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3年 野中涼風 春休み課題 11〜20
RES
11.『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(映画)(2024)監督:三木孝浩
【あらすじ】
美術の才能に溢れ、二科展の入選を目指していた早坂秋人(永瀬廉)は、心臓に腫瘍がみつかり余命一年を宣告される。感情を押し殺しながら、毎日を淡々とやり過ごしていたある日、病院の屋上で絵を描く桜井春奈(出口夏希)と出会う。自分が描いた美しい絵を、「天国。もうすぐ私が行くところ」とつぶやき、初対面の人間に「あと半年の命」とさらりと言う春奈に、秋人は次第に心惹かれていく。春奈には自分の病を隠し続け、大切な人のために必死になることで、秋人の残された無機質な時間に彩りが生まれていくー。
【考察】
早坂秋人と桜井春奈は一緒に花火を見る約束をしていたが、秋人が体調を崩し一緒に花火を見ることができなかったシーンでは、秋人は春奈に自分が病気であることを伝えていなかったため、本当のことを言えないもどかしさがあった。
12.『エゴイスト』(映画)(2023)監督:松永大司
【あらすじ】
14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。
【考察】
鈴木亮平のゲイの仕草や言葉遣いに惹き込まれた。龍太が亡くなったのに衝撃を受けた。浩輔が龍太の母から亡くなったことを知らせる電話がかかってくるシーンはカメラが浩輔から遠ざかって斜めになり、不吉な予感がした。浩輔は龍太にも龍太の母にも至れり尽くせりで自己満足な印象を覚えた。このことから浩輔はタイトルであるエゴイストだと考える。
13.『博士と彼女のセオリー』(映画)(2014)監督:ジェームズ・マーシュ
【あらすじ】
1963年、ケンブリッジ大学で理論物理学を研究するスティーヴン・ホーキングは、中世詩を学ぶジェーンと恋に落ちる。やがて、スティーヴンは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症、余命2年と宣告されながらも、妻となったジェーンと家庭を作り、子育てをし、そして、自分が生かされている意味を全うしようとする。予期せぬ試練。きれいごとではすまない夫婦の現実。ふたりが辿り着く先は...。
【考察】
スティーヴン・ホーキングとジェーンの幸せがずっと続いてほしいと思っていたが、スティーヴン・ホーキングが病気を患ってから少しずつ2人の関係が変化してしまった。この映画を見るまでスティーヴン・ホーキング博士について詳しく知らなかったため、最終的に2人は離婚し、それぞれ再婚したことに驚いた。
14.『マイ・インターン』(映画)(2015)監督:ナンシー・マイヤーズ
【あらすじ】
ジュールス(アン・ハサウェイ)は、家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEO。女性なら誰しもが憧れる華やかな世界に身を置く彼女。
仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵に描いたような人生を送っているかに見えたが...彼女には人生最大の試練が待っていた。そんな悩める彼女のアシスタントにやってきたのは、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上の“シニア”インターンのベン。
人生経験豊富なベンは、彼女に“最高の助言”をアドバイスする。次第に心を通わせていく2人だが、彼の言葉に救われたジュールスには予期せぬ人生の変化が訪れるのだった。
【考察】
最初、ベンがインターンに応募する自己紹介映像で始まったのが面白かった。ジュールスの会社に入ってから、ベンにはなかなか仕事が回ってこず、自分だけが必要とされていない寂しさを覚えた。しかし、ベンの人柄によって年齢が離れていても信頼されていた。
15.『ミッドナイトスワン』(映画)(2020)監督:内田英治
【あらすじ】
故郷を離れ、新宿のショーパブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。 ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。 常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。 理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
【考察】
一果は今でいう親ガチャに外れ、一果自身がお酒で潰れた母親を迎えに行き、夜ご飯もスナック菓子だけだったりと不遇な生活を送っていた。トランスジェンダーである凪沙たちはショーパブの客の無意識の心無い言葉に表情を曇らせていた。トランスジェンダーであることを知らない母親に電話をするときは男性らしい自分で普段は女性らしい自分で生活しており、切り替えが大変そうだった。口数が少ない一果にりんは優しく接してくれ、そのおかげで一果はバレエを続けることができ、どんどんいきいきしていった。
16.『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(映画)(1992)監督:マーティン・ブレスト
【あらすじ】
盲目の元軍人役を演じてアカデミー主演男優賞を初受賞したアル・パチーノ主演のヒューマン・ドラマ。盲目の退役軍人と名門校の高校生、人生の岐路に立たされた二人の交流を通して、人生の素晴らしさを描く。
【考察】
兄の家を訪れた中佐は誰にも歓迎されておらず、普段の中佐の行動が伺えた。中佐は香水の香りを当てたり、銃を組み立てたりと目が見えない分その他の能力が優れている。チャールズとニューヨークで過ごしていた中佐だったが急に生きる気力を無くしており、きっかけが気になった。
17.『カイジ 人生逆転ゲーム』(映画)(2009)監督:佐藤東弥
【あらすじ】
特別な才能もなく、人生の目標もない、どこにでもいる典型的な“負け組”カイジ。保証人になったために多額の借金を抱えてしまったカイジは、悪徳金融の遠藤に言われるままギャンブル・クルーズに参加する。そこで行われているのは、命を賭けた究極のゲームだった…。
【考察】
カイジの観察力や地頭の良さが際立っていた。悪趣味な人によって見世物にされるカイジたちが不憫だった。
18.『キングダム』(映画)(2019)監督:佐藤信介
【あらすじ】
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の少年の信(山﨑賢人) と漂(吉沢亮) は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏) によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。 王宮では王弟・成蟜(本郷奏多) によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負いながらも、信のいる納屋にたどり着く。「今すぐそこに行け…」血まみれの手で握りしめていた地図を信に託し、漂は息絶える。信は漂が携えていた剣とその地図とともに走り出した。 地図が示す小屋にたどり着いた信の目に飛び込んできたのは、静かにたたずむ漂の姿だった!? 死んだはずの漂がなぜ―
【考察】
天下一の大将軍になることを目指していた信と漂だったが、漂は身代わりになり亡くなってしまったことに衝撃を受けたと同時に、漂らしい優しさを感じた。信の身体能力や地頭の良さにより、信たちは生き残ることができた。山の民も信の魅力に惹き付けられた1人である。
19.『ショーシャンクの空に』(映画)(1994)監督:フランク・ダラボン
【あらすじ】
ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディー・デュフレーン(ティム・ ロビンス)が、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも 逆らい孤立していたアンディーだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッド(モーガ ン・フリーマン)は彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディーが入所した2年後のあるとき、アンディーは監視役のハドレー主任(クランシー・ブラウン) が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディーは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる 存在になっていく・・・。
【考察】
冤罪で刑務所に入ることになり、アンディー・デュフレーンの生活は一変した。しかし、アンディー・デュフレーンは他の受刑者たちに音楽や読書などの娯楽を与えた。最後に悪が成敗されたのが爽快だった。
20.『万引き家族』(映画)(2018)監督:是枝裕和
【あらすじ】
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母の初枝の年金だ。それで足りないものは、万引きでまかなっていた。社会という海の、底を這うように暮らす家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、口は悪いが仲よく暮らしていた。そんな冬のある日、治と祥太は、近隣の団地の廊下で震えていた幼いゆりを見かねて家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
【考察】
祖母の初枝が亡くなった後みんなで埋めたり、誘拐したゆりと祥太がスーパーで万引きするのが印象的だった。ゆりは誘拐された方が幸せそうだった。
【あらすじ】
美術の才能に溢れ、二科展の入選を目指していた早坂秋人(永瀬廉)は、心臓に腫瘍がみつかり余命一年を宣告される。感情を押し殺しながら、毎日を淡々とやり過ごしていたある日、病院の屋上で絵を描く桜井春奈(出口夏希)と出会う。自分が描いた美しい絵を、「天国。もうすぐ私が行くところ」とつぶやき、初対面の人間に「あと半年の命」とさらりと言う春奈に、秋人は次第に心惹かれていく。春奈には自分の病を隠し続け、大切な人のために必死になることで、秋人の残された無機質な時間に彩りが生まれていくー。
【考察】
早坂秋人と桜井春奈は一緒に花火を見る約束をしていたが、秋人が体調を崩し一緒に花火を見ることができなかったシーンでは、秋人は春奈に自分が病気であることを伝えていなかったため、本当のことを言えないもどかしさがあった。
12.『エゴイスト』(映画)(2023)監督:松永大司
【あらすじ】
14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。
【考察】
鈴木亮平のゲイの仕草や言葉遣いに惹き込まれた。龍太が亡くなったのに衝撃を受けた。浩輔が龍太の母から亡くなったことを知らせる電話がかかってくるシーンはカメラが浩輔から遠ざかって斜めになり、不吉な予感がした。浩輔は龍太にも龍太の母にも至れり尽くせりで自己満足な印象を覚えた。このことから浩輔はタイトルであるエゴイストだと考える。
13.『博士と彼女のセオリー』(映画)(2014)監督:ジェームズ・マーシュ
【あらすじ】
1963年、ケンブリッジ大学で理論物理学を研究するスティーヴン・ホーキングは、中世詩を学ぶジェーンと恋に落ちる。やがて、スティーヴンは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症、余命2年と宣告されながらも、妻となったジェーンと家庭を作り、子育てをし、そして、自分が生かされている意味を全うしようとする。予期せぬ試練。きれいごとではすまない夫婦の現実。ふたりが辿り着く先は...。
【考察】
スティーヴン・ホーキングとジェーンの幸せがずっと続いてほしいと思っていたが、スティーヴン・ホーキングが病気を患ってから少しずつ2人の関係が変化してしまった。この映画を見るまでスティーヴン・ホーキング博士について詳しく知らなかったため、最終的に2人は離婚し、それぞれ再婚したことに驚いた。
14.『マイ・インターン』(映画)(2015)監督:ナンシー・マイヤーズ
【あらすじ】
ジュールス(アン・ハサウェイ)は、家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEO。女性なら誰しもが憧れる華やかな世界に身を置く彼女。
仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵に描いたような人生を送っているかに見えたが...彼女には人生最大の試練が待っていた。そんな悩める彼女のアシスタントにやってきたのは、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上の“シニア”インターンのベン。
人生経験豊富なベンは、彼女に“最高の助言”をアドバイスする。次第に心を通わせていく2人だが、彼の言葉に救われたジュールスには予期せぬ人生の変化が訪れるのだった。
【考察】
最初、ベンがインターンに応募する自己紹介映像で始まったのが面白かった。ジュールスの会社に入ってから、ベンにはなかなか仕事が回ってこず、自分だけが必要とされていない寂しさを覚えた。しかし、ベンの人柄によって年齢が離れていても信頼されていた。
15.『ミッドナイトスワン』(映画)(2020)監督:内田英治
【あらすじ】
故郷を離れ、新宿のショーパブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。 ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。 常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。 理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
【考察】
一果は今でいう親ガチャに外れ、一果自身がお酒で潰れた母親を迎えに行き、夜ご飯もスナック菓子だけだったりと不遇な生活を送っていた。トランスジェンダーである凪沙たちはショーパブの客の無意識の心無い言葉に表情を曇らせていた。トランスジェンダーであることを知らない母親に電話をするときは男性らしい自分で普段は女性らしい自分で生活しており、切り替えが大変そうだった。口数が少ない一果にりんは優しく接してくれ、そのおかげで一果はバレエを続けることができ、どんどんいきいきしていった。
16.『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(映画)(1992)監督:マーティン・ブレスト
【あらすじ】
盲目の元軍人役を演じてアカデミー主演男優賞を初受賞したアル・パチーノ主演のヒューマン・ドラマ。盲目の退役軍人と名門校の高校生、人生の岐路に立たされた二人の交流を通して、人生の素晴らしさを描く。
【考察】
兄の家を訪れた中佐は誰にも歓迎されておらず、普段の中佐の行動が伺えた。中佐は香水の香りを当てたり、銃を組み立てたりと目が見えない分その他の能力が優れている。チャールズとニューヨークで過ごしていた中佐だったが急に生きる気力を無くしており、きっかけが気になった。
17.『カイジ 人生逆転ゲーム』(映画)(2009)監督:佐藤東弥
【あらすじ】
特別な才能もなく、人生の目標もない、どこにでもいる典型的な“負け組”カイジ。保証人になったために多額の借金を抱えてしまったカイジは、悪徳金融の遠藤に言われるままギャンブル・クルーズに参加する。そこで行われているのは、命を賭けた究極のゲームだった…。
【考察】
カイジの観察力や地頭の良さが際立っていた。悪趣味な人によって見世物にされるカイジたちが不憫だった。
18.『キングダム』(映画)(2019)監督:佐藤信介
【あらすじ】
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の少年の信(山﨑賢人) と漂(吉沢亮) は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏) によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。 王宮では王弟・成蟜(本郷奏多) によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負いながらも、信のいる納屋にたどり着く。「今すぐそこに行け…」血まみれの手で握りしめていた地図を信に託し、漂は息絶える。信は漂が携えていた剣とその地図とともに走り出した。 地図が示す小屋にたどり着いた信の目に飛び込んできたのは、静かにたたずむ漂の姿だった!? 死んだはずの漂がなぜ―
【考察】
天下一の大将軍になることを目指していた信と漂だったが、漂は身代わりになり亡くなってしまったことに衝撃を受けたと同時に、漂らしい優しさを感じた。信の身体能力や地頭の良さにより、信たちは生き残ることができた。山の民も信の魅力に惹き付けられた1人である。
19.『ショーシャンクの空に』(映画)(1994)監督:フランク・ダラボン
【あらすじ】
ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディー・デュフレーン(ティム・ ロビンス)が、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも 逆らい孤立していたアンディーだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッド(モーガ ン・フリーマン)は彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディーが入所した2年後のあるとき、アンディーは監視役のハドレー主任(クランシー・ブラウン) が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディーは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる 存在になっていく・・・。
【考察】
冤罪で刑務所に入ることになり、アンディー・デュフレーンの生活は一変した。しかし、アンディー・デュフレーンは他の受刑者たちに音楽や読書などの娯楽を与えた。最後に悪が成敗されたのが爽快だった。
20.『万引き家族』(映画)(2018)監督:是枝裕和
【あらすじ】
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母の初枝の年金だ。それで足りないものは、万引きでまかなっていた。社会という海の、底を這うように暮らす家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、口は悪いが仲よく暮らしていた。そんな冬のある日、治と祥太は、近隣の団地の廊下で震えていた幼いゆりを見かねて家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
【考察】
祖母の初枝が亡くなった後みんなで埋めたり、誘拐したゆりと祥太がスーパーで万引きするのが印象的だった。ゆりは誘拐された方が幸せそうだった。
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