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3年 吉川
RES
11~20
11『コウノドリ』(漫画)作者:鈴ノ木ユウ 産婦人科医鴻鳥サクラのもとにやってくる妊婦やその家族との事件を描いた医療漫画。ある日、妊婦健診を受けていない妊婦の受け入れ要請の電話を受け取る。
未受診妊婦の受け入れ拒否、切迫流産、淋病、未成年妊娠など妊婦に関連する事件を描いている。未受診妊婦など、妊婦の無責任さに非があるというような描写がされている。未受診妊婦は病院にとって迷惑というのは腑に落ちるが、漫画として面白い内容であっても未受診妊婦を悪者とするのはあまり共感できなかった。
12『レミーのおいしいレストラン』(映画)監督:ブラッド・バード
美食を追い求めるネズミのレミーは「誰にでも料理はできる」とモットーを掲げる天才シェフのグストーに憧れ、料理人になることを夢見ていた。ネズミでありながらも料理をしようと画策していたところ、住処にしている家の主人に見つかり家族全員と離れ離れになってしまう。
レミーは天才シェフグストーのレストラン「グストー」で出会った料理ができない青年リングイニと取り引きをし、彼の頭に乗り髪を引っ張って操作することで彼の代わりに料理をすることになる。批評家イーゴが来店している大事な日に、リングイニはレミーが料理を作っていることを従業員に打ち明けるも、全員その場から立ち去ってしまう。レミーとその家族たちネズミの大群と戻ってきたコレットで使ったラタトゥイユは大好評だった。その夜、批評家イーゴに「グストー」のシェフはレミーだと打ち明ける。その後、ネズミが出ると噂された「グストー」は閉店するが、リングイニとコレットは新しい店をオープンし、レミーはその店のシェフになっていた。
ネズミがシェフになるという独創性に富む作品だが、「誰にでも料理はできる」というグストーの考えを踏襲しているといえる。料理の腕は確かであるのに、シェフがネズミであるゆえに理解が得られないというのは共感してしまう。しかし、ここではネズミという極端な例を使っているためわかりやすいが、ネズミの部分を性別、容姿、障害、肌の色などを差別される人間と置き換えるとストーリーが社会に向けた批判がよく見える。物語では鈍感そうなリングイニ、彼を信じるコレットの他には本当に料理が好きなイーゴがネズミのシェフを受け入れている点に好感を持った。
13『ファインディング・ニモ』(映画)監督:アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ
カクレクマノミのマーリンは妻のコーラルと共に、400の卵の誕生を待ち侘びていた。ところが突然巨大な肉食魚に襲われ、気を失ったマーリンが目覚めた時、コーラルと卵の姿は消えていた。絶望するマーリンだったが、元あった卵の群れから外れた場所にたった一つの卵だけが残されているのを発見する。
400の卵と妻を失った経緯から、最後に残った卵から生まれたニモを過保護に育てるマーリンだが、彼に反抗したニモが人間に捕らえられてしまい、マーリンがニモを探しに海を冒険する。この作品ではマーリンと共にナンヨウハギで健忘症のドリーが旅をするが、ドリーの奔放ぶりよりむしろマーリンの心配症の方がトラブルを呼んでいるように感じる。凄惨な過去を抱えたマーリンはニモを過保護に育てることに固執しているようだが、長い旅を経て、ささやかではあるがニモの自発性を尊重することができるようになった。父子の愛がテーマにあるのは間違いないだろうが、マーリンのトラウマのケアという軸もあるだろうと感じた。マーリンが様々な出会いをし、他の魚と接することで海という社会やニモに対する認知が矯正されていると感じた。様々な人と関わる重要性を説いている作品だ。
14『ズートピア』(映画)監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
肉食動物と草食動物が共存する世界、動物だけの手で築かれた大都会「ズートピア」にて新米ウサギ警察官ジュディ・ホップスは駐車違反の取り締まりを命じられる。しかし彼女はもっと警察らしい仕事がしたいと望んでいた。
ズートピアは肉食動物と草食動物が共存する楽園かと思われたが、ウサギは警察に向かない、キツネは信用できないなど実際は種族による偏見が蔓延っている。警察官として誇りを持っているジュディでさえも無意識に肉食動物に対する偏見を口にしてしまい傷心する場面があり、他の種族に対する偏見の根深さを物語っている。動物たちが互いを悪しざまに言う様子は人間社会にも当てはまることであり、それを動物を用いて易しく表現し、それを物語に落とし込んだ点がこの作品の魅力だろう。
15『塔の上のラプンツェル』(映画)監督:バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
切ると力が失われてしまう魔法の髪を持って生まれた王国のプリンセス、ラプンツェル。ある夜ラプンツェルの魔法の力の元となった花を独り占めしていた老婆マザー・ゴーテルが魔法の力を目的に彼女を人目につかない高い塔の上に幽閉する。ゴーテルを母だと信じて暮らし18歳になったラプンツェルは塔の外に出たいと打ち明ける。
外の世界は危険だと脅し、教育を受けさせず、時々ラプンツェルを貶しながらも母としての見かけ上の愛を振りかざすゴーテルの姿に、子どもを支配しようとするいわゆる「毒親」の姿を感じた。実の親ではない上、結果的にゴーテルは制裁を受け、ラプンツェルは党を脱出しハッピーエンドとなるものの、支配しようとする親と親以外に信じるものがない子どもの構図に痛ましさを覚えた。なかなか浮き彫りにならないが、知らず知らずのうちに尊厳を侵害されている子どもが現実にもいることを心に留めておかなくてはいけないと感じた。
16『ベイマックス』(映画)監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
この作品は謎の事故によって兄のタダシを亡くしたヒロが、兄が開発したケアロボット「ベイマックス」や、友人達と共に事故の真相に迫るというストーリーである。
この作品では、様々なテクノロジーが登場する。映画の前半では、新たなテクノロジーがエンターテイメントや人々の生活に役に立つ様な形で使われるが、後半では兵器となって登場する。これは新たな技術は人々を助けることもあればその逆も考えられるという事を表しており、また、その新技術をどのように使うかは人間に委ねられていることを意味していると考えられる。
17『チェンソーマン』(漫画)作者:藤本タツキ
この作品では、主人公のデンジが悪魔を倒すデビルハンターとして活動するが、その最中で自身にチェンソーの悪魔を宿してしまう。その主人公が「公安」となりチェンソーマンとして活躍する物語である。
この作品に登場する悪魔には全てに名前がついており、その名前が恐れられているほど強い悪魔という設定がある。作中の例として、コーヒーの悪魔は弱く、銃の悪魔は強いというものがある。この設定が作中の悪魔の恐ろしさに現実味を感じさせ、リアリティのある作品にしていると考える。また、主人公が正義のためではなく、私利私欲のために戦う描写が多く、これによって非常に独創的な作品となっていると思われる。
18『よふかしのうた』(漫画)作者:コトヤマ
主人公の夜守コウが吸血鬼の少女七草ナズナに血を吸われたのをきっかけに、七草ナズナの眷属になることを志す。しかし吸血鬼の眷属になるためには、吸血鬼に恋をする必要があるため、主人公は七草ナズナに恋をするために行動する。
本作品は少年が少女に出会い、恋をする事を望み共に行動していく。そのため作品の大きなテーマは恋愛であるといえる。本作品の特徴的な恋愛の描き方として、自然と恋をするという描き方ではなく、恋をするという前提のもとにストーリーが進む点である。また、恋愛を客観的、俯瞰的に捉えながら描く点も他の作品にはない大きな特徴であると言える。
19『All You Need Is Kill』(漫画)原作:桜坂洋 構成:竹内良輔 作画:小畑健
この作品はギタイと呼ばれる謎の生物との戦争をしている世界が舞台となっている。その世界の中で主人公は自分が死をトリガーにタイムループしている事に気づき、何度も死にながら成長し、ギタイと戦っていくストーリーだ。
主人公はタイムループを繰り返して成長をしていく中で、自分と同じようにタイムループをしているヒロインと出会い共に戦うようになる。その戦いの中で、主人公とヒロインはどちらかが死なないとタイムループから出れない事に気づく。それまで何度死んでも生き返るため、死に対しての価値が薄れていくが、最終的に友人を殺さないといけないというストーリーが作品を切ないものにさせていると思われる。
20『ONE PIECE FILM RED』(映画)監督:谷口悟朗
この作品は、世界で人気の歌姫であるウタが初めてその姿を表してライブを開く事から始まる。ウタのライブに観客は歓声を送るが、ウタの本当の目的はライブを行うことではなかった。ウタの本当の目的を知った海賊たちは、ウタの陰謀を阻止するために行動していく。
ONE PIECEでは、悪魔の実と呼ばれるものが登場し、それを食べると普通の人間にはない特別な能力を得ることができる。本作に登場するウタもその悪魔の実を食べており、その能力は自分の歌を聞かせた人間を自分の創造した世界に取り込むことができるというものだ。その世界では全てのことが思い通りにでき、ウタは善意から世界中の人々をその世界に取り込むことを計画した。この、全てが思い通りに行く幻想の世界と、全てが思い通りに行くとは限らない現実の世界が作中では衝突し、人々は現実の世界を選ぶ。この点に作者の大きなメッセージが込められていると感じた。
11『コウノドリ』(漫画)作者:鈴ノ木ユウ 産婦人科医鴻鳥サクラのもとにやってくる妊婦やその家族との事件を描いた医療漫画。ある日、妊婦健診を受けていない妊婦の受け入れ要請の電話を受け取る。
未受診妊婦の受け入れ拒否、切迫流産、淋病、未成年妊娠など妊婦に関連する事件を描いている。未受診妊婦など、妊婦の無責任さに非があるというような描写がされている。未受診妊婦は病院にとって迷惑というのは腑に落ちるが、漫画として面白い内容であっても未受診妊婦を悪者とするのはあまり共感できなかった。
12『レミーのおいしいレストラン』(映画)監督:ブラッド・バード
美食を追い求めるネズミのレミーは「誰にでも料理はできる」とモットーを掲げる天才シェフのグストーに憧れ、料理人になることを夢見ていた。ネズミでありながらも料理をしようと画策していたところ、住処にしている家の主人に見つかり家族全員と離れ離れになってしまう。
レミーは天才シェフグストーのレストラン「グストー」で出会った料理ができない青年リングイニと取り引きをし、彼の頭に乗り髪を引っ張って操作することで彼の代わりに料理をすることになる。批評家イーゴが来店している大事な日に、リングイニはレミーが料理を作っていることを従業員に打ち明けるも、全員その場から立ち去ってしまう。レミーとその家族たちネズミの大群と戻ってきたコレットで使ったラタトゥイユは大好評だった。その夜、批評家イーゴに「グストー」のシェフはレミーだと打ち明ける。その後、ネズミが出ると噂された「グストー」は閉店するが、リングイニとコレットは新しい店をオープンし、レミーはその店のシェフになっていた。
ネズミがシェフになるという独創性に富む作品だが、「誰にでも料理はできる」というグストーの考えを踏襲しているといえる。料理の腕は確かであるのに、シェフがネズミであるゆえに理解が得られないというのは共感してしまう。しかし、ここではネズミという極端な例を使っているためわかりやすいが、ネズミの部分を性別、容姿、障害、肌の色などを差別される人間と置き換えるとストーリーが社会に向けた批判がよく見える。物語では鈍感そうなリングイニ、彼を信じるコレットの他には本当に料理が好きなイーゴがネズミのシェフを受け入れている点に好感を持った。
13『ファインディング・ニモ』(映画)監督:アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ
カクレクマノミのマーリンは妻のコーラルと共に、400の卵の誕生を待ち侘びていた。ところが突然巨大な肉食魚に襲われ、気を失ったマーリンが目覚めた時、コーラルと卵の姿は消えていた。絶望するマーリンだったが、元あった卵の群れから外れた場所にたった一つの卵だけが残されているのを発見する。
400の卵と妻を失った経緯から、最後に残った卵から生まれたニモを過保護に育てるマーリンだが、彼に反抗したニモが人間に捕らえられてしまい、マーリンがニモを探しに海を冒険する。この作品ではマーリンと共にナンヨウハギで健忘症のドリーが旅をするが、ドリーの奔放ぶりよりむしろマーリンの心配症の方がトラブルを呼んでいるように感じる。凄惨な過去を抱えたマーリンはニモを過保護に育てることに固執しているようだが、長い旅を経て、ささやかではあるがニモの自発性を尊重することができるようになった。父子の愛がテーマにあるのは間違いないだろうが、マーリンのトラウマのケアという軸もあるだろうと感じた。マーリンが様々な出会いをし、他の魚と接することで海という社会やニモに対する認知が矯正されていると感じた。様々な人と関わる重要性を説いている作品だ。
14『ズートピア』(映画)監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
肉食動物と草食動物が共存する世界、動物だけの手で築かれた大都会「ズートピア」にて新米ウサギ警察官ジュディ・ホップスは駐車違反の取り締まりを命じられる。しかし彼女はもっと警察らしい仕事がしたいと望んでいた。
ズートピアは肉食動物と草食動物が共存する楽園かと思われたが、ウサギは警察に向かない、キツネは信用できないなど実際は種族による偏見が蔓延っている。警察官として誇りを持っているジュディでさえも無意識に肉食動物に対する偏見を口にしてしまい傷心する場面があり、他の種族に対する偏見の根深さを物語っている。動物たちが互いを悪しざまに言う様子は人間社会にも当てはまることであり、それを動物を用いて易しく表現し、それを物語に落とし込んだ点がこの作品の魅力だろう。
15『塔の上のラプンツェル』(映画)監督:バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
切ると力が失われてしまう魔法の髪を持って生まれた王国のプリンセス、ラプンツェル。ある夜ラプンツェルの魔法の力の元となった花を独り占めしていた老婆マザー・ゴーテルが魔法の力を目的に彼女を人目につかない高い塔の上に幽閉する。ゴーテルを母だと信じて暮らし18歳になったラプンツェルは塔の外に出たいと打ち明ける。
外の世界は危険だと脅し、教育を受けさせず、時々ラプンツェルを貶しながらも母としての見かけ上の愛を振りかざすゴーテルの姿に、子どもを支配しようとするいわゆる「毒親」の姿を感じた。実の親ではない上、結果的にゴーテルは制裁を受け、ラプンツェルは党を脱出しハッピーエンドとなるものの、支配しようとする親と親以外に信じるものがない子どもの構図に痛ましさを覚えた。なかなか浮き彫りにならないが、知らず知らずのうちに尊厳を侵害されている子どもが現実にもいることを心に留めておかなくてはいけないと感じた。
16『ベイマックス』(映画)監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
この作品は謎の事故によって兄のタダシを亡くしたヒロが、兄が開発したケアロボット「ベイマックス」や、友人達と共に事故の真相に迫るというストーリーである。
この作品では、様々なテクノロジーが登場する。映画の前半では、新たなテクノロジーがエンターテイメントや人々の生活に役に立つ様な形で使われるが、後半では兵器となって登場する。これは新たな技術は人々を助けることもあればその逆も考えられるという事を表しており、また、その新技術をどのように使うかは人間に委ねられていることを意味していると考えられる。
17『チェンソーマン』(漫画)作者:藤本タツキ
この作品では、主人公のデンジが悪魔を倒すデビルハンターとして活動するが、その最中で自身にチェンソーの悪魔を宿してしまう。その主人公が「公安」となりチェンソーマンとして活躍する物語である。
この作品に登場する悪魔には全てに名前がついており、その名前が恐れられているほど強い悪魔という設定がある。作中の例として、コーヒーの悪魔は弱く、銃の悪魔は強いというものがある。この設定が作中の悪魔の恐ろしさに現実味を感じさせ、リアリティのある作品にしていると考える。また、主人公が正義のためではなく、私利私欲のために戦う描写が多く、これによって非常に独創的な作品となっていると思われる。
18『よふかしのうた』(漫画)作者:コトヤマ
主人公の夜守コウが吸血鬼の少女七草ナズナに血を吸われたのをきっかけに、七草ナズナの眷属になることを志す。しかし吸血鬼の眷属になるためには、吸血鬼に恋をする必要があるため、主人公は七草ナズナに恋をするために行動する。
本作品は少年が少女に出会い、恋をする事を望み共に行動していく。そのため作品の大きなテーマは恋愛であるといえる。本作品の特徴的な恋愛の描き方として、自然と恋をするという描き方ではなく、恋をするという前提のもとにストーリーが進む点である。また、恋愛を客観的、俯瞰的に捉えながら描く点も他の作品にはない大きな特徴であると言える。
19『All You Need Is Kill』(漫画)原作:桜坂洋 構成:竹内良輔 作画:小畑健
この作品はギタイと呼ばれる謎の生物との戦争をしている世界が舞台となっている。その世界の中で主人公は自分が死をトリガーにタイムループしている事に気づき、何度も死にながら成長し、ギタイと戦っていくストーリーだ。
主人公はタイムループを繰り返して成長をしていく中で、自分と同じようにタイムループをしているヒロインと出会い共に戦うようになる。その戦いの中で、主人公とヒロインはどちらかが死なないとタイムループから出れない事に気づく。それまで何度死んでも生き返るため、死に対しての価値が薄れていくが、最終的に友人を殺さないといけないというストーリーが作品を切ないものにさせていると思われる。
20『ONE PIECE FILM RED』(映画)監督:谷口悟朗
この作品は、世界で人気の歌姫であるウタが初めてその姿を表してライブを開く事から始まる。ウタのライブに観客は歓声を送るが、ウタの本当の目的はライブを行うことではなかった。ウタの本当の目的を知った海賊たちは、ウタの陰謀を阻止するために行動していく。
ONE PIECEでは、悪魔の実と呼ばれるものが登場し、それを食べると普通の人間にはない特別な能力を得ることができる。本作に登場するウタもその悪魔の実を食べており、その能力は自分の歌を聞かせた人間を自分の創造した世界に取り込むことができるというものだ。その世界では全てのことが思い通りにでき、ウタは善意から世界中の人々をその世界に取り込むことを計画した。この、全てが思い通りに行く幻想の世界と、全てが思い通りに行くとは限らない現実の世界が作中では衝突し、人々は現実の世界を選ぶ。この点に作者の大きなメッセージが込められていると感じた。
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