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4年 山田
RES
卒業論文の概要
【タイトル】
美の追求者の描写に潜む感性の在り処(仮題)
現在もなお収まっていないコロナ禍で私たちは様々な苦しみを経験した。しかし、コロナ禍によって良い方向へ変化したこともあるということをご存じだろうか。それは何かというと、男性の美意識である。2020年に株式会社ランクアップが20代〜60代の働く男性323名に独自の調査を行った結果、オンライン会議の増加に伴って自分の顔を画面越しに見ることが増えたことから、男性の3人に1人は美意識が高まったと感じているという。また、男性の美意識に関するものとしてメイクについても触れておきたい。現在広がりつつあるメンズメイクの浸透と理解に関して、株式会社ネオマーケティングが2021年7月13日(火)から2021年7月16日(金)の4日間で全国の15歳から69歳の男女998人を対象にインターネットリサーチを実施した結果、「男性メイクについてどう思うか」という質問に対し、男性がメイクをすること自体への賛成度合いは30%強で、男性メイクの位置づけとしては「身だしなみ」「補正」程度が最も賛成度合いが高く、どちらも40%前後の賛成率であったという。メイクをしない男性も女性も、「身だしなみ」程度の男性メイクへの賛成度合いが最も高いことは変わらず、また、メイクをする男性以外の「濃いメイクをすること」「ご自身よりも濃いメイクをすること」への賛成率はいずれも10%前後にとどまったことから、おしゃれを目的とする、もしくは身だしなみの域を超える男性の濃いメイクに対する理解はまだまだであるとのことである。
男性の美意識が向上しつつもおしゃれとしてのメイクの理解は未だ十分ではない現在ではあるが、男性が美を追求すること自体が異質に見られてしまう時代に比べれば進歩してきた方なのだろう。これに関して、過去の人々によって共有されてきた「美の追求は女性のものである」という認識が影響していることは想像に難くない。そして、この「美の追求は女性のものである」という認識の存在を映像によって明示した作品が、「鏡よ、鏡、この世で一番美しいのは誰」という台詞でお馴染みの、ディズニーによる『白雪姫』(1937)である。
この『白雪姫』を中心として、複数の作品における「美の追求者」とされるキャラクターの描写に着目し、その美の追求の姿勢はジェンダー的観点からどのように捉えることができるのかを考察することで、キャラクターによって表現される「一番の美しさ」や「美の追求」とは一体誰にとっての感性に基づいているのかを探ることが本論文の研究的意義である。また、推移してきたジェンダー観によって近年「美の追求者」として描かれるキャラクターに男性が増えてきたことについて考察し、人々のジェンダー観の認識の変化がコンテンツに与えた影響についても明らかにする。
・ディズニーによる『白雪姫』の女王について考察する
・ディズニー作品の悪役にインスパイアされたアプリゲーム『ツイステッドワンダーランド』に登場する『白雪姫』の女王をモチーフとしたキャラクター「ヴィル・シェーンハイト」について考察する
・『AMBIVALENZ』や卒論発表等で他の方にコメントしていただいた作品についての理解を深め、取り上げるための正当な理由があるものを選択して考察する
・以上の作品を通して研究的意義に迫る
・以上の作品と人々のジェンダー観の認識の変化を照らし合わせる
・上記二つをまとめての結論
【タイトル】
美の追求者の描写に潜む感性の在り処(仮題)
現在もなお収まっていないコロナ禍で私たちは様々な苦しみを経験した。しかし、コロナ禍によって良い方向へ変化したこともあるということをご存じだろうか。それは何かというと、男性の美意識である。2020年に株式会社ランクアップが20代〜60代の働く男性323名に独自の調査を行った結果、オンライン会議の増加に伴って自分の顔を画面越しに見ることが増えたことから、男性の3人に1人は美意識が高まったと感じているという。また、男性の美意識に関するものとしてメイクについても触れておきたい。現在広がりつつあるメンズメイクの浸透と理解に関して、株式会社ネオマーケティングが2021年7月13日(火)から2021年7月16日(金)の4日間で全国の15歳から69歳の男女998人を対象にインターネットリサーチを実施した結果、「男性メイクについてどう思うか」という質問に対し、男性がメイクをすること自体への賛成度合いは30%強で、男性メイクの位置づけとしては「身だしなみ」「補正」程度が最も賛成度合いが高く、どちらも40%前後の賛成率であったという。メイクをしない男性も女性も、「身だしなみ」程度の男性メイクへの賛成度合いが最も高いことは変わらず、また、メイクをする男性以外の「濃いメイクをすること」「ご自身よりも濃いメイクをすること」への賛成率はいずれも10%前後にとどまったことから、おしゃれを目的とする、もしくは身だしなみの域を超える男性の濃いメイクに対する理解はまだまだであるとのことである。
男性の美意識が向上しつつもおしゃれとしてのメイクの理解は未だ十分ではない現在ではあるが、男性が美を追求すること自体が異質に見られてしまう時代に比べれば進歩してきた方なのだろう。これに関して、過去の人々によって共有されてきた「美の追求は女性のものである」という認識が影響していることは想像に難くない。そして、この「美の追求は女性のものである」という認識の存在を映像によって明示した作品が、「鏡よ、鏡、この世で一番美しいのは誰」という台詞でお馴染みの、ディズニーによる『白雪姫』(1937)である。
この『白雪姫』を中心として、複数の作品における「美の追求者」とされるキャラクターの描写に着目し、その美の追求の姿勢はジェンダー的観点からどのように捉えることができるのかを考察することで、キャラクターによって表現される「一番の美しさ」や「美の追求」とは一体誰にとっての感性に基づいているのかを探ることが本論文の研究的意義である。また、推移してきたジェンダー観によって近年「美の追求者」として描かれるキャラクターに男性が増えてきたことについて考察し、人々のジェンダー観の認識の変化がコンテンツに与えた影響についても明らかにする。
・ディズニーによる『白雪姫』の女王について考察する
・ディズニー作品の悪役にインスパイアされたアプリゲーム『ツイステッドワンダーランド』に登場する『白雪姫』の女王をモチーフとしたキャラクター「ヴィル・シェーンハイト」について考察する
・『AMBIVALENZ』や卒論発表等で他の方にコメントしていただいた作品についての理解を深め、取り上げるための正当な理由があるものを選択して考察する
・以上の作品を通して研究的意義に迫る
・以上の作品と人々のジェンダー観の認識の変化を照らし合わせる
・上記二つをまとめての結論
4年 横田
作品だけでなく、現実社会での男性にとっての美の在り方にも触れられる、とのことでしたのでそちらについてのコメントを失礼します。
私はたまに男性誌『POPEYE』や『Men’s Non-no』、『mens LaLaBegin』辺りをパラパラと捲るのですが、そのような男性誌も昔に比べてメンズスキンケアを扱う回数、割くページ数が増えたように感じています。特に、出版不況と言われる中で珍しく今年の春、世界文化社から創刊された『mens LaLaBegin』ではメイン特集にはなりませんでしたが、「メンズビューティー清潔男子養成講座」という章がかなりがっつり14頁も割かれていました。しかも驚いたことに、スキンケアのみならず、下地やコンシーラーといった“コスメ”に分類されるようなものも紹介されていました。
勿論、雑誌は読者層が色濃く反映されている節もあると思いますが、月刊など定期的に発行されているので、時代の移り変わりとともに男性にとっての美意識の変化を比較的追いやすいのかな、などと思いました。何か参考になれば幸いです。
私はたまに男性誌『POPEYE』や『Men’s Non-no』、『mens LaLaBegin』辺りをパラパラと捲るのですが、そのような男性誌も昔に比べてメンズスキンケアを扱う回数、割くページ数が増えたように感じています。特に、出版不況と言われる中で珍しく今年の春、世界文化社から創刊された『mens LaLaBegin』ではメイン特集にはなりませんでしたが、「メンズビューティー清潔男子養成講座」という章がかなりがっつり14頁も割かれていました。しかも驚いたことに、スキンケアのみならず、下地やコンシーラーといった“コスメ”に分類されるようなものも紹介されていました。
勿論、雑誌は読者層が色濃く反映されている節もあると思いますが、月刊など定期的に発行されているので、時代の移り変わりとともに男性にとっての美意識の変化を比較的追いやすいのかな、などと思いました。何か参考になれば幸いです。
鈴石
質問内容と外れてしまい申し訳ありませんが、『ツイステッドワンダーランド』における美の印象になります。発表の際、女性キャラクターがモデルになった寮長4人の紹介があり、ヴィルの服装の女性的な箇所について言及されていたかと思います。その点に関して、アズールを除く4人中3人が、現在では女性らしさのアイコンの一つとなっているハイヒールを寮服時に履いていたり、メイクに関しても式典時や寮服時にはメイクをしているキャラクターも多くいたりと、作品の世界観の中ではメイクをすることや、プレイヤー側が女性性を感じられる服装をすること自体が普通のこととして描かれている印象があります。
また、最近の雑誌の特集などを見ていると、身だしなみの範疇外のメイクやジェンダーフリーの服装を、モデルや取り上げられた芸能人がすることが多くなったように思います。喉仏が隠された衣装を着用していた芸能人を、名前を知るまで女性だと勘違いしていた経験があるなど、やはり時代とともに男性に求められる美の変化を感じました。
また、最近の雑誌の特集などを見ていると、身だしなみの範疇外のメイクやジェンダーフリーの服装を、モデルや取り上げられた芸能人がすることが多くなったように思います。喉仏が隠された衣装を着用していた芸能人を、名前を知るまで女性だと勘違いしていた経験があるなど、やはり時代とともに男性に求められる美の変化を感じました。
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