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青山凜香
RES
一、『流浪の月』
この作品は他人から見れば少し変な、しかし本人たちは大変満足していた家庭が離れ離れになり、更紗 (さらさ)という10歳の女の子が、引き取られた伯母のどこか居心地の悪い家に帰ることを嫌がり、雨の公園で孤独に時間を持て余していた。そこに現れた大学生の文 (ふみ)は、少女の事情を察して彼女に家に来るか?と尋ねる。文の家でようやく心安らかな時を過ごし、初めて自分の居場所を手にした更紗。しかし2人が動物園へと出かけた時、文が誘拐犯として逮捕され、2人の束の間の幸せは終わりを告げる。15年後、恋人と同棲生活を送っていた更紗は、カフェを営む文と偶然の再会を果たす。という愛のかたちについて考えさせられる作品です。
私はこの作品を読み、他人から見たら歪で変な愛でも本人たちにとって満足である愛は存在するのだと学びました。型にはめて、これは型と違うからおかしいと声を上げるのではなく、愛の多様性を考えていくべきであると考えました。
二、 『私のIDはカンナム美人』
子供の頃から容姿のことでいじめられてきたミレ。好きな子に告白をしたことでさらにいじめが加速し、絶望する日々の中ある人に出会い、大学進学と同時に整形を決意。今までとは全く別人の美しい顔に生まれ変わる。
そして、新しい人生を歩きはじめたミレだったが、中学校の同級生・ギョンソクと再会し同じ学科に。彼は裕福な家庭に育った生粋の天然イケメン。ミレは自分の過去を知るギョンソクに、同級生であることや整形したことを秘密にしてほしいと口止めするが、実は中学生時代、家庭のことで笑えなくなっていた彼にとってミレは自分を笑わせた唯一の女の子で特別な存在だった。
物語は、美しくなっても自信がもてずに他人の目が気になるミレと、ありのままのミレを受け入れる完璧イケメン・ギョンソクの恋の行方を軸に、大学生たちの成長を描く胸キュン青春ストーリー。
私はこの作品を読み、愛は外見だけでは無くちょっとしたきっかけて育まれていくのだなと考えました。ギョンソクは見目麗しい子達が周りにいる中、自分を笑わせてくれたありのままのミレに恋しています。見ている人、運命の相手は顔にこだわらずとも自分のことを愛しているのだなと考えました。
三、『ガールクラッシュ』
勉強も部活もそつなくこなし、アイドルとしての才能もスタイル抜群の百瀬天花。なんでも上手にこなせるけど、恋だけはうまくいかない。そんなとき、KPOPが大好きな佐藤恵梨杏に出会い、そのひたむきな姿に天花もまた負けていられないと必死に食らいつく。少女たちの青春が詰まったKPOPスポ根漫画です。
優れた容姿、なんでもこなせてしまう器用さを持つ天花が人知れず努力し、自分を磨きあげる姿に元気が貰える作品です。
自分からは遠い存在のように思える天花が悩み、挫折するところが人間味を感じさせ、最初からのギャップで応援したくなるように出来ていると考えました。
四、『学園ベビーシッターズ』
突然の飛行機事故によって両親を亡くした鹿島竜一と虎太郎の兄弟は、同じ飛行機事故で息子夫婦を亡くした森ノ宮学園の理事長、森ノ宮羊子に引き取られることになる。 しかし、その条件は竜一が教師たちの子どものために作られた保育ルームでベビーシッターをすることだった。ひょんなことから始まったベビーシッター生活だったが、子供たちに癒されつつも楽しい毎日を送ることとなる。
私はこの作品を読んで、可愛らしい絵柄で赤ん坊特有のむちむちとした体の描き方が非常に上手く現れている作品でした。ただ可愛いだけでなく、虎太郎と竜一の絆が家族に対する特大の愛を感じさせられる作品だと思いました。
五、『12歳。』
大人でもない、子供でもない、微妙なお年ごろの小学生6年生・花日。担任の先生のキスを、クラスの男の子と偶然目撃したり、自分はまだなのに友達に先に生理が来て悩んだり。花日の友達の結衣は、イジワルしてくる男の子が気になるように。12歳の少女のピュアな悩みと初恋を描いた作品です。
私はこの作品を読んで、キスが不良のすることのように思えるシーンなど小学生ならではのうぶさや新鮮な感覚、そして初めて芽生える恋の模様がリアルに描かれた作品であると考えました。
六、『わたしに××しなさい!』
ケータイ小説家ユピナという裏の顔を持つ女子中学生氷室雪菜。人付き合いが苦手な雪菜が、「ラブ」のある小説を書くため不器用ながらも恋愛を体験するためと奮闘する姿を描く。
私はこの作品を読んで雪菜と時雨の不器用ながらもケータイ小説を媒介としながら愛を伝える二人の恋模様が巧みに表現された作品であると考えました。
七 『氷の城壁』
人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会う。孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しいバスケ部員・陽太。どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー。
この作品を読んで男女四人を中心とした友情と恋愛、関係性の変化が痛いほど伝わってくるくらい丁寧に描かれている作品であると考えました。主人公だけでなく主人公の親友や周囲の人々にもスポットが当たり、それぞれの悩みがしっかりひとつひとつ描写されており、誰しも共感できる一面があるのではないかと思います。
八 『ある日、お姫様になってしまった件について』
孤児院出身で貧しい暮らしを送る主人公が目を覚ますと、かつて読んだロマンス小説「かわいいお姫様」の世界が広がっていました。
主人公は小説の内容と一致する世界で、オベリア帝国・皇帝の一人娘「アタナシア」に転生していた。
しかし小説のアタナシアは、実の父・皇帝クロードに見捨てられ、18歳で殺されてしまう悲運のキャラクター。
アタナシアに転生した主人公は、このままでは自分も小説のアタナシアのように殺されると考え宮殿から逃げ出そうと画策する。
最初はクロードに殺されないよう必死にもがく主人公の姿を応援したくなりますが、物語が進んでいくにつれアタナシアを愛しく思い、クロードなりに育てていく様子が愛をよく知らないクロードがアタナシアと触れて愛を知っていく過程が見られる作品であると考えました。
九 『なまいきざかり。』
バスケ部マネージャーの由希(ゆき)は、キャプテンの木戸(きど)に失恋し、部室で泣いているところを、後輩の翔(しょう)に目撃されてしまう。由紀の涙をきっかけに、クールな彼女の普段とのギャップに惹かれ、猛アプローチを開始する翔。強引な翔に振り回されるうちに、次第に由紀にも恋愛感情が芽生えてくる。学生時代の甘酸っぱい記憶を思い出させる、バスケを題材にした青春胸キュンストーリー。
素直になれない由紀と積極的な翔の恋模様が丁寧に描写されており、ひたすら面白くどこかくすぐったい恋を表す作品であると思いました。
十 『オオカミ少女と黒王子』
恋愛経験ゼロのエリカは、派手な女子グループについていくために虚構の彼氏像を作り上げては自慢話をしている見栄っ張りな女子高生。街で見かけたイケメンを盗撮し自分の彼氏だと見せびらかせていたのだが、なんとその男子は同じ学校に通う恭也だと判明。恭也に全てを打ち明け彼氏のふりをしてもらう承諾を得たのだが、その瞬間恭也はドSキャラに変貌し、交換条件として自分の犬になれと命じるのだった。
嘘を貫き通すために始まった交際関係ではあるが、だんだんと心が惹かれていく恋模様ががよく表されている作品だと考えた。
十一 『L♡DK』
この作品は、主人公の親友の萌が告白するシーンから始まります。その告白した相手は学校でも王子様として呼ばれていた久我山柊聖。しかし、王子と呼ばれるそのイケメンは萌の事を冷たくあしらい萌はフラれてしまいます。頭にきた葵は柊聖に文句を言いますが、あまり反省しているようには見えない柊聖でした。そんな中隣に引っ越してきたのがまさかの久我山柊聖。気まずい思いをしていた主人公ですが、ある時久我山柊聖の部屋から激しい物音が聞こえ、様子を見に行くと空腹で倒れていた。そうして世話を焼いているうちに学校で見せる姿と違ったギャップに気になり始める葵というラブストーリーです。
第一印象最悪から始まるこの作品ですが、人の意外な一面を覗くことでまた違った印象を抱く人間の多面性が伺える作品だと考えました。
十二 『PとJK』
高校1年生、所謂JKの本谷歌子は、親友の三門に誘われ22歳と年齢を偽って社会人との合コンに参加。23歳の佐賀野功太と出会う。合コンの帰り道に歌子と二人きりで話し、お互いに好印象で恋がはじまるかと思いきや、歌子が年齢を偽っていたことがバレてしまう。高校生だと知った功太は途端に態度が変わり、その場を去っていった。その後、再会するが、実は功太は警察官だったことが判明。再会しても冷たい態度のままの功太に歌子は傷つき、三門に心を慰めてもらった。三門と遊んでいて帰りが遅くなった歌子は変質者に襲われそうになる。そんな時、仕事中の功太が駆けつけ、変質者を押さえつけ歌子を助けた。功太に完全に恋に落ちてしまった歌子は、積極的にアタックし続け、思い切って告白するが再び断られてしまう。功太の仕事柄、未成年との交際には問題が生じるためだ。「だから結婚しよう」と、プロポーズされ結婚することに。身分の差に結婚してからも悩まされるが、それでもお互いの気持ちを信じ続けるラブストーリー。
この作品を読んで、現代的な身分差恋愛であると考えました。警察官という絶対に法を犯してはならない立場で女子高生との恋愛というスリリングな体験は想像がつきやすく、見る人をハラハラドキドキさせるのだと思いました。
十三 『メイちゃんの執事』
うどん屋を営む田舎の実家で穏やかに暮らしていた中学2年生の東雲メイが両親の事故死をきっかけに自身が実は大富豪「本郷家」の後継者であると知る。そして、一夜にしてお嬢様となったメイは、淑女教育を受けるためにメイ専属執事の柴田理人と共に、全寮制で究極のお嬢様学校である聖ルチア女学園へ入学する。これまでの生活環境とは全てが一変したメイが、苦悩しながらも、自身の立場や運命にひたむきに向き合い、困難を乗り越えて成長していく姿や、執事との恋愛模様を描くラブコメディ作品です。
学校では無理に明るく振る舞うメイに気付き、理人はメイに献身的に尽くす。人間は共感することで仲を深める生き物であると考えられる。誰しも悩みに寄り添ってくれる人に惹かれ、恋に落ちてしまうのだなと思いました。
十四 『となりの怪物くん』
主人公の水谷雫は、幼少期からトップの成績を取ることしか興味が無く、周囲から「ドライアイス」とあだ名をつけられるような勉強の虫だった。 雫は高校へ入学して間もなく、担任から席が隣同士だからとの理由で依頼されてプリントを届けたことがきっかけで、入学式当日に流血事件を起こし、停学処分解除後も不登校を続ける問題生徒である吉田春と知り合うことになる。 本当の友達がいないハルの思い込みや勘違いも手伝い、非常に気に入られ、迷惑しながらも雫はハルの世話を焼くようになり、やがてハルは登校を始めて2人の感情に変化が訪れる。 実は頭脳明晰だが、暴力的で奇行が目立つために友人を求めながらも孤立してきたハルと、成績こそ全てと優秀な自分を維持するために他人との関わりを排除してきた雫、不器用な2人が出会ったことにより、取り巻く人間関係もそれまでとは大きく変わっていく。
この作品を読んで一見正反対のように見える人が仲良くなれるのはお互いの欠点を補って凸凹を埋め合える関係が築かれるからなのだと考えました。何もかもが一緒なことだけが友達では無いのだと思いました。
十五 『オタクに恋は難しい』
この作品には2組のカップルが登場します。まず1組目のカップルは主人公の桃瀬成海が物語となる会社に転職したことから始まる。一見綺麗で仕事も出来るOLの桃瀬が上司の小柳花子に会社を案内してもらっている最中に幼馴染である二藤宏嵩と廊下ですれ違う。この時桃瀬がオタクなのを隠していることを知らない宏嵩はコミケと呼ばれる同人即売会の話題を出す。 オタクのこと隠していきたい桃瀬は口封じをしなければいけないと考え、二人は飲みに行くことになったのだ。そこで桃瀬が前の彼氏に自分がオタクであることがバレて振られたことを知る。その結果昔から桃瀬の事が好きだった宏嵩は自ら勇気を振り絞り告白し、付き合うことなった。
しかし、お互い恋人としての距離感を測りかね、妙にギクシャクしてしまう。しかし、周りの助けを得ながらオタクカップルとして幸せな日々を送る。
もう1組のカップルが小柳と樺倉である。この二人は高校の先輩後輩関係で、職場では上司と部下の関係である。この二人もオタクであるが、会社の同僚にはそのことを隠している。しかし桃瀬と宏嵩は二人が口論しているのを見てしまいオタクであることを知り、仲良くなっていく。 小柳と樺倉は犬猿の仲であると会社の中では認識されていたので、桃瀬も二人は仲が悪いと思っていた。桃瀬たちが喧嘩をしている時に、小柳と樺倉が仲裁しようとしたが、途中で小柳と樺倉口論となった。そのまま喧嘩が続くように見えたが、樺倉が小柳の事を下の名前で呼んだことにより、喧嘩は終わった。そして桃瀬は二人が付き合っていることを認識する。
どちらも難しい距離感の中何かのオタク同士カップルとなり、仲良く幸せな日々を送るところを見ることが出来る。
この作品を読んで、互いに意見の食い違いで喧嘩することやすれ違うことがあれど同じ趣味を持った仲間であるため、喧嘩も長引かず仲良いままでいられるのは強みであるなと考えました。同じ作品が好きな人は少なからず同じ趣向を持っており共感しやすい。共感は人間が仲良くなる第1歩の手段として有効であるため、同じ作品のオタクというのは強いなと思いました。
十六 『私がモテてどうすんだ』
自分の恋よりもイケメン同士が恋する妄想に夢中な花依は、大好きなアニメキャラが死んだショックで1週間も寝込んでしまったら…なんと激ヤセして、超絶美少女に!そんな花依を好きになってしまう同じ学校のイケメンたち――六見先輩、五十嵐くん、七島くん、四ノ宮くん。恋愛興味ナシなのにモテまくる花依だが、ついつい彼らをBL目線で見て妄想してしまい…。「イケメン同士のカップリングが好きなのに、私がモテてどうすんだ~!」悩む花依が出す、想定外の答えは何か。
この作品は、非常にテンポが良くコメディとして良いリズムだと思いました。しかし、「性格の良いぽっちゃりより、性格の良い美人が好きだ」など外見至上主義らしい発言が多々見られる作品だなと考えました。
十七『アオハライド』
主人公双葉が中学時代の初恋の人『田中くん』と再会したことをきっかけに、止まっていた初恋が再び動き出す。2人の甘酸っぱい恋模様とそれを取り巻く周囲の青春恋愛友情物語である。タイトルの『アオハライド』は、アオハル(青春)+ライド(ride)=「青春に一生懸命に乗っていく」という意味を込めた作者がつくった造語である。 恋、友情、家族をめぐって笑って、泣いて、怒って、二度と戻れない高校生の忘れられない青春を描く。
馬渕洸は少女マンガにありがちな、ギャグっぽい俺様系キャラクターではない。「俺だって男だ。何しちゃうか分かんない」と双葉を襲う素振りを見せつつも、基本的に最後まで及ばない。敢えて冗談っぽく言うことで、自分の気持ちが双葉にバレないように、自分の気持ちを抑えつけようとする。『アオハライド』は発行部数800万超の大ヒット作品ですが、この男性読者の鼻につかないスタイルの馬渕洸がそれなりに男ウケも良かったためではないかと考えられます。
十八、『約束のネバーランド』
孤児院「グレイス=フィールドハウス(GFハウス)」では、年長者のエマ・ノーマン・レイの3人を中心に、ママ・イザベラと共に子供たちは幸せな生活を送っていました。ある日エマとノーマンは、GFハウスは孤児院ではなく「農園」で、ここで育てられた子供たちが鬼に「出荷」されていることを知ります。
毎日行われていたテストも、脳を発達させてより美味しい状態にするためのものだったのです。そして次は最年長の3人のうち誰かが出荷されることを、エマとノーマンは知ってしまいます。実は敵だったママや自分たちを食べようとする鬼から逃れようと試行錯誤します。
それぞれの信念に従って行動する彼らと行く手を阻みながらも自分の過去に思いを馳せ結局さりげなく彼らの手助けをするママ。実はレイの母親であったこともあり、人とは情の捨てきれない生き物だなと考えました。
十九 『ハイキュー!!』
主人公は日向翔陽。彼は小柄な体格ながら、類まれなる運動神経と跳躍力を持っていた。 そして自分と同じように、小柄な体格でありながら、烏野高校のバレー部のエースであった『小さな巨人』に憧れを抱いていた。 その気持ちに押される形でバレーを始めた彼だったが、中学時代のバレー部には、彼以外の部員がいなかった。 どうにか、他の運動部員などの力を借りて公式試合に参加できたのは、中学3年生、つまりそれが彼にとって中学での最初で最後の公式試合だった。その公式戦で日向の前に立ちはだかったのが、本作のもう一人の主人公である影山飛雄である。影山は『コート上の王様』と呼ばれるほどの、天才的になセッターであった。しかし彼は、その傲慢な性格ゆえ、チームの輪を乱す原因ともなっていた。 だが日向のチームは、そんな輪の乱れた飛山たちのチームに惨敗を喫してしまう。 影山へのリベンジを胸に、日向は憧れの烏野高校に進学し、バレー部へと入部を果たす。 しかしそこにいたのは、事もあろうに影山の姿だった。 はじめは喧嘩し合っていた日向と影山は、しかし相手が、自分の才能を活かしてくれるのに欠かすことができない存在だと言うことに気が付く。 そしてふたりの連係プレーを武器に、個性豊かなメンバーが揃った烏野高校バレー部は全国制覇を目指していく。
この作品は主人公だけでなくサブのキャラクターにもしっかりと焦点を当てて、そのキャラの過去や信念、考え、それを踏まえた上での行動に納得がいくようにとても丁寧に描写されており、ヘイトが向きがちなライバルキャラにも愛着が湧いてしまうように出来ています。どのキャラクターにも愛があって、大切にしているからこそ読者にもその熱が伝染するのだろうと考えました。
二十 『チェンソーマン』
物語の主人公は、死んだ父親の借金を背負わされ、デビルハンターとして暮らす少年・デンジ。ひとりぼっちになった彼は怪我を負った悪魔と出会い、「お前を助けるから俺を助けろ」と契約を持ちかけます。こうして、犬のような見た目のチェンソーの悪魔・ポチタとタッグを組み、悪魔を倒してヤクザに借金を返す生活が始まりました。しかしある日、悪魔が出たと呼ばれた先で、デンジとポチタはヤクザたちの罠に嵌り殺されてしまいます。今度はポチタの方から「自分の心臓と引き換えに、デンジの夢を見せてくれ」と契約を持ちかけました。ポチタと融合し、自分たちを襲うゾンビの悪魔を殲滅したデンジ。
一足遅れて、公安のデビルハンターが訪れ、ここで殺されるか、自分に飼われるか選ぶよう告げます。餌はどんなものかと聞くデンジに彼女が提示したのは、デンジが夢見ていた朝食。こうして彼は、新たな生活への第一歩を踏み出すのでした。
この作品は今まで活躍していたキャラクターでも本当に呆気なく殺されていくので、驚くような展開が多かったです。それがこの世界の冷たさ、残酷さを際立たせているのだなと考えました。
二十一 『ブルーロック』
「最強のエゴイスト」という名にふさわしいストライカーを1名誕生させるため始まった「ブルーロック(青い監獄)」プロジェクト。そこに集められた300人の高校生が生き残りをかけてサッカーでバトルを繰り広げていく。脱落=選手生命の終わりを意味しており、今までなかったデスゲームの要素が加わった新しいスポーツ漫画となっており、ハラハラした展開から目が離せません。
デスゲーム要素によって引き出される選手の懸命な姿や引き出される感情が凄まじく、こちらも熱を感じてしまうほどでした。この熱さが読者の興味をひいているのだと考えました。
二十二 『光が死んだ夏』
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。 友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていく。 全体的にホラーテイストで不気味な印象を持ちましたが、得体の知れない何かであるはずなのに、よしきのことが好きでどうしようもない気持ちに感情移入してしまい危ない2人の行方が知りたくなってしまう作品だと思いました。
二十三『凪のお暇』
とにかく空気を読んでしまう人のお話。会社で経理を担当する大島凪は、場の空気を読みすぎていつも損な役回りばかり。頼まれると断れない凪の元には誰にでもできる仕事が集中し、会社では雑用担当の位置を確立してしまう。いくら仕事をこなせど評価されないばかりでなく、同僚の女子からは完全になめられ、それとない嫌味攻撃にあう毎日。そんな凪だが、同じ会社の営業部のエース・我聞慎二と密かに付き合っていた。皆の憧れである彼と付き合っているという事実が、凪の精神的な拠り所となっていたが、凪はある日営業部の一室で彼が同僚に「今の彼女とはアッチがいいから付き合っているだけ」と発言しているのを聞いてしまい、その場で過呼吸になってしまう。結局、会社を辞め、人間関係も今住んでいる場所も全て断捨離し、片田舎に引っ越すことにした凪。元手100万の残高で人生をリセットする、「空気読みすぎ系女子」のリアリティ溢れるコメディマンガです。
この作品は、現代に蔓延っている何となくモヤモヤした気持ちを上手く言語化されており自分に当てはめて読みやすいなと思いました。感情移入が非常にしやすいため読んでいて辛くなる場面もありましたが、少し現実に疲れた人がこの感情を抱いてるのは自分だけではないと思えるような作品だと考えました。
二十四『呪術廻戦』
運動神経が常人離れしている高校生・虎杖悠仁は、育ての親である祖父の「お前は強いから人を助けろ」という遺言を重く受け止めていました。そこに伏黒恵という青年が現れ、凶悪な呪いの王両面宿儺の指を返せと虎杖に言います。しかし、虎杖はその呪物をオカルト好きな先輩に渡してしまっていました。伏黒は呪物の回収をしに学校に向かいますが、呪物の呪いはすでに解け、学校は宿儺の指に群がる呪いだらけになってしまっています。
苦戦を強いられる伏黒。そこに駆けつけた虎杖は伏黒に「呪いを倒せるのは呪いだけ」という事実を聞き、宿儺の指を飲み込み自らが呪いとなることで、危機を脱することに成功しました。最強の呪い・宿儺になってしまった虎杖には2つの選択肢があると語る最強の呪術師五条悟。それは「今すぐ死ぬ」か「20本ある宿儺の指を全て飲み込んでから死ぬ」かです。虎杖は祖父の遺言を胸に、最強の呪いと共に死ぬと覚悟を決めました。
この作品も『チェンソーマン』と同じで呆気なく人が死んでいってしまうので読み進めるのが怖くなるほど衝撃的な展開が多いなと感じました。
また多くの人が亡くなっていくにも関わらず、飽きさせずに毎回毎回読者の印象に残るシーンとなるのはキャラクターをしっかりと深堀しているためなのだろうと考えました。
二十五『ちはやふる』
姉が日本一のモデルになることが夢である小学6年生の綾瀬千早は、転校生・綿谷新に「自分 のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は、競技かるたで名人に なること。普段は大人しい新が真剣に札を払うその姿に衝撃を受けた千早は、幼なじみの真島太一も巻き込んでかるたの魅力に引きこまれていく。聴力に優れた千早の才能に、そしてかる たを一緒にできる友達ができたことに新は喜ぶが、卒業後はみな別の道を歩むのだった。それから4年後。高校生になった千早は、福井に戻った新がかるたから離れてしまったことを 知るが、それでも、かるたを続けていれば再会できると信じ、太一と2人、 瑞沢高校かるた部を設立する。
この作品はかるたで和歌という日本の文化に関わっているためか非常に言葉の使い方が巧みだと思いました。特に色の表現方法が美しくて、画面に花が咲くような作品だと考えました。
二十六『不滅のあなたへ』
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。
主人公は得体の知れない何か、という斬新な設定から始まる壮大な世界観を持った作品で、関わっていく人々の死などを経てやるせない気持ちを知る主人公など考えさせられるような作品だと思いました。
二十七『聲の形』
小学生の石田将也のクラスに転入してきた西宮硝子は実は、先天性の聴覚障害をもっていて、うまく言葉を聞き取ることや会話することができない。仲良くしようとする周囲の一方で、硝子を虐めてしまった将也。学級会が開かれる事態にまで発展し、責められた石田は逆にクラスからいじめの対象となってしまい、西宮も転校をしてしまい、二人は疎遠になってしまう。そして、時は流れて高校生となった将也。一度は自殺を考えて、過去の清算の為に硝子と再会するのだが、それを機に再び西宮との親交が深まり、次第に周囲の人間関係にも変化が生まれていく
いじめという問題から人と人の繋がり、接し方、どうすればより良い関係を築けるのかそういった問題について考えさせられる作品だと思いました。
二十八『暁のヨナ』
架空の国・高華王国を舞台に、父王を謀殺され都落ちしたヒロインの皇女が、自らに秘められた運命に導かれ旅をする貴種流離譚。 当初はナイト的立場の護衛に守られるだけだったか弱いヒロインが神託に従い四人の従者を探し求め、苦難を乗り越えるうちに心身ともに逞しく成長していく様が描かれている。
世間知らずだったヨナが旅をしていくうちにたくましく成長し、「私は何も知らないけど 阿呆のままいたくない」と己の弱さと向き合いながら泥臭く努力する姿に勇気づけられる作品だと思いました。
二十九『ヴァイオレットエヴァーガーデン』
4年間にわたる壮絶な大陸戦争で、かつて「武器」と称されるほど圧倒的な強さを持っていた少女兵ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦場で両腕を失い義手を付けることになったヴァイオレットは、戦争終結後、"自動手記人形"としてC.H郵便社で働くことに。常に彼女の心に中にあるのは、かつての上官・ギルベルト少佐。ヴァイオレットに言葉を教え、「武器」ではなくひとりの少女として扱ってくれた誰よりも大切な存在。ギルベルトが戦場で最後につぶやいた「愛してる」という言葉の意味がわからなかったヴァイオレットは、代筆の仕事を通してその言葉の意味を模索していく。
この作品は愛に対して、適当に恋愛をさせてハッピーエンドというわけではなく、毎話さまざまなかたちの愛を手紙を通じて知っていくという手法をとっており、非常に巧みで感動的な作品だと考えました。
三十『鋼の錬金術師』
エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟は、幼いころに亡くなった母トリシャ・エルリックにもう一度会いたい一心で、錬金術において禁忌とされる「人体錬成」を行う。錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは全身を失ってしまう。エドワードは自分の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成し、鎧に魂を定着させ何とか一命を取り留める。身体と左足右腕を失った絶望の中、二人は失ったものを取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る。 兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進んでいく。
この作品は登場するキャラクターほぼ全てにしっかりとした設定と伏線、魅了が盛り込まれていて、妙な後付けもなくストーリーの作り込みが非常に巧みであると考えました。
この作品は他人から見れば少し変な、しかし本人たちは大変満足していた家庭が離れ離れになり、更紗 (さらさ)という10歳の女の子が、引き取られた伯母のどこか居心地の悪い家に帰ることを嫌がり、雨の公園で孤独に時間を持て余していた。そこに現れた大学生の文 (ふみ)は、少女の事情を察して彼女に家に来るか?と尋ねる。文の家でようやく心安らかな時を過ごし、初めて自分の居場所を手にした更紗。しかし2人が動物園へと出かけた時、文が誘拐犯として逮捕され、2人の束の間の幸せは終わりを告げる。15年後、恋人と同棲生活を送っていた更紗は、カフェを営む文と偶然の再会を果たす。という愛のかたちについて考えさせられる作品です。
私はこの作品を読み、他人から見たら歪で変な愛でも本人たちにとって満足である愛は存在するのだと学びました。型にはめて、これは型と違うからおかしいと声を上げるのではなく、愛の多様性を考えていくべきであると考えました。
二、 『私のIDはカンナム美人』
子供の頃から容姿のことでいじめられてきたミレ。好きな子に告白をしたことでさらにいじめが加速し、絶望する日々の中ある人に出会い、大学進学と同時に整形を決意。今までとは全く別人の美しい顔に生まれ変わる。
そして、新しい人生を歩きはじめたミレだったが、中学校の同級生・ギョンソクと再会し同じ学科に。彼は裕福な家庭に育った生粋の天然イケメン。ミレは自分の過去を知るギョンソクに、同級生であることや整形したことを秘密にしてほしいと口止めするが、実は中学生時代、家庭のことで笑えなくなっていた彼にとってミレは自分を笑わせた唯一の女の子で特別な存在だった。
物語は、美しくなっても自信がもてずに他人の目が気になるミレと、ありのままのミレを受け入れる完璧イケメン・ギョンソクの恋の行方を軸に、大学生たちの成長を描く胸キュン青春ストーリー。
私はこの作品を読み、愛は外見だけでは無くちょっとしたきっかけて育まれていくのだなと考えました。ギョンソクは見目麗しい子達が周りにいる中、自分を笑わせてくれたありのままのミレに恋しています。見ている人、運命の相手は顔にこだわらずとも自分のことを愛しているのだなと考えました。
三、『ガールクラッシュ』
勉強も部活もそつなくこなし、アイドルとしての才能もスタイル抜群の百瀬天花。なんでも上手にこなせるけど、恋だけはうまくいかない。そんなとき、KPOPが大好きな佐藤恵梨杏に出会い、そのひたむきな姿に天花もまた負けていられないと必死に食らいつく。少女たちの青春が詰まったKPOPスポ根漫画です。
優れた容姿、なんでもこなせてしまう器用さを持つ天花が人知れず努力し、自分を磨きあげる姿に元気が貰える作品です。
自分からは遠い存在のように思える天花が悩み、挫折するところが人間味を感じさせ、最初からのギャップで応援したくなるように出来ていると考えました。
四、『学園ベビーシッターズ』
突然の飛行機事故によって両親を亡くした鹿島竜一と虎太郎の兄弟は、同じ飛行機事故で息子夫婦を亡くした森ノ宮学園の理事長、森ノ宮羊子に引き取られることになる。 しかし、その条件は竜一が教師たちの子どものために作られた保育ルームでベビーシッターをすることだった。ひょんなことから始まったベビーシッター生活だったが、子供たちに癒されつつも楽しい毎日を送ることとなる。
私はこの作品を読んで、可愛らしい絵柄で赤ん坊特有のむちむちとした体の描き方が非常に上手く現れている作品でした。ただ可愛いだけでなく、虎太郎と竜一の絆が家族に対する特大の愛を感じさせられる作品だと思いました。
五、『12歳。』
大人でもない、子供でもない、微妙なお年ごろの小学生6年生・花日。担任の先生のキスを、クラスの男の子と偶然目撃したり、自分はまだなのに友達に先に生理が来て悩んだり。花日の友達の結衣は、イジワルしてくる男の子が気になるように。12歳の少女のピュアな悩みと初恋を描いた作品です。
私はこの作品を読んで、キスが不良のすることのように思えるシーンなど小学生ならではのうぶさや新鮮な感覚、そして初めて芽生える恋の模様がリアルに描かれた作品であると考えました。
六、『わたしに××しなさい!』
ケータイ小説家ユピナという裏の顔を持つ女子中学生氷室雪菜。人付き合いが苦手な雪菜が、「ラブ」のある小説を書くため不器用ながらも恋愛を体験するためと奮闘する姿を描く。
私はこの作品を読んで雪菜と時雨の不器用ながらもケータイ小説を媒介としながら愛を伝える二人の恋模様が巧みに表現された作品であると考えました。
七 『氷の城壁』
人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会う。孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しいバスケ部員・陽太。どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー。
この作品を読んで男女四人を中心とした友情と恋愛、関係性の変化が痛いほど伝わってくるくらい丁寧に描かれている作品であると考えました。主人公だけでなく主人公の親友や周囲の人々にもスポットが当たり、それぞれの悩みがしっかりひとつひとつ描写されており、誰しも共感できる一面があるのではないかと思います。
八 『ある日、お姫様になってしまった件について』
孤児院出身で貧しい暮らしを送る主人公が目を覚ますと、かつて読んだロマンス小説「かわいいお姫様」の世界が広がっていました。
主人公は小説の内容と一致する世界で、オベリア帝国・皇帝の一人娘「アタナシア」に転生していた。
しかし小説のアタナシアは、実の父・皇帝クロードに見捨てられ、18歳で殺されてしまう悲運のキャラクター。
アタナシアに転生した主人公は、このままでは自分も小説のアタナシアのように殺されると考え宮殿から逃げ出そうと画策する。
最初はクロードに殺されないよう必死にもがく主人公の姿を応援したくなりますが、物語が進んでいくにつれアタナシアを愛しく思い、クロードなりに育てていく様子が愛をよく知らないクロードがアタナシアと触れて愛を知っていく過程が見られる作品であると考えました。
九 『なまいきざかり。』
バスケ部マネージャーの由希(ゆき)は、キャプテンの木戸(きど)に失恋し、部室で泣いているところを、後輩の翔(しょう)に目撃されてしまう。由紀の涙をきっかけに、クールな彼女の普段とのギャップに惹かれ、猛アプローチを開始する翔。強引な翔に振り回されるうちに、次第に由紀にも恋愛感情が芽生えてくる。学生時代の甘酸っぱい記憶を思い出させる、バスケを題材にした青春胸キュンストーリー。
素直になれない由紀と積極的な翔の恋模様が丁寧に描写されており、ひたすら面白くどこかくすぐったい恋を表す作品であると思いました。
十 『オオカミ少女と黒王子』
恋愛経験ゼロのエリカは、派手な女子グループについていくために虚構の彼氏像を作り上げては自慢話をしている見栄っ張りな女子高生。街で見かけたイケメンを盗撮し自分の彼氏だと見せびらかせていたのだが、なんとその男子は同じ学校に通う恭也だと判明。恭也に全てを打ち明け彼氏のふりをしてもらう承諾を得たのだが、その瞬間恭也はドSキャラに変貌し、交換条件として自分の犬になれと命じるのだった。
嘘を貫き通すために始まった交際関係ではあるが、だんだんと心が惹かれていく恋模様ががよく表されている作品だと考えた。
十一 『L♡DK』
この作品は、主人公の親友の萌が告白するシーンから始まります。その告白した相手は学校でも王子様として呼ばれていた久我山柊聖。しかし、王子と呼ばれるそのイケメンは萌の事を冷たくあしらい萌はフラれてしまいます。頭にきた葵は柊聖に文句を言いますが、あまり反省しているようには見えない柊聖でした。そんな中隣に引っ越してきたのがまさかの久我山柊聖。気まずい思いをしていた主人公ですが、ある時久我山柊聖の部屋から激しい物音が聞こえ、様子を見に行くと空腹で倒れていた。そうして世話を焼いているうちに学校で見せる姿と違ったギャップに気になり始める葵というラブストーリーです。
第一印象最悪から始まるこの作品ですが、人の意外な一面を覗くことでまた違った印象を抱く人間の多面性が伺える作品だと考えました。
十二 『PとJK』
高校1年生、所謂JKの本谷歌子は、親友の三門に誘われ22歳と年齢を偽って社会人との合コンに参加。23歳の佐賀野功太と出会う。合コンの帰り道に歌子と二人きりで話し、お互いに好印象で恋がはじまるかと思いきや、歌子が年齢を偽っていたことがバレてしまう。高校生だと知った功太は途端に態度が変わり、その場を去っていった。その後、再会するが、実は功太は警察官だったことが判明。再会しても冷たい態度のままの功太に歌子は傷つき、三門に心を慰めてもらった。三門と遊んでいて帰りが遅くなった歌子は変質者に襲われそうになる。そんな時、仕事中の功太が駆けつけ、変質者を押さえつけ歌子を助けた。功太に完全に恋に落ちてしまった歌子は、積極的にアタックし続け、思い切って告白するが再び断られてしまう。功太の仕事柄、未成年との交際には問題が生じるためだ。「だから結婚しよう」と、プロポーズされ結婚することに。身分の差に結婚してからも悩まされるが、それでもお互いの気持ちを信じ続けるラブストーリー。
この作品を読んで、現代的な身分差恋愛であると考えました。警察官という絶対に法を犯してはならない立場で女子高生との恋愛というスリリングな体験は想像がつきやすく、見る人をハラハラドキドキさせるのだと思いました。
十三 『メイちゃんの執事』
うどん屋を営む田舎の実家で穏やかに暮らしていた中学2年生の東雲メイが両親の事故死をきっかけに自身が実は大富豪「本郷家」の後継者であると知る。そして、一夜にしてお嬢様となったメイは、淑女教育を受けるためにメイ専属執事の柴田理人と共に、全寮制で究極のお嬢様学校である聖ルチア女学園へ入学する。これまでの生活環境とは全てが一変したメイが、苦悩しながらも、自身の立場や運命にひたむきに向き合い、困難を乗り越えて成長していく姿や、執事との恋愛模様を描くラブコメディ作品です。
学校では無理に明るく振る舞うメイに気付き、理人はメイに献身的に尽くす。人間は共感することで仲を深める生き物であると考えられる。誰しも悩みに寄り添ってくれる人に惹かれ、恋に落ちてしまうのだなと思いました。
十四 『となりの怪物くん』
主人公の水谷雫は、幼少期からトップの成績を取ることしか興味が無く、周囲から「ドライアイス」とあだ名をつけられるような勉強の虫だった。 雫は高校へ入学して間もなく、担任から席が隣同士だからとの理由で依頼されてプリントを届けたことがきっかけで、入学式当日に流血事件を起こし、停学処分解除後も不登校を続ける問題生徒である吉田春と知り合うことになる。 本当の友達がいないハルの思い込みや勘違いも手伝い、非常に気に入られ、迷惑しながらも雫はハルの世話を焼くようになり、やがてハルは登校を始めて2人の感情に変化が訪れる。 実は頭脳明晰だが、暴力的で奇行が目立つために友人を求めながらも孤立してきたハルと、成績こそ全てと優秀な自分を維持するために他人との関わりを排除してきた雫、不器用な2人が出会ったことにより、取り巻く人間関係もそれまでとは大きく変わっていく。
この作品を読んで一見正反対のように見える人が仲良くなれるのはお互いの欠点を補って凸凹を埋め合える関係が築かれるからなのだと考えました。何もかもが一緒なことだけが友達では無いのだと思いました。
十五 『オタクに恋は難しい』
この作品には2組のカップルが登場します。まず1組目のカップルは主人公の桃瀬成海が物語となる会社に転職したことから始まる。一見綺麗で仕事も出来るOLの桃瀬が上司の小柳花子に会社を案内してもらっている最中に幼馴染である二藤宏嵩と廊下ですれ違う。この時桃瀬がオタクなのを隠していることを知らない宏嵩はコミケと呼ばれる同人即売会の話題を出す。 オタクのこと隠していきたい桃瀬は口封じをしなければいけないと考え、二人は飲みに行くことになったのだ。そこで桃瀬が前の彼氏に自分がオタクであることがバレて振られたことを知る。その結果昔から桃瀬の事が好きだった宏嵩は自ら勇気を振り絞り告白し、付き合うことなった。
しかし、お互い恋人としての距離感を測りかね、妙にギクシャクしてしまう。しかし、周りの助けを得ながらオタクカップルとして幸せな日々を送る。
もう1組のカップルが小柳と樺倉である。この二人は高校の先輩後輩関係で、職場では上司と部下の関係である。この二人もオタクであるが、会社の同僚にはそのことを隠している。しかし桃瀬と宏嵩は二人が口論しているのを見てしまいオタクであることを知り、仲良くなっていく。 小柳と樺倉は犬猿の仲であると会社の中では認識されていたので、桃瀬も二人は仲が悪いと思っていた。桃瀬たちが喧嘩をしている時に、小柳と樺倉が仲裁しようとしたが、途中で小柳と樺倉口論となった。そのまま喧嘩が続くように見えたが、樺倉が小柳の事を下の名前で呼んだことにより、喧嘩は終わった。そして桃瀬は二人が付き合っていることを認識する。
どちらも難しい距離感の中何かのオタク同士カップルとなり、仲良く幸せな日々を送るところを見ることが出来る。
この作品を読んで、互いに意見の食い違いで喧嘩することやすれ違うことがあれど同じ趣味を持った仲間であるため、喧嘩も長引かず仲良いままでいられるのは強みであるなと考えました。同じ作品が好きな人は少なからず同じ趣向を持っており共感しやすい。共感は人間が仲良くなる第1歩の手段として有効であるため、同じ作品のオタクというのは強いなと思いました。
十六 『私がモテてどうすんだ』
自分の恋よりもイケメン同士が恋する妄想に夢中な花依は、大好きなアニメキャラが死んだショックで1週間も寝込んでしまったら…なんと激ヤセして、超絶美少女に!そんな花依を好きになってしまう同じ学校のイケメンたち――六見先輩、五十嵐くん、七島くん、四ノ宮くん。恋愛興味ナシなのにモテまくる花依だが、ついつい彼らをBL目線で見て妄想してしまい…。「イケメン同士のカップリングが好きなのに、私がモテてどうすんだ~!」悩む花依が出す、想定外の答えは何か。
この作品は、非常にテンポが良くコメディとして良いリズムだと思いました。しかし、「性格の良いぽっちゃりより、性格の良い美人が好きだ」など外見至上主義らしい発言が多々見られる作品だなと考えました。
十七『アオハライド』
主人公双葉が中学時代の初恋の人『田中くん』と再会したことをきっかけに、止まっていた初恋が再び動き出す。2人の甘酸っぱい恋模様とそれを取り巻く周囲の青春恋愛友情物語である。タイトルの『アオハライド』は、アオハル(青春)+ライド(ride)=「青春に一生懸命に乗っていく」という意味を込めた作者がつくった造語である。 恋、友情、家族をめぐって笑って、泣いて、怒って、二度と戻れない高校生の忘れられない青春を描く。
馬渕洸は少女マンガにありがちな、ギャグっぽい俺様系キャラクターではない。「俺だって男だ。何しちゃうか分かんない」と双葉を襲う素振りを見せつつも、基本的に最後まで及ばない。敢えて冗談っぽく言うことで、自分の気持ちが双葉にバレないように、自分の気持ちを抑えつけようとする。『アオハライド』は発行部数800万超の大ヒット作品ですが、この男性読者の鼻につかないスタイルの馬渕洸がそれなりに男ウケも良かったためではないかと考えられます。
十八、『約束のネバーランド』
孤児院「グレイス=フィールドハウス(GFハウス)」では、年長者のエマ・ノーマン・レイの3人を中心に、ママ・イザベラと共に子供たちは幸せな生活を送っていました。ある日エマとノーマンは、GFハウスは孤児院ではなく「農園」で、ここで育てられた子供たちが鬼に「出荷」されていることを知ります。
毎日行われていたテストも、脳を発達させてより美味しい状態にするためのものだったのです。そして次は最年長の3人のうち誰かが出荷されることを、エマとノーマンは知ってしまいます。実は敵だったママや自分たちを食べようとする鬼から逃れようと試行錯誤します。
それぞれの信念に従って行動する彼らと行く手を阻みながらも自分の過去に思いを馳せ結局さりげなく彼らの手助けをするママ。実はレイの母親であったこともあり、人とは情の捨てきれない生き物だなと考えました。
十九 『ハイキュー!!』
主人公は日向翔陽。彼は小柄な体格ながら、類まれなる運動神経と跳躍力を持っていた。 そして自分と同じように、小柄な体格でありながら、烏野高校のバレー部のエースであった『小さな巨人』に憧れを抱いていた。 その気持ちに押される形でバレーを始めた彼だったが、中学時代のバレー部には、彼以外の部員がいなかった。 どうにか、他の運動部員などの力を借りて公式試合に参加できたのは、中学3年生、つまりそれが彼にとって中学での最初で最後の公式試合だった。その公式戦で日向の前に立ちはだかったのが、本作のもう一人の主人公である影山飛雄である。影山は『コート上の王様』と呼ばれるほどの、天才的になセッターであった。しかし彼は、その傲慢な性格ゆえ、チームの輪を乱す原因ともなっていた。 だが日向のチームは、そんな輪の乱れた飛山たちのチームに惨敗を喫してしまう。 影山へのリベンジを胸に、日向は憧れの烏野高校に進学し、バレー部へと入部を果たす。 しかしそこにいたのは、事もあろうに影山の姿だった。 はじめは喧嘩し合っていた日向と影山は、しかし相手が、自分の才能を活かしてくれるのに欠かすことができない存在だと言うことに気が付く。 そしてふたりの連係プレーを武器に、個性豊かなメンバーが揃った烏野高校バレー部は全国制覇を目指していく。
この作品は主人公だけでなくサブのキャラクターにもしっかりと焦点を当てて、そのキャラの過去や信念、考え、それを踏まえた上での行動に納得がいくようにとても丁寧に描写されており、ヘイトが向きがちなライバルキャラにも愛着が湧いてしまうように出来ています。どのキャラクターにも愛があって、大切にしているからこそ読者にもその熱が伝染するのだろうと考えました。
二十 『チェンソーマン』
物語の主人公は、死んだ父親の借金を背負わされ、デビルハンターとして暮らす少年・デンジ。ひとりぼっちになった彼は怪我を負った悪魔と出会い、「お前を助けるから俺を助けろ」と契約を持ちかけます。こうして、犬のような見た目のチェンソーの悪魔・ポチタとタッグを組み、悪魔を倒してヤクザに借金を返す生活が始まりました。しかしある日、悪魔が出たと呼ばれた先で、デンジとポチタはヤクザたちの罠に嵌り殺されてしまいます。今度はポチタの方から「自分の心臓と引き換えに、デンジの夢を見せてくれ」と契約を持ちかけました。ポチタと融合し、自分たちを襲うゾンビの悪魔を殲滅したデンジ。
一足遅れて、公安のデビルハンターが訪れ、ここで殺されるか、自分に飼われるか選ぶよう告げます。餌はどんなものかと聞くデンジに彼女が提示したのは、デンジが夢見ていた朝食。こうして彼は、新たな生活への第一歩を踏み出すのでした。
この作品は今まで活躍していたキャラクターでも本当に呆気なく殺されていくので、驚くような展開が多かったです。それがこの世界の冷たさ、残酷さを際立たせているのだなと考えました。
二十一 『ブルーロック』
「最強のエゴイスト」という名にふさわしいストライカーを1名誕生させるため始まった「ブルーロック(青い監獄)」プロジェクト。そこに集められた300人の高校生が生き残りをかけてサッカーでバトルを繰り広げていく。脱落=選手生命の終わりを意味しており、今までなかったデスゲームの要素が加わった新しいスポーツ漫画となっており、ハラハラした展開から目が離せません。
デスゲーム要素によって引き出される選手の懸命な姿や引き出される感情が凄まじく、こちらも熱を感じてしまうほどでした。この熱さが読者の興味をひいているのだと考えました。
二十二 『光が死んだ夏』
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。 友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていく。 全体的にホラーテイストで不気味な印象を持ちましたが、得体の知れない何かであるはずなのに、よしきのことが好きでどうしようもない気持ちに感情移入してしまい危ない2人の行方が知りたくなってしまう作品だと思いました。
二十三『凪のお暇』
とにかく空気を読んでしまう人のお話。会社で経理を担当する大島凪は、場の空気を読みすぎていつも損な役回りばかり。頼まれると断れない凪の元には誰にでもできる仕事が集中し、会社では雑用担当の位置を確立してしまう。いくら仕事をこなせど評価されないばかりでなく、同僚の女子からは完全になめられ、それとない嫌味攻撃にあう毎日。そんな凪だが、同じ会社の営業部のエース・我聞慎二と密かに付き合っていた。皆の憧れである彼と付き合っているという事実が、凪の精神的な拠り所となっていたが、凪はある日営業部の一室で彼が同僚に「今の彼女とはアッチがいいから付き合っているだけ」と発言しているのを聞いてしまい、その場で過呼吸になってしまう。結局、会社を辞め、人間関係も今住んでいる場所も全て断捨離し、片田舎に引っ越すことにした凪。元手100万の残高で人生をリセットする、「空気読みすぎ系女子」のリアリティ溢れるコメディマンガです。
この作品は、現代に蔓延っている何となくモヤモヤした気持ちを上手く言語化されており自分に当てはめて読みやすいなと思いました。感情移入が非常にしやすいため読んでいて辛くなる場面もありましたが、少し現実に疲れた人がこの感情を抱いてるのは自分だけではないと思えるような作品だと考えました。
二十四『呪術廻戦』
運動神経が常人離れしている高校生・虎杖悠仁は、育ての親である祖父の「お前は強いから人を助けろ」という遺言を重く受け止めていました。そこに伏黒恵という青年が現れ、凶悪な呪いの王両面宿儺の指を返せと虎杖に言います。しかし、虎杖はその呪物をオカルト好きな先輩に渡してしまっていました。伏黒は呪物の回収をしに学校に向かいますが、呪物の呪いはすでに解け、学校は宿儺の指に群がる呪いだらけになってしまっています。
苦戦を強いられる伏黒。そこに駆けつけた虎杖は伏黒に「呪いを倒せるのは呪いだけ」という事実を聞き、宿儺の指を飲み込み自らが呪いとなることで、危機を脱することに成功しました。最強の呪い・宿儺になってしまった虎杖には2つの選択肢があると語る最強の呪術師五条悟。それは「今すぐ死ぬ」か「20本ある宿儺の指を全て飲み込んでから死ぬ」かです。虎杖は祖父の遺言を胸に、最強の呪いと共に死ぬと覚悟を決めました。
この作品も『チェンソーマン』と同じで呆気なく人が死んでいってしまうので読み進めるのが怖くなるほど衝撃的な展開が多いなと感じました。
また多くの人が亡くなっていくにも関わらず、飽きさせずに毎回毎回読者の印象に残るシーンとなるのはキャラクターをしっかりと深堀しているためなのだろうと考えました。
二十五『ちはやふる』
姉が日本一のモデルになることが夢である小学6年生の綾瀬千早は、転校生・綿谷新に「自分 のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は、競技かるたで名人に なること。普段は大人しい新が真剣に札を払うその姿に衝撃を受けた千早は、幼なじみの真島太一も巻き込んでかるたの魅力に引きこまれていく。聴力に優れた千早の才能に、そしてかる たを一緒にできる友達ができたことに新は喜ぶが、卒業後はみな別の道を歩むのだった。それから4年後。高校生になった千早は、福井に戻った新がかるたから離れてしまったことを 知るが、それでも、かるたを続けていれば再会できると信じ、太一と2人、 瑞沢高校かるた部を設立する。
この作品はかるたで和歌という日本の文化に関わっているためか非常に言葉の使い方が巧みだと思いました。特に色の表現方法が美しくて、画面に花が咲くような作品だと考えました。
二十六『不滅のあなたへ』
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。
主人公は得体の知れない何か、という斬新な設定から始まる壮大な世界観を持った作品で、関わっていく人々の死などを経てやるせない気持ちを知る主人公など考えさせられるような作品だと思いました。
二十七『聲の形』
小学生の石田将也のクラスに転入してきた西宮硝子は実は、先天性の聴覚障害をもっていて、うまく言葉を聞き取ることや会話することができない。仲良くしようとする周囲の一方で、硝子を虐めてしまった将也。学級会が開かれる事態にまで発展し、責められた石田は逆にクラスからいじめの対象となってしまい、西宮も転校をしてしまい、二人は疎遠になってしまう。そして、時は流れて高校生となった将也。一度は自殺を考えて、過去の清算の為に硝子と再会するのだが、それを機に再び西宮との親交が深まり、次第に周囲の人間関係にも変化が生まれていく
いじめという問題から人と人の繋がり、接し方、どうすればより良い関係を築けるのかそういった問題について考えさせられる作品だと思いました。
二十八『暁のヨナ』
架空の国・高華王国を舞台に、父王を謀殺され都落ちしたヒロインの皇女が、自らに秘められた運命に導かれ旅をする貴種流離譚。 当初はナイト的立場の護衛に守られるだけだったか弱いヒロインが神託に従い四人の従者を探し求め、苦難を乗り越えるうちに心身ともに逞しく成長していく様が描かれている。
世間知らずだったヨナが旅をしていくうちにたくましく成長し、「私は何も知らないけど 阿呆のままいたくない」と己の弱さと向き合いながら泥臭く努力する姿に勇気づけられる作品だと思いました。
二十九『ヴァイオレットエヴァーガーデン』
4年間にわたる壮絶な大陸戦争で、かつて「武器」と称されるほど圧倒的な強さを持っていた少女兵ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦場で両腕を失い義手を付けることになったヴァイオレットは、戦争終結後、"自動手記人形"としてC.H郵便社で働くことに。常に彼女の心に中にあるのは、かつての上官・ギルベルト少佐。ヴァイオレットに言葉を教え、「武器」ではなくひとりの少女として扱ってくれた誰よりも大切な存在。ギルベルトが戦場で最後につぶやいた「愛してる」という言葉の意味がわからなかったヴァイオレットは、代筆の仕事を通してその言葉の意味を模索していく。
この作品は愛に対して、適当に恋愛をさせてハッピーエンドというわけではなく、毎話さまざまなかたちの愛を手紙を通じて知っていくという手法をとっており、非常に巧みで感動的な作品だと考えました。
三十『鋼の錬金術師』
エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟は、幼いころに亡くなった母トリシャ・エルリックにもう一度会いたい一心で、錬金術において禁忌とされる「人体錬成」を行う。錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは全身を失ってしまう。エドワードは自分の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成し、鎧に魂を定着させ何とか一命を取り留める。身体と左足右腕を失った絶望の中、二人は失ったものを取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る。 兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進んでいく。
この作品は登場するキャラクターほぼ全てにしっかりとした設定と伏線、魅了が盛り込まれていて、妙な後付けもなくストーリーの作り込みが非常に巧みであると考えました。
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