(漫画)
作者:森繁拓真
ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ…。多種多様にしてその展開はナナメ上。謎の男子生徒・関くんの遊びは、なんでもない机の上を遊園地に変え、隣の席のマジメ女子・横井さんを魅了する!…授業中なのに。静かな授業中の教室という限定空間で展開する、どきどき超展開、ときどきシュール、ときどきほっこりな閉鎖空間コメディ登場!!
関くんの不思議な行動に、隣の席の横井さんがツッコミをするという、シュールな物語だが、そのシュールに進んでいくテンポ感が面白い作品だった。もし、隣に関くんのような人がいたら、誰しも横井さんのように夢中になってしまうと思った。そして、なんといっても関くんの作り上げる机の上での遊びが、予想もしないほどの超大作で驚かされる。
16.「若者たち2014」(ドラマ)
脚本:武藤将吾
フジテレビの不朽の名作・1966年の青春ドラマ『若者たち』をモチーフに、『北の国から』の杉田成道監督と、最高に豪華なキャスト陣で贈る、若者の悩み、葛藤、希望、夢、生命を描いた、珠玉の人間ドラマ。
1966年のドラマをモチーフにしているため、現代とは異なった昭和の雰囲気を感じるが、兄弟同士のぶつかり合いや、価値観のズレなど、人間が抱える不安、苦難を自分自身に突きつけられているようで感情移入するシーンが多く、見応えがあった。毎話毎話、感動するエピソードとドラマを飾るエンディングテーマとが相まって、涙なしでは見ることができなかった。
17.「時をかける少女」(映画)
監督:細田守
高校2年生の紺野真琴は、自転車事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を持ってしまう。その能力のことを叔母の芳山和子に相談すると、それは“タイムリープ”といい、記憶の確かな過去に飛べる能力だという。半信半疑の真琴だが、日常の些細な不満やストレス解消などのため、むやみやたらに能力を乱用しだし…。
以前テレビドラマ版をみたことがあり、アニメーション版も気になっていたので視聴した。男女3人の関係やタイムリープ、青春などが全て合わさることで、相乗効果が生まれていると感じた。そして、空や雲などの映像が綺麗で、夏の雰囲気を存分に楽しむことができる作品だと思う。夏にもう一度見返したい。
18.「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(映画)
ホグワーツ魔法魔術学校の4年生になったハリーは、3大魔法学校対抗試合の選手に選ばれてしまう。知力と体力が求められる激しい戦いを制するのは果たして…?
ハリー・ポッターシリーズを1.2.3作品目までしか見ていなかったので視聴したが、1.2.3作品目と同様、心躍らされる作品だった。選手たちに下された課題は、どれも緊張する戦いばかりで、映像に引き込まれた。ハリーたちが少しずつ大人になり、精神的にも成長していく様子や思春期ならではの恋愛要素も加えられているため、これまでのシリーズとは違った雰囲気も楽しむことができると思う。
19.「ビューティフルレイン」(ドラマ)
脚本:羽原大介
若年性アルツハイマーを患った男と、その娘の親子愛を描く。下町の金属加工工場で働く圭介は、妻と死別し、男手一つで娘の美雨を育ててきた。しかし、最近もの忘れや、何度も同じことを繰り返してしまうなどの症状に悩まされていた。ただの仕事のストレスだと考えていた圭介だったが、医師から若年性アルツハイマー病だと診断される。
子供のために奮闘する父と、病気の父を幼いながら支えようとする娘の関係は、まさしく素敵な親子関係として描かれていた。病気によって娘のことを忘れてしまう不安と、父に忘れられてしまう不安の中でも、自分より相手への思いやりを優先する2人の姿には心が温まる。また、親子2人を支える職場の人たちも優しく、どんな困難な状況でも味方がいるだけで、心強いと感じさせられた。私の中で印象的なのは、楽しみにしていた旅行に行くことができなくなってしまったシーンで、2人に襲い掛かる災難が辛く、涙を誘われた。
20.「BRACK PINK~ライトアップ・ザ・スカイ~」(ドキュメンタリー)
監督:キャロライン・スー
次々と記録を塗り替えてきた韓国のガールズグループBRACKPINK。それぞれの生い立ちや練習生時代の苦労話から、ステージの舞台裏まで、4人のこれまでの軌跡をたどる。
キラキラと華やかなステージで歌って、踊る彼女たちの裏に隠されていた、苦労や努力を垣間見ることができて、4人の魅力が詰まった作品だと思う。才能はもちろん、そこまでの数えきれない努力があってこそ、偉大なグループになっているのだと感じた。以前からBRACKPINKは好きだったが、このドキュメンタリーを見て、より一層彼女たちの魅力に惹かれた。
2年 髙橋
RES
冬・春休み課題1~10
1.「キューブ 一度入ったら、最後」(映画)
監督:清水康彦
見知らぬ立方体の中で目を覚ました男女6人。それぞれに接点はなく、なぜここにいるのかも分からない彼らは、脱出しようと四方につながるほかの立方体空間を移動していく。随所に仕掛けられた熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射といった殺人的トラップをクリアし、暗号を解き続ける。
冒頭から衝撃的なシーンが組み込まれていて、終始ドキドキする展開だった。また、密閉空間であるからこそのスリルに引き込まれる作品。人間が極限状態に陥った際の描写が良く描かれており、一見優しそうな人が狂気に満ちていくシーンは、人間の本能が詰め込まれているようで恐ろしかった。キューブが作られた目的や人選についてははっきりと明かされることがなかったので、その点に関しては疑問が残った。
2.「シスターズ」(ドラマ)
監督:キム・ヒウォン
貧しいが仲睦まじく育った3姉妹は、お金のためにプライドが傷つく経験が少なかった。そんな彼女たちは、700億ウォンの謎の大金を手に入れたことで事件に巻き込まれ、やがて韓国で最も裕福な有力一族に立ち向かうことになる。
前半で何気なく紹介されていたものや説明が後半になって判明し、伏線回収されていくので、前半よりは後半にかけて徐々に面白くなっていく作品。韓国ドラマは日本のドラマに比べ、1話当たりの放送時間が長く、回数も多いので、見飽きてしまうと思っていたが、次が待ち遠しくなるような展開で見応えがあった。また、貧困問題やお金に対する人それぞれの価値観が丁寧に表現されているため、お金が人間に与える影響力についても考えさせられた。
3.「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(小説)
作者:相沢沙呼
死者が見える視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す2人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超能力だけ。だがその魔の手は彼女へと迫り――。
事件の解決シーンは、想像もつかない展開で、まんまと騙されてしまった。霊媒と探偵という今まであまり見ることのなかったミステリー作品だったが、まさかのどんでん返しが面白かった。ドラマ化もされているので、原作とも見比べながら、そして、張り巡らされた伏線にも注目しながら見てみたいと思う。
4.「ズートピア」(映画)
監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
様々な動物が一緒に暮らす大都会ズートピア。ウサギ初の警察官ジュディ・ホップスは自分の力を証明するため、舞い込んできたチャンスに飛びついた。詐欺師のキツネと手を組み、事件の解決に挑む!
社会的な問題を扱っているため、重めな内容だが、人間ではなく動物に置き換えて表現されているからこその魅力が溢れていた。差別や偏見というテーマを柔らかく穏やかに調和させている点を考えると、ディズニー作品の強みが感じられる作品だと思う。
5.「SPEC」(ドラマ)
脚本:西荻弓絵 演出:堤幸彦
IQ201のオタク女刑事・当麻紗綾と、ある事件をきっかけに出世街道を外された刑事・瀬文焚流。クセのあるこのコンビが、時に協力し合いながらトラップを仕掛け、犯人と息詰まるような攻防を繰り広げていく。
仲が良いのか、悪いのか、絶妙な関係性をもった当麻と瀬文コンビの掛け合いが面白い。特殊能力をもったキャラクターは皆個性的で、不気味さがあるので、SPECならではの独特な世界観を生み出している。また、主人公の当麻の性格は不思議で魅力的。堤幸彦監督が手掛けるTRICKが好きな方におすすめ。
6.「嘘喰い」(映画)
監督:中田秀夫
絶大な支配力を誇る闇ギャンブル倶楽部「賭郎」。一世一代の大勝負に敗れて会員権をはく奪されてしまった「嘘喰い」こと斑目貘だったが、新たな会員の佐田国一輝が倶楽部を荒らしていると聞き、再び姿を現す。闇金から貘に救われた負け組の青年・梶隆臣、闇カジノのオーナーでヤクザの組長の鞍馬蘭子と協力した貘は、欲望にまみれた超一流のイカサマ師たちを相手に、敗者には残酷な死が待ち受ける危険なデスゲームに挑む。
ギャンブルや駆け引きの迫力に関しては、人それぞれ違った感想をもちそうな内容だった。最後に「賭郎」のトップである人物との戦いを期待していたが、始まることなくエンドロールになったので、そこが少し残念な点だと思った。次から次へと展開が変わるため、原作を読んだことがある方は物足りなさを感じてしまうかもしれない。
7.「今際の国のアリス2」(ドラマ)
監督:佐藤信介
元の世界に帰るために“今際の国”の謎を追いかけるアリスとウサギ。2人は謎を解き明かす鍵と思われる場所で仲間と敵、そして“げぇむ”を操る黒幕と出会う。“げぇむ”に勝利する度に手に入るトランプの数字のカードをすべて集めたアリスたち。残るはジャック、クイーン、キングの絵札のカードのみ。前作を上回る難易度とスケールのカードが揃った時、彼らは元の世界に戻ることができるのか…!?
Netflix人気作「今際の国のアリス」待望のシーズン2。シーズン1から引き続き見ようと待ちに待っていたので、非常に嬉しかった。シーズン1に引き続き、キャストのアクションはもちろん、心理戦や映像のスケールもアップしており、期待値を超える作品内容だった。シーズン1で明かされることのなかった今際の国の謎やゲームを作った主催者の謎が解明する点も見どころ。また、前作のキャストに加え、個性豊かな新メンバーも登場し、人間同士の絆や愛、強さを再認識することができる作品。
8.「常設展示室」(小説)
作者:原田マハ
その絵は、いつでもあなたを待っている。人生の岐路に立つ人たちが辿り着いた世界各地の美術館。巡り会う、運命を変える一枚とは――。故郷から遠く離れたNYで憧れの職に就いた美青は、ピカソの画集に夢中になる弱視の少女と出会うが…
6編に分けられ、1編につき1つの絵画を軸に物語が展開してゆく。絵画や美術館を主体とした物語を読んだことが今まであまりなかったため、読み終えた時に不思議な感覚になる作品だった。6編の中でも特に、『道』という物語が印象的。絵画を見て、人生まで変化していく登場人物たちの姿をみると、絵の力の偉大さを感じるとともに、実際に美術館へ足を運んでみようという気持ちになった。
9.「カルテット」(ドラマ)
脚本:坂元裕二
ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。
何気ない共同生活の中で繰り広げられる4人の会話が非常に魅力的で、心に響く台詞ばかりだった。そのため、1週目では気づくことのできなかった名台詞を2周目でみるとまた違った見方をすることができる。シリアスな要素、笑いの要素、家族や恋の要素など様々な要素が構想に組み込まれているが、綺麗にまとまっていて見やすい。4人の中でも、満島ひかりさんが演じる世吹すずめが、自然体、かつ自分の道を真っ直ぐに進んでいる感じがして、魅了された。
10.「女子高生の無駄遣い」(ドラマ)
監督:山本大輔
ひときわキラキラ感のない3人の女子高生田中望=バカ、菊池茜=ヲタ、鷺宮しおり=ロボは、さいのたま女子高等学校に通う、正真正銘の女子高生=JK。バカは入学早々、彼氏が欲しいと息巻くが、受験したのが“女子高”だったことに今さら気づき…。
女子高生ならではの青春が詰め込まれており、高校生に戻りたくなるような作品だった。タイトルにある通り、しょうもないことで笑って時間を過ごす高校時代は、無駄遣いのようにも思われるが、こういった時間こそ楽しくて必要なのだと感じた。全体的には、コメディ要素が強く、キャラクターの個性もかなり強めなので、クスっと笑いたいときにおすすめ。
1.「キューブ 一度入ったら、最後」(映画)
監督:清水康彦
見知らぬ立方体の中で目を覚ました男女6人。それぞれに接点はなく、なぜここにいるのかも分からない彼らは、脱出しようと四方につながるほかの立方体空間を移動していく。随所に仕掛けられた熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射といった殺人的トラップをクリアし、暗号を解き続ける。
冒頭から衝撃的なシーンが組み込まれていて、終始ドキドキする展開だった。また、密閉空間であるからこそのスリルに引き込まれる作品。人間が極限状態に陥った際の描写が良く描かれており、一見優しそうな人が狂気に満ちていくシーンは、人間の本能が詰め込まれているようで恐ろしかった。キューブが作られた目的や人選についてははっきりと明かされることがなかったので、その点に関しては疑問が残った。
2.「シスターズ」(ドラマ)
監督:キム・ヒウォン
貧しいが仲睦まじく育った3姉妹は、お金のためにプライドが傷つく経験が少なかった。そんな彼女たちは、700億ウォンの謎の大金を手に入れたことで事件に巻き込まれ、やがて韓国で最も裕福な有力一族に立ち向かうことになる。
前半で何気なく紹介されていたものや説明が後半になって判明し、伏線回収されていくので、前半よりは後半にかけて徐々に面白くなっていく作品。韓国ドラマは日本のドラマに比べ、1話当たりの放送時間が長く、回数も多いので、見飽きてしまうと思っていたが、次が待ち遠しくなるような展開で見応えがあった。また、貧困問題やお金に対する人それぞれの価値観が丁寧に表現されているため、お金が人間に与える影響力についても考えさせられた。
3.「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(小説)
作者:相沢沙呼
死者が見える視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す2人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超能力だけ。だがその魔の手は彼女へと迫り――。
事件の解決シーンは、想像もつかない展開で、まんまと騙されてしまった。霊媒と探偵という今まであまり見ることのなかったミステリー作品だったが、まさかのどんでん返しが面白かった。ドラマ化もされているので、原作とも見比べながら、そして、張り巡らされた伏線にも注目しながら見てみたいと思う。
4.「ズートピア」(映画)
監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
様々な動物が一緒に暮らす大都会ズートピア。ウサギ初の警察官ジュディ・ホップスは自分の力を証明するため、舞い込んできたチャンスに飛びついた。詐欺師のキツネと手を組み、事件の解決に挑む!
社会的な問題を扱っているため、重めな内容だが、人間ではなく動物に置き換えて表現されているからこその魅力が溢れていた。差別や偏見というテーマを柔らかく穏やかに調和させている点を考えると、ディズニー作品の強みが感じられる作品だと思う。
5.「SPEC」(ドラマ)
脚本:西荻弓絵 演出:堤幸彦
IQ201のオタク女刑事・当麻紗綾と、ある事件をきっかけに出世街道を外された刑事・瀬文焚流。クセのあるこのコンビが、時に協力し合いながらトラップを仕掛け、犯人と息詰まるような攻防を繰り広げていく。
仲が良いのか、悪いのか、絶妙な関係性をもった当麻と瀬文コンビの掛け合いが面白い。特殊能力をもったキャラクターは皆個性的で、不気味さがあるので、SPECならではの独特な世界観を生み出している。また、主人公の当麻の性格は不思議で魅力的。堤幸彦監督が手掛けるTRICKが好きな方におすすめ。
6.「嘘喰い」(映画)
監督:中田秀夫
絶大な支配力を誇る闇ギャンブル倶楽部「賭郎」。一世一代の大勝負に敗れて会員権をはく奪されてしまった「嘘喰い」こと斑目貘だったが、新たな会員の佐田国一輝が倶楽部を荒らしていると聞き、再び姿を現す。闇金から貘に救われた負け組の青年・梶隆臣、闇カジノのオーナーでヤクザの組長の鞍馬蘭子と協力した貘は、欲望にまみれた超一流のイカサマ師たちを相手に、敗者には残酷な死が待ち受ける危険なデスゲームに挑む。
ギャンブルや駆け引きの迫力に関しては、人それぞれ違った感想をもちそうな内容だった。最後に「賭郎」のトップである人物との戦いを期待していたが、始まることなくエンドロールになったので、そこが少し残念な点だと思った。次から次へと展開が変わるため、原作を読んだことがある方は物足りなさを感じてしまうかもしれない。
7.「今際の国のアリス2」(ドラマ)
監督:佐藤信介
元の世界に帰るために“今際の国”の謎を追いかけるアリスとウサギ。2人は謎を解き明かす鍵と思われる場所で仲間と敵、そして“げぇむ”を操る黒幕と出会う。“げぇむ”に勝利する度に手に入るトランプの数字のカードをすべて集めたアリスたち。残るはジャック、クイーン、キングの絵札のカードのみ。前作を上回る難易度とスケールのカードが揃った時、彼らは元の世界に戻ることができるのか…!?
Netflix人気作「今際の国のアリス」待望のシーズン2。シーズン1から引き続き見ようと待ちに待っていたので、非常に嬉しかった。シーズン1に引き続き、キャストのアクションはもちろん、心理戦や映像のスケールもアップしており、期待値を超える作品内容だった。シーズン1で明かされることのなかった今際の国の謎やゲームを作った主催者の謎が解明する点も見どころ。また、前作のキャストに加え、個性豊かな新メンバーも登場し、人間同士の絆や愛、強さを再認識することができる作品。
8.「常設展示室」(小説)
作者:原田マハ
その絵は、いつでもあなたを待っている。人生の岐路に立つ人たちが辿り着いた世界各地の美術館。巡り会う、運命を変える一枚とは――。故郷から遠く離れたNYで憧れの職に就いた美青は、ピカソの画集に夢中になる弱視の少女と出会うが…
6編に分けられ、1編につき1つの絵画を軸に物語が展開してゆく。絵画や美術館を主体とした物語を読んだことが今まであまりなかったため、読み終えた時に不思議な感覚になる作品だった。6編の中でも特に、『道』という物語が印象的。絵画を見て、人生まで変化していく登場人物たちの姿をみると、絵の力の偉大さを感じるとともに、実際に美術館へ足を運んでみようという気持ちになった。
9.「カルテット」(ドラマ)
脚本:坂元裕二
ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。
何気ない共同生活の中で繰り広げられる4人の会話が非常に魅力的で、心に響く台詞ばかりだった。そのため、1週目では気づくことのできなかった名台詞を2周目でみるとまた違った見方をすることができる。シリアスな要素、笑いの要素、家族や恋の要素など様々な要素が構想に組み込まれているが、綺麗にまとまっていて見やすい。4人の中でも、満島ひかりさんが演じる世吹すずめが、自然体、かつ自分の道を真っ直ぐに進んでいる感じがして、魅了された。
10.「女子高生の無駄遣い」(ドラマ)
監督:山本大輔
ひときわキラキラ感のない3人の女子高生田中望=バカ、菊池茜=ヲタ、鷺宮しおり=ロボは、さいのたま女子高等学校に通う、正真正銘の女子高生=JK。バカは入学早々、彼氏が欲しいと息巻くが、受験したのが“女子高”だったことに今さら気づき…。
女子高生ならではの青春が詰め込まれており、高校生に戻りたくなるような作品だった。タイトルにある通り、しょうもないことで笑って時間を過ごす高校時代は、無駄遣いのようにも思われるが、こういった時間こそ楽しくて必要なのだと感じた。全体的には、コメディ要素が強く、キャラクターの個性もかなり強めなので、クスっと笑いたいときにおすすめ。
3年 大橋
RES
冬・春休み課題11〜20
11. 『ツルネ -風舞高校弓道部-』(アニメ)
原作: 綾野ことこ
鳴宮湊は、「あること」が原因で中学最後の弓道部の試合で負けてから弓道を辞め、風舞高校に進学する。だが、「夜多の森弓道場」で凄腕の射手滝川雅貴と知り合ったのをきっかけに再び弓道に向き合うことを決め、風舞高校弓道部に入部する。湊は「あること」を克服する方法を探し、仲間たちと県大会優勝を目指す。
2期の放送を機に改めて本作を見返した。弓道未経験者の私であったが丁寧な描写とキャラクターの魅力に惹かれた作品。苦手意識を持ち逃げ出そうとしていた主人公の葛藤と成長には感動する場面も多かった。
12. 『そして父になる』(映画)
監督: 瀧本幹也
順調な人生を送るエリート会社員の男。しかしある日、妻と6年間育ててきた息子が、出生時に病院で他の子と取り違えられていたことを知る。そして、夫婦は共に過ごした時間と血縁のどちらが大切なのかを考え、苦悩する。
父親とは何か、家族とは何かを考えさせられる作品だと感じた。血の繋がりと過ごした時間の重さにはこちらも感情輸入してしまうシーンが多かった。
13. 『母イルカの愛と勇気(字幕版)』(ドキュメンタリー)
監督: ニック・ストリンガー
オーストラリアのシャーク・ベイで23年間、海洋生物の研究を続けているジャネット・マンとともに、母イルカのパックを中心としたイルカの家族の暮らしを追う。
その名の通り鮫が数多く生息する環境下の中で子育てをするイルカに焦点が当てられている。生き残りをかけた環境下の中、多くの面で進化してきたイルカの新しい生態が見られる。
14. 『Buddy Daddies』(アニメ)
監督:浅井義之
殺し屋バディである男、一騎と零が4歳の女の子ミリを引き取り、育てることになる。仕事は難なくこなす2人だが、経験がなく慣れない育児に手を焼く。しかもミリは2人が暗殺したマフィアのボスの娘であった。2人は殺し屋の仕事をしつつ育児も行う生活を送る。
育児をする男性2人の苦労と父親像が垣間見える作品である。同じ男性と言っても、母親のような振る舞いをする像とイクメンになりきれない像など多角的な視点から親という立場を見ることが出来る作品だと感じた。
15. 『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(アニメ)
監督:松田清
料理が趣味のごく平凡なサラリーマン向田剛志(ムコーダ)は、「勇者召喚」によって3人の少年少女たちと共に、異世界「レイセヘル王国」に召喚されてしまう。そこは魔王や魔物が存在し、冒険者たちが活躍する剣と魔法のファンタジー世界であった。
擬人化したともいえる非人間と転生した人間の交流が多く見られる。非日常が溢れている本作において、講義内で学んだ動物と人や擬人化する動物を念頭に置きながら観ることで発見出来る観点が多い作品であった。
16. 『陳情令 義城編』(ドラマ)
作者:墨香銅臭
約11年前に出会った暁星塵と阿箐が義城の義荘で薛洋と一緒に暮らした日々が描かれる。正体を隠した薛洋は目の見えない暁星塵を欺き、邪祟退治と思わせて生きた人間を始末させ続けていた。そうとは知らない暁星塵は薛洋に心を許し、穏やかに過ごしていた。それから2年後、暁星塵を探していた宋嵐が現れ状況は一転。ここからの怒濤の辛すぎる展開に涙が止まらない人も。暁星塵は自らが犯してきた罪を知ることになる。
魔道祖師という原作を更に際立たせた作品だと思う。主人公サイドとは少し離れたこの章はこれだけでも1つの大作と言えるほどの満足感を得られると感じている。報われない登場人物たちの悲しい心理描写に着目してほしい作品。
17. 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(映画)
監督:コリン・トレヴォロウ
イスラ・ヌブラル島からアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、メイジー・ロックウッドの手で人間の世界に解き放たれてから、4年の月日が流れた。恐竜たちは繁殖して世界中に生息地を広げ、今や地球は、現旧の地上の支配者である「人間」と「恐竜」が混在する新たな世界「ジュラシック・ワールド」と化していた。
シリーズを通してまるで恐竜がこの世界に生きているのではないかと思う程の映像美が特徴の1つだと考えられる。人間が始めたこの恐竜との物語にどう終着点を置くのかが楽しみであった為様々な角度から作品を観ることが出来た。
18. 『『ツルネ -つながりの一射-』(アニメ)
監督:山村卓也
弓道における“勝ち”“負け”とは何か。“あたる”と“あてる”の違いは何か。数だけでは計れない問いに向き合う弓引きがいた。風舞高校弓道部の鳴宮湊は県大会優勝を果たし、日々の情熱を弓道だけに注いでいた。
京都アニメーションが手がけるアニメーションということで風景や人物の描写が突出している。1期からさらに進化した映像美とキャラクターが醸し出す人間物語のバランスや1人1人の音の違いに着目してみて頂きたい作品。
19. 『ヒックとドラゴン』(映画)
監督:ディーン・デュボア クリス・サンダース
はるか北の海に浮かぶバーク島。そこに暮らすバイキング一族は、長きにわたってドラゴンと争い続けていた。鍛冶屋で修業中のひ弱な少年・ヒックは、立派なバイキングになることを夢見ているが何かと問題を起こすばかり。村にたびたび襲来するドラゴンとの戦いではいつも邪魔者扱いされていた。ヒックの父で、村のリーダーでもあるストイックも、変わり者の息子の扱いに悩んでいた。
長年愛されている作品ということがシリーズの多さと評判から窺えた。製作当初から突出したCG技術を織り込んだ作品に没頭することが出来た。
20. 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(アニメ)
監督:小林寛
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女“スレッタ・マーキュリー”が編入してくるところから物語が始まる。 その学園では、お金・女性・名誉などを賭けて、生徒たちによるモビルスーツ同士の決闘が繰り広げられる。
テレビシリーズ初となる女性主人公が登場する。キャラクター設定や脚本からこれまでとは異なるファン層をターゲットにした作品のように感じられる。1人1人の心理描写と地球と水星といった差別的要素も現在に通ずる点を感じられた。
11. 『ツルネ -風舞高校弓道部-』(アニメ)
原作: 綾野ことこ
鳴宮湊は、「あること」が原因で中学最後の弓道部の試合で負けてから弓道を辞め、風舞高校に進学する。だが、「夜多の森弓道場」で凄腕の射手滝川雅貴と知り合ったのをきっかけに再び弓道に向き合うことを決め、風舞高校弓道部に入部する。湊は「あること」を克服する方法を探し、仲間たちと県大会優勝を目指す。
2期の放送を機に改めて本作を見返した。弓道未経験者の私であったが丁寧な描写とキャラクターの魅力に惹かれた作品。苦手意識を持ち逃げ出そうとしていた主人公の葛藤と成長には感動する場面も多かった。
12. 『そして父になる』(映画)
監督: 瀧本幹也
順調な人生を送るエリート会社員の男。しかしある日、妻と6年間育ててきた息子が、出生時に病院で他の子と取り違えられていたことを知る。そして、夫婦は共に過ごした時間と血縁のどちらが大切なのかを考え、苦悩する。
父親とは何か、家族とは何かを考えさせられる作品だと感じた。血の繋がりと過ごした時間の重さにはこちらも感情輸入してしまうシーンが多かった。
13. 『母イルカの愛と勇気(字幕版)』(ドキュメンタリー)
監督: ニック・ストリンガー
オーストラリアのシャーク・ベイで23年間、海洋生物の研究を続けているジャネット・マンとともに、母イルカのパックを中心としたイルカの家族の暮らしを追う。
その名の通り鮫が数多く生息する環境下の中で子育てをするイルカに焦点が当てられている。生き残りをかけた環境下の中、多くの面で進化してきたイルカの新しい生態が見られる。
14. 『Buddy Daddies』(アニメ)
監督:浅井義之
殺し屋バディである男、一騎と零が4歳の女の子ミリを引き取り、育てることになる。仕事は難なくこなす2人だが、経験がなく慣れない育児に手を焼く。しかもミリは2人が暗殺したマフィアのボスの娘であった。2人は殺し屋の仕事をしつつ育児も行う生活を送る。
育児をする男性2人の苦労と父親像が垣間見える作品である。同じ男性と言っても、母親のような振る舞いをする像とイクメンになりきれない像など多角的な視点から親という立場を見ることが出来る作品だと感じた。
15. 『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(アニメ)
監督:松田清
料理が趣味のごく平凡なサラリーマン向田剛志(ムコーダ)は、「勇者召喚」によって3人の少年少女たちと共に、異世界「レイセヘル王国」に召喚されてしまう。そこは魔王や魔物が存在し、冒険者たちが活躍する剣と魔法のファンタジー世界であった。
擬人化したともいえる非人間と転生した人間の交流が多く見られる。非日常が溢れている本作において、講義内で学んだ動物と人や擬人化する動物を念頭に置きながら観ることで発見出来る観点が多い作品であった。
16. 『陳情令 義城編』(ドラマ)
作者:墨香銅臭
約11年前に出会った暁星塵と阿箐が義城の義荘で薛洋と一緒に暮らした日々が描かれる。正体を隠した薛洋は目の見えない暁星塵を欺き、邪祟退治と思わせて生きた人間を始末させ続けていた。そうとは知らない暁星塵は薛洋に心を許し、穏やかに過ごしていた。それから2年後、暁星塵を探していた宋嵐が現れ状況は一転。ここからの怒濤の辛すぎる展開に涙が止まらない人も。暁星塵は自らが犯してきた罪を知ることになる。
魔道祖師という原作を更に際立たせた作品だと思う。主人公サイドとは少し離れたこの章はこれだけでも1つの大作と言えるほどの満足感を得られると感じている。報われない登場人物たちの悲しい心理描写に着目してほしい作品。
17. 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(映画)
監督:コリン・トレヴォロウ
イスラ・ヌブラル島からアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、メイジー・ロックウッドの手で人間の世界に解き放たれてから、4年の月日が流れた。恐竜たちは繁殖して世界中に生息地を広げ、今や地球は、現旧の地上の支配者である「人間」と「恐竜」が混在する新たな世界「ジュラシック・ワールド」と化していた。
シリーズを通してまるで恐竜がこの世界に生きているのではないかと思う程の映像美が特徴の1つだと考えられる。人間が始めたこの恐竜との物語にどう終着点を置くのかが楽しみであった為様々な角度から作品を観ることが出来た。
18. 『『ツルネ -つながりの一射-』(アニメ)
監督:山村卓也
弓道における“勝ち”“負け”とは何か。“あたる”と“あてる”の違いは何か。数だけでは計れない問いに向き合う弓引きがいた。風舞高校弓道部の鳴宮湊は県大会優勝を果たし、日々の情熱を弓道だけに注いでいた。
京都アニメーションが手がけるアニメーションということで風景や人物の描写が突出している。1期からさらに進化した映像美とキャラクターが醸し出す人間物語のバランスや1人1人の音の違いに着目してみて頂きたい作品。
19. 『ヒックとドラゴン』(映画)
監督:ディーン・デュボア クリス・サンダース
はるか北の海に浮かぶバーク島。そこに暮らすバイキング一族は、長きにわたってドラゴンと争い続けていた。鍛冶屋で修業中のひ弱な少年・ヒックは、立派なバイキングになることを夢見ているが何かと問題を起こすばかり。村にたびたび襲来するドラゴンとの戦いではいつも邪魔者扱いされていた。ヒックの父で、村のリーダーでもあるストイックも、変わり者の息子の扱いに悩んでいた。
長年愛されている作品ということがシリーズの多さと評判から窺えた。製作当初から突出したCG技術を織り込んだ作品に没頭することが出来た。
20. 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(アニメ)
監督:小林寛
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女“スレッタ・マーキュリー”が編入してくるところから物語が始まる。 その学園では、お金・女性・名誉などを賭けて、生徒たちによるモビルスーツ同士の決闘が繰り広げられる。
テレビシリーズ初となる女性主人公が登場する。キャラクター設定や脚本からこれまでとは異なるファン層をターゲットにした作品のように感じられる。1人1人の心理描写と地球と水星といった差別的要素も現在に通ずる点を感じられた。
3年 大橋
RES
冬・春休み課題1〜10
1. 『チェンソーマン』(アニメ)
監督:中山竜
悪魔と呼ばれる存在が日常に蔓延る世界。少年デンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。しかし借金は中々減らず、ごく普通の日常を願いながら、叶えるには到底届かなかった。
漫画を以前から読んでいた作品であったが、音楽やキャラクターの動きが相まっていた。EDが毎週変わることや製作委員会が無いことなどこれまでにない挑戦が見られた作品でもあった。
2. 『ブルーロック』(漫画)
原作: 金城宗幸
作者:ノ村優介
日本代表がサッカーW杯を2010年大会以来、8年ぶりにベスト16で終えた2018年。日本フットボール連合は日本をW杯優勝に導くストライカーを養成すべく、ユース年代のFW300人を対象とした青い監獄プロジェクトを起ち上げ、ブルーロックと呼ばれる施設を建設する。失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという条件の中、無名の高校生プレイヤーである潔世一は世界一のストライカーになるべく、計画の全権をもつ絵心甚八が課す試験に挑む。
過酷な日々を過ごすキャラクターの成長と人間関係の重厚さは見ていて満足する作品である。作者のノ村先生が描く線の迫力と細やかな描写に着目しながらページを進めて頂きたい漫画。
3. 『クールドジ男子』(アニメ)
監督:今千秋
一倉颯、二見瞬、三間貴之、四季蒼真の四人は、クールに決めたイケメンだが、実際はドジばかりやらかすクールドジ男子だった。 それぞれに性格の違う男子たちが、ドジを踏みながらもクールに決めて周囲を癒す。 短所が長所な、放っておけない愛され男子の日常を描いたコメディ。
クールだがドジをするというキャラクター設定と、自分もしてしまうようなドジ経験に笑ってしまうような作品。原作漫画の方も読んでみたくなるようなテンポの良い作品であり、1話15分程度の尺なので見やすい作品だと思う。
4. 『ぼっち・ざ・ろっく!』(アニメ)
監督:斎藤圭一郎
後藤ひとりは動画投稿サイトで評判のギタリスト「ギターヒーロー」の名で活動する少女だった。その一方で彼女は、重度の人見知りでコミュ障であるため、バンド活動や文化祭ライブに憧れつつも、音楽のパートナーどころか友達すら作れないまま中学を卒業する。高校生になってから約1ヶ月たったある日、相変わらず友達を作れなかったひとりは、クラスメイトに話しかけてもらうことを期待してギターを学校に持っていくが失敗する。その帰宅中に、自分が所属するバンド「結束バンド」のギタリストを探していた伊地知虹夏に誘われ、半ば強引にギタリストとしてバンドメンバーに加えられ、ライブハウスで演奏することになる。
等身とデフォルメを交えた秀逸な描写に思わず笑ってしまう要素が多分に含まれている。コミュニケーションが中々取れない主人公が活動を通して少しずつ成長していく過程は見ていて面白い作品。
5. 『BLEACH 千年血戦篇』(アニメ)
監督: 田口智久
霊感が強い高校生・黒崎一護は、悪霊退治に来た死神・朽木ルキアと出会う。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう悪霊・虚ホロウに襲われたことで信じざるを得なくなる。
不慮の事故でルキアから死神の力を受けた為、一護は死神代行を引き受けることに。
以前放送していた作風とは異なる現代のBLEACHという第一印象を受けた。戦闘描写やキャラデザは昔の良さを活かしつつ作画を柔軟に変化させたStudioぴえろに感銘を受けた。
6. 『魔道祖師 完結編』(アニメ)
監督:熊可
岐山温氏による暴虐で世は大きく乱れていた。雲夢江氏、姑蘇藍氏、蘭陵金氏、清河聶氏は温氏討伐のため結託。射日の征戦と呼ばれる戦いが始まる。江家の仙師、魏無羨は鬼道の力によって大いに貢献し夷陵老祖としてその名を広めた。しかし、その強大かつ邪悪な力は次第に周囲に災厄をもたらすこととなる。仙門百家は魏無羨の討伐を決行し戦いの果て魏無羨は息絶えた。
魏無羨の死から13年後、禁術によって魏無羨は現世に蘇る。その夜、悪霊による怪事件に出くわし、再会した藍忘機と共に悪霊を鎮める。魏無羨と藍忘機は協力し真相を確かめに行く。調べていくうちに怪事件が13年前の出来事に繋がっていくのであった。
吹き替え版の放送を楽しみにしていた作品。原作を読んでいるからこそ展開はわかっているが、アニメーションならではの描写や声優さんの演技に感動した。
7. 『海辺のカフカ上下巻』(小説)
作者:村上春樹
本作は、20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公となっている。「僕」の章は一人称および二人称現在形、「ナカタさん」の章は三人称過去形で物語られる。
授業の一環として読んだ作品であるが、偶数章奇数章の登場人物の心理描写や時代背景、次第にリンクしていく人物たちの巧みな描かれ方に驚いた。
8. 『佐々木と宮野』(アニメ)
監督: 石平信司
体育館裏で起きた暴行事件に居合わせた風紀委員の宮野由美。そこに不良のような見た目の先輩、佐々木秀鳴が助けに入った。それから、宮野はそんな佐々木に気に入られ、懐かれる。宮野の趣味であるBL漫画の貸し借りをしながら次第に仲を深め…。
想いを伝えようと葛藤する2人と周囲の人間関係がコメディ要素を含みながら巧みに描かれている。映画が公開されているため再放送されていることから本作を知ったが、声優さんが息を吹き込むキャラクターの喜怒哀楽にも魅了された。
9. 『東京卍リベンジャーズ 聖夜決戦編』(アニメ)
監督:
「血のハロウィン」が終結し現代に帰ってきた武道は、凶悪組織「東京卍會」の幹部になっていた。集会に顔を連ねる三ツ谷以外の元隊長達に安堵する彼ですが、後から入ってきた元黒龍(ブラックドラゴン)の3人が幅をきかせている状況に困惑する。そこに現れたのが総長代理を務める宿敵、稀咲鉄太(きさきてった)であった。
失われた恋人を取り戻すため過去に戻り試行錯誤する中で登場するキャラクターの心理描写や試行錯誤する姿には苦しくなる場面も多いが、迫力ある演技は見入ってしまう。
10. 『ラブ&モンスターズ』(映画)
監督:マイケル・マシューズ
巨大化した生物が地上を支配し、追いやられた人類が地下に隠れ住む世界。生存者の1人である青年は、生き別れの愛する恋人に会うため旅に出る。人類を食いつくす恐ろしいモンスターが徘徊する中、彼は約130km先にあるコロニーを目指す。
見たこともないような生き物が蔓延る世界にどう生き延びていくのかを日々思考する。恋人に会いたい一心で旅に出る主人公が道中で会う怪物と仲間とのストーリーにはひやひやする面や心温まる面もあり、没頭できる作品だと思う。
1. 『チェンソーマン』(アニメ)
監督:中山竜
悪魔と呼ばれる存在が日常に蔓延る世界。少年デンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。しかし借金は中々減らず、ごく普通の日常を願いながら、叶えるには到底届かなかった。
漫画を以前から読んでいた作品であったが、音楽やキャラクターの動きが相まっていた。EDが毎週変わることや製作委員会が無いことなどこれまでにない挑戦が見られた作品でもあった。
2. 『ブルーロック』(漫画)
原作: 金城宗幸
作者:ノ村優介
日本代表がサッカーW杯を2010年大会以来、8年ぶりにベスト16で終えた2018年。日本フットボール連合は日本をW杯優勝に導くストライカーを養成すべく、ユース年代のFW300人を対象とした青い監獄プロジェクトを起ち上げ、ブルーロックと呼ばれる施設を建設する。失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという条件の中、無名の高校生プレイヤーである潔世一は世界一のストライカーになるべく、計画の全権をもつ絵心甚八が課す試験に挑む。
過酷な日々を過ごすキャラクターの成長と人間関係の重厚さは見ていて満足する作品である。作者のノ村先生が描く線の迫力と細やかな描写に着目しながらページを進めて頂きたい漫画。
3. 『クールドジ男子』(アニメ)
監督:今千秋
一倉颯、二見瞬、三間貴之、四季蒼真の四人は、クールに決めたイケメンだが、実際はドジばかりやらかすクールドジ男子だった。 それぞれに性格の違う男子たちが、ドジを踏みながらもクールに決めて周囲を癒す。 短所が長所な、放っておけない愛され男子の日常を描いたコメディ。
クールだがドジをするというキャラクター設定と、自分もしてしまうようなドジ経験に笑ってしまうような作品。原作漫画の方も読んでみたくなるようなテンポの良い作品であり、1話15分程度の尺なので見やすい作品だと思う。
4. 『ぼっち・ざ・ろっく!』(アニメ)
監督:斎藤圭一郎
後藤ひとりは動画投稿サイトで評判のギタリスト「ギターヒーロー」の名で活動する少女だった。その一方で彼女は、重度の人見知りでコミュ障であるため、バンド活動や文化祭ライブに憧れつつも、音楽のパートナーどころか友達すら作れないまま中学を卒業する。高校生になってから約1ヶ月たったある日、相変わらず友達を作れなかったひとりは、クラスメイトに話しかけてもらうことを期待してギターを学校に持っていくが失敗する。その帰宅中に、自分が所属するバンド「結束バンド」のギタリストを探していた伊地知虹夏に誘われ、半ば強引にギタリストとしてバンドメンバーに加えられ、ライブハウスで演奏することになる。
等身とデフォルメを交えた秀逸な描写に思わず笑ってしまう要素が多分に含まれている。コミュニケーションが中々取れない主人公が活動を通して少しずつ成長していく過程は見ていて面白い作品。
5. 『BLEACH 千年血戦篇』(アニメ)
監督: 田口智久
霊感が強い高校生・黒崎一護は、悪霊退治に来た死神・朽木ルキアと出会う。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう悪霊・虚ホロウに襲われたことで信じざるを得なくなる。
不慮の事故でルキアから死神の力を受けた為、一護は死神代行を引き受けることに。
以前放送していた作風とは異なる現代のBLEACHという第一印象を受けた。戦闘描写やキャラデザは昔の良さを活かしつつ作画を柔軟に変化させたStudioぴえろに感銘を受けた。
6. 『魔道祖師 完結編』(アニメ)
監督:熊可
岐山温氏による暴虐で世は大きく乱れていた。雲夢江氏、姑蘇藍氏、蘭陵金氏、清河聶氏は温氏討伐のため結託。射日の征戦と呼ばれる戦いが始まる。江家の仙師、魏無羨は鬼道の力によって大いに貢献し夷陵老祖としてその名を広めた。しかし、その強大かつ邪悪な力は次第に周囲に災厄をもたらすこととなる。仙門百家は魏無羨の討伐を決行し戦いの果て魏無羨は息絶えた。
魏無羨の死から13年後、禁術によって魏無羨は現世に蘇る。その夜、悪霊による怪事件に出くわし、再会した藍忘機と共に悪霊を鎮める。魏無羨と藍忘機は協力し真相を確かめに行く。調べていくうちに怪事件が13年前の出来事に繋がっていくのであった。
吹き替え版の放送を楽しみにしていた作品。原作を読んでいるからこそ展開はわかっているが、アニメーションならではの描写や声優さんの演技に感動した。
7. 『海辺のカフカ上下巻』(小説)
作者:村上春樹
本作は、20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公となっている。「僕」の章は一人称および二人称現在形、「ナカタさん」の章は三人称過去形で物語られる。
授業の一環として読んだ作品であるが、偶数章奇数章の登場人物の心理描写や時代背景、次第にリンクしていく人物たちの巧みな描かれ方に驚いた。
8. 『佐々木と宮野』(アニメ)
監督: 石平信司
体育館裏で起きた暴行事件に居合わせた風紀委員の宮野由美。そこに不良のような見た目の先輩、佐々木秀鳴が助けに入った。それから、宮野はそんな佐々木に気に入られ、懐かれる。宮野の趣味であるBL漫画の貸し借りをしながら次第に仲を深め…。
想いを伝えようと葛藤する2人と周囲の人間関係がコメディ要素を含みながら巧みに描かれている。映画が公開されているため再放送されていることから本作を知ったが、声優さんが息を吹き込むキャラクターの喜怒哀楽にも魅了された。
9. 『東京卍リベンジャーズ 聖夜決戦編』(アニメ)
監督:
「血のハロウィン」が終結し現代に帰ってきた武道は、凶悪組織「東京卍會」の幹部になっていた。集会に顔を連ねる三ツ谷以外の元隊長達に安堵する彼ですが、後から入ってきた元黒龍(ブラックドラゴン)の3人が幅をきかせている状況に困惑する。そこに現れたのが総長代理を務める宿敵、稀咲鉄太(きさきてった)であった。
失われた恋人を取り戻すため過去に戻り試行錯誤する中で登場するキャラクターの心理描写や試行錯誤する姿には苦しくなる場面も多いが、迫力ある演技は見入ってしまう。
10. 『ラブ&モンスターズ』(映画)
監督:マイケル・マシューズ
巨大化した生物が地上を支配し、追いやられた人類が地下に隠れ住む世界。生存者の1人である青年は、生き別れの愛する恋人に会うため旅に出る。人類を食いつくす恐ろしいモンスターが徘徊する中、彼は約130km先にあるコロニーを目指す。
見たこともないような生き物が蔓延る世界にどう生き延びていくのかを日々思考する。恋人に会いたい一心で旅に出る主人公が道中で会う怪物と仲間とのストーリーにはひやひやする面や心温まる面もあり、没頭できる作品だと思う。
3年 内田
RES
冬・春休み課題11~20
11.シャドーハウス-2nd Season- (アニメ)
原作:ソウマトウ
監督:大橋一輝
『お披露目』を終えたケイト・エミリコ、そして同期3対は成人としての新しい生活を始める。「シャドーハウス」の謎を解き明かせないまま、こどもたちの棟では新たな事件が発生。反乱分子と星つきに怪しまれたケイトとエミリコは犯人と思われるローブをまとった謎の影の正体を追うことに。果たして謎の影の目的とは……?(出典:https://shadowshouse-anime.com/#intro)
アニメ『シャドーハウス』の第二期である。第一期では原作が一部改変されており、第二期でのカギを握る人物「ローブ様」の登場シーンがカットされていた。そのため第二期でも原作のシーンが一部改変されていたが、概ね原作の流れを崩さずに進んでいったため良かったと思う。
一期と同様に、本作は不穏な雰囲気とほのぼのとした空気感が程よく共存していた点が魅力的であった。二期ではエミリコとケイトの同期が活躍する場面も多く、新たな一面が描かれていた点も見所である。また、ローブ様を中心としたエピソードではローブ様の正体に迫っていくミステリー要素だけではなく、ケイト達がやって来る前のシャドーハウスについても明かされていくため目が離せない展開の連続であった。
12.ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ(アニメ)
原作:大川ぶくぶ
企画・プロデュース:キングレコード
シリーズ構成・シリーズディレクター:青木純
これは、夢と希望の物語(ただのクソ)――。(出典:http://hoshiiro.jp/story/)
あまり内容が詰まっていないギャグアニメであるものの遊び心溢れる多彩な表現が多く、毎回新鮮な気持ちで楽しむことができる作品に仕上がっていた。AパートとBパートでキャストを変える試みや、絵柄を変えるだけではなく実写のシーンを取り入れる点等、表現の振れ幅が大きい所が魅力であった。
また最終話で1期12話と2期1話の伏線を回収し、蒼井翔太の設定や物語を掘り下げていた点には驚かされた。1期で登場した彼の存在は有耶無耶にして終わらせるのだとばかり思っていたため、2期で彼が設定を引き継いだまま再登場したのは思わぬサプライズだった。
13.家庭教師のトラコ(ドラマ)
脚本:遊川和彦
これは受験ドラマではない!謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ホームドラマ!(出典:https://www.ntv.co.jp/torako/intro/)
本作は謎の家庭教師・トラコが3組の家族を救っていく様子が描かれていく。トラコは破天荒な行動を繰り返して3組の家族を振り回すが、その結果子供達や親の成長に繋がっていく描写にはグッとくるものがあった。また、毎回それぞれの家族の絆を感じることができて涙を誘われた。
当初トラコの思想はあまり現実味が無く無理があるのではないかと感じていたが、最終的にトラコの考え方にも変化が見られたため後味は良かった。
14.ザ・トラベルナース(ドラマ)
脚本:中園ミホ
直球型の歩と、変化球型の静――それぞれに卓越したスキル&熱き哲学を持ちながらも、まるでタイプの違う《名もなき白衣の天使(≒戦士)たち》が反発しつつ手を取り合い、患者のみならず医療従事者や自分自身をも救っていく、痛快医療ドラマ。(出典:https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse/intro/)
異なるタイプの歩と静の掛け合いが面白く、話が進むにつれて歩が徐々に成長していく様子が描かれていた。序盤は対立したり喧嘩したりすることが多かった二人だったが終盤では良いコンビになっており、その過程が見所となっていた。また彼らだけでなく、同じ病院で働く他の看護師や医者にも焦点が当たっており、全員が少しずつ良い方向に変わっていく様子が描かれていた点が良かった。
15.ファーストペンギン!(ドラマ)
脚本:森下佳子
家なし、金なし、仕事なし……。人生崖っぷちの若きシングルマザー・岩崎和佳は途方に暮れていた。食べるためには何でもやる!と思っていたけど……
ひょんなことから1人の漁師に出会い、「1万円で、俺たちの浜を立て直してくれ!」という思いがけないオファーを受け、荒くれ漁師たちのボスに!?こうして、日本の隅っこで必死に生きる漁師たちの夢を一緒に背負うことになった和佳。ガンコな海の男たちとぶつかり合いながらも、ド素人ゆえの大胆さで、古い常識や慣習を次々と打ち破り、しがらみだらけの業界で、まさかの大革命を巻き起こす!
「誰かが飛び込めば、群れはついて来る!」
未知の世界に飛び込んだ、勇気あふれるニューヒロインは、この秋、ニッポンを元気にします‼(出典:https://www.ntv.co.jp/first-penguin/intro/)
本作は実話をベースにしたサクセスストーリーである。モデルとなった真実があるからか、漁師達や漁協の組合長の態度がコロコロ変わったり古い慣習に囚われすぎだと感じる場面が多かったりと、多少モヤモヤする場面も多かった。しかし徐々に和佳の努力が報われて困難を乗り越えることができるため、話数が進むにつれて引き込まれる構成となっていた。
16.競争の番人(ドラマ)
原作:新川帆立
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一郎、蓼内健太
刑事としてとある事件の犯人を追う白熊楓は、犯人を目前で撮り逃がしてしまう。白熊は犯人を取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負勉ら、第六審査。通称“ダイロク”の面々と出会う。刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り、公取委の仕事を教える気など一切ない様子。そんな中で、2人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。調査の中で、自由奔放に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ白熊。そんな2人は、なぜか調査中に警察に追われる立場に?性格や考え方など、なにもかもが正反対の小勝負と白熊が調査する中で、さまざまな問題が起き、それに振り回
されるダイロクの面々は、カルテル問題の真相にたどり着くことができるのか!?(出典:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/introduction/index.html)
公正取引委員会を題材としたドラマは珍しく、新鮮だと感じた。どの題材も主人公達の敵となる存在が明確に示されており、公正取引委員会ならではの方法で敵を追い詰めていく様子が痛快に描かれていた。また、白熊や小勝負だけではなくダイロクの他のメンバーにも焦点が当たる話が多かったため、一人一人のキャラが立っていた点も本作の面白さであると感じる。
17.繰繰れ!コックリさん(漫画)
著者:遠藤ミドリ
自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん”を呼び出した!しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神”とダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンなアニマルたちが織りなす、非日常系モフモフコメディ‼(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gugukoku/sp/story/index.html)
本作はデンパ少女・こひなと物の怪達によるギャグ漫画である。4コマ漫画であるためヤマとオチが何度も繰り返される点が面白く、1話の中で笑えるポイントが多い所が魅力的だった。また本作はメインキャラクターが殆ど物の怪であるため、妖怪や女体化まで幅広いネタを扱いやすい点も強みだと感じる。
最終巻ではコックリさんがこひなに取り憑いた理由が明かされ、さらにコックリさん達との日々を通じて変化したこひなの心情も描かれていき、涙を誘われる展開となっている。そしてタイトル回収もされるため、綺麗に纏まった最終回となっており非常に良かった。
18.チェンソーマン(アニメ)
原作:藤本タツキ
監督:中山竜
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る ─ 。(出典:https://chainsawman.dog/introduction/)
迫力のある戦闘シーンや個性豊かなキャラクター、悪魔を倒す世界観等のような王道の設定の中に、捻りのある設定を加えている点が本作の特徴だと感じた。中でも主人公であるデンジの設定が興味深く、己の欲に忠実に行動する様子やデビルハンターとして活動する動機が浅い点が新鮮だと感じた。また、本作はキャラクター同士の掛け合いの面白さや激しい戦闘描写の見応えも抜群であった。
19.祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録(ドラマ)
脚本:根本ノンジ
研修医・諏訪野良太は、知識も技術もまだないひよっこだが、誰よりも患者に寄り添い、患者のたまに一生懸命になれる医者。そして何より、人の顔色を読むことが抜群にうまかった。1話ごとに変わる研修先の診療科で豪華俳優陣が演じるクセあり指導医のもと、仲間と共に切磋琢磨し医者として成長していきながら、問題を抱えたワケあり患者たちに真摯に向き合い、心の謎を解き明かす!心を癒すことで病を治す――(出典:https://www.ntv.co.jp/inorinokarte/intro/)
本作は主人公が研修医であるため、1つの作品の中で複数の診療科が描かれていた点が魅力だと感じた。1話ごとに異なる診療科が舞台になるため、飽きずに楽しむことができる構成となっている。
また、本作は諏訪野が患者達が抱える問題を推理していくため、ミステリー要素がある点も見所だと言えるだろう。家族の絆が描かれる展開も多く、心温まる物語に仕上がっていた。
20.PICU 小児集中治療室(ドラマ)
脚本:倉光泰子
ある日、武四郎は、丘珠病院に新設されたばかりのPICU=小児集中治療室への異動を命じられる。そこで出会ったのが、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア・植野元だった。3年前、道内で起きた悲劇が大きな契機になり、北海道知事の鮫島立希が植野を訪ねてPICUの整備を依頼したのだ。その際、植野はある条件を提示し鮫島は、近い将来必ず実現させると約束した。3年を経てようやく設立されたPICUだが、集まったスタッフは、植野、武四郎のほか、植野と行動をともにしてきた優秀な看護師・羽生仁子と、植野に誘われてやってきた救急救命医の綿貫りさの4人だけだった。その現状に、口が悪く横柄な態度のりさは、「初期研修を終えたばかりの未熟な小児科医は使い物にならない」と本人の目の前で武四郎を非難するようなありさまだった。そんな折、PICUに、発症から4時間も経過した少女を運び込まれ……。(出典:https://www.fujitv.co.jp/PICU/story/index01.html)
本作は大きな見所は主人公である武四郎の成長である。当初は患者の死に直面し激しく落ち込むこともあった武四郎だったが、徐々に患者からの信頼を得て頼もしい存在に成長していく姿が描かれた。また本作には様々な患者が登場するが、中でも圭吾くんの物語が印象的であった。彼は当初治療に後ろ向きであり自暴自棄になっていたが、数話かけて少しずつ治療に前向きになっていく様子が丁寧に描かれていて良かった。この丁寧な描写が、視聴者を最終回に引き込む効果を生んでいたのではないかと私は考える。
11.シャドーハウス-2nd Season- (アニメ)
原作:ソウマトウ
監督:大橋一輝
『お披露目』を終えたケイト・エミリコ、そして同期3対は成人としての新しい生活を始める。「シャドーハウス」の謎を解き明かせないまま、こどもたちの棟では新たな事件が発生。反乱分子と星つきに怪しまれたケイトとエミリコは犯人と思われるローブをまとった謎の影の正体を追うことに。果たして謎の影の目的とは……?(出典:https://shadowshouse-anime.com/#intro)
アニメ『シャドーハウス』の第二期である。第一期では原作が一部改変されており、第二期でのカギを握る人物「ローブ様」の登場シーンがカットされていた。そのため第二期でも原作のシーンが一部改変されていたが、概ね原作の流れを崩さずに進んでいったため良かったと思う。
一期と同様に、本作は不穏な雰囲気とほのぼのとした空気感が程よく共存していた点が魅力的であった。二期ではエミリコとケイトの同期が活躍する場面も多く、新たな一面が描かれていた点も見所である。また、ローブ様を中心としたエピソードではローブ様の正体に迫っていくミステリー要素だけではなく、ケイト達がやって来る前のシャドーハウスについても明かされていくため目が離せない展開の連続であった。
12.ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ(アニメ)
原作:大川ぶくぶ
企画・プロデュース:キングレコード
シリーズ構成・シリーズディレクター:青木純
これは、夢と希望の物語(ただのクソ)――。(出典:http://hoshiiro.jp/story/)
あまり内容が詰まっていないギャグアニメであるものの遊び心溢れる多彩な表現が多く、毎回新鮮な気持ちで楽しむことができる作品に仕上がっていた。AパートとBパートでキャストを変える試みや、絵柄を変えるだけではなく実写のシーンを取り入れる点等、表現の振れ幅が大きい所が魅力であった。
また最終話で1期12話と2期1話の伏線を回収し、蒼井翔太の設定や物語を掘り下げていた点には驚かされた。1期で登場した彼の存在は有耶無耶にして終わらせるのだとばかり思っていたため、2期で彼が設定を引き継いだまま再登場したのは思わぬサプライズだった。
13.家庭教師のトラコ(ドラマ)
脚本:遊川和彦
これは受験ドラマではない!謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ホームドラマ!(出典:https://www.ntv.co.jp/torako/intro/)
本作は謎の家庭教師・トラコが3組の家族を救っていく様子が描かれていく。トラコは破天荒な行動を繰り返して3組の家族を振り回すが、その結果子供達や親の成長に繋がっていく描写にはグッとくるものがあった。また、毎回それぞれの家族の絆を感じることができて涙を誘われた。
当初トラコの思想はあまり現実味が無く無理があるのではないかと感じていたが、最終的にトラコの考え方にも変化が見られたため後味は良かった。
14.ザ・トラベルナース(ドラマ)
脚本:中園ミホ
直球型の歩と、変化球型の静――それぞれに卓越したスキル&熱き哲学を持ちながらも、まるでタイプの違う《名もなき白衣の天使(≒戦士)たち》が反発しつつ手を取り合い、患者のみならず医療従事者や自分自身をも救っていく、痛快医療ドラマ。(出典:https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse/intro/)
異なるタイプの歩と静の掛け合いが面白く、話が進むにつれて歩が徐々に成長していく様子が描かれていた。序盤は対立したり喧嘩したりすることが多かった二人だったが終盤では良いコンビになっており、その過程が見所となっていた。また彼らだけでなく、同じ病院で働く他の看護師や医者にも焦点が当たっており、全員が少しずつ良い方向に変わっていく様子が描かれていた点が良かった。
15.ファーストペンギン!(ドラマ)
脚本:森下佳子
家なし、金なし、仕事なし……。人生崖っぷちの若きシングルマザー・岩崎和佳は途方に暮れていた。食べるためには何でもやる!と思っていたけど……
ひょんなことから1人の漁師に出会い、「1万円で、俺たちの浜を立て直してくれ!」という思いがけないオファーを受け、荒くれ漁師たちのボスに!?こうして、日本の隅っこで必死に生きる漁師たちの夢を一緒に背負うことになった和佳。ガンコな海の男たちとぶつかり合いながらも、ド素人ゆえの大胆さで、古い常識や慣習を次々と打ち破り、しがらみだらけの業界で、まさかの大革命を巻き起こす!
「誰かが飛び込めば、群れはついて来る!」
未知の世界に飛び込んだ、勇気あふれるニューヒロインは、この秋、ニッポンを元気にします‼(出典:https://www.ntv.co.jp/first-penguin/intro/)
本作は実話をベースにしたサクセスストーリーである。モデルとなった真実があるからか、漁師達や漁協の組合長の態度がコロコロ変わったり古い慣習に囚われすぎだと感じる場面が多かったりと、多少モヤモヤする場面も多かった。しかし徐々に和佳の努力が報われて困難を乗り越えることができるため、話数が進むにつれて引き込まれる構成となっていた。
16.競争の番人(ドラマ)
原作:新川帆立
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一郎、蓼内健太
刑事としてとある事件の犯人を追う白熊楓は、犯人を目前で撮り逃がしてしまう。白熊は犯人を取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負勉ら、第六審査。通称“ダイロク”の面々と出会う。刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り、公取委の仕事を教える気など一切ない様子。そんな中で、2人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。調査の中で、自由奔放に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ白熊。そんな2人は、なぜか調査中に警察に追われる立場に?性格や考え方など、なにもかもが正反対の小勝負と白熊が調査する中で、さまざまな問題が起き、それに振り回
されるダイロクの面々は、カルテル問題の真相にたどり着くことができるのか!?(出典:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/introduction/index.html)
公正取引委員会を題材としたドラマは珍しく、新鮮だと感じた。どの題材も主人公達の敵となる存在が明確に示されており、公正取引委員会ならではの方法で敵を追い詰めていく様子が痛快に描かれていた。また、白熊や小勝負だけではなくダイロクの他のメンバーにも焦点が当たる話が多かったため、一人一人のキャラが立っていた点も本作の面白さであると感じる。
17.繰繰れ!コックリさん(漫画)
著者:遠藤ミドリ
自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん”を呼び出した!しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神”とダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンなアニマルたちが織りなす、非日常系モフモフコメディ‼(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gugukoku/sp/story/index.html)
本作はデンパ少女・こひなと物の怪達によるギャグ漫画である。4コマ漫画であるためヤマとオチが何度も繰り返される点が面白く、1話の中で笑えるポイントが多い所が魅力的だった。また本作はメインキャラクターが殆ど物の怪であるため、妖怪や女体化まで幅広いネタを扱いやすい点も強みだと感じる。
最終巻ではコックリさんがこひなに取り憑いた理由が明かされ、さらにコックリさん達との日々を通じて変化したこひなの心情も描かれていき、涙を誘われる展開となっている。そしてタイトル回収もされるため、綺麗に纏まった最終回となっており非常に良かった。
18.チェンソーマン(アニメ)
原作:藤本タツキ
監督:中山竜
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る ─ 。(出典:https://chainsawman.dog/introduction/)
迫力のある戦闘シーンや個性豊かなキャラクター、悪魔を倒す世界観等のような王道の設定の中に、捻りのある設定を加えている点が本作の特徴だと感じた。中でも主人公であるデンジの設定が興味深く、己の欲に忠実に行動する様子やデビルハンターとして活動する動機が浅い点が新鮮だと感じた。また、本作はキャラクター同士の掛け合いの面白さや激しい戦闘描写の見応えも抜群であった。
19.祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録(ドラマ)
脚本:根本ノンジ
研修医・諏訪野良太は、知識も技術もまだないひよっこだが、誰よりも患者に寄り添い、患者のたまに一生懸命になれる医者。そして何より、人の顔色を読むことが抜群にうまかった。1話ごとに変わる研修先の診療科で豪華俳優陣が演じるクセあり指導医のもと、仲間と共に切磋琢磨し医者として成長していきながら、問題を抱えたワケあり患者たちに真摯に向き合い、心の謎を解き明かす!心を癒すことで病を治す――(出典:https://www.ntv.co.jp/inorinokarte/intro/)
本作は主人公が研修医であるため、1つの作品の中で複数の診療科が描かれていた点が魅力だと感じた。1話ごとに異なる診療科が舞台になるため、飽きずに楽しむことができる構成となっている。
また、本作は諏訪野が患者達が抱える問題を推理していくため、ミステリー要素がある点も見所だと言えるだろう。家族の絆が描かれる展開も多く、心温まる物語に仕上がっていた。
20.PICU 小児集中治療室(ドラマ)
脚本:倉光泰子
ある日、武四郎は、丘珠病院に新設されたばかりのPICU=小児集中治療室への異動を命じられる。そこで出会ったのが、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア・植野元だった。3年前、道内で起きた悲劇が大きな契機になり、北海道知事の鮫島立希が植野を訪ねてPICUの整備を依頼したのだ。その際、植野はある条件を提示し鮫島は、近い将来必ず実現させると約束した。3年を経てようやく設立されたPICUだが、集まったスタッフは、植野、武四郎のほか、植野と行動をともにしてきた優秀な看護師・羽生仁子と、植野に誘われてやってきた救急救命医の綿貫りさの4人だけだった。その現状に、口が悪く横柄な態度のりさは、「初期研修を終えたばかりの未熟な小児科医は使い物にならない」と本人の目の前で武四郎を非難するようなありさまだった。そんな折、PICUに、発症から4時間も経過した少女を運び込まれ……。(出典:https://www.fujitv.co.jp/PICU/story/index01.html)
本作は大きな見所は主人公である武四郎の成長である。当初は患者の死に直面し激しく落ち込むこともあった武四郎だったが、徐々に患者からの信頼を得て頼もしい存在に成長していく姿が描かれた。また本作には様々な患者が登場するが、中でも圭吾くんの物語が印象的であった。彼は当初治療に後ろ向きであり自暴自棄になっていたが、数話かけて少しずつ治療に前向きになっていく様子が丁寧に描かれていて良かった。この丁寧な描写が、視聴者を最終回に引き込む効果を生んでいたのではないかと私は考える。
3年 内田
RES
冬・春休み課題1~10
1.ラブライブ!スーパースター‼(2期)(アニメ)
原作:矢立肇
原案:公野櫻子
監督:京極尚彦
私立結ヶ丘女子高等学校、表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に2回目の春が訪れた。スクールアイドルグループ Liella!を結成した澁谷かのんたちは新入生を迎え、新たに4人の少女が"スクールアイドル"として走り出す!!思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって――。新たなメンバーを迎え一番星を目指すかのんたちとの「みんなで叶える物語」。はばたけ!私たちのラブライブ!(出典:https://www.lovelive-anime.jp/yuigaoka/story/)
本作は、従来のラブライブシリーズでは行われてこなかった「登場人物達が進級し、後輩達を迎え入れる」という展開が描かれていた点が特徴的だ。2期では主に先輩と後輩の関係性や実力差に焦点を当てることで、部活動のリアルな部分を描き出すことができていたと感じた。
しかし様々な要素を詰め込みすぎた結果、薄味になってしまうエピソードが多数あった点は残念であった。かのんの留学にまつわるエピソード等のように不必要な展開もいくつかあったため、描く要素を絞ったほうが良かったのではないかと感じた。
2.オクト― 感情捜査官 心野朱梨(ドラマ)
監督:中茎強、松永洋一、林雅貴
脚本:三浦駿斗、橋本夏
愛や悲しみ、また怒りや嫌悪感などすべての事件には動機となる感情がある。取調室において、そうした感情を見ることで真犯人を見つけ出す心野朱梨。彼女には、人の感情が“色”で見える特殊な力がある。人の“感情”の色が見える変わり者の女性刑事が感情見え見えのエリート崩れ男性刑事とバディを組んで、目に見えない感情から真犯人を見つけ出す新感覚の刑事サスペンス。(出典:https://www.ytv.co.jp/8octo/intro/)
朱梨が持つ「感情の色が見える」という特殊な能力を使って事件の真相を追う展開になっている点が本作の特徴である。1話につき1つの事件を解決する構成となっており、犯人達の十人十色の複雑な感情が丁寧に読み解かれていく点が面白い。
本作は物語が進むにつれて、朱梨が過去に巻き込まれた事件の真相にも迫っていく。終盤で明かされた真相は衝撃的であり朱梨とその姉である紫織が不憫だと感じたが、最終的にハッピーエンドに落ち着いたため後味は良かった。
3.石子と羽男―そんなコトで訴えます?―(ドラマ)
脚本:西田征史
この世の中には、嘘のようだが本当にあった珍トラブルがいくつもある。どんな小さなトラブルでもその裏には誰かの“大切な暮らし”があるはずだ。本作では、そういった問題を抱えて町の弁護士の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子と司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、様々なトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。
出典:https://www.tbs.co.jp/ishikotohaneo_tbs/about/(一部要約)
本作は弁護士達が様々な依頼を受けていく物語となっている。殺人事件のような非日常的な依頼は少なく、カフェでの充電にまつわるトラブルやスマホゲームの課金に関するトラブル等、身近で幅広い問題を扱っていた点が印象的だった。個々のエピソードは取っ付きやすい内容であり、それと同時に考えさせられる場面も多かった。とは言え全体的に堅い雰囲気はあまり無く、全体的にコミカルな作風だったため気軽に視聴しやすい作品に仕上がっていた。
4.ワッチャプリマジ!(アニメ)
総監督:佐藤順一
監督:小林浩輔
「プリマジ」、それは歌とダンスとファッションで作り上げるエンターテインメント!魔法のようにキラキラと輝くステージには秘密がありました。そう、それは実は本当に「魔法」だったんです!
主人公、陽比野まつりは「プリマジ」に憧れている中学一年生。「プリマジ」が大好きなまつりは、いつか「プリマジ」に出場できる日を夢見ていました。そんなとき突然現れた「みゃむ」から「プリマジ」にスカウトされることに!!ライバル達に負けないように2人で一緒に「プリマジ」のトップを目指します!(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/primagi/story/)
本作は、人間ドラマとしての完成度の高さが魅力の一つである。キャラクター達の成長劇はどれも見応えがあり、プリマジに真剣に向き合っているキャラクター達全員に感情移入せずにはいられない。また、キャラクター達は学年も違えばプリマジを始めた経緯も異なるため、様々な信念や価値観を持っていた点も興味深かった。
さらに魔法界と人間界との対立や男性キャラの掘り下げ等様々な要素も取り入れられており、風呂敷の広げ方が上手かった。しかし4クールで描き切れない量の要素を詰め込んだせいか、説明不足・描写不足な箇所が散見された点が残念であった。伏線の張り方や取り入れようとした要素は良かったため、風呂敷を畳むことができていなかった点は大変勿体ないと感じた。
5.ちむどんどん(ドラマ)
監督:木村隆文 松園武大 中野亮平 ほか
脚本:羽原大介
復帰前の沖縄「やんばる地域」で生まれ育ち、復帰とともに東京で働き始めるヒロイン。遠く離れても家族の絆に励まされながら、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだし、やがて沖縄料理の店を開くことに。ヒロインは、四人兄妹の次女で、兄、姉、妹がいる。四人はそれぞれに異なる道を歩み、気持ちが離れるときも訪れます。それでもふるさと・沖縄の味が、思い出が、四人の心をつなぐ。困難や挫折に見舞われ、誰かが心折れそうなときには、互いに身を削り、支え合っていきます。時代を超えどんな逆境の中でも、世界でいちばん美しいもの――それは家族です。傷つきながら、励まし合いながら大人への階段をのぼっていく四兄妹のドラマはきっと、今を生きるすべての家族の物語です。(出典:https://www.nhk.or.jp/chimudondon/about/)
本作は料理人として成長していく主人公・暢子のストーリーだけではなく、彼女の兄弟達の人生にも焦点を当てて描かれている点が特徴である。そのため、幅広いエピソードを楽しむことができる作品になっていた。しかし突っ込み所が非常に多く、粗が気になってしまう点が残念であった。ご都合主義な展開があまりにも多く、四人兄妹に感情移入することが困難な作品であった。また、暢子と和彦の恋愛編には必要以上に尺が割かれていたが重要なシーンの多い終盤は駆け足気味になっており、もっとバランスの良い構成にするべきだったのではないかと感じた。
6.霊媒探偵・城塚翡翠(ドラマ)
原作:相沢沙呼
脚本:佐藤友治
翠色の瞳を持つ“霊媒師”城塚翡翠は苦悩を抱えていた。彼女には犯人が視えるという特殊な力がある。しかし……そこには証拠能力がない。どうすれば警察は動くのか?犯人を逮捕に導けるのか?ある日翡翠の前に現れたのは、聡明な雰囲気が漂う“推理作家”香月史郎。倫理的な思考を持ち、警察からも一目置かれる香月は翡翠の“霊視”に“推理力”を足して共に事件を解決に導く「最強のバディ」となっていく。翡翠を支えるアシスタント・千和崎真が見守るなか次第に香月は翡翠に惹かれていくが……。想像を絶する展開が二人に襲い掛かる‼(出典:https://www.ntv.co.jp/hisui/intro/?theme=medium)
本作は基本的に一話完結の形式であり、それと同時に本筋となる『透明な悪魔』の事件も進行していく構成となっている。一話から四話に散りばめられていた伏線が、五話で鮮やかに回収されていく点が見ていて気持ち良かった。また、当初は儚げで可愛らしい雰囲気を纏っていた翡翠の豹変にも非常に驚かされた。一話から四話では、事前に犯人が判明している倒叙ミステリーとなっている点が新鮮であった。探偵達による論理的な推理を考察させる形式となっており、通常のミステリーとは異なる楽しみを見出すことができた。
7.サマータイムレンダ(アニメ)
原作:田中靖規
監督:渡辺歩
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。
「自分そっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」
さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして……!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!(出典:https://summertime-anime.com/)
本作はタイムリープにサスペンスが掛け合わさっている点が大きな魅力である。謎が多い“影”の存在や、次々と明らかになる真実から目が離せなくなりどんどん引き込まれていく作品であった。同じ時を繰り返せば繰り返すほど情報量が増え、面白さが加速していく点に感心した。また、本作は慎平達と影達による頭脳戦も魅力の一つである。慎平達がタイムリープ可能であることを影達は知っているため、一筋縄ではいかない展開にハラハラさせられるのと同時に胸が高鳴った。
8.DATH NOTE(アニメ)
原作:大場つぐみ・小畑健
監督:荒木哲郎
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月がそれを拾った時から、すべては始まった。デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく…。(出典:https://www.ntv.co.jp/deathnote/)
本作は名前を書くと人を殺すことができる「デスノート」を巡って繰り広げられる、月とLの頭脳戦が大きな見所である。2人共1歩間違えればピンチになってしまう状況が続くため、ハラハラさせられる展開が多く常に緊張感がある点が良かった。またコミカルなシーンも適度に入っており、暗い雰囲気になりすぎないような工夫もされていた。
月はデスノートを使用して殺人を行うが、彼なりの正義感で行動している所も本作の面白さの一つだと感じた。「犯罪の無い世界を作りたい」という月の想いには共感できる部分もあり、考えさせられる作品になっていた。
9.すずめの戸締まり(映画)
原作・脚本・監督:新海誠
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。(出典:https://suzume-tojimari-movie.jp/)
本作は様々な場所で繰り広げられるすずめの冒険劇が見所である。草太が椅子に変えられてしまうことでユーモアさが生まれるだけでなく、鈴芽に閉じ師の役割を自然と任せることができる効果も生まれていた点に感心させられた。
また、本作は東日本大震災という災害がテーマとなっている。しかし、地震の直接的な描写が控えめだった点には驚かされた。地震の恐怖を鈴芽の台詞等から感じ取れるシーンが多く、間接的な表現方法が多く取られており興味深かった。
10.彼女、お借りします(第二期)(アニメ)
原作:宮島礼吏
監督:古賀一臣
ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女”・水原千鶴と出会い、家族にも友人にも、千鶴が “彼女”だと嘘をついてしまう。本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、超絶美少女な“彼女”がいっぱい!!飲み会や海水浴、温泉旅行にクリスマス、お正月。様々なイベントを乗り越え、千鶴への想いが募っていく和也。そんな中、千鶴から‟2人の関係”を揺るがす告白が……!
「私、レンカノ辞めようと思うの」
2期もラブ×ドキMAX限界突破!“彼女”たちとの“リアル”輝く“レンタル”ラブライフが、ふたたび幕を開ける!!(出典:https://kanokari-official.com/intro/)
アニメ『彼女、お借りします』の第二期。一期で「理想の彼女」としての側面が色濃く描かれていた千鶴の異なる一面が掘り下げられ、彼女の夢に対する向き合い方や弱い部分が一期よりもクローズアップされていた点が見所であった。また、そのような千鶴の姿に心を打たれた和也にも変化が見られた。これまで千鶴に助けられてばかりで迷惑を掛けることさえあった和也が千鶴の為にできることを探そうと行動しており、彼の成長を感じられる場面になっていた。
1.ラブライブ!スーパースター‼(2期)(アニメ)
原作:矢立肇
原案:公野櫻子
監督:京極尚彦
私立結ヶ丘女子高等学校、表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に2回目の春が訪れた。スクールアイドルグループ Liella!を結成した澁谷かのんたちは新入生を迎え、新たに4人の少女が"スクールアイドル"として走り出す!!思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって――。新たなメンバーを迎え一番星を目指すかのんたちとの「みんなで叶える物語」。はばたけ!私たちのラブライブ!(出典:https://www.lovelive-anime.jp/yuigaoka/story/)
本作は、従来のラブライブシリーズでは行われてこなかった「登場人物達が進級し、後輩達を迎え入れる」という展開が描かれていた点が特徴的だ。2期では主に先輩と後輩の関係性や実力差に焦点を当てることで、部活動のリアルな部分を描き出すことができていたと感じた。
しかし様々な要素を詰め込みすぎた結果、薄味になってしまうエピソードが多数あった点は残念であった。かのんの留学にまつわるエピソード等のように不必要な展開もいくつかあったため、描く要素を絞ったほうが良かったのではないかと感じた。
2.オクト― 感情捜査官 心野朱梨(ドラマ)
監督:中茎強、松永洋一、林雅貴
脚本:三浦駿斗、橋本夏
愛や悲しみ、また怒りや嫌悪感などすべての事件には動機となる感情がある。取調室において、そうした感情を見ることで真犯人を見つけ出す心野朱梨。彼女には、人の感情が“色”で見える特殊な力がある。人の“感情”の色が見える変わり者の女性刑事が感情見え見えのエリート崩れ男性刑事とバディを組んで、目に見えない感情から真犯人を見つけ出す新感覚の刑事サスペンス。(出典:https://www.ytv.co.jp/8octo/intro/)
朱梨が持つ「感情の色が見える」という特殊な能力を使って事件の真相を追う展開になっている点が本作の特徴である。1話につき1つの事件を解決する構成となっており、犯人達の十人十色の複雑な感情が丁寧に読み解かれていく点が面白い。
本作は物語が進むにつれて、朱梨が過去に巻き込まれた事件の真相にも迫っていく。終盤で明かされた真相は衝撃的であり朱梨とその姉である紫織が不憫だと感じたが、最終的にハッピーエンドに落ち着いたため後味は良かった。
3.石子と羽男―そんなコトで訴えます?―(ドラマ)
脚本:西田征史
この世の中には、嘘のようだが本当にあった珍トラブルがいくつもある。どんな小さなトラブルでもその裏には誰かの“大切な暮らし”があるはずだ。本作では、そういった問題を抱えて町の弁護士の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子と司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、様々なトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。
出典:https://www.tbs.co.jp/ishikotohaneo_tbs/about/(一部要約)
本作は弁護士達が様々な依頼を受けていく物語となっている。殺人事件のような非日常的な依頼は少なく、カフェでの充電にまつわるトラブルやスマホゲームの課金に関するトラブル等、身近で幅広い問題を扱っていた点が印象的だった。個々のエピソードは取っ付きやすい内容であり、それと同時に考えさせられる場面も多かった。とは言え全体的に堅い雰囲気はあまり無く、全体的にコミカルな作風だったため気軽に視聴しやすい作品に仕上がっていた。
4.ワッチャプリマジ!(アニメ)
総監督:佐藤順一
監督:小林浩輔
「プリマジ」、それは歌とダンスとファッションで作り上げるエンターテインメント!魔法のようにキラキラと輝くステージには秘密がありました。そう、それは実は本当に「魔法」だったんです!
主人公、陽比野まつりは「プリマジ」に憧れている中学一年生。「プリマジ」が大好きなまつりは、いつか「プリマジ」に出場できる日を夢見ていました。そんなとき突然現れた「みゃむ」から「プリマジ」にスカウトされることに!!ライバル達に負けないように2人で一緒に「プリマジ」のトップを目指します!(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/primagi/story/)
本作は、人間ドラマとしての完成度の高さが魅力の一つである。キャラクター達の成長劇はどれも見応えがあり、プリマジに真剣に向き合っているキャラクター達全員に感情移入せずにはいられない。また、キャラクター達は学年も違えばプリマジを始めた経緯も異なるため、様々な信念や価値観を持っていた点も興味深かった。
さらに魔法界と人間界との対立や男性キャラの掘り下げ等様々な要素も取り入れられており、風呂敷の広げ方が上手かった。しかし4クールで描き切れない量の要素を詰め込んだせいか、説明不足・描写不足な箇所が散見された点が残念であった。伏線の張り方や取り入れようとした要素は良かったため、風呂敷を畳むことができていなかった点は大変勿体ないと感じた。
5.ちむどんどん(ドラマ)
監督:木村隆文 松園武大 中野亮平 ほか
脚本:羽原大介
復帰前の沖縄「やんばる地域」で生まれ育ち、復帰とともに東京で働き始めるヒロイン。遠く離れても家族の絆に励まされながら、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだし、やがて沖縄料理の店を開くことに。ヒロインは、四人兄妹の次女で、兄、姉、妹がいる。四人はそれぞれに異なる道を歩み、気持ちが離れるときも訪れます。それでもふるさと・沖縄の味が、思い出が、四人の心をつなぐ。困難や挫折に見舞われ、誰かが心折れそうなときには、互いに身を削り、支え合っていきます。時代を超えどんな逆境の中でも、世界でいちばん美しいもの――それは家族です。傷つきながら、励まし合いながら大人への階段をのぼっていく四兄妹のドラマはきっと、今を生きるすべての家族の物語です。(出典:https://www.nhk.or.jp/chimudondon/about/)
本作は料理人として成長していく主人公・暢子のストーリーだけではなく、彼女の兄弟達の人生にも焦点を当てて描かれている点が特徴である。そのため、幅広いエピソードを楽しむことができる作品になっていた。しかし突っ込み所が非常に多く、粗が気になってしまう点が残念であった。ご都合主義な展開があまりにも多く、四人兄妹に感情移入することが困難な作品であった。また、暢子と和彦の恋愛編には必要以上に尺が割かれていたが重要なシーンの多い終盤は駆け足気味になっており、もっとバランスの良い構成にするべきだったのではないかと感じた。
6.霊媒探偵・城塚翡翠(ドラマ)
原作:相沢沙呼
脚本:佐藤友治
翠色の瞳を持つ“霊媒師”城塚翡翠は苦悩を抱えていた。彼女には犯人が視えるという特殊な力がある。しかし……そこには証拠能力がない。どうすれば警察は動くのか?犯人を逮捕に導けるのか?ある日翡翠の前に現れたのは、聡明な雰囲気が漂う“推理作家”香月史郎。倫理的な思考を持ち、警察からも一目置かれる香月は翡翠の“霊視”に“推理力”を足して共に事件を解決に導く「最強のバディ」となっていく。翡翠を支えるアシスタント・千和崎真が見守るなか次第に香月は翡翠に惹かれていくが……。想像を絶する展開が二人に襲い掛かる‼(出典:https://www.ntv.co.jp/hisui/intro/?theme=medium)
本作は基本的に一話完結の形式であり、それと同時に本筋となる『透明な悪魔』の事件も進行していく構成となっている。一話から四話に散りばめられていた伏線が、五話で鮮やかに回収されていく点が見ていて気持ち良かった。また、当初は儚げで可愛らしい雰囲気を纏っていた翡翠の豹変にも非常に驚かされた。一話から四話では、事前に犯人が判明している倒叙ミステリーとなっている点が新鮮であった。探偵達による論理的な推理を考察させる形式となっており、通常のミステリーとは異なる楽しみを見出すことができた。
7.サマータイムレンダ(アニメ)
原作:田中靖規
監督:渡辺歩
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。
「自分そっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」
さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして……!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!(出典:https://summertime-anime.com/)
本作はタイムリープにサスペンスが掛け合わさっている点が大きな魅力である。謎が多い“影”の存在や、次々と明らかになる真実から目が離せなくなりどんどん引き込まれていく作品であった。同じ時を繰り返せば繰り返すほど情報量が増え、面白さが加速していく点に感心した。また、本作は慎平達と影達による頭脳戦も魅力の一つである。慎平達がタイムリープ可能であることを影達は知っているため、一筋縄ではいかない展開にハラハラさせられるのと同時に胸が高鳴った。
8.DATH NOTE(アニメ)
原作:大場つぐみ・小畑健
監督:荒木哲郎
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月がそれを拾った時から、すべては始まった。デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく…。(出典:https://www.ntv.co.jp/deathnote/)
本作は名前を書くと人を殺すことができる「デスノート」を巡って繰り広げられる、月とLの頭脳戦が大きな見所である。2人共1歩間違えればピンチになってしまう状況が続くため、ハラハラさせられる展開が多く常に緊張感がある点が良かった。またコミカルなシーンも適度に入っており、暗い雰囲気になりすぎないような工夫もされていた。
月はデスノートを使用して殺人を行うが、彼なりの正義感で行動している所も本作の面白さの一つだと感じた。「犯罪の無い世界を作りたい」という月の想いには共感できる部分もあり、考えさせられる作品になっていた。
9.すずめの戸締まり(映画)
原作・脚本・監督:新海誠
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。(出典:https://suzume-tojimari-movie.jp/)
本作は様々な場所で繰り広げられるすずめの冒険劇が見所である。草太が椅子に変えられてしまうことでユーモアさが生まれるだけでなく、鈴芽に閉じ師の役割を自然と任せることができる効果も生まれていた点に感心させられた。
また、本作は東日本大震災という災害がテーマとなっている。しかし、地震の直接的な描写が控えめだった点には驚かされた。地震の恐怖を鈴芽の台詞等から感じ取れるシーンが多く、間接的な表現方法が多く取られており興味深かった。
10.彼女、お借りします(第二期)(アニメ)
原作:宮島礼吏
監督:古賀一臣
ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女”・水原千鶴と出会い、家族にも友人にも、千鶴が “彼女”だと嘘をついてしまう。本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、超絶美少女な“彼女”がいっぱい!!飲み会や海水浴、温泉旅行にクリスマス、お正月。様々なイベントを乗り越え、千鶴への想いが募っていく和也。そんな中、千鶴から‟2人の関係”を揺るがす告白が……!
「私、レンカノ辞めようと思うの」
2期もラブ×ドキMAX限界突破!“彼女”たちとの“リアル”輝く“レンタル”ラブライフが、ふたたび幕を開ける!!(出典:https://kanokari-official.com/intro/)
アニメ『彼女、お借りします』の第二期。一期で「理想の彼女」としての側面が色濃く描かれていた千鶴の異なる一面が掘り下げられ、彼女の夢に対する向き合い方や弱い部分が一期よりもクローズアップされていた点が見所であった。また、そのような千鶴の姿に心を打たれた和也にも変化が見られた。これまで千鶴に助けられてばかりで迷惑を掛けることさえあった和也が千鶴の為にできることを探そうと行動しており、彼の成長を感じられる場面になっていた。