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2年 住田
RES
春休み課題11~20
11, ノルウェイの森(小説)
世間の厳しさや拭えない悲しみから脱却しようともがく人々を靄がかかったような感覚で眺めていた気分。性描写や下世話な話が多く直球な物言いに好き嫌いが分かれる作品だと思った。
12, スラムダンク(映画)
CGアニメーションのCMを見た時は正直あまり期待していなかった。SNSなどで見る前評判もいいものではなく、一応見ておくかという気持ちで見に行ったが、とっても面白かった。映像の違和感も少なく、何より音がよかった。試合の場面の張り詰めたような緊張感や刹那の空気を視覚的にも聴覚的にも感じることが出来て非常に満足した。
13, おおきなかぶはなぜ抜けた(新書)
絵本について知りたくて昔話のルーツについて書かれていそうと思い手に取った作品。短編で「おおきなかぶ」以外の作品にも触れていたがはっきりとした答えが書かれているものは少なく、物語の多様性を知るにはよかったがもやっとしたオチのまま終わっている感じが否めなかった。
14, モアナと伝説の海(映画)
主題歌だけ聞いたことがあり映画自体は見ていなかったので、いい機会と思い視聴した。海も山もキラキラ輝いている表現が鮮やかでとても美しかった。愛故に娘の行動を制限する両親と、それらを守りたい故に反抗し荒波を突き進むモアナのそれぞれの苦悩が伺えて、見る人の立場によって感じ方の異なる作品だと思った。
15, アルマゲドン(映画)
音楽ととある場面の印象がとても強いこの作品だが、私は正直に言うと感情移入が出来なかった。映像としては宇宙の恐ろしさや、その中で果敢にミッションに挑む勇ましさなどが細かく描写されていたためそこの辺りは純粋に楽しめた。しかし登場キャラクターの中に苦手なタイプがいたため、興味がそがれてしまったと思う。
16, 名探偵コナン ハロウィンの花嫁(映画)
物語の壮大さに驚かされたものの、一つ一つのアリバイは巧妙で、爆発という雑に扱っても許されそうなものを題材にしているにも関わらず怨恨という深い要素を入れることで一筋縄ではいかなくなっているのが流石だと感じた。
17, プーと大人になった僕(映画)
大人になるって一体なんなんだろうと思わされる作品。幼い頃プーと共に遊んでいたクリストファー・ロビンは立派に成長し、妻と子を養う生活を送っていた。仕事漬けで疲弊している彼の元にプーたちがやってくるのだが、果たして彼らの再会は望まれるものだったのか。何もしないでいられるほど人生は甘くない、子供の頃のことなんて忘れて今すべきことをするのが正解なのでは?とプーたちの愛らしさの反面、色々考えてしまって少し苦しい映画だった。
18, パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち(映画)
さすが人気シリーズの第1作。非常に面白い。ハラハラする場面が続く中、ジャック・スパロウの破天荒さに振り回されたり逆にそれが癒しになったりと印象がコロコロかわるため息をついてる暇がなかった。船の呪いを受けている人達の表現が禍々しく素晴らしかった。
19, パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(映画)
デイビー・ジョーンズやクラーケンなど一般的には見ないような海の恐ろしさを感じることが出来る作品。どちらも映像に説得力があり、本当にこれらの生物が跋扈している海がありそうな感覚になった。ジャック・スパロウの死が描かれるのも良いアクセントだったと思う。
20, パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド(映画)
前までに沢山張っていた伏線を見事に回収し、船の上での戦いも描いた盛り沢山な作品。そのため時間も長めだが、全く飽きることなく見ることが出来た。最高にかっこいい結婚シーンにテンションが物凄くあがった。
11, ノルウェイの森(小説)
世間の厳しさや拭えない悲しみから脱却しようともがく人々を靄がかかったような感覚で眺めていた気分。性描写や下世話な話が多く直球な物言いに好き嫌いが分かれる作品だと思った。
12, スラムダンク(映画)
CGアニメーションのCMを見た時は正直あまり期待していなかった。SNSなどで見る前評判もいいものではなく、一応見ておくかという気持ちで見に行ったが、とっても面白かった。映像の違和感も少なく、何より音がよかった。試合の場面の張り詰めたような緊張感や刹那の空気を視覚的にも聴覚的にも感じることが出来て非常に満足した。
13, おおきなかぶはなぜ抜けた(新書)
絵本について知りたくて昔話のルーツについて書かれていそうと思い手に取った作品。短編で「おおきなかぶ」以外の作品にも触れていたがはっきりとした答えが書かれているものは少なく、物語の多様性を知るにはよかったがもやっとしたオチのまま終わっている感じが否めなかった。
14, モアナと伝説の海(映画)
主題歌だけ聞いたことがあり映画自体は見ていなかったので、いい機会と思い視聴した。海も山もキラキラ輝いている表現が鮮やかでとても美しかった。愛故に娘の行動を制限する両親と、それらを守りたい故に反抗し荒波を突き進むモアナのそれぞれの苦悩が伺えて、見る人の立場によって感じ方の異なる作品だと思った。
15, アルマゲドン(映画)
音楽ととある場面の印象がとても強いこの作品だが、私は正直に言うと感情移入が出来なかった。映像としては宇宙の恐ろしさや、その中で果敢にミッションに挑む勇ましさなどが細かく描写されていたためそこの辺りは純粋に楽しめた。しかし登場キャラクターの中に苦手なタイプがいたため、興味がそがれてしまったと思う。
16, 名探偵コナン ハロウィンの花嫁(映画)
物語の壮大さに驚かされたものの、一つ一つのアリバイは巧妙で、爆発という雑に扱っても許されそうなものを題材にしているにも関わらず怨恨という深い要素を入れることで一筋縄ではいかなくなっているのが流石だと感じた。
17, プーと大人になった僕(映画)
大人になるって一体なんなんだろうと思わされる作品。幼い頃プーと共に遊んでいたクリストファー・ロビンは立派に成長し、妻と子を養う生活を送っていた。仕事漬けで疲弊している彼の元にプーたちがやってくるのだが、果たして彼らの再会は望まれるものだったのか。何もしないでいられるほど人生は甘くない、子供の頃のことなんて忘れて今すべきことをするのが正解なのでは?とプーたちの愛らしさの反面、色々考えてしまって少し苦しい映画だった。
18, パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち(映画)
さすが人気シリーズの第1作。非常に面白い。ハラハラする場面が続く中、ジャック・スパロウの破天荒さに振り回されたり逆にそれが癒しになったりと印象がコロコロかわるため息をついてる暇がなかった。船の呪いを受けている人達の表現が禍々しく素晴らしかった。
19, パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(映画)
デイビー・ジョーンズやクラーケンなど一般的には見ないような海の恐ろしさを感じることが出来る作品。どちらも映像に説得力があり、本当にこれらの生物が跋扈している海がありそうな感覚になった。ジャック・スパロウの死が描かれるのも良いアクセントだったと思う。
20, パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド(映画)
前までに沢山張っていた伏線を見事に回収し、船の上での戦いも描いた盛り沢山な作品。そのため時間も長めだが、全く飽きることなく見ることが出来た。最高にかっこいい結婚シーンにテンションが物凄くあがった。
2年 住田
RES
春休み課題1~10
1, ナイトメア・アリー悪夢小路(小説)
映画のCMを先に見て興味を持っていたが、原作小説の方が詳細に描かれていそうだったため小説を読んだ。主人公が段々闇に染っていく物語のため気が狂ってる時の文章が多く見受けられるが、それが本当に読んでて頭おかしくなりそうだった。小説で読んで正解だったと思う。
2, 踊るリスポーン(漫画)
先日最終巻を迎えた作品。絵がファンシーでビビットな色味なので一見すると軽そうな内容に思えるが、意外と難解で哲学的な側面を孕んでいる作品だった。使っている言葉が強いため頭に残るワードが多く、共感性の高いキャラは絶対いるいい作品だった。
3, サバイバー(小説)
カルト教団が主題として描かれた作品で自分が関わったことのない世界を垣間見ることが出来て、カルトの恐ろしさを強く感じた。主人公のした行いが明確に間違っている場面は少ないにも関わらず幸せな結末を迎えることはできなかった。一体どうすれば彼は救われたのかを考えるとわからなくなる。
4, 冷たい校舎の時は止まる(小説)
辻村深月先生のデビュー作。上下の2冊で描さかれていて、校舎に閉じ込められた薄気味悪さや冬の寒さから生まれる背筋が凍るような緊張感がずっと伝わってくる作品だった。
5, 未来(小説)
未来の自分から手紙が届き、それに返信するという独特なスタイルで進む作品。イヤミスと言うより普通に嫌な話だったように感じたが、いじめや虐待、貧困の問題などが盛り込まれている話なので嫌な話だったの一言では済ませられない内容だと思う。
6, バッド・ジーニアス危険な天才たち(映画)
みんなで協力してカンニングをする話。それだけ聞くと小さな物語のように感じるが、全くそうではなくとても面白かった。登場するお金持ちの人達が総じて嫌な人物だが、ユーモアのある会話が繰り広げられるので良かった。場面転換の行い方がおしゃれで映画なのにアニメーションを見ているような気持ちになった。しかしとあるミスから友情や愛が壊れていくのがやるせなくて悲しかった。
7, ミスト(映画)
見たあと嫌な気持ちになる映画の代名詞である「ミスト」を視聴した。世間の評価と同じように嫌な気持ちになった。極限状態に追い詰められた人間がどのような行動をとるのか、心理実験を見ているような気持ちになる作品だった。もう二度と見たくは無いがかなり面白いと感じた。
8, 竜とそばかすの姫(映画)
映像の美麗さと音楽の壮大さ、表現の広さは最高によかった。しかし思ってた内容と違ったので拍子抜けしてしまった。話を広げすぎて重要なところがなあなあにされてる感じがあった。
9, 君の名は(映画)
有名作品だが恥ずかしながらまだ未視聴だった。タイミングよく金曜ロードショーでやってくれたのでそれを見た。彗星の表現がとても綺麗でこんなに綺麗ででも無情な彗星に複雑な思いを抱いた。滝よりも三葉の方に重きが置かれているように感じた。
10, 四畳半タイムマシンブルース(小説)
タイムリープ物だがそのタイムリープの原因がしょうもないことで、大学生らしさの溢れた作品だった。森見登美彦作品全体に言えることだが、気だるさと恋愛の狭間のようなふわっとした感じが独特で独自の世界観に浸れる感じが好きだ。
1, ナイトメア・アリー悪夢小路(小説)
映画のCMを先に見て興味を持っていたが、原作小説の方が詳細に描かれていそうだったため小説を読んだ。主人公が段々闇に染っていく物語のため気が狂ってる時の文章が多く見受けられるが、それが本当に読んでて頭おかしくなりそうだった。小説で読んで正解だったと思う。
2, 踊るリスポーン(漫画)
先日最終巻を迎えた作品。絵がファンシーでビビットな色味なので一見すると軽そうな内容に思えるが、意外と難解で哲学的な側面を孕んでいる作品だった。使っている言葉が強いため頭に残るワードが多く、共感性の高いキャラは絶対いるいい作品だった。
3, サバイバー(小説)
カルト教団が主題として描かれた作品で自分が関わったことのない世界を垣間見ることが出来て、カルトの恐ろしさを強く感じた。主人公のした行いが明確に間違っている場面は少ないにも関わらず幸せな結末を迎えることはできなかった。一体どうすれば彼は救われたのかを考えるとわからなくなる。
4, 冷たい校舎の時は止まる(小説)
辻村深月先生のデビュー作。上下の2冊で描さかれていて、校舎に閉じ込められた薄気味悪さや冬の寒さから生まれる背筋が凍るような緊張感がずっと伝わってくる作品だった。
5, 未来(小説)
未来の自分から手紙が届き、それに返信するという独特なスタイルで進む作品。イヤミスと言うより普通に嫌な話だったように感じたが、いじめや虐待、貧困の問題などが盛り込まれている話なので嫌な話だったの一言では済ませられない内容だと思う。
6, バッド・ジーニアス危険な天才たち(映画)
みんなで協力してカンニングをする話。それだけ聞くと小さな物語のように感じるが、全くそうではなくとても面白かった。登場するお金持ちの人達が総じて嫌な人物だが、ユーモアのある会話が繰り広げられるので良かった。場面転換の行い方がおしゃれで映画なのにアニメーションを見ているような気持ちになった。しかしとあるミスから友情や愛が壊れていくのがやるせなくて悲しかった。
7, ミスト(映画)
見たあと嫌な気持ちになる映画の代名詞である「ミスト」を視聴した。世間の評価と同じように嫌な気持ちになった。極限状態に追い詰められた人間がどのような行動をとるのか、心理実験を見ているような気持ちになる作品だった。もう二度と見たくは無いがかなり面白いと感じた。
8, 竜とそばかすの姫(映画)
映像の美麗さと音楽の壮大さ、表現の広さは最高によかった。しかし思ってた内容と違ったので拍子抜けしてしまった。話を広げすぎて重要なところがなあなあにされてる感じがあった。
9, 君の名は(映画)
有名作品だが恥ずかしながらまだ未視聴だった。タイミングよく金曜ロードショーでやってくれたのでそれを見た。彗星の表現がとても綺麗でこんなに綺麗ででも無情な彗星に複雑な思いを抱いた。滝よりも三葉の方に重きが置かれているように感じた。
10, 四畳半タイムマシンブルース(小説)
タイムリープ物だがそのタイムリープの原因がしょうもないことで、大学生らしさの溢れた作品だった。森見登美彦作品全体に言えることだが、気だるさと恋愛の狭間のようなふわっとした感じが独特で独自の世界観に浸れる感じが好きだ。
3年 小野寺
RES
春休み課題11~20
11. 『Paradise Kiss』(漫画)
作者:矢沢あい
塾と学校の往復だけだった受験生の紫が、はじめて足を踏みこんだ場所はパラダイス!? あの「矢澤芸術学院」とアトリエを舞台に繰り広げられる、恋とミシンとステージのハッピーストーリー。
夏休みに矢沢あい先生の「NANA」にハマり、矢沢あい展を見に行った。その時に見た原画にとても惹かれたことがキッカケで読んだ作品。矢沢先生の繊細な心情描写や服の書き込みに心打たれる作品。平凡な主人公が1人の女性として成長していく姿や恋愛と将来で真剣に悩む姿は、いつの時代でも世の女性を勇気づけてくれると思う。最後の終わり方もキャラクターの性格を作り込んでいるからこその描き方で、とても美しい物語の締め方だった。
12. 『機動戦士ガンダム水星の魔女』
監督:小林寛 シリーズ構成・脚本:大河内一楼
アド・ステラ122――数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。名は、スレッタ・マーキュリー。
無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
「コードギアス」の大河内さんが関わっており、毎話Twitterでトレンド入りする物語展開に惹かれ見てみた。今までガンダムはほとんど見たことがなかったが、主人公2人が女の子のため、ガンダム初心者の私でも非常に見やすかった。「ガンダム」という設定だけで、何作品も生み出せるサンライズは凄いとしか言いようがない。1対1の決闘というガンダムとして珍しいシステムや差別のある世界観、つい声に出したくなるような宣誓や「決心、開放(フィックス・リリース)」という言葉を盛り込むところが、コードギアスを想起させ大河内さんらしいと感じた。1クールの時点で謎だらけのまま終了しているストーリー構成も流石の手腕だ。また印象的な言葉に、主人公スレッタが母から教わって大事にしている「逃げたら1つ、進めば2つ」というセリフがある。これが物語上でも重要になるキーワードであり、スレッタの行動の良くも悪くも指針となっているため、今後の展開も見逃せない。
13. 『光が死んだ夏』(漫画)
作者:モクモクれん
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに気づいてしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
「このマンガがすごい!2023」オトコ編第1位に輝いた漫画。ふたりの男子高校生のブロマンスを描いていると思いきや、ホラー要素と田舎の怪奇、二人の共依存関係が一気に読み手をこの漫画の世界観に誘っている。田舎特有の鬱々さや世間の狭さが上手く表現されており、全体的に暗めな作画もマッチして、恐怖演出をより引き立たせている。ナニカになってしまったヒカルの無邪気さが、物語に緩急を生み出し、中毒性を高めていると考える。
14. 『鹿野くんって美味しそうだね』(漫画)
作者:莎々野うた
彼氏の鹿野くんのことが大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで食べたい女の子の話。(HPから引用)
ジャンプ+の読み切り作品。最初は、主人公の女の子狩谷と半身半鹿の鹿野君くんとの恋愛を描いており、狩谷のヤンデレや盲目さ、「大好き過ぎて食べたい」と考える思考の狂気さが目立つ。しかし、実は恋にトラウマを抱えた女の子の純粋な愛故に「鹿」に見えていたというオチが可愛い漫画だ。その意外性のある展開と読切作品という短い中にもかかわらず主人公の心情が丁寧に描かれていることが、作者の表現力の高さだと考える。今後の作品にも注目したい作家だ。
15. 『わたしは真夜中』(漫画)
糸井のぞ
図書館司書の夜野ひばりは31歳、バツイチ。一人の暮らしは楽だと思う一方で、家族との暮らしを続けられなかった自分を時折責めている。ある日、19歳の池端に「一緒に寝てくれませんか。」と告げられ…!?睡眠不足の大学生と不器用な大人のラブストーリー。
誰かを愛する難しさ、家族でい続けることの難しさを抱える主人公のお話。「恋愛は楽しい」を前面に押し出した少女漫画や大人の恋愛の悩みを描く女性漫画とは、一味違った視点の作品だと考える。真夜中に何となく寝付けずもやもやするような、登場人物たちの言語化しづらい悩みを丁寧に描いていると思う。それこそ、朝方まで謎の不安に襲われて眠れなかった日に読み、心を落ち着けてくれた素敵な読後感を味わえた作品。
16. 『暗幕のゲルニカ』(小説)
作者:原田マハ
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!
2001年のアメリカ同時多発テロ事件と第二次世界大戦時にピカソが描いた「ゲルニカ」の時代が交錯した作品。私自身は、東日本大震災や今のウクライナ戦争、コロナ禍とも重ねて読んでしまい、「アートの力で、世界中の人々を励ますことができる」という作中の言葉が、正しく「そうだな」と思わず頷いてしまった。どんなに大変な時でも、芸術、文学、音楽などが私たちを支えてくれると、改めて小説の文章を読み自分の中でストンと納得するような感覚を味わえた。2つの複雑な時代を描きつつ、実在の絵画や事件、人物を取り上げるという構成を難なくこなしており、読みやすい文体で表現しているので、ぜひ読んでみてほしい。
17. 『ダンダダン』(漫画)
作者:龍幸伸
幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタクのオカルト君は、互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、そしてオカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くが…。運命の恋が始まる?オカルティック怪奇バトル開幕!
怪異にバトルに恋愛にと、ジャンルごちゃ混ぜのごった煮のような展開で、一見カオスな内容だが、骨太でまとまりのある構成が読んでいて癖になる作品。作者の作画も素晴らしいく、考えられた画面の構図や細かな書き込みは目を見張るものがある。様々な内容を詰め込めるのも、その裏にある作者の取材力や構成力の賜物だろう。作者に振り回される感を楽しみながら読んでほしい。
18. 『あかね噺』(漫画)
原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将
その身一つと噺だけで全てを表す、話芸の極致――「落語」。この究極にシンプルなエンタメに魅せられた噺家・阿良川志ん太と、その娘・朱音。真打昇進試験に挑む志ん太、その一席を目の当たりにした朱音が歩む、噺家の道とは。噺家たちが鎬を削る本格落語ものがたり、開幕!!
落語という一見堅苦しそうな題材とジャンプらしさが融合した作品。誰もがよく知る落語の話が登場するため、とても読みやすい。噺家の話術に着目し、演目や技術をまるで必殺技のように繰り出すところが、正しくジャンプ作品だと感じた。また、所謂学習漫画に留まるのではなく、しっかりと主軸には主人公朱音の成長が描かれている点も流石だ。落語とのリアルコラボイベントも行っており、今後さらに注目が集まる作品だと言える。
19. 『幼稚園WARS』(漫画)
作者:千葉侑生
ここは世界の重鎮の子が通うブラック幼稚園。リタ先生は彼氏募集中だけど出会いが全く無かった。ある日、子供を狙った殺し屋が現れ、超イケメンで!?世界一“安全”な幼稚園で繰り広げられるアクション×ラブコメ!?
可愛い作画と派手で見応えのあるアクションシーンのギャップがあり、切れ味のある会話や内容のテンポ感が面白い作品。インディーズ連載から読者の人気を勝ち取り、ジャンプ+の通常連載へと上り詰めた作品であり、新人の「注目のされやすさ」やそこから連載するスピード感は、さすがジャンプだと言える。やはり漫画家を育てるには、いかに読者に読まれ、作家が連載する経験を積めるかだと思うので、ジャンプ+の仕組みは画期的だと考える。物語としては、幼稚園で働く暗殺者という意外さと主人公リタの恋愛に一筋な性格がひたすら魅力的だ。特に1~3話に関しては、構成はほぼ同じにも関わらず、つい読んでしまう作者の演出力は圧巻だ。
20. 『天国大魔境』(漫画)
作者:石黒正数
環境の整った清潔な学園と荒廃した未来の日本、ふたつの世界を行き来する。石黒正数ワールド全開のSFアドベンチャー。美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取り──?ほころび始めた天国で、少年少女の大冒険が始まる!
テレビアニメに魅了され、早速原作を読んだ作品。第一話は『約束のネバーランド』と『寄生獣』を足して2で割ったような印象を受けた。しかし、読むごとに謎が謎を呼び、世界設定や壁の中に暮らす子供たちの存在理由について考察して、印象がガラッと変わった。会話の内容や描写に様々な伏線が散りばめられているのだろうが、まだまだ全貌が分からない。作者のポップな絵柄があるからこそ、「人喰い」と呼ばれるクリーチャーのグロテスクさや細かな背景が際立ち、作品世界にメリハリをもたらしていると考える。
11. 『Paradise Kiss』(漫画)
作者:矢沢あい
塾と学校の往復だけだった受験生の紫が、はじめて足を踏みこんだ場所はパラダイス!? あの「矢澤芸術学院」とアトリエを舞台に繰り広げられる、恋とミシンとステージのハッピーストーリー。
夏休みに矢沢あい先生の「NANA」にハマり、矢沢あい展を見に行った。その時に見た原画にとても惹かれたことがキッカケで読んだ作品。矢沢先生の繊細な心情描写や服の書き込みに心打たれる作品。平凡な主人公が1人の女性として成長していく姿や恋愛と将来で真剣に悩む姿は、いつの時代でも世の女性を勇気づけてくれると思う。最後の終わり方もキャラクターの性格を作り込んでいるからこその描き方で、とても美しい物語の締め方だった。
12. 『機動戦士ガンダム水星の魔女』
監督:小林寛 シリーズ構成・脚本:大河内一楼
アド・ステラ122――数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。名は、スレッタ・マーキュリー。
無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
「コードギアス」の大河内さんが関わっており、毎話Twitterでトレンド入りする物語展開に惹かれ見てみた。今までガンダムはほとんど見たことがなかったが、主人公2人が女の子のため、ガンダム初心者の私でも非常に見やすかった。「ガンダム」という設定だけで、何作品も生み出せるサンライズは凄いとしか言いようがない。1対1の決闘というガンダムとして珍しいシステムや差別のある世界観、つい声に出したくなるような宣誓や「決心、開放(フィックス・リリース)」という言葉を盛り込むところが、コードギアスを想起させ大河内さんらしいと感じた。1クールの時点で謎だらけのまま終了しているストーリー構成も流石の手腕だ。また印象的な言葉に、主人公スレッタが母から教わって大事にしている「逃げたら1つ、進めば2つ」というセリフがある。これが物語上でも重要になるキーワードであり、スレッタの行動の良くも悪くも指針となっているため、今後の展開も見逃せない。
13. 『光が死んだ夏』(漫画)
作者:モクモクれん
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに気づいてしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
「このマンガがすごい!2023」オトコ編第1位に輝いた漫画。ふたりの男子高校生のブロマンスを描いていると思いきや、ホラー要素と田舎の怪奇、二人の共依存関係が一気に読み手をこの漫画の世界観に誘っている。田舎特有の鬱々さや世間の狭さが上手く表現されており、全体的に暗めな作画もマッチして、恐怖演出をより引き立たせている。ナニカになってしまったヒカルの無邪気さが、物語に緩急を生み出し、中毒性を高めていると考える。
14. 『鹿野くんって美味しそうだね』(漫画)
作者:莎々野うた
彼氏の鹿野くんのことが大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで食べたい女の子の話。(HPから引用)
ジャンプ+の読み切り作品。最初は、主人公の女の子狩谷と半身半鹿の鹿野君くんとの恋愛を描いており、狩谷のヤンデレや盲目さ、「大好き過ぎて食べたい」と考える思考の狂気さが目立つ。しかし、実は恋にトラウマを抱えた女の子の純粋な愛故に「鹿」に見えていたというオチが可愛い漫画だ。その意外性のある展開と読切作品という短い中にもかかわらず主人公の心情が丁寧に描かれていることが、作者の表現力の高さだと考える。今後の作品にも注目したい作家だ。
15. 『わたしは真夜中』(漫画)
糸井のぞ
図書館司書の夜野ひばりは31歳、バツイチ。一人の暮らしは楽だと思う一方で、家族との暮らしを続けられなかった自分を時折責めている。ある日、19歳の池端に「一緒に寝てくれませんか。」と告げられ…!?睡眠不足の大学生と不器用な大人のラブストーリー。
誰かを愛する難しさ、家族でい続けることの難しさを抱える主人公のお話。「恋愛は楽しい」を前面に押し出した少女漫画や大人の恋愛の悩みを描く女性漫画とは、一味違った視点の作品だと考える。真夜中に何となく寝付けずもやもやするような、登場人物たちの言語化しづらい悩みを丁寧に描いていると思う。それこそ、朝方まで謎の不安に襲われて眠れなかった日に読み、心を落ち着けてくれた素敵な読後感を味わえた作品。
16. 『暗幕のゲルニカ』(小説)
作者:原田マハ
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!
2001年のアメリカ同時多発テロ事件と第二次世界大戦時にピカソが描いた「ゲルニカ」の時代が交錯した作品。私自身は、東日本大震災や今のウクライナ戦争、コロナ禍とも重ねて読んでしまい、「アートの力で、世界中の人々を励ますことができる」という作中の言葉が、正しく「そうだな」と思わず頷いてしまった。どんなに大変な時でも、芸術、文学、音楽などが私たちを支えてくれると、改めて小説の文章を読み自分の中でストンと納得するような感覚を味わえた。2つの複雑な時代を描きつつ、実在の絵画や事件、人物を取り上げるという構成を難なくこなしており、読みやすい文体で表現しているので、ぜひ読んでみてほしい。
17. 『ダンダダン』(漫画)
作者:龍幸伸
幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタクのオカルト君は、互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、そしてオカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くが…。運命の恋が始まる?オカルティック怪奇バトル開幕!
怪異にバトルに恋愛にと、ジャンルごちゃ混ぜのごった煮のような展開で、一見カオスな内容だが、骨太でまとまりのある構成が読んでいて癖になる作品。作者の作画も素晴らしいく、考えられた画面の構図や細かな書き込みは目を見張るものがある。様々な内容を詰め込めるのも、その裏にある作者の取材力や構成力の賜物だろう。作者に振り回される感を楽しみながら読んでほしい。
18. 『あかね噺』(漫画)
原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将
その身一つと噺だけで全てを表す、話芸の極致――「落語」。この究極にシンプルなエンタメに魅せられた噺家・阿良川志ん太と、その娘・朱音。真打昇進試験に挑む志ん太、その一席を目の当たりにした朱音が歩む、噺家の道とは。噺家たちが鎬を削る本格落語ものがたり、開幕!!
落語という一見堅苦しそうな題材とジャンプらしさが融合した作品。誰もがよく知る落語の話が登場するため、とても読みやすい。噺家の話術に着目し、演目や技術をまるで必殺技のように繰り出すところが、正しくジャンプ作品だと感じた。また、所謂学習漫画に留まるのではなく、しっかりと主軸には主人公朱音の成長が描かれている点も流石だ。落語とのリアルコラボイベントも行っており、今後さらに注目が集まる作品だと言える。
19. 『幼稚園WARS』(漫画)
作者:千葉侑生
ここは世界の重鎮の子が通うブラック幼稚園。リタ先生は彼氏募集中だけど出会いが全く無かった。ある日、子供を狙った殺し屋が現れ、超イケメンで!?世界一“安全”な幼稚園で繰り広げられるアクション×ラブコメ!?
可愛い作画と派手で見応えのあるアクションシーンのギャップがあり、切れ味のある会話や内容のテンポ感が面白い作品。インディーズ連載から読者の人気を勝ち取り、ジャンプ+の通常連載へと上り詰めた作品であり、新人の「注目のされやすさ」やそこから連載するスピード感は、さすがジャンプだと言える。やはり漫画家を育てるには、いかに読者に読まれ、作家が連載する経験を積めるかだと思うので、ジャンプ+の仕組みは画期的だと考える。物語としては、幼稚園で働く暗殺者という意外さと主人公リタの恋愛に一筋な性格がひたすら魅力的だ。特に1~3話に関しては、構成はほぼ同じにも関わらず、つい読んでしまう作者の演出力は圧巻だ。
20. 『天国大魔境』(漫画)
作者:石黒正数
環境の整った清潔な学園と荒廃した未来の日本、ふたつの世界を行き来する。石黒正数ワールド全開のSFアドベンチャー。美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取り──?ほころび始めた天国で、少年少女の大冒険が始まる!
テレビアニメに魅了され、早速原作を読んだ作品。第一話は『約束のネバーランド』と『寄生獣』を足して2で割ったような印象を受けた。しかし、読むごとに謎が謎を呼び、世界設定や壁の中に暮らす子供たちの存在理由について考察して、印象がガラッと変わった。会話の内容や描写に様々な伏線が散りばめられているのだろうが、まだまだ全貌が分からない。作者のポップな絵柄があるからこそ、「人喰い」と呼ばれるクリーチャーのグロテスクさや細かな背景が際立ち、作品世界にメリハリをもたらしていると考える。
3年 小野寺
RES
春休み課題1~10
1. 『チェンソーマン』(TVアニメ)
原作:藤本タツキ 監督:中山竜
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
※ネタバレ注意
以前漫画について紹介しているが、アニメ版についても書きたくて取り上げる。まず興味深いのはビジネス面である。製作委員会方式を多く採用するアニメ製作において、MAPPAのみが出資しているという熱の入れようがすごい。また、EDを担当するアーティストが各話すべて違うため、『チェンソーマン』という1作品について、アーティストの様々な解釈や作品愛を感じることができる。アニオリシーンや演出によって、作品やキャラクターの解像度も増したと言えるだろう。特に見応えがあったのは8話だ。冒頭で姫野と友達になったにも関わらず、同じ話の中で姫野の死を描くという超スピード展開とストーリー構成の巧みさに驚いた。チェンソーマンがもつ物語の緩急や絶望感を分かりやすく提示していると感じる。また、後半パートのテンポ感・音楽・効果音の使い方が素晴らしく、25分のアニメではなく、1本の映画を見ているような感覚だった。一方でアニメ全体の感想として少し残念だったのが、監督による写実にこだわった演出や演技指導だ。『チェンソーマン』のもつダークさを見事に表現している反面、物語全体の雰囲気が終始暗く、メリハリがないように受け取られた。漫画はもっとポップさがあったと思うので、アニメならではの映像の飛躍や虚構による盛り上がりがあってもよかったのではと考える。特に、今後の展開的としてさらに残酷さが増していくため、初っ端から暗くしすぎた感が否めない。しかし、スタッフの作品への愛が感じられ、TVアニメとは思えないクオリティーに仕上がっているので、原作の続きが描かれるのであれば期待したい。
2. 『ブルーロック』(TVアニメ)
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。」日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。集められたのは300人のFWの高校生。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは??
以前、漫画について作品紹介をしたが、今回はTVアニメについて記述したい。アニメになったことで動きがつき、もともとスピード感があった作画にさらなる迫力が追加されたと感じる。ブルーロックという架空のプロジェクトながら、演出によって現実味が増し、テーマパークに来た時のようなワクワクもアニメによって感じやすくなっている。また、「難しいサッカーのルールを極力描かないようにしている(例:オフサイドの場面が出てこない等)」と原作者が言うように、サッカー初心者でも楽しみやすい。加えて、全員がFWという強みを生かして、サッカーの一番の醍醐味である「ゴール」に焦点を当てていることから、視聴者に爽快感を何度も与えていると感じる。サッカーの技術やシュートが、まるで技名のように用いられているのも興味深い。さらに、漫画を読んでいた時から感じているが、強めの喧嘩台詞を言うシーンが多く、スポーツよりもバトル漫画やアウトロー漫画に近い性質を持っているようにも感じる。
3. 『葬送のフリーレン(漫画)』
原作: 山田鐘人 作画: アベツカサ
王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を 「知る」 旅に出る。出会いと別れを経て、思い起こされる勇者たちの言葉――物語は、魔王亡き後の世界を垣間見せる。英雄たちの“心の内”を物語る後日譚ファンタジー!
まず、魔王を倒すための物語でなく「後日譚」という切り口や勇者ではない主人公という設定が面白く、今までにない作品だと考える。人々との関わりが丁寧に描かれ、過去も現在もすべてが愛おしいと感じることができる作品。長生きする種族のエルフであるフリーレンの言葉や価値観が、徐々に変化していく様が心にしみた。SNSやコロナ禍によって人とのつながりが多様化している今だからこそ読んでほしい作品。
4. 『BLUE GIANT』(アニメ映画)
原作:石塚真一 監督:立川譲
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。卒業を機にジャズのため上京し、同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。大は雪祈をバンドに誘い、大の熱さに感化されドラムを始めた玉田俊二が加わり、三人は“JASS”を結成する。
ジャズのアニメで、音楽に上原ひろみさんを迎えていることもあり、音にとてもこだわりを感じる映画だった。プロの演奏が映画の鑑賞料で聴ける贅沢感があり、本当に生で演奏を聴いているような迫力があった。「ジャズって難しそう」と思っている人でも、ジャズバーやコンサートに行くより、映画館に行く方が身近だと思うので、この映画を機にジャズに興味を持つ人が増えるのではないかと思えるほどの熱量を感じた。今作は、ジャズを題材にしているため、作品の大部分を演奏シーンが占めている。ミュージカルや歌詞付きの歌を流す従来のアニメと違って、楽器の演奏が続くということは、過去の回想などが差し込まれたとしても、「物語の流れを一度止めてしまう」ということになってしまう。音楽を聴きなれない人にとっては、くどく感じ、ともすれば飽きてしまうだろう。しかし、宮本大の劇中のセリフ「感情の全部を、音で言えるんです」の通り、演奏の全てからキャラクターの感情が伝わり、いつの間にか魅了されて「音楽」で感動を味わえる説得力があった。個人的には、玉田に吹奏楽部時代の自分を重ねてしまい、劇場で初めて号泣してしまった。何かに全力で挑む勇気をもらえる作品だ。
5. 『レジェンド&バタフライ』(映画)
監督:大友啓史
政略結婚で結ばれた、恰好ばかりの織田信長と彼の暗殺を目論む濃姫は、全く気が合わない水と油の関係。ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり、父が命を落としてしまう。自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない織田信長だった。〈魔王〉と恐れられた信長と、〈蝶〉のように自由を求めた濃姫、激動の時代を共に駆け抜けた2人の30年を描く。
「人気No.1の武将」に相応しく、これまで幾度となく映像化されてきた織田信長の人生を、今までとは全く違う視点で描いた映画。戦国ドラマにもかかわらず、戦のシーンが少なく、軸である「信長と濃姫の関係」を最初から最後まで丁寧に描いたラブストーリーだったことが印象的だった。次第に〈魔王〉に変貌してゆく木村拓哉の演技の気迫が凄まじく、アニメばかり見ていた私でも俳優の凄さに圧倒された。織田信長は、今までも名だたる俳優が演じ、漫画や小説などでもある程度の人物像が確立されている。また、戦国時代の女性の記録はほとんど残っていないため、フィクションの部分が多いと思うが、1本の映画として綺麗にまとまり、正しく“新しい信長像”を見ることができたと思う。信長の最愛の女性として、生駒吉乃という側室がいたという記録もあるが、映画のような「信長と濃姫の関係」が、実際にもあったのではないかと思わず想像したくなる、ダイナミックな作品だった。
6. 『金の国水の国』(アニメ映画)
原作:岩本ナオ 監督:渡邉こと乃
100年断絶している2つの国があった。「金の国」の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと、「水の国」の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の二人は、国の思惑に巻き込まれ偽りの夫婦を演じることに。深刻な水不足に悩む金の国の未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の両国の国交を開かせようとするが…。
少女漫画原作のアニメ映画は、今まで苦手意識がありあまり見たことがなかった。しかし、映像や音楽の綺麗さ、おとぎ話の様な世界観の中にある骨太なストーリーとアクションシーンに最後まで引き込まれた。国の政治構造や2人のすれ違いが物語と見事にかみ合っており、映画後につい原作漫画を買ってしまった。1本の映画としてもまとまりがあり、素敵なエンディングで胸がいっぱいになった。賀来賢人と浜辺美波の2人の演技もとても自然で、キャラクターにマッチしていた。映像美やプロデュース力など、マッドハウスはこれからどんどん注目されるアニメ制作会社になるなと感じた。
7. 『山田くんとLv999の恋をする』(漫画)
ネトゲで彼氏に浮気されフラれた茜。ネトゲでストレス発散に雑魚モンスターを狩っていると同じギルドのメンバーのアフロ男・山田に声をかけられる。勢いで彼氏にフラれたことを山田に愚痴るも「興味はないすね」と超塩対応。後日、茜は元彼を見返そうとお洒落をしてネトゲのリアルイベントに乗り込むが!?ネトゲで終わったと思っていた私の恋、今度はネトゲで始まる!?
恋愛漫画の作品で、いい子ちゃん気質や恋愛体質の主人公が好きになれないことがあったが、この作品の主人公像には好感が持てた。ゲームはほどんどやらないが、ゲームによって広がる友好関係や出会いも素敵だと思わせてくれた作品。ヒーローである山田が、高校生で人付き合いが苦手だったわりに対応が大人びていたり、恋人になってからの溺愛ぶりだったりに、認識してきたキャラクター造形として戸惑いを覚えたものの、全体的に少女漫画よりも読みやすいテイストの作品だった。私のようにピュアな恋愛漫画が苦手な人に、ぜひ読んでみてほしい。
8. 『すずめの戸締り』(アニメ映画)
監督:新海誠
「扉の向こうには、すべての時間があった」九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語。
内容の事前知識がないままに、地震描写の注意喚起はなされていたため、災害をテーマにした作品だと予想していた。『君の名は。』『天気の子』でも災害を描き、監督自身も東日本大震災について影響を受けていると公言していることから、今回もその暗喩として描かれると考えていたが、満を持して東日本大震災を真正面から取り扱ってきたと思った。正しく新海監督の集大成だったのだと思う。テンポ感や音楽とのマッチング、ファンタジー要素や日本文化との融合など、新海監督らしさが随所に感じられた。災いの象徴を「みみず」としたのは、村上春樹からきているのではないかと予想する。映画を見ながら、個人としては震災当時の記憶や気持ちを振り返って見なければならず、純粋にエンタメ作品として楽しむよりも、過去と向き合って再確認したり、自分の当時の気持ちを受け止めたりする作業を同時並行でしている感覚だった。何度も繰り返し見るのは難しい作品だが、物語化されることによって、過去と改めて対峙して深く考え、客観視できることもあると考えた。新海監督がTVのインタビューで、この作品にかける覚悟を話しており、その熱量が映像から伝わってきて、見ている側も真剣に臨まなければと思わせるだけの見応えがあり、そういった作品を見た時(特に映画館で見た時)に感じる、映画を見たとは思えない「いい意味での疲労感」があった。震災を経験している世代にも、経験したことがない世代にも見てほしい作品だ。
9. 『SAKAMOTO DAYS』(漫画)
作者:鈴木祐斗
最強の殺し屋がいた その名も坂本太郎。彼はすべての悪党から恐れられ、すべての殺し屋の憧れだった。しかしある日、彼は恋をした。引退、結婚、出産。幸せな結婚生活で、坂本は商店を営むふくよかな男に様変わり。しかし彼を暗殺しようと日々追手の魔の手が忍び寄る。一児のパパとして、迫りくる危険から家族と日常を守る、ソリッドなバトルとコメディーが交わるネオアクションストーリー開幕!
「元殺し屋」の設定は、少年マンガではたびたび登場する。しかし、このふくよかな体で、こんなにもかっこよく見える主人公がいただろうか。ほとんどの会話が脳内で成立しているのも珍しい。鈴木先生の見応えのある構図とスピード感のある作画で、ついつい引き込まれる作品となっている。キャラデザも素晴らしく、映像映えしそうな内容のため、アニメ化を期待したい
10. 『私は』(漫画)
作者:藤原ここあ
もうすぐ卒業を迎える高校三年生の冬。写真を撮ることが好きな主人公の女の子森永は、高校生活の間で表面的にしか人と関われず、孤独を感じていた。しかし、通っていたカメラ屋の店主のおじさんに好きなものと出会える喜びを教えられ、他人との上手く関われない淋しさは「空しいことではない」と生き方を肯定してもらえる。『お嬢様と妖怪執事~藤原ここあ短編集~』に収録されている、切なくも背中を押してもらえる作品。
藤原ここあ先生らしい可愛らしい絵柄かつ、淋しさをもつ主人公を描いた本作。クスッと笑えるギャグ要素を持つ作品が多いなかで、珍しく一切笑いがない物悲しい雰囲気を持つ異色の作品であり、作者のチャレンジ作品となっている。私自身、人との関わりが不得意で、孤独を感じることがあり共感する部分が多かった。特に卒業式での主人公の「頑張ってみたけど 私とうとう 皆との別れを淋しく思えなかった」という独白は、心に刺さると当時に「淋しくない事が淋しい気持ち」を感じてるのは私だけではないと教えられた気がして、少し心が軽くなった。また、この話を読んで、本を読むことの魅力として、世界観に没頭したり、新しい自分になったりする面白さだけではないことに気づいた。物語には、自分と向き合う「自分の心との対話の時間」を設けたり、無意識で言葉に表しにくい感情を「言語化」して、理解させてくれたりする魅力もあるのかもしれない。人付き合いに疲れた時に読んでほしい作品。
1. 『チェンソーマン』(TVアニメ)
原作:藤本タツキ 監督:中山竜
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
※ネタバレ注意
以前漫画について紹介しているが、アニメ版についても書きたくて取り上げる。まず興味深いのはビジネス面である。製作委員会方式を多く採用するアニメ製作において、MAPPAのみが出資しているという熱の入れようがすごい。また、EDを担当するアーティストが各話すべて違うため、『チェンソーマン』という1作品について、アーティストの様々な解釈や作品愛を感じることができる。アニオリシーンや演出によって、作品やキャラクターの解像度も増したと言えるだろう。特に見応えがあったのは8話だ。冒頭で姫野と友達になったにも関わらず、同じ話の中で姫野の死を描くという超スピード展開とストーリー構成の巧みさに驚いた。チェンソーマンがもつ物語の緩急や絶望感を分かりやすく提示していると感じる。また、後半パートのテンポ感・音楽・効果音の使い方が素晴らしく、25分のアニメではなく、1本の映画を見ているような感覚だった。一方でアニメ全体の感想として少し残念だったのが、監督による写実にこだわった演出や演技指導だ。『チェンソーマン』のもつダークさを見事に表現している反面、物語全体の雰囲気が終始暗く、メリハリがないように受け取られた。漫画はもっとポップさがあったと思うので、アニメならではの映像の飛躍や虚構による盛り上がりがあってもよかったのではと考える。特に、今後の展開的としてさらに残酷さが増していくため、初っ端から暗くしすぎた感が否めない。しかし、スタッフの作品への愛が感じられ、TVアニメとは思えないクオリティーに仕上がっているので、原作の続きが描かれるのであれば期待したい。
2. 『ブルーロック』(TVアニメ)
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。」日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。集められたのは300人のFWの高校生。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは??
以前、漫画について作品紹介をしたが、今回はTVアニメについて記述したい。アニメになったことで動きがつき、もともとスピード感があった作画にさらなる迫力が追加されたと感じる。ブルーロックという架空のプロジェクトながら、演出によって現実味が増し、テーマパークに来た時のようなワクワクもアニメによって感じやすくなっている。また、「難しいサッカーのルールを極力描かないようにしている(例:オフサイドの場面が出てこない等)」と原作者が言うように、サッカー初心者でも楽しみやすい。加えて、全員がFWという強みを生かして、サッカーの一番の醍醐味である「ゴール」に焦点を当てていることから、視聴者に爽快感を何度も与えていると感じる。サッカーの技術やシュートが、まるで技名のように用いられているのも興味深い。さらに、漫画を読んでいた時から感じているが、強めの喧嘩台詞を言うシーンが多く、スポーツよりもバトル漫画やアウトロー漫画に近い性質を持っているようにも感じる。
3. 『葬送のフリーレン(漫画)』
原作: 山田鐘人 作画: アベツカサ
王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を 「知る」 旅に出る。出会いと別れを経て、思い起こされる勇者たちの言葉――物語は、魔王亡き後の世界を垣間見せる。英雄たちの“心の内”を物語る後日譚ファンタジー!
まず、魔王を倒すための物語でなく「後日譚」という切り口や勇者ではない主人公という設定が面白く、今までにない作品だと考える。人々との関わりが丁寧に描かれ、過去も現在もすべてが愛おしいと感じることができる作品。長生きする種族のエルフであるフリーレンの言葉や価値観が、徐々に変化していく様が心にしみた。SNSやコロナ禍によって人とのつながりが多様化している今だからこそ読んでほしい作品。
4. 『BLUE GIANT』(アニメ映画)
原作:石塚真一 監督:立川譲
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。卒業を機にジャズのため上京し、同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。大は雪祈をバンドに誘い、大の熱さに感化されドラムを始めた玉田俊二が加わり、三人は“JASS”を結成する。
ジャズのアニメで、音楽に上原ひろみさんを迎えていることもあり、音にとてもこだわりを感じる映画だった。プロの演奏が映画の鑑賞料で聴ける贅沢感があり、本当に生で演奏を聴いているような迫力があった。「ジャズって難しそう」と思っている人でも、ジャズバーやコンサートに行くより、映画館に行く方が身近だと思うので、この映画を機にジャズに興味を持つ人が増えるのではないかと思えるほどの熱量を感じた。今作は、ジャズを題材にしているため、作品の大部分を演奏シーンが占めている。ミュージカルや歌詞付きの歌を流す従来のアニメと違って、楽器の演奏が続くということは、過去の回想などが差し込まれたとしても、「物語の流れを一度止めてしまう」ということになってしまう。音楽を聴きなれない人にとっては、くどく感じ、ともすれば飽きてしまうだろう。しかし、宮本大の劇中のセリフ「感情の全部を、音で言えるんです」の通り、演奏の全てからキャラクターの感情が伝わり、いつの間にか魅了されて「音楽」で感動を味わえる説得力があった。個人的には、玉田に吹奏楽部時代の自分を重ねてしまい、劇場で初めて号泣してしまった。何かに全力で挑む勇気をもらえる作品だ。
5. 『レジェンド&バタフライ』(映画)
監督:大友啓史
政略結婚で結ばれた、恰好ばかりの織田信長と彼の暗殺を目論む濃姫は、全く気が合わない水と油の関係。ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり、父が命を落としてしまう。自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない織田信長だった。〈魔王〉と恐れられた信長と、〈蝶〉のように自由を求めた濃姫、激動の時代を共に駆け抜けた2人の30年を描く。
「人気No.1の武将」に相応しく、これまで幾度となく映像化されてきた織田信長の人生を、今までとは全く違う視点で描いた映画。戦国ドラマにもかかわらず、戦のシーンが少なく、軸である「信長と濃姫の関係」を最初から最後まで丁寧に描いたラブストーリーだったことが印象的だった。次第に〈魔王〉に変貌してゆく木村拓哉の演技の気迫が凄まじく、アニメばかり見ていた私でも俳優の凄さに圧倒された。織田信長は、今までも名だたる俳優が演じ、漫画や小説などでもある程度の人物像が確立されている。また、戦国時代の女性の記録はほとんど残っていないため、フィクションの部分が多いと思うが、1本の映画として綺麗にまとまり、正しく“新しい信長像”を見ることができたと思う。信長の最愛の女性として、生駒吉乃という側室がいたという記録もあるが、映画のような「信長と濃姫の関係」が、実際にもあったのではないかと思わず想像したくなる、ダイナミックな作品だった。
6. 『金の国水の国』(アニメ映画)
原作:岩本ナオ 監督:渡邉こと乃
100年断絶している2つの国があった。「金の国」の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと、「水の国」の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の二人は、国の思惑に巻き込まれ偽りの夫婦を演じることに。深刻な水不足に悩む金の国の未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の両国の国交を開かせようとするが…。
少女漫画原作のアニメ映画は、今まで苦手意識がありあまり見たことがなかった。しかし、映像や音楽の綺麗さ、おとぎ話の様な世界観の中にある骨太なストーリーとアクションシーンに最後まで引き込まれた。国の政治構造や2人のすれ違いが物語と見事にかみ合っており、映画後につい原作漫画を買ってしまった。1本の映画としてもまとまりがあり、素敵なエンディングで胸がいっぱいになった。賀来賢人と浜辺美波の2人の演技もとても自然で、キャラクターにマッチしていた。映像美やプロデュース力など、マッドハウスはこれからどんどん注目されるアニメ制作会社になるなと感じた。
7. 『山田くんとLv999の恋をする』(漫画)
ネトゲで彼氏に浮気されフラれた茜。ネトゲでストレス発散に雑魚モンスターを狩っていると同じギルドのメンバーのアフロ男・山田に声をかけられる。勢いで彼氏にフラれたことを山田に愚痴るも「興味はないすね」と超塩対応。後日、茜は元彼を見返そうとお洒落をしてネトゲのリアルイベントに乗り込むが!?ネトゲで終わったと思っていた私の恋、今度はネトゲで始まる!?
恋愛漫画の作品で、いい子ちゃん気質や恋愛体質の主人公が好きになれないことがあったが、この作品の主人公像には好感が持てた。ゲームはほどんどやらないが、ゲームによって広がる友好関係や出会いも素敵だと思わせてくれた作品。ヒーローである山田が、高校生で人付き合いが苦手だったわりに対応が大人びていたり、恋人になってからの溺愛ぶりだったりに、認識してきたキャラクター造形として戸惑いを覚えたものの、全体的に少女漫画よりも読みやすいテイストの作品だった。私のようにピュアな恋愛漫画が苦手な人に、ぜひ読んでみてほしい。
8. 『すずめの戸締り』(アニメ映画)
監督:新海誠
「扉の向こうには、すべての時間があった」九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語。
内容の事前知識がないままに、地震描写の注意喚起はなされていたため、災害をテーマにした作品だと予想していた。『君の名は。』『天気の子』でも災害を描き、監督自身も東日本大震災について影響を受けていると公言していることから、今回もその暗喩として描かれると考えていたが、満を持して東日本大震災を真正面から取り扱ってきたと思った。正しく新海監督の集大成だったのだと思う。テンポ感や音楽とのマッチング、ファンタジー要素や日本文化との融合など、新海監督らしさが随所に感じられた。災いの象徴を「みみず」としたのは、村上春樹からきているのではないかと予想する。映画を見ながら、個人としては震災当時の記憶や気持ちを振り返って見なければならず、純粋にエンタメ作品として楽しむよりも、過去と向き合って再確認したり、自分の当時の気持ちを受け止めたりする作業を同時並行でしている感覚だった。何度も繰り返し見るのは難しい作品だが、物語化されることによって、過去と改めて対峙して深く考え、客観視できることもあると考えた。新海監督がTVのインタビューで、この作品にかける覚悟を話しており、その熱量が映像から伝わってきて、見ている側も真剣に臨まなければと思わせるだけの見応えがあり、そういった作品を見た時(特に映画館で見た時)に感じる、映画を見たとは思えない「いい意味での疲労感」があった。震災を経験している世代にも、経験したことがない世代にも見てほしい作品だ。
9. 『SAKAMOTO DAYS』(漫画)
作者:鈴木祐斗
最強の殺し屋がいた その名も坂本太郎。彼はすべての悪党から恐れられ、すべての殺し屋の憧れだった。しかしある日、彼は恋をした。引退、結婚、出産。幸せな結婚生活で、坂本は商店を営むふくよかな男に様変わり。しかし彼を暗殺しようと日々追手の魔の手が忍び寄る。一児のパパとして、迫りくる危険から家族と日常を守る、ソリッドなバトルとコメディーが交わるネオアクションストーリー開幕!
「元殺し屋」の設定は、少年マンガではたびたび登場する。しかし、このふくよかな体で、こんなにもかっこよく見える主人公がいただろうか。ほとんどの会話が脳内で成立しているのも珍しい。鈴木先生の見応えのある構図とスピード感のある作画で、ついつい引き込まれる作品となっている。キャラデザも素晴らしく、映像映えしそうな内容のため、アニメ化を期待したい
10. 『私は』(漫画)
作者:藤原ここあ
もうすぐ卒業を迎える高校三年生の冬。写真を撮ることが好きな主人公の女の子森永は、高校生活の間で表面的にしか人と関われず、孤独を感じていた。しかし、通っていたカメラ屋の店主のおじさんに好きなものと出会える喜びを教えられ、他人との上手く関われない淋しさは「空しいことではない」と生き方を肯定してもらえる。『お嬢様と妖怪執事~藤原ここあ短編集~』に収録されている、切なくも背中を押してもらえる作品。
藤原ここあ先生らしい可愛らしい絵柄かつ、淋しさをもつ主人公を描いた本作。クスッと笑えるギャグ要素を持つ作品が多いなかで、珍しく一切笑いがない物悲しい雰囲気を持つ異色の作品であり、作者のチャレンジ作品となっている。私自身、人との関わりが不得意で、孤独を感じることがあり共感する部分が多かった。特に卒業式での主人公の「頑張ってみたけど 私とうとう 皆との別れを淋しく思えなかった」という独白は、心に刺さると当時に「淋しくない事が淋しい気持ち」を感じてるのは私だけではないと教えられた気がして、少し心が軽くなった。また、この話を読んで、本を読むことの魅力として、世界観に没頭したり、新しい自分になったりする面白さだけではないことに気づいた。物語には、自分と向き合う「自分の心との対話の時間」を設けたり、無意識で言葉に表しにくい感情を「言語化」して、理解させてくれたりする魅力もあるのかもしれない。人付き合いに疲れた時に読んでほしい作品。
3年 高田(峻)
RES
春休み課題 11~20
11「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第五弾。前作は今までと異なる路線の話だっただけに、今作はパイレーツシリーズの復活作といっても良い。久々に登場するウィルやエリザベスなど旧くからのファンを喜ばせる内容である。
邦題にもあるように「最後」と謳っているように、ジャック演じる、ジョニー・デップが最後かもしれないと噂されるほどの終末感があった。しかし、最後にしてはジャックの活躍はあまりにも乏しく、弱ってしまった海賊といった感じであった。
12「シン・ウルトラマン」 庵野秀明監督
「シン」シリーズの第三弾。国民的ヒーローであるウルトラマンのリメイク。齋藤工がウルトラマンを演じた。撮影スタイルでは円谷プロでも見受けられた懐かしいと思わせる手法が施されている。ストーリーは目を引くものではなかったが、現代風にアレンジされたウルトラマンを観たいという人にとっては面白いと思われるものだろうと感じられる。
13「ミスターインクレディブル」ディズニーピクサー制作
特殊な能力をもつ家族の話。アニメということもあり、こどもでも楽しむことができる作品である。一方で核爆弾や夫婦間の軋轢など大人でないとわからないワードが用いられていたため家族で鑑賞する際は違った見方になるだろうと思った。
14「シュガーラッシュ」ウォルトディズニー・カンパニー制作
ゲームセンターにあるゲームのさ世界が舞台となった斬新な作品。そして悪役に焦点を当てるといった点からも目新しいものを感じた。ヒーローだけが全てではないといった、ヴィラン側の視点を拝見することができる近年の『マレフィセント』でも見受けられるような作品であると感じた。
15「世にも奇妙な物語 23分間の奇跡」フジテレビ制作
恐らく現代ではで放送することが躊躇われる物語である。このシリーズは幾つもの短編から話が成り立っているが、この物語は主に純粋な子どもたちを洗脳していくといったストーリーである。現代の国家への社会風刺的なものを感じた。幽霊や事件をもとにしているわけではないが、背筋が凍るような体験をした。
16「プレデター」20世紀スタジオ
アーノルド・シュワルツェネッガーが主人公を務めるミリタリー作品。突如現れた地球外知的生命体との奮闘が繰り広げられる。最後の一体一の戦いでは武器を使わずに拳で戦うという点において宇宙人とは思えない人間味があるように感じた。
17「孤独のグルメ 韓国スペシャル」久住昌之原作
飯テロドラマでお馴染みの作品。主人公の井ノ頭五郎が韓国に出張に行くという展開で韓国料理を1人で食す。慣れない韓国文化に戸惑いながらも美味しそうに食べる姿に食欲をそそられた。日本では見ることのできない料理を楽しむことができたため、韓国旅行の興味が湧いた。
18「冬のソナタ」KBS制作
日本でも最も有名な韓国ドラマのひとつである。日本で人気を博したペ・ヨンジュンやチェ・ジウが登場する。人気となるだけあってとても斬新で濃い物語となっている。またCMが流れないという点から集中力をそがれることなくちょうど1時間を飽きさせることはない。とてもおすすめである。
19「個人的な体験」大江健三郎作
3月に鬼籍にはいった大江健三郎の代表作。日本で2人しかいないノーベル文学賞受賞の大きな影響を与えた。障害をもつ子どもとそれに奮闘する父親の物語で、現代でも課題となっている多様性やインクルーシブ教育との関わりの勉強になる。自分ならどうするかといったことを考えさせられた。
20「プロジェクトV」ジャッキーチェン制作
ジャッキーの代表作であるプロジェクトA から約30年。オリジナル題名では「プロジェクト」と冠されておらず、日本オリジナルの邦題である。あの頃の日本のファンを再び熱狂させる意図表れている。ストーリーとしては今ひとつ物足りなさを感じたが、もうスタントをみることができないジャッキーが再び飛び降りようとするパロディに嬉しい気持ちになった。
11「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第五弾。前作は今までと異なる路線の話だっただけに、今作はパイレーツシリーズの復活作といっても良い。久々に登場するウィルやエリザベスなど旧くからのファンを喜ばせる内容である。
邦題にもあるように「最後」と謳っているように、ジャック演じる、ジョニー・デップが最後かもしれないと噂されるほどの終末感があった。しかし、最後にしてはジャックの活躍はあまりにも乏しく、弱ってしまった海賊といった感じであった。
12「シン・ウルトラマン」 庵野秀明監督
「シン」シリーズの第三弾。国民的ヒーローであるウルトラマンのリメイク。齋藤工がウルトラマンを演じた。撮影スタイルでは円谷プロでも見受けられた懐かしいと思わせる手法が施されている。ストーリーは目を引くものではなかったが、現代風にアレンジされたウルトラマンを観たいという人にとっては面白いと思われるものだろうと感じられる。
13「ミスターインクレディブル」ディズニーピクサー制作
特殊な能力をもつ家族の話。アニメということもあり、こどもでも楽しむことができる作品である。一方で核爆弾や夫婦間の軋轢など大人でないとわからないワードが用いられていたため家族で鑑賞する際は違った見方になるだろうと思った。
14「シュガーラッシュ」ウォルトディズニー・カンパニー制作
ゲームセンターにあるゲームのさ世界が舞台となった斬新な作品。そして悪役に焦点を当てるといった点からも目新しいものを感じた。ヒーローだけが全てではないといった、ヴィラン側の視点を拝見することができる近年の『マレフィセント』でも見受けられるような作品であると感じた。
15「世にも奇妙な物語 23分間の奇跡」フジテレビ制作
恐らく現代ではで放送することが躊躇われる物語である。このシリーズは幾つもの短編から話が成り立っているが、この物語は主に純粋な子どもたちを洗脳していくといったストーリーである。現代の国家への社会風刺的なものを感じた。幽霊や事件をもとにしているわけではないが、背筋が凍るような体験をした。
16「プレデター」20世紀スタジオ
アーノルド・シュワルツェネッガーが主人公を務めるミリタリー作品。突如現れた地球外知的生命体との奮闘が繰り広げられる。最後の一体一の戦いでは武器を使わずに拳で戦うという点において宇宙人とは思えない人間味があるように感じた。
17「孤独のグルメ 韓国スペシャル」久住昌之原作
飯テロドラマでお馴染みの作品。主人公の井ノ頭五郎が韓国に出張に行くという展開で韓国料理を1人で食す。慣れない韓国文化に戸惑いながらも美味しそうに食べる姿に食欲をそそられた。日本では見ることのできない料理を楽しむことができたため、韓国旅行の興味が湧いた。
18「冬のソナタ」KBS制作
日本でも最も有名な韓国ドラマのひとつである。日本で人気を博したペ・ヨンジュンやチェ・ジウが登場する。人気となるだけあってとても斬新で濃い物語となっている。またCMが流れないという点から集中力をそがれることなくちょうど1時間を飽きさせることはない。とてもおすすめである。
19「個人的な体験」大江健三郎作
3月に鬼籍にはいった大江健三郎の代表作。日本で2人しかいないノーベル文学賞受賞の大きな影響を与えた。障害をもつ子どもとそれに奮闘する父親の物語で、現代でも課題となっている多様性やインクルーシブ教育との関わりの勉強になる。自分ならどうするかといったことを考えさせられた。
20「プロジェクトV」ジャッキーチェン制作
ジャッキーの代表作であるプロジェクトA から約30年。オリジナル題名では「プロジェクト」と冠されておらず、日本オリジナルの邦題である。あの頃の日本のファンを再び熱狂させる意図表れている。ストーリーとしては今ひとつ物足りなさを感じたが、もうスタントをみることができないジャッキーが再び飛び降りようとするパロディに嬉しい気持ちになった。
3年 高田(峻)
RES
春休み課題 1~10
1 「アルマゲドン」マイケル・ベイ監督
地球に接近する巨大隕石を破壊するために、立ち向かう物語。
主演のブルース・ウィリスが奮闘する、代表作。親子の絆がコミカル描写の多い中でも、グッとくる場面であった。また、エアロスミスなしでは語れないほど、劇中歌として大きな役割を果たしていた。
2「クレイジーラブ」韓国ドラマ
IQ190の頭脳をもつ、塾講師のゴジンと秘書のシナのありえない恋愛模様を描く。日常的なパワハラを行うゴジンを殺すと決めた、シナは思わぬ形でフィアンセを演じることとなる。
22年に公開されたばかりで、斬新なストーリー展開。塾講師という役どころで、嫌いだったはずの上司のフィアンセとして演じることとなる、対比的な人間関係が織り交ざる姿がとても面白い。
3「24‐TWENTY FOUR-」FOX制作
アメリカ初の黒人大統領が誕生目前に、暗殺予告が入った。テロ対策組織CTUのジャック・バウワーは阻止するために東奔西走する。
一日の行方をドラマの一時間を用いて、全24話の中で一日を完結させる。一日にこんなにも出来事が起こるのかという点は疑問だが、黒幕の正体が発覚した際はただただ残念でならなかった。
4「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」アニメ版
主人公・サトシと相棒のピカチュウとの集大成となる物語。初期メンバーのカスミとタケシと共にポケモンマスターとなるために旅にでる。
私が幼少の頃から見ていたポケモンシリーズの終末といってよいシリーズ。ポケモンの主人公のサトシが卒業となるとともに、目指していたポケモンマスターの道を童心に還った
目線でみることができた。
5「Prison Break season2」FOX制作
人気シリーズの第二弾。刑務所から見事に脱獄したマイケルとリンカーンの逃亡劇をみることができる。
いつ捕まってしまうのかというハラハラ感を感じる。また敵関係にあったケラーマンが味方になるという必ず、物語が成功につながっていくように作られている巧妙さに驚いた。
6「Prison Break season3」FOX制作
人気シリーズの第三弾。ソーナに捕らえられてしまった、マイケルはある男と一緒にそこから脱獄をするように命じられる。リンカーンジュニアとサラを救うためにマイケルの新な脱獄譚が始まる。
アメリカの脚本家たちのストライキ運動の影響で、全14話で完結ということもあり、テンポよく見ることができた。実際にも存在する刑務所をモデルにしていることもあり、実態ということも学ぶことができた。
7「Prison Break season4」FOX制作
人気シリーズの第四弾。組織を壊滅するために、かつての仲間たちと最後の戦いに挑む。
マイケル、脱獄した仲間、元刑務官や元FBIと心強い同士で結束し、極悪な組織を壊滅し、世界を平和に導くといった壮大なストーリーとなっている。
8「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第一弾。ジャック・スパロウ率いる海賊がイギリス帝国と絡んで、繰り広げる大冒険。原作がない本作だが、ディズニーランドの人気アトラクションから映画に発展するという稀有な作品でもある。
人気作の第一弾とあって、見ごたえも多い。なかなか海賊の映画というものをこれほど人気にした作品はないだろう。
9「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第二弾。デッドマンズ・チェスト「死者の心臓」をめぐる争いが広げられる。デイビージョーンズと海の物語で、特にクラーケンが出現するシーンはトラウマ級である。この物語でジャックは死を遂げることとなるが、あらかじめ後編が用意されているからである。製作者側の絶対的な人気の自信が窺える。
10「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第三弾。前作を前編として扱うと後編にあたる。デイビージョーンズとの闘いに終止符を打つ。海の伝説が現れる。
映画としては長めの三時間という放映時間であるが、前編の伏線などを回収していく。海賊映画としての真骨頂を見せてもらった。
1 「アルマゲドン」マイケル・ベイ監督
地球に接近する巨大隕石を破壊するために、立ち向かう物語。
主演のブルース・ウィリスが奮闘する、代表作。親子の絆がコミカル描写の多い中でも、グッとくる場面であった。また、エアロスミスなしでは語れないほど、劇中歌として大きな役割を果たしていた。
2「クレイジーラブ」韓国ドラマ
IQ190の頭脳をもつ、塾講師のゴジンと秘書のシナのありえない恋愛模様を描く。日常的なパワハラを行うゴジンを殺すと決めた、シナは思わぬ形でフィアンセを演じることとなる。
22年に公開されたばかりで、斬新なストーリー展開。塾講師という役どころで、嫌いだったはずの上司のフィアンセとして演じることとなる、対比的な人間関係が織り交ざる姿がとても面白い。
3「24‐TWENTY FOUR-」FOX制作
アメリカ初の黒人大統領が誕生目前に、暗殺予告が入った。テロ対策組織CTUのジャック・バウワーは阻止するために東奔西走する。
一日の行方をドラマの一時間を用いて、全24話の中で一日を完結させる。一日にこんなにも出来事が起こるのかという点は疑問だが、黒幕の正体が発覚した際はただただ残念でならなかった。
4「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」アニメ版
主人公・サトシと相棒のピカチュウとの集大成となる物語。初期メンバーのカスミとタケシと共にポケモンマスターとなるために旅にでる。
私が幼少の頃から見ていたポケモンシリーズの終末といってよいシリーズ。ポケモンの主人公のサトシが卒業となるとともに、目指していたポケモンマスターの道を童心に還った
目線でみることができた。
5「Prison Break season2」FOX制作
人気シリーズの第二弾。刑務所から見事に脱獄したマイケルとリンカーンの逃亡劇をみることができる。
いつ捕まってしまうのかというハラハラ感を感じる。また敵関係にあったケラーマンが味方になるという必ず、物語が成功につながっていくように作られている巧妙さに驚いた。
6「Prison Break season3」FOX制作
人気シリーズの第三弾。ソーナに捕らえられてしまった、マイケルはある男と一緒にそこから脱獄をするように命じられる。リンカーンジュニアとサラを救うためにマイケルの新な脱獄譚が始まる。
アメリカの脚本家たちのストライキ運動の影響で、全14話で完結ということもあり、テンポよく見ることができた。実際にも存在する刑務所をモデルにしていることもあり、実態ということも学ぶことができた。
7「Prison Break season4」FOX制作
人気シリーズの第四弾。組織を壊滅するために、かつての仲間たちと最後の戦いに挑む。
マイケル、脱獄した仲間、元刑務官や元FBIと心強い同士で結束し、極悪な組織を壊滅し、世界を平和に導くといった壮大なストーリーとなっている。
8「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第一弾。ジャック・スパロウ率いる海賊がイギリス帝国と絡んで、繰り広げる大冒険。原作がない本作だが、ディズニーランドの人気アトラクションから映画に発展するという稀有な作品でもある。
人気作の第一弾とあって、見ごたえも多い。なかなか海賊の映画というものをこれほど人気にした作品はないだろう。
9「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第二弾。デッドマンズ・チェスト「死者の心臓」をめぐる争いが広げられる。デイビージョーンズと海の物語で、特にクラーケンが出現するシーンはトラウマ級である。この物語でジャックは死を遂げることとなるが、あらかじめ後編が用意されているからである。製作者側の絶対的な人気の自信が窺える。
10「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」
ウォルトディズニー・カンパニー制作
人気シリーズの第三弾。前作を前編として扱うと後編にあたる。デイビージョーンズとの闘いに終止符を打つ。海の伝説が現れる。
映画としては長めの三時間という放映時間であるが、前編の伏線などを回収していく。海賊映画としての真骨頂を見せてもらった。