NEW CONTRIBUTION FORM
3年 高田(峻)
RES
夏休み課題 1~15
1『アラジン』(実写)
監督:ガイ・リッチー
アニメ版から約二十年後に実写映画として制作された。ミュージカル調の映画で、実写オリジナルの展開や、挿入歌などアニメ版以上に楽しめる作品となっている。
泥棒のアラジンは、魔法のランプに住む魔人ジーニーとの出会いをきっかけに王女ジャスミンとの仲を深めていくが、そこには悪の姿が。三つの願いを使って国を守ることができるのか。
2『美女と野獣』(実写)
監督:ビル・コンドン
ディズニーミュージカルアニメ映画の実写版。主人公・ベルにはハリーポッターシリーズの、エマ・ワトソンが起用され、豪華で美しい世界観が広がっている。
深い森の奥に誰も立ち入らない屋敷があった。そこには嘗ての暴君であった王の野獣が住みついている。そこに立ち入った、ベルは始め、野獣と敵対関係にあったものの、徐々に心を通わせ恋に落ちていく。
3『ラブ・ドラッグ』
監督:エドワード・ズウィック
薬品会社のセールスマンの男は取引先の病院でパーキンソン病の女性と出会う。始めは体目的で交際を開始するが、彼女の容態が少しずつ悪化。病気の恋人との関わり方に悩んでいく葛藤を描く。
アン・ハサウェイがパーキンソン病患者を演じる話題作。始めはコミカルなテンポであったが、シリアスな物語へと展開していく。今話題のファイザー製薬を舞台にした、現実に基づく作品。
4『キングダム』
監督:佐藤信介(実写映画)
中国、春秋戦国時代が舞台。孤独児・信は秦の皇帝の弟を倒す目的で兄の嬴政らとともに戦いを挑む。
山崎賢人と吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈などの豪華キャストで彩られている。原作の漫画からの満を持しての実写化であり、続編の公開も期待されている。
5『トップガン』
主演:トム・クルーズ
優秀な海軍兵士である、マーヴェリックは特別訓練舞台「トップガン」に引き抜かれる。そこで訓練を積みながら、ライバルの存在や、仲間の死を乗り越え成長していく物語。
公開当時大ブームを巻き起こしたトム・クルーズの出世作。アメリカでは実際に公開後、海軍に志願するものが多く増えたという。
6『トップガン マーヴェリック』
主演:トム・クルーズ
前作から30年以上経過し、マーヴェリックはついに指導者の道に立つことになる。そこの生徒に嘗ての仲間で殉職したギースの息子がいることを知る。前作では叶わなかった、ギースとの試練を共に乗り越える。
待望の続編。前作に倣った趣向が施され、ファンを興奮させた。中でも主題歌「デンジャーゾーン」が冒頭で流れると鳥肌モノである。
7『ファイナルドラゴン』
主演:ジミーウォング
清朝末期の中国。武術の達人の男は毒薬を持っているという噂の女の殺しの命令を受ける。しかし、それは依頼人の妻であり、策略に嵌められてしまう。
ジャッキーチェンが悪役として出演する作品。多くの人物が登場する豪華な仕様の裏返しで、少々グロテスクな描写もある。若き日のジャッキーチェンが拝めるという点は貴重である。
8『轟轟戦隊ボウケンジャー 前半』(東映)
戦隊ヒーロー30周年記念作品。それゆえにとても内容に力のはいったシリーズだと感じた。脚本も前半でいきなり致命的な危機が訪れる展開に。悪の組織が4つあるのも斬新である。
プレシャスと呼ばれる宝物を探しているボウケンジャーたちは、他にプレシャスを狙う悪の組織との闘いを繰り広げる。
9『轟轟戦隊ボウケンジャー 後半』(東映)
六人目のヒーロー、ボウケンシルバーが加わり、最後の戦いに挑む。歴代のヒーローたちとは異なり、見た目にパワーアップ要素を盛り込むのではなく、登場時からの強さを最終的に披露するといったイメージでリアルなところだと考えた。最終回は様々な謎が明かされ、思ってもいなかった恋要素も。
10『映画 轟轟戦隊ボウケンジャー』(東映作品)
ボウケンレッドの父が現れ、秘密のプレシャスを確保するために奔走する。四つの悪組織が一度に入り乱れるシーンは映画ならではだ。また映画で先行してお披露目されるロボットの存在などがファンを楽しめる要素となっている。
11『ターミネーター ジェニシス』
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
ターミネーターの新たな展開。嘗て存在していた時間軸とは変わり、未来が変わった設定で物語が進められる。それゆえにとても複雑な展開となっており、理解するのに時間がかかる。アーノルド・シュワルツェネッガーがターミネーターとして年を重ね、お決まりのセリフを発する点は大きな見どころと言える。
12『パイレーツ オブ カリビアン 最後の海賊』
主演;ジョニー・デップ
4作目で大きく転換した世界線から回帰した第五作。一作目から出演していたメンバーが久しぶりに作中に登場する。現在続編が検討されているとのことだが、ジョニー・デップ自身の問題などから、本当に「最後の海賊」となってしまうことが危惧されている。内容も今までの内容の結びのような内容のため、より信憑性が持たれている。
13『東京リベンジャーズ』(実写)
主演:北村拓海
イケてないフリーター少年が過去にタイムスリップし、過去を変える物語。よくあるタイムスリップものではあるが、イケてない少年が恋人を守る中で、弱いながらに強敵を相手に困難を乗り越えるところが魅力的であり、単なる不良映画になっていないのである。
14『マイファミリー』(ドラマ)
主演:二宮和也
鳴沢はるとの娘が誘拐され、犯人との関係を紐解きながら、展開される新しいミステリー。謎が何重にも仕組まれ、最後の最後まで真犯人が登場しない。しかし、話が進むごとに犯人の存在がわからなくなり、視聴者が気になってしまう。引きつけられる。視聴率も二けたを安定して維持するほどの人気ドラマである。
15『六本木クラス』(ドラマ)
主演:竹内涼真
人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版。東京六本木を舞台に大企業と、宮部新の復讐劇が描かれる。物語は勧善懲悪もので、『半沢直樹』シリーズを思い出させた。両者の共通する「土下座」をする相手が登場人物である香川照之にしなくてはならないのは何かの偶然だろうか。
1『アラジン』(実写)
監督:ガイ・リッチー
アニメ版から約二十年後に実写映画として制作された。ミュージカル調の映画で、実写オリジナルの展開や、挿入歌などアニメ版以上に楽しめる作品となっている。
泥棒のアラジンは、魔法のランプに住む魔人ジーニーとの出会いをきっかけに王女ジャスミンとの仲を深めていくが、そこには悪の姿が。三つの願いを使って国を守ることができるのか。
2『美女と野獣』(実写)
監督:ビル・コンドン
ディズニーミュージカルアニメ映画の実写版。主人公・ベルにはハリーポッターシリーズの、エマ・ワトソンが起用され、豪華で美しい世界観が広がっている。
深い森の奥に誰も立ち入らない屋敷があった。そこには嘗ての暴君であった王の野獣が住みついている。そこに立ち入った、ベルは始め、野獣と敵対関係にあったものの、徐々に心を通わせ恋に落ちていく。
3『ラブ・ドラッグ』
監督:エドワード・ズウィック
薬品会社のセールスマンの男は取引先の病院でパーキンソン病の女性と出会う。始めは体目的で交際を開始するが、彼女の容態が少しずつ悪化。病気の恋人との関わり方に悩んでいく葛藤を描く。
アン・ハサウェイがパーキンソン病患者を演じる話題作。始めはコミカルなテンポであったが、シリアスな物語へと展開していく。今話題のファイザー製薬を舞台にした、現実に基づく作品。
4『キングダム』
監督:佐藤信介(実写映画)
中国、春秋戦国時代が舞台。孤独児・信は秦の皇帝の弟を倒す目的で兄の嬴政らとともに戦いを挑む。
山崎賢人と吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈などの豪華キャストで彩られている。原作の漫画からの満を持しての実写化であり、続編の公開も期待されている。
5『トップガン』
主演:トム・クルーズ
優秀な海軍兵士である、マーヴェリックは特別訓練舞台「トップガン」に引き抜かれる。そこで訓練を積みながら、ライバルの存在や、仲間の死を乗り越え成長していく物語。
公開当時大ブームを巻き起こしたトム・クルーズの出世作。アメリカでは実際に公開後、海軍に志願するものが多く増えたという。
6『トップガン マーヴェリック』
主演:トム・クルーズ
前作から30年以上経過し、マーヴェリックはついに指導者の道に立つことになる。そこの生徒に嘗ての仲間で殉職したギースの息子がいることを知る。前作では叶わなかった、ギースとの試練を共に乗り越える。
待望の続編。前作に倣った趣向が施され、ファンを興奮させた。中でも主題歌「デンジャーゾーン」が冒頭で流れると鳥肌モノである。
7『ファイナルドラゴン』
主演:ジミーウォング
清朝末期の中国。武術の達人の男は毒薬を持っているという噂の女の殺しの命令を受ける。しかし、それは依頼人の妻であり、策略に嵌められてしまう。
ジャッキーチェンが悪役として出演する作品。多くの人物が登場する豪華な仕様の裏返しで、少々グロテスクな描写もある。若き日のジャッキーチェンが拝めるという点は貴重である。
8『轟轟戦隊ボウケンジャー 前半』(東映)
戦隊ヒーロー30周年記念作品。それゆえにとても内容に力のはいったシリーズだと感じた。脚本も前半でいきなり致命的な危機が訪れる展開に。悪の組織が4つあるのも斬新である。
プレシャスと呼ばれる宝物を探しているボウケンジャーたちは、他にプレシャスを狙う悪の組織との闘いを繰り広げる。
9『轟轟戦隊ボウケンジャー 後半』(東映)
六人目のヒーロー、ボウケンシルバーが加わり、最後の戦いに挑む。歴代のヒーローたちとは異なり、見た目にパワーアップ要素を盛り込むのではなく、登場時からの強さを最終的に披露するといったイメージでリアルなところだと考えた。最終回は様々な謎が明かされ、思ってもいなかった恋要素も。
10『映画 轟轟戦隊ボウケンジャー』(東映作品)
ボウケンレッドの父が現れ、秘密のプレシャスを確保するために奔走する。四つの悪組織が一度に入り乱れるシーンは映画ならではだ。また映画で先行してお披露目されるロボットの存在などがファンを楽しめる要素となっている。
11『ターミネーター ジェニシス』
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
ターミネーターの新たな展開。嘗て存在していた時間軸とは変わり、未来が変わった設定で物語が進められる。それゆえにとても複雑な展開となっており、理解するのに時間がかかる。アーノルド・シュワルツェネッガーがターミネーターとして年を重ね、お決まりのセリフを発する点は大きな見どころと言える。
12『パイレーツ オブ カリビアン 最後の海賊』
主演;ジョニー・デップ
4作目で大きく転換した世界線から回帰した第五作。一作目から出演していたメンバーが久しぶりに作中に登場する。現在続編が検討されているとのことだが、ジョニー・デップ自身の問題などから、本当に「最後の海賊」となってしまうことが危惧されている。内容も今までの内容の結びのような内容のため、より信憑性が持たれている。
13『東京リベンジャーズ』(実写)
主演:北村拓海
イケてないフリーター少年が過去にタイムスリップし、過去を変える物語。よくあるタイムスリップものではあるが、イケてない少年が恋人を守る中で、弱いながらに強敵を相手に困難を乗り越えるところが魅力的であり、単なる不良映画になっていないのである。
14『マイファミリー』(ドラマ)
主演:二宮和也
鳴沢はるとの娘が誘拐され、犯人との関係を紐解きながら、展開される新しいミステリー。謎が何重にも仕組まれ、最後の最後まで真犯人が登場しない。しかし、話が進むごとに犯人の存在がわからなくなり、視聴者が気になってしまう。引きつけられる。視聴率も二けたを安定して維持するほどの人気ドラマである。
15『六本木クラス』(ドラマ)
主演:竹内涼真
人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版。東京六本木を舞台に大企業と、宮部新の復讐劇が描かれる。物語は勧善懲悪もので、『半沢直樹』シリーズを思い出させた。両者の共通する「土下座」をする相手が登場人物である香川照之にしなくてはならないのは何かの偶然だろうか。
2年 高根
RES
夏休み 作品鑑賞13~14
13.バブル(アニメ映画) 荒木哲郎監督
ある日突然降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が破壊された近未来東京が舞台のボーイミーツガール作品。
映画館で鑑賞したのだが、まず映像の美しさに圧倒された。「進撃の巨人」のアニメーションを担当した監督と制作会社であったため、パルクールのアクションシーンの奥行きを感じられるカメラワークが素晴らしかった。また、カメラが三人称だけでなく一人称からのシーンもあるため非常に没入感を感じられた。
映像の鮮やかさとは裏腹に童話の人魚姫を元にしたストーリーを持っており、最後は泡になって消えてしまうヒロインのウタに対してはとても切ない感情を抱いた。
14.犬王 原作:古川日出男 / 監督:湯浅政明
実在の能楽師 犬王と盲目の琵琶法師 友魚を主人公としたミュージカルアニメーション映画。室町の京が舞台。
能楽というとゆっくりとしたテンポの音楽を思い浮かべるがこの作品はその真逆、アップテンポでロックミュージックに近い騒がしさをもったものとして能楽が描かれる。作品内では観客が一緒に手拍子や歓声をしながら、能楽を楽しむシーンが多くあり、現代のロックフェスのようであった。
能楽の専門家の方によると、能(猿楽)は当時は今の2~3倍速いテンポで演奏されてた(江戸時代に遅くなった)らしいので、友魚が演奏してたくらい早いほうが事実に近いのかもしれない。そのまま残ってくれてたらもう少し親しみやすかったかもしれないと思った。(参考サイト:https://intojapanwaraku.com/culture/201247/)
音楽面だけでなく、犬王が踊るダンスもブレイクダンスやヒップホップ、最後の義満の前で踊っていたものも明らかにモダンバレエであり、現代の空気を感じられた。
『もし、南北朝時代・室町時代にロックミュージックやモダンバレエがあったら?どれだけの人々に受け入れられ、どれだけの人々を熱狂させただろう。』という"もしも"話としても見ることができる作品なのではないかと感じた。
対して舞台装置や演出方法はわざとそれを動かす人たちを見せることで「これなら当時でもありえそう、やれそう」と思わせていたのが見せ方として非常に上手いなと思った。
13.バブル(アニメ映画) 荒木哲郎監督
ある日突然降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が破壊された近未来東京が舞台のボーイミーツガール作品。
映画館で鑑賞したのだが、まず映像の美しさに圧倒された。「進撃の巨人」のアニメーションを担当した監督と制作会社であったため、パルクールのアクションシーンの奥行きを感じられるカメラワークが素晴らしかった。また、カメラが三人称だけでなく一人称からのシーンもあるため非常に没入感を感じられた。
映像の鮮やかさとは裏腹に童話の人魚姫を元にしたストーリーを持っており、最後は泡になって消えてしまうヒロインのウタに対してはとても切ない感情を抱いた。
14.犬王 原作:古川日出男 / 監督:湯浅政明
実在の能楽師 犬王と盲目の琵琶法師 友魚を主人公としたミュージカルアニメーション映画。室町の京が舞台。
能楽というとゆっくりとしたテンポの音楽を思い浮かべるがこの作品はその真逆、アップテンポでロックミュージックに近い騒がしさをもったものとして能楽が描かれる。作品内では観客が一緒に手拍子や歓声をしながら、能楽を楽しむシーンが多くあり、現代のロックフェスのようであった。
能楽の専門家の方によると、能(猿楽)は当時は今の2~3倍速いテンポで演奏されてた(江戸時代に遅くなった)らしいので、友魚が演奏してたくらい早いほうが事実に近いのかもしれない。そのまま残ってくれてたらもう少し親しみやすかったかもしれないと思った。(参考サイト:https://intojapanwaraku.com/culture/201247/)
音楽面だけでなく、犬王が踊るダンスもブレイクダンスやヒップホップ、最後の義満の前で踊っていたものも明らかにモダンバレエであり、現代の空気を感じられた。
『もし、南北朝時代・室町時代にロックミュージックやモダンバレエがあったら?どれだけの人々に受け入れられ、どれだけの人々を熱狂させただろう。』という"もしも"話としても見ることができる作品なのではないかと感じた。
対して舞台装置や演出方法はわざとそれを動かす人たちを見せることで「これなら当時でもありえそう、やれそう」と思わせていたのが見せ方として非常に上手いなと思った。
2年 高根
RES
夏休み 作品鑑賞6~12
6.サマータイムレンダ(アニメ) 原作:田中靖規 / 監督:渡辺 歩
とある和歌山の離島を舞台にしたSFサスペンス。いわゆる死に戻り(ループ)もの。コメディ(希望・平和)なターンとシリアス(絶望)のターンの量の配分が上手く、感情が頻繁に揺さぶられるため、飽きない。
有名な思考実験であるスワンプマン(沼男)を基にしていると考えられる。しかし思考実験のスワンプマンは「元の人物とスワンプマンを同一人物として見るのか、はたまた別物として見るのか」という部分がテーマだが、本作品では"影"と呼ばれる見た目も声も記憶もそっくりなもう一人の自分を通して自分の本心を見つめ直すという表現があったのが印象的だった。
7.ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト監督
タイムリープ・サイコ・ホラー映画。現実と夢の中(1960年代のソーホー)という2つの舞台と、エロイーズとサンディの2人の少女が入れ代わり立ち代わりで描かれ、いつしかその境界が曖昧になっていく表現がまったく違和感がなく、見事だった。特に序盤のエロイーズとサンディが何度も入れ替わるダンスシーンはとても印象に残った。ジャンルとしてはサスペンスやホラーの位置にありながら、ティーン映画やファンタジー映画の要素も多く含まれていたのが新鮮だった。
慣れない環境や新しい交友関係に戸惑う少女が精神的に追い込まれていくという状況は私も大学1年のときに経験したため、非常にリアリティを感じた。
8.光が死んだ夏 1巻 (モクモクれん)
とある集落に暮らし、ずっと一緒に育ってきた少年、よしきと光。しかしある日、光だと思っていたものが別のナニカにすり替わっており、本物の光はもう死んでしまっていることによしきは確信を持つ。それでも一緒にいたい、でも本当にこのままでいいのか?目の前の"ヒカル"は何ものなのか?小さな集落が舞台のサスペンスホラー作品。
セミの鳴き声や自転車の音など環境音・効果音がうるさいほどに文字で主張されており、集落の静けさと作品自体の不気味さが上手く表現されている。
姿形や声、喋り方は"光"そっくりでも正体は得体の知れないナニカ、それを分かっていても離れたくない。でも本当は怖い。というよしきの葛藤だけでなく、自分が抱いている感情がどこまでが自分の感情で、どこまでが光の感情なのかが分からない"ヒカル"の葛藤の両方が描かれており、すこし切なさも感じた。
光であって光でないモノとよしきがどんな選択をし、どんな結末を迎えるのか続巻が楽しみ。
9.リリーのすべて(原題:The Danish Girl) トム・フーパー監督
デンマークで風景画家と肖像画家として暮らす仲睦まじい夫婦、アイナーとゲルダ。しかしある日、夫のアイナーは自分の中にいる女性性・リリーを自覚する。日に日にリリーとして過ごす日数が増え、アイナーはついに性転換手術を受けることを決意する。
世界で初めて性転換手術を受けた人物リリー・エルベを題材とした小説『The Danish Girl』(2000年刊行)を原作とした伝記映画。
舞台は1920年代後半。まだこの時代は、同性愛者やトランスジェンダーの人々は精神疾患持ちであるという認識が非常に強い。作中でもアイナーは多くの医者のもとで診てもらうが、どの医者からも「精神疾患」「精神分裂」という診断を受ける。そんな中でも女性になることを諦めなかったアイナーはとても強い人だと感じた。また、愛しているアイナーが次第にリリーに変化し、自分の中の夫への愛情と目の前の変化に苦しみながらも最期まで添い遂げたゲルダもとても強く素晴らしい人だと感じた。
アイナーが体の性と心の性の違いに戸惑い、苦しみながらも、少しずつリリーという自分が望む"女性"へと変わっていく様は美しく魅力的で、演じるエディ・レッドメインの演技力をひしひしと感じた。一方で妻のエルダの愛する夫がいなくなってしまうという苦しみも、痛いほど理解できた。途中、リリーに「アイナーに会いたい」「夫と話したり抱きしめたりしたい」とえるだが涙ながらに訴えるシーンが忘れられない。
10.夏へのトンネル、さよならの出口 原作 八目迷 / 監督 田口智久
入れば、欲しいものが何でも手に入るというウラシマトンネル。そのトンネルを巡って共同戦線を結んだ、亡くなった妹を取り戻したい塔野カオルと特別な才能が欲しい花城あんずの2人のひと夏の物語。
SFな設定と高校生男女の甘酸っぱい青春が良いバランスだった。尺は全体で80分弱と短めだったが、物足りなさは不思議と感じないしっかりとした青春映画だった。作画が非常に美しく、ウラシマトンネル内部の怪しくも美しい背景と花城の揺れる長い黒髪が印象的だった。
ウラシマトンネルは"欲しいものが手に入る"場所ではなく、"失ったものを取り戻せる"場所であるという事実に塔野が気付いたあとの「失ったもの」「すでに持っているのにそれに気づいていないもの」「捨てたもの」の3つの比較も印象的だった。
11.雨を告げる漂流団地 石田祐康監督
小学6年生の少年少女6人が取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込み、突然不思議な現象に巻き込まれる。団地の中で出会った謎の少年 のっぽとともに力を合わせ、元の世界に戻ろうと奮闘するひと夏の冒険ファンタジー。『ペンギン・ハイウェイ(2018)』や『泣きたい私は猫をかぶる(2020)』を制作したスタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第3弾。
謎の少年ののっぽくんは実は鴨の宮団地そのものである(座敷わらしや土地神に似た感じ?)と作品中で明らかになったとき、「人に愛され大切にされてきたものに魂が宿るという日本独特の思考が反映されているな」と感じた。今はもう無くなってしまった、私が好きだった場所も鴨の宮団地と同じようにどこかで漂流しているのだろうかと考えてしまった。
また、素直に泣いたり怒ったり甘えたりしたら周囲に迷惑をかけるからと自分の気持ちを押し殺しがちな夏芽(アダルトチルドレンに近い)と、素直に泣いたり怒ったり、すぐ他人のせいにしたり、かなり自分勝手な行動が多い子どもらしい令依奈の比較も読み取れた。
12.少年を飼う (青井ぬゐ)
都内で働くOL・森川藍はある日、自分の家の前にうずくまる16歳の少年・凪沙と出会う。年の差10歳以上、猫のようにマイペースな凪沙との奇妙な同居生活は少しずつ藍の日常を変えていく。
はじめは表情もほとんど動かず、なにを考えているのか分かりにくい凪沙が物語が進むにつれ、少しずつ表情が柔らかくなり、いろんな表情を見せてくれるようになっていくのがかわいらしく魅力的だった。また、藍や凪沙の同級生の志田さんなど凪沙以外の登場人物の心情描写も丁寧でそれぞれの葛藤が印象的な作品。同じ作者さんの別の読み切り作品も読んだことがあるのだが、同じく登場人物の心情描写が印象的で、特に中高校生いわゆる青年期の子どもたちの複雑な感情を描くのが上手いと思った。
血の繋がりはない、けれどお互いにお互いを大切に思い、無意識のうちに支え合っている二人がこれからどんな関係になっていくのか楽しみな作品。
6.サマータイムレンダ(アニメ) 原作:田中靖規 / 監督:渡辺 歩
とある和歌山の離島を舞台にしたSFサスペンス。いわゆる死に戻り(ループ)もの。コメディ(希望・平和)なターンとシリアス(絶望)のターンの量の配分が上手く、感情が頻繁に揺さぶられるため、飽きない。
有名な思考実験であるスワンプマン(沼男)を基にしていると考えられる。しかし思考実験のスワンプマンは「元の人物とスワンプマンを同一人物として見るのか、はたまた別物として見るのか」という部分がテーマだが、本作品では"影"と呼ばれる見た目も声も記憶もそっくりなもう一人の自分を通して自分の本心を見つめ直すという表現があったのが印象的だった。
7.ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト監督
タイムリープ・サイコ・ホラー映画。現実と夢の中(1960年代のソーホー)という2つの舞台と、エロイーズとサンディの2人の少女が入れ代わり立ち代わりで描かれ、いつしかその境界が曖昧になっていく表現がまったく違和感がなく、見事だった。特に序盤のエロイーズとサンディが何度も入れ替わるダンスシーンはとても印象に残った。ジャンルとしてはサスペンスやホラーの位置にありながら、ティーン映画やファンタジー映画の要素も多く含まれていたのが新鮮だった。
慣れない環境や新しい交友関係に戸惑う少女が精神的に追い込まれていくという状況は私も大学1年のときに経験したため、非常にリアリティを感じた。
8.光が死んだ夏 1巻 (モクモクれん)
とある集落に暮らし、ずっと一緒に育ってきた少年、よしきと光。しかしある日、光だと思っていたものが別のナニカにすり替わっており、本物の光はもう死んでしまっていることによしきは確信を持つ。それでも一緒にいたい、でも本当にこのままでいいのか?目の前の"ヒカル"は何ものなのか?小さな集落が舞台のサスペンスホラー作品。
セミの鳴き声や自転車の音など環境音・効果音がうるさいほどに文字で主張されており、集落の静けさと作品自体の不気味さが上手く表現されている。
姿形や声、喋り方は"光"そっくりでも正体は得体の知れないナニカ、それを分かっていても離れたくない。でも本当は怖い。というよしきの葛藤だけでなく、自分が抱いている感情がどこまでが自分の感情で、どこまでが光の感情なのかが分からない"ヒカル"の葛藤の両方が描かれており、すこし切なさも感じた。
光であって光でないモノとよしきがどんな選択をし、どんな結末を迎えるのか続巻が楽しみ。
9.リリーのすべて(原題:The Danish Girl) トム・フーパー監督
デンマークで風景画家と肖像画家として暮らす仲睦まじい夫婦、アイナーとゲルダ。しかしある日、夫のアイナーは自分の中にいる女性性・リリーを自覚する。日に日にリリーとして過ごす日数が増え、アイナーはついに性転換手術を受けることを決意する。
世界で初めて性転換手術を受けた人物リリー・エルベを題材とした小説『The Danish Girl』(2000年刊行)を原作とした伝記映画。
舞台は1920年代後半。まだこの時代は、同性愛者やトランスジェンダーの人々は精神疾患持ちであるという認識が非常に強い。作中でもアイナーは多くの医者のもとで診てもらうが、どの医者からも「精神疾患」「精神分裂」という診断を受ける。そんな中でも女性になることを諦めなかったアイナーはとても強い人だと感じた。また、愛しているアイナーが次第にリリーに変化し、自分の中の夫への愛情と目の前の変化に苦しみながらも最期まで添い遂げたゲルダもとても強く素晴らしい人だと感じた。
アイナーが体の性と心の性の違いに戸惑い、苦しみながらも、少しずつリリーという自分が望む"女性"へと変わっていく様は美しく魅力的で、演じるエディ・レッドメインの演技力をひしひしと感じた。一方で妻のエルダの愛する夫がいなくなってしまうという苦しみも、痛いほど理解できた。途中、リリーに「アイナーに会いたい」「夫と話したり抱きしめたりしたい」とえるだが涙ながらに訴えるシーンが忘れられない。
10.夏へのトンネル、さよならの出口 原作 八目迷 / 監督 田口智久
入れば、欲しいものが何でも手に入るというウラシマトンネル。そのトンネルを巡って共同戦線を結んだ、亡くなった妹を取り戻したい塔野カオルと特別な才能が欲しい花城あんずの2人のひと夏の物語。
SFな設定と高校生男女の甘酸っぱい青春が良いバランスだった。尺は全体で80分弱と短めだったが、物足りなさは不思議と感じないしっかりとした青春映画だった。作画が非常に美しく、ウラシマトンネル内部の怪しくも美しい背景と花城の揺れる長い黒髪が印象的だった。
ウラシマトンネルは"欲しいものが手に入る"場所ではなく、"失ったものを取り戻せる"場所であるという事実に塔野が気付いたあとの「失ったもの」「すでに持っているのにそれに気づいていないもの」「捨てたもの」の3つの比較も印象的だった。
11.雨を告げる漂流団地 石田祐康監督
小学6年生の少年少女6人が取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込み、突然不思議な現象に巻き込まれる。団地の中で出会った謎の少年 のっぽとともに力を合わせ、元の世界に戻ろうと奮闘するひと夏の冒険ファンタジー。『ペンギン・ハイウェイ(2018)』や『泣きたい私は猫をかぶる(2020)』を制作したスタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第3弾。
謎の少年ののっぽくんは実は鴨の宮団地そのものである(座敷わらしや土地神に似た感じ?)と作品中で明らかになったとき、「人に愛され大切にされてきたものに魂が宿るという日本独特の思考が反映されているな」と感じた。今はもう無くなってしまった、私が好きだった場所も鴨の宮団地と同じようにどこかで漂流しているのだろうかと考えてしまった。
また、素直に泣いたり怒ったり甘えたりしたら周囲に迷惑をかけるからと自分の気持ちを押し殺しがちな夏芽(アダルトチルドレンに近い)と、素直に泣いたり怒ったり、すぐ他人のせいにしたり、かなり自分勝手な行動が多い子どもらしい令依奈の比較も読み取れた。
12.少年を飼う (青井ぬゐ)
都内で働くOL・森川藍はある日、自分の家の前にうずくまる16歳の少年・凪沙と出会う。年の差10歳以上、猫のようにマイペースな凪沙との奇妙な同居生活は少しずつ藍の日常を変えていく。
はじめは表情もほとんど動かず、なにを考えているのか分かりにくい凪沙が物語が進むにつれ、少しずつ表情が柔らかくなり、いろんな表情を見せてくれるようになっていくのがかわいらしく魅力的だった。また、藍や凪沙の同級生の志田さんなど凪沙以外の登場人物の心情描写も丁寧でそれぞれの葛藤が印象的な作品。同じ作者さんの別の読み切り作品も読んだことがあるのだが、同じく登場人物の心情描写が印象的で、特に中高校生いわゆる青年期の子どもたちの複雑な感情を描くのが上手いと思った。
血の繋がりはない、けれどお互いにお互いを大切に思い、無意識のうちに支え合っている二人がこれからどんな関係になっていくのか楽しみな作品。
2年 高根
RES
夏休み 作品鑑賞1~5
1. つみきのいえ(2008) 12分 (加藤久仁生監督)
水に沈みかけた街で孤独に暮らす老人。彼の家は水面が上昇する度に上へ上へと、積み木を重ねるように伸びていく。彼はなぜひとりで暮らしているのか、徐々に解き明かされる物語。
無声短編アニメーション。
下の階に進むほど、奥さんの看病をしていたとき、孫ができたとき、娘が恋人を連れてきたとき、娘が幼かったとき、奥さんと出会って付き合って結婚をしてこの家を建てたときと記憶の中の時間が戻っていく。最初は2人用として建てた家が、娘が生まれて3人用に、娘が結婚して孫2人ができてからは6人用と少しずつ広くなっていき、逆に奥さんが亡くなってからはおじいさん1人用へと狭くなっていっている。セリフやナレーションを使わず、家の形だけでおじいさんのこれまでの人生が分かる描き方が上手いなと感じた。
水に沈み、近所の人々もほとんどが移住してしまったために家を造ったばかりの頃とは似ても似つかないほど寂しい土地となってしまっても、積み上げてきた家とその家に宿った記憶は変わらず”そこ”にある。物語が進むにつれ、それが私たち視聴者にも伝わってきた。
「水に沈みかけて不便な土地になんで住み続けるのか。移住しないのだろうか」最初はそう思っていても最後にはおじいさんが離れない・離れられない理由に共感する。
2.武道館 (朝井リョウ)
「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル…“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。
アイドルの語源はidol。偶像、崇拝される人物を指す英単語。画面の向こう側とこちら側、ステージの上と観客席という境界線を隔てているせいで忘れがちだが、人々の一種の信仰とも言えるほどの熱狂を集めているのは10代〜20代の女の子たちなのだ。それをこの小説を読んで思い出した。
大学に行くか、アイドルを続けるか。どのタイミングでアイドルを引退するか。どれを選んで、どれを選ばないか。主人公の愛子もその周囲の人々も、たくさんの選択肢に迫られながら日々を過ごしている。
「でも、正しい選択って、この世にあるのかな?」「私はそう思わない」「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ」
正しい選択をするのではなく、選んだものを正しかった選択にするのが人生なのだろうかと一瞬自分の人生を振り返ってしまった。
すごく好きな部分が、物語の視点が主人公=「アイドル」だけではないところ。
武道館の運営さん(業務課)、CDのジャケや中の封入特典を印刷する印刷会社の人、舞台監督、振付師、ライブスタッフの人たち。ライブはステージに立つ人だけで完成するわけではない。裏で何十人、何百人の人がたった1日のライブのためにずっと前から当日まで動いてくれている。それでやっと2時間3時間のステージができる。それを小説の中で描いてくれたことがすごくうれしい。また、純粋にその描き方は上手いなと感じた。
アイドルになりたかった。歌って踊るのが好きだった。恋愛をしてしまったらアイドルではないのか。ファンより幸せになってしまったらアイドルではないのか。じゃあアイドルってなんだ?
例え、昔より年齢を重ねても、デビュー曲が年相応でなくなってしまっても、かわいいアイドル衣装が似合わなくなってしまっても、本編ラストでステージに立ちマイクを握って歌って踊った愛子や碧たちNEXT YOU一期生は紛うことなき"アイドル"だっただろうと思う。
3.ジュラシック・ワールド スティーヴン・スピルバーグ監督
ただのパニック映画ではなく、自然を軽視し、科学の力で縛り付けようとする人間の高慢さと愚かさも描かれていると感じた。暴走した恐竜が人間の手による遺伝子操作で生まれた恐竜であったこと、「せっかく開発したのに殺すなんてもったいない」という理由で実弾ではなく麻酔銃で捕獲しようとした結果、多くの人を傷つけ、死なせてしまったことなど人間のエゴの恐ろしさ。恐竜を兵器として見るか、生き物として見るか、例え兵器として利用しようとしたとして言うとおりに扱えるほどの関係は築けるのか、味方側を喰い殺さないかなどの異種族間のつながり。
人間や機械の兵器ではなく、生き物を戦争兵器として扱おうとする部分で「獣の奏者」の闘蛇を思い出した。
4.ジョゼと虎と魚たち(2020)(アニメ映画)
原作は1985年の同名小説。本作はそれの現代版リメイク作品らしい。小説との違いも気になる。
生まれつき足を動かすことができず、車椅子で生活をするジョゼことクミ子。
『管理人』として彼女の世話係をしている恒夫に「正座しろ。人が何時間正座に耐えられるか知りたい」「畳の目の数を数えろ」と無理難題を押し付ける描写はかぐや姫、祖母であるチヅに「外は猛獣がいっぱいいる」からと外出を禁じられている描写や、ジョゼの好きなモチーフの家具やジョゼ自身が描いた絵で埋め尽くされた箱庭のような自室はラプンツェルを連想した。
普段、あまり外に遊びに行かないジョゼが電車に乗るのに緊張したり、飛んでいる飛行機を見る、映画を観る、クレープを食べるといった自分たちにとって日常茶飯事なこと一つひとつに目を輝かせるのがとても愛らしかった。恒夫も作中で、海に憧れを抱くジョゼに対し、彼女の描いた海の絵を思い出しながら「羨ましい」「あんな海があったらきっと楽しい」とこぼしており、私も同じ気持ちだった。
逆にジョゼにとっては、歩いてどこかに行くこと、傘をさすこと、背伸びしてセミの抜け殻を取ることが自分にはできないから羨ましいとこぼす。この部分が恒夫たち(健常者)とジョゼ(歩行障害者)の間に、見えない線があることを表現していた。
恋愛小説的にはベタな展開が多いものの、丁寧にテンポよく進んでいくため、気にならなかった。
5.早朝始発の殺風景 (青崎有吾)
ミステリー短編集。どの短編も始発の電車内や観覧車、風邪で休んだクラスメイトの自室など舞台になるのはどれも日常的な場所であり、物語の始まり方も当たり障りないものである。しかし、そんな"日常"から突然一気にミステリーな雰囲気へとハンドルを切り始めるのが新鮮で面白かった。
最後の短編で実はこの本に収録されている作品の舞台はすべて同じ世界観で、リアルタイムでそれぞれの生活が送られていたことが明かされるのも、今までバラバラだった世界が一気に繋がった感覚を覚え、よりこの本を印象深くさせていると思った。
1. つみきのいえ(2008) 12分 (加藤久仁生監督)
水に沈みかけた街で孤独に暮らす老人。彼の家は水面が上昇する度に上へ上へと、積み木を重ねるように伸びていく。彼はなぜひとりで暮らしているのか、徐々に解き明かされる物語。
無声短編アニメーション。
下の階に進むほど、奥さんの看病をしていたとき、孫ができたとき、娘が恋人を連れてきたとき、娘が幼かったとき、奥さんと出会って付き合って結婚をしてこの家を建てたときと記憶の中の時間が戻っていく。最初は2人用として建てた家が、娘が生まれて3人用に、娘が結婚して孫2人ができてからは6人用と少しずつ広くなっていき、逆に奥さんが亡くなってからはおじいさん1人用へと狭くなっていっている。セリフやナレーションを使わず、家の形だけでおじいさんのこれまでの人生が分かる描き方が上手いなと感じた。
水に沈み、近所の人々もほとんどが移住してしまったために家を造ったばかりの頃とは似ても似つかないほど寂しい土地となってしまっても、積み上げてきた家とその家に宿った記憶は変わらず”そこ”にある。物語が進むにつれ、それが私たち視聴者にも伝わってきた。
「水に沈みかけて不便な土地になんで住み続けるのか。移住しないのだろうか」最初はそう思っていても最後にはおじいさんが離れない・離れられない理由に共感する。
2.武道館 (朝井リョウ)
「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル…“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。
アイドルの語源はidol。偶像、崇拝される人物を指す英単語。画面の向こう側とこちら側、ステージの上と観客席という境界線を隔てているせいで忘れがちだが、人々の一種の信仰とも言えるほどの熱狂を集めているのは10代〜20代の女の子たちなのだ。それをこの小説を読んで思い出した。
大学に行くか、アイドルを続けるか。どのタイミングでアイドルを引退するか。どれを選んで、どれを選ばないか。主人公の愛子もその周囲の人々も、たくさんの選択肢に迫られながら日々を過ごしている。
「でも、正しい選択って、この世にあるのかな?」「私はそう思わない」「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ」
正しい選択をするのではなく、選んだものを正しかった選択にするのが人生なのだろうかと一瞬自分の人生を振り返ってしまった。
すごく好きな部分が、物語の視点が主人公=「アイドル」だけではないところ。
武道館の運営さん(業務課)、CDのジャケや中の封入特典を印刷する印刷会社の人、舞台監督、振付師、ライブスタッフの人たち。ライブはステージに立つ人だけで完成するわけではない。裏で何十人、何百人の人がたった1日のライブのためにずっと前から当日まで動いてくれている。それでやっと2時間3時間のステージができる。それを小説の中で描いてくれたことがすごくうれしい。また、純粋にその描き方は上手いなと感じた。
アイドルになりたかった。歌って踊るのが好きだった。恋愛をしてしまったらアイドルではないのか。ファンより幸せになってしまったらアイドルではないのか。じゃあアイドルってなんだ?
例え、昔より年齢を重ねても、デビュー曲が年相応でなくなってしまっても、かわいいアイドル衣装が似合わなくなってしまっても、本編ラストでステージに立ちマイクを握って歌って踊った愛子や碧たちNEXT YOU一期生は紛うことなき"アイドル"だっただろうと思う。
3.ジュラシック・ワールド スティーヴン・スピルバーグ監督
ただのパニック映画ではなく、自然を軽視し、科学の力で縛り付けようとする人間の高慢さと愚かさも描かれていると感じた。暴走した恐竜が人間の手による遺伝子操作で生まれた恐竜であったこと、「せっかく開発したのに殺すなんてもったいない」という理由で実弾ではなく麻酔銃で捕獲しようとした結果、多くの人を傷つけ、死なせてしまったことなど人間のエゴの恐ろしさ。恐竜を兵器として見るか、生き物として見るか、例え兵器として利用しようとしたとして言うとおりに扱えるほどの関係は築けるのか、味方側を喰い殺さないかなどの異種族間のつながり。
人間や機械の兵器ではなく、生き物を戦争兵器として扱おうとする部分で「獣の奏者」の闘蛇を思い出した。
4.ジョゼと虎と魚たち(2020)(アニメ映画)
原作は1985年の同名小説。本作はそれの現代版リメイク作品らしい。小説との違いも気になる。
生まれつき足を動かすことができず、車椅子で生活をするジョゼことクミ子。
『管理人』として彼女の世話係をしている恒夫に「正座しろ。人が何時間正座に耐えられるか知りたい」「畳の目の数を数えろ」と無理難題を押し付ける描写はかぐや姫、祖母であるチヅに「外は猛獣がいっぱいいる」からと外出を禁じられている描写や、ジョゼの好きなモチーフの家具やジョゼ自身が描いた絵で埋め尽くされた箱庭のような自室はラプンツェルを連想した。
普段、あまり外に遊びに行かないジョゼが電車に乗るのに緊張したり、飛んでいる飛行機を見る、映画を観る、クレープを食べるといった自分たちにとって日常茶飯事なこと一つひとつに目を輝かせるのがとても愛らしかった。恒夫も作中で、海に憧れを抱くジョゼに対し、彼女の描いた海の絵を思い出しながら「羨ましい」「あんな海があったらきっと楽しい」とこぼしており、私も同じ気持ちだった。
逆にジョゼにとっては、歩いてどこかに行くこと、傘をさすこと、背伸びしてセミの抜け殻を取ることが自分にはできないから羨ましいとこぼす。この部分が恒夫たち(健常者)とジョゼ(歩行障害者)の間に、見えない線があることを表現していた。
恋愛小説的にはベタな展開が多いものの、丁寧にテンポよく進んでいくため、気にならなかった。
5.早朝始発の殺風景 (青崎有吾)
ミステリー短編集。どの短編も始発の電車内や観覧車、風邪で休んだクラスメイトの自室など舞台になるのはどれも日常的な場所であり、物語の始まり方も当たり障りないものである。しかし、そんな"日常"から突然一気にミステリーな雰囲気へとハンドルを切り始めるのが新鮮で面白かった。
最後の短編で実はこの本に収録されている作品の舞台はすべて同じ世界観で、リアルタイムでそれぞれの生活が送られていたことが明かされるのも、今までバラバラだった世界が一気に繋がった感覚を覚え、よりこの本を印象深くさせていると思った。
2年 井上
RES
21~30
21.アニメ『ゆるキャン△』シーズン1
原作:あfろ
監督:京極義昭
志摩リン(しまりん)が本栖湖のキャンプ場でソロキャンプをしようと自転車を走らせていたところ真冬のベンチで居眠りをしていた女子高生 各務原なでしこ(かがみはらなでしこ)を見つける。志摩リンのキャンプ姿を見てアウトドアに興味を持ち転入先の高校で野外活動サークルに入部する。
女子高生たちが真冬の中キャンプをするお話。
ナレーションでキャンプ用品やキャンプに関する知識を分かりやすく本格的に説明してくれるためキャンプに興味がある人はアニメ自体を楽しみながらキャンプについて学べる一石二鳥な作品。
22.アニメ『ゆるキャン△』シーズン2
原作:あfろ
監督:京極義昭
ゆるキャンシリーズの第2期。
志摩リンの他県への初ソロキャンプ。
キャンプ用品を買うためのなでしこの初バイト。
なでしこの初ソロキャンプ。
野外活動サークル+志摩リン+あおいの妹を加えての初キャンプ。など初体験要素が満載。
高校生らしいチャレンジ精神が見どころ。
キャンプに行きたくなる。
23.映画『魔女の宅急便』
原作:角野栄子
監督:宮崎駿
宮崎駿監督が手懸けた大人気ジブリ作品。
大学で専門的な授業を受けてから見ることでまた、違った視点で見ることができた。
原作と映画との比較などをしてみると何度も見た作品であっても新鮮な楽しみ方ができる。
24.アニメ『はたらく魔王さま!』
魔王サタン率いる魔王軍は人間に対し侵攻したが、女勇者エミリアに追い詰められ、異世界に繋がるゲートで逃げた先は日本の新宿であった。異世界に逃げ込んできたのは自分たちだけだと思ったサタンだったが、そこには勇者エミリアの姿が。異世界でも世界征服を試みるが一旦はまともに生きようとするサタンと元の世界に戻ろうとするエミリア。宿敵同士であるはずの2人が近所に住むことになる。
よくある異世界転生作品は現実世界から異世界に行くと言ったものが多い中、本作は異世界から私たち視点で言う現実に来るといった逆異世界転生作品。私たちから見れば2次元の世界でしか見ることの出来ない異世界キャラクターがファーストフード店の店員やOLとして働くコメディ要素が見どころ。
25.『死後』
著者:芥川龍之介
芥川龍之介全集6
薬を飲んで本を読まないと眠れない僕。ある日自分が死んだことになっている世界の夢を見る。するとその世界では妻が新たな夫と生活していた。しかし、妻の話からあまりしっかりした人ではないことが分かり、妻にも冷たく当たり、自殺を考えていた僕も「それじゃ死んだって死にきれるものか。」と発言。
僕はも1度目を覚ますが死ぬことも出来ずに適量の睡眠薬を飲んでまた眠りについた。
作中ほとんどが夢の世界のお話。眠ることもできず、死ぬこともできない主人公、夫に冷たく扱われ、夢の世界ではあるものの再婚した夫との関係はあまり上手くいかない妻。夫婦ともに恵まれない状態。主人公が次に目を覚ました時妻を大切にしてあげて欲しいと考える。
26.『暗殺教室』
作者:松井優征
椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組に進級することになった潮田渚。なんと担任の先生は世界中から危険視されているタコのような生命体。3年E組一同は卒業までにこの先生を暗殺することを命じられる。この先生は何ものなのか。そして、生徒たちの運命は…!?
高校教育で暗殺技術を暗殺対象の前で習わされるという極めて異例な話。
27.『天空の城ラピュタ』
監督:宮崎駿
老若男女問わずみんなに愛されてきた宮崎駿監督の作品。
普通の少年パズーはある日目の前に1人の少女が舞い降りてくる。飛行石を、シータを、ラピュタをかけて戦う。
何度見ても感動させてくれる作品。本来敵であるはずのラ=ドーラがパズーと協力し、ムスカ大佐に立ち向かって行くところに感動。
28.漫画『寄宿学校のジュリエット』
作者:金田陽介
ダリア学園。そこは東和国とウエスト公国のちょうど間に位置する、全寮制の名門校。隣合う両国が敵対関係であるように内部でも東和国専用寮黒犬の寮(ブラックドギーハウス)とウエスト公国専用寮白猫の寮(ホワイトキャッツハウス)に別れ、凄まじい対立をしていた。しかし、東和国寮1年生リーダー犬塚露壬雄(いぬづかろみお)はウエスト公国寮1年生リーダーのジュリエット・ペルシアに好意を抱いていた。ある日決闘の際、犬塚はペルシアに告白を申し込む!?
恋人がすぐそばにいるのに、寮生には絶対にバレてはいけない禁断の恋がまるで織姫と彦星の物語のよう。寮生から絶大な信頼を得ている2人にとっては2人きりで話すことさえ困難なところが面白い。
29.漫画『王様ゲーム』
作者:金沢信明
普通の高校生活を送っていた1年B組金沢信明。ある日の朝突然クラス全員にクラスメイトの2人が名指しでキスをしろとのメールが届く。クラスメイト全員が迷惑メールだと思っていたが、2人はキスをした。しかし、次なる王様からのメールに指名された2人は命令に従わなかった。するとその次の日彼らは学校に来なかった。
ホラー作品として有名な王様ゲーム。次々と出される命令に従うことが出来ず無慈悲にも殺さていくクラスメイト。作中止まない緊張感と自分もこの場にいたらどうしようという恐怖を感じた。王様は誰なのか、理不尽な命令にどう対応していくのか、ということを考えながら読むとより楽しめる。
30.漫画『王様ゲーム-臨場-』
作者:金沢信明
『王様ゲーム』の続編。
王様ゲームを乗り越え、生き延びたのは金沢信明。ようやく終わったと思った王様ゲームだが、信明に一通のメールが届く。それは「王様ゲームを続けるか、罰を受けるか選べ。」というものだった。罰を受けるを選択した信明だったが、「お前達31人の命を捧げ本多奈津子を生き返らせるための犠牲となれ。」との返信が。
そして、信明は転校することになり、これで終わったと思ったところでまた着信音が…。
終わったと思った王様ゲームだったが、まだ続いていた。この作品の見どころは、最初は転校生として優しく接してくれていた新たなクラスメイトも命の危険に晒されることでその本性が見えてくるところだ。自分が同じような状況になってしまったら、本作のキャラクターのように荒ぶってしまうのか、そのようなことを考えてみるとより面白い。
21.アニメ『ゆるキャン△』シーズン1
原作:あfろ
監督:京極義昭
志摩リン(しまりん)が本栖湖のキャンプ場でソロキャンプをしようと自転車を走らせていたところ真冬のベンチで居眠りをしていた女子高生 各務原なでしこ(かがみはらなでしこ)を見つける。志摩リンのキャンプ姿を見てアウトドアに興味を持ち転入先の高校で野外活動サークルに入部する。
女子高生たちが真冬の中キャンプをするお話。
ナレーションでキャンプ用品やキャンプに関する知識を分かりやすく本格的に説明してくれるためキャンプに興味がある人はアニメ自体を楽しみながらキャンプについて学べる一石二鳥な作品。
22.アニメ『ゆるキャン△』シーズン2
原作:あfろ
監督:京極義昭
ゆるキャンシリーズの第2期。
志摩リンの他県への初ソロキャンプ。
キャンプ用品を買うためのなでしこの初バイト。
なでしこの初ソロキャンプ。
野外活動サークル+志摩リン+あおいの妹を加えての初キャンプ。など初体験要素が満載。
高校生らしいチャレンジ精神が見どころ。
キャンプに行きたくなる。
23.映画『魔女の宅急便』
原作:角野栄子
監督:宮崎駿
宮崎駿監督が手懸けた大人気ジブリ作品。
大学で専門的な授業を受けてから見ることでまた、違った視点で見ることができた。
原作と映画との比較などをしてみると何度も見た作品であっても新鮮な楽しみ方ができる。
24.アニメ『はたらく魔王さま!』
魔王サタン率いる魔王軍は人間に対し侵攻したが、女勇者エミリアに追い詰められ、異世界に繋がるゲートで逃げた先は日本の新宿であった。異世界に逃げ込んできたのは自分たちだけだと思ったサタンだったが、そこには勇者エミリアの姿が。異世界でも世界征服を試みるが一旦はまともに生きようとするサタンと元の世界に戻ろうとするエミリア。宿敵同士であるはずの2人が近所に住むことになる。
よくある異世界転生作品は現実世界から異世界に行くと言ったものが多い中、本作は異世界から私たち視点で言う現実に来るといった逆異世界転生作品。私たちから見れば2次元の世界でしか見ることの出来ない異世界キャラクターがファーストフード店の店員やOLとして働くコメディ要素が見どころ。
25.『死後』
著者:芥川龍之介
芥川龍之介全集6
薬を飲んで本を読まないと眠れない僕。ある日自分が死んだことになっている世界の夢を見る。するとその世界では妻が新たな夫と生活していた。しかし、妻の話からあまりしっかりした人ではないことが分かり、妻にも冷たく当たり、自殺を考えていた僕も「それじゃ死んだって死にきれるものか。」と発言。
僕はも1度目を覚ますが死ぬことも出来ずに適量の睡眠薬を飲んでまた眠りについた。
作中ほとんどが夢の世界のお話。眠ることもできず、死ぬこともできない主人公、夫に冷たく扱われ、夢の世界ではあるものの再婚した夫との関係はあまり上手くいかない妻。夫婦ともに恵まれない状態。主人公が次に目を覚ました時妻を大切にしてあげて欲しいと考える。
26.『暗殺教室』
作者:松井優征
椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組に進級することになった潮田渚。なんと担任の先生は世界中から危険視されているタコのような生命体。3年E組一同は卒業までにこの先生を暗殺することを命じられる。この先生は何ものなのか。そして、生徒たちの運命は…!?
高校教育で暗殺技術を暗殺対象の前で習わされるという極めて異例な話。
27.『天空の城ラピュタ』
監督:宮崎駿
老若男女問わずみんなに愛されてきた宮崎駿監督の作品。
普通の少年パズーはある日目の前に1人の少女が舞い降りてくる。飛行石を、シータを、ラピュタをかけて戦う。
何度見ても感動させてくれる作品。本来敵であるはずのラ=ドーラがパズーと協力し、ムスカ大佐に立ち向かって行くところに感動。
28.漫画『寄宿学校のジュリエット』
作者:金田陽介
ダリア学園。そこは東和国とウエスト公国のちょうど間に位置する、全寮制の名門校。隣合う両国が敵対関係であるように内部でも東和国専用寮黒犬の寮(ブラックドギーハウス)とウエスト公国専用寮白猫の寮(ホワイトキャッツハウス)に別れ、凄まじい対立をしていた。しかし、東和国寮1年生リーダー犬塚露壬雄(いぬづかろみお)はウエスト公国寮1年生リーダーのジュリエット・ペルシアに好意を抱いていた。ある日決闘の際、犬塚はペルシアに告白を申し込む!?
恋人がすぐそばにいるのに、寮生には絶対にバレてはいけない禁断の恋がまるで織姫と彦星の物語のよう。寮生から絶大な信頼を得ている2人にとっては2人きりで話すことさえ困難なところが面白い。
29.漫画『王様ゲーム』
作者:金沢信明
普通の高校生活を送っていた1年B組金沢信明。ある日の朝突然クラス全員にクラスメイトの2人が名指しでキスをしろとのメールが届く。クラスメイト全員が迷惑メールだと思っていたが、2人はキスをした。しかし、次なる王様からのメールに指名された2人は命令に従わなかった。するとその次の日彼らは学校に来なかった。
ホラー作品として有名な王様ゲーム。次々と出される命令に従うことが出来ず無慈悲にも殺さていくクラスメイト。作中止まない緊張感と自分もこの場にいたらどうしようという恐怖を感じた。王様は誰なのか、理不尽な命令にどう対応していくのか、ということを考えながら読むとより楽しめる。
30.漫画『王様ゲーム-臨場-』
作者:金沢信明
『王様ゲーム』の続編。
王様ゲームを乗り越え、生き延びたのは金沢信明。ようやく終わったと思った王様ゲームだが、信明に一通のメールが届く。それは「王様ゲームを続けるか、罰を受けるか選べ。」というものだった。罰を受けるを選択した信明だったが、「お前達31人の命を捧げ本多奈津子を生き返らせるための犠牲となれ。」との返信が。
そして、信明は転校することになり、これで終わったと思ったところでまた着信音が…。
終わったと思った王様ゲームだったが、まだ続いていた。この作品の見どころは、最初は転校生として優しく接してくれていた新たなクラスメイトも命の危険に晒されることでその本性が見えてくるところだ。自分が同じような状況になってしまったら、本作のキャラクターのように荒ぶってしまうのか、そのようなことを考えてみるとより面白い。
2年 井上
RES
11~20
11.アニメ版『古見さんは、コミュ症です。』
監督:川越一生
原作:オダトモヒト
喋りたいけど喋れない、いわゆるコミュ症の女子高生古見さん。容姿端麗文武両立で汚点の付け所のなく人気者間違いなしのはずの彼女は人と接することができず、高校生になるまで友達がいなかった。個性が強い人が集まる私立伊旦高校で普通の男子高校生只野仁人と出会う。
恋愛要素がある作品にも関わらず、ヒロインが作中ほとんど喋らないといった一風変わった設定。しかし、中々喋らないヒロインだからこその良さがあった。最初は話しかけられるだけで怯えていた古味さんが段々クラスの仲間たちに溶け込んでいく部分が見どころ。
12.映画『レ・ミゼラブル』
監督:トム・フーパー
イギリスとアメリカが合同で制作したミュージカル映画。Les Misérablesは悲惨な人々という意味がある。
妹のためにパンを1つ盗んだだけで19年間も牢獄に閉じ込められてしまったジャン・ヴァルジャン。刑期を終え、仮釈放の状態であるもののようやく外の世界に出る。行く宛てのないヴァルジャンは司教に助けられるが、その夜また盗みを働く。直ぐに警察に取り押さえられるが、司教はあげたものだといって見逃す。その優しさにヴァルジャンは自分の誤ちを嘆き、改正する。ヴァルジャンはその後過去の出来事を隠しながら、マドレーヌという名で市長兼工場経営者として生きる。
私自身何度か視聴したことがある大人気作品。
ジャン・ヴァルジャンは罪を犯してしまったことに変わりは無いが、妹の為を思って仕方なくやってしまったこと、その後のヴァルジャンの生き様を見ると決してただの極悪人であることは無いことが分かる。市民が生きづらい社会を変えるため、必死に抗う姿に感動した。
13.『ダンベル何キロ持てる?』
監督:山崎みつえ
原作:サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM
食べることが好きな主人公紗倉ひびきは友人に太ったことを指摘され、ジムに通うことにする。1度はやめようとするものの、イケメンゴリマッチョトレーナー街雄鳴造(まちおなるぞう)に心を惹かれ入会。同じ学校の優等生奏流院朱美(そうりゅういんあけみ)、ロシアからの留学生ジーナ・ボイド、教師である立花里美と共に筋トレに励む姿を描いた作品。
癖の強い作品だったが、筋トレに関する知識を学びながら楽しめる作品で、これからジムに通ったり、筋トレを始めようとしている人にオススメ。主題歌である「お願いマッスル」もノリがいい曲なので聴いてみてください。
14.アニメ『魔王城におやすみ』
原作:熊之股鍵次
監督:山崎みつえ
魔王に連れ去られたお姫様が国に戻ろうとせず、魔王城でぐっすりと眠るためにいい寝具の代わりとなるものを探すお話。
普通はお姫様が連れ去られたとなれば国の全兵力をあげて助けに行き、お姫様もそれを待ちわびるはずだが、助けを待つどころか寝具のためだけに城中を駆け回り逆に魔王を困らせてしまうといった逆転の発想に驚いた。
15.アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
原作:暁佳奈
アニメ:石立太一
戦争の道具として使われていた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦闘面では抜群の技術と運動神経を持っており、1人で1つの小隊に匹敵するほどの力をもっているヴァイオレットだが、名前も無く、言葉すらも喋ることが出来なかった。ある日ギルベルト少佐はこの少女を人間として育てることを決意する。とある戦争に参戦した時、別れ際に少佐に言われた「愛してる」の意味を知るため、自動書記人形として働くのであった。
この作品の見所はギルベルトと出会うまでは本当に道具のような扱いを受けていたヴァイオレットだったが、ギルベルトやクラウディア大佐による教育で段々と人間味が増していくところである。
原作とアニメ版ではストーリーに違いがあるため、気になる方は読んでみて欲しい。
16.劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
監督:石田太一
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の続きとなるストーリー。
戦争で大怪我をし、ヴァイオレットと別れた末に行方不明となってしまったギルベルト。多くの人が命を落としたと考える中、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは少佐のことを諦めていなかった。しかし、クラウディア大佐が発送が上手く行えなかった物が集まる倉庫で見覚えのある字で書かれた手紙を発見する。
ヴァイオレットとクラウディアはその手紙が送られてきた孤島に向かう。
ヴァイオレットの成長、ギルベルトを想う心に感動した。また、生きていたのにも関わらずギルベルトが何故元いた地に戻ってこなかったのか、連絡をすることを拒んだのか、「愛してる」は本心ではなかったのか。心情の変化に注目して見て欲しい。またこの作品のアフターストーリーがライトノベルとして刊行されているので興味がある方はぜひ閲覧して欲しい。
17.アニメ『無職転生~異世界行ったら本気出す』
原作:理不尽な孫の手
34歳引きこもりニートの主人公だが、ある日家を追い出されトラックに引かれて死んでしまう。しかし、ルーデウス・グレイラットの名で異世界転生を果たす。赤ん坊として生まれたルーデウスだが、3歳で魔法、剣術を習い始める。剣術の才能はそこまで高くないものの魔法は類を見ないほどの才能の持ち主で5歳には師匠であるロキシーにもう教えることは無いと言われる程。ある日謎の大爆発が起き、目を覚ますと知らない場所に飛ばされており、そこには知らない人が居ないほど人々に恐れられているスペルト族とボレアス家の令嬢、ルーデウスの従姉弟にあたるエリスの姿が。
この作品の見どころは、主人公が最強すぎないということだ。異世界転生系の作品の主人公は最強すぎることが多く、難敵にほとんど出会わないというストーリー展開もしばしば。しかし、本作品は強いことに代わりはないが、ルーデウスより強いキャラクターも数多く存在し、冒険途中に苦戦する姿が何度も見受けられる。
18.アニメ『転生したらスライムだった件』第1期
通り魔に刺され、死んでしまったはずの人間三上悟は異世界に転生する。しかし、転生したのはなんとスライム。転生して間もない頃、300年間封印されていた暴風龍・ヴェルドラ・テンペストが現れる。スライムはヴェルドラからリムル・テンペストの名を貰うが……?
転生したと思ったらまさかのスライムということに驚いた。ドラゴンクエストなど多くの作品で最弱モンスターとされているスライムであるが、本作品ではスライムだからこそできること、むしろスライムでなければならないという部分に魅力を感じた。
19.アニメ『転生したらスライムだった件』第2期
『転生したらスライムだった件』の続編。
多くの能力を取得、吸収してきたリムルは平和な世界を求め、全ての種族が安心して暮らせる街 ジュラ・テンペスト連邦王国を築く。
大切な仲間を殺されてしまったリムルは激怒し、仲間たちを蘇生するため、魔王になろうとする。
例え、個として最強であっても守りきれないものもあるということが分かる。また、力は人を生き物を痛め付けるためにあるのではなく、仲間を友達を家族を守るためにあるのだと感じさせてくれる作品。
20:アニメ『SPY×FAMILY』
監督:古橋一治
原作:遠藤達哉
西国(ウェスタリス)のスパイとして東国(オスタニア)の国家統一党総裁デズモンドの調査を命じられたエージェント黄昏ことロイド・フォージャー。デズモンドが出席するという息子の学校の懇談会に黄昏も参加しようと試み、スパイ、殺し屋、超能力者からなる偽りの家族で乗り込もうとするが…?
この作品の見どころはフォージャー家の内部情報の全てを知っているのは私たち読者と超能力者のアーニャだけということだ。夫妻が互いの素性を隠しながら生活している部分や普段滅多に焦ったり、ミスをしたりしない彼らがアーニャに振り回されるコメディ要素に注目。
11.アニメ版『古見さんは、コミュ症です。』
監督:川越一生
原作:オダトモヒト
喋りたいけど喋れない、いわゆるコミュ症の女子高生古見さん。容姿端麗文武両立で汚点の付け所のなく人気者間違いなしのはずの彼女は人と接することができず、高校生になるまで友達がいなかった。個性が強い人が集まる私立伊旦高校で普通の男子高校生只野仁人と出会う。
恋愛要素がある作品にも関わらず、ヒロインが作中ほとんど喋らないといった一風変わった設定。しかし、中々喋らないヒロインだからこその良さがあった。最初は話しかけられるだけで怯えていた古味さんが段々クラスの仲間たちに溶け込んでいく部分が見どころ。
12.映画『レ・ミゼラブル』
監督:トム・フーパー
イギリスとアメリカが合同で制作したミュージカル映画。Les Misérablesは悲惨な人々という意味がある。
妹のためにパンを1つ盗んだだけで19年間も牢獄に閉じ込められてしまったジャン・ヴァルジャン。刑期を終え、仮釈放の状態であるもののようやく外の世界に出る。行く宛てのないヴァルジャンは司教に助けられるが、その夜また盗みを働く。直ぐに警察に取り押さえられるが、司教はあげたものだといって見逃す。その優しさにヴァルジャンは自分の誤ちを嘆き、改正する。ヴァルジャンはその後過去の出来事を隠しながら、マドレーヌという名で市長兼工場経営者として生きる。
私自身何度か視聴したことがある大人気作品。
ジャン・ヴァルジャンは罪を犯してしまったことに変わりは無いが、妹の為を思って仕方なくやってしまったこと、その後のヴァルジャンの生き様を見ると決してただの極悪人であることは無いことが分かる。市民が生きづらい社会を変えるため、必死に抗う姿に感動した。
13.『ダンベル何キロ持てる?』
監督:山崎みつえ
原作:サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM
食べることが好きな主人公紗倉ひびきは友人に太ったことを指摘され、ジムに通うことにする。1度はやめようとするものの、イケメンゴリマッチョトレーナー街雄鳴造(まちおなるぞう)に心を惹かれ入会。同じ学校の優等生奏流院朱美(そうりゅういんあけみ)、ロシアからの留学生ジーナ・ボイド、教師である立花里美と共に筋トレに励む姿を描いた作品。
癖の強い作品だったが、筋トレに関する知識を学びながら楽しめる作品で、これからジムに通ったり、筋トレを始めようとしている人にオススメ。主題歌である「お願いマッスル」もノリがいい曲なので聴いてみてください。
14.アニメ『魔王城におやすみ』
原作:熊之股鍵次
監督:山崎みつえ
魔王に連れ去られたお姫様が国に戻ろうとせず、魔王城でぐっすりと眠るためにいい寝具の代わりとなるものを探すお話。
普通はお姫様が連れ去られたとなれば国の全兵力をあげて助けに行き、お姫様もそれを待ちわびるはずだが、助けを待つどころか寝具のためだけに城中を駆け回り逆に魔王を困らせてしまうといった逆転の発想に驚いた。
15.アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
原作:暁佳奈
アニメ:石立太一
戦争の道具として使われていた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦闘面では抜群の技術と運動神経を持っており、1人で1つの小隊に匹敵するほどの力をもっているヴァイオレットだが、名前も無く、言葉すらも喋ることが出来なかった。ある日ギルベルト少佐はこの少女を人間として育てることを決意する。とある戦争に参戦した時、別れ際に少佐に言われた「愛してる」の意味を知るため、自動書記人形として働くのであった。
この作品の見所はギルベルトと出会うまでは本当に道具のような扱いを受けていたヴァイオレットだったが、ギルベルトやクラウディア大佐による教育で段々と人間味が増していくところである。
原作とアニメ版ではストーリーに違いがあるため、気になる方は読んでみて欲しい。
16.劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
監督:石田太一
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の続きとなるストーリー。
戦争で大怪我をし、ヴァイオレットと別れた末に行方不明となってしまったギルベルト。多くの人が命を落としたと考える中、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは少佐のことを諦めていなかった。しかし、クラウディア大佐が発送が上手く行えなかった物が集まる倉庫で見覚えのある字で書かれた手紙を発見する。
ヴァイオレットとクラウディアはその手紙が送られてきた孤島に向かう。
ヴァイオレットの成長、ギルベルトを想う心に感動した。また、生きていたのにも関わらずギルベルトが何故元いた地に戻ってこなかったのか、連絡をすることを拒んだのか、「愛してる」は本心ではなかったのか。心情の変化に注目して見て欲しい。またこの作品のアフターストーリーがライトノベルとして刊行されているので興味がある方はぜひ閲覧して欲しい。
17.アニメ『無職転生~異世界行ったら本気出す』
原作:理不尽な孫の手
34歳引きこもりニートの主人公だが、ある日家を追い出されトラックに引かれて死んでしまう。しかし、ルーデウス・グレイラットの名で異世界転生を果たす。赤ん坊として生まれたルーデウスだが、3歳で魔法、剣術を習い始める。剣術の才能はそこまで高くないものの魔法は類を見ないほどの才能の持ち主で5歳には師匠であるロキシーにもう教えることは無いと言われる程。ある日謎の大爆発が起き、目を覚ますと知らない場所に飛ばされており、そこには知らない人が居ないほど人々に恐れられているスペルト族とボレアス家の令嬢、ルーデウスの従姉弟にあたるエリスの姿が。
この作品の見どころは、主人公が最強すぎないということだ。異世界転生系の作品の主人公は最強すぎることが多く、難敵にほとんど出会わないというストーリー展開もしばしば。しかし、本作品は強いことに代わりはないが、ルーデウスより強いキャラクターも数多く存在し、冒険途中に苦戦する姿が何度も見受けられる。
18.アニメ『転生したらスライムだった件』第1期
通り魔に刺され、死んでしまったはずの人間三上悟は異世界に転生する。しかし、転生したのはなんとスライム。転生して間もない頃、300年間封印されていた暴風龍・ヴェルドラ・テンペストが現れる。スライムはヴェルドラからリムル・テンペストの名を貰うが……?
転生したと思ったらまさかのスライムということに驚いた。ドラゴンクエストなど多くの作品で最弱モンスターとされているスライムであるが、本作品ではスライムだからこそできること、むしろスライムでなければならないという部分に魅力を感じた。
19.アニメ『転生したらスライムだった件』第2期
『転生したらスライムだった件』の続編。
多くの能力を取得、吸収してきたリムルは平和な世界を求め、全ての種族が安心して暮らせる街 ジュラ・テンペスト連邦王国を築く。
大切な仲間を殺されてしまったリムルは激怒し、仲間たちを蘇生するため、魔王になろうとする。
例え、個として最強であっても守りきれないものもあるということが分かる。また、力は人を生き物を痛め付けるためにあるのではなく、仲間を友達を家族を守るためにあるのだと感じさせてくれる作品。
20:アニメ『SPY×FAMILY』
監督:古橋一治
原作:遠藤達哉
西国(ウェスタリス)のスパイとして東国(オスタニア)の国家統一党総裁デズモンドの調査を命じられたエージェント黄昏ことロイド・フォージャー。デズモンドが出席するという息子の学校の懇談会に黄昏も参加しようと試み、スパイ、殺し屋、超能力者からなる偽りの家族で乗り込もうとするが…?
この作品の見どころはフォージャー家の内部情報の全てを知っているのは私たち読者と超能力者のアーニャだけということだ。夫妻が互いの素性を隠しながら生活している部分や普段滅多に焦ったり、ミスをしたりしない彼らがアーニャに振り回されるコメディ要素に注目。