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2年 小野寺 RES
春休み課題1~10

1.『劇場版 呪術廻戦0』(アニメ映画)原作:芥見下々 監督:朴性厚

幼少のころに幼馴染の折本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太は、怨霊と化した里香の呪いに苦しめられていた。自身の死を望む乙骨だったが、最強の呪術師・五条悟によって、呪術を学ぶ呪術高専に入学し、里香の呪いを解くため、同級生たちと奮闘する。しかし、かつて大量虐殺をし高専を追放された最悪の呪詛師・夏油傑が現れ…

大人気漫画の前日譚を描くものだが、原作を知っていてもいなくても楽しめる構成になっており、一貫した「愛と呪い」というテーマも相まって、一本の映画として楽しめる見応えがあると感じた。映画作品ということで、TVアニメとは違った音楽の壮大さやカット割り、アクションシーンの迫力が楽しめ、TVアニメとしての演出と映画としての演出の違いを見つけられて興味深かった。

2.『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(アニメ映画)原作:吾峠呼世晴 監督:外崎春雄

蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務地、≪無限列車≫に到着する。そこでは、短期間のうちに400人以上もの人が行方不明となっていた。炭次郎たちは、鬼殺隊最強の剣士である≪柱≫の1人、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、鬼に立ち向かうことになる。

圧倒的な映像美にとても驚かされた。劇場で見なかったことがとても悔やまれる。途中「夢の中」として様々な場面が描かれたとしても、基本的には列車内のみで空間が完結するのにも関わらず、観客を飽きさせず、映画としての面白さを失っていないところが興味深かった。また、「夢の中=水中」という演出が、幸せな夢であっても息ができない死と隣り合わせの場所であることの暗示なのかと感じた。

3.『AKIRA』(アニメ映画)原作・監督:大友克洋

翌年にオリンピックを控えた2019年のネオ東京。ある夜、金田をリーダーとするバイク集団メンバー鉄雄が負傷した。彼は突如現れた軍用ヘリでラボに運ばれ、不思議な力に覚醒する。一方、街ではゲリラたちによる銃撃戦が始まり、謎の軍用兵器「アキラ」の覚醒が予言されていた。1988年に世界を震撼させたアニメ史に残る傑作。

東京五輪の延期を予言していたのではないかということや、有名なバイクシーンが数々の作品に影響を与えているため興味を持った。独創的な世界観と緻密なアニメーション技法が駆使されており、本当に30年以上も前の作品なのかと目を疑った。内容を100%理解することはできなかったが、テーマである「破壊の後の“再生”への願い」という部分は、第三次世界大戦後の日本、アキラの覚醒とその後など、随所に見られ、今のコロナ禍だからこそ訴えかけるものがあったように思う。また、音楽が独特で、民族音楽的な言葉や息遣い、打楽器が多用され、劇伴的要素とSEの要素が合わさっていると感じた。

4.『ズートピア』(アニメ映画)監督:バイロン・ハワード

動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」。各々の動物たちには決められた役割があり、農場でニンジン作りに従事するのがウサギの務めだったが、ウサギの女の子ジュディは、サイやゾウ、カバといった大きくて強い動物だけがなれる警察官に憧れていた。史上初のウサギの警察官として希望に胸を膨らませて大都会ズートピアにやってきたジュディだったが、ひょんなことからキツネの詐欺師・ニックとともにカワウソの行方不明事件を追うことになる。第89回アカデミー賞長編アニメーション受賞のディズニー作品。

動物同士の比率や動物的特徴を捉えた設定や演出が随所に見られ、物語やキャラクターだけではない細かいところまで楽しめる作品だ。また、動物がキャラクターだからこその表情の可愛さも必見だろう。最初はジュディの成長を描く物語かと思いきや、本能と理性、先入観や差別など社会的テーマが盛り込まれている所も秀逸だなと感じた。

5.『伏 鉄砲娘の捕物帳』(アニメ映画)原作:桜庭一樹 監督:宮地昌幸

祖父の死をきっかけに山を下りた、猟銃使いの少女・浜路。観るもの聞くもの初めてづくしのその町で、彼女は奇妙な噂を耳にする。それは人と犬の血を引き、人に化けて暮らし、人の生珠(いきだま)を喰らう<伏>と呼ばれる者たちのこと。そして、彼らが起こす凶悪事件について。居場所を探して彷徨う浜路は、やがて、犬の面をつけた白い髪の青年・信乃と出会う。<伏を狩らねばならない>猟師の少女と、<人に狩られる>運命を背負った青年の出会い、初めての想い、そして、それぞれの決断の物語。

南総里見八犬伝から着想を得た作品。江戸の様々な文化が登場し、大学で日本文化史を学んだこともあって、映画が公開された当時以上に楽しめた。原作は約500ページもある為、映画ではカットされている所が多い。しかし、浜路と信乃の関係に焦点を当てた物語展開が、2時間弱で収めなければいけない映画の分かりやすさやテーマの一貫性に繋がっているように感じた。また、犬が人に化ける、歌舞伎として男が女に化ける、自分の気持ちを偽る(=化ける)など「化ける」ということが裏テーマなのかなとも感じた。

6.『プロメア』(アニメ映画)監督:今石洋之
全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。その出現から30年、攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊
〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は―。

音楽を担当する澤野弘之氏が好きなことがきっかけで見た作品。人間ドラマや差別を描いた内容の中に、ロボットアニメ的要素があり、3DやCGを駆使しつつも滑らかな動きやアクションは迫力満点だ。さらに、直線的な作画が独特で、カメラワークも立体的だった。場面の切り替えが特徴的で、2・3回カチカチと点滅した後にカットが切り替わることが多く、個人的には「まばたき」を模しているのかなと考えた。

7.『千と千尋の神隠し』(アニメ映画)監督:宮崎駿
両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。しかし彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまい……。巨匠・宮崎駿監督が前作「もののけ姫」とは対照的に、現代日本を舞台に少女の成長と友愛の物語を描く、“自分探し”の冒険ファンタジー。

私は、この作品の最大のモチーフは「水」ではないかと考える。例えば、現実の世界と不思議の街の境界線となっている「川」や穢れを祓う「風呂」などだ。その他にも日本の神話や民族学、思想などから着想を得ているだろうモチーフや演出が見られ、宮崎駿の作品へのこだわりが詰まっているなと感じる。この日本的な面白さがアカデミー賞受賞にも繋がっているのではないだろうか。

8.『東京卍リベンジャーズ』(漫画)作者:和久井健
ダメフリーター花垣武道は、ある日ニュースを見ていると、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人が殺されたことを知る。壁の薄いボロアパートに住み、レンタルショップでバイトしながら6歳年下の店長にこき使われる日々。人生のピークは確実に彼女がいた中学時代だけだった…。そんなどん底人生まっただ中のある日、突如12年前へタイムリープ。恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する。

ヤンキー漫画としての熱い人間ドラマとタイムリープものとしての複雑な物語展開が見事に絡み合った作品だと思う。ヤンキー漫画はいわゆる暴力シーンも多いため、読む人を選びそうだが、物語の面白さに加え、アニメや実写映画化されたことで幅広い層に人気となっているのではないかと感じた。また、電子書籍が普及し、スマホで漫画を読むことが増えた昨今では、紙ではなくスマホで読んだ時の画面構成を意識する作家もいる。しかし、本作は重要な見せ場で見開きによる大ゴマでの表現が多いことが特徴的だなと感じ、ぜひ単行本で読んでほしいなと思った。また、その見開き表現も、背景をカットして表情とセリフのみを見せるシンプルなものが多く、読者を引き込む魅力に繋がっていると感じる。

9.『86-エイティシックス-』(TVアニメ)原作:安里アサト 監督:石井俊匡

星歴2148年。サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国が投入した完全自律型無人兵器「レギオン」の侵攻に対し、同様の無人兵器「ジャガーノート」を投入。流血無き戦場を作り上げる事で脅威を退けていた。しかし、その実態は多数派民族である白系種以外を人間と見做さない狂気の差別思想から生み出された「有人搭乗式無人機」であり、搭乗させられた少数派民族は共和国85行政区の外へ追いやられた人型の家畜、「エイティシックス」と蔑まれながら絶死の戦場を戦い続けていた。そんな中、白系種でありながら軍内で差別政策撤廃の活動を行う士官ヴラディレーナ・ミリーゼは、管制担当者に多数の退役者や自殺者を出し「死神」と呼ばれるエイティシックスが居る部隊の管制を任される。

この作品も音楽担当の澤野弘之氏が好きであることから見始めた。アニメーションとしての映像美と見応えのあるロボットアクションが特徴的で、ライトノベルが原作でありながら、差別や偏見といった重いテーマを軸にしていると感じた。指揮官と前線で戦う兵士をつなぐ知覚同調〈パラレイド〉と呼ばれる特殊装置が登場するが、これによって、感覚は繋がっていても、空間の断絶や潜在的な差別意識によって精神的には大きな隔たりがあることが表現されているなと感じた。

10.『ふしぎの国のアリス』(アニメ映画)原作:ルイス・キャロル

ある日の昼下がり。静かな川辺の野原で、アリスはチョッキを着ている白いうさぎが大きな懐中時計を持って走り去るのを見て、必死で白ウサギを追いかけた。彼女は白ウサギを追ううちに大きな穴に入り、ふしぎの国へと迷い込んでしまう。

ルイス・キャロルの普及の名作だが、意外と物語を知らないという人も多いのではないだろうか。私は原作も読んだことがあったが、言葉遊びが多く含まれ、タイトルド通りのヘンテコな世界観のため、よくわからなかった。ディズニーは、その奇妙さをアニメーションによる映像や色彩、セリフ回しなどでしっかりと表現しているように思う。また、ロトスコープによって口や手などが滑らかではあるが、アニメーションとしては過剰気味に動くため、奇妙でどことなくグロテスクな世界観をより増幅させているのではないかと思った。

2022/04/06(水) 00:41 No.1839 EDIT DEL
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