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宇都穂南 RES
2年 夏休み課題1〜10

1.『ひぐらしのなく頃に』(アニメ):竜騎士07/07th Expansionによる原作ゲームをアニメ化
あらすじ: 人口2000人に満たない寂れた架空の村落、雛見沢村を舞台に、村にまつわる古い因習「綿流し」を軸にして起こる連続怪死・失踪事件を扱った連作式のミステリー。村に引っ越してきた主人公・圭一は分校の友人たちと楽しく生活していたが、友人たちの様子がおかしくなっていく。

4話目で主人公が死に、5話目から何事もなかったかのように平和な日常が描かれ始めたので混乱したが、本作はノベルゲームのアニメ化作品であり、このアニメ1期ではさまざまな時間軸がパラレルワールドとして描かれる。後半では物語前半が別人物視点で再び描かれ、いくつかの謎が解き明かされる仕組みになっている。病気の要素が登場したことで心霊現象と思われていた部分に説明がつくようになり考察もできるようになる。しかしまだ物語の全貌は明かされない。

2.『ひぐらしのなく頃に 解』(アニメ)〃
あらすじ:パラレルワールドの秘密を知っている人物が明かされ、どの世界軸でも必ず待ち受けている死の運命から逃れようとする。友人たちで協力し運命を変えられるのか?

パラレルワールドを繰り返し体験している梨花は最終的に友人たちに全てを話し協力を求めるのだが、そこからの物語はグロいシーンもありながら「友情・努力・勝利」的なノリを感じさせる。敵勢力の悲しい過去も明らかになったうえでそちらにも救済があり、まさに大団円といった終わり方で、1期からは想像もつかない爽やかな後味だった。

3.『ひぐらしのなく頃に 業』(アニメ)〃
あらすじ:成長した圭一や梨花たちが描かれる。梨花は雛見沢を出てお嬢様高校に行きたいと思い親友の沙都子を誘うが、やっと入学できた高校で二人はすれ違ってしまう。

2020年に放送されたアニメで、1期から10年以上経っているのもあり作画がとても綺麗になっている。グロ描写が鮮明になりすぎてしまうためなのか、1期2期ではみられなかった黒塗りのモザイク修正がところどころ行われている。2期が綺麗に終わったため物語として蛇足である感は否めない。

4.『ひぐらしのなく頃に 卒』(アニメ)〃
あらすじ:ループ能力を手に入れた沙都子は梨花が雛見沢を出て行こうとするのを止めるため暴走する。梨花はそれに気付き同じくループ能力で対抗するが、泥沼の殺し合いになってしまい……

終始梨花と沙都子の喧嘩、殺し合い、その基になっているお互いへの強い執着と愛情が描かれ、二人以外の人物が深く掘り下げられることもあまりないため、若干百合らしい雰囲気に仕上がっている。最後の場面で某女児アニメのような格好で二人が殴り合いを始めたときはどう物語が終わるのか不安になったが、梨花が自分の生まれた境遇や沙都子との関係について折り合いをつけ村を出ていくことができて、物語として1期2期に付け足した意味があったと思う。

5.『僕の心のヤバいやつ』(アニメ) 原作:桜井のりお
あらすじ: 陰キャの中二病少年・市川京太郎と陽キャの美少女・山田杏奈の2人が織り成す恋模様を描いたラブコメディ。日々山田を殺す妄想をしていた市川だが、山田と関わっていくうちに恋心を自覚していく。

二人の恋模様が見ていて微笑ましいというのが作品の魅力の一つではあるが、中学生の生活感がとてもリアルに描かれていて懐かしい気持ちになる点がもう一つの魅力だと感じた。

6.『山田くんとLv.999の恋をする』(アニメ) 原作:ましろ
あらすじ:彼氏に「ネトゲで知り合った子が好きになった」とフラれた女子大生の茜。茜もそのゲームをやっており、ゲームイベントに参加した際に同じギルドメンバーの高校生プロゲーマー山田と偶然会う。ゲームから始まる恋愛を描いたラブコメ。

今はゲームを通じて知り合うということも全く珍しくない時代である。この作品は二人の出会い方は新しいがその後の展開は王道のラブコメである。主人公の髪型や服装のバリエーションが豊富でどれもセンスがよく、そこも読者の楽しみになっていて面白かった。

7.『呪術廻戦 懐玉・玉折編』(アニメ) 原作:芥見下々
あらすじ:本編で登場する高専の先生五条悟と呪詛師夏油傑の高校時代の物語。二人は"星漿体"の少女の護衛を任されるが敵との戦いで敗れ、五条は覚醒し夏油は挫折を味わい、道を違えてしまう。

懐玉でアニメ4話、玉折で1話という構成になっており、懐玉と玉折では作画も微妙に異なっている。懐玉では五条の覚醒が華々しく描かれるが玉折では夏油の苦悩が色濃く描かれ、さまざまな対比が目立つ。画面でも二人の位置や背景の色などが対比になっているシーンがあり、二人の進む道が違っていくことを表現している。

8.『君たちはどう生きるか』(映画) 宮崎駿
あらすじ:母親を亡くした眞人は、父親が母親の妹である夏子と再婚するのを機に東京を離れ、大きなお屋敷で暮らすことになる。新生活にも夏子にも馴染めない眞人だったが、母親が眞人に遺した小説『君たちはどう生きるか』を読み、失踪した夏子を追って青鷺の案内のもと"下の世界"へ行く。

青鷺の操る水の表現が巧みで粘度があるようにも見え、『崖の上のポニョ』の水の表現を想起させた。青鷺は沼の近くにいたり、魚や蛙を操ったり、水で人の形を作ったりと、四元素(水、火、風、土)で言えば明らかに水属性であると言えると思う。

9.『怪物』(映画) 是枝裕和
あらすじ: シングルマザーの早織は、息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき……

映画を観たあと、「湊と依里は生きているのか?死んでしまったのか?」が大きな問題点になるだろう。私は彼らは死んでしまったと思う。台風・土砂崩れのあと、晴れわたった草原を駆け回る二人のラストシーンは映像としてとても綺麗だったが、ぐったりしていた依里がそんなに元気だとは考えにくく、また話の中では二人が死後の世界や生まれ変わりについて話している場面が多い。
二人の少年の恋心、同性愛が描かれた作品だが、散々悩んだ二人がラストシーンでは「生まれ変わった自分」より「生まれたままの自分」を肯定するようなことを言っていたのが救いだった。

10.『万引き家族』(映画) 是枝裕和
あらすじ: 東京の下町に住むある一家5人は、生活費を補うために親子で万引きなどの犯罪を繰り返していた。そんなある日、一家の父は息子と共に帰宅する途中、団地内で凍える幼い女児と遭遇。彼はその幼女を連れ帰り、家族に迎え入れる。

虐待の痕がある幼女を家族に迎えるところから物語が始まり、幼女が家族になっていく様子、万引きに手を染めながらも幸せそうな家庭の様子が丁寧に描かれる。その後万引きがばれて家族は崩壊し、他人どうしがお互いを利用し利用されて生活していたことが警察の手によって明らかになる。裏切られたような感情を登場人物も観ている人も抱くが、母や父の子供たちへの愛情は本物だったように見える。
2023/10/10(火) 09:39 No.2011 EDIT DEL
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