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3年 高垣 夏休み1~30
RES
1 『この夏の星を見る』 監督/山本環
2020年、コロナ禍で青春を奪われた学生たちの群像劇。茨城県の高校生・亜紗や凛久は、夏を取り戻すため「スターキャッチコンテスト」をオンライン開催することを決意する。このコンテストをきっかけに、各地の学生たちがつながることで、新たな縁と青春が生まれていく。
『この夏の星を見る』というタイトルに表れているように、今この時に何ができるのか、奪われたと悲観するのではなく、今の状況の中でどんな時間を作れるのかという前向きなメッセージが込められている映画だと思った。
映像について、映画『NOPE』で撮られた、夜のシーンを昼間に撮り独特な雰囲気を作る手法がとられていた。これにより、宮古島の星空が東京のものと比べ、白っぽくはっきりとした美しさとして差別化されていた。
2 『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』 監督/石原立也
普通の会社員・小林さんと、彼女に惹かれ集まったドラゴン。その中のひとり、カンナ・カムイに突然、「本当の父親」が来訪してくる。
『小林さんちのメイドラゴン』シリーズに共通したテーマである「他者、他種族
との共生」を引き継ぎつつ、人間とドラゴンの価値観の違いや親子関係を描いていた。子供との関係についての価値観を簡単には変えられない父親の描き方が物語に深みを出していた。ここが簡単に変わってしまっていたら、今まで描いてきていた人間とドラゴンの違いをどう受け止めていくかという主人公たちの葛藤が軽いものとしてとらえられてしまいそうだと思う。
3『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』 監督/近藤亮太
主人公・敬太は、一緒に出掛けた弟が失踪するという過去を持ち、現在は行方不明となった人を探すボランティアを行っていた。そんなある日、母から敬太に古いビデオテープが送られてくる。それは、弟がいなくなる瞬間を敬太自身が撮影したビデオだった。
貞子や加耶子のようなホラーキャラクター、ホラーアイコンを消費するような近年のホラー映画の傾向から外れるような作品で、怪異の原因追及がされるようなものでもなかった。画質の粗い映像は、不気味さを演出するうえでとても効果的であることがこの映画を通してとても感じた。なぜそのように感じるのかは考える余地がある。「山」という神聖さと不気味さが両立するような場所が怪異の中心におかれるのは、山を信仰する文化のある日本特有の話なのではないかと考えた。
4『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』監督/外崎春雄
テレビアニメシリーズ『鬼滅の刃 柱稽古編』の続編。お館様の危機に駆け付けた柱と炭治郎たちや鬼殺隊士たちは、無惨によって鬼の根城「無限城」へと落とされてしまう。
映画三部作で完結するという情報と共に公開された本作は、最終決戦の始まりとしてとても盛り上がりのある作品に仕上がっていた。アニメ―ジョンは今までのシリーズと同様に圧巻のものであったが、以前の映画『無限列車編』よりも止め画と過去の回想が多い印象で、そこで一度戦闘シーンのテンポ感が区切られているように感じた。
今回のメインである猗窩座の過去を見ると、猗窩座の見た目や戦闘スタイル、血鬼術はすべて人間時代の過去から構築されていることがわかった。強くなり人間時代を忘れてしまう鬼を構築する一番濃い要素が、人間時代の強い記憶だということが皮肉的だと思った。
5『○〇式』監督/近藤亮太
撮影バイトとして、とある式に足を踏み入れた兄弟。結婚式のような風景であるが、どこかおかしい。徐々に感じていく違和感は、やがて逃れられないモノへと変化していく。
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の監督の最新作で、短編のホラーとなっている。前作と同様の画質の粗い映像が恐怖心をあおるような演出がされていたが、その映像が粗いことに整合性が感じられなかった。
6『近畿地方のある場所について』(映画)監督/白石晃士
とある特集の取材中に行方不明になったオカルト雑誌編集者。同僚の編集部員はフリーライターと共に、失踪前の資料から特集を完成させようとする。その資料の共通項を探るうちに、近畿地方のとある場所について恐ろしい事実が明らかになり、その怪異に巻き込まれていく。
原作は紙媒体の資料を調べているという編集者の記事という設定で、それを映像に落とし込むにはどうするのかと思っていたが、昔のテレビ番組やニュース映像が資料として登場して違和感なく話が進んでいた。
母親の身代わりを求め怪異になってしまったものから、誰かを身代わりに亡くした大切な人を得るという、ひとつひとつ見るとバラバラな内容が繋がって一つの物語が見えてくると、恐ろしさよりも切なさが見えたと思う。
7『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-4 真相!トイレの花子さん』監督/白石晃士
投稿者の山口菜々と田村英里は、ふと思い立ち自分らが通っていた廃学校を探検する。「トイレの花子さん」を探したが、撮影した動画には得体の知れない何かが写っていた。 翌日、菜々が英里を部屋で撮影していると英里が首を吊って死んでいる姿をファインダー越しに見てしまう。その何かは本当に「トイレの花子さん」なのか確認するためにディレクター工藤、アシスタント市川、カメラマン田代の3人と菜々と英里、協力を依頼した霊能者である真壁栞は廃学校に向かう。
タイムリープ、異世界というSF要素がふんだんに取り入れられた作品になっていて、今までのシリーズとは一線を画していた。工藤に対しての伏線や、時間を操作したことで受ける代償など、細かい情報が要所要所に盛り込まれていたので、かなりじっくり見ないとおいて行かれる内容だった。
今回は、いじめや人と向き合うことがテーマになっていて、今までにないメッセージ性があった。
8『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章 真説・四谷怪談お岩の呪い』
監督/白石晃士
ある映画に映りこんだ異物、それはまさに「お岩さん」の姿そのものだった。工藤たちは、映画の撮影現場を訪れるが、そこでお岩の姿と、市川の目への異変の前触れが映りこむ。続けて映画の撮影後に姿を見せなくなったという主役の女性宅を訪れるが、彼女は既に正気を失っており、工藤たちに刃物を振りかざし襲いかかる。ほうほうのていで逃げ帰った工藤たちは、心霊研究家の吉田に意見を求め、浄霊師の宇龍院道玄の協力を得る。道玄の不遜な態度に工藤が我慢ならず、今回も「呪いの髪の毛飾り」を使いながらも市川の身を守ることに成功する。後日、四谷怪談の作者である鶴屋南北が出生したという「タタリ村」の情報を得た一同は、劇場用映画の制作を目指して始動するのだった。
前回の『トイレの花子さん』で異世界の存在を確信した工藤がどんどん危険な方向に進んでいっていることがよくわかる内容だった。序章とあるように、今回の内容は次の劇場版の内容に繋げるためのものになっていて、特段ストーリーが進むようなものではなかったが、ついに撮影クルーに実害が出るという点で新たな怖さが生み出されていたと思う。
9『ノロイ』監督/白石晃士
怪奇ルポライターの小林雅文の自宅が全焼する事件が起きた。焼け跡からは妻の焼死体のみが発見され、小林本人は疾走し行方不明となった。
そんな小林は、この事件が起こる前、ドキュメンタリー映画「ノロイ」を完成させていたが、内容があまりにも衝撃的なものでお蔵入りとなってしまった。その「ノロイ」のテープが発見され、プロデューサーは白石晃士を監督に据え公開を決意する。
「隣の家から奇怪な音が聞こえる」という主婦からの依頼を小林は調査していた。隣人に取材を申し込むも断られるが、その映像には奇妙な音が録音されており、赤ちゃんの声であることが判明する。再度取材を申し込むが、すでに転居しており、その数日後、依頼主の主婦とその娘が交通事故で死亡する。そこから、小林は不可解で恐ろしい呪いに巻き込まれていく。
ファウンドフッテージものの傑作だと思えるほどのミステリーホラーとして完成度の高い内容であった。今年公開されている『近畿地方のある場所について』がこの映画に多大な影響を受けたというように、ホラー映画において新たな」風を吹かせたと言っても過言ではないと思う。
始めのなんともない相談からダムに沈んだ村の奇祭にまつわる呪いに繋がっていくという世界観の広がり方が、徐々に恐怖心をあおっていく仕組みになっていて興味深かった。
10『On Your Marks』(短編アニメーション)監督/宮崎駿
チャゲアンドアスカの楽曲に合わせてライブで流すために制作された短編アニメーション。組織の戦闘員のような恰好をしたチャゲアスが、侵攻した場所に監禁されていた翼の生えた少女を発見し、自由にさせるために奮闘する。
セリフは全くなくチャゲアスの曲だけが流れるのに、世界観の書き込みが細かくストーリー性がしっかりある作品になっていた。
ハザードマークや近未来的な場所や戦闘機、荒廃した地上から、舞台は世紀末の地球なのではないかと考えられる。その中で、チャゲアス含む戦闘員が何かの組織に侵攻していくが、やたらめったらに銃を撃ち、手りゅう弾を投げ込む描写から、無差別殺戮を命じられていることもうかがえる。このような残酷な世界観の中で、自由を奪われた翼の少女を自由にさせるというストーリーや最後に少女が羽ばたいていく描写は、自由のない自分たち(チャゲアス)の意思を少女に託していくようにも見えた。
11『スパイファミリー』第13~15話
アーニャのステラ獲得の御褒美に、ペットの犬を探しに行く一家だが、ロイドは途中で任務に駆り出されてしまう。爆弾犬を使ったテロを阻止する任務に参加するロイド。一方アーニャはとある犬の心に自分たちの姿を見る。気になったアーニャは付いていき、テロリストのアジトに足を踏み入れてしまう。
この回の話には、『スパイファミリー』の根本的な思想が詰まっていると思った。西側と東側の攻防が描かれる中で、戦争や不毛な争いで市民の幸せを壊したいわけじゃないという考えが強く出ている。しかし、今後の展開として、西と東の戦いは避けて通れないのではないかということも、この回で大きく感じた。
12『えいがのおそ松さん』
高校の同窓会で再会した同級生たちは、社会人として生活する、ちゃんとした大人になっていた。ごまかしきれず、冴えない自分たちの現状を曝されてしまった6つ子たちは、そっと家路に着く。すっかりやさぐれて酒をあおり、眠ってしまったおそ松たち。翌朝、目覚めた彼らが目にしたのは、誰かの過去の記憶の世界。過去に公開を持つ人物の記憶ということをデカパンから教えてもらい、それを解明することで現実に戻れるという。はたして六つ子たちは現実に戻れるのか。
基本全編ギャグなおそ松さんだが、この映画は六つ子それぞれのアイデンティティの確立にはっきりとフォーカスが当てられていて、シリアスな場面の目立つ物語であった。
ギャグの比重が多い作品だからこそ、真面目な話やテーマが目立っていると感じた。
13『人間失格』太宰治
「恥の多い生涯を送って来ました。」という書き出しから始まる大庭葉蔵の手記を中心とした、太宰治の代表作。
人とのつながりを恐怖する葉蔵の感情や考えがとても具体的で生々しく書かれているので、太宰治は自身の経験を含めているのではないかと感じた。また、葉蔵の手記であることから、彼の周囲が悪意に満ちているように感じたが、実際はすべてがそうではなく、彼の自己否定的で人間不信を持つ性格がそうさせていたと考えると、信頼できる語りとは言えず、その文の中にある真意を読み取らなければならないと思った。
14『人間椅子』江戸川乱歩
椅子職人の男が椅子に入り込むという恐ろしいことを行っていたという告白の手紙を中心としたスリラー小説。
この小説には、かなりセンセーショナルな内容が含まれていて、いわゆるエログロナンセンスに分類されるような作品であることは確かだと思った。しかし、この小説における注目点は、男が椅子に入り込むことで女と触れ合う部分のほかに、男が椅子に対して性的な感覚を覚えているところであると思う。
15『黒猫』エドガー・アラン・ポー
酒におぼれ飼い猫を殺した男が、それとそっくりな猫に次第に追い詰められるゴシックホラー小説。
黒猫を魔女の使いとして登場させる作品は多くあり、思い浮かぶのは『魔女の宅急便』であるが、この小説は黒猫を言葉のまま魔女の使いとして登場させるのではなく、また別のメタファーとして登場させているのではないかと考えた。男は酒におぼれることで気性が荒くなり動物虐待をするようになる。虐待した後、後悔にさいなまれるが、次第にその後悔が苛立ちに変わり、ついに愛猫を手にかけてしまう。この男は、猫という無垢な存在に対しての恐怖、自身がその無垢な良心に責め立てられているという感覚をもつようになる。このことから、猫は男の暴力性に対して無垢な良心のメタファーなのではないかと考えた。
16『空想の空とぶ機械たち』監督/宮崎駿
19世紀の人々が思い描いた未来の空飛ぶ機械を描いた、ジブリ美術館の展示作品。
空想科学(SF)における、人々の空を飛ぶことに対するロマンが感じられた。
空想の機械は構造や論理は後回しにして、見た目を優先させてつくられていると思っていたが、このアニメーションをみて、空を飛ぶための構造をしっかりと考えて設計されていることに、制作者の想像力やロマンを感じて感動した。
17『方舟』夕木春央
大学時代の友人といとこと一緒に山奥の「方舟」と呼ばれる地下建築に遊びに来た柊一は、偶然出会った3人家族とともに施設の中で夜を超すことになる。しかし、明け方に地震が発生し、扉がふさがれ、地殻変動により方舟が水没し始めてしまう。その矢先に、殺人事件が起こる。
とびらを開けるには一人を犠牲にしなければならない。閉じ込められた全員が、犯人がいけにえになるべきだと思った。
3段階くらいあるどんでん返しの展開に、毎回心臓が嫌な音を立てる感覚を覚えるほど重い展開だった。だんだんと積もっていく違和感と倫理観を問うてくる内容は、読後に自分ならどうするのだろうと考えてしまうし、自分の考えや結末を踏まえて何度も読み返したくなる。
真犯人がわかると動機もなんとなくわかるが、それだと腑に落ちない部分があり、読み返すと犯人が異様に何かを気にしていることがわかった。それに気が付くと、冷静沈着にみえた犯人も焦りと倫理的なことについて自身に言い聞かせているように見えた。
18『カラオケ行こ!』TVアニメ版
合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲は X JAPAN の「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が起きる。
実写映画版もとても話題になったが、私はこのアニメ版がとても良いと感じた。
聡実が苦しむ声変わりの表現や、それに対する周りの反応が暖かいことで、聡実のやるせなさが際立っていた。聡実が大学生になって狂児と再会するシーンは、聡実の狂児に対する憧れや恋心を予感させるような含みのあるものであったと思う。
19『ギヴン 柊mix』
高校三年生の立夏は、自身の恋人・真冬の幼馴染、柊と玄純にバンドのサポートを頼まれる。サポートを引き受ける立夏だが、それに対し真冬は置いて行かれるような寂しさを感じるようになる。一方柊は、玄純に対しての恋心を自覚する。
TVアニメシリーズ、第一弾映画の続編で、亡くなった由紀の死に向き合い始める話になっていた。この作品のテーマとして、死と別れ、それを抱えて生きていくというものがあると考えているが、このテーマの色が濃く出てきたと感じる。
今まであまり描かれなかった由紀と真冬、柊と玄純の関係性や過去にフォーカスが当てられ、由紀のカリスマ性や彼がいなくなったことがこの物語に与えた影響を強く感じて、立夏がそんな彼らの関係性とどう向き合っていくのかで、テーマに対する答えが変わってくるのではないかと考えた。
20『ベニスに死す』監督/ルキノ・ヴィスコンティ
1911年、老作曲家のアシェンバッハは静養のためイタリアのベニスに訪れた。そして、宿泊先のホテルで美の化身のような少年・タジオを見かけ、一瞬で心を奪われる。想いを抑えきれないアシェンバッハだったが、その頃ベニスでは疫病が蔓延し始めていた。
「美と死」がテーマになっていて、タジオの美しさは死をも超越するイメージを持つ。映画自体セリフ数が極端に少なく、映像や役者の表情で物を言わせるという、最近の映画では見ない芸術性のある映画と言える。
タジオを演じた俳優のドキュメンタリー映画があるが、これと併せてみると、タジオの危うく儚い雰囲気は彼自身の置かれた状況に由来するものなのだとわかる。
21『ミッキーの大時計』
ミッキーは、ドナルド、グーフィーと共に大時計の掃除をしようとする。
起承転結のあるストーリーではないが、アニメーションと音楽の融合により、コメディーのカタチがとても際立っている作品だと考えた。
今想像するミッキーというキャラクターは、ヒーローで聖人のイメージがあるが、この時代のミッキーは結構口が悪く、はっきりとコメディアンとしてキャラ付けされていた。
22『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』監督/ティム・バートン
ハロウィンタウンの・ジカボチャ王ジャック・スケリントンは、毎年の
ハロウィンの準備にうんざりしていた。ある日クリスマスタウンに迷い込むことで、皆が幸せそうなクリスマスに憧れるようになり、彼なりのハロウィン風クリスマスを計画することに。
ティム・バートンの世界観と個性的なキャラクターがとても魅力的な作品だと思った。
ストップモーション・アニメーションとデジタル映像を融合させた映像は、他には見ない独特の雰囲気を抱いていると思う。
23『ガチアクタ』第1話~第2話
スラム街で暮らす少年ルドは、ある日ともに暮らしていた育ての親の殺害現場を目撃し、殺人の濡れ衣を着せられる。誰にも信じてもらえず、好きな女の子にも裏切られたルドは、天界に復讐を誓い、奈落へと落とされる。
第一話の衝撃が、最近のアニメの中でもトップクラスにあると感じた。
好きな女の子が、はりつけにされるルドを見て、話も聞かずに見限るシーンの絶望感はすごく、今後ルドにとって深いトラウマとなり、物語にも大きな影響を与えるのではないかと考えた。
24『夢 ―日照り雨―』監督/黒澤明
屋敷の門前で日照り雨にあう私。母から外に出てはいけない、狐の嫁入りがあり、それを観てはいけないと言われるが、林の中へ入ってしまう。
黒澤明の夢を題材にした作品で、不思議な世界観と教訓のあるような内容だった。狐の造形や狐の居場所に向かう丘の色彩感覚はとても美しい。この美術要素が、夢のような不思議さを引き立たせているのではないかと思う。
25『夢 ―桃畑―』監督/黒澤明
屋敷で姉のひな祭りを行っている。6人いた友人に団子を届けると、なぜか5人しかいなかった。その後、見たことのない少女が現れ、その少女を追いかけ裏庭に行くと、大勢の男女がひな壇のように居並んでいた。
この作品も夢を題材にしているため、不思議な世界観になっている。夢というのに相応しいほどストーリーに整合性は無いが、また教訓めいたテーマはある。日本昔話のような、命を大切にするようにいうストーリーは、かなり子供向けの内容にも思える。黒澤明の作品ではわりと移植なのではないかと思った。
26『ドクターX 2021年版』
新型コロナウイルスが蔓延する中で、フリーランスの外科医:大門未知子は東京に帰ってきた。
感染症とどう向き合っていくか、感染症とその他の病気を天秤にかけないといけないのか、ドクターXの時事を含めた内容がよく効いた内容になっていた。
コロナウイルスという未知のものを異様に恐れて、感染者や医療従事者が厳しい目で見られていた様子も現実を映していて多くの人がこの物語の当事者の気持ちを理解して感情移入できるのは、ドラマとしてとてもよくできている。
27『用心棒』監督/黒澤明
2人の親分が対立する宿場町に、浪人者が現れた。一方の親分・清兵衛に自分を用心棒として雇うよう持ちかけ、敵方・丑寅の子分を瞬時に切り捨ててみせる。だが、清兵衛の謀略を知った浪人は用心棒を辞退。そんな折、丑寅の弟が短銃を携えて帰ってくる。
昔の映画なので、音声は極めて聞き取りづらく、なんども聞き取れないセリフがあるのが惜しい。しかし、西部劇を思わせる大きな道に風が強く吹く舞台、生々しい殺陣など、この作品以降の映画に影響を与えたであろう描写が多くあるので、映画的価値は計り知れないと思った。この作品の当時の広告を見ると「超娯楽映画」と銘打たれていて、当時の日本人がどのような映画を求めていたのかがわかる。
28『ミッキーのつむじ風』
ミッキーマウスはミニーマウスのケーキを食べるために、庭の掃除をする。そこに、秋のつむじ風がやってきて、ミッキーの邪魔をする。
この作品でも、ディズニーのアニメーションでしかできない表現を追求する創作性がとても見えたと思う。命ないものに命を吹き込み、音と動きを合わせる(音はめ)の面白さを表現するのは、『蒸気船ウィリー』に続くディズニーアニメーションの作家性だと言える。
29『テネット』監督/クリストファー・ノーラン
主人公(名もなき男)が謎の多いパートナーと共に、世界大戦の危機を防ぐための「時間のルールから脱出する」ミッションに挑む。
時間の因果が逆転する「テネット」のルールがとても難解で、すぐには理解することができなかった。
30新ミュージカル「スタミュ」スピンオフ『ミラクルレビュー』
漣と居候の楪は思案していた。毎年この時期に行われる町内会のお祭りに、力仕事要員として道場の男たちが駆り出されるのが定例なのだが、今年はミュージカル俳優を目指す漣と楪がいるということで、何かしらエンタメ性の高い出し物を期待されている。
町内の皆さんには道場や門下生たちがお世話になっているため、頼みを無下にも出来ず。
すると、楪がミュージカルを上演することを思いつき、綾薙寮に残る星谷達に協力を仰ぐ。
2.5次元ミュージカルなのだが、途中までは本筋の話、中盤からは町内会で披露するためのミュージカルを実際に行うという「劇中劇」のスタイルになり、本筋に戻ったかと思えば、レビューパートに変わる、複雑な構成になっていて、2時間半ほどの公演も全く中だるみがなかった。
内容自体は、もともとのテレビアニメシリーズやミュージカルを知っているファン向けで、登場人物の関係性やシリーズの内容を知っている前提で話が進むので、新規の観客には向かないと思った。
2020年、コロナ禍で青春を奪われた学生たちの群像劇。茨城県の高校生・亜紗や凛久は、夏を取り戻すため「スターキャッチコンテスト」をオンライン開催することを決意する。このコンテストをきっかけに、各地の学生たちがつながることで、新たな縁と青春が生まれていく。
『この夏の星を見る』というタイトルに表れているように、今この時に何ができるのか、奪われたと悲観するのではなく、今の状況の中でどんな時間を作れるのかという前向きなメッセージが込められている映画だと思った。
映像について、映画『NOPE』で撮られた、夜のシーンを昼間に撮り独特な雰囲気を作る手法がとられていた。これにより、宮古島の星空が東京のものと比べ、白っぽくはっきりとした美しさとして差別化されていた。
2 『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』 監督/石原立也
普通の会社員・小林さんと、彼女に惹かれ集まったドラゴン。その中のひとり、カンナ・カムイに突然、「本当の父親」が来訪してくる。
『小林さんちのメイドラゴン』シリーズに共通したテーマである「他者、他種族
との共生」を引き継ぎつつ、人間とドラゴンの価値観の違いや親子関係を描いていた。子供との関係についての価値観を簡単には変えられない父親の描き方が物語に深みを出していた。ここが簡単に変わってしまっていたら、今まで描いてきていた人間とドラゴンの違いをどう受け止めていくかという主人公たちの葛藤が軽いものとしてとらえられてしまいそうだと思う。
3『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』 監督/近藤亮太
主人公・敬太は、一緒に出掛けた弟が失踪するという過去を持ち、現在は行方不明となった人を探すボランティアを行っていた。そんなある日、母から敬太に古いビデオテープが送られてくる。それは、弟がいなくなる瞬間を敬太自身が撮影したビデオだった。
貞子や加耶子のようなホラーキャラクター、ホラーアイコンを消費するような近年のホラー映画の傾向から外れるような作品で、怪異の原因追及がされるようなものでもなかった。画質の粗い映像は、不気味さを演出するうえでとても効果的であることがこの映画を通してとても感じた。なぜそのように感じるのかは考える余地がある。「山」という神聖さと不気味さが両立するような場所が怪異の中心におかれるのは、山を信仰する文化のある日本特有の話なのではないかと考えた。
4『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』監督/外崎春雄
テレビアニメシリーズ『鬼滅の刃 柱稽古編』の続編。お館様の危機に駆け付けた柱と炭治郎たちや鬼殺隊士たちは、無惨によって鬼の根城「無限城」へと落とされてしまう。
映画三部作で完結するという情報と共に公開された本作は、最終決戦の始まりとしてとても盛り上がりのある作品に仕上がっていた。アニメ―ジョンは今までのシリーズと同様に圧巻のものであったが、以前の映画『無限列車編』よりも止め画と過去の回想が多い印象で、そこで一度戦闘シーンのテンポ感が区切られているように感じた。
今回のメインである猗窩座の過去を見ると、猗窩座の見た目や戦闘スタイル、血鬼術はすべて人間時代の過去から構築されていることがわかった。強くなり人間時代を忘れてしまう鬼を構築する一番濃い要素が、人間時代の強い記憶だということが皮肉的だと思った。
5『○〇式』監督/近藤亮太
撮影バイトとして、とある式に足を踏み入れた兄弟。結婚式のような風景であるが、どこかおかしい。徐々に感じていく違和感は、やがて逃れられないモノへと変化していく。
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の監督の最新作で、短編のホラーとなっている。前作と同様の画質の粗い映像が恐怖心をあおるような演出がされていたが、その映像が粗いことに整合性が感じられなかった。
6『近畿地方のある場所について』(映画)監督/白石晃士
とある特集の取材中に行方不明になったオカルト雑誌編集者。同僚の編集部員はフリーライターと共に、失踪前の資料から特集を完成させようとする。その資料の共通項を探るうちに、近畿地方のとある場所について恐ろしい事実が明らかになり、その怪異に巻き込まれていく。
原作は紙媒体の資料を調べているという編集者の記事という設定で、それを映像に落とし込むにはどうするのかと思っていたが、昔のテレビ番組やニュース映像が資料として登場して違和感なく話が進んでいた。
母親の身代わりを求め怪異になってしまったものから、誰かを身代わりに亡くした大切な人を得るという、ひとつひとつ見るとバラバラな内容が繋がって一つの物語が見えてくると、恐ろしさよりも切なさが見えたと思う。
7『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-4 真相!トイレの花子さん』監督/白石晃士
投稿者の山口菜々と田村英里は、ふと思い立ち自分らが通っていた廃学校を探検する。「トイレの花子さん」を探したが、撮影した動画には得体の知れない何かが写っていた。 翌日、菜々が英里を部屋で撮影していると英里が首を吊って死んでいる姿をファインダー越しに見てしまう。その何かは本当に「トイレの花子さん」なのか確認するためにディレクター工藤、アシスタント市川、カメラマン田代の3人と菜々と英里、協力を依頼した霊能者である真壁栞は廃学校に向かう。
タイムリープ、異世界というSF要素がふんだんに取り入れられた作品になっていて、今までのシリーズとは一線を画していた。工藤に対しての伏線や、時間を操作したことで受ける代償など、細かい情報が要所要所に盛り込まれていたので、かなりじっくり見ないとおいて行かれる内容だった。
今回は、いじめや人と向き合うことがテーマになっていて、今までにないメッセージ性があった。
8『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章 真説・四谷怪談お岩の呪い』
監督/白石晃士
ある映画に映りこんだ異物、それはまさに「お岩さん」の姿そのものだった。工藤たちは、映画の撮影現場を訪れるが、そこでお岩の姿と、市川の目への異変の前触れが映りこむ。続けて映画の撮影後に姿を見せなくなったという主役の女性宅を訪れるが、彼女は既に正気を失っており、工藤たちに刃物を振りかざし襲いかかる。ほうほうのていで逃げ帰った工藤たちは、心霊研究家の吉田に意見を求め、浄霊師の宇龍院道玄の協力を得る。道玄の不遜な態度に工藤が我慢ならず、今回も「呪いの髪の毛飾り」を使いながらも市川の身を守ることに成功する。後日、四谷怪談の作者である鶴屋南北が出生したという「タタリ村」の情報を得た一同は、劇場用映画の制作を目指して始動するのだった。
前回の『トイレの花子さん』で異世界の存在を確信した工藤がどんどん危険な方向に進んでいっていることがよくわかる内容だった。序章とあるように、今回の内容は次の劇場版の内容に繋げるためのものになっていて、特段ストーリーが進むようなものではなかったが、ついに撮影クルーに実害が出るという点で新たな怖さが生み出されていたと思う。
9『ノロイ』監督/白石晃士
怪奇ルポライターの小林雅文の自宅が全焼する事件が起きた。焼け跡からは妻の焼死体のみが発見され、小林本人は疾走し行方不明となった。
そんな小林は、この事件が起こる前、ドキュメンタリー映画「ノロイ」を完成させていたが、内容があまりにも衝撃的なものでお蔵入りとなってしまった。その「ノロイ」のテープが発見され、プロデューサーは白石晃士を監督に据え公開を決意する。
「隣の家から奇怪な音が聞こえる」という主婦からの依頼を小林は調査していた。隣人に取材を申し込むも断られるが、その映像には奇妙な音が録音されており、赤ちゃんの声であることが判明する。再度取材を申し込むが、すでに転居しており、その数日後、依頼主の主婦とその娘が交通事故で死亡する。そこから、小林は不可解で恐ろしい呪いに巻き込まれていく。
ファウンドフッテージものの傑作だと思えるほどのミステリーホラーとして完成度の高い内容であった。今年公開されている『近畿地方のある場所について』がこの映画に多大な影響を受けたというように、ホラー映画において新たな」風を吹かせたと言っても過言ではないと思う。
始めのなんともない相談からダムに沈んだ村の奇祭にまつわる呪いに繋がっていくという世界観の広がり方が、徐々に恐怖心をあおっていく仕組みになっていて興味深かった。
10『On Your Marks』(短編アニメーション)監督/宮崎駿
チャゲアンドアスカの楽曲に合わせてライブで流すために制作された短編アニメーション。組織の戦闘員のような恰好をしたチャゲアスが、侵攻した場所に監禁されていた翼の生えた少女を発見し、自由にさせるために奮闘する。
セリフは全くなくチャゲアスの曲だけが流れるのに、世界観の書き込みが細かくストーリー性がしっかりある作品になっていた。
ハザードマークや近未来的な場所や戦闘機、荒廃した地上から、舞台は世紀末の地球なのではないかと考えられる。その中で、チャゲアス含む戦闘員が何かの組織に侵攻していくが、やたらめったらに銃を撃ち、手りゅう弾を投げ込む描写から、無差別殺戮を命じられていることもうかがえる。このような残酷な世界観の中で、自由を奪われた翼の少女を自由にさせるというストーリーや最後に少女が羽ばたいていく描写は、自由のない自分たち(チャゲアス)の意思を少女に託していくようにも見えた。
11『スパイファミリー』第13~15話
アーニャのステラ獲得の御褒美に、ペットの犬を探しに行く一家だが、ロイドは途中で任務に駆り出されてしまう。爆弾犬を使ったテロを阻止する任務に参加するロイド。一方アーニャはとある犬の心に自分たちの姿を見る。気になったアーニャは付いていき、テロリストのアジトに足を踏み入れてしまう。
この回の話には、『スパイファミリー』の根本的な思想が詰まっていると思った。西側と東側の攻防が描かれる中で、戦争や不毛な争いで市民の幸せを壊したいわけじゃないという考えが強く出ている。しかし、今後の展開として、西と東の戦いは避けて通れないのではないかということも、この回で大きく感じた。
12『えいがのおそ松さん』
高校の同窓会で再会した同級生たちは、社会人として生活する、ちゃんとした大人になっていた。ごまかしきれず、冴えない自分たちの現状を曝されてしまった6つ子たちは、そっと家路に着く。すっかりやさぐれて酒をあおり、眠ってしまったおそ松たち。翌朝、目覚めた彼らが目にしたのは、誰かの過去の記憶の世界。過去に公開を持つ人物の記憶ということをデカパンから教えてもらい、それを解明することで現実に戻れるという。はたして六つ子たちは現実に戻れるのか。
基本全編ギャグなおそ松さんだが、この映画は六つ子それぞれのアイデンティティの確立にはっきりとフォーカスが当てられていて、シリアスな場面の目立つ物語であった。
ギャグの比重が多い作品だからこそ、真面目な話やテーマが目立っていると感じた。
13『人間失格』太宰治
「恥の多い生涯を送って来ました。」という書き出しから始まる大庭葉蔵の手記を中心とした、太宰治の代表作。
人とのつながりを恐怖する葉蔵の感情や考えがとても具体的で生々しく書かれているので、太宰治は自身の経験を含めているのではないかと感じた。また、葉蔵の手記であることから、彼の周囲が悪意に満ちているように感じたが、実際はすべてがそうではなく、彼の自己否定的で人間不信を持つ性格がそうさせていたと考えると、信頼できる語りとは言えず、その文の中にある真意を読み取らなければならないと思った。
14『人間椅子』江戸川乱歩
椅子職人の男が椅子に入り込むという恐ろしいことを行っていたという告白の手紙を中心としたスリラー小説。
この小説には、かなりセンセーショナルな内容が含まれていて、いわゆるエログロナンセンスに分類されるような作品であることは確かだと思った。しかし、この小説における注目点は、男が椅子に入り込むことで女と触れ合う部分のほかに、男が椅子に対して性的な感覚を覚えているところであると思う。
15『黒猫』エドガー・アラン・ポー
酒におぼれ飼い猫を殺した男が、それとそっくりな猫に次第に追い詰められるゴシックホラー小説。
黒猫を魔女の使いとして登場させる作品は多くあり、思い浮かぶのは『魔女の宅急便』であるが、この小説は黒猫を言葉のまま魔女の使いとして登場させるのではなく、また別のメタファーとして登場させているのではないかと考えた。男は酒におぼれることで気性が荒くなり動物虐待をするようになる。虐待した後、後悔にさいなまれるが、次第にその後悔が苛立ちに変わり、ついに愛猫を手にかけてしまう。この男は、猫という無垢な存在に対しての恐怖、自身がその無垢な良心に責め立てられているという感覚をもつようになる。このことから、猫は男の暴力性に対して無垢な良心のメタファーなのではないかと考えた。
16『空想の空とぶ機械たち』監督/宮崎駿
19世紀の人々が思い描いた未来の空飛ぶ機械を描いた、ジブリ美術館の展示作品。
空想科学(SF)における、人々の空を飛ぶことに対するロマンが感じられた。
空想の機械は構造や論理は後回しにして、見た目を優先させてつくられていると思っていたが、このアニメーションをみて、空を飛ぶための構造をしっかりと考えて設計されていることに、制作者の想像力やロマンを感じて感動した。
17『方舟』夕木春央
大学時代の友人といとこと一緒に山奥の「方舟」と呼ばれる地下建築に遊びに来た柊一は、偶然出会った3人家族とともに施設の中で夜を超すことになる。しかし、明け方に地震が発生し、扉がふさがれ、地殻変動により方舟が水没し始めてしまう。その矢先に、殺人事件が起こる。
とびらを開けるには一人を犠牲にしなければならない。閉じ込められた全員が、犯人がいけにえになるべきだと思った。
3段階くらいあるどんでん返しの展開に、毎回心臓が嫌な音を立てる感覚を覚えるほど重い展開だった。だんだんと積もっていく違和感と倫理観を問うてくる内容は、読後に自分ならどうするのだろうと考えてしまうし、自分の考えや結末を踏まえて何度も読み返したくなる。
真犯人がわかると動機もなんとなくわかるが、それだと腑に落ちない部分があり、読み返すと犯人が異様に何かを気にしていることがわかった。それに気が付くと、冷静沈着にみえた犯人も焦りと倫理的なことについて自身に言い聞かせているように見えた。
18『カラオケ行こ!』TVアニメ版
合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲は X JAPAN の「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が起きる。
実写映画版もとても話題になったが、私はこのアニメ版がとても良いと感じた。
聡実が苦しむ声変わりの表現や、それに対する周りの反応が暖かいことで、聡実のやるせなさが際立っていた。聡実が大学生になって狂児と再会するシーンは、聡実の狂児に対する憧れや恋心を予感させるような含みのあるものであったと思う。
19『ギヴン 柊mix』
高校三年生の立夏は、自身の恋人・真冬の幼馴染、柊と玄純にバンドのサポートを頼まれる。サポートを引き受ける立夏だが、それに対し真冬は置いて行かれるような寂しさを感じるようになる。一方柊は、玄純に対しての恋心を自覚する。
TVアニメシリーズ、第一弾映画の続編で、亡くなった由紀の死に向き合い始める話になっていた。この作品のテーマとして、死と別れ、それを抱えて生きていくというものがあると考えているが、このテーマの色が濃く出てきたと感じる。
今まであまり描かれなかった由紀と真冬、柊と玄純の関係性や過去にフォーカスが当てられ、由紀のカリスマ性や彼がいなくなったことがこの物語に与えた影響を強く感じて、立夏がそんな彼らの関係性とどう向き合っていくのかで、テーマに対する答えが変わってくるのではないかと考えた。
20『ベニスに死す』監督/ルキノ・ヴィスコンティ
1911年、老作曲家のアシェンバッハは静養のためイタリアのベニスに訪れた。そして、宿泊先のホテルで美の化身のような少年・タジオを見かけ、一瞬で心を奪われる。想いを抑えきれないアシェンバッハだったが、その頃ベニスでは疫病が蔓延し始めていた。
「美と死」がテーマになっていて、タジオの美しさは死をも超越するイメージを持つ。映画自体セリフ数が極端に少なく、映像や役者の表情で物を言わせるという、最近の映画では見ない芸術性のある映画と言える。
タジオを演じた俳優のドキュメンタリー映画があるが、これと併せてみると、タジオの危うく儚い雰囲気は彼自身の置かれた状況に由来するものなのだとわかる。
21『ミッキーの大時計』
ミッキーは、ドナルド、グーフィーと共に大時計の掃除をしようとする。
起承転結のあるストーリーではないが、アニメーションと音楽の融合により、コメディーのカタチがとても際立っている作品だと考えた。
今想像するミッキーというキャラクターは、ヒーローで聖人のイメージがあるが、この時代のミッキーは結構口が悪く、はっきりとコメディアンとしてキャラ付けされていた。
22『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』監督/ティム・バートン
ハロウィンタウンの・ジカボチャ王ジャック・スケリントンは、毎年の
ハロウィンの準備にうんざりしていた。ある日クリスマスタウンに迷い込むことで、皆が幸せそうなクリスマスに憧れるようになり、彼なりのハロウィン風クリスマスを計画することに。
ティム・バートンの世界観と個性的なキャラクターがとても魅力的な作品だと思った。
ストップモーション・アニメーションとデジタル映像を融合させた映像は、他には見ない独特の雰囲気を抱いていると思う。
23『ガチアクタ』第1話~第2話
スラム街で暮らす少年ルドは、ある日ともに暮らしていた育ての親の殺害現場を目撃し、殺人の濡れ衣を着せられる。誰にも信じてもらえず、好きな女の子にも裏切られたルドは、天界に復讐を誓い、奈落へと落とされる。
第一話の衝撃が、最近のアニメの中でもトップクラスにあると感じた。
好きな女の子が、はりつけにされるルドを見て、話も聞かずに見限るシーンの絶望感はすごく、今後ルドにとって深いトラウマとなり、物語にも大きな影響を与えるのではないかと考えた。
24『夢 ―日照り雨―』監督/黒澤明
屋敷の門前で日照り雨にあう私。母から外に出てはいけない、狐の嫁入りがあり、それを観てはいけないと言われるが、林の中へ入ってしまう。
黒澤明の夢を題材にした作品で、不思議な世界観と教訓のあるような内容だった。狐の造形や狐の居場所に向かう丘の色彩感覚はとても美しい。この美術要素が、夢のような不思議さを引き立たせているのではないかと思う。
25『夢 ―桃畑―』監督/黒澤明
屋敷で姉のひな祭りを行っている。6人いた友人に団子を届けると、なぜか5人しかいなかった。その後、見たことのない少女が現れ、その少女を追いかけ裏庭に行くと、大勢の男女がひな壇のように居並んでいた。
この作品も夢を題材にしているため、不思議な世界観になっている。夢というのに相応しいほどストーリーに整合性は無いが、また教訓めいたテーマはある。日本昔話のような、命を大切にするようにいうストーリーは、かなり子供向けの内容にも思える。黒澤明の作品ではわりと移植なのではないかと思った。
26『ドクターX 2021年版』
新型コロナウイルスが蔓延する中で、フリーランスの外科医:大門未知子は東京に帰ってきた。
感染症とどう向き合っていくか、感染症とその他の病気を天秤にかけないといけないのか、ドクターXの時事を含めた内容がよく効いた内容になっていた。
コロナウイルスという未知のものを異様に恐れて、感染者や医療従事者が厳しい目で見られていた様子も現実を映していて多くの人がこの物語の当事者の気持ちを理解して感情移入できるのは、ドラマとしてとてもよくできている。
27『用心棒』監督/黒澤明
2人の親分が対立する宿場町に、浪人者が現れた。一方の親分・清兵衛に自分を用心棒として雇うよう持ちかけ、敵方・丑寅の子分を瞬時に切り捨ててみせる。だが、清兵衛の謀略を知った浪人は用心棒を辞退。そんな折、丑寅の弟が短銃を携えて帰ってくる。
昔の映画なので、音声は極めて聞き取りづらく、なんども聞き取れないセリフがあるのが惜しい。しかし、西部劇を思わせる大きな道に風が強く吹く舞台、生々しい殺陣など、この作品以降の映画に影響を与えたであろう描写が多くあるので、映画的価値は計り知れないと思った。この作品の当時の広告を見ると「超娯楽映画」と銘打たれていて、当時の日本人がどのような映画を求めていたのかがわかる。
28『ミッキーのつむじ風』
ミッキーマウスはミニーマウスのケーキを食べるために、庭の掃除をする。そこに、秋のつむじ風がやってきて、ミッキーの邪魔をする。
この作品でも、ディズニーのアニメーションでしかできない表現を追求する創作性がとても見えたと思う。命ないものに命を吹き込み、音と動きを合わせる(音はめ)の面白さを表現するのは、『蒸気船ウィリー』に続くディズニーアニメーションの作家性だと言える。
29『テネット』監督/クリストファー・ノーラン
主人公(名もなき男)が謎の多いパートナーと共に、世界大戦の危機を防ぐための「時間のルールから脱出する」ミッションに挑む。
時間の因果が逆転する「テネット」のルールがとても難解で、すぐには理解することができなかった。
30新ミュージカル「スタミュ」スピンオフ『ミラクルレビュー』
漣と居候の楪は思案していた。毎年この時期に行われる町内会のお祭りに、力仕事要員として道場の男たちが駆り出されるのが定例なのだが、今年はミュージカル俳優を目指す漣と楪がいるということで、何かしらエンタメ性の高い出し物を期待されている。
町内の皆さんには道場や門下生たちがお世話になっているため、頼みを無下にも出来ず。
すると、楪がミュージカルを上演することを思いつき、綾薙寮に残る星谷達に協力を仰ぐ。
2.5次元ミュージカルなのだが、途中までは本筋の話、中盤からは町内会で披露するためのミュージカルを実際に行うという「劇中劇」のスタイルになり、本筋に戻ったかと思えば、レビューパートに変わる、複雑な構成になっていて、2時間半ほどの公演も全く中だるみがなかった。
内容自体は、もともとのテレビアニメシリーズやミュージカルを知っているファン向けで、登場人物の関係性やシリーズの内容を知っている前提で話が進むので、新規の観客には向かないと思った。
3年 渡辺
RES
1.「劇場版 機動戦士ガンダム」(1981、映画)
監督:藤原良二 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
ジオン公国と戦争中の地球連邦は、起死回生のためモビルスーツ・ガンダムを開発する。少年アムロ・レイは、ガンダムのパイロットとして戦争に巻き込まれてしまう。
【考察】
ロボットアニメというより、戦争を描く側面のほうが大きい。アムロが母親と再会した後、攻め込んできた敵軍兵士を殺した際に母親がアムロを責め、それに対して「僕がやられてもよかったのか」というシーンが印象的であった。どちらも正しく、ここでの親子の離別は戦争の渦中では必然的なものだったのだろうと思った。
2.「劇場版 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」(1981、映画)
総監督:富野善幸 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
戦場での敗北が死であることを教えたランバ・ラル。アムロを救うために命を落としたリュウ・ホセイ。アムロが淡い恋心を抱き、ホワイトベースを護って散ったマチルダ中尉。彼らとの別れと哀しみが、アムロを成長させてゆく。
【考察】
3部作の中で一番各キャラにフォーカスが当たっている。それぞれの恋愛模様を描いている傍らで次々と人が死んでいってしまうのがリアルだった。
3.「劇場版 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」(1982、映画)
総監督:富野善幸 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
アムロが出会ったララァは、シャアをガンダムから守って命を落とし、アムロは取り返しの付かないことをした自分に愕然とする。連邦とジオンの最終決戦の果てに、アムロは何を見出すのか。
【考察】
ザビ家の中でも対立があったり、シャアの人間臭さがよかった。
4.「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006、アニメ)
監督:谷口悟朗
【あらすじ】
ブリタニア帝国の属領となり、エリア11と呼ばれる日本。ブリタニアの学校、アッシュフォード学園に通うルーシュは、シンジュクゲットーでテロリストとブリタニア軍戦に巻き込まれ、ブリタニア軍に所書き残した旧友の枢木スザクと再会する。しかし二人の前にある少女が現れ、悲劇は起きる。
【考察】
日本が他の国の支配下に置かれた世界という設定が面白い。占領された国がどのような扱いを受けるのか、自分の住んでいる日本がそうなっているのが不思議な感覚だった。
5.「テニスの王子様」1〜42巻(漫画)
著者:許斐剛
【あらすじ】
アメリカ各州のJr大会で4連続優勝の経歴を持つ天才テニス少年・越前リョーマ。アメリカから帰国したリョーマは、テニスの名門「青春学園中等部」に入学する。全国制覇を目指す青学テニス部に入部し、1年生にしてレギュラーとなったリョーマが、様々な対戦校やライバル、時に仲間との試合を経て成長していく。
【考察】
最初の方はちゃんとスポーツ漫画という感じで面白い。段々「これは本当にテニスなのか??」となってくるが、良いキャラが多く、展開も気になるので一気に読んでしまった。
6.「帰ってきた あぶない刑事」(2024、映画)
監督:原廣利
【あらすじ】
刑事を定年退職したのち、横浜で探偵業を始めたタカとユージ。ある女性の依頼を受けることになった2人は、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく。
【考察】
過去作は見たことがなかったのだが、過去作のオマージュっぽいシーンが多く、すべて通してみたらさらに楽しめそうだと思った。
7.「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」(2018、映画)
監督:マーク・シルヴァースタイン/アビー・コイン
【あらすじ】
容姿への劣等感ゆえに何事にも積極的になれないOL、レネー。自分を変えようと通い始めたジムで頭を打ち気絶して目覚めると、絶世の美女に変身していた。実はそう見えているのは本人だけで、周りから見ると同じレネーなのだが、彼女は前向きな性格になり、周りの反応も変わっていく。
【考察】
見た目は変わっていなくても、本人の内面の変化によっていろいろな人に愛され始めるのがよかった。自己肯定感をあげようと思える作品。
8.「ワタシが私を見つけるまで」(2016、映画)
監督:クリスチャー・ディダー
【あらすじ】
一度も彼氏が途切れたことのないアリスは、自分を見つめ直すべく同棲中の恋人と距離を置くことを決め、ニューヨークで暮らす産婦人科医の姉メグの家に転がり込む。アリスが就職した法律事務所の同僚ロビンは、毎日のように違う男性と一夜限りの関係を楽しんでいる。一方、ロビンが通うバーの上で暮らすルーシーは結婚願望が強く、デート相手紹介サイトで夫探しに明け暮れていた。都市生活の中での恋愛、姉の出産、友人との喧嘩などを通して、アリスは自分を見つけていく。
【考察】
爽快感のある作品だった。恋愛系の作品にありがちな全員くっついて終わりではなく、それぞれの生き方を描いていてよかった。
9.「名探偵コナン 隻眼の残像」(2025、映画)
監督:重原克也
【あらすじ】
とある銃撃事件と、長野県警の警部が捜査中に雪崩に巻き込まれた事件が関係している疑いが浮上。やがて小五郎とコナンは、長野県警の刑事たちと協力し真相究明に当たる。
【考察】
長野県警組が主人公の作品。過去の出演アニメ回の履修で気づける伏線が何個かあって楽しめた。諸伏兄弟も見れてうれしかった。
10.劇団「ハイキュー!!」“出逢い” (2025.5.25公演、舞台)
演出:須賀健太 脚本:伊藤マサミ 原作:小舘春一
【考察】
ステージの外にも舞台演出が仕掛けられており、俳優が前から後ろまで歩き回っていることで本当に物語の中に入ったみたいだった。ライティングや舞台装置の動かし方で本当にバレーをしているかのようだった。小道具なども不自然にならないよう、俳優たちがキャラになりきりながら裏で片づけていて面白かった。
11.「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」(2024、ドラマ)
監督:野尻克己 原作:松本あやか
【あらすじ】
若手の編集者・石田友也は、女性誌の環境に馴染めず悩んでいた。そんな中、先輩のピンチヒッターとして、テレビや雑誌に引っ張りだこの人気料理研究家・三ツ矢歩の担当になる。初めての訪問に卒倒するほど緊張していた石田だったが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれる。大人の色気溢れる三ツ矢とピュアでまっすぐな石田の二人が紡ぐヒューマングルメラブストーリー。
【考察】
山崎まさよしの演技がいい味を出していた。出てくるご飯がすべておいしそう。
12.「アンジェリーク」(1994、乙女ゲーム)
総括:ルビー・パーティー(コーエー)
【あらすじ】
宇宙を統べる女王の後継者候補に選ばれた主人公のアンジェリークが、ライバルのロザリアと共に女王試験に挑む。試験を通し、守護聖と呼ばれる9人の男性の力を借りて、新たな大陸を育成する中で、恋と使命の間で揺れ動くアンジェリークの姿が描かれる。
【考察】
大陸の育成をすることで、キャラとの親愛度が高まっていく過程が面白かった。かなり初期の乙女ゲームなので、乙女ゲーム独自の要素というより、男性向けゲームから引っ張ってきた要素(大陸育成など)が残っていて興味深い。ボイスがないのも新鮮だった。
13.「消えた画 クメール・ルージュの真実」(2013、映画)
監督:リティ・バン
【あらすじ】
1970年代、幼少期にポル・ポト率いるクメール・ルージュによって行われた抑圧・迫害のため、家族や友人を失ったカンボジア出身のリティ・パン監督が、カンボジアの大地の土からつくられた人形によるクレイアニメーションで、当時のカンボジアを描いた異色のドキュメンタリー。
【考察】
実の母を9歳の少女が自分の行動で、死に至らしめてしまうほどに判断力を奪われ、善と悪の境目があいまいになってしまうほどに切迫した状況だったことを感じさせられた。
14.「イロイロ ぬくもりの記憶」(2013、映画)
監督:アンソニー・チェン
【あらすじ】
共働きの両親とともに高層マンションに住む一人っ子のジャールーは、わがままな振る舞いで問題児扱いされていた。そんな時、一家にフィリピン人のテレサが住み込みのメイドとしてやってくる。
【考察】
アジア通貨危機で不況に陥り、父親はリストラ、母親は新興宗教にハマる。どこの国でも不況に陥ったときの苦しみ、何かに救われたいという気持ちは同じことを知った。
15.「タレンタイム 優しい歌」(2009、映画)
監督:ヤスミン・アフマド
【あらすじ】
ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。マヘシュの叔父に起きる悲劇、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母…。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教の違いによる葛藤も抱えながら、彼らはいよいよコンクール当日を迎える……。
【考察】
多言語映画でありながらも、言語聴覚障害という言語を持つことを難しい人物を主要人物に持ってくるのが面白いと思った。
16.「ブライダル・ウォーズ」(2009、映画)
監督:ゲイリー・ウィニック
【あらすじ】
幼馴染みで親友の女性2人が、それぞれに決めていた結婚式の日取りが重なってしまったことを機に険悪となり、壮絶な争いを繰り広げていくロマンティック・コメディ。
【考察】
サムネイル的に二人ともくっつくのかと思ったら、片方のカップルだけ結婚して驚いた。結婚がモチーフの作品だが、友達の素敵さを実感する映画。
17.「アダムス・ファミリー」
監督:コンラッド・バーノン、グレッグ・ティアナン
【あらすじ】
丘の上に建つ屋敷に暮らすモンスター一族のアダムス家。家長のゴメズ、魔女の家系に生まれたクールなマダムのモーティシア、いつも無表情ながら相当な危険人物の長女ウェンズデー、いたずら小僧の弟パグズリーは、仲良く数奇な日々を送っていた。
【考察】
町に住んでいる人たちが一般社会に馴染むのが正義とするあまりに、異様な歌詞の体操を踊っていたのが皮肉だなと感じた。
18.「KING OF PRISM-Your Endless Call-み〜んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ」(2025、映画)
監督:菱田正和
【考察】
初めて観たときは疑問だらけだったが、プリリズシリーズを通してから見ると、昔のキャラがこっそり出ていたり、随所に当時のファンには嬉しい要素が詰まっていた。
19.「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(2016、映画)
監督:菱田正和
【考察】
映画から始まった作品。応援上演を主軸とするのをもとから想定されているのか、観客が読む台詞が字幕で用意されているのが面白いなと思った。
20.「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(2017、映画)
監督:菱田正和
【考察】
プリリズシリーズをちゃんと見てからじゃないと内容が入ってこなかったのでまたみる。
21.「プリティーリズム・オーロラドリーム」(2011、アニメ)
監督:菱田正和
【あらすじ】
歌・ダンス・ファッションを組み合わせた新競技「プリズムショー」のトップスター「プリズムクイーン」を目指す少女たちの物語。
【考察】
ゲーム媒体との相性がとてもいいテーマで、確かにこれはアニメも見ていたら、当時ゲーム媒体にハマっていただろうと思った。かっこいい男の子たちとの恋愛模様もあり、女児向け作品としてすべてを網羅していると思う。
22.「プリティーリズム・レインボーライブ」(2013、アニメ)
監督:菱田正和
【あらすじ】
音楽を聴いて色が見える中学2年生の彩瀬なるが、ファッションショップの店長になる夢を叶えるため、ショップの店長オーディションを受け、プリズムダンスの最終審査で謎の少女りんねと出会うところから始まる…。
【考察】
恋愛模様よりも女の子同士の友情に焦点が向いている。女の子たちがかわいい。
23.「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」(2025、展示会)
エジプト政府公認の展示会ということでかなり本格的な内容で楽しめた。動物のミイラや棺…ここでしか見られない貴重な品をたくさん見れた。
24.「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」(2009、漫画)
【考察】
伊藤潤二の怖いタッチと猫の相性がいい。恐怖を描くのが上手く、それを猫との暮らしの漫画に落とし込んでおり、内容と絵のギャップが面白い。
25.「パンダコパンダ」(1972、映画)
監督:宮崎駿
【あらすじ】
ある日おばあちゃんが田舎の法事に行くため、ミミ子はしばらくの間ひとり暮らしすることに。 大張り切りのミミ子が家に帰るとパンダのパンちゃんとパパンダ親子が現れ…。
【考察】
ポップな内容だが、映像の動きが細かく見ていて楽しかった。
26.「きみが心に棲みついた」(2018、ドラマ)
原作:天堂きりん
【あらすじ】
気弱なヒロインが対照的な二人の男性の間で揺れ動く、三角関係を描くラブストーリー。自己評価が低く、挙動不審な今日子は、合コンで出会った吉崎に告白するも失敗する。そんな中、大学時代に今日子の心を支配していた星名が、今日子の勤める会社に出向してくる。
【考察】
昔はときめきながら見ていたが、今見ると「みんなちゃんと病院に行ってください泣」と心配になった。精神的に不安定な人が多すぎて、ときめきより不安が勝つ。吉崎だけがずっとカッコいい。
27.「花ざかりの君たちへ」(1996、漫画)
作者:中条 比紗也
【あらすじ】
憧れの彼に近づくため、アメリカから性別を偽って全寮制男子高に転入した主人公の少女・芦屋 瑞稀は、運命か偶然か、中学インターハイ優勝をした憧れの高跳び選手・佐野 泉と同室になる。しかし、彼はすでに高跳びを辞めていた。
【考察】
高校生なのに当たり前のようにお酒を飲んでいたりと時代を感じる。話の展開が早くて中だるみしないで読める。
28.「モテキ」(2011、映画)
監督:大根仁
【あらすじ】
三十路間近のモテない草食系男子の派遣社員・藤本幸世は、ある日突然知り合いの女の子から次々と連絡が入り、いわゆる「モテ期」が始まる。これまでモテ期の来なかった藤本は、焦りながらも女の子とコンサートに行ったり水族館に行ったりと、無我夢中でデートやイベントをこなしていくが…。
【考察】
差し込まれた楽曲の歌詞が主人公の尋常とシンクロして、ジャンルを問わず、様々なアーティストの楽曲を聴けて楽しかった。カラオケ映像やミュージカル映画を連想させるようなシーンなど物語の展開に合わせた音楽の使い方が面白かった。
29.「SNS-少女たちの10日間-」(2020、ドキュメンタリー)
監督:バーラ・ハルポヴァ―/ヴィート・クルサーク
【あらすじ】
巨大な撮影スタジオに設置された3つの子ども部屋。あどけない顔の少女らがそこに集まってきて、SNSを使い始める。そして、12歳の少女のアカウントに連絡をとり、言葉巧みに距離を詰めていく男たち。しかし、彼女たちの正体は18歳以上の童顔の女優だった。
【考察】
Skypeの呼び出し音がだんだん怖くなってくる。実際にもこんな目に合っている女の子たちがいるのかと思うと痛ましい。
30.「ジャック・フロスト/パパは雪だるま」(1998、映画)
【あらすじ】
ジャックは妻ギャビーと息子のチャーリーと幸せな日々を送っていた。が、クリスマス当日、ジャックは突然の事故で死んでしまう。それから1年後のクリスマス。ジャックは雪だるまとなって息子のもとに戻ってくる。
【考察】
少し昔の作品のため、CGが怪しいところもあるが、雰囲気がとてもいい。冬に見たい作品。
監督:藤原良二 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
ジオン公国と戦争中の地球連邦は、起死回生のためモビルスーツ・ガンダムを開発する。少年アムロ・レイは、ガンダムのパイロットとして戦争に巻き込まれてしまう。
【考察】
ロボットアニメというより、戦争を描く側面のほうが大きい。アムロが母親と再会した後、攻め込んできた敵軍兵士を殺した際に母親がアムロを責め、それに対して「僕がやられてもよかったのか」というシーンが印象的であった。どちらも正しく、ここでの親子の離別は戦争の渦中では必然的なものだったのだろうと思った。
2.「劇場版 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」(1981、映画)
総監督:富野善幸 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
戦場での敗北が死であることを教えたランバ・ラル。アムロを救うために命を落としたリュウ・ホセイ。アムロが淡い恋心を抱き、ホワイトベースを護って散ったマチルダ中尉。彼らとの別れと哀しみが、アムロを成長させてゆく。
【考察】
3部作の中で一番各キャラにフォーカスが当たっている。それぞれの恋愛模様を描いている傍らで次々と人が死んでいってしまうのがリアルだった。
3.「劇場版 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」(1982、映画)
総監督:富野善幸 原作:矢立肇、富野善幸(富野由悠季)
【あらすじ】
アムロが出会ったララァは、シャアをガンダムから守って命を落とし、アムロは取り返しの付かないことをした自分に愕然とする。連邦とジオンの最終決戦の果てに、アムロは何を見出すのか。
【考察】
ザビ家の中でも対立があったり、シャアの人間臭さがよかった。
4.「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006、アニメ)
監督:谷口悟朗
【あらすじ】
ブリタニア帝国の属領となり、エリア11と呼ばれる日本。ブリタニアの学校、アッシュフォード学園に通うルーシュは、シンジュクゲットーでテロリストとブリタニア軍戦に巻き込まれ、ブリタニア軍に所書き残した旧友の枢木スザクと再会する。しかし二人の前にある少女が現れ、悲劇は起きる。
【考察】
日本が他の国の支配下に置かれた世界という設定が面白い。占領された国がどのような扱いを受けるのか、自分の住んでいる日本がそうなっているのが不思議な感覚だった。
5.「テニスの王子様」1〜42巻(漫画)
著者:許斐剛
【あらすじ】
アメリカ各州のJr大会で4連続優勝の経歴を持つ天才テニス少年・越前リョーマ。アメリカから帰国したリョーマは、テニスの名門「青春学園中等部」に入学する。全国制覇を目指す青学テニス部に入部し、1年生にしてレギュラーとなったリョーマが、様々な対戦校やライバル、時に仲間との試合を経て成長していく。
【考察】
最初の方はちゃんとスポーツ漫画という感じで面白い。段々「これは本当にテニスなのか??」となってくるが、良いキャラが多く、展開も気になるので一気に読んでしまった。
6.「帰ってきた あぶない刑事」(2024、映画)
監督:原廣利
【あらすじ】
刑事を定年退職したのち、横浜で探偵業を始めたタカとユージ。ある女性の依頼を受けることになった2人は、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく。
【考察】
過去作は見たことがなかったのだが、過去作のオマージュっぽいシーンが多く、すべて通してみたらさらに楽しめそうだと思った。
7.「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」(2018、映画)
監督:マーク・シルヴァースタイン/アビー・コイン
【あらすじ】
容姿への劣等感ゆえに何事にも積極的になれないOL、レネー。自分を変えようと通い始めたジムで頭を打ち気絶して目覚めると、絶世の美女に変身していた。実はそう見えているのは本人だけで、周りから見ると同じレネーなのだが、彼女は前向きな性格になり、周りの反応も変わっていく。
【考察】
見た目は変わっていなくても、本人の内面の変化によっていろいろな人に愛され始めるのがよかった。自己肯定感をあげようと思える作品。
8.「ワタシが私を見つけるまで」(2016、映画)
監督:クリスチャー・ディダー
【あらすじ】
一度も彼氏が途切れたことのないアリスは、自分を見つめ直すべく同棲中の恋人と距離を置くことを決め、ニューヨークで暮らす産婦人科医の姉メグの家に転がり込む。アリスが就職した法律事務所の同僚ロビンは、毎日のように違う男性と一夜限りの関係を楽しんでいる。一方、ロビンが通うバーの上で暮らすルーシーは結婚願望が強く、デート相手紹介サイトで夫探しに明け暮れていた。都市生活の中での恋愛、姉の出産、友人との喧嘩などを通して、アリスは自分を見つけていく。
【考察】
爽快感のある作品だった。恋愛系の作品にありがちな全員くっついて終わりではなく、それぞれの生き方を描いていてよかった。
9.「名探偵コナン 隻眼の残像」(2025、映画)
監督:重原克也
【あらすじ】
とある銃撃事件と、長野県警の警部が捜査中に雪崩に巻き込まれた事件が関係している疑いが浮上。やがて小五郎とコナンは、長野県警の刑事たちと協力し真相究明に当たる。
【考察】
長野県警組が主人公の作品。過去の出演アニメ回の履修で気づける伏線が何個かあって楽しめた。諸伏兄弟も見れてうれしかった。
10.劇団「ハイキュー!!」“出逢い” (2025.5.25公演、舞台)
演出:須賀健太 脚本:伊藤マサミ 原作:小舘春一
【考察】
ステージの外にも舞台演出が仕掛けられており、俳優が前から後ろまで歩き回っていることで本当に物語の中に入ったみたいだった。ライティングや舞台装置の動かし方で本当にバレーをしているかのようだった。小道具なども不自然にならないよう、俳優たちがキャラになりきりながら裏で片づけていて面白かった。
11.「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」(2024、ドラマ)
監督:野尻克己 原作:松本あやか
【あらすじ】
若手の編集者・石田友也は、女性誌の環境に馴染めず悩んでいた。そんな中、先輩のピンチヒッターとして、テレビや雑誌に引っ張りだこの人気料理研究家・三ツ矢歩の担当になる。初めての訪問に卒倒するほど緊張していた石田だったが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれる。大人の色気溢れる三ツ矢とピュアでまっすぐな石田の二人が紡ぐヒューマングルメラブストーリー。
【考察】
山崎まさよしの演技がいい味を出していた。出てくるご飯がすべておいしそう。
12.「アンジェリーク」(1994、乙女ゲーム)
総括:ルビー・パーティー(コーエー)
【あらすじ】
宇宙を統べる女王の後継者候補に選ばれた主人公のアンジェリークが、ライバルのロザリアと共に女王試験に挑む。試験を通し、守護聖と呼ばれる9人の男性の力を借りて、新たな大陸を育成する中で、恋と使命の間で揺れ動くアンジェリークの姿が描かれる。
【考察】
大陸の育成をすることで、キャラとの親愛度が高まっていく過程が面白かった。かなり初期の乙女ゲームなので、乙女ゲーム独自の要素というより、男性向けゲームから引っ張ってきた要素(大陸育成など)が残っていて興味深い。ボイスがないのも新鮮だった。
13.「消えた画 クメール・ルージュの真実」(2013、映画)
監督:リティ・バン
【あらすじ】
1970年代、幼少期にポル・ポト率いるクメール・ルージュによって行われた抑圧・迫害のため、家族や友人を失ったカンボジア出身のリティ・パン監督が、カンボジアの大地の土からつくられた人形によるクレイアニメーションで、当時のカンボジアを描いた異色のドキュメンタリー。
【考察】
実の母を9歳の少女が自分の行動で、死に至らしめてしまうほどに判断力を奪われ、善と悪の境目があいまいになってしまうほどに切迫した状況だったことを感じさせられた。
14.「イロイロ ぬくもりの記憶」(2013、映画)
監督:アンソニー・チェン
【あらすじ】
共働きの両親とともに高層マンションに住む一人っ子のジャールーは、わがままな振る舞いで問題児扱いされていた。そんな時、一家にフィリピン人のテレサが住み込みのメイドとしてやってくる。
【考察】
アジア通貨危機で不況に陥り、父親はリストラ、母親は新興宗教にハマる。どこの国でも不況に陥ったときの苦しみ、何かに救われたいという気持ちは同じことを知った。
15.「タレンタイム 優しい歌」(2009、映画)
監督:ヤスミン・アフマド
【あらすじ】
ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。マヘシュの叔父に起きる悲劇、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母…。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教の違いによる葛藤も抱えながら、彼らはいよいよコンクール当日を迎える……。
【考察】
多言語映画でありながらも、言語聴覚障害という言語を持つことを難しい人物を主要人物に持ってくるのが面白いと思った。
16.「ブライダル・ウォーズ」(2009、映画)
監督:ゲイリー・ウィニック
【あらすじ】
幼馴染みで親友の女性2人が、それぞれに決めていた結婚式の日取りが重なってしまったことを機に険悪となり、壮絶な争いを繰り広げていくロマンティック・コメディ。
【考察】
サムネイル的に二人ともくっつくのかと思ったら、片方のカップルだけ結婚して驚いた。結婚がモチーフの作品だが、友達の素敵さを実感する映画。
17.「アダムス・ファミリー」
監督:コンラッド・バーノン、グレッグ・ティアナン
【あらすじ】
丘の上に建つ屋敷に暮らすモンスター一族のアダムス家。家長のゴメズ、魔女の家系に生まれたクールなマダムのモーティシア、いつも無表情ながら相当な危険人物の長女ウェンズデー、いたずら小僧の弟パグズリーは、仲良く数奇な日々を送っていた。
【考察】
町に住んでいる人たちが一般社会に馴染むのが正義とするあまりに、異様な歌詞の体操を踊っていたのが皮肉だなと感じた。
18.「KING OF PRISM-Your Endless Call-み〜んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ」(2025、映画)
監督:菱田正和
【考察】
初めて観たときは疑問だらけだったが、プリリズシリーズを通してから見ると、昔のキャラがこっそり出ていたり、随所に当時のファンには嬉しい要素が詰まっていた。
19.「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(2016、映画)
監督:菱田正和
【考察】
映画から始まった作品。応援上演を主軸とするのをもとから想定されているのか、観客が読む台詞が字幕で用意されているのが面白いなと思った。
20.「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(2017、映画)
監督:菱田正和
【考察】
プリリズシリーズをちゃんと見てからじゃないと内容が入ってこなかったのでまたみる。
21.「プリティーリズム・オーロラドリーム」(2011、アニメ)
監督:菱田正和
【あらすじ】
歌・ダンス・ファッションを組み合わせた新競技「プリズムショー」のトップスター「プリズムクイーン」を目指す少女たちの物語。
【考察】
ゲーム媒体との相性がとてもいいテーマで、確かにこれはアニメも見ていたら、当時ゲーム媒体にハマっていただろうと思った。かっこいい男の子たちとの恋愛模様もあり、女児向け作品としてすべてを網羅していると思う。
22.「プリティーリズム・レインボーライブ」(2013、アニメ)
監督:菱田正和
【あらすじ】
音楽を聴いて色が見える中学2年生の彩瀬なるが、ファッションショップの店長になる夢を叶えるため、ショップの店長オーディションを受け、プリズムダンスの最終審査で謎の少女りんねと出会うところから始まる…。
【考察】
恋愛模様よりも女の子同士の友情に焦点が向いている。女の子たちがかわいい。
23.「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」(2025、展示会)
エジプト政府公認の展示会ということでかなり本格的な内容で楽しめた。動物のミイラや棺…ここでしか見られない貴重な品をたくさん見れた。
24.「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」(2009、漫画)
【考察】
伊藤潤二の怖いタッチと猫の相性がいい。恐怖を描くのが上手く、それを猫との暮らしの漫画に落とし込んでおり、内容と絵のギャップが面白い。
25.「パンダコパンダ」(1972、映画)
監督:宮崎駿
【あらすじ】
ある日おばあちゃんが田舎の法事に行くため、ミミ子はしばらくの間ひとり暮らしすることに。 大張り切りのミミ子が家に帰るとパンダのパンちゃんとパパンダ親子が現れ…。
【考察】
ポップな内容だが、映像の動きが細かく見ていて楽しかった。
26.「きみが心に棲みついた」(2018、ドラマ)
原作:天堂きりん
【あらすじ】
気弱なヒロインが対照的な二人の男性の間で揺れ動く、三角関係を描くラブストーリー。自己評価が低く、挙動不審な今日子は、合コンで出会った吉崎に告白するも失敗する。そんな中、大学時代に今日子の心を支配していた星名が、今日子の勤める会社に出向してくる。
【考察】
昔はときめきながら見ていたが、今見ると「みんなちゃんと病院に行ってください泣」と心配になった。精神的に不安定な人が多すぎて、ときめきより不安が勝つ。吉崎だけがずっとカッコいい。
27.「花ざかりの君たちへ」(1996、漫画)
作者:中条 比紗也
【あらすじ】
憧れの彼に近づくため、アメリカから性別を偽って全寮制男子高に転入した主人公の少女・芦屋 瑞稀は、運命か偶然か、中学インターハイ優勝をした憧れの高跳び選手・佐野 泉と同室になる。しかし、彼はすでに高跳びを辞めていた。
【考察】
高校生なのに当たり前のようにお酒を飲んでいたりと時代を感じる。話の展開が早くて中だるみしないで読める。
28.「モテキ」(2011、映画)
監督:大根仁
【あらすじ】
三十路間近のモテない草食系男子の派遣社員・藤本幸世は、ある日突然知り合いの女の子から次々と連絡が入り、いわゆる「モテ期」が始まる。これまでモテ期の来なかった藤本は、焦りながらも女の子とコンサートに行ったり水族館に行ったりと、無我夢中でデートやイベントをこなしていくが…。
【考察】
差し込まれた楽曲の歌詞が主人公の尋常とシンクロして、ジャンルを問わず、様々なアーティストの楽曲を聴けて楽しかった。カラオケ映像やミュージカル映画を連想させるようなシーンなど物語の展開に合わせた音楽の使い方が面白かった。
29.「SNS-少女たちの10日間-」(2020、ドキュメンタリー)
監督:バーラ・ハルポヴァ―/ヴィート・クルサーク
【あらすじ】
巨大な撮影スタジオに設置された3つの子ども部屋。あどけない顔の少女らがそこに集まってきて、SNSを使い始める。そして、12歳の少女のアカウントに連絡をとり、言葉巧みに距離を詰めていく男たち。しかし、彼女たちの正体は18歳以上の童顔の女優だった。
【考察】
Skypeの呼び出し音がだんだん怖くなってくる。実際にもこんな目に合っている女の子たちがいるのかと思うと痛ましい。
30.「ジャック・フロスト/パパは雪だるま」(1998、映画)
【あらすじ】
ジャックは妻ギャビーと息子のチャーリーと幸せな日々を送っていた。が、クリスマス当日、ジャックは突然の事故で死んでしまう。それから1年後のクリスマス。ジャックは雪だるまとなって息子のもとに戻ってくる。
【考察】
少し昔の作品のため、CGが怪しいところもあるが、雰囲気がとてもいい。冬に見たい作品。
3年 野中涼風
RES
21.『ナミビアの砂漠』(映画)(2024)監督:山中瑶子
【あらすじ】
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?
【考察】
ロングショットで撮影されていることが多く、登場人物や風景をじっくり移していた。カナがハヤシと喧嘩しているところをワイプ形式で自分で見るという場面が特徴的だった。
22.『怪物』(映画)(2023)監督:是枝裕和
【あらすじ】
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。
【考察】
『万引き家族』でも安藤サクラはクリーニング屋で働いていた気がする。母親視点、先生視点、子ども視点で何もかも見え方が違っていた。そもそも堀先生はどうしてはめられたのか気になった。どんどん真実が明かされていき、誰かによってねじ曲げられて伝わっていることがわかった。最後の場面で大雨によって柵が取り払われ、どこまでも行けそうな道が続いていた。
23.『ビューティー・インサイド』(映画)(2015)監督:ペク
【あらすじ】
毎日姿が変わっても彼女を振り向かせたい。家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、ふたりはロマンティックな3日間を過ごす。しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に・・・。ウジンはイスに真実を話すことができるのか?イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることはできるのか?最高に特別な恋が今はじまる!
【考察】
イスはどんなウジンも受け入れて愛してくれていた。自分より年齢がはるかに上でも同性でも変わらない愛をくれていた。多くの人ができることではないと思うが、心からウジンのことを好きなんだと思った。
24.『空の青さを知る人よ』(映画)(2019)監督:長井龍雪
【あらすじ】
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
【考察】
久しぶりに会った元恋人の慎之介は、やさぐれていて遊び人になっていたが、18歳の慎之介の一途な思いに突き動かされてしだいにあの頃の慎之介に戻っていった。
25.『ヲタクに恋は難しい』(映画)(2020)監督:福田雄一
【あらすじ】
26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で、幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は廃人クラスの重度のゲームヲタク。そして成海もまた、マンガ・アニメ・BLをこよなく愛する隠れ腐女子であった。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を何よりも恐れている成海はその本性を隠しており、真実の自分をさらけ出せるのはヲタク友達の宏嵩の前だけ。会社が終われば2人はいつもの居酒屋でヲタ話に花を咲かす。男を見る目がない事を嘆く成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付き合えば快適なのでは?」と交際を提案。こうして2人はお付き合いすることに。お互い充実したヲタクカップルライフを始めるはずだったが、時に恋愛とは我慢、妥協、歩み寄りが必要なもの。"恋愛不適合"な2人には、数々の試練や困難が待ち受けていた!
【考察】
この作品はミュージカル形式になっていた。宏嵩は非オタクの普通のカップルになろうとしていたが、成海に無理をさせていることを知りありのままの姿で人間関係を築いていった。
26.『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(映画)(2013)監督:小泉徳宏
【あらすじ】
音楽業界を舞台に孤高のサウンドクリエイター・小笠原秋と、才能を見出され劇的なデビューを飾る女子高生・小枝理子の恋模様を描く。23歳の若さでサウンドクリエイターとして活躍する秋は、かつて自分が所属していた人気バンド「CRUDE PLAY」に楽曲提供を続けながらも、ビジネスとしての音楽の世界に嫌気がさしていた。そんなある日、秋は気まぐれで声をかけた「CRUDE PLAY」ファンの女子高生・理子と付き合うことになる。しかし、理子は天性の歌声の持ち主で、その才能を見込んだ敏腕プロデューサーにより、3人組バンド「MUSH&Co.」としてデビューすることになるが……。
【考察】
作品のなかで大原櫻子が演じる理子が歌うシーンがあり、理子の歌声に元気をもらった。秋が理子のために作った曲は2人の思い出が詰まった曲になっていた。
27.『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(映画)(2019)監督:F・ゲイリー・グレイ
【あらすじ】
黒いサングラスでブラックスーツに身を包み、地球上に生息するエイリアンの監視・取り締まりを行う最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。エリート新人女性エージェントMは、ロンドン支部でイケメンチャラ男だが敏腕のエージェントHとチームを組み、MIB内部に潜伏するスパイを摘発する任務にあたる。エージェントの姿に化けたエイリアンを探す為、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進める二人に危機が迫っていた。スパイが仕掛けた裏工作により、逆に二人はMIBから追われる身となってしまう―。
【考察】
武器がとてもこだわって制作されていた。最新の技術が駆使されて敵も表現されていた。
28.『メン・イン・ブラック3』(映画)(2012)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
エージェント“J”と“K”のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る―。一体、Kの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる―。果たして、Jは未来を救うカギを見つけることが出来るのか?そして、過去の世界で明かされる、JとKの関係にまつわる衝撃の真実とは!?
【考察】
Jの父親が過去にメン・イン・ブラックに協力し亡くなっていたことを知った。そこからKが面倒を見ることになったという意外な結末だった。
29.『メン・イン・ブラック2』(映画)(2002)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
5年前、相棒のKと共に地球の危機を救ったJは、今やMIBのエリート捜査官として平穏な毎日を送っていた。しかし、そんな彼の前に地球上では下着のモデルとして活躍している超セクシーエイリアンのサーリーナが現れ、MIB本部を占拠してしまう。一人助かったJが頼れるのは、エージェント時代の記憶を抹消されて郵便局長として働く元相棒のKだけ。果して我等が地球の運命は、この2人によって救われるのか!!
【考察】
メン・イン・ブラックの本部にいるエイリアンたちのバリエーションが豊かで面白い。前作でメン・イン・ブラックを引退したKの意志を継いでJは一人前の捜査官になっていたが、やはりKとJのコンビが頼もしかった。
30『メン・イン・ブラック』(映画)(1997)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男“K”にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの“J”となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の“K”と新米の“J”を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。
【考察】
自分たちが知らないだけでエイリアンと戦っている人たちがいると思うと、平凡な日常も少し楽しくなる気がする。
【あらすじ】
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?
【考察】
ロングショットで撮影されていることが多く、登場人物や風景をじっくり移していた。カナがハヤシと喧嘩しているところをワイプ形式で自分で見るという場面が特徴的だった。
22.『怪物』(映画)(2023)監督:是枝裕和
【あらすじ】
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。
【考察】
『万引き家族』でも安藤サクラはクリーニング屋で働いていた気がする。母親視点、先生視点、子ども視点で何もかも見え方が違っていた。そもそも堀先生はどうしてはめられたのか気になった。どんどん真実が明かされていき、誰かによってねじ曲げられて伝わっていることがわかった。最後の場面で大雨によって柵が取り払われ、どこまでも行けそうな道が続いていた。
23.『ビューティー・インサイド』(映画)(2015)監督:ペク
【あらすじ】
毎日姿が変わっても彼女を振り向かせたい。家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、ふたりはロマンティックな3日間を過ごす。しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に・・・。ウジンはイスに真実を話すことができるのか?イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることはできるのか?最高に特別な恋が今はじまる!
【考察】
イスはどんなウジンも受け入れて愛してくれていた。自分より年齢がはるかに上でも同性でも変わらない愛をくれていた。多くの人ができることではないと思うが、心からウジンのことを好きなんだと思った。
24.『空の青さを知る人よ』(映画)(2019)監督:長井龍雪
【あらすじ】
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
【考察】
久しぶりに会った元恋人の慎之介は、やさぐれていて遊び人になっていたが、18歳の慎之介の一途な思いに突き動かされてしだいにあの頃の慎之介に戻っていった。
25.『ヲタクに恋は難しい』(映画)(2020)監督:福田雄一
【あらすじ】
26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で、幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は廃人クラスの重度のゲームヲタク。そして成海もまた、マンガ・アニメ・BLをこよなく愛する隠れ腐女子であった。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を何よりも恐れている成海はその本性を隠しており、真実の自分をさらけ出せるのはヲタク友達の宏嵩の前だけ。会社が終われば2人はいつもの居酒屋でヲタ話に花を咲かす。男を見る目がない事を嘆く成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付き合えば快適なのでは?」と交際を提案。こうして2人はお付き合いすることに。お互い充実したヲタクカップルライフを始めるはずだったが、時に恋愛とは我慢、妥協、歩み寄りが必要なもの。"恋愛不適合"な2人には、数々の試練や困難が待ち受けていた!
【考察】
この作品はミュージカル形式になっていた。宏嵩は非オタクの普通のカップルになろうとしていたが、成海に無理をさせていることを知りありのままの姿で人間関係を築いていった。
26.『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(映画)(2013)監督:小泉徳宏
【あらすじ】
音楽業界を舞台に孤高のサウンドクリエイター・小笠原秋と、才能を見出され劇的なデビューを飾る女子高生・小枝理子の恋模様を描く。23歳の若さでサウンドクリエイターとして活躍する秋は、かつて自分が所属していた人気バンド「CRUDE PLAY」に楽曲提供を続けながらも、ビジネスとしての音楽の世界に嫌気がさしていた。そんなある日、秋は気まぐれで声をかけた「CRUDE PLAY」ファンの女子高生・理子と付き合うことになる。しかし、理子は天性の歌声の持ち主で、その才能を見込んだ敏腕プロデューサーにより、3人組バンド「MUSH&Co.」としてデビューすることになるが……。
【考察】
作品のなかで大原櫻子が演じる理子が歌うシーンがあり、理子の歌声に元気をもらった。秋が理子のために作った曲は2人の思い出が詰まった曲になっていた。
27.『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(映画)(2019)監督:F・ゲイリー・グレイ
【あらすじ】
黒いサングラスでブラックスーツに身を包み、地球上に生息するエイリアンの監視・取り締まりを行う最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。エリート新人女性エージェントMは、ロンドン支部でイケメンチャラ男だが敏腕のエージェントHとチームを組み、MIB内部に潜伏するスパイを摘発する任務にあたる。エージェントの姿に化けたエイリアンを探す為、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進める二人に危機が迫っていた。スパイが仕掛けた裏工作により、逆に二人はMIBから追われる身となってしまう―。
【考察】
武器がとてもこだわって制作されていた。最新の技術が駆使されて敵も表現されていた。
28.『メン・イン・ブラック3』(映画)(2012)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
エージェント“J”と“K”のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る―。一体、Kの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる―。果たして、Jは未来を救うカギを見つけることが出来るのか?そして、過去の世界で明かされる、JとKの関係にまつわる衝撃の真実とは!?
【考察】
Jの父親が過去にメン・イン・ブラックに協力し亡くなっていたことを知った。そこからKが面倒を見ることになったという意外な結末だった。
29.『メン・イン・ブラック2』(映画)(2002)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
5年前、相棒のKと共に地球の危機を救ったJは、今やMIBのエリート捜査官として平穏な毎日を送っていた。しかし、そんな彼の前に地球上では下着のモデルとして活躍している超セクシーエイリアンのサーリーナが現れ、MIB本部を占拠してしまう。一人助かったJが頼れるのは、エージェント時代の記憶を抹消されて郵便局長として働く元相棒のKだけ。果して我等が地球の運命は、この2人によって救われるのか!!
【考察】
メン・イン・ブラックの本部にいるエイリアンたちのバリエーションが豊かで面白い。前作でメン・イン・ブラックを引退したKの意志を継いでJは一人前の捜査官になっていたが、やはりKとJのコンビが頼もしかった。
30『メン・イン・ブラック』(映画)(1997)監督:バリー・ソネンフェルド
【あらすじ】
ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男“K”にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの“J”となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の“K”と新米の“J”を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。
【考察】
自分たちが知らないだけでエイリアンと戦っている人たちがいると思うと、平凡な日常も少し楽しくなる気がする。
3年赤羽 夏休み課題①~㉚
RES
①僕のヒーローアカデミア
概要:無個性の少年が最高のヒーローを目指す!これぞ新世代の王道ヒーローアクション!
印象:個性を持つ人が大半の世の中という舞台設定で無個性の主人公。ここでいう個性は”爆破”や”超パワー”など現実にはありえないアニメならではの設定。「ヒーロー」が職業として存在し、主人公は「ヒーロー」にあこがれているが、個性社会であるからこそ、「ヒーロー」に個性はほぼ不可欠であった。個性もちが大半の社会で無個性の主人公、夢をかなえるためにはほぼ不可欠な個性、という絶望的な状況から物語は始まる。そして、偶然の出会いで奇跡的にその後、個性を授かることになった主人公の努力に目を奪われた。
②僕のヒーローアカデミア(第2期)
概要:超常能力を持つ高校生たちの成長、戦い、友情を描いたTVアニメシリーズ第2弾
印象:ヒーロー科のある高校に入学した主人公は体育祭、期末テストに挑む。体育祭では個性社会であるからこそ際立つデザイナーベビーのような存在轟くんの過去が明かされたり、色々なものを受け止めた上で全力で戦う主人公の姿に胸を打たれた。期末テストでは幼馴染だけど一期から犬猿の仲の爆豪勝己と共闘するシーンでお互いの複雑な心境だったり、でもそれぞれの夢は同じだったりといったちぐはぐさが映像から伝わってきた。
③ 僕のヒーローアカデミア(第3期)
概要:ヒーロー科1-Aメンバーと敵<ヴィラン>が衝突!人気アニメが第3シーズンに突入!
印象:学校行事の林間合宿では敵から襲撃を受けたり、ヒーローの仮免試験があったり、また、幼馴染同士での関係性が少し変化したりと盛りだくさんな第3期でした。特にヒーロー仮免試験では、主人公たちの通う高校以外にもヒーロー育成校がたくさん登場していて、ヒーローという職業が、花形な職業である反面、多くの人がチャレンジする職業なのだなという印象が改めて沸いて鮮烈でした。
④ 僕のヒーローアカデミア(第4期)
概要:新たな驚異に立ち向かえ、ヒーロー!大ヒットヒーローアクションアニメ第4期
印象:ヒーロー科のインターンや文化祭など4期も学校行事がベースとしてあるものの、インターンでは決死の戦いに挑んでいたり、文化祭でも邪魔が入ったりと激動の4期でした。特にインターン先のプロヒーローが命を落としてしまったのが印象的で人の死が伴う物語が増えたよなと改めて感じました。
⑤ 僕のヒーローアカデミア(第5期)
概要:1年A組VS1年B組、プライドがぶつかりあう対抗戦の幕開け。人気シリーズの第5弾
印象:A組とB組の正面からの対決、また体育祭で主人公と戦ったヒーロー科志望だったのに普通科に入学することになった心操くんがヒーロー科への転入をするというビッグイベントがあった。様々な事件に巻き込まれ危険にさらされてきたA組の実践経験をつんだからこそ成せる戦いと、カリキュラムを着実にこなせてきているB組の強みの違いなんかが比較されていて面白かった。
⑥ 僕のヒーローアカデミア(第6期)
概要:ついに始まる、ヒーローVSヴィランの全面戦争。大ヒットシリーズ、感動の第6期
印象:今までさんざんA組と衝突してきた敵:ヴィランとの全面対決が始まり、プロヒーローたちが命を落としていったり、ヴィランにおされているヒーローへの不信感が一般人に募っていったり、戦いがメインの第6期でした。主人公が一人で何日も戦場を駆けるシーンがあり連れ戻してあげようとするA組の仲間たちやずっと犬猿の仲だった爆轟勝己が謝ったりと感情を揺さぶられるシーンが多かった。
⑦ 僕のヒーローアカデミア(第7期)
概要:ヒーローとヴィラン、迫る最終決戦の時--「ヒロアカ」シリーズ第7期
印象:第6期から続き物語は戦いがメインとなる。第7期は特にヴィラン側の心情にフォーカスが当てられているのが印象的だった。荼毘(轟冬也)の過去・葛藤やトガヒミコの自分の普通が他人にとっての異常であった苦しみなど人間が生々しく描写されていた。次はFINAL SEASONらしいので長い闘いがどのように終わるのか見届けたい。
⑧SPY×FAMILY
概要:仮初めの家族に世界の命運は託された!?「少年ジャンプ+」のメガヒット作をアニメ化
印象:もともとタイトルは有名なので知っていて見よう見ようと思っていたものの一切触れていなかった。かりそめの家族でありながらちゃんと家族でちゃんとお互いを少なからず思っていることが伝わってくる不思議で温かい作品でした。
⑨SPY×FAMILY Season2
概要:フォージャー家の新たな舞台は豪華客船!?全世界で大ヒットのテレビアニメ待望の第2期
印象:第一期に続けて見た第二期。家族全員正体を隠しあって生きているのに同じ船で過ごしていて見られたらおしまいな場面も多くひやひやさせられた。アクションも多く勢いがあって見やすかった。
⑩完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる
概要:婚約破棄され売られた聖女が隣国を救済!?笑わない聖女が奇跡を起こすファンタジー!
印象:もともと漫画→WEB版小説と追っていた作品で一時期かなりはまっていたのだが、めでたくアニメ化されたことを知り視聴。作画もマンガのものに近く非常に見やすかった。やはりアニメだと声優さんがつくことで声に感情が載るので印象が鮮烈になる利点があるなと思った。
⑪ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる
概要:気弱な令嬢が授かったのはゴリラの最強パワー!?予想外の胸キュン・ゴリラブコメ!
印象:マンガを追ったことがある作品で気になって視聴。動物から加護をもらって仕事に生かしたりする世界で、全然戦闘に縁のなかった主人公が戦闘系最強のゴリラの加護をさずかったことにより、騎士団に所属することになる話なのだが、加護で未来の職の適正が決まってしまったりするのはすごい世界観だと思った。
⑫幼女戦記
概要:其れは幼女の皮をかぶった化け物...。異色のミリタリー×ファンタジー小説が映像化!
印象:友達が以前、好きだと言っていたマンガのアニメ版だなと何気なく見始めた作品。戦争の絶えない世界にひねくれた性格の男が理不尽にも転生させられ、幼女として戦場を駆ける話。本人は後方勤務を望んでいるという物の前線に立たされる。が、弱気になったりすることなく勝気にどんな敵にも挑んでいくのが格好良かった。
⑬転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
概要:転生異世界ファンタジーが満を持してアニメ化!気ままに魔術を極める転生無双ライフ
印象:チートじみた能力を持って転生したものの本人は魔術を極めることにしか興味がなく王位争いに等興味がないため、放蕩王子を演じて実力を隠しているが、ばれたらどうなるかも正直見たくなった。魔術バカすぎる主人公の一挙一動から目が離せない作品。
⑭ ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
概要:定時死守、平穏な暮らしを求めて奮闘するギルド受付嬢を描く異世界コメディ
概要:定時で帰りたいギルドの受付嬢が願ったら強い力を授かってしまい、残業を減らすためだけにモンスターを倒していたりしていたところを見つかり、戦いに巻き込まれていく話。何気なくアニメに登場している受付嬢に焦点を当てていて面白かった。
⑮ 聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
概要:元サラリーマン、異世界で無双!?”ドM”な”治癒士”の日常を描く転生ファンタジー
印象:治療費を治癒士がぼったくることが日常になってしまった社会で治癒士に転生して頑張る話。ストイックに頑張りすぎてドМ呼ばわりされちゃっているのが可哀そうで面白かった。
⑯ 勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~
概要:英雄パーティーを追放された少年が巻き起こす、勘違いだらけのドタバタファンタジー
印象:パーティ追放系の話で実はすごかった主人公の追放後のチートライフを描いている。実際はとてもすごいのにそれにいつまでも主人公が気付かないのがすごいと感じつつも不憫であった。
⑰ アイカツスターズ!(2ndシーズン)
概要:アイドルの一番星を目指す主人公の前にライバルが続々登場する2nd Season
印象:第一シーズンで歌組のトップの座に代替わりで君臨した主人公が学年内外のライバルと対決していく。ライバル校が登場するのは無印アイカツ!と似た既視感を感じるものの、今回は様々な国からアイドルを集めた養成校という点がグローバルな感じがした。
⑱ 冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた
概要:元冒険者の父と最強の冒険者になった娘の、父娘の絆が織り成すハートフルファンタジー
印象:作画が個性的で温かい印象を与えるような感じがした。義足でありながらも頼もしい父と森に捨てられていたのを拾った娘の二人の父娘関係を描いている。血がつながらない関係ではあるものの確かに強い絆がある感じがいいなと思った。
⑲うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
概要:全てはかわいすぎる娘のために!親バカ全開のキュート&ハートフルファンタジー!
印象:冒険者である主人公が魔族の子どもを森で拾い、娘として保護し、絆を育んでいく。主人公がどんどん親ばかになっていくのが見ていて面白いし、娘が幸せに暮らせている姿にほっこりできた暖かい作品。
⑳劇場版「鬼滅の刃」無限城編 猗窩座再来
概要:鬼となった妹・禰󠄀豆子を人間に戻すため鬼狩りの組織《鬼殺隊》に入った竈門炭治郎。入隊後、仲間である我妻善逸、嘴平伊之助と共に様々な鬼と戦い、成長しながら友情や絆を深めていく。そして炭治郎は《鬼殺隊》最高位の隊士である《柱》と共に戦い、「無限列車」では炎柱・煉󠄁獄杏寿郎、「遊郭」では音柱・宇髄天元、「刀鍛冶の里」では、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃と共に激闘を繰り広げていった。その後、来たる鬼との決戦に備えて、隊士たちと共に《柱》による合同強化訓練《柱稽古》に挑んでいる最中、《鬼殺隊》の本部である産屋敷邸に現れた鬼舞辻󠄀無惨。お館様の危機に駆けつけた《柱》たちと炭治郎であったが、 無惨の手によって謎の空間へと落とされてしまう。炭治郎たちが落下した先、それは鬼の根城≪無限城≫―”鬼殺隊”と”鬼”の最終決戦の火蓋が切って落とされる。
印象:映画館で視聴。映画が終わった瞬間、どっと疲れを感じたのを鮮明に覚えている。なぜだろうと考えたときにほぼずっとアクションノーストップだったかもしれないと思った。鬼滅の刃アニメ特有の笑いを取ってくるようなシーンが少なくずっと迫力のある死戦が繰り広げられていた。とは言え、ストーリーが面白く、特に童磨と胡蝶しのぶの対話シーンは引き込まれた。
㉑異世界薬局
概要:異世界チート×現代薬学!間違いだらけの異世界医療を変える人助けファンタジー
印象:現代日本の薬学知識をもって生まれた主人公が革新的すぎる医療を展開し人々を救う話。化学の知識があればよりわかることもあったかもしれないが、全部開設が入るので、全然問題なく楽しく見れた。
㉒プリパラ
概要:み〜んなともだち!!み〜んなアイドル!!アイドルアニメ。
印象:『アイカツ!』と同時期に展開していたアイドルアニメ。:み〜んなともだち!!み〜んなアイドル!!をキャッチフレーズに年頃の女の子にプリパラの世界に入れるプリチケが届き、おしゃれな服とメイクで誰でもアイドルデビューできちゃうという世界観が特徴的。歌もダンスも衣装も可愛くて引き込まれる。
㉒プリパラ 2nd season
概要::プリパラに新ゾーンが開園!新イベントに大盛り上がりのアニメ『プリパラ』の第2期
印象:第1期に続けて見た第2期。新たなアイドルやプリパラに革命をおこすものが表れるなど大波乱だったが、とくに紫京院ひびき周辺の物語が重すぎて印象に残っている。幼少期のトラウマで友達が信じられなくなったなど女児アニメなのかというほどの話が詰め込まれていて印象的だった。
㉓プリパラ 3rd season
概要:らぁらが”神アイドル”な”ママアイドル”に!?アニメ『プリパラ』の第3期
印象:ついに神アイドルになるチャンスが到来した。高いハードルを乗り越え主人公が神アイドルを目指す姿が印象的で面白かった。
㉔ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~ 全16巻マンガ
概要:ルックスの良さで、同級生から一目置かれる女子大生・輝夜雛姫。 そんな彼女には誰にも言えない秘密があった。 それは、とある配信者グループのメンバー・スバルに“ガチ恋”していること…。 本気でスバルと付き合いたいと願う雛姫に、ある日見知らぬアカウントからDMが届き、 雛姫の人生は一変する..。ガチ恋する側、される側、両方面からの感情を生々しく描く。
印象:前々から追っている作品で、最近完結し、全話読み終わった。推す側と推される側という現代にあふれているこの関係性をガチ恋を中心に描いている。とにかく言葉での重々しい感情表現、作画での表情変化が人間味あふれていて読み応えがある。どこかで味わったことのある感情が呼び起こされるリアルさから目が離せなかった。
㉕失恋したのでVTuberはじめたら年上のお姉さんにモテました 全7巻マンガ
概要:「小説家になろう」発!! Vtuberになりたい人必見のバーチャル美少女モテモテラブコメ!Vtuberになろうとしたら…まさかの美少女に!? ずっと想いを寄せていた部活の先輩に彼氏が出来た事を知った姫村優希は、ショックの余り元々好きだったVtuberに自分がなってしまおうと決意するが…!?
印象:声も姿も可愛すぎる高校男子が男の娘Vtuberとしてデビューすることになる話。多くの女性陣から恋愛的にも迫られたり盛りだくさんの内容だったが、特にVtuberのイベントの描写や動画投稿の内容だったり推し方推され方の光景だったりが面白かった。
㉖出来損ないと呼ばれた元英雄は実家から追放されたので好き勝手に生きることにした
概要:前世英雄の少年は今世こそのんびりしたい!元英雄のヒロイック・ファンタジー、開幕
印象:英雄として悲しい最後を迎えた主人公の転生物語。実力を隠してひっそり生きたいと言いつつ、周りの困っている人たちをその能力を使ってしまうのがどうしようもなく英雄なんだなという印象だった。
㉗名探偵コナン 隻眼のフラッシュバック
概要:長野県・八ヶ岳連峰にある未宝岳。長野県警の大和敢助がある男を雪山で追う中、男の放ったライフル弾が彼の左目をかすめ、それと同時に起きた雪崩に巻き込まれて大和は負傷してしまう。それから10か月後、国立天文台野辺山の施設研究員が襲撃された事件を捜査するため、大和と上原由衣は現場へと駆けつける。青山剛昌の漫画を原作にしたアニメシリーズで、長野県の雪山をめぐる事件を描いた劇場版シリーズ第28弾。江戸川コナンと長野県警の隻眼の警部・大和敢助、毛利小五郎らが事件に挑む。監督を手掛けるのは第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』などに携わってきた重原克也。ボイスキャストは高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也のほか、林原めぐみ、高田裕司、速水奨らが務めている。
印象:映画館で身内に誘われて視聴。正直まともに最後にコナンを見たのが小学校か中学校だったのでまともについていけるか不安だったのだが、必要な情報の説明など細かい配慮に助けられ楽しく見れた。コナンを追ってなくても見れる作品にしてるのがすごいと思った。
㉘劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク
概要:CDショップを訪れた星乃一歌は、初めて聴く初音ミクの楽曲を耳にし、モニター上に見たことのないミクの姿を目にする。後日、路上ライブを終えた一歌のスマートフォンにCDショップで見たミクが現れる。ミクは歌を届けたい人たちに届けられないという悩みを打ち明け、路上ライブで多くの人に歌を届ける一歌の前に現れたのだと語る。アプリゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」を原作とするアニメ。ゲームには登場していない新たな初音ミクを主人公に、歌を届けたい人に届けることのできないミクがゲームのキャラクターたちと出会い、自身の思いをかなえるために行動する。ボイスキャストは藤田咲、下田麻美、浅川悠、拝郷メイコ、風雅なおとなど。アニメーション制作を P.A.WORKS が手掛け、監督をアニメ「ゆるゆり」シリーズなどの畑博之が務める。
印象:映画館で身内に誘われ視聴。もともとスマホゲームでキャラクターを知っていて推しもいるため、楽しく見れた。ストーリーの内容は少し闇を感じた部分もありつつハッピーエンドだったのでよかった。
㉙アイカツ!メモリアルステージ~輝きのユニットカップ~
概要:スターライト学園中等部で、アイドルユニットのコンクール「ユニットカップ」の開催が発表され、8組のユニットが出場する。アイドルたちによる舞台裏のレポートを挟みながら、白熱したコンクールの模様が映し出される。トレーディングカードアーケードゲームを原作にしたアニメ「アイカツ!」のエピソード「ユニットカップ編」を再編集した劇場版。スターライト学園中等部で開催される、アイドルユニットのコンクール「ユニットカップ」に挑む、8組のユニットの姿を描く。監督の木村隆一、大空あかり役の下地紫野、天羽まどか役の川上千尋など、シリーズのスタッフ、ボイスキャストが顔をそろえている。
印象:大好きな『アイカツ!』のステージムービーが映画館で見れるなんて!という感動と共に視聴。新作のキャラクターボイスもありつつ、懐かしさと興奮に包まれた時間だった。アイカツ!ファンにはたまらない映画だった。しかし新着エピソードなどはなかったため、人によっては物足りなさを感じるかも。
㉚転生貴族、鑑定スキルで成り上がる第1期&第2期
概要:”鑑定スキル”で最強領地へ!アルスと逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記!
印象:人の能力値を鑑定できる主人公がその力で脳力あふれる人たちを味方につけていく姿が爽快だった。その能力はもちろん主人公の人柄がいいのもポイントだなと思った。
概要:無個性の少年が最高のヒーローを目指す!これぞ新世代の王道ヒーローアクション!
印象:個性を持つ人が大半の世の中という舞台設定で無個性の主人公。ここでいう個性は”爆破”や”超パワー”など現実にはありえないアニメならではの設定。「ヒーロー」が職業として存在し、主人公は「ヒーロー」にあこがれているが、個性社会であるからこそ、「ヒーロー」に個性はほぼ不可欠であった。個性もちが大半の社会で無個性の主人公、夢をかなえるためにはほぼ不可欠な個性、という絶望的な状況から物語は始まる。そして、偶然の出会いで奇跡的にその後、個性を授かることになった主人公の努力に目を奪われた。
②僕のヒーローアカデミア(第2期)
概要:超常能力を持つ高校生たちの成長、戦い、友情を描いたTVアニメシリーズ第2弾
印象:ヒーロー科のある高校に入学した主人公は体育祭、期末テストに挑む。体育祭では個性社会であるからこそ際立つデザイナーベビーのような存在轟くんの過去が明かされたり、色々なものを受け止めた上で全力で戦う主人公の姿に胸を打たれた。期末テストでは幼馴染だけど一期から犬猿の仲の爆豪勝己と共闘するシーンでお互いの複雑な心境だったり、でもそれぞれの夢は同じだったりといったちぐはぐさが映像から伝わってきた。
③ 僕のヒーローアカデミア(第3期)
概要:ヒーロー科1-Aメンバーと敵<ヴィラン>が衝突!人気アニメが第3シーズンに突入!
印象:学校行事の林間合宿では敵から襲撃を受けたり、ヒーローの仮免試験があったり、また、幼馴染同士での関係性が少し変化したりと盛りだくさんな第3期でした。特にヒーロー仮免試験では、主人公たちの通う高校以外にもヒーロー育成校がたくさん登場していて、ヒーローという職業が、花形な職業である反面、多くの人がチャレンジする職業なのだなという印象が改めて沸いて鮮烈でした。
④ 僕のヒーローアカデミア(第4期)
概要:新たな驚異に立ち向かえ、ヒーロー!大ヒットヒーローアクションアニメ第4期
印象:ヒーロー科のインターンや文化祭など4期も学校行事がベースとしてあるものの、インターンでは決死の戦いに挑んでいたり、文化祭でも邪魔が入ったりと激動の4期でした。特にインターン先のプロヒーローが命を落としてしまったのが印象的で人の死が伴う物語が増えたよなと改めて感じました。
⑤ 僕のヒーローアカデミア(第5期)
概要:1年A組VS1年B組、プライドがぶつかりあう対抗戦の幕開け。人気シリーズの第5弾
印象:A組とB組の正面からの対決、また体育祭で主人公と戦ったヒーロー科志望だったのに普通科に入学することになった心操くんがヒーロー科への転入をするというビッグイベントがあった。様々な事件に巻き込まれ危険にさらされてきたA組の実践経験をつんだからこそ成せる戦いと、カリキュラムを着実にこなせてきているB組の強みの違いなんかが比較されていて面白かった。
⑥ 僕のヒーローアカデミア(第6期)
概要:ついに始まる、ヒーローVSヴィランの全面戦争。大ヒットシリーズ、感動の第6期
印象:今までさんざんA組と衝突してきた敵:ヴィランとの全面対決が始まり、プロヒーローたちが命を落としていったり、ヴィランにおされているヒーローへの不信感が一般人に募っていったり、戦いがメインの第6期でした。主人公が一人で何日も戦場を駆けるシーンがあり連れ戻してあげようとするA組の仲間たちやずっと犬猿の仲だった爆轟勝己が謝ったりと感情を揺さぶられるシーンが多かった。
⑦ 僕のヒーローアカデミア(第7期)
概要:ヒーローとヴィラン、迫る最終決戦の時--「ヒロアカ」シリーズ第7期
印象:第6期から続き物語は戦いがメインとなる。第7期は特にヴィラン側の心情にフォーカスが当てられているのが印象的だった。荼毘(轟冬也)の過去・葛藤やトガヒミコの自分の普通が他人にとっての異常であった苦しみなど人間が生々しく描写されていた。次はFINAL SEASONらしいので長い闘いがどのように終わるのか見届けたい。
⑧SPY×FAMILY
概要:仮初めの家族に世界の命運は託された!?「少年ジャンプ+」のメガヒット作をアニメ化
印象:もともとタイトルは有名なので知っていて見よう見ようと思っていたものの一切触れていなかった。かりそめの家族でありながらちゃんと家族でちゃんとお互いを少なからず思っていることが伝わってくる不思議で温かい作品でした。
⑨SPY×FAMILY Season2
概要:フォージャー家の新たな舞台は豪華客船!?全世界で大ヒットのテレビアニメ待望の第2期
印象:第一期に続けて見た第二期。家族全員正体を隠しあって生きているのに同じ船で過ごしていて見られたらおしまいな場面も多くひやひやさせられた。アクションも多く勢いがあって見やすかった。
⑩完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる
概要:婚約破棄され売られた聖女が隣国を救済!?笑わない聖女が奇跡を起こすファンタジー!
印象:もともと漫画→WEB版小説と追っていた作品で一時期かなりはまっていたのだが、めでたくアニメ化されたことを知り視聴。作画もマンガのものに近く非常に見やすかった。やはりアニメだと声優さんがつくことで声に感情が載るので印象が鮮烈になる利点があるなと思った。
⑪ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる
概要:気弱な令嬢が授かったのはゴリラの最強パワー!?予想外の胸キュン・ゴリラブコメ!
印象:マンガを追ったことがある作品で気になって視聴。動物から加護をもらって仕事に生かしたりする世界で、全然戦闘に縁のなかった主人公が戦闘系最強のゴリラの加護をさずかったことにより、騎士団に所属することになる話なのだが、加護で未来の職の適正が決まってしまったりするのはすごい世界観だと思った。
⑫幼女戦記
概要:其れは幼女の皮をかぶった化け物...。異色のミリタリー×ファンタジー小説が映像化!
印象:友達が以前、好きだと言っていたマンガのアニメ版だなと何気なく見始めた作品。戦争の絶えない世界にひねくれた性格の男が理不尽にも転生させられ、幼女として戦場を駆ける話。本人は後方勤務を望んでいるという物の前線に立たされる。が、弱気になったりすることなく勝気にどんな敵にも挑んでいくのが格好良かった。
⑬転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
概要:転生異世界ファンタジーが満を持してアニメ化!気ままに魔術を極める転生無双ライフ
印象:チートじみた能力を持って転生したものの本人は魔術を極めることにしか興味がなく王位争いに等興味がないため、放蕩王子を演じて実力を隠しているが、ばれたらどうなるかも正直見たくなった。魔術バカすぎる主人公の一挙一動から目が離せない作品。
⑭ ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
概要:定時死守、平穏な暮らしを求めて奮闘するギルド受付嬢を描く異世界コメディ
概要:定時で帰りたいギルドの受付嬢が願ったら強い力を授かってしまい、残業を減らすためだけにモンスターを倒していたりしていたところを見つかり、戦いに巻き込まれていく話。何気なくアニメに登場している受付嬢に焦点を当てていて面白かった。
⑮ 聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
概要:元サラリーマン、異世界で無双!?”ドM”な”治癒士”の日常を描く転生ファンタジー
印象:治療費を治癒士がぼったくることが日常になってしまった社会で治癒士に転生して頑張る話。ストイックに頑張りすぎてドМ呼ばわりされちゃっているのが可哀そうで面白かった。
⑯ 勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~
概要:英雄パーティーを追放された少年が巻き起こす、勘違いだらけのドタバタファンタジー
印象:パーティ追放系の話で実はすごかった主人公の追放後のチートライフを描いている。実際はとてもすごいのにそれにいつまでも主人公が気付かないのがすごいと感じつつも不憫であった。
⑰ アイカツスターズ!(2ndシーズン)
概要:アイドルの一番星を目指す主人公の前にライバルが続々登場する2nd Season
印象:第一シーズンで歌組のトップの座に代替わりで君臨した主人公が学年内外のライバルと対決していく。ライバル校が登場するのは無印アイカツ!と似た既視感を感じるものの、今回は様々な国からアイドルを集めた養成校という点がグローバルな感じがした。
⑱ 冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた
概要:元冒険者の父と最強の冒険者になった娘の、父娘の絆が織り成すハートフルファンタジー
印象:作画が個性的で温かい印象を与えるような感じがした。義足でありながらも頼もしい父と森に捨てられていたのを拾った娘の二人の父娘関係を描いている。血がつながらない関係ではあるものの確かに強い絆がある感じがいいなと思った。
⑲うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
概要:全てはかわいすぎる娘のために!親バカ全開のキュート&ハートフルファンタジー!
印象:冒険者である主人公が魔族の子どもを森で拾い、娘として保護し、絆を育んでいく。主人公がどんどん親ばかになっていくのが見ていて面白いし、娘が幸せに暮らせている姿にほっこりできた暖かい作品。
⑳劇場版「鬼滅の刃」無限城編 猗窩座再来
概要:鬼となった妹・禰󠄀豆子を人間に戻すため鬼狩りの組織《鬼殺隊》に入った竈門炭治郎。入隊後、仲間である我妻善逸、嘴平伊之助と共に様々な鬼と戦い、成長しながら友情や絆を深めていく。そして炭治郎は《鬼殺隊》最高位の隊士である《柱》と共に戦い、「無限列車」では炎柱・煉󠄁獄杏寿郎、「遊郭」では音柱・宇髄天元、「刀鍛冶の里」では、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃と共に激闘を繰り広げていった。その後、来たる鬼との決戦に備えて、隊士たちと共に《柱》による合同強化訓練《柱稽古》に挑んでいる最中、《鬼殺隊》の本部である産屋敷邸に現れた鬼舞辻󠄀無惨。お館様の危機に駆けつけた《柱》たちと炭治郎であったが、 無惨の手によって謎の空間へと落とされてしまう。炭治郎たちが落下した先、それは鬼の根城≪無限城≫―”鬼殺隊”と”鬼”の最終決戦の火蓋が切って落とされる。
印象:映画館で視聴。映画が終わった瞬間、どっと疲れを感じたのを鮮明に覚えている。なぜだろうと考えたときにほぼずっとアクションノーストップだったかもしれないと思った。鬼滅の刃アニメ特有の笑いを取ってくるようなシーンが少なくずっと迫力のある死戦が繰り広げられていた。とは言え、ストーリーが面白く、特に童磨と胡蝶しのぶの対話シーンは引き込まれた。
㉑異世界薬局
概要:異世界チート×現代薬学!間違いだらけの異世界医療を変える人助けファンタジー
印象:現代日本の薬学知識をもって生まれた主人公が革新的すぎる医療を展開し人々を救う話。化学の知識があればよりわかることもあったかもしれないが、全部開設が入るので、全然問題なく楽しく見れた。
㉒プリパラ
概要:み〜んなともだち!!み〜んなアイドル!!アイドルアニメ。
印象:『アイカツ!』と同時期に展開していたアイドルアニメ。:み〜んなともだち!!み〜んなアイドル!!をキャッチフレーズに年頃の女の子にプリパラの世界に入れるプリチケが届き、おしゃれな服とメイクで誰でもアイドルデビューできちゃうという世界観が特徴的。歌もダンスも衣装も可愛くて引き込まれる。
㉒プリパラ 2nd season
概要::プリパラに新ゾーンが開園!新イベントに大盛り上がりのアニメ『プリパラ』の第2期
印象:第1期に続けて見た第2期。新たなアイドルやプリパラに革命をおこすものが表れるなど大波乱だったが、とくに紫京院ひびき周辺の物語が重すぎて印象に残っている。幼少期のトラウマで友達が信じられなくなったなど女児アニメなのかというほどの話が詰め込まれていて印象的だった。
㉓プリパラ 3rd season
概要:らぁらが”神アイドル”な”ママアイドル”に!?アニメ『プリパラ』の第3期
印象:ついに神アイドルになるチャンスが到来した。高いハードルを乗り越え主人公が神アイドルを目指す姿が印象的で面白かった。
㉔ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~ 全16巻マンガ
概要:ルックスの良さで、同級生から一目置かれる女子大生・輝夜雛姫。 そんな彼女には誰にも言えない秘密があった。 それは、とある配信者グループのメンバー・スバルに“ガチ恋”していること…。 本気でスバルと付き合いたいと願う雛姫に、ある日見知らぬアカウントからDMが届き、 雛姫の人生は一変する..。ガチ恋する側、される側、両方面からの感情を生々しく描く。
印象:前々から追っている作品で、最近完結し、全話読み終わった。推す側と推される側という現代にあふれているこの関係性をガチ恋を中心に描いている。とにかく言葉での重々しい感情表現、作画での表情変化が人間味あふれていて読み応えがある。どこかで味わったことのある感情が呼び起こされるリアルさから目が離せなかった。
㉕失恋したのでVTuberはじめたら年上のお姉さんにモテました 全7巻マンガ
概要:「小説家になろう」発!! Vtuberになりたい人必見のバーチャル美少女モテモテラブコメ!Vtuberになろうとしたら…まさかの美少女に!? ずっと想いを寄せていた部活の先輩に彼氏が出来た事を知った姫村優希は、ショックの余り元々好きだったVtuberに自分がなってしまおうと決意するが…!?
印象:声も姿も可愛すぎる高校男子が男の娘Vtuberとしてデビューすることになる話。多くの女性陣から恋愛的にも迫られたり盛りだくさんの内容だったが、特にVtuberのイベントの描写や動画投稿の内容だったり推し方推され方の光景だったりが面白かった。
㉖出来損ないと呼ばれた元英雄は実家から追放されたので好き勝手に生きることにした
概要:前世英雄の少年は今世こそのんびりしたい!元英雄のヒロイック・ファンタジー、開幕
印象:英雄として悲しい最後を迎えた主人公の転生物語。実力を隠してひっそり生きたいと言いつつ、周りの困っている人たちをその能力を使ってしまうのがどうしようもなく英雄なんだなという印象だった。
㉗名探偵コナン 隻眼のフラッシュバック
概要:長野県・八ヶ岳連峰にある未宝岳。長野県警の大和敢助がある男を雪山で追う中、男の放ったライフル弾が彼の左目をかすめ、それと同時に起きた雪崩に巻き込まれて大和は負傷してしまう。それから10か月後、国立天文台野辺山の施設研究員が襲撃された事件を捜査するため、大和と上原由衣は現場へと駆けつける。青山剛昌の漫画を原作にしたアニメシリーズで、長野県の雪山をめぐる事件を描いた劇場版シリーズ第28弾。江戸川コナンと長野県警の隻眼の警部・大和敢助、毛利小五郎らが事件に挑む。監督を手掛けるのは第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』などに携わってきた重原克也。ボイスキャストは高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也のほか、林原めぐみ、高田裕司、速水奨らが務めている。
印象:映画館で身内に誘われて視聴。正直まともに最後にコナンを見たのが小学校か中学校だったのでまともについていけるか不安だったのだが、必要な情報の説明など細かい配慮に助けられ楽しく見れた。コナンを追ってなくても見れる作品にしてるのがすごいと思った。
㉘劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク
概要:CDショップを訪れた星乃一歌は、初めて聴く初音ミクの楽曲を耳にし、モニター上に見たことのないミクの姿を目にする。後日、路上ライブを終えた一歌のスマートフォンにCDショップで見たミクが現れる。ミクは歌を届けたい人たちに届けられないという悩みを打ち明け、路上ライブで多くの人に歌を届ける一歌の前に現れたのだと語る。アプリゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」を原作とするアニメ。ゲームには登場していない新たな初音ミクを主人公に、歌を届けたい人に届けることのできないミクがゲームのキャラクターたちと出会い、自身の思いをかなえるために行動する。ボイスキャストは藤田咲、下田麻美、浅川悠、拝郷メイコ、風雅なおとなど。アニメーション制作を P.A.WORKS が手掛け、監督をアニメ「ゆるゆり」シリーズなどの畑博之が務める。
印象:映画館で身内に誘われ視聴。もともとスマホゲームでキャラクターを知っていて推しもいるため、楽しく見れた。ストーリーの内容は少し闇を感じた部分もありつつハッピーエンドだったのでよかった。
㉙アイカツ!メモリアルステージ~輝きのユニットカップ~
概要:スターライト学園中等部で、アイドルユニットのコンクール「ユニットカップ」の開催が発表され、8組のユニットが出場する。アイドルたちによる舞台裏のレポートを挟みながら、白熱したコンクールの模様が映し出される。トレーディングカードアーケードゲームを原作にしたアニメ「アイカツ!」のエピソード「ユニットカップ編」を再編集した劇場版。スターライト学園中等部で開催される、アイドルユニットのコンクール「ユニットカップ」に挑む、8組のユニットの姿を描く。監督の木村隆一、大空あかり役の下地紫野、天羽まどか役の川上千尋など、シリーズのスタッフ、ボイスキャストが顔をそろえている。
印象:大好きな『アイカツ!』のステージムービーが映画館で見れるなんて!という感動と共に視聴。新作のキャラクターボイスもありつつ、懐かしさと興奮に包まれた時間だった。アイカツ!ファンにはたまらない映画だった。しかし新着エピソードなどはなかったため、人によっては物足りなさを感じるかも。
㉚転生貴族、鑑定スキルで成り上がる第1期&第2期
概要:”鑑定スキル”で最強領地へ!アルスと逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記!
印象:人の能力値を鑑定できる主人公がその力で脳力あふれる人たちを味方につけていく姿が爽快だった。その能力はもちろん主人公の人柄がいいのもポイントだなと思った。
加藤隆介
RES
1.華竜の宮
小説 2012年 著:上田早夕里
あらすじ
滅亡を前に、人類はどう生きるべきか? ベストSF2010第1位、日本SF大賞受賞 新世代日本SFの金字塔、ついに文庫化 地殻変動で陸地がほぼ水没しても人類は武器を捨てなかった。さらなる絶望的な環境激変は、この星のすべての命に対して決断を迫る
考察
私は本作をディストピア、災害ユートピアとして考えた。今作では開幕からグローバルな環境変化が起こり、大災害後の世界を土台に描いている。同型の設定を持つ『ハーモニー』では甚大な天災の結果災害ユートピアが行き過ぎたと考えたが、本作上巻では災禍に応化した結果ユートピアの居住者と犠牲者に不和が生じた。下巻を一覧すると『第四間氷期』と同様の進行に見えるが、一貫して書かれる民族間の亀裂によってより膨大な問題が展開される。『ハーモニー』と反対に互いの利害を尊重して強引な同一化に抗議した主人公の行動は感動を生んだ。しかし終盤では、非情な世界にいて希望にばかり光を当てていると感じた。これを批判的に見ると、ディストピアを出ることのできない状況からの逃亡とも思えるが、そもそも主観的で解決できない対立の解体を期待せず、話し合おうと抗う知性自体にユートピアを見出しているとも考えられる。
2.スペクトラム
小説 2024年 著:キム・チョヨプ
あらすじ
今もっとも韓国の女性たちの共感を集める、新世代作家のデビュー作にしてベストセラー。生きるとは? 愛するとは 優しく、どこか懐かしい、心の片隅に残り続けるSF短篇7作。
考察
絵を描くことで記憶を遺す設定から発展した、未来の世代がその絵を読んで記憶を継ぎ同一の生物として暮らす生態が面白かった。彼らからすればこちらが異星人であり、初めは会話すらままならない。しかし二体目、三体目と交代するごとに主人公に対する知識や興味が蓄積されていき、最初から流暢なコミュニケーションが取れるようになる。ノベルゲームのコンティニューのようだった。自分で体験することもなく、そう記録されているからという理由で行動を決めるのには違和感があるが、人間もほかの人は大丈夫だったから自分も大丈夫なはずだという考えで動いていることが多く、あまり変わらないのかもしれない。
3.共生仮説
小説 2024年 著:キム・チョヨプ
あらすじ
同上。
考察
人間の知性や倫理観が自身のものではなく、我々に寄生した別の生物によるものとする設定が斬新だった。人間が普遍的に持つ架空の星への郷愁や幼年期の記憶の喪失など設定の絡め方が綺麗だった。短編なので仕方のないところはあるが、寄生先に人間の脳が選ばれた理由や彼らがどう生を繋いでいるのかまで語られないと実在感が薄い。とくに、高度な知性を寄生先に与える彼ら自身がどのようにその知性を発達させるのかを説明しないと無限後退に陥ってしまう。
4.わたしたちが光の速さで進めないなら
あらすじ
同上。
考察
技術の革新は未知の世界を広げてくれるが、それに比例して孤独な人間も増やすという考えが新鮮だった。SF作品では瞬間移動や光速移動が平然と使用されるが、技術が高度であればあるだけ想定外も多くなる。いくら技術が発展して遠い場所に人を送っても、常に移動できる保証がなければ何らかの拍子に孤独になってしまう。災害によって交通網が断絶すれば明日にでも自分が孤独になる可能性があるのに、その恐怖を意識すらしていない。SFならではの規模の大きさによってその辛さが分かりやすく描かれている。
5.感情の物性
小説 2024年 著:キム・チョヨプ
あらすじ
同上。
考察
触るだけで特定の感情がうかぶ物体が発売され世界中に広まる過程と、その商品を疑う男とそれに依存する女との不和が描かれる。物体という形を持つことで人々の心をとらえることの例として電子書籍やCDが挙げられていた。人間は曖昧で複雑なものに区切りを与えることで分かりやすく認識している。感情に振り回される人間にとって、曖昧でコントロール不能な感情に形が与えられたことで、感情が分かりやすく操作可能なものだと思いこめる。世界がシンプルになる、それが物性の魅力だと考えた。
6.わたしのスペースヒーローについて
小説 2024年 著:キム・チョヨプ
あらすじ
同上。
考察
その社会の中でマイノリティな人が表に立つと過剰な期待を向けられることがあり、同時に一度の失敗で過剰な失望を受けることがある。その時、世間からするとその人がマイノリティの代表であるかのように映るが、身近にいる人にとってはマイノリティである以前に自分と変わらない一人の個人に映る。その感覚が宇宙の彼方という想像力のロマンに重ねられている。我々は未知の宇宙を想像で魅力的だと感じているが、向こうに行けば大したことないかもしれない。それを感覚として知っているジェギョンだからこそ、遠宇宙へ飛び立つという世界規模のプロジェクトを捨て、身勝手に深海に飛び込めたのだと思う。
7.秒速5センチメートル
小説 2016年 著:新海誠
あらすじ
「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」いつも大切なことを教えてくれた明里、そんな彼女を守ろうとした貴樹。小学校で出会った2人は中学で離ればなれになり、それぞれの恋心と魂は彷徨を続けていく──。
考察
貴樹は種子島での高校生時代、同級生である花苗からの告白を拒んだが、東京での大学生時代には二名の女性と付き合う。これには親の都合ではなく自分の行動で東京に移動したことが影響を与えているだろう。しかしこの行動は、「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う」という明里の言葉と矛盾する。貴樹がこれを信じているのであれば、種子島にいても「ここではないどこかへ」という想いに囚われなかったのではないだろか。東京という「場所」にすべてを求めているままだった貴樹は東京での恋愛も上手くいかない。そんな折に、桜の花びらが落下するのを見て、「場所」に関わらず変わらないものを思い出したように感じる。
8.象られた力
小説 2004年 著:飛浩隆
あらすじ
謎の消失を遂げた惑星〈百合洋〉。イコノグラファーのクドウ圓は、その言語体系に秘められた"見えない図形"の解明を依頼されるが……"かたち"と"ちから"の相克がもたらす災厄を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全四篇を収めた傑作集。
考察
何よりも、すべての物体は形を保つことで力を抑えているという想像が斬新で、魅力的だった。身近にあふれる端正で無機質な物体。自分が座っている椅子、文字を書いている紙、紙が置かれている机、それらを支える床と壁。安定を象徴するような物体たちの中で大きな力が渦巻いていて、それは物体の形という、薄っぺらい壁一枚の中で留まっているに過ぎない。それは巨大なジェンガやトランプタワー、ヒビの入った水槽のように繊細で、蝶が羽ばたくような小さい引き金によってすべてが崩れてしまう。その崩壊には凄まじい力──その物体が生まれるのに費やされたすべての力が伴う。力で溢れた惑星を安定させるために形を裏返すという終わりも綺麗で、消えた百合洋やタカシナ兄妹にも希望が見えた。消えた星を描いた話がなぜ読めるのかというメタ的な疑問まで解決していて、中編とは思えない密度の作品である。
9.破夏
小説 2025年 著:新庄耕
あらすじ
いじめをきっかけに不登校となっていた中学生の進は、親の勧めで夏の2ヶ月を沖縄の離島で過ごすことになった。美しい海の前に建つ豪奢な家で、つかの間心を癒す進だったが、日々課される「修練」の過酷さは徐々にエスカレートしていく。
夜中に聞こえる不可解な悲鳴、儀式に使われたかのような部屋、消えた少女、豚小屋で異臭を放つ肉片。進は命がけの脱走を図るが……。狂気をおびた大人の欲望が、進の運命を歪めていく。底無しの闇に、あなたは耐えられるか。
考察
本作は主人公の一人称視点で話が進むが、ただの中学生にしては情景描写の語彙や知識が豊富すぎるように感じた。その割にナオミの死や優子の行動に対する察しがやけに悪く話に入り込めない。物語の構成的にも文章的にも、進が一度目の脱出を図った後で信介が迎えに来ることが分かりやすく驚きがなかった。信介と警察の繋がりには具体的な説明がなされず納得感が薄く、最後の脱出劇もそれまでの苦労に反してご都合主義的だった。ナオミの遺した謎解きと複雑な親子関係も付け足し感が強く、進と信介の繋がりは最後に映る唐突な喧嘩にしか感じられなかった。マミが優子のメタファーのように描かれていれば伏線になったのではないだろうか。
10.Final Anchors
小説 2018年 著:八島游舷
あらすじ
車両衝突まで残り0.488秒。
AIによる「最後の審判」、開始。
考察
AIたちが基本的に嘘を吐かず不正もせず事実に忠実に動くからこそ、ただの人間を描くより人間らしさが光っている。物語の終盤に至って、「ルリハは、サイモンを救う唯一の道をようやく見いだした」。その方法は嘘を吐き約束を破るという単純なもので、人間ならすぐにでも思いつき、実行できる。読者が想定しない解決法を発見して驚かすのではなく、人間なら誰でも思いつくような方法をAIが思いつけないことで驚かす構成がテクニカルだった。感情をもって間もないからこそ人間より感情に忠実で、相手の感情を否定しないAIたちの会話がとても爽やかだった。
11.回樹
小説 2021年 著:斜線堂有紀
あらすじ
ふたりで過ごした恋人の日々。
取調室でいまは、ひとり。
考察
死や愛情という分かりにくいものをはっきりさせてくれる点で『感情の物性』と似ている。人間は行き場のない死者を墓に託すが、死者の代わりに墓を愛するようにはならない。その人が死んでしまったというのは事実で、それについて悲しむのは当然である。そこを愛情で固定されると人を亡くすことへの抵抗が減るのではないだろうか。初露への愛が努力によるものだったとすれば、回樹のことも努力で愛そうとするのかもしれない。
12.もしもぼくらが生まれていたら
小説 2019年 著:宮西建礼
あらすじ
小惑星衝突が迫る日々の中で、ぼくらは衛星構想コンテストを目指した。
考察
この作品は『華竜の宮』に似ていた。小惑星の衝突から日本を守ることを建前に世界は核を開発したがっている。今回は凌げても、いずれ核が開発されるのは必然である。高校生の主人公たちにできることは少なく、何とか考えぬいた核不使用で小惑星との衝突を避ける方法も大人に先を越される。しかし主人公はそれを嘆かず、むしろ遠い国の知らない誰かが、自分たちと同じように地球の未来を案じて思考を巡らせていたことに希望を見出す。ディストピアが確実視される中で、それに少しでも抗うこと自体をテーマとしている。
13.あなたの空が見たくて
小説 2019年 著:高橋文樹
あらすじ
星海旅行で出会った地球人から後日届いた、彼の最期の映像記録。
考察
『共生仮説』と比べて寄生する側のメリットも提示され実在性があった。共生の様子を種族すら異なる第三者の視点から描くことで、寄生という生態を優しさや友情に無邪気に還元しない客観性を保ちながら、互いの利益を守ってさえいればそれを友情だと思いこむことも悪くないと思える構図になっている。これが『華竜の宮』において主人公の目指していた関係だと感じた。
14.大江戸しんぐらりてい
小説 2020年 著:夜来風音
あらすじ
徳川光圀の命を受けての和歌研究は前代未聞の算術長屋を生み出した。
考察
人間を圧倒する計算力による未来予測は、多くのSF作品で扱われてきた。1958年には安部公房『第四間氷期』で地球規模の海面上昇を予測する電子頭脳が登場しており、2010年には小川一水『アリスマ王の愛した魔物』で自国と他国の全ての数値を計測・計算することで国を繁栄させる魔物が登場した。『第四間氷期』が出版されたころには既に人工知能が存在していたらしいが、とくに現代でこのテーマを扱おうとするとどうしてもAIになりがちである。あえて改変歴史ものとすることで和歌による計算という斬新なアイデアが生まれていた。
15.くすんだ言語
小説 2017年 著:黒石迩守
あらすじ
普遍的な意思伝達を可能にする中間言語。
その言葉は人と世界を侵食していく。
考察
『伊藤計劃トリビュート2』に掲載されたことからも明らかな通り、伊藤計劃『虐殺器官』に大きな影響を受けた作品である。「中間言語」はその名称に反して言葉が伝わるというよりも感情が直接伝わるイメージだが、感情の大きさについては自分の実感と異なるところがあった。私が幼いころに「死ね」や「殺す」という強い言葉を使った理由はその時の感情を表現できる的確な言葉を他に知らなかったからという感覚があり、言葉は感情を控えめにしたものというよりも感情を誇張したものという感覚が強い。いじめの加害者が「嫌い」や「死ね」といった言葉を使うとき、実際にそのような感情が渦巻いているかと考えるとそうでないことの方が多いのではないだろうか。
16.ショッピング・エクスプロージョン
小説 2021年 著:天沢時生
あらすじ
探せ。当店のすべてをそこに置いてきた。
増殖する商業施設をめぐる電脳冒険ロマン。
考察
人間の開発した自然増殖する自生品によって世界が侵食されるという設定は環境汚染や海面上昇など、高度な技術を制御できないことによるディストピアに分類できる。すべての商品に自己増殖という生物らしさを与えることで癌のように増え続けてしまう。それを制御できるシステムが整っていた時は資源枯渇が解消され夢のような暮らしをおくっていたが、それが壊れると何もできなくなってしまう。自分たちの快適さだけ求めて、将来それが壊れてしまうリスクを考慮しない点は『わたしたちが光の速さで進めないなら』にも似ていた。こういった構図は被害を受けるのが未来の世代であり、彼らにとって敵が過去の人間になってしまうことがやり場のない怒りを生み出す。
17.青い瞳がきこえるうちは
小説 2020年 著:佐伯真洋
あらすじ
仮想空間でのスポーツが普及した日本。俺は創のために、幻の卓球台に立つ。
考察
視覚障害を持ち全盲の主人公が卓球を行うが、最新技術によって他者の視覚を共有できるようになる。私からすると視覚情報がないことは感覚の欠如であり、卓球を行う上で障害にしかなり得ないと思っていたが、視覚を共有した主人公はその不自由さに戸惑う。見えるからこそ見えないものが怖い・前は安心だが後ろは怖いという考えが新鮮だった。我々も、今見えていない場所に何があるはずかを常に想像することで、前と後を等質な座標的空間として捉えられるかもしれない。
18.それはいきなり繋がった
小説 2021年 著:麦原遥
あらすじ
あの感染症が広がった翌年のこと。僕たちの世界に“向こう側”が現れた。
考察
世界的なパンデミックと時を同じくして対の世界が現れた。対の世界の感染症には感染しないことがわかったので盛んに交流が行われる。その特性を生かして、主人公は対の世界のJと付き合い、こちらの世界のJは対の世界の主人公と付き合うことにする。クローン人間のようなテーマと同じく、複製ができるというのは魅力的な世界だが、それによって死が軽んじられることを恐れていると考えた。大量生産大量消費に人間も組み込まれ、自分自身がいつのまにか誰かの死を願ってしまうことの恐怖が描かれている。
19.無脊椎動物の想像力と創造性について
小説 2021年 著:坂永雄一
あらすじ
巨大な蜘蛛の巣に覆われた京都市。それは彼女の遺した新世界。
考察
「砕けた石畳から咲いた花の上で、小さな蜘蛛がつま先立ちになって糸を風になびかせている。新天地に旅立とうとしているのだろう」
これは本作冒頭の文章だが、全文を読み終えてから見返すとじつによく作品全体を象徴していることが分かる。蜘蛛は本能に従って風に飛ばされるだけだが、擬人法によって自らの意思で飛び立つかのように読める。その行為は未知の世界を期待する想像力を前提にしている。「砕けた石畳から咲いた花」は糸による蜘蛛の適応力、すなわち創造性の隠喩になっている。
20.滑車の地
小説 2012年 著:上田早夕里
あらすじ
海が泥になってしまった地上で、点々と浮かぶ島々を滑車がつないでいる。
地下には煌びやかな高度文明。彼らは土を地上に棄てていく。
地下で製造された機械獣と、地上の誇りを持つ人間は空へ跳べるのか。
考察
『華竜の宮』と同じ著者であり、テーマもよく似ていた。地下の繁栄の犠牲となる地上人に、人工でありながら人間と争う獣たち。人工機械でありながら人間と変わらないリーアはアシスタント知性体やツキソメと重なる。立場の違う相手との協調や相互理解という目標も一致しているが、本作では地下という存在が特有である。これによって地下・地上・海・空という対比が行われる。地下から来たリーアが地上人の飛行機を操縦して空に飛び立つラストがそれを象徴している
21.夏への扉
小説 1956年 著:ロバート・A・ハインライン
あらすじ
ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか──新版でおくる、永遠の名作。
考察
前半で失ったものを後半ですべて取り戻し、自分を裏切った相手の情けない姿も見て、自身の発明はより強化されたバージョンで世界に広まる。猫や人間との掛け合いはレトリック豊かで子気味よく、さわやかな物語だった。すべてが上手くいく展開はSFらしくないとも感じるが、現実であればどうしようもないことを規格外のやり方で解決できてしまうこと、ファンタジーよりも近い将来に起こり得そうなことこそがSFというジャンルの持つロマンだと再確認できた。
22.おいしいごはんが食べられますように
小説 2025年 著:高瀬準子
あらすじ
真面目で損する押尾は、か弱くて守られる存在の同僚・芦川が苦手。食に全く興味を持てない二谷は、芦川が職場で振る舞う手作りお菓子を無理やり頬張る。押尾は二谷に、芦川へ「いじわる」しようと持ちかけるが……。どこにでもある職場の微妙な人間関係を、「食べること」を通してえぐり出す芥川賞受賞作!
考察
どこにでもある職場らしく空気を読む場面が多い。その結果、二谷も押尾も、相手に言われてもいないことを勝手に読み取って苛立っていることが多い。そして二人とも、言葉で説明せずに空気でメッセージを伝えようとする。しかし空気を読む感覚がない芦川にそれが伝わらず余計に苛立っている。暗黙のコミュニケーションとマナーが基盤の社会で、それを疑うことすら疑われる閉塞感、抗うことへの徒労感がじっとりと表現されていた。コミュニケーションが重視されながら意見は避けられ、会話は増えるのに言葉は減っていく。
23.黄金珊瑚
小説 1961年 著:光波耀子
あらすじ
あなたも黄金珊瑚を見にきませんか?
それこそは永遠の美、真の叡知、あらゆる種族の上に君臨します。
考察
黄金珊瑚に支配された町の人々は明確な意識を持たず、今までこなしてきた役割を気の抜けた顔でこなし続ける。全員気が抜けているが、抜けている同士で上手くやっている。この様子は伊藤計劃『ハーモニー』を彷彿とさせる。本作ではディストピアのように描かれる状況をユートピアと感じさせたのが『ハーモニー』の特徴ではあったが、状況としては似ているものを半世紀も前に書いていたのは驚いた。深海という人の手の届かない所でひとりでに育つ黄金珊瑚がありありと想像でき、この先の絶望感を感じられるいい終わり方だった。
24.Refined Self
ゲーム 2023年 制作:Lizardry
概要
どんなゲームでも、人によって進み方や何を選択するかは様々。
誰一人としてまったく同じようにプレイすることはありませんよね。
そう、ゲームをどうプレイしているか、そこにはその人の性格が出ているもの。
そんな自分の性格を知ることができるのが――Refind Self
考察
自らの行動によって性格を診断してくれるが、ゲームでは現実よりも行動のハードルが低い。そのため、現在の性格を診断するというよりも自分の理想の姿を表しているように感じた。診断をすべて見るには三回のプレイが必要だが、BGMやドットイラスト、会話の雰囲気がよく、可能な行動も十分多いので飽きることは無かった。しかし完全にクリアしようとするとかなりの回数プレイする必要があるうえ、やったことのない選択を虱潰しにやるようになるためゲームの性格が変わってくる。
25.百年文通
小説 2025年 著:伴名練
あらすじ
女子中学生の小櫛一琉は、引き出しに入れたものが百年前に送られる不思議な机を発見する。そうして机を通じて手紙を送ってきた大正時代の少女・日向静と文通をすることになるが、仲を深める二人の間に時代の荒波が立ちはだかる──ふたつの時を超えて描かれる感動作。
考察
中心に据えられるのは静と一琉の関係性だが、コロナとスペイン風邪を使った感染症ディストピアの作品にもなっている。時代の違いや世界線の違いによる対立をも乗り越えて未来を手にしようとする結末は『華竜の宮』にも似ていた。時折差しこまれる媒介機関の存在意義もすべての世界線を含めた人類の幸福というユートピア的なものであった。百年を隔てた時間SFという紹介はされているが、実質的にパラレルワールドものでもあり、両世界間での協力を本格的に書けば長編にもできそうなアイデアの作品である。
26.地火
小説 2000年 著:劉慈欣
あらすじ
本作の主人公・劉欣の父親は炭鉱労働の末に肺を患って亡くなった。劉欣は石炭をガス化してパイプライン輸送する計画で業界を改革しようと、地中で石炭を燃やして燃料ガスに変える実験を始める。それが思わぬ事態の引き金になるとも知らずに……。
考察
高度な技術の発展と人間の傲慢さを組み合わせた典型的な環境破壊ディストピアだった。人間描写が上手く、現実社会にも存在していそうな登場人物と彼らの信条によった納得感のある行動選択によって、実際にこのような事件が起きてしまいそうなリアリティがある。炭鉱夫の労働問題という社会的な面にも切り込みながら、SFらしい自然への畏怖を両立させている。長期的な目標を掲げる劉欣と目の前の日々を重視する李民生は互いの短所を補い合える関係であり、彼らが互いに歩み寄れば別の結末を迎えられただろう。長年一つの立場で働くことで視野狭窄に陥ってしまうことへの警鐘とも感じた。
27.環形錮
小説 2014年 著:酉島伝法
あらすじ
脳の指紋であるところの“思紋”を同調させることによって人を模倣できる己媒者。
犯罪者をミミズのような形にして地中の牢獄に閉じ込める環形錮。
父親殺しの容疑で環形錮を課された主人公は過去を探りながら脱獄を目指す。
考察
人ならざる姿に変えられ永遠に地中で監視される環形錮に始まり、四肢を萎凋させてしまう感染性の病気、認識の階層化などディストピアSFで使われる手法が大量に織りこまれていた。主人公が思紋を同調した己媒者に操られていたとするのであれば、己媒者は敵国のスパイで、バイオテロに抵抗する主人公の父親を殺すためだったのかもしれない。裳漿をつけていない蛻者に医療機器が効かないということから、彼らが感染源にされている可能性もある。
28.良い狩りを
小説 2012年 著:ケン・リュウ
あらすじ
妖怪狩りの家系だった梁は父が狩った妖狐の娘を助ける。町からは魔力が失われ始め、人に化けた妖狐は狐に戻れなくなり、妖怪狩りの仕事は需要がなくなる。伝統を破壊され機械と効率の町になった中国で、二人は新たな姿を模索する。
考察
妖狐という種族と狩りへの誇りを忘れないままで、変わりゆく社会に適応する姿は予想外で面白かった。環境がいくら変化させられても、それを自分の選択と行動で上書きすることで受けいれる柔軟性は環境変化の多いディストピアで重要な要素だと感じる。これをきっかけにディストピアに対抗していくようなキャラクターの特徴を挙げられるかもしれない。『華竜の宮』のツキソメ、『もしもぼくらが生まれていたら』のトモカ、『百年文通』の日向静などを考えてみると女性キャラクターが多いが、古い作品まで考慮してみないことにはわからない。
29.詩帆が去る夏
小説 1987年 著:梶尾真治
あらすじ
<レヴィン伝説>──クローン生物はクローン元の後天的な記憶まで発現するという噂を頼みにした男は、心中した妻・詩帆を複製し裕帆という名の娘として育てる。遺伝子は彼女をどこへ導くのか。
考察
裕帆の感情と詩帆の感情を照らし合わせると、詩帆も主人公の過度なまでの優しさに不安を抱いていた可能性がある。そのために詩帆が嘘を吐いたのだとすると、主人公の怒りはむしろ詩帆を安心させたかもしれない。しかしその嘘は幸せにはなり得ないものだった。二代目にして裕帆に男側からのアドバイスがあったからこそ、今度の二人は幸せになるだろうと思える。詩帆と裕帆の最大の違いは自分を愛してくれる親がいること、つまり主人公自身の存在であり、それが裕帆を幸せな未来に導くことは皮肉的だが、よほど健全な結末だろう。
30.嘘と隣人
小説 2025年 著:芦沢央
あらすじ
背筋が寒くなるどんでん返しの快感
ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から……。
考察
ミステリー的な部分よりも昨今の人間関係の複雑さに主点をおいており、直木賞候補の作品だが芥川賞らしさがあった。あっと驚くというより考えさせられる作品。私は『九月某日の誓い』が芦沢央の中で最初に読んだ作品で、それが大好きだったので驚きSFのイメージが強かったが、元々はこの作風なのだろう。個々の作品としても、人間関係のリアルな嘘や葛藤が共感できる形で書かれていて、日常の観察眼が鋭いと感じた。ただそこを強調するために、犯人の動機や相談者の思考(引き際?)に納得できないところも多かった。
3年 野中涼風
RES
11.『ターミナル』(映画)(2004)監督:スティーヴン・スピルバーグ
【あらすじ】
出国後、母国が実質消滅したことで入国できず、ジョン・F・ケネディ国際空港内で長期間過ごすことになったビクター。彼のターミナル内での出会いなどを描いた感動作。
【考察】
困っているビクターに対して誰も手を差し伸べてくれず、世間の人の冷たさが胸を締めつけた。作品の後半になると、ビクターの諦めないところや器用さがみんなに伝わって愛される人になっていった。グプタという清掃員はビクターのことをスパイだと思ってなかなか心を開かなかったが、それはグプタが祖国で犯罪を犯していたため、強制送還されるのを恐れていたからだった。
12.『告白ヒストリー』(映画)(2025)監督:ナムグン・ソン
【あらすじ】
学校一の人気者に片想いする女子高生パク・セリが一生に一度の告白を決心し、転校生のハン・ユンソクの力を借りながらコンプレックスであるくせ毛を直すための作戦を計画する。初恋や友情を描いた学園青春ロマンス。
【考察】
セリはユンソクが後ろ髪を引かれることなくアメリカに行けるようにわざと嫌いだと伝えた。相手を思うがゆえの別れに胸が締め付けられた。
13.『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(映画)(2024)監督:佐々木忍
【あらすじ】
現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク“ディノズアイランド”が東京にオープン! 子どもも大人も恐竜にムチュ~! 世はまさに恐竜フィーバー!! しんのすけたちはその頃、シロが出会った小さな恐竜“ナナ”と、特別な夏を過ごしていた。 「シロともこうやって、家族になっていったんだなぁ…」と、新たな絆も生まれる野原一家。 そんなナナを巡って、アンビリ~バボ~な争奪戦がスタート! ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキ―は、あの手この手でナナの居場所を探す。 「ある秘密」がバレる前に...。 しんのすけは、ナナの秘密を知るビリーと出会い、一緒に行動することに。 しかし!!そんな中、トラブルが起きて恐竜たちが大脱走!東京で!カスカベで!大暴れ! ビルを破壊し、車をなぎ倒して、しんのすけとシロに迫り来る大ピンチ! ローンがまだ32年残る野原家も、恐竜に踏みつぶされ、ひろしは男泣き。 ひと夏を一緒に過ごした、ナナの秘密とは? しんのすけとシロ、カスカベ防衛隊が、ナナを守るために東京・渋谷で大奮闘! 超巨大恐竜に立ち向かった先に、笑いと涙が止まらないクライマックスが待ち受ける!
【考察】
シロから見たナナの表現や、しんのすけの夏休みの宿題である絵日記で物語が進んでいくのが特徴的だった。クレヨンしんちゃんの映画を初めて見たが、ひろしやみさえが親に対して訴えかける場面があり、親子で楽しめる作品だと思った。
14.『メアリと魔女の花』(映画)(2017)監督:米林宏昌
【あらすじ】
その森にしかなくて、七年に一度しか咲かない花 ≪夜間飛行≫ それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の"魔女の花"だった。 一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法大学"エンドア"への入学を許可されるが、メアリがついた、ひとつの嘘が、やがて、大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。 しだいに明らかになる"魔女の花"の正体。メアリは魔女の国から逃れるため、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう―。
【考察】
最初の場面で、魔女の花を盗んだ魔女を追いかける人たちが『天空の城ラピュタ』のドーラとその子分みたいだった。スタジオジブリの作品やジブリに携わっていた人の作品は『千と千尋の神隠し』のように中華料理が登場することが多い気がした。また、紙に魔法をかけることも多いと思った。エンドア大学の生徒は仮面を付けているがそれぞれに柄が描かれており、その柄の意味が気になった。
15.『ババンババンバンバンパイア』(映画)(2025)監督:浜崎慎治
【あらすじ】
銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)、その正体は450歳のバンパイア。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの葵(原菜乃華)に一目惚れ!恋が成就してしまえば、それすなわち童貞喪失の危機!突如訪れた絶体絶命のピンチに「恋をさせてはなるものか!」と蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける!ところが、そう意気込んで葵の家を訪ねるも、バンパイアオタクである葵から逆に恋心を抱かれてしまう蘭丸。さらには蘭丸の命を狙うバンパイアハンター・坂本(満島真之介)、葵の兄である脳筋番長・フランケン(関口メンディー)が次々登場、全員の勘違いとすれ違いにより、恋の矢印が大混線!そして、そんな蘭丸のもとへ因縁の相手である兄・長可(眞栄田郷敦)の影が忍び寄る――
【考察】
最初の場面で明らかに飢えていた森蘭丸が声をかけてくれた李仁のことを食べるかと思った。織田信長に仕えていた森蘭丸がバンパイアという設定で450年生き続けているというのが面白かった。渋谷の街が登場し、親近感が湧いた。
16.『蜜蜂と遠雷』(映画)(2021)監督:石川慶
【あらすじ】
ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。
【考察】
ピアノの反射を利用して人物を映すショットがお洒落だった。マサルは完璧な演奏よりも大事なことがあると思っていたが、先生は完璧に演奏することこそが正義だと思っていたため対立が生じていた。インタビュー形式で登場人物の心情が語られる場面が特徴的だった。コンクールでピアノと一緒に演奏するオーケストラの指揮者とピアニストではコンクールにかけている重みが違っていた。風間塵は手が荒れているなと思っていたが、それは使い古した木の鍵盤で練習しているという表現だった。リハーサルでは演奏できなかった栄伝だったが、本番で合わせられていたのがプロだと思った。昔の自分に勝つことができていた。コンクールの結果として、栄伝を優勝させないところが現実味があってよかった。
17.『ルックバック』(映画)(2024)監督:押山清高
【あらすじ】
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
【考察】
四コマ漫画の世界に入り込んだような映像が特徴的だった。今まで藤野はクラスメートや近所の人に絵が上手いと言われてきたが、本当に上手い京本に出会い、お世辞に気づいてしまった。そこで絵が上達するように四六時中描いていたが、気付けば周りを遠ざけていた。藤野が努力して上手くなったと思っても京本の絵には到底及ばず、努力で勝てないものもあると思っていたが、京本が描いたスケッチブックの量を見て努力量が違うことを知らされることになる。
18.『秒速5センチメートル』(映画)(2007)監督:新海誠
【あらすじ】
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。 そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く・・・・・・。 貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。叙情的なビジュアルで綴られる三本の連作短編アニメーション作品。
【考察】
小田急線が使われており、親近感が湧いた。手紙のナレーションはずっと明里の声だった。携帯電話のない時代の待ち合わせの大変さを知った。信じて待ち続けることしかできないのがもどかしかった。結果として明里が待ち続け、貴樹がどれだけ時間がかかっても待ち合わせ場所に行ったことで会うことができた。
19.『心が叫びたがってるんだ。』(映画)(2016)監督:長井龍雪
【あらすじ】
心の殻に閉じ込めてしまった素直な気持ち、本当は叫びたいんだ。 幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。 そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。 それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。 高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。 担任の思惑によって、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、クラスの誰も乗り気ではない様子。 しかし拓実だけは、「もしかして歌いたかったりする?」と順の気持ちに気づいていたが、順は言い出せずにいた。 そして、だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがないと、揉める仲間たち。 自分のせいで揉めてしまう姿を見て順は思わず「わたしは歌うよ!」と声に出していた。 そして、発表会当日、心に閉じ込めた“伝えたかった本当の気持ち”を歌うと決めたはずの順だったが・・・。
【考察】
子どもの無知ゆえにお父さんの不倫を悪気なくお母さんに伝えてしまった。お父さんが離婚は順のせいだと言う場面があるがそんなことはない。
20.『映画 聲の形』(映画)(2016)監督:山田尚子
【あらすじ】
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語――。
【考察】
たまに議題になることもあると思うが、障がいを持っている人が一緒に学校生活を送るのは難しいと思った。小学生なら尚更善悪の判断がつきにくいため難しいと思う。硝子と仲良くしていた友だちまでいじめられ、不登校になってしまった。こんなにもクラスでいじめが起こっているのに改善しようとしなかった担任が悪いと思った。原作でも同じらしいが、石田のお姉ちゃんだけ顔が映らないのがなぜなのか気になった。
【あらすじ】
出国後、母国が実質消滅したことで入国できず、ジョン・F・ケネディ国際空港内で長期間過ごすことになったビクター。彼のターミナル内での出会いなどを描いた感動作。
【考察】
困っているビクターに対して誰も手を差し伸べてくれず、世間の人の冷たさが胸を締めつけた。作品の後半になると、ビクターの諦めないところや器用さがみんなに伝わって愛される人になっていった。グプタという清掃員はビクターのことをスパイだと思ってなかなか心を開かなかったが、それはグプタが祖国で犯罪を犯していたため、強制送還されるのを恐れていたからだった。
12.『告白ヒストリー』(映画)(2025)監督:ナムグン・ソン
【あらすじ】
学校一の人気者に片想いする女子高生パク・セリが一生に一度の告白を決心し、転校生のハン・ユンソクの力を借りながらコンプレックスであるくせ毛を直すための作戦を計画する。初恋や友情を描いた学園青春ロマンス。
【考察】
セリはユンソクが後ろ髪を引かれることなくアメリカに行けるようにわざと嫌いだと伝えた。相手を思うがゆえの別れに胸が締め付けられた。
13.『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(映画)(2024)監督:佐々木忍
【あらすじ】
現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク“ディノズアイランド”が東京にオープン! 子どもも大人も恐竜にムチュ~! 世はまさに恐竜フィーバー!! しんのすけたちはその頃、シロが出会った小さな恐竜“ナナ”と、特別な夏を過ごしていた。 「シロともこうやって、家族になっていったんだなぁ…」と、新たな絆も生まれる野原一家。 そんなナナを巡って、アンビリ~バボ~な争奪戦がスタート! ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキ―は、あの手この手でナナの居場所を探す。 「ある秘密」がバレる前に...。 しんのすけは、ナナの秘密を知るビリーと出会い、一緒に行動することに。 しかし!!そんな中、トラブルが起きて恐竜たちが大脱走!東京で!カスカベで!大暴れ! ビルを破壊し、車をなぎ倒して、しんのすけとシロに迫り来る大ピンチ! ローンがまだ32年残る野原家も、恐竜に踏みつぶされ、ひろしは男泣き。 ひと夏を一緒に過ごした、ナナの秘密とは? しんのすけとシロ、カスカベ防衛隊が、ナナを守るために東京・渋谷で大奮闘! 超巨大恐竜に立ち向かった先に、笑いと涙が止まらないクライマックスが待ち受ける!
【考察】
シロから見たナナの表現や、しんのすけの夏休みの宿題である絵日記で物語が進んでいくのが特徴的だった。クレヨンしんちゃんの映画を初めて見たが、ひろしやみさえが親に対して訴えかける場面があり、親子で楽しめる作品だと思った。
14.『メアリと魔女の花』(映画)(2017)監督:米林宏昌
【あらすじ】
その森にしかなくて、七年に一度しか咲かない花 ≪夜間飛行≫ それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の"魔女の花"だった。 一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法大学"エンドア"への入学を許可されるが、メアリがついた、ひとつの嘘が、やがて、大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。 しだいに明らかになる"魔女の花"の正体。メアリは魔女の国から逃れるため、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう―。
【考察】
最初の場面で、魔女の花を盗んだ魔女を追いかける人たちが『天空の城ラピュタ』のドーラとその子分みたいだった。スタジオジブリの作品やジブリに携わっていた人の作品は『千と千尋の神隠し』のように中華料理が登場することが多い気がした。また、紙に魔法をかけることも多いと思った。エンドア大学の生徒は仮面を付けているがそれぞれに柄が描かれており、その柄の意味が気になった。
15.『ババンババンバンバンパイア』(映画)(2025)監督:浜崎慎治
【あらすじ】
銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)、その正体は450歳のバンパイア。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの葵(原菜乃華)に一目惚れ!恋が成就してしまえば、それすなわち童貞喪失の危機!突如訪れた絶体絶命のピンチに「恋をさせてはなるものか!」と蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける!ところが、そう意気込んで葵の家を訪ねるも、バンパイアオタクである葵から逆に恋心を抱かれてしまう蘭丸。さらには蘭丸の命を狙うバンパイアハンター・坂本(満島真之介)、葵の兄である脳筋番長・フランケン(関口メンディー)が次々登場、全員の勘違いとすれ違いにより、恋の矢印が大混線!そして、そんな蘭丸のもとへ因縁の相手である兄・長可(眞栄田郷敦)の影が忍び寄る――
【考察】
最初の場面で明らかに飢えていた森蘭丸が声をかけてくれた李仁のことを食べるかと思った。織田信長に仕えていた森蘭丸がバンパイアという設定で450年生き続けているというのが面白かった。渋谷の街が登場し、親近感が湧いた。
16.『蜜蜂と遠雷』(映画)(2021)監督:石川慶
【あらすじ】
ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。
【考察】
ピアノの反射を利用して人物を映すショットがお洒落だった。マサルは完璧な演奏よりも大事なことがあると思っていたが、先生は完璧に演奏することこそが正義だと思っていたため対立が生じていた。インタビュー形式で登場人物の心情が語られる場面が特徴的だった。コンクールでピアノと一緒に演奏するオーケストラの指揮者とピアニストではコンクールにかけている重みが違っていた。風間塵は手が荒れているなと思っていたが、それは使い古した木の鍵盤で練習しているという表現だった。リハーサルでは演奏できなかった栄伝だったが、本番で合わせられていたのがプロだと思った。昔の自分に勝つことができていた。コンクールの結果として、栄伝を優勝させないところが現実味があってよかった。
17.『ルックバック』(映画)(2024)監督:押山清高
【あらすじ】
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
【考察】
四コマ漫画の世界に入り込んだような映像が特徴的だった。今まで藤野はクラスメートや近所の人に絵が上手いと言われてきたが、本当に上手い京本に出会い、お世辞に気づいてしまった。そこで絵が上達するように四六時中描いていたが、気付けば周りを遠ざけていた。藤野が努力して上手くなったと思っても京本の絵には到底及ばず、努力で勝てないものもあると思っていたが、京本が描いたスケッチブックの量を見て努力量が違うことを知らされることになる。
18.『秒速5センチメートル』(映画)(2007)監督:新海誠
【あらすじ】
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。 そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く・・・・・・。 貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。叙情的なビジュアルで綴られる三本の連作短編アニメーション作品。
【考察】
小田急線が使われており、親近感が湧いた。手紙のナレーションはずっと明里の声だった。携帯電話のない時代の待ち合わせの大変さを知った。信じて待ち続けることしかできないのがもどかしかった。結果として明里が待ち続け、貴樹がどれだけ時間がかかっても待ち合わせ場所に行ったことで会うことができた。
19.『心が叫びたがってるんだ。』(映画)(2016)監督:長井龍雪
【あらすじ】
心の殻に閉じ込めてしまった素直な気持ち、本当は叫びたいんだ。 幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。 そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。 それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。 高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。 担任の思惑によって、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、クラスの誰も乗り気ではない様子。 しかし拓実だけは、「もしかして歌いたかったりする?」と順の気持ちに気づいていたが、順は言い出せずにいた。 そして、だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがないと、揉める仲間たち。 自分のせいで揉めてしまう姿を見て順は思わず「わたしは歌うよ!」と声に出していた。 そして、発表会当日、心に閉じ込めた“伝えたかった本当の気持ち”を歌うと決めたはずの順だったが・・・。
【考察】
子どもの無知ゆえにお父さんの不倫を悪気なくお母さんに伝えてしまった。お父さんが離婚は順のせいだと言う場面があるがそんなことはない。
20.『映画 聲の形』(映画)(2016)監督:山田尚子
【あらすじ】
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語――。
【考察】
たまに議題になることもあると思うが、障がいを持っている人が一緒に学校生活を送るのは難しいと思った。小学生なら尚更善悪の判断がつきにくいため難しいと思う。硝子と仲良くしていた友だちまでいじめられ、不登校になってしまった。こんなにもクラスでいじめが起こっているのに改善しようとしなかった担任が悪いと思った。原作でも同じらしいが、石田のお姉ちゃんだけ顔が映らないのがなぜなのか気になった。