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横田 RES
11~30までの作品です。おそらく夏休み課題の範囲だと思われます。大幅に遅れてしまい申し訳ありません。書き溜めておいたものもあるので、当時と少し情報が前後する箇所もあると思います。

11『風と共にゆとりぬ』(エッセイ)
朝井リョウ/文藝春秋/2017年

〈あらすじ〉
 『時をかけるゆとり』に続く、待望の第二弾。「別冊文藝春秋」「日本経済新聞 プロムナード」掲載分に大量の書き下ろしを加え、計500枚の大ボリュームでおくる傑作エッセイ集。

 またもや朝井リョウに大いに笑わせられた。ちなみにエッセイ集は他にも『時をかけるゆとり』(2014)、『学生時代にやらなくてもいい20のこと』(2012)が出ており、こちらも非常に魅力的である。本作ではまず、これまでにない厳かな装丁と枕にできそうなほどの分厚さに読み始める前から気後れした。「もしや朝井リョウ、今回は真剣にエッセイを書いてしまったのか」と少し手に取ったことを後悔したが、目次を開いて安心した。なんと三部構成のうち最後の一つが「肛門記」と記されているのである。覚悟を決めて頁を開いた故に拍子抜けしてしまったが、目次だけで笑わせてくる朝井リョウ、やはり最高だなと思った。
 内容はごく日常の中でのエピソードが大多数を占めるのにもかかわらず、お腹がよじれるほどに笑い転げた。本を読むという行為はなかなか体力を消耗するものだと思うのだが、本作の場合私は、長時間のアルバイトをしてきた後に読むという異例の行動に移せるほどに面白い。
また小説家と言えば近寄りがたいイメージがあり、朝井リョウの場合も史上最年少で直木賞を受賞した凄い人物であるのにもかかわらず、エッセイの中であまりにも自身をさらけ出すその姿はとても身近な存在に感じる。とは言え、くだらないことだけでなく「子どもにとっての言葉」をはじめ心打たれるお話もいくつか散りばめられており、満足度100%のエッセイになっている。


12『風の谷のナウシカ 1巻』(漫画)
宮崎駿/徳間書店/1983年

〈あらすじ〉
 「火の七日間」と呼ばれる戦争によって巨大産業文明が崩壊してから千年。荒れ果てた大地には「腐海」と呼ばれる有毒の瘴気を発する菌類の森が広がり、衰退した人間の生存を脅かしていた。酸の海のほとりに、海から吹く風によって腐海の毒から守られた「風の谷」という辺境の王国があった。そこでは、王女のナウシカを中心に人々は自然を尊び平和に暮らしていたが、大国トルメキア軍の侵略に遭い…。

 原作は漫画であること自体はかなり昔から知っていたので、読み終わった今「こんなにも素晴らしいものをどうしてもっと早く読み始めなかったのだ」という気持ちと「内容が複雑であるから、じっくり時間をとって読める大学生の今が適しているのだ」という気持ちがせめぎ合っている。兎にも角にも濃密で全7巻のうちまだ1巻目だというのに満腹状態になってしまった。
映画の方を幼い頃に観ていたので、やはり漫画に描かれる映画にはない場面や設定に目が行った。具体的に挙げるとトルメキア軍の「蟲つかい」や、蟲たちがナウシカの身体にへばり付いた際全身から光線のようなものを発して蟲を弾き飛ばした他、ナウシカにダイレクトで蟲の声が聞こえたりと彼女に備わる第六感のようなものの強さを感じた。また、個人的にはクシャナ殿下の参謀であるクロトワがおちゃらけ担当でなく、かなりかっこいい人物として描かれているのが印象に残っている。特に、ガンシップに乗って襲ってきたアスベルを重量級のコルベットで迎え撃つ場面にはその頭の切れ味と操縦の腕前に痺れた。
 また、作中での効果音の使われ方が独特で面白いと感じた。「ワーン、ワーン」や「カーーーッ」、「パウッ」など効果音そのものも目を惹く他、文字のレタリングのされ方からその音の丸みや鋭さ、スピード感が伝わってきた。今後も自分のできる限り様々な部分に目を配り、頭をフル回転させて読んでいきたい。


13『アーヤと魔女』(アニメ)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(原作)/宮崎吾郎(監督)/2020年

〈あらすじ〉
 舞台は1990年代のイギリス。赤ん坊の頃から孤児として育ってきた10歳の少女アーヤは、誰もが自分の思い通りにしてくれる孤児院での生活に快感を覚えており、誰かに貰われたいとは思ったことがなかった。しかしある日魔女のベラ・ヤーガと彼女と共に暮らす男マンドレークに引き取られることになる。

 スタジオジブリ初の全編3DCG制作ということで、ジブリの新たな一面を見ることができた。物凄く滑らかな動きで3DCGについて全く知識のない私でも相当な技術力をもって制作されていることがわかった。これまた宮崎吾郎監督の下、2014年に放送された『山賊の娘ローニャ』と比較してもその違いは明らかだ。
 次にストーリーについて触れると、原作を読んだことがないので強くは言えないが物足りなさを感じてしまった。特に結末があまりにも唐突で、さらには多くの謎が残されたままであったので困惑してしまった。少し調べたところ、原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズはどうやら続編を出す前に他界してしまったそうだ。何故スタジオジブリは未完のこの作品をアニメーション化しようと決断したのかも気になるところである。また登場人物たちはそれぞれ個性豊かで面白かった。際立って目を惹くのは主人公のアーヤで、これまでもジブリの女性たちは勇敢で沢山の魅力を持ち合わせているのだが、アーヤはまた一味違った。度胸は勿論あるのだが、それに付け加え孤児院で育ったこともあってか良い意味で性格が悪く、悪知恵を働かせるときの絶妙な表情は見応えがあった。


14『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル‼』(ドラマ)
海野つなみ(原作)/野木亜紀子(脚本)/2021年

〈あらすじ〉
 共働きとなり、2人に最適な家事の分担も出来て平和で幸せな日々を過ごしていた森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野 源)。そんな中、みくりの妊娠が発覚。2人はついに契約結婚から正式に入籍をすることになるが…

 現代社会の抱える様々な問題を詰め込んだ、とても見ごたえのあるドラマであった。妊娠が順番である会社のルールから始まり、選択的別姓、セクシュアルマイノリティー、ルッキズム、男性の育児休業制度、さらには新型コロナウイルスまでもが登場し、リモートワークや飲食店が経営に苦しみかつ給付金の申請が複雑すぎることまで盛り込まれていた。これ以外にも私の気が付くことのできなかった要素がまだまだあると思われる。145分は短いと言えば嘘になるかもしれないが、この時間内にこれだけ多くの要素を含ませ、さらにはドラマとしても完成度が高いのには驚きが隠せない。
 そのなかでも特に衝撃的であったのは、みくりの妊娠が病院で分かった後の帰り道、平匡が「子供が生まれるにあたって、僕はみくりさんを全力でサポートします」と意気込んでいることに対し、みくりが「サポートって何?手伝いなの?一緒に親になるんじゃなくて?」と返した場面だ。私は平匡の言葉に「なんて素晴らしい父親なのだ」と心の中で拍手を送っていたのでこの返しにはハッとさせられた。今はTwitterなどのSNSを利用することによって普段であれば関りのない人の考えまでもが気軽に知ることでき、自分の中ではステレオタイプがそんなにはないと思っていた分、驚きが大きかったのかもしれない。無意識のうちに固定概念というものは育ってしまっていることを改めて実感した。


15『MIU404』(ドラマ)
野木亜紀子(オリジナル脚本)/2020年

〈あらすじ〉
 警視庁の働き方改革の一環で、刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)の部隊に4機動捜査隊が増設される。“第4機捜”の隊員として招集された志摩一未(星野源)だったが、とある人事トラブルからバディとなる隊員が見つからないという事態に。やむを得ず、候補段階で落としていた交番勤務員・伊吹藍(綾野剛)とバディを組むことになる。破天荒で警察官としての常識に欠けるが、機捜の任務を「誰かが最悪の事態になる前に止められる良い仕事」だと話す伊吹に心を動かされた志摩は、彼と共に任務を続ける。
 
  脚本家の野木亜紀子にひたすらにスタンディングオベーションを送りたい。何もかもが素晴らしく、「こんなに心揺さぶられるドラマにこれから何本出会えるのだろう…」と思ってしまった。これまでも彼女が脚本を手掛けてきたドラマや映画はいくつか観てきたが、中でも『図書館戦争』『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』は私にとって、とても大切な作品である。さらに衝撃的であったのは『MIU404』は『アンナチュラル』と同様原作が存在しないということだ。つまり野木亜紀子が一から生み出した脚本なのである。
 『MIU404』に感じた魅力は山ほどあるのだが、私の心に一番に響いたのは現実社会とのリンクだ。外国人留学生の労働問題や違法ドラッグ、あおり運転などが織り込まれており、画面の中で起きている出来事がぐっとリアルなものに感じた。特にフェイクニュースを大々的に扱った回ではドラマ内と同様、Twitterではトレンドで「#MIU404」が挙がっており、現実と虚構の境界線があやふやになっていた。まるで志摩や伊吹が自分と同じ世界線にいるのではと錯覚を起こしかけた。これからも彼女が手掛けたものはすかさずチェックしようと決意した。


16『ごはんぐるり』(エッセイ)
西加奈子/NHK出版/2013年

〈あらすじ〉
 カイロと大阪育ちの筆者が綴る「グルメ」じゃない「ごはん」のこと。「初デートでは何を食べるのが正解?」から始まる男と女の食をめぐる正解シリーズ、幼い頃のカイロでの食生活、大阪のDNAがうずく食べ物たち、世界のめずらし料理実習記など。

 「食」という観点からその人の人生や考え方を覗くのはこんなにも楽しいことなのか、と思った。それが西加奈子自身から語られるのであるから、尚更面白い。特に印象に残ったのが幼い頃のカイロでの食生活で、彼女の母親が並大抵ならぬ苦労を重ねていたことがうかがえた。例えば、鶏は通常頭のついた状態で売られており「切ってくれ」と頼むとご丁寧に切った頭も一緒に袋に入れてくれたり、米は沢山の石と死んだ虫をピンセットでひとつひとつ取っていく作業から始まったり、豆腐やこんにゃくは日本から送られてきた粉末の素から作り始めるそうだ。日本に暮らしているだけではまず体験できないし、他人づてでもなかなか耳にすることもない。
 また西加奈子のお気に入りの料理本、檀一雄の『檀流クッキング』がこれまた独特で、目を惹いた。写真ではなく文章重視で、見た目の美しさや印象に引っ張られることなく、活字の料理と対峙できるそうだ。「つけ汁も後で一緒にモチ米の中に入れるから、そのつもりになっていてほしい」や「パンを両面ともこげ目がつくくらいによく焼いて、あげくの果てに、チーズを重ねて、むし焼きにしてみよう」と言葉選びが何とも言えず、クスッと笑ってしまった。これに対する西加奈子の捉え方も知れるので読者はまさに一石二鳥である。料理を作ることに悲しい位興味がない私だが、『檀流クッキング』は一度読んでみたいと思えた。


17『愛の夢とか』(小説)
川上未映子/講談社/2013年

〈あらすじ〉
 あのとき、ふたりが世界のすべてになった――。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、何気ない日常がドラマに変わる瞬間をとらえて心揺さぶる7ストーリーズ。谷崎潤一郎賞受賞作。

 初めて川上未映子作品に挑戦したが、他にも彼女の本を読んでみたいと思った。ふわふわとしているようで、グサッと深いところを抉られた。他にもこの本を読んでの自分の感情や、素晴らしいことを書き尽くしたいのだが、まともに表現できない自身を情けなく思う。しかしながら、1つ目の短編「アイスクリーム熱」でそんな私をそっと肯定してくれるような言葉に出会ったので少し長いが載せておきたい。
 “こういうときに比喩みたいなものがぱっと浮かぶといいのだけれど、わたしにはよくわからない。だから、切れ長の、とか意地が悪そうな、とかそういう何も言っていないのとおなじような言い回しでしか記録することができない。でもどれも悪くないなと天井をみながらそう思う。うまく言葉にできないということは、誰にも共有されていないことでもあるのだから。つまりそのよさは今のところ、わたしだけのものということだ。”
これは主人公の女性が好きな人の「目」について語ろうとするが、なかなか上手に例えることができない場面である。この言葉に私はかなりハッとさせられた。文学部であるのだから勿論、感情などを具体的かつ的確に表現できるに越したことはないし、できるようにならなければいけない。だが文章化できないもやもやも大切にしていこうと思った。また作者がどこまで狙っているのかはわからないが、この引用部分を1つ目の短編に持ってきているところが、まるでこの本の今後の読み方を読者に提案しているようで素敵だなと感じた。


18『バクマン。6~8巻』(漫画)
大場つぐみ(原作)/小幡健(漫画)/2010年

〈あらすじ〉
 最高が病気から復活したものの、連載していた漫画が打ち切りになってしまう。これからの作品の方向性としてシリアス路線で描こうと思っていた2人に対し、担当編集者・港浦からギャグマンガを強く勧められてしまい…

 あらすじにもあるように色々と盛り沢山な3巻分であったが、私は特に担当編集者である港浦さんとの難航する掛け合いが読んでいて辛くなった。私が初めて『バクマン。』を手にしたのは高校生の頃だったが、当時であれば年齢が同じこともあって確実に最高と秋人に肩入れをして読んでいたと思う。しかし大学生になって久々に読むのを再開してみると、自分の視点が変わっていることに気が付いた。自然と担当である港浦さんに寄り添った目線を持ち合わせていたのである。編集者として2年目の彼は「新米」とは言わないものの、まだまだ発展途中で、手探りで進んでいる状態だ。主人公である最高と秋人の感情描写が勿論多いので2人の担当が本当に港浦さんで良いのだろうか、といったような不安や焦りがダイレクトで伝わってくるのがまた辛い。確かに港浦さんは力不足なところも実際多々あり、付いていって大丈夫なのかという考えが頭の中をよぎる。しかしながら彼自身、もがきながらも情熱をもって仕事に徹しているわけであるし、またもし自分が社会人2年目で正しい判断だけを下し漫画家を導いていけるかなどと考えるとそんなことがあるわけがなく、両方の立場に板挟みとなってなんともやるせない気持ちになった。
 目線によって作品の味わい方をガラリと変えることができることを強く実感した。他の小説や漫画で過去に読んだものを再読してみようと思った。


19『この世界の片隅に』(映画)
片渕須直(監督)/こうの史代(原作)/2016年

〈あらすじ〉
1944年(昭和19年)2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、終戦。それでもすずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。
 あまりにも有名な作品を今になってやっと観終えた。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を初め、数多くの有名な賞を獲得しており、噂もかねがね聞いていたので数年前から気になってはいた。しかし“戦争もの”で辛い展開が待っていないはずがないというのが手を出すハードルをかなり押し上げてしまっていた。観終えた感想としては確かに辛い。しかしそれだけでなくもっと複雑な色々な感情が込み上げてきて呆然としてしまった。その日1日結局他のことが手につかず、大学生の春休みに大いに感謝した。
 内容についてもう少し掘り下げていくと、主人公のすずさんに声を当てた女優ののんが想像よりもはるかにピッタリで驚いた。声優ではなく俳優が起用されているアニメーション映画は沢山あるが、違和感を覚えてしまうものも少なくない。すずさんのかなり抜けた、のんびりとした性格とのんの声が非常に合っていた。また声優が技術を駆使して声を当てるよりも、この作品の大筋である“一般の人々が知らず知らずのうちに戦争に巻き込まれていった”、ということが“声”という観点からもよく伝わってきた。
 ゼミでノーマン・マクラレンに触れたときに学んだ、シネカリグラフの表現が使われている場面も言葉を失うほどに衝撃的であった。原作の漫画ではどのように表されているのかが気になるところなので、比較してみたい。
 また今『呪術廻戦』や『進撃の巨人』のアニメで何かと有名なMAPPAが制作をしているが、これらの激しいアクションやカメラワークとはがらりと違ってこんなにも柔らかい表現ができるのか、と技術力の高さを目の当たりにした。片渕須直監督とMAPPAの作品を他にもいくつか観てみようと思う。


20『「ポスト宮崎駿」論―日本アニメの天才たち』(新書)
長山靖生/新潮社/2017年

〈あらすじ〉 新海誠監督『君の名は。』で一挙に“第4次ブーム”に突入した日本アニメ。市場は2兆円規模、海外展開も視野に映画公開がひきもきらない。『攻殻機動隊』の押井守、『バケモノの子』の細田守、『この世界の片隅に』の片渕須直、『アリエッティ』の米林宏昌、『エヴァ』の庵野秀明…多彩な才能を第一線の評論家が徹底分析。日本文化を代表するコンテンツ産業に躍り出た日本アニメの実態を俯瞰する最良のテキスト。

 新書と言えど肩に力を入れすぎる必要がなく、読みやすい1冊であった。自分の興味のある分野ということも勿論あると思うが、それよりも著者による解説が非常に丁寧である。「それくらい知っているよね」前提でお話が進むことがなく、初歩的なところから説明をしてくれていた。文章自体もくどくなくなるべく噛み砕いてあり、さらには1文1文が短めで読者に向けて親切に書かれていると感じた。
 細田守や片渕須直など、監督一人一人に焦点を当てている部分は読み応えがしっかりとあった。「この監督は過去にこの作品にも携わっていたのか」などと情報として初めて知るものも多かった。結局著者は誰がポスト宮崎駿に一番近いかは断言していないのだが、個人的にはページ数が最も割かれており、かつ名前順でもないのに最初に話を持ってきている新海誠を重視しているのかなという印象を受けた。
 また制作中の裏話が所々挟み込まれているのだが、これがかなり面白かった。中でも私のお気に入りの一つは宮崎駿監督の『耳をすませば』とのエピソードである。宮崎監督はこの作品を数話分読んですぐに気に入り、全体の展開をスタッフと話し合ったそうだが、この後完結した漫画全編を読み、「この話は違う」と怒ったそうだ。私はなんて身勝手な、原作者に対するリスペクトは何処へ…、と呆然としてしまったが作者の長山氏はこの勝手な想像力を発揮させるのが宮崎駿の「作家性」と述べており、それには頷かざるを得なかった。
2022/02/26(土) 11:46 No.1829 EDIT DEL
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