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2年 高根 RES
夏休み 作品鑑賞13~14

13.バブル(アニメ映画) 荒木哲郎監督
 ある日突然降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が破壊された近未来東京が舞台のボーイミーツガール作品。
 映画館で鑑賞したのだが、まず映像の美しさに圧倒された。「進撃の巨人」のアニメーションを担当した監督と制作会社であったため、パルクールのアクションシーンの奥行きを感じられるカメラワークが素晴らしかった。また、カメラが三人称だけでなく一人称からのシーンもあるため非常に没入感を感じられた。
 映像の鮮やかさとは裏腹に童話の人魚姫を元にしたストーリーを持っており、最後は泡になって消えてしまうヒロインのウタに対してはとても切ない感情を抱いた。

14.犬王 原作:古川日出男 / 監督:湯浅政明
 実在の能楽師 犬王と盲目の琵琶法師 友魚を主人公としたミュージカルアニメーション映画。室町の京が舞台。
 能楽というとゆっくりとしたテンポの音楽を思い浮かべるがこの作品はその真逆、アップテンポでロックミュージックに近い騒がしさをもったものとして能楽が描かれる。作品内では観客が一緒に手拍子や歓声をしながら、能楽を楽しむシーンが多くあり、現代のロックフェスのようであった。
 能楽の専門家の方によると、能(猿楽)は当時は今の2~3倍速いテンポで演奏されてた(江戸時代に遅くなった)らしいので、友魚が演奏してたくらい早いほうが事実に近いのかもしれない。そのまま残ってくれてたらもう少し親しみやすかったかもしれないと思った。(参考サイト:https://intojapanwaraku.com/culture/201247/)
 音楽面だけでなく、犬王が踊るダンスもブレイクダンスやヒップホップ、最後の義満の前で踊っていたものも明らかにモダンバレエであり、現代の空気を感じられた。
 『もし、南北朝時代・室町時代にロックミュージックやモダンバレエがあったら?どれだけの人々に受け入れられ、どれだけの人々を熱狂させただろう。』という"もしも"話としても見ることができる作品なのではないかと感じた。
 対して舞台装置や演出方法はわざとそれを動かす人たちを見せることで「これなら当時でもありえそう、やれそう」と思わせていたのが見せ方として非常に上手いなと思った。
2022/09/20(火) 16:42 No.1911 EDIT DEL