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3年 岩下
RES
夏休み課題11~20
11.親愛なる僕へ殺意をこめて(漫画)
原作:井龍一 漫画:伊藤翔太
大学生の浦島エイジは、15年前に発生した女子大生連続猟奇殺人事件の犯人・通称LLの息子であることを周囲に隠していた。ある時を境に、エイジの周囲で身に覚えのない出来事が起きていたことに気づく。記憶のないうちに同級生の雪村京花と付き合っていたり、身に覚えのない証拠品を持っていたり……。次第に記憶が抜け落ちる頻度が増えていく中で、エイジは同級生の真明寺麗から二重人格の疑いがあることを指摘される。周囲の人々のバックボーンや浦島エイジ自身の謎に迫っていくクライムサスペンス。
この物語の主人公は信頼できない語り手である。物語は基本的に一つの人格からの視点で進行していくが、どちらの人格による言動なのか明言されない場面も多数ある。よって、読者は作中で起きた事件の全容を把握することができない。それゆえいきなり身に覚えのない出来事が発生したり、裏人格の謎に迫っていく過程で思いがけない事実を知ったりといった衝撃的な展開が本作最大の魅力である。どこかリアリティーを感じさせる作風で、サスペンスドラマを見ているような作品だと感じた。
12.神様の言うとおり弐(漫画)
原作:金城宗幸 作画:藤村緋二
ある日突然全国の高校に現れただるまによって、世界中の高校生達は命懸けの「試練」を強いられた。前作「神様の言う通り」では高校生たちが神を目指す試練に強制的に巻き込まれていたが、本作では何らかの理由によって高校を休んでいたがため前作の試練を免れた欠席者たちに課された、もう一つの試練が描かれている。
本作の試練は昔遊びになぞらえられており、視覚的な懐かしさやルールの多彩さが魅力の一つである。また、クリア条件やルールは伏せられていることも多く、予想のつかない展開と徐々に明らかになっていく攻略法までの道のりが見ていてハラハラする作品である。
中でも、命を賭したゲームが故のスリルや、それを楽しむ独自の価値観を持ったキャラクターの数々が魅力的だと感じた。
13.ちはやふる(漫画、アニメ)
作者:末次由紀
競技カルタで日本一の名人を目指す少年・綿谷新との出会いをきっかけにカルタの面白さに気づいた綾瀬千早が「競技カルタの日本一は世界一」という言葉に動かされてクイーンを目指していく物語。
本作は小学校編から始まり高校生編につながる構成になっており、本編では直接描かれていない期間を感じさせる描写が巧いと感じた。また、高校で競技カルタ部をゼロから設立した千早が全国大会で優勝するまでの道のりはフィクションであるからこその爽快感が味わえるのと同時に、小学生の頃からカルタを続けて高校三年間の全てを賭けている、という点において絶妙な説得力がある。また、作中では主に高校三年間の大会に向けた努力や作戦が描かれているため、主要人物たちの成長やリアルな敗北、違うメンバー・違うライバルで同じ大会に挑むという学生ならではの面白さを味わうことができる。今まで知らなかった世界について知れるのと同時に、自らの青春時代を想起させられるような作品だと感じた。
14.早乙女さんにはもうデスゲームしかない(漫画)
作者:三上裕
お嬢様の早乙女麗華は片思い相手である新堂真を前にすると極度の緊張から会話すらまともにできない状態であった。新堂真との距離を縮めて最終的には付き合うべく、早乙女財閥の執事や資金をフルに使って保護者同意の安心安全なデスゲームを開催し、一緒に参加する中で距離を縮めていく様を描いた物語。
デスゲーム×恋愛という取り合わせが、保証された安全性と新堂真の驚異の身体能力によってコミカルに描かれている。デスゲームにありがちな状況をいかに安全に作り出すかという裏方の工夫が面白く、デスゲームとは思えないほどの快適な状況にツッコミを入れながら読むことができる作品である。
15.降り積もれ孤独な死よ(漫画)
原作:井龍一 漫画:伊藤翔太
エリート刑事の冴木仁が通報を受けて向かった屋敷には、13体の子供の遺体が隠されていた。灰川十三を父と呼ぶ謎の女性・蓮水花音とともに屋敷の主である灰川十三の謎を探っていくノワールサスペンス。
同一タッグによる前作『親愛なる僕へ殺意をこめて』同様に、信頼できない語り手が出てくる点が本作の特徴である。主人公の冴木は事件を追う善良な刑事である一方で、幼少期の虐待のトラウマから同じような境遇にある子供を助けるべく、加害者を私刑していた殺人者だという事実が途中で明かされる。また、作中には虐待により心身に傷を負った人物が数多く登場するが、それらの人物はどこか歪みを抱えた人格を表向きには隠して生活している。誰を信じて誰を疑えばいいのかわからない緊張感が本作の魅力である。
16.東大リベンジャーズ(漫画)
作者:船津紳平
『東京卍リベンジャーズ』の作者・和久井健容認の非公式スピンオフ作品。
主人公の井丁ミチタケは東大卒かつ東大至上主義の熱狂的な東大ファンで、在学中に片思いしていた同級生の早瀬ユウキが慶応大学卒の男と結婚したというニュースを目にしてショックを受ける。七年前にタイムリープしたミチタケが、早瀬を「救う」という名目のもと己の理想通りに運命を変えようとする物語。
東京大学独自のカルチャーを東大生以外にも分かりやすく、ユーモアたっぷりに描いた作風が面白い。また、ヒロインを死の運命から救うべく生死を賭けた戦いを繰り広げる『東京リベンジャーズ』とのギャップによって、本作のコミカルな世界観が際立っている。
17.恋と千里眼と青二才(漫画)
作者:御家かえる
童顔の中学生・英太は未来を見通せる千里眼を持つ女子高生、千里ちはやに助けられたことをきっかけに一目ぼれする。すぐに告白するも、子供と付き合うのは抵抗があるといった理由から振られてしまう。しかしその時、千里の脳裏には大きくなった英太と千里が幸せそうに結婚式を挙げている未来が見えていた。諦めずにアプローチし続ける少年と、社会的な目と運命の狭間で揺れ動く乙女による年の差恋愛を描いたラブコメディ作品。
本作で描かれる千里眼には、見える未来が頻繁に変わりやすいという特徴がある。そのため未来が分かっていながらどうすれば望む未来が手に入るのか、予測不可能な点が一つの魅力である。また、主人公の千里は千里眼を持っているが故の周囲からの偏見にさらされているが、このような描写は普遍的な問題にも通ずるところがあると感じた。
18.タコピーの原罪(漫画)
作者:タイザン5
ハッピー星からやってきた地球外生命体「んうえいぬkf」(通称タコピー)は、学校でのいじめと家庭の不和に苦しんでいた小学4年生・久世しずかに窮地を救われた。そのお礼としてハッピー星に伝わる秘密道具・ハッピー道具を使ってしずかを幸せにすることを提案するも、断られたり、価値観の相違によってむしろ逆効果となってしまう。家庭環境に問題を抱える3人の小学生、久世しずか、雲母坂まりな、東直樹と、タコピーの交流を描いたダークSF作品。
幸せであるがゆえに不幸な人間や悪意に対する理解のないハッピー星人と、悪意に満ちた地球の対比が面白い。また、そのような対比によって現代社会に隠された問題が浮き彫りになっている点から、社会風刺的な側面もある作品だと感じた。
19.レベルE(アニメ)
原作(漫画):冨樫義博
監督:加藤敏幸 制作:スタジオぴえろ
ドグラ星の第一王子であるバカ王子は天才的な頭脳を持つ一方で、その頭脳を「民衆の支持を下げずにいかに苦しめるか」という意地悪に悪用していた。突如地球にやってきたバカ王子の悪ふざけに苦しめられる地球人や異星人、バカ王子の悪巧みに唯一真っ向から反論する部下・クラフト隊長達がもがく様子をオムニバス形式で描いた物語。
本作には高校生や小学生、特殊な生態を持った異星人など様々な境遇の人々が登場するため、シリーズごとに様々なテイストの物語を楽しむことができる。また、それらの物語の軸には一貫してぶっ飛んだ言動をするバカ王子が存在していて、予想の斜め上を行く衝撃的な展開が物語全体に笑いとメリハリを生み出している。
バカ王子の行動は子供が持っている思わぬ残虐性にも似た純粋な悪意に満ちており、登場人物たちにとっては笑い話では済まないような結果をもたらすことも多い。しかしながら、コメディタッチな作風と的確なタイミングで入れられるクラフト隊長のツッコミによって、物語全体の主役かつ悪役という何故か憎めない不思議な魅力を持っている人物像として描かれている。
20.サマーウォーズ(アニメ映画)
監督:細田守 制作:マッドハウス
ある日、数学に秀でた高校生・小磯健二のもとに数字の羅列が記された謎のメールが送られてくる。戸惑いつつもメールの内容を解読して返信する健二だが、その暗号は世界中の人々が利用するインターネット上の仮想空間・OZの管理権限を不正利用するためのパスワードだった。その後OZは何者かによって乗っ取られ、被害は現実世界にも及んでいく。
事件を収束させようと手を尽くす田舎の大家族・陣内家の人々と、高校の先輩である夏希に依頼されて偶然にも陣内家を訪れた、小磯健二の奮闘を描いた物語。
昔懐かしさを感じさせる田舎の家族が近未来的な電脳空間で発生した事件に立ち向かっていく、というアンバランスさがおもしろい。また、一見ただの田舎に住む人間のような人々が膨大な人脈を持っていたり、秘密の組織に属していたりといった展開は「もしかしたら自分の身の回りにも、知らないだけで凄い人物が潜んでいるのかもしれない」という想像を搔き立てられる魅力がある。
11.親愛なる僕へ殺意をこめて(漫画)
原作:井龍一 漫画:伊藤翔太
大学生の浦島エイジは、15年前に発生した女子大生連続猟奇殺人事件の犯人・通称LLの息子であることを周囲に隠していた。ある時を境に、エイジの周囲で身に覚えのない出来事が起きていたことに気づく。記憶のないうちに同級生の雪村京花と付き合っていたり、身に覚えのない証拠品を持っていたり……。次第に記憶が抜け落ちる頻度が増えていく中で、エイジは同級生の真明寺麗から二重人格の疑いがあることを指摘される。周囲の人々のバックボーンや浦島エイジ自身の謎に迫っていくクライムサスペンス。
この物語の主人公は信頼できない語り手である。物語は基本的に一つの人格からの視点で進行していくが、どちらの人格による言動なのか明言されない場面も多数ある。よって、読者は作中で起きた事件の全容を把握することができない。それゆえいきなり身に覚えのない出来事が発生したり、裏人格の謎に迫っていく過程で思いがけない事実を知ったりといった衝撃的な展開が本作最大の魅力である。どこかリアリティーを感じさせる作風で、サスペンスドラマを見ているような作品だと感じた。
12.神様の言うとおり弐(漫画)
原作:金城宗幸 作画:藤村緋二
ある日突然全国の高校に現れただるまによって、世界中の高校生達は命懸けの「試練」を強いられた。前作「神様の言う通り」では高校生たちが神を目指す試練に強制的に巻き込まれていたが、本作では何らかの理由によって高校を休んでいたがため前作の試練を免れた欠席者たちに課された、もう一つの試練が描かれている。
本作の試練は昔遊びになぞらえられており、視覚的な懐かしさやルールの多彩さが魅力の一つである。また、クリア条件やルールは伏せられていることも多く、予想のつかない展開と徐々に明らかになっていく攻略法までの道のりが見ていてハラハラする作品である。
中でも、命を賭したゲームが故のスリルや、それを楽しむ独自の価値観を持ったキャラクターの数々が魅力的だと感じた。
13.ちはやふる(漫画、アニメ)
作者:末次由紀
競技カルタで日本一の名人を目指す少年・綿谷新との出会いをきっかけにカルタの面白さに気づいた綾瀬千早が「競技カルタの日本一は世界一」という言葉に動かされてクイーンを目指していく物語。
本作は小学校編から始まり高校生編につながる構成になっており、本編では直接描かれていない期間を感じさせる描写が巧いと感じた。また、高校で競技カルタ部をゼロから設立した千早が全国大会で優勝するまでの道のりはフィクションであるからこその爽快感が味わえるのと同時に、小学生の頃からカルタを続けて高校三年間の全てを賭けている、という点において絶妙な説得力がある。また、作中では主に高校三年間の大会に向けた努力や作戦が描かれているため、主要人物たちの成長やリアルな敗北、違うメンバー・違うライバルで同じ大会に挑むという学生ならではの面白さを味わうことができる。今まで知らなかった世界について知れるのと同時に、自らの青春時代を想起させられるような作品だと感じた。
14.早乙女さんにはもうデスゲームしかない(漫画)
作者:三上裕
お嬢様の早乙女麗華は片思い相手である新堂真を前にすると極度の緊張から会話すらまともにできない状態であった。新堂真との距離を縮めて最終的には付き合うべく、早乙女財閥の執事や資金をフルに使って保護者同意の安心安全なデスゲームを開催し、一緒に参加する中で距離を縮めていく様を描いた物語。
デスゲーム×恋愛という取り合わせが、保証された安全性と新堂真の驚異の身体能力によってコミカルに描かれている。デスゲームにありがちな状況をいかに安全に作り出すかという裏方の工夫が面白く、デスゲームとは思えないほどの快適な状況にツッコミを入れながら読むことができる作品である。
15.降り積もれ孤独な死よ(漫画)
原作:井龍一 漫画:伊藤翔太
エリート刑事の冴木仁が通報を受けて向かった屋敷には、13体の子供の遺体が隠されていた。灰川十三を父と呼ぶ謎の女性・蓮水花音とともに屋敷の主である灰川十三の謎を探っていくノワールサスペンス。
同一タッグによる前作『親愛なる僕へ殺意をこめて』同様に、信頼できない語り手が出てくる点が本作の特徴である。主人公の冴木は事件を追う善良な刑事である一方で、幼少期の虐待のトラウマから同じような境遇にある子供を助けるべく、加害者を私刑していた殺人者だという事実が途中で明かされる。また、作中には虐待により心身に傷を負った人物が数多く登場するが、それらの人物はどこか歪みを抱えた人格を表向きには隠して生活している。誰を信じて誰を疑えばいいのかわからない緊張感が本作の魅力である。
16.東大リベンジャーズ(漫画)
作者:船津紳平
『東京卍リベンジャーズ』の作者・和久井健容認の非公式スピンオフ作品。
主人公の井丁ミチタケは東大卒かつ東大至上主義の熱狂的な東大ファンで、在学中に片思いしていた同級生の早瀬ユウキが慶応大学卒の男と結婚したというニュースを目にしてショックを受ける。七年前にタイムリープしたミチタケが、早瀬を「救う」という名目のもと己の理想通りに運命を変えようとする物語。
東京大学独自のカルチャーを東大生以外にも分かりやすく、ユーモアたっぷりに描いた作風が面白い。また、ヒロインを死の運命から救うべく生死を賭けた戦いを繰り広げる『東京リベンジャーズ』とのギャップによって、本作のコミカルな世界観が際立っている。
17.恋と千里眼と青二才(漫画)
作者:御家かえる
童顔の中学生・英太は未来を見通せる千里眼を持つ女子高生、千里ちはやに助けられたことをきっかけに一目ぼれする。すぐに告白するも、子供と付き合うのは抵抗があるといった理由から振られてしまう。しかしその時、千里の脳裏には大きくなった英太と千里が幸せそうに結婚式を挙げている未来が見えていた。諦めずにアプローチし続ける少年と、社会的な目と運命の狭間で揺れ動く乙女による年の差恋愛を描いたラブコメディ作品。
本作で描かれる千里眼には、見える未来が頻繁に変わりやすいという特徴がある。そのため未来が分かっていながらどうすれば望む未来が手に入るのか、予測不可能な点が一つの魅力である。また、主人公の千里は千里眼を持っているが故の周囲からの偏見にさらされているが、このような描写は普遍的な問題にも通ずるところがあると感じた。
18.タコピーの原罪(漫画)
作者:タイザン5
ハッピー星からやってきた地球外生命体「んうえいぬkf」(通称タコピー)は、学校でのいじめと家庭の不和に苦しんでいた小学4年生・久世しずかに窮地を救われた。そのお礼としてハッピー星に伝わる秘密道具・ハッピー道具を使ってしずかを幸せにすることを提案するも、断られたり、価値観の相違によってむしろ逆効果となってしまう。家庭環境に問題を抱える3人の小学生、久世しずか、雲母坂まりな、東直樹と、タコピーの交流を描いたダークSF作品。
幸せであるがゆえに不幸な人間や悪意に対する理解のないハッピー星人と、悪意に満ちた地球の対比が面白い。また、そのような対比によって現代社会に隠された問題が浮き彫りになっている点から、社会風刺的な側面もある作品だと感じた。
19.レベルE(アニメ)
原作(漫画):冨樫義博
監督:加藤敏幸 制作:スタジオぴえろ
ドグラ星の第一王子であるバカ王子は天才的な頭脳を持つ一方で、その頭脳を「民衆の支持を下げずにいかに苦しめるか」という意地悪に悪用していた。突如地球にやってきたバカ王子の悪ふざけに苦しめられる地球人や異星人、バカ王子の悪巧みに唯一真っ向から反論する部下・クラフト隊長達がもがく様子をオムニバス形式で描いた物語。
本作には高校生や小学生、特殊な生態を持った異星人など様々な境遇の人々が登場するため、シリーズごとに様々なテイストの物語を楽しむことができる。また、それらの物語の軸には一貫してぶっ飛んだ言動をするバカ王子が存在していて、予想の斜め上を行く衝撃的な展開が物語全体に笑いとメリハリを生み出している。
バカ王子の行動は子供が持っている思わぬ残虐性にも似た純粋な悪意に満ちており、登場人物たちにとっては笑い話では済まないような結果をもたらすことも多い。しかしながら、コメディタッチな作風と的確なタイミングで入れられるクラフト隊長のツッコミによって、物語全体の主役かつ悪役という何故か憎めない不思議な魅力を持っている人物像として描かれている。
20.サマーウォーズ(アニメ映画)
監督:細田守 制作:マッドハウス
ある日、数学に秀でた高校生・小磯健二のもとに数字の羅列が記された謎のメールが送られてくる。戸惑いつつもメールの内容を解読して返信する健二だが、その暗号は世界中の人々が利用するインターネット上の仮想空間・OZの管理権限を不正利用するためのパスワードだった。その後OZは何者かによって乗っ取られ、被害は現実世界にも及んでいく。
事件を収束させようと手を尽くす田舎の大家族・陣内家の人々と、高校の先輩である夏希に依頼されて偶然にも陣内家を訪れた、小磯健二の奮闘を描いた物語。
昔懐かしさを感じさせる田舎の家族が近未来的な電脳空間で発生した事件に立ち向かっていく、というアンバランスさがおもしろい。また、一見ただの田舎に住む人間のような人々が膨大な人脈を持っていたり、秘密の組織に属していたりといった展開は「もしかしたら自分の身の回りにも、知らないだけで凄い人物が潜んでいるのかもしれない」という想像を搔き立てられる魅力がある。
3年 岩下
RES
夏休み課題1~10
1.七つ屋志のぶの宝石匣(漫画)
作者:二ノ宮知子
名家の跡取り息子・北上顕定は、幼少期に一家離散を原因として老舗質屋の倉田屋に質入れされてしまう。当初は3年という期限付きで期限を過ぎても返済に来なかった場合には自身の孫娘である志のぶと婚約させる条件だったはずが、顕定のことを預けた人物は期限を過ぎて、質屋の店主が亡くなった後も現れなかった。天才肌の宝石オタク・志のぶと外商として働きながら一族から離散した宝石を捜す秀才・顕定の人間模様を描いた物語。
高校生ながら目利きの才能に長け、実家の質屋を手伝う素朴な志のぶと、一流宝石店に勤めるエリート外商・顕定という二人の主人公のバランスが絶妙だと感じた。また、本編には宝石に関する注釈が随所に差し込まれているため、宝石について詳しくなくても読みながら知識が身につく点も一つの魅力である。
2.文豪ストレイドッグス(アニメ)
原作:朝霧カフカ・春河35 監督:五十嵐卓哉 アニメーション制作:ポンズ
文豪と同じ名前持つ登場人物たちは、それぞれの著書やペンネームにちなんだ異能力を持っていた。主人公の中島敦は孤児院を追い出されてヨコハマを放浪していたところ、異能集団・武装探偵社の太宰治に出会う。人食い虎に関する調査に付き合っていくうちに、中島敦こそが無意識のうちに虎に変身し、街を徘徊していた人物だという事実を突き付けられる。災害指定猛獣として懸賞金をかけられながらも武装探偵社で働く中島敦や、敵対組織・ポートマフィアとの確執を描いた異能バトル作品。
谷崎潤一郎の妹に対する執着心やしきりに死にたがる太宰治など、史実をもとにした誇張表現がおもしろい。また、登場人物のセリフ回しや原稿用紙風のテロップの演出など、文学的な世界観も魅力の1つである。中でも、異能力を使った視覚的にもド派手な戦闘シーンがこの作品の真骨頂だと感じた。
3.復讐の教科書(漫画)
原作:廣瀬俊、作画:河野慶
同じ班のクラスメイトから酷いいじめを受けていた黒瀬は、担任教員の白鳥のような立派な先生になるという将来の夢を持っていた。しかしながら、エスカレートしたいじめの影響で屋上から落とされてしまった黒瀬は、偶然外に居た白鳥と衝突して入れ替わってしまう。憧れの先生・白鳥の身体を使って5人のいじめっこに復讐を果たしていく黒瀬の話。
物語冒頭で描かれる同級生からのいじめや母親による家庭内暴力は壮絶なもので、読者は黒瀬の境遇に深く同情していくこととなる。そのため、復讐は何も生まないぞ、といういじめっ子の命乞いを意にも介さず「生産性なんて求めていないんで」と釈然と復讐を果たしていく主人公の姿には、もはや爽快感すら覚えた。また、黒瀬が憧れていた教員であり、入れ替わりの相手でもある白鳥にはなにやら謎があるらしいということが、物語中盤で明らかになってくる。この展開により、黒瀬がいじめっ子一人一人の大切なものを奪っていく、という単調な展開に波乱が生まれ、先が読めない物語となっている。復讐という後味が悪いテーマを、カタルシス溢れる展開の数々と入れ替わりゆえのミステリー要素たっぷりに描いた物語。
4.煉獄のカルマ(漫画)
原作:廣瀬俊 マンガ:春場ねぎ
各々の悩みから自殺をした二人の主人公が謎の女性・カルマの言いつけによって自殺の業を清算すべく、自らの死によって不幸になった6人を救っていく物語。
本作では、自殺することで不幸になる周囲の人々に焦点が当てられている。CASE1の主人公七瀬誠は同級生にいじめられていて家庭内にも居場所がなく「周囲にいる人(=いじめっ子ら)を不幸にするため」自殺をするが、七瀬の死によって不幸になったのは全く無関係なクラスメイトや近所の小学生、インターネット上でのみやり取りをしていた唯一の友達といった予想外の人々であった。この辺りの描写が秀逸で、6人の不幸を回避するために奔走する七瀬の姿に感銘を受けながらも、自殺によって思わぬ事物に不幸がもたらされていく様子に”自殺の業”の存在をありありと感じた。CASE2の主人公春川たま子は容姿に自信がないながらも明るく愛嬌のある人気者でアイドルを目指していたが、母親に否定されたショックから家出。美容整形後にアイドルオーディションを受験するも、落選のショックから自殺を図ってしまう。自殺は未遂に終わるも、その際一緒に自殺を図った集団自殺を企てていた6人の魂を救う(=未練を解消する)ことを強いられる。春川はCASE1の主人公・七瀬と同様の真摯な姿勢で6人の魂を救おうとするのと同時に、自らの夢であったアイドルオーディションにも再挑戦することとなっていく。この2つの出来事が同時進行的に描かれることによって、春川たま子という人物に移入させられていくのと同時に、物語終盤の設定に衝撃をもたらすための伏線となっている。CASE1とCASE2は一見無関係な物語にも思え、どちらか片方でも物語の筋を理解することはできるが、一部共通する人物が登場するなど全編を通して読んだ読者に嬉しい仕掛けが施されている。
5.今際の国のアリス(漫画)
作者:麻生羽呂
特に理由はない閉塞感を感じていた高校生・有栖良平は2人の友人と共に、人類が滅びた後の荒廃した世界・今際の国に迷い込んでしまう。定期的に命がけの「げぇむ」をくりあしないと撃ち殺されてしまう過酷な制約の中で、知恵を絞って生き残ろうと画策する物語。
本作に登場するげぇむはトランプになぞらえられており、難易度A~Kまでのスペード(肉体戦)、クラブ(バランス型)、ダイヤ(頭脳戦)、ハート(心理戦)の中からランダムで開催されていく。この設定が面白く、読んでいてハラハラする作品だった。中でも、みんなで協力する心がないとクリアできないげぇむがある一方で、一人しか生き残ることができず、周りを蹴落とすことが必要とされるげぇむも存在するという対比構造が絶妙に感じた。
また、作中に登場する死生観にまつわる格言が興味深く、ただ残酷なだけではない、その先にある生きることの意味について考えさせられる作品だと感じた。
6.のだめカンタービレ(漫画、実写映画)
作者:二ノ宮知子
ピアノ科に在籍しながらもプロの指揮者を目指す音大生・千秋は努力に裏打ちされた才能を持っていながらも、幼少期のトラウマに由来する飛行機恐怖症と海への恐怖心から日本を出ることができずにいた。そのため、常にクラッシック音楽の本場ヨーロッパに行くことができないことに対して焦りや不満を抱えていた。その後、天賦の才を持っていながら破天荒な演奏をするピアノ科の後輩・野田恵(通称のだめ)との出会いをきっかけに交流関係を広げた千秋が、切磋琢磨しながら指揮者への歩みを進めていく物語。
専門知識に裏打ちされた作風で、読んでいて新鮮な気分を味わえた。また、登場人物が個性豊かながらも自分の芯や音楽への情熱を持っており、音が無いマンガという媒体でありながらも視覚的・感覚的な面から音楽の魅力を再発見できる作品だと感じた。
7.劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁(アニメ映画)
制作:トムスエンタテインメント 監督:満仲勧
殺害予告が寄せられた結婚式を舞台に、公安警察の潜入捜査官である降谷零に首輪爆弾を付けた連続爆弾犯の謎に迫っていく物語。
3年前のハロウィンに降谷零が警察学校時代の同期と共に関与した爆弾事件と、渋谷を中心に現在進行形で発生している事件の関係性が徐々に明らかになっていく点が巧妙だと感じた。本作は特定のキャラクターに偏らずに複数のキャラクターにそれぞれの見せ場があるなど、「劇場版名探偵コナンシリーズ」の中でも特にバランスの良い作品である。現在の渋谷を助けたのは主人公である江戸川コナンやメインキャラクターの降谷零、少年探偵団等であるが、作中における現代の時間軸では既に亡くなっている警察学校時代の同期の言動が、主人公らを助ける間接的な要因になっている点が興味深い。
8.メイドインアビス(アニメ)
原作(漫画):つくしあきひと
制作:キネマシトラス 監督:小島正幸
人類最後の秘境と呼ばれる巨大な竪穴・アビスに命がけで挑む職業である探窟家に憧れるリコと、人型ロボット・レグが、偉大なる探窟家のリコの母に宛てられた手紙を頼りにアビスの深層を目指す物語。アビスには貴重な遺物が数多く眠っている一方で、一度潜ると特殊な磁場による上昇負荷の影響で最悪の場合死がもたらされるという恐ろしい呪いが掛けられている。
リコとレグの旅路は未知なる世界を旅するわくわく感に溢れている一方で、作品全体としては未知であるがゆえの恐怖や自然の畏怖を感じさせる少しダークな物語である。中でも、人体実験のために連れてこられた孤児・ミーティーとナナチにまつわるエピソードには自然の恐ろしさと人間の悪意、生命倫理に対する問題提起が含まれており、涙なしでは見れないようなエピソードである。
9.宝石の国(漫画)
作者:市川春子
人間が滅びたはるか先の未来、地球には長い年月を経て宝石の体を持つ生物が誕生していた。28体の宝石たちは月から襲来する謎の生命体・月人との闘いを繰り返しながら、互いに特技を生かした役割を担うことで生活していた。不器用すぎて役割を与えられなかった末っ子のフォスフォフィライトは、硬度が低く割れやすいため戦闘に不向きであったが、なんとか仲間のためになることができないかと模索していた。
アクシデントによって身体のパーツを失ったフォスフォフィライトが、欠損部位を他の鉱物で補いながら宝石たちの平穏な暮らしのためにもがいていく話。
この物語にはいくつかの主題があるが、その一つがテセウスの船的な命題である。主人公のフォスフォフィライトは最初に脚を失い、次に腕、頭、眼球と次第に別の鉱物に置き換わっていく。その際欠損部位の大きさに応じて人格形成の面における影響を他の鉱物から受けたり、過去の記憶をも失っていくため、果たして初期のフォスフォフィライトと最新話におけるフォスフォフィライトは同一人物といっていいのか、という命題が提示される。
また、人間ではなく鉱物であるからこその生命倫理や少しずれた価値観が物語のベースとなっているため、ユートピアのように見えてどこか破綻しているようなふわふわとした虚無感を楽しむことができる。
10.雪女と蟹を食う(漫画)
作者:Gino0808
北と名乗る男は人生に絶望しつつも自殺に踏み切れずにいたが、偶然目にしたTV番組の特集をきっかけに死ぬ前に北海道まで蟹を食べに行き、そのあと自殺しようと思い立つ。資金調達のために図書館で偶然出会った人妻・彩女の家に押し入り強盗するが、妙に落着き払った様子の彩女は北の思い付きに賛同し、自らも同行することを提言する。予算100万円、犯罪者と人妻による儚くほの暗い大人の夏休みを描いた作品。
北海道までの道中は自殺志望者であることを忘れさせるような楽しげな雰囲気に包まれているが、ふとした瞬間ににじみ出る死の連想がより一層夏の思い出を引き立てていると感じた。また、北が自殺を図っていた理由や彩女の行動に隠された意図といった謎が旅路を通して徐々に明らかになっていく様は鮮やかで、非常に読み応えのある作品である。
1.七つ屋志のぶの宝石匣(漫画)
作者:二ノ宮知子
名家の跡取り息子・北上顕定は、幼少期に一家離散を原因として老舗質屋の倉田屋に質入れされてしまう。当初は3年という期限付きで期限を過ぎても返済に来なかった場合には自身の孫娘である志のぶと婚約させる条件だったはずが、顕定のことを預けた人物は期限を過ぎて、質屋の店主が亡くなった後も現れなかった。天才肌の宝石オタク・志のぶと外商として働きながら一族から離散した宝石を捜す秀才・顕定の人間模様を描いた物語。
高校生ながら目利きの才能に長け、実家の質屋を手伝う素朴な志のぶと、一流宝石店に勤めるエリート外商・顕定という二人の主人公のバランスが絶妙だと感じた。また、本編には宝石に関する注釈が随所に差し込まれているため、宝石について詳しくなくても読みながら知識が身につく点も一つの魅力である。
2.文豪ストレイドッグス(アニメ)
原作:朝霧カフカ・春河35 監督:五十嵐卓哉 アニメーション制作:ポンズ
文豪と同じ名前持つ登場人物たちは、それぞれの著書やペンネームにちなんだ異能力を持っていた。主人公の中島敦は孤児院を追い出されてヨコハマを放浪していたところ、異能集団・武装探偵社の太宰治に出会う。人食い虎に関する調査に付き合っていくうちに、中島敦こそが無意識のうちに虎に変身し、街を徘徊していた人物だという事実を突き付けられる。災害指定猛獣として懸賞金をかけられながらも武装探偵社で働く中島敦や、敵対組織・ポートマフィアとの確執を描いた異能バトル作品。
谷崎潤一郎の妹に対する執着心やしきりに死にたがる太宰治など、史実をもとにした誇張表現がおもしろい。また、登場人物のセリフ回しや原稿用紙風のテロップの演出など、文学的な世界観も魅力の1つである。中でも、異能力を使った視覚的にもド派手な戦闘シーンがこの作品の真骨頂だと感じた。
3.復讐の教科書(漫画)
原作:廣瀬俊、作画:河野慶
同じ班のクラスメイトから酷いいじめを受けていた黒瀬は、担任教員の白鳥のような立派な先生になるという将来の夢を持っていた。しかしながら、エスカレートしたいじめの影響で屋上から落とされてしまった黒瀬は、偶然外に居た白鳥と衝突して入れ替わってしまう。憧れの先生・白鳥の身体を使って5人のいじめっこに復讐を果たしていく黒瀬の話。
物語冒頭で描かれる同級生からのいじめや母親による家庭内暴力は壮絶なもので、読者は黒瀬の境遇に深く同情していくこととなる。そのため、復讐は何も生まないぞ、といういじめっ子の命乞いを意にも介さず「生産性なんて求めていないんで」と釈然と復讐を果たしていく主人公の姿には、もはや爽快感すら覚えた。また、黒瀬が憧れていた教員であり、入れ替わりの相手でもある白鳥にはなにやら謎があるらしいということが、物語中盤で明らかになってくる。この展開により、黒瀬がいじめっ子一人一人の大切なものを奪っていく、という単調な展開に波乱が生まれ、先が読めない物語となっている。復讐という後味が悪いテーマを、カタルシス溢れる展開の数々と入れ替わりゆえのミステリー要素たっぷりに描いた物語。
4.煉獄のカルマ(漫画)
原作:廣瀬俊 マンガ:春場ねぎ
各々の悩みから自殺をした二人の主人公が謎の女性・カルマの言いつけによって自殺の業を清算すべく、自らの死によって不幸になった6人を救っていく物語。
本作では、自殺することで不幸になる周囲の人々に焦点が当てられている。CASE1の主人公七瀬誠は同級生にいじめられていて家庭内にも居場所がなく「周囲にいる人(=いじめっ子ら)を不幸にするため」自殺をするが、七瀬の死によって不幸になったのは全く無関係なクラスメイトや近所の小学生、インターネット上でのみやり取りをしていた唯一の友達といった予想外の人々であった。この辺りの描写が秀逸で、6人の不幸を回避するために奔走する七瀬の姿に感銘を受けながらも、自殺によって思わぬ事物に不幸がもたらされていく様子に”自殺の業”の存在をありありと感じた。CASE2の主人公春川たま子は容姿に自信がないながらも明るく愛嬌のある人気者でアイドルを目指していたが、母親に否定されたショックから家出。美容整形後にアイドルオーディションを受験するも、落選のショックから自殺を図ってしまう。自殺は未遂に終わるも、その際一緒に自殺を図った集団自殺を企てていた6人の魂を救う(=未練を解消する)ことを強いられる。春川はCASE1の主人公・七瀬と同様の真摯な姿勢で6人の魂を救おうとするのと同時に、自らの夢であったアイドルオーディションにも再挑戦することとなっていく。この2つの出来事が同時進行的に描かれることによって、春川たま子という人物に移入させられていくのと同時に、物語終盤の設定に衝撃をもたらすための伏線となっている。CASE1とCASE2は一見無関係な物語にも思え、どちらか片方でも物語の筋を理解することはできるが、一部共通する人物が登場するなど全編を通して読んだ読者に嬉しい仕掛けが施されている。
5.今際の国のアリス(漫画)
作者:麻生羽呂
特に理由はない閉塞感を感じていた高校生・有栖良平は2人の友人と共に、人類が滅びた後の荒廃した世界・今際の国に迷い込んでしまう。定期的に命がけの「げぇむ」をくりあしないと撃ち殺されてしまう過酷な制約の中で、知恵を絞って生き残ろうと画策する物語。
本作に登場するげぇむはトランプになぞらえられており、難易度A~Kまでのスペード(肉体戦)、クラブ(バランス型)、ダイヤ(頭脳戦)、ハート(心理戦)の中からランダムで開催されていく。この設定が面白く、読んでいてハラハラする作品だった。中でも、みんなで協力する心がないとクリアできないげぇむがある一方で、一人しか生き残ることができず、周りを蹴落とすことが必要とされるげぇむも存在するという対比構造が絶妙に感じた。
また、作中に登場する死生観にまつわる格言が興味深く、ただ残酷なだけではない、その先にある生きることの意味について考えさせられる作品だと感じた。
6.のだめカンタービレ(漫画、実写映画)
作者:二ノ宮知子
ピアノ科に在籍しながらもプロの指揮者を目指す音大生・千秋は努力に裏打ちされた才能を持っていながらも、幼少期のトラウマに由来する飛行機恐怖症と海への恐怖心から日本を出ることができずにいた。そのため、常にクラッシック音楽の本場ヨーロッパに行くことができないことに対して焦りや不満を抱えていた。その後、天賦の才を持っていながら破天荒な演奏をするピアノ科の後輩・野田恵(通称のだめ)との出会いをきっかけに交流関係を広げた千秋が、切磋琢磨しながら指揮者への歩みを進めていく物語。
専門知識に裏打ちされた作風で、読んでいて新鮮な気分を味わえた。また、登場人物が個性豊かながらも自分の芯や音楽への情熱を持っており、音が無いマンガという媒体でありながらも視覚的・感覚的な面から音楽の魅力を再発見できる作品だと感じた。
7.劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁(アニメ映画)
制作:トムスエンタテインメント 監督:満仲勧
殺害予告が寄せられた結婚式を舞台に、公安警察の潜入捜査官である降谷零に首輪爆弾を付けた連続爆弾犯の謎に迫っていく物語。
3年前のハロウィンに降谷零が警察学校時代の同期と共に関与した爆弾事件と、渋谷を中心に現在進行形で発生している事件の関係性が徐々に明らかになっていく点が巧妙だと感じた。本作は特定のキャラクターに偏らずに複数のキャラクターにそれぞれの見せ場があるなど、「劇場版名探偵コナンシリーズ」の中でも特にバランスの良い作品である。現在の渋谷を助けたのは主人公である江戸川コナンやメインキャラクターの降谷零、少年探偵団等であるが、作中における現代の時間軸では既に亡くなっている警察学校時代の同期の言動が、主人公らを助ける間接的な要因になっている点が興味深い。
8.メイドインアビス(アニメ)
原作(漫画):つくしあきひと
制作:キネマシトラス 監督:小島正幸
人類最後の秘境と呼ばれる巨大な竪穴・アビスに命がけで挑む職業である探窟家に憧れるリコと、人型ロボット・レグが、偉大なる探窟家のリコの母に宛てられた手紙を頼りにアビスの深層を目指す物語。アビスには貴重な遺物が数多く眠っている一方で、一度潜ると特殊な磁場による上昇負荷の影響で最悪の場合死がもたらされるという恐ろしい呪いが掛けられている。
リコとレグの旅路は未知なる世界を旅するわくわく感に溢れている一方で、作品全体としては未知であるがゆえの恐怖や自然の畏怖を感じさせる少しダークな物語である。中でも、人体実験のために連れてこられた孤児・ミーティーとナナチにまつわるエピソードには自然の恐ろしさと人間の悪意、生命倫理に対する問題提起が含まれており、涙なしでは見れないようなエピソードである。
9.宝石の国(漫画)
作者:市川春子
人間が滅びたはるか先の未来、地球には長い年月を経て宝石の体を持つ生物が誕生していた。28体の宝石たちは月から襲来する謎の生命体・月人との闘いを繰り返しながら、互いに特技を生かした役割を担うことで生活していた。不器用すぎて役割を与えられなかった末っ子のフォスフォフィライトは、硬度が低く割れやすいため戦闘に不向きであったが、なんとか仲間のためになることができないかと模索していた。
アクシデントによって身体のパーツを失ったフォスフォフィライトが、欠損部位を他の鉱物で補いながら宝石たちの平穏な暮らしのためにもがいていく話。
この物語にはいくつかの主題があるが、その一つがテセウスの船的な命題である。主人公のフォスフォフィライトは最初に脚を失い、次に腕、頭、眼球と次第に別の鉱物に置き換わっていく。その際欠損部位の大きさに応じて人格形成の面における影響を他の鉱物から受けたり、過去の記憶をも失っていくため、果たして初期のフォスフォフィライトと最新話におけるフォスフォフィライトは同一人物といっていいのか、という命題が提示される。
また、人間ではなく鉱物であるからこその生命倫理や少しずれた価値観が物語のベースとなっているため、ユートピアのように見えてどこか破綻しているようなふわふわとした虚無感を楽しむことができる。
10.雪女と蟹を食う(漫画)
作者:Gino0808
北と名乗る男は人生に絶望しつつも自殺に踏み切れずにいたが、偶然目にしたTV番組の特集をきっかけに死ぬ前に北海道まで蟹を食べに行き、そのあと自殺しようと思い立つ。資金調達のために図書館で偶然出会った人妻・彩女の家に押し入り強盗するが、妙に落着き払った様子の彩女は北の思い付きに賛同し、自らも同行することを提言する。予算100万円、犯罪者と人妻による儚くほの暗い大人の夏休みを描いた作品。
北海道までの道中は自殺志望者であることを忘れさせるような楽しげな雰囲気に包まれているが、ふとした瞬間ににじみ出る死の連想がより一層夏の思い出を引き立てていると感じた。また、北が自殺を図っていた理由や彩女の行動に隠された意図といった謎が旅路を通して徐々に明らかになっていく様は鮮やかで、非常に読み応えのある作品である。
2年 井上
RES
3.2011年版アニメ『HUNTER×HUNTER』 「ハンター試験編」
原作:富樫義博
監督:神志那弘志
主人公であるゴンは父親が自分のことを捨ててまでしてなったハンターという職業に興味を持ち、自分もハンターになって父親であるジンと出会うことを決意する。しかし、ハンターになるためにはハンター試験という超難関の試験を突破しなければならなかった。ゴンは会場までの道中で知り合ったレオリオ、クラピカ、試験中に知り合ったキルアと共にハンター試験突破を目指す。
4.『HUNTER×HUNTER』「天空闘技場編」
ハンター試験を終えキルアも再び仲間に加わると、クラピカ、レオリオはそれぞれの目標に向け旅立っていった。残されたゴンとキルアは約束した再会の日まで戦いながらお金を貯めることができる天空闘技場に挑戦する。難なく突破してきたゴンとキルアだったが、一つの壁に阻まれると共にハンター試験はまだ終わっていなかったことが発覚する。
5.『HUNTER×HUNTER』「ヨークシン編(幻影旅団編)」
裏ハンター試験である念という能力の習得を終えたゴンとキルアはクラピカ、レオリオと再会するためヨークシンシティへ向かう。ヨークシンシティで開かれるオークションではクラピカの同胞のクルタ族の仇である幻影旅団が訪れ、ゴンの父であるジンに出会うための手がかりである、「グリードアイランド」というゲームが出品されるとの噂が!?しかし、ゴンの狙いである「グリードアイランド」は超高額。また、幻影旅団1のパワー型であるウヴォーギンvsクルタ族の末裔クラピカ二人の運命はいかに。
6.『HUNTER×HUNTER』「グリードアイランド編」
グリードアイランドを手に入れることはできなったものの、何とかゲームをプレイすることを可能にしたゴンとキルア。しかし、それは自分自身がゲームの世界に入るというもので50人のハンターを送ったが一人も帰ってきたものはいないという情報も。手に入れるのも難しいが、クリアするのはさらに難しいゲームの世界で様々な危機がゴンたちの前にたちはだかる。
7.『HUNTER×HUNTER』「キメラアント編」
グリードアイランドのクリア報酬として手に入れたカードでジンのもとへ飛ぼうとしたところそこにはジンの弟子であるカイトがいた。ゴンとキルアはカイトと共にキメラアントの調査、討伐に向かう。ハンター協会の会長を含むキメラアント討伐隊を結成し討伐を試みるも人とはけた違いの強さをもつキメラアントは中々攻略することができない。その中でキメラアントの王とその直属護衛軍三体が生まれてしまう。人間の中でトップクラスの強さをもつハンター協会会長ネテロvsキメラアントの王メルエム。直属護衛軍の一人であり、カイトネフェルピトーvsカイトの仇を取るため負けられないゴン。
8.『HUNTER×HUNTER』「会長選挙編」
キメラアントとの激闘の末化学兵器の力でなんとか人類は勝利をつかみ取った。しかし、ハンター協会会長のネテロを失い、ゴンは意識不明の重体となるなど失ったものも大きい。ハンター協会では新たな会長を決めるべく十二支んのメンバーが話し合いをする。また、瀕死のゴンはキルアの弟(妹)であるアルカに取りついているナニカの能力で完治。その後にようやく父親であるジンと再会する。新会長率いるハンター協会、知られざるジンの能力。次なる冒険がゴンたちを待っている。
『HUNTER×HUNTER』全体の感想
まず、ゴンの決めたら絶対に揺れ動かない強い心、どんなに自分より強い相手でも果敢に攻めていく姿勢に感動した。私は何かと脱線してしまうことが多いので少しでもゴンの強い心に近づけたらいいなと思う。また、キャラクターの強さは単純な経験、力だけでなく念能力の相性も大きく左右されるところが面白かった。
原作:富樫義博
監督:神志那弘志
主人公であるゴンは父親が自分のことを捨ててまでしてなったハンターという職業に興味を持ち、自分もハンターになって父親であるジンと出会うことを決意する。しかし、ハンターになるためにはハンター試験という超難関の試験を突破しなければならなかった。ゴンは会場までの道中で知り合ったレオリオ、クラピカ、試験中に知り合ったキルアと共にハンター試験突破を目指す。
4.『HUNTER×HUNTER』「天空闘技場編」
ハンター試験を終えキルアも再び仲間に加わると、クラピカ、レオリオはそれぞれの目標に向け旅立っていった。残されたゴンとキルアは約束した再会の日まで戦いながらお金を貯めることができる天空闘技場に挑戦する。難なく突破してきたゴンとキルアだったが、一つの壁に阻まれると共にハンター試験はまだ終わっていなかったことが発覚する。
5.『HUNTER×HUNTER』「ヨークシン編(幻影旅団編)」
裏ハンター試験である念という能力の習得を終えたゴンとキルアはクラピカ、レオリオと再会するためヨークシンシティへ向かう。ヨークシンシティで開かれるオークションではクラピカの同胞のクルタ族の仇である幻影旅団が訪れ、ゴンの父であるジンに出会うための手がかりである、「グリードアイランド」というゲームが出品されるとの噂が!?しかし、ゴンの狙いである「グリードアイランド」は超高額。また、幻影旅団1のパワー型であるウヴォーギンvsクルタ族の末裔クラピカ二人の運命はいかに。
6.『HUNTER×HUNTER』「グリードアイランド編」
グリードアイランドを手に入れることはできなったものの、何とかゲームをプレイすることを可能にしたゴンとキルア。しかし、それは自分自身がゲームの世界に入るというもので50人のハンターを送ったが一人も帰ってきたものはいないという情報も。手に入れるのも難しいが、クリアするのはさらに難しいゲームの世界で様々な危機がゴンたちの前にたちはだかる。
7.『HUNTER×HUNTER』「キメラアント編」
グリードアイランドのクリア報酬として手に入れたカードでジンのもとへ飛ぼうとしたところそこにはジンの弟子であるカイトがいた。ゴンとキルアはカイトと共にキメラアントの調査、討伐に向かう。ハンター協会の会長を含むキメラアント討伐隊を結成し討伐を試みるも人とはけた違いの強さをもつキメラアントは中々攻略することができない。その中でキメラアントの王とその直属護衛軍三体が生まれてしまう。人間の中でトップクラスの強さをもつハンター協会会長ネテロvsキメラアントの王メルエム。直属護衛軍の一人であり、カイトネフェルピトーvsカイトの仇を取るため負けられないゴン。
8.『HUNTER×HUNTER』「会長選挙編」
キメラアントとの激闘の末化学兵器の力でなんとか人類は勝利をつかみ取った。しかし、ハンター協会会長のネテロを失い、ゴンは意識不明の重体となるなど失ったものも大きい。ハンター協会では新たな会長を決めるべく十二支んのメンバーが話し合いをする。また、瀕死のゴンはキルアの弟(妹)であるアルカに取りついているナニカの能力で完治。その後にようやく父親であるジンと再会する。新会長率いるハンター協会、知られざるジンの能力。次なる冒険がゴンたちを待っている。
『HUNTER×HUNTER』全体の感想
まず、ゴンの決めたら絶対に揺れ動かない強い心、どんなに自分より強い相手でも果敢に攻めていく姿勢に感動した。私は何かと脱線してしまうことが多いので少しでもゴンの強い心に近づけたらいいなと思う。また、キャラクターの強さは単純な経験、力だけでなく念能力の相性も大きく左右されるところが面白かった。
2年 井上
RES
夏休みの課題
1.『ONE PIECE FILM RED』
監督:谷口 悟朗
原作:尾田栄一郎
赤髪海賊団の船員であったウタ。しかし、とある事件をきっかけに崩壊した島に置き去りにされてしまう。島で音楽について学んだウタは争いばかりをしている海賊を反対し、世界を音楽の力で変えようとする。その考え方と能力が海軍と海賊どちらにも危険視されウタの身に危険がせまる。世界を、そしてウタを守るため、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味の戦いが今始まる。
大人気シリーズ『ONE PIECE』の新劇場版作品。原作、アニメ版ほとんど見たことがない私でも十分楽しめる作品になっていた。戦闘シーンの迫力ももちろん感動したのだが、ウタ(cv:名塚佳織、歌唱部分はAdo)の歌唱に心が揺らいだ。アニメ映画にしては歌唱部分が多く少し特殊な構成だと感じた。
2. 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
監督:コリン・トレヴォロウ
人と恐竜が共存する世界の実現をテーマとした。ジュラシックシリーズの最新作。1993年に公開された『ジュラシック・パーク』から6作品を経て完結。
恐竜を蘇らせ、一定区間内で飼育することは可能にしたものの数々の事故、問題が発生。野生化、密売など様々な形で世の中に恐竜が出回ってしまう。生態系の崩壊が迫る中、研究のため1人の恐竜と少女が攫われてしまう。彼女らを取り戻すためオーウェンは研究者たちのいる施設へ侵入する。
恐竜の迫力、生きる死ぬかのぎりぎりのアクションによる緊張感でハラハラ、ドキドキの体験が味わえる。前作と話が繋がっている部分が大きいのでぜひそちらも視聴してほしい。
1.『ONE PIECE FILM RED』
監督:谷口 悟朗
原作:尾田栄一郎
赤髪海賊団の船員であったウタ。しかし、とある事件をきっかけに崩壊した島に置き去りにされてしまう。島で音楽について学んだウタは争いばかりをしている海賊を反対し、世界を音楽の力で変えようとする。その考え方と能力が海軍と海賊どちらにも危険視されウタの身に危険がせまる。世界を、そしてウタを守るため、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味の戦いが今始まる。
大人気シリーズ『ONE PIECE』の新劇場版作品。原作、アニメ版ほとんど見たことがない私でも十分楽しめる作品になっていた。戦闘シーンの迫力ももちろん感動したのだが、ウタ(cv:名塚佳織、歌唱部分はAdo)の歌唱に心が揺らいだ。アニメ映画にしては歌唱部分が多く少し特殊な構成だと感じた。
2. 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
監督:コリン・トレヴォロウ
人と恐竜が共存する世界の実現をテーマとした。ジュラシックシリーズの最新作。1993年に公開された『ジュラシック・パーク』から6作品を経て完結。
恐竜を蘇らせ、一定区間内で飼育することは可能にしたものの数々の事故、問題が発生。野生化、密売など様々な形で世の中に恐竜が出回ってしまう。生態系の崩壊が迫る中、研究のため1人の恐竜と少女が攫われてしまう。彼女らを取り戻すためオーウェンは研究者たちのいる施設へ侵入する。
恐竜の迫力、生きる死ぬかのぎりぎりのアクションによる緊張感でハラハラ、ドキドキの体験が味わえる。前作と話が繋がっている部分が大きいのでぜひそちらも視聴してほしい。
3年 大橋
RES
夏休み課題21~30
21『MEG ザ・モンスター』(映画)
監督:ジョン・タートルトーブ
海底調査をしていた探査船が、ある海溝で消息を絶つ。潜水レスキューの男は、救助先で絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドン (MEG)に遭遇。そして施設を破壊しビーチに近づいていくMEGを、彼らは必死に追う。
典型的なサメ映画の型にはまらない、緊張感ある作品であった。ヒューマンドラマと相まってバランスの良い構成になっている。
22『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』(映画)
監督:湯山邦彦
旅をする中でポケモンパークで出会ったマジシャンのバトラーの腕の中には、1000年に1度目覚め、人間の願いを叶えてくれるという伝説のポケモン・ジラーチが眠っていた。
同じくリバイバル上映作品として久しぶりに視聴した。長年のポケットモンスターシリーズを支える一作としてとても丁寧に作りこまれていると感じられた。子供の頃には発見できなかったカメラワークの工夫等を見ることが出来た作品だ。
23『ディープブルー』(映画)
監督:レニー・ハーリン
太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設では、凶暴なサメの脳組織から新薬を製造する研究が進められていた。しかし、サメは巨大化しただけでなく高度な知能までも手に入れてしまう。
動物に人工的なものを介入させるといった展開は良く見られるものであるが、その現状に飽きない展開と波乱万丈の演出が視聴者を退屈させない工夫になっていると感じた。
24『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(映画)
監督:長崎健司
南の離れ島へとヒーロー研修にやって来た雄英高校1年A組が突然のヴィラン襲撃に遭い、プロヒーローも教師達もいない孤立無援の状態で戦いを挑む。
起承転結がはっきりと描かれていること、初めて見る人でも分かるように序盤に説明が盛り込まれていることによって取っ付きやすい作品になっていると感じられた。
25『アニマル -自然界の実力者たち-』(ドキュメンタリー)
数々の動物たちが繰り広げる壮大なストーリー。生態を映し出す臨場感あふれるドキュメンタリー。
特定の動物だけではなく様々な場所で暮らす多くの生物について知ることが出来る。動物園で見ることとは異なる姿や生態はとても興味深いものだ。
26『十二人の怒れる男』(映画)
監督:シドニー・ルメット
17歳の少年が起こした殺人事件の裁判が始まる。11人の陪審員が有罪に投票し、その罪は決定的かと思われたが、1人の陪審員が無罪を主張。法廷という限られた空間の中で、事態は思わぬ方向に転じていく。
一人だけが無罪主張をしているという不利な状況から一転して11人の意見が変わっていく過程がとても魅力的だ。小道具の使い方やカメラワークの巧みさにも注目してみてもらいたい。
27『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(映画)
監督:今井一暁
恐竜博の化石発掘体験で、恐竜のたまごと思しき化石を見つけるのび太。ドラえもんの「タイムふろしき」でその化石を元の状態に復元すると、新種の双子の恐竜が生まれる。彼らを元の時代に戻すことを決めたのび太たち。
かつての作品で登場した恐竜が登場したシーンはとても感動した。子供も大人も楽しめる作品だ。
28『12人の優しい日本人』(演劇)
作者: 三谷幸喜
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。
十二人の怒れる男とは異なり、女性が登場したりコメディ要素が豊富に含まれている。法廷モノとしてのインパクトには欠けるが、見ていて退屈しない工夫がされていた。
29『オーシャンズ』(ドキュメンタリー)
監督:ジャック・ペラン
「WATARIDORI」でさまざまな渡り鳥の生態を記録したジャック・ペランが、世界中の海とそこに暮らす生命体を革新的な映像美で描く海洋ドキュメンタリー。
動物たちの生態を様々な角度から捉えられているドキュメンタリー。製作費、制作年月も膨大な物であり、海洋生物の生態を身近に感じたい人にお勧めだ。
30『スパイカムシリーズ 氷上の王者ホッキョクグマの素顔』(ドキュメンタリー)
真っ白な体とつぶらな瞳は愛らしいが、れっきとした肉食獣のホッキョクグマ。食料となるアザラシを求めて長い旅に出る2組の親子に密着。子を守り育てるために必死に生きる母グマと、やんちゃな子グマの姿を追いかけ、至近距離から撮影する。
地球温暖化により絶滅の危機に晒されているホッキョクグマの現状を知ることが出来る。氷解けが早くなることで狩りが難しくなり餓死する個体や、子どもが成熟するまでの確立が低下していく一方だという現実が突きつけられている。
21『MEG ザ・モンスター』(映画)
監督:ジョン・タートルトーブ
海底調査をしていた探査船が、ある海溝で消息を絶つ。潜水レスキューの男は、救助先で絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドン (MEG)に遭遇。そして施設を破壊しビーチに近づいていくMEGを、彼らは必死に追う。
典型的なサメ映画の型にはまらない、緊張感ある作品であった。ヒューマンドラマと相まってバランスの良い構成になっている。
22『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』(映画)
監督:湯山邦彦
旅をする中でポケモンパークで出会ったマジシャンのバトラーの腕の中には、1000年に1度目覚め、人間の願いを叶えてくれるという伝説のポケモン・ジラーチが眠っていた。
同じくリバイバル上映作品として久しぶりに視聴した。長年のポケットモンスターシリーズを支える一作としてとても丁寧に作りこまれていると感じられた。子供の頃には発見できなかったカメラワークの工夫等を見ることが出来た作品だ。
23『ディープブルー』(映画)
監督:レニー・ハーリン
太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設では、凶暴なサメの脳組織から新薬を製造する研究が進められていた。しかし、サメは巨大化しただけでなく高度な知能までも手に入れてしまう。
動物に人工的なものを介入させるといった展開は良く見られるものであるが、その現状に飽きない展開と波乱万丈の演出が視聴者を退屈させない工夫になっていると感じた。
24『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(映画)
監督:長崎健司
南の離れ島へとヒーロー研修にやって来た雄英高校1年A組が突然のヴィラン襲撃に遭い、プロヒーローも教師達もいない孤立無援の状態で戦いを挑む。
起承転結がはっきりと描かれていること、初めて見る人でも分かるように序盤に説明が盛り込まれていることによって取っ付きやすい作品になっていると感じられた。
25『アニマル -自然界の実力者たち-』(ドキュメンタリー)
数々の動物たちが繰り広げる壮大なストーリー。生態を映し出す臨場感あふれるドキュメンタリー。
特定の動物だけではなく様々な場所で暮らす多くの生物について知ることが出来る。動物園で見ることとは異なる姿や生態はとても興味深いものだ。
26『十二人の怒れる男』(映画)
監督:シドニー・ルメット
17歳の少年が起こした殺人事件の裁判が始まる。11人の陪審員が有罪に投票し、その罪は決定的かと思われたが、1人の陪審員が無罪を主張。法廷という限られた空間の中で、事態は思わぬ方向に転じていく。
一人だけが無罪主張をしているという不利な状況から一転して11人の意見が変わっていく過程がとても魅力的だ。小道具の使い方やカメラワークの巧みさにも注目してみてもらいたい。
27『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(映画)
監督:今井一暁
恐竜博の化石発掘体験で、恐竜のたまごと思しき化石を見つけるのび太。ドラえもんの「タイムふろしき」でその化石を元の状態に復元すると、新種の双子の恐竜が生まれる。彼らを元の時代に戻すことを決めたのび太たち。
かつての作品で登場した恐竜が登場したシーンはとても感動した。子供も大人も楽しめる作品だ。
28『12人の優しい日本人』(演劇)
作者: 三谷幸喜
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。
十二人の怒れる男とは異なり、女性が登場したりコメディ要素が豊富に含まれている。法廷モノとしてのインパクトには欠けるが、見ていて退屈しない工夫がされていた。
29『オーシャンズ』(ドキュメンタリー)
監督:ジャック・ペラン
「WATARIDORI」でさまざまな渡り鳥の生態を記録したジャック・ペランが、世界中の海とそこに暮らす生命体を革新的な映像美で描く海洋ドキュメンタリー。
動物たちの生態を様々な角度から捉えられているドキュメンタリー。製作費、制作年月も膨大な物であり、海洋生物の生態を身近に感じたい人にお勧めだ。
30『スパイカムシリーズ 氷上の王者ホッキョクグマの素顔』(ドキュメンタリー)
真っ白な体とつぶらな瞳は愛らしいが、れっきとした肉食獣のホッキョクグマ。食料となるアザラシを求めて長い旅に出る2組の親子に密着。子を守り育てるために必死に生きる母グマと、やんちゃな子グマの姿を追いかけ、至近距離から撮影する。
地球温暖化により絶滅の危機に晒されているホッキョクグマの現状を知ることが出来る。氷解けが早くなることで狩りが難しくなり餓死する個体や、子どもが成熟するまでの確立が低下していく一方だという現実が突きつけられている。
3年 大橋
RES
夏休み課題11~20
11『キングコング:髑髏島の巨神』(映画)
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
ベトナム戦争が集結に向かう1970年代。未知の生命体の存在確認のため太平洋の孤島を訪れた調査隊は、いたるところに骸骨が散乱する異様な光景を目にする。そして、身の危険を察知した彼らの前に島の巨大な守護神・キングコングが現れて、一行に襲いかかる。
最初は人間に敵対視されていたキングコングが島の守護神として敵に立ち向かう姿がとても印象的だった。
12『シャチ~優しい殺し屋』(ドキュメンタリー)
海洋系の食物連鎖の頂点に立ち、「殺し屋クジラ(英名・Killer whale)」として恐れられているシャチは、50年前に初めて生け捕りにされて以来研究が進められてきた。最新の研究結果を通して、知られざるシャチの魅力に迫る。
暮らす場所によって狩りの仕方を変える知能が高いシャチの姿を知ることが出来る。自然界の厳しさとそれに適応する彼らのことを知ることが出来る作品。
13『パリピ公明』(アニメ)
監督:本間修
五丈原の戦いで病死した諸葛亮孔明が若き日の姿で現代日本・東京都渋谷に転移し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の夢を叶える軍師として活躍する姿を描く物語
転生ものはあまり見てこなかったが、今作に含まれるコメディ要素にとても惹きつけられた。アニメーションと歌唱シーンが相まっていた。
14『東京リベンジャーズ』(映画)
監督:英勉
27歳のフリーター・タケミチは、テレビのニュースでかつての恋人・ヒナタが殺されたことを知る。翌日、駅のホームから転落した彼は、10年前の高校時代にタイムリープしていた。ヒナタの弟・ナオトからヒナタを救う唯一の方法を教えられ、過酷なミッションに挑んでいく。
原作は読んでいたが実写映画はこれまで見たことが無かった。原作に沿って展開される物語とSF要素をとても巧みに表現されていた。
15『シャチの見える灯台』(映画)
監督:ヘラルド・オリバレス
パタゴニアでレンジャーとして働くベトは、野生のシャチの研究をして日々を過ごしていた。そこに豊かな自然に暮らす野生のシャチと触れ合うことで、自閉症の息子に何らかの感情が生じることを願う母親が訪れてくる。最初は二人を追い払おうとするベトだったが、しだいに彼の心にも変化が生じていく。
スペインの映画。自閉症の子供と回復に励む母親、2人を密かに支えるベトという存在に心が温まった。イルカセラピーがあるようにシャチにもその可能性が秘められているという夢を与えてくれる作品。
16『新テニスの王子様 U-17 World Cup』(アニメ)
監督:川口敬一郎
U-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に参加した越前リョーマだったが、
合宿の規範を破ったとされ退去を命じられてしまう。合宿所を後にしたリョーマは兄である越前リョーガの誘いでアメリカ代表として、「U-17 WORLD CUP」に参戦することを決める。
前作に続くストーリー。アメリカ代表となったリョーマがこれからどういった形で日本代表と関わっていくのかが楽しみだ。
17『劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編』(映画)
監督:河浪栄作
世界で戦うために泳ぎ続けてきた七瀬遙は、世界大会を目前に休息をとっていた。そんな折、彼は全日本選抜で戦ったある選手と偶然出会い、意気込みを新たに夢を追い続けてきた仲間たちの想いを胸に、遙は世界最高の舞台に挑む。
京都アニメーションの水の表現が作品ごとに高まっていることを実感させられる。
これまでの物語の集大成という事で精神的身体的に成長していく選手たちにはみどころが多い。
18『キングダム』(映画)
監督:佐藤 信介
春秋戦国時代の秦。戦災孤児の少年・信は天下の大将軍になることを夢みて、親友の漂とともに剣術の鍛練に励んでいた。だが漂の方だけが王宮に召し上げられ、2人は別々の道を歩み始める。
実写映画ということで俳優さんたちの表情やCGが違和感なく作成されていた。綿日は原作を読んだことが無かったが、起承転結がはっきりと描かれており取っ付きやすい作品に感じた。
19『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(映画)
監督:マイケル・ドハティ
神話の時代に生きていた怪獣モスラ、ラドン、キングギドラが休眠状態から復活する。これらの怪獣とゴジラとの覇権争いを食い止め、世界の破滅を防ぐべく、生物学者や考古人類学者らが所属する未確認生物特務機関「モナーク」が始動。波乱万丈のSFアクション。
これまでの作品ファンにとっては待望の物語であったと実感した。昔から馴染みある怪獣の登場と現代のCG技術が相まって、迫力ある作品となっていた。
20『SPY×FAMILY』(アニメ)
監督:古橋一浩
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げる時代、疑似家族を作った3人は互いの正体を隠しながら一つ屋根の下で暮らすことになった。父はスパイ、母は殺し屋、娘はエスパー。
コメディ要素と物語構成がバランスよく成り立っている。OPEDのアニメーションの特徴が特に印象深い。大人から子供まで楽しめる一作だと感じた。
11『キングコング:髑髏島の巨神』(映画)
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
ベトナム戦争が集結に向かう1970年代。未知の生命体の存在確認のため太平洋の孤島を訪れた調査隊は、いたるところに骸骨が散乱する異様な光景を目にする。そして、身の危険を察知した彼らの前に島の巨大な守護神・キングコングが現れて、一行に襲いかかる。
最初は人間に敵対視されていたキングコングが島の守護神として敵に立ち向かう姿がとても印象的だった。
12『シャチ~優しい殺し屋』(ドキュメンタリー)
海洋系の食物連鎖の頂点に立ち、「殺し屋クジラ(英名・Killer whale)」として恐れられているシャチは、50年前に初めて生け捕りにされて以来研究が進められてきた。最新の研究結果を通して、知られざるシャチの魅力に迫る。
暮らす場所によって狩りの仕方を変える知能が高いシャチの姿を知ることが出来る。自然界の厳しさとそれに適応する彼らのことを知ることが出来る作品。
13『パリピ公明』(アニメ)
監督:本間修
五丈原の戦いで病死した諸葛亮孔明が若き日の姿で現代日本・東京都渋谷に転移し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の夢を叶える軍師として活躍する姿を描く物語
転生ものはあまり見てこなかったが、今作に含まれるコメディ要素にとても惹きつけられた。アニメーションと歌唱シーンが相まっていた。
14『東京リベンジャーズ』(映画)
監督:英勉
27歳のフリーター・タケミチは、テレビのニュースでかつての恋人・ヒナタが殺されたことを知る。翌日、駅のホームから転落した彼は、10年前の高校時代にタイムリープしていた。ヒナタの弟・ナオトからヒナタを救う唯一の方法を教えられ、過酷なミッションに挑んでいく。
原作は読んでいたが実写映画はこれまで見たことが無かった。原作に沿って展開される物語とSF要素をとても巧みに表現されていた。
15『シャチの見える灯台』(映画)
監督:ヘラルド・オリバレス
パタゴニアでレンジャーとして働くベトは、野生のシャチの研究をして日々を過ごしていた。そこに豊かな自然に暮らす野生のシャチと触れ合うことで、自閉症の息子に何らかの感情が生じることを願う母親が訪れてくる。最初は二人を追い払おうとするベトだったが、しだいに彼の心にも変化が生じていく。
スペインの映画。自閉症の子供と回復に励む母親、2人を密かに支えるベトという存在に心が温まった。イルカセラピーがあるようにシャチにもその可能性が秘められているという夢を与えてくれる作品。
16『新テニスの王子様 U-17 World Cup』(アニメ)
監督:川口敬一郎
U-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に参加した越前リョーマだったが、
合宿の規範を破ったとされ退去を命じられてしまう。合宿所を後にしたリョーマは兄である越前リョーガの誘いでアメリカ代表として、「U-17 WORLD CUP」に参戦することを決める。
前作に続くストーリー。アメリカ代表となったリョーマがこれからどういった形で日本代表と関わっていくのかが楽しみだ。
17『劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編』(映画)
監督:河浪栄作
世界で戦うために泳ぎ続けてきた七瀬遙は、世界大会を目前に休息をとっていた。そんな折、彼は全日本選抜で戦ったある選手と偶然出会い、意気込みを新たに夢を追い続けてきた仲間たちの想いを胸に、遙は世界最高の舞台に挑む。
京都アニメーションの水の表現が作品ごとに高まっていることを実感させられる。
これまでの物語の集大成という事で精神的身体的に成長していく選手たちにはみどころが多い。
18『キングダム』(映画)
監督:佐藤 信介
春秋戦国時代の秦。戦災孤児の少年・信は天下の大将軍になることを夢みて、親友の漂とともに剣術の鍛練に励んでいた。だが漂の方だけが王宮に召し上げられ、2人は別々の道を歩み始める。
実写映画ということで俳優さんたちの表情やCGが違和感なく作成されていた。綿日は原作を読んだことが無かったが、起承転結がはっきりと描かれており取っ付きやすい作品に感じた。
19『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(映画)
監督:マイケル・ドハティ
神話の時代に生きていた怪獣モスラ、ラドン、キングギドラが休眠状態から復活する。これらの怪獣とゴジラとの覇権争いを食い止め、世界の破滅を防ぐべく、生物学者や考古人類学者らが所属する未確認生物特務機関「モナーク」が始動。波乱万丈のSFアクション。
これまでの作品ファンにとっては待望の物語であったと実感した。昔から馴染みある怪獣の登場と現代のCG技術が相まって、迫力ある作品となっていた。
20『SPY×FAMILY』(アニメ)
監督:古橋一浩
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げる時代、疑似家族を作った3人は互いの正体を隠しながら一つ屋根の下で暮らすことになった。父はスパイ、母は殺し屋、娘はエスパー。
コメディ要素と物語構成がバランスよく成り立っている。OPEDのアニメーションの特徴が特に印象深い。大人から子供まで楽しめる一作だと感じた。