REPLY FORM

以下のフォームから返信を行ってください
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。
二年 吉川 RES
夏休み課題11~20

11.『古見さんは、コミュ症です。』作者:オダトモヒト
 清楚な美少女古見さんはコミュニケーションが苦手で、話したいのに緊張して声が出ないほどの重度のコミュ症だった。そんな彼女の目標は友達を100人作ることである。クラスメイトで友達になった只野くんは古見さんの目標を達成させるべく協力する。個性的なキャラクター達の学園生活を描いたほのぼの系コメディマンガ。
 古見さんはコミュニケーションが苦手だが、人と関わりたくないわけではなく、話したいのに話せないという葛藤を抱えている。素直で真面目な性格であるため、友達を作る目標を応援したいと思わせるキャラクターだ。コメディマンガであるものの、古見さんのように、人が抱えている心の悩みを吐露させるシーンがいくつかあり、読者の共感や感動を引き出す作品となっている。

12.『君は冥土様。』作者:しょたん
 高校生の人好の家に元殺し屋のメイドさんがやってきた。彼女はこの家で雇ってほしいそうだが、元殺し屋は怖いということで一度は引き返してもらう人好だったが、車に轢かれかけたところをメイドさんに助けられたことで、メイドさんを人好家に引き入れることとなった。
 メイドさんは殺し屋として生きてきたため、幼少期にトラウマを抱えており、普通の女の子になる機会が無かった。人好の助言で普通の女の子になりたいということに気づき、普通を目指すことになる。冷静沈着に見えるメイドさんだが、実は天然で面白い一面も持っている。笑顔の少ない彼女が普通の女の子に変化していく様子に注目したい。

13.『ちひろさん』作者:安田弘之
 何事にも縛られない、明るく自由な元風俗嬢のちひろは、現在海辺の小さなお弁当屋で働いている。不思議な魅力を持った彼女の周りには自然と人が集まり、その中には悩みを抱える人もいる。ちひろは彼らの悩みに気づき、おおらかな態度で解決に促す。常識にとらわれない、型にはまらない、そんな彼女の生き方が人の悩みを小さくしてくれる。人間関係に悩む人の心のわだかまりを解いてくれる作品だと思う。

14.『その淑女は偶像となる』作者:松本陽平
 エリザベス女学院にてトップクラスの淑女だと称えられる姫宮桜子だが、そのおしとやかな振る舞いは作り物であり、アイドルを否定する彼女こそ、過去にトップアイドルを志した張本人だった。桜子はアイドル時代の彼女を知る若菜あるみと出会い、再びトップアイドルを目指すことになる。
 主人公の姫宮は過去に挫折を経験しており、アイドルの道の厳しさを誰よりもよく知っている。それでもなおトップアイドルを目指すため、華々しいステージの裏で血のにじむ努力をする彼女たちに心を打たれる作品となっている。姫宮は過去の闇を乗り越える事が出来るのだろうか。彼女らの努力が報われてほしいと思う。

15.『Shrink~精神科医ヨワイ~』作者:七海仁/月子
 日本には様々な精神病を抱える人々がいる。この作品は、小さなクリニックで精神科医をする弱井が実際にある精神病を紹介し、治療する様子を描く医療漫画である。
 日本で精神病と言うと良くないイメージがついたり、精神病は本人の努力不足であり、自分でどうにかできる問題だと考える人は少なくないだろう。この作品では、精神病の原因や精神科へかかることの重要性が描かれ、同時にいかに精神病が世間からの理解を得られていないかが描かれる。アメリカなどの他国での精神病のイメージを挙げ、日本のものと比較することで精神病についての偏見に気づかされるようになっている。世間体を気にする人民性が関係していないとは断定できないが、気軽に精神科へかかることが出来る社会にしないと自殺者数が減らせないと考える。

16.『握る男』作者:近藤ぶし
 高校生の阿部が恋するクラスのマドンナサクラのために寿司を握る修行をする物語、のはずだが、阿部を受け入れてくれた寿司屋の大将は寿司を握るとラーメンが出来上がる人物だった。
 ラーメンを握るという言葉が出てくるようなギャグ一筋の読切作品。しかし、最後の一ページのみでオチがつけられ、その題材の着眼点に感心した。テンポのいいギャグの展開の後、そのオチによって現実の常識に疑問が示され虚をつかれるだろう。

17.『ラジエーションハウス』作者:横幕智裕/モリタイシ
 幼馴染甘春杏との約束で放射線技師となった五十嵐唯織は杏の勤める病院に採用されるが、彼女は五十嵐のことに気づいていなかった。さらに、コミュニケーションが苦手な五十嵐の言動は杏に気味悪がられてしまう。CTやMRIの画像から患者の病気を診断する医療漫画となっている。
 この作品によって、普段なじみのないCTやMRIなどの放射線を使った診察の事例、その仕組みを知ることが出来る。特に乳がんの疑いがある事例の話で、検診で要請が出ても病院の外来予約が取りにくいうえ、はっきりと診断がつくまでに何か月もかかることが少なくないといった「検診難民」のことを知った。病気の早期発見が重要視される中、検診が陽性でも予約待ちで待たされる患者の不安はとても大きいものだと思われる。そのような人が現実にもいることを心にとどめておきたい。

18.『モブサイコ100』作者:ONE
自己表現が苦手で目立たない少年影山茂夫(かげやましげお)、通称「モブ」には科学では証明できない力、超能力があった。自称霊能力者の霊幻新隆(れいげんあらたか)の下、除霊の依頼を解決する補佐をしている。そんな彼が多感な中学校生活と除霊のアルバイト生活の波にもまれ成長していくストーリー。
 この作品でサブ主人公ともいえる霊幻新隆は霊能力者を自称しているが、実はそのような力はない一般人であり、類稀な処世術で、除霊を中心とした何でも屋のような仕事をしている。彼には当然除霊ができないため、超能力者であるモブの協力が不可欠であったため、モブを騙すような形で(低賃金で)雇用している。モブは霊幻を「師匠」として慕っており、騙していることがバレないか肝を冷やす霊幻との、コメディ色が強く奇妙な関係が見どころの一つだ。
主人公モブ(影山茂夫)には作品の世界の中でも一般的ではない超能力が備わっており、その規模は計り知れないほど大きい。超能力は感情に起因するため、大きく感情が揺さぶられたときなどに暴走してしまう。モブの過去、幼少期には超能力の暴走を起こし人に怪我をさせており、彼はそのことがトラウマとなった。このことが理由で、彼は感情を抑圧することによって超能力の暴走を防ぐ必要があったため、結果として反応が薄いような、目立たない性格となってしまったと考えられる。この作品は、そういった背景を抱えるモブや他のキャラクターが自己について悩む姿が度々描かれることから、超能力という大きな主題の中に、アイデンティティについての葛藤がテーマの一つとなっていると考えられる。以上のような笑いの面が豊かな作風に、人の内面の悩みが垣間見える点はこの作品の魅力と言える。
参考
 アニメ『モブサイコ100』 公式サイト http://mobpsycho100.com/1st/
 アニメ『モブサイコ100Ⅱ』公式サイト http://mobpsycho100.com/
舞台モブサイコ100公式サイト https://www.marv.jp/special/mob_stage/

19.『Re:ゼロから始める異世界生活』(第六章83、86)作者:鼠色猫/長月達平
 異世界転生したナツキ・スバルは死ぬと時間を遡り、特定の地点からやり直せる「死に戻り」の能力を持っていた。王選に参加するハーフエルフ、エミリアを補助するロズワール邸の人物たちとともにエミリアを王にすべく奔走するファンタジー作品。
 六章では、五章までに存在を奪われたユリウス、レムやオドに捕らわれたアナスタシアを開放すべく、プレアデス監視塔へ向かうこととなる。この作品は複数の登場人物の場面が同時に進行しており、話ごとに視点が変わる。六章83と86はラムとレムの故郷の回想から始まり、主にラムと魔女教大罪司教のライ・バテンカイトスが戦闘するシーンとなっている。一章で触れられていたラムの角なしについてここで詳細が明らかになり、ライとの戦闘において、ある方法でラムの角がある状態を再現することが出来た。角がないために常に気だるげだったラムの能力とセンスの真骨頂が見られるバトルシーンは圧巻である。

20.『束の間の一花』作者:タダノなつ
 世田原一花は医師から余命宣告を受けるも、その余命を過ぎても生きていた。大学生になって憧れの先生を見つけ、一年間は何事もなく過ごしていたが、一花が二年生に上がったころ、その憧れの先生萬木が大学を辞めたと知る。しかしそれから三か月後、駅で偶然萬木先生を見つけた。聞くところによると、彼は病気で大学を辞めたらしい。
 余命を過ぎ、萬木に思いを寄せ、それを糧に生きる一花と、余命宣告され、弱っていく体を抱えながら自暴自棄になってしまった萬木との儚い恋愛マンガとなっている。「くたばり損ない」であり、将来の約束されていない二人が、それでも前向きになろうとする姿に、過去に置いてきた青春をなぞるかのような美しい哀愁が感じられる作品である。
2021/09/21(火) 02:13 No.1821 EDIT DEL
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。