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3年金澤颯汰
RES
3年 金澤颯汰 夏休み課題1-30
1.アニメ「お兄ちゃんはおしまい」1-12話
<あらすじ>
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する...!
もう2年も外に出ないでいかがわしいゲーム三昧...たまには働いてもらわなきゃ!みはりによる “女の子になる薬”の経過観察として、女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど “女の子の生活”は知らないことばかり....さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。苦難の連続に、果たしてお兄ちゃんの運命やいかに...!?
<感想>
原作は読んでいなかったので、完全にアニメ初見で観た。作画が良く、服装や髪型が細かく変わるのが印象的で、日常シーンのちょっとした動きにまでリアルさがあった。主人公が薬で女の子の体になってしまうというTS要素が軸になっていて、同時に制作陣フェチがかなり強く出ていると感じる。温泉回や下着のシーンなど、アニメでは体の描き方にかなり特徴がある。原作の絵柄を少し見たがそこまでフェチに振った絵柄ではなく、簡易的な作画だったのに対してアニメ版は立体が見える。色使いやストーリーのポップさで誤魔化されてるが、1歩間違えば危なかったと思う。
2.映画「オッペンハイマー」
<あらすじ>
第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したオッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。やがて冷戦がおこり、激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだったー。
<感想>
上映時間180分という長尺ながら、映像の密度と音響の迫力で一気に引き込まれた。特に、オッペンハイマーが原爆の威力を目の当たりにするシーンでは、音響と映像の演出が圧倒的で、迫力がそのまま伝わってきた。原爆の投下を直接描かず、音と映像でその恐ろしさを表現する手法が印象的だった。また、クリストファー・ノーラン監督らしい複雑な構成が特徴的で、時間軸が前後する中でオッペンハイマーの内面が浮かび上がる。特に、カラーとモノクロの映像を使い分けることで、彼の葛藤と後悔が鮮明に伝わってきた。ただ、少し理解するのに時間がかかった。これは自分の非。
全体として、歴史的な事実を基にした重厚なドラマでありながら、ノーラン監督らしい映像美と音響が融合した作品だった。
3.映画「シン・ウルトラマン」
<あらすじ>
次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【威獣特設対策室専従班】通称【特対(カトクタイ)】を設立。班長・田村君男、作戦立案担当官・神永新、非粒子物理学者・滝明久、汎用生物学者・船縁由美が選ばれ、任務に当たっていた。禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子が新たに配属され、神永とバディを組むことに。浅見による報告書に書かれていたのは...【ウルトラマン (仮称)、正体不明】。
<感想>
ウルトラマンをあまり知らない自分としては、正直あまり面白く感じなかった。怪獣やウルトラマンの戦闘シーンは迫力があり、特にCG技術を駆使したアクションは見応えがあったが、ストーリーやキャラクターの描写に感情移入しづらかった。ウルトラマンファンにとっては、過去作へのオマージュや細かい演出が楽しめる部分も多いようだが、初心者には少し敷居が高く感じられた。全体的に、ウルトラマンの世界観や魅力を深く理解している人向けの作品だと感じた。
4.アニメ「ノーゲーム・ノーライフ」1-12話
<あらすじ>
ニートでヒキコモリ...だがネット上では「」(くうはく)の名で無敗を誇る天才ゲーマー兄妹・空(そら)と白(しろ)。ただの都市伝説とまで言われるほどの常識外れな腕前を持った空と白の前に、ある日“神”を名乗る少年・テトが現れる。テトはリアルをクソゲーと呼ぶ空と白の二人を異世界へと召喚してしまう。そこは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる世界だった!異世界に住まう十六の種族の中で最弱の人類種(イマニティ)。他種族に国土の大部分を奪われ、滅亡寸前に追い込まれている人類種を救うため、空と白は空前絶後の頭脳バトルに挑む!
<感想>
頭脳戦がメインの異世界バトルアニメで、全体的にテンポが良く観やすかった。空と白の兄妹の掛け合いがかなり癖になる。かつ、ゲームのルールや戦略が毎回工夫されているのも世界観に入り込めて良い。ジャンルとしては主人公最強系とも言えるが、ただ単に強い、一方的に敵に勝って終わるような構成ではなくちゃんと物語としての面白さがある。
5.映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」
<あらすじ>
一切の争いを禁じられ、全てがゲームで決まる<盤上の世界(ディス・ボード))。無敗の最強ゲーマー兄妹・空と白がこの世界に降り立つ六千と余年前、天を裂き、星を殺した、悠久の大戦を生きた少年と少女がいた。これは現在へと至る過去を紡ぐ、最も古き神話。語られることのない物語が今、幕を開けるーー。
<感想>
本編の前日譚で、ディスボード世界の誕生に至るまでの過去の戦争や人間ドラマが描かれている。キャラクターは本編の人物と重なるものが多く頭に入りやすかった。映像はかなり派手で迫力があり、特にシュヴィとリクの作戦シーンは戦略の緊張感とアクションの爽快感がうまく融合していた。キャラクターの感情表現がしっかり描かれていて、リクとシュヴィの絆や決断の場面はちゃんと伝わってくる。彼らが絶望的な状況でも頭を使って切り抜ける様子は、本編同様の頭脳戦の楽しさを感じられた。全体として、本編ファンならより深く世界観を味わえるし、映像やアクションだけでも十分楽しめる作品だと思う。
6.マンガ「デッドマン・ワンダーランド」1-13巻
<あらすじ>
東京の異変から10年後・疎開先の中学校に通う五十嵐丸太(ガンタ)は、クラスメイト達と平凡な毎日を送っていた。だがある日、学校に「赤い男」が現われ、ガンタの運命は一変。無実の罪で“死刑”を宣告されたガンタは、日本唯一の完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に収監されてしまう。「赤い男」への復讐を胸に、監獄での過酷な生活を送るガンタは、そこで、幼なじみの少女・シロと再会する。やがて、自らの特殊能力に気付いたガンタは、「デッドマン」と呼ばれる能力者同士のバトルに身を投じることになるが..!?
<感想>
絵が上手い。構図なども美しく見ていて飽きない。ストーリーはバトルがメインで展開も王道を征くだが、設定も凝られており読むたび続きが気になるし伏線などもしっかりしていて面白かった。最後の対決は戦いたくなくても戦わなくてはならないものになり、不条理や理不尽との戦いでもあると作中触れられていた。生きていれば大小、少なからずそういったことがあるだろう。その時にどう乗り越えるか私たちも考えなければいけない。この作品の終わり方について、ハッピーエンドであると世間一般では言われている。個人的にはハピエン厨なので、もっとハピエンだと嬉しかった。でも、あの状況からはあれが最大限のハピエンだったため受け入れるしかない。
7.マンガ「ワンピース(だいたいエッグヘッド編)」105-111巻
<あらすじ>
麦わらの一味が未来島「エッグヘッド」に上陸。そこには Dr.ベガパンク の研究所が存在し、島の技術・歴史・世界政府と深く関わる秘密が明かされる。ルフィたちはその渦中で、ベガパンクと共に世界を揺るがす事実に直面する。
<感想>
かなりワンピース世界の核心の部分まで迫ってきて、本当にもうすぐ完結しそうだと感じる。この編ではくまとボニーの親子関係が描かれ、それと同時にワンピース世界での天竜人、それに対抗する特殊な人種に触れられておりその人種がDだとかDじゃないとか。差別だったり迫害だったり、ワンピースでは様々な現実世界にも適応される問題について描かれるが、尾田先生はそういった問題に物語内で触れる際、誤魔化さず全部描くため、こちらも強制的に真剣に向き合わされることになる。そのため、読んでいて苦しくなる場面が多々あり、その度に改めて考えることが出来る。くまとボニーのエピソードがエグすぎて涙ちょちょぎれました。
8.マンガ「ニセコイ」1-25巻
<あらすじ>
極道一家「集英組」のひとり息子だが、ごく普通の高校生・一条楽。彼は、10年前、仲良くなった女の子と「再会したら結婚する」という約束をし、その時に貰ったペンダントを肌身離さずに持っていた。そんなある日、楽のクラスにやって来た転校生の美少女・桐崎千棘。最初の出会いから相性最悪で、事ある毎にケン力を繰り返す楽と千棘だが、とある事情から二人は恋人を演じることに。恋心を抱く、クラスメイトの小野寺小咲の事を気にしつつも、恋人のフリを続ける
楽。「偽恋物語」の行く末やいかに!?
<感想>
ジャンプで最長のラブコメだけあってラブコメの王道を詰め込んだ作品で、恋愛のすれ違いや勘違いが次々と起こるテンポの良さが面白かった。主人公の一条楽とヒロインたちの関係が複雑で、どのキャラクターもかわいいので、巻を追うごとに推しが増えていく。一方で、ギャグやお約束展開が多く、時々同じパターンが続くこともあるが、キャラクターたちの掛け合いや表情の描き方で飽きずに読めた。ラストに向けての展開は賛否があるみたいだが、長期連載として一貫して楽しめる作品だと思う。全体的に、純粋にラブコメを楽しみたい人に向いている漫画だった。個人的には大好きです。
9.アニメ「呪術廻戦」1-24話
<あらすじ>
少年は戦うーー「正しい死」を求めて辛酸・後悔・恥辱 人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導くそして、呪いは呪いでしか祓えない驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖にはごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう呪いである “両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり.....呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだすー
<感想>
作画がとにかく圧倒的で、戦闘シーンはひとつひとつの動きが滑らかで重みがある。攻撃の勢いだけでなく、演出まで細かく描かれていて、アニメーションとしての迫力を感じた。MAPPAが仕事しすぎと言われるのも納得。また、呪術や術式のルールが毎回少しずつ明かされる構成で、戦闘の展開にハラハラ感がある。随所に挟まれるギャグシーンが面白く、見ていて重くなりすぎない。全体として、アクションの気持ちよさとキャラクターの感情がうまく噛み合っていて、次の展開や伏線を考えながら見たくなる作品だった。
10.映画「呪術廻戦 0」
<あらすじ>
幼少のころ、幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太。「約束だよ里香と憂太は大人になったら結婚するの」怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、自身の死を望む乙骨だったが、最強の呪術師・五条悟によって、呪術高専に迎え入れられた。
そして、同級生の禪院真希・狗巻棘・パンダと出会い、て骨はある決意をする。「生きてていいって自信が欲しいんだ」「僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」一方、乙骨たちの前にかって一般人を大量虐殺し高専を追放された最悪の呪詛師・夏油傑が現れる。「来たる12月24日 我々は百鬼夜行を行う」呪術師だけの楽園を標榜する夏油は、非術師を殲滅させんと、ついに新宿・京都に千の呪いを放ち・果たして、乙骨は夏油を止められるのか、そして、里香の解呪の行方は・・・・
<感想>
乙骨憂太と里香の関係がずっと心に残る作品だった。最初は呪霊としてしか見えなかった里香が、乙骨の側で少しずつ人間らしさや感情を見せるときがあって辛かった。戦闘シーンは迫力だけでなく、術式や黒閃の使い方で緊張感がある。ネタにされている「失礼だな、純愛だよ」もいいセリフだった。また、仲間たちとのやり取りや小さな掛け合いも印象的で、戦闘の合間にちょっとした笑いや人間味を感じられるのが良かった。ラストは悲しみと希望が同時にある終わり方で、見終わったあともしばらく余韻に浸ってしまった。重くもあり、温かさもある、メンヘラみたいな作品だった。メンヘラに温かさないか。
11.アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折、渋谷事変」1-25話
<あらすじ>
2018年10月、特級呪霊による交流会の襲撃以降呪術高専内の緊張が高まる中、ついに内通者の正体が判明する。果たして内通者は誰なのか、その目的とは!?
そして、2018年10月31日。ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。“一般人のみが閉じ込められる帳”という高度な結界術に加え、一般人を介して告げられた「五条悟を連れてこい」という指名から、上層部は被害を最小限に抑えるために五条単独での渋谷平定を決定する。罠を仕掛け待ち構える夏油や真人ら呪詛師・呪霊達、そこに単独で乗り込む五条、さらには“帳”の外側に集結した虎杖、伏黒、釘崎、七海、そして数多くの呪術師たち。渋谷に集結した呪術師VS.呪詛師・呪霊のかつてない大規模な呪い合いがついに始まる!
<感想>
とにかく緊張感と絶望感がすごい。戦闘シーンの迫力はもちろんだが、キャラクターたちが危機に直面する心理描写や葛藤の描き方がうまかった。特に虎杖や伏黒、釘崎たちがそれぞれの信念や弱さを抱えながら戦う場面では、ただのバトルアニメとは違う、人間ドラマとしての重みを感じた。加えて、戦闘の合間に描かれる日常的なやり取りや軽いユーモアがあるからこそキャラクターたちの死や犠牲の重みがより際立つ構造になっている。戦闘や術式の描写も前期より複雑で、頭を使いながら見てしまうのが面白かった。全体として、ただのアクションの連続ではなく、絶望と希望、人間の感情が絡み合った作品だった。キャラクターの死が単なる展開上の装置にならず結構バタバタ死んでいくのも不条理を感じて良かった。
12.アニメ「タコピーの原罪」1-6話
<あらすじ>
ハッピーを広めるため地球に降り立ったハッピー星人のタコピーは人間の女の子しずかと出会う。ピンチを救ってもらったタコピーはしずかの笑顔を取り戻すため不思議な力を持つハッピー道具で奔走する。しかし、しずかはおうちと学校で何か事情を抱えているようで...。これは、ぼくときみの最高にハッピーな物語ーー
<感想>
原作を読んでいたが、アニメならではの演出で新しい発見が多かった。タコピーや直樹の感情が画面越しにすごく伝わってきて、特にしずかの怖さや不気味さが映像で強く印象に残った。背景の歪んだパースや色使いが心理状態を表していて、キャラクターの心の揺れがよりリアルに感じられる。告白や対立のシーンでは、動きやカメラワークの工夫でテンポよく感情が伝わってきて、原作を知っているのにハラハラしてしまった。細かい表情や仕草も丁寧に描かれていて、アニメでしか味わえない緊張感や恐怖があった。原作ファンとしても、新鮮な体験として楽しめる演出だった。
13.アニメ「チェンソーマン 総集篇」前後篇
<あらすじ>
「チェンソーの悪魔」ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの「チェンソーマン」として蘇る。
<感想>
原作もアニメ本編も見ていたため、見なくてもいいと思っていたが評判が良かったので気になって見た。総集編で改めて追ってみると歯がゆかった部分やセリフが少し変わっていて、テンポや感情の伝わり方が改善されているのが分かった。セリフの微妙な言い回しも変わっていて、キャラクターの気持ちがより自然に伝わるようになっていたのが良かった。前後篇を通して、改めて忘れてた物語の流れやキャラクター同士の関係性が整理され、既に知っている話でも楽しめた。
14.アニメ「王様ランキング」1-23話
<あらすじ>
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが "王様ランキング、である。主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな男気によって、ボッジの人生は大きく動きだす…。
<感想>
最初から最後まで、ボッジの成長とまわりの人たちとの関係性がすごく丁寧に描かれていて、観ていて自然に感情移入できた。ボッジの小さな勇気や葛藤がひとつひとつ積み重なっていく様子はかなり心にくる。また、カゲやダイダ、ヒリングといった仲間や周囲のキャラクターの描き方も丁寧で、単純な友情や敵味方の関係ではなく、それぞれの事情や感情がしっかり描かれているのが印象的だった。重いテーマではありつつも、終盤に向けてボッジが少しずつ自分の力を受け入れていく場面は、見ていて自然に応援したくなるような感覚があった。全体として、映像や世界観の美しさだけでなく、キャラクターの内面や成長をじっくり楽しめる、見応えのある作品だった。見たら人に勧めたくなる。
15.マンガ「サボのトゲ」
<あらすじ>
咲いたのは、たったひとつの命だった。
13年前、サボテンの子供が生まれた。ひっそり施設で暮らしていたが、その存在が政府に知られてしまい..。
<感想>
サボの存在は人とは違うといった理由で迫害されるが、施設では子供たちやおばあちゃんがそれを隠してくれている。しかし隠すにも限界があり、サボは段々と施設の人をも疑ってしまう、という流れが差別といった普遍的なテーマを考えさせられる。途中、おばあちゃんに対しての「愛してるなら抱きしめてよ」というセリフでおばあちゃんが躊躇ってしまう。サボ自身に加害する気はなくても傷つけてしまう「サボテン」という設定を活かしたやりとりで綺麗だった。むしろこのシーンを書くためにこの設定にしたんじゃないかと思った。
16.マンガ「ファイティングガールズ」
<あらすじ>
すべてはあの子に勝つために!
地元の空手教室でエースともてはやされる小梅は、ある日転校生のテイアラちゃんにあっさりと倒されてしまう。次は絶対勝つと決めて空手に打ち込む小梅だが、勝てないままどんどん月日が過ぎていき...
<感想>
タコピーの原罪を書いたタイザン5の読切作品。読切ということもあったが、設定やストーリー展開がすごく上手く一瞬で読めた。終盤まで小梅目線で話が進んでいくが、最後にティアラちゃん目線で全体が再描写され、お互いに意識して、お互いが支え合っていたのだとわかるのが良かった。そこまでのライバルとしての関係性が、どちらかと言えば一方的なもののように描かれていたこともあり報われた気分。
17.マンガ「でも美優ちゃんには僕がいないと」
<あらすじ>
世界一わがままな美優ちゃんと僕
依存体質で、束縛気質で、激重の、世界一わがままな美優ちゃんと、それに付き合ってしまう僕。『まい子と池田』『花のようなわたしたち』の新鋭、青木ミズが描く依存な関係39ページ。
<感想>
共依存。引きこもりの女の子に幼なじみというだけで信頼され、依存される男の子。毒親の押しつけにも見える期待に応えられず美優ちゃんに求められることで存在意義を見出す男の子。ハッキリとしたハッピーエンドみたいなオチは無かったが、お互いの共依存を楽しむ作品。共依存はすごく好きなので好きでした。
18.映画「国宝」
<あらすじ>
任侠の一門に生まれながら、女形としての才能を見出され歌舞伎役者の家に引取られた喜久雄。彼はやがて、その家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく。
<感想>
演技激ウマ。ビジュ良すぎ。
三時間という上映時間は初め長いと感じたが、実際観たら三時間丸々集中して見ることが出来た。演技やストーリーの面白さもあるが、なにより、音響の工夫とシーンごとのテンポが速かったため集中していられるし、集中していなければ逃してしまいそうな緊張感があった。「ドーパミン中毒のガキでも観れる」と誰かが言っていたが、それは主にこの部分が大きいのかなと感じた。
この緊張感はただ、このシーンを見逃したら話が分からなくなるというものではなく、ストーリー展開としての緊張感もある。途中の歌舞伎演目のシーンでは音響による没入感と俳優の演技から伝わる緊張感とで、その演目の幕引きのシーンで観客と一緒に拍手しそうになった。歌舞伎の知識がなくても面白かったが、知識があればもっと楽しめたと思う。演目のシーン途中では演目を演じてるのか、人間を演じてるのか、そのどちらも並行して続けられてるのか、が自分に学が無いために上手く理解できなかった。
19.マンガ「ヒトナー」
<あらすじ>
ケモノは”ヒド”にフェチズムを感じるの?
『アイアンナイト』、『レッドスプライト』の屋宜知宏最新作!!獣人が住む星に一人の地球人が訪れる。獣人たちは初めて目にする"ヒド"の姿に動揺し!?獣たちの“ヒト"観察が始まる..!!
<感想>
人が神話上の存在として扱われており獣人が闊歩してる世界観。欲を言うならケモと人のイチャつきがもっと見たかった。世界観の作り方が凝らされていてちゃんとしていて続きが読みたくなるが、実際連載になった時に展開の広がりはないだろうと思い、それだけ読切として完結されている作品だった。
20.映画「おおかみこどもの雨と雪」
<あらすじ>
東京の郊外の大学に通う花(はな)は、おおかみの血を引く<おおかみおとこ>「彼」と恋に落ちた。共に暮らし始めた二人の間に生まれてきた子どもたちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、<おおかみこども>だった。二人は、雪の日に生まれた姉に雪(ゆき)、雨の日に生まれた弟に雨(あめ)と名づけた。4人のつつましくも幸せな日々は、「彼」の死によって突然奪われてしまう。残された花は、「二人をちゃんと育てる」と心に誓い、子どもたちが将来「人間か、おおかみか」どちらを選ぶこともできるように、豊かな自然に囲まれた田舎町のおんぼろの古民家に移り住むことを決意した。
<感想>
花と子どもたちの成長を通して、親子の絆や日常の大切さが伝わってくる作品だった。特に雨と雪が少しずつ成長していく過程を、映像で丁寧に追えるのがすごく良かった。子どもたちが自分の個性や力に向き合い、迷ったり失敗したりする様子がリアルで、遭遇した事の無い境遇でも感情移入しやすかった。自然の描写や季節の移ろいも印象的で、花が奮闘して家族を守る場面や、山や森の描写には映像ならではの温かみがあった。全体として愛情が強く描かれていたが、ラストが別れととるか、巣立ちととるか、観終わったあとの余韻が良かった。心に残る。
21.映画「聲の形」
<あらすじ>
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子に無邪気な好奇心を覚える。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長した将也と硝子。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子のもとを訪れるが...
<感想>
この作品で特に印象的だったのは、声や手話、沈黙そのものがコミュニケーションの手段として扱われているところ。硝子が話さないことで周囲との距離が生まれる場面や、将也が言葉に詰まるシーンでは、セリフ以上に空気や間の使い方で気持ちが伝わってくる。だから、感情の動きがセリフだけでなく、表情や手の動き、沈黙の長さから読み取れるのが面白かった。また、いじめや後悔といったテーマは重いが、直接的に説明されるのではなく、周囲の反応や小さなやり取りを通してじわじわと伝わる。特に将也と硝子が少しずつ互いを理解していく場面では、手話を交えた会話の間合いや視線の動きで距離感が変わっていくのを感じられ、映像ならではの表現だった。
全体として、言葉に頼らない表現が多いからこそ、観ている自分も自然に登場人物の気持ちを想像することになり、見る側の感覚まで巻き込まれるような映画だった。
22.映画「ヴェノム」
<あらすじ>
敏腕記者エディ・ブロックは、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体を発見し接触してしまう。
<感想>
ヴェノムとエディの関係性が面白く、二人のやり取りが映画の中心になっているのが印象的だった。シンビオートとしてのヴェノムの暴れっぷりや、エディの戸惑いとユーモアの描写が独特で、単なるアクション映画とは違う面白さがあった。ヴェノムが口を開くたびに変わる表情や言動で、まるで生き物として存在しているかのように感じられるのがすごかった。戦闘シーンも派手ではあるけど、暴力的な迫力よりも二人の共生関係や駆け引きが中心に描かれていて、ただ敵を倒すだけの爽快感ではなく、二人の関係の面白さが戦闘の中でも伝わってくる。エディがヴェノムをコントロールしようとするけど、うまくいかない絶妙なバランス感も良かった。
23.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」1-13話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオーー『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】
<感想>
1期はベルがまだ冒険者として未熟で、ダンジョン探索の中で少しずつ力をつけていく姿が中心。ヘスティアとの関係や日常の掛け合いが可愛らしく、彼の不器用さや頑張りに自然に感情移入できた。戦闘シーンは派手さよりも「どう工夫して勝つか」に焦点が当たり、戦略的でリアルな緊張感があった。恋愛要素やコメディも散りばめられていて、冒険と人間ドラマのバランスが程よく、飽きずに見られる序盤としての完成度が高かった。
24.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ」1-12話
<あらすじ>
その街には多くの神々が住まい、その街の中心には地中奥深く-深淵へと至る『ダンジョン』が存在する。
その街の名は迷宮都市オラリオ。女神へスティアと冒険者ベル・クラネルは、相も変わらず主神とたったひとりの族という最小構成。だが、世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたベルには、これまでにないほどの視線が注がれ始めていた
<感想>
2期では、ベルの成長が迷宮での戦闘だけでなく、街や他の冒険者、ファミリアとの関係の中で描かれるのが面白かった。特にイシュタル・ファミリアとの出会いは、ベルの力量や価値観が試される重要なポイントで、単なる敵対関係ではなく、複雑な駆け引きや心理戦の面白さがあった。
ヘスティアとの日常やコメディ要素も随所にあり、二人の絆や距離感が変化していく様子が丁寧に描かれていた。戦闘はより戦術的で、複数勢力が絡むため単独の力だけでは突破できない緊張感が増している。迷宮や冒険だけでなく、都市での人間関係やファミリアの力関係も描かれることで、1期にはなかった世界観の厚みが楽しめた。全体として、冒険だけでなく人間関係や心理戦の面白さを強く感じられる章だった。
25.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ」1-12話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオの中心に座するダンジョン-数多の怪物(モンスター)が産み落とされるこの大穴は、未だ人類が想像し得ない『未知』を無数に孕んでいる・女神へスティアと冒険者ベル・クラネルが【ヘスティア・ファミリア】を結成し、はや数ヶ月。幾人かの友を加え、彼らのファミリアは急速に成長の途を辿り、都市の注目を集めていた。突如彼らのもとに舞い込んできた『未知』・それは、異端児(ゼノス)と呼ばれる言葉を解する怪物(モンスター)だった・『未知』は混乱を誘(いざな) い、常識をも破壊し苦悩と葛藤を喚び起こす…その先にある『可能性』を覆い隠してしまうほどに.....
<感想>
3期で特に印象的だったのは、未知の存在である「異端児(ゼノス)」との対峙だった。言葉を理解し、考える力を持つ彼らはただの怪物ではなく、意思を持った生き物として描かれる。そのため、ベルたちは戦いながらも「倒すべき敵なのか」「理解すべき存在なのか」と葛藤し、観ているこちらも単純に戦闘を楽しむことができなかった。ゼノスの存在は、現実社会での“正しい悪”や“排除すべき異質”という問題にも通じていると思う。
戦闘シーンも迫力があるが、面白いのは単なるアクションだけでなく、仲間との連携や心理戦の緊張感がしっかり描かれていること。ヘスティア・ファミリアのメンバーが一緒に考え、迷い、試行錯誤する様子がリアルで、観ているこちらも一緒に頭を使っている気分になる。さらに、他のファミリアや冒険者たちとの駆け引きが絡むことで、街全体の力関係や社会の複雑さも感じられる。
26.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ」1-22話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオーー『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け。さらなる<昇格(ランクアップ)>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一本を踏み出す。
<感想>
4期はリューとアストレア・ファミリアのエピソードが強烈だった。過去の悲劇や仲間との絆が戦闘の合間に描かれることで、ただの迷宮探索や力比べじゃない重みが生まれていて、ジャガーノートとの戦いでは、リューの必死さや恐怖、仲間を守ろうとする緊張感が分かり胸がぎゅってなった。ベルが階層を進むたびに、観ているこちらも一緒に息をのむような感覚になったし、深層への挑戦のスリルが終始続く。死がちゃんと描かれてる作品は見ていて命の重さを感じられるので好き。
27.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ」1-15話
<あらすじ>
女神祭ー一迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したべル・クラネルもまた、女神祭の賑を楽しむはずだった......-とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。『ベルさんへ今度の女神祭、二人だけデートしてください。 シルより」都市の片隅、小さな酒場で
固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。そして、『最強』を標榜する『強靭な勇士(エインヘリヤル)』達が今、動き出す。
<感想>
5期は、ベルとフレイヤ、そして新たな敵やイベントが絡むウォーゲーム編が中心で、その中でもシルが可哀想だったので最終的に丸く治まってよかった。展開としては終始ベルが痛々しくてそこを乗り越えての成長は大きかった。現状、アニメではここまでだが、かなり先が気になる。アニメでここまで長くて、更に見たいとなる作品は多くないので今回の課題を機に見れてよかった。
28.マンガ「ファイアパンチ」1-8巻
<あらすじ>
燃え上がる衝撃!圧巻の復讐劇...!
『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われた。凍えた民は炎を求めた...!
<感想>
ストーリーがよく分からないと言われているそうだが、要するに主人公が自分が何かを探して奔走し続ける話だと思った。その中でたくさんの失敗を重ねてそれでも見つけられず、ラストのシーンも自分を見つけられたとハッキリ言うことが出来ないためよく分からなくなっている気がする。ただ、物語としてはハッピーエンドの部類になると思う。
途中で出てくる登場人物の性自認や「演技」といったものも各々の自分を探している。そのため、内容としては全体通して常に割と普遍的な問題が描かれてると感じた。
29.映画「劇場版 チェンソーマン レゼ篇」
<あらすじ>
デンジはマキマとのデートの帰り、雨宿りで入った電話ボックスで美少女レゼと出会う。紫の髪と緑の瞳を持つ彼女に一目で惹かれ、彼女が働くカフェ「二道」に通うようになる。積極的に距離を縮めてくるレゼと過ごすうちに、二人の関係は急速に深まっていく――。
<感想>
原作を読んでいたため流れは分かっていたが、飽きずに見れた。プールのシーンで水から顔を出したあとの顔の水を払う動作や、祭りのシーンでは何気なく手で顔を仰ぐ仕草からその場が少し暑いのだとわかる。映像になった強みとしてこういった細かい仕草がものすごい作画で描かれており実在感を感じ放題。あとは、なによりストーリーとしての完成度が高い。終わり方が綺麗すぎて見終わったあとの余韻がすごい。余韻浸りたい放題。
30.アニメ「化物語」1-15話
<あらすじ>
同級生である戦場ヶ原ひたぎの抱える秋密を知った阿良々木暦。そして問題解決のために協力を申し出る暦。実は暦もひたぎ同様、人に言えない秘密を隠していたのだった....それをきっかけに暦は、怪異に出遭った少女たちを助けるため次々と奔走することになる...
<感想>
数話完結の構成で、毎回違う怪異やキャラクターとのやり取りを楽しめるのが良かった。阿良々木暦とヒロインたちの会話のテンポが独特で、少しクセのある言い回しやウィットの効いた掛け合いに引き込まれた。怪異の描写や演出も個性的で、グラフィックや文字の使い方ひとつで緊張感や不思議さが伝わってくる。ストーリーが進むにつれて、怪異だけでなく人間関係や心の葛藤も描かれるようになり、コメディとシリアスのバランスが絶妙だと感じた。全体として、独特のテンポとセリフ回し、演出の面白さで飽きずに見られる作品だった。
1.アニメ「お兄ちゃんはおしまい」1-12話
<あらすじ>
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する...!
もう2年も外に出ないでいかがわしいゲーム三昧...たまには働いてもらわなきゃ!みはりによる “女の子になる薬”の経過観察として、女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど “女の子の生活”は知らないことばかり....さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。苦難の連続に、果たしてお兄ちゃんの運命やいかに...!?
<感想>
原作は読んでいなかったので、完全にアニメ初見で観た。作画が良く、服装や髪型が細かく変わるのが印象的で、日常シーンのちょっとした動きにまでリアルさがあった。主人公が薬で女の子の体になってしまうというTS要素が軸になっていて、同時に制作陣フェチがかなり強く出ていると感じる。温泉回や下着のシーンなど、アニメでは体の描き方にかなり特徴がある。原作の絵柄を少し見たがそこまでフェチに振った絵柄ではなく、簡易的な作画だったのに対してアニメ版は立体が見える。色使いやストーリーのポップさで誤魔化されてるが、1歩間違えば危なかったと思う。
2.映画「オッペンハイマー」
<あらすじ>
第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したオッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。やがて冷戦がおこり、激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだったー。
<感想>
上映時間180分という長尺ながら、映像の密度と音響の迫力で一気に引き込まれた。特に、オッペンハイマーが原爆の威力を目の当たりにするシーンでは、音響と映像の演出が圧倒的で、迫力がそのまま伝わってきた。原爆の投下を直接描かず、音と映像でその恐ろしさを表現する手法が印象的だった。また、クリストファー・ノーラン監督らしい複雑な構成が特徴的で、時間軸が前後する中でオッペンハイマーの内面が浮かび上がる。特に、カラーとモノクロの映像を使い分けることで、彼の葛藤と後悔が鮮明に伝わってきた。ただ、少し理解するのに時間がかかった。これは自分の非。
全体として、歴史的な事実を基にした重厚なドラマでありながら、ノーラン監督らしい映像美と音響が融合した作品だった。
3.映画「シン・ウルトラマン」
<あらすじ>
次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【威獣特設対策室専従班】通称【特対(カトクタイ)】を設立。班長・田村君男、作戦立案担当官・神永新、非粒子物理学者・滝明久、汎用生物学者・船縁由美が選ばれ、任務に当たっていた。禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子が新たに配属され、神永とバディを組むことに。浅見による報告書に書かれていたのは...【ウルトラマン (仮称)、正体不明】。
<感想>
ウルトラマンをあまり知らない自分としては、正直あまり面白く感じなかった。怪獣やウルトラマンの戦闘シーンは迫力があり、特にCG技術を駆使したアクションは見応えがあったが、ストーリーやキャラクターの描写に感情移入しづらかった。ウルトラマンファンにとっては、過去作へのオマージュや細かい演出が楽しめる部分も多いようだが、初心者には少し敷居が高く感じられた。全体的に、ウルトラマンの世界観や魅力を深く理解している人向けの作品だと感じた。
4.アニメ「ノーゲーム・ノーライフ」1-12話
<あらすじ>
ニートでヒキコモリ...だがネット上では「」(くうはく)の名で無敗を誇る天才ゲーマー兄妹・空(そら)と白(しろ)。ただの都市伝説とまで言われるほどの常識外れな腕前を持った空と白の前に、ある日“神”を名乗る少年・テトが現れる。テトはリアルをクソゲーと呼ぶ空と白の二人を異世界へと召喚してしまう。そこは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる世界だった!異世界に住まう十六の種族の中で最弱の人類種(イマニティ)。他種族に国土の大部分を奪われ、滅亡寸前に追い込まれている人類種を救うため、空と白は空前絶後の頭脳バトルに挑む!
<感想>
頭脳戦がメインの異世界バトルアニメで、全体的にテンポが良く観やすかった。空と白の兄妹の掛け合いがかなり癖になる。かつ、ゲームのルールや戦略が毎回工夫されているのも世界観に入り込めて良い。ジャンルとしては主人公最強系とも言えるが、ただ単に強い、一方的に敵に勝って終わるような構成ではなくちゃんと物語としての面白さがある。
5.映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」
<あらすじ>
一切の争いを禁じられ、全てがゲームで決まる<盤上の世界(ディス・ボード))。無敗の最強ゲーマー兄妹・空と白がこの世界に降り立つ六千と余年前、天を裂き、星を殺した、悠久の大戦を生きた少年と少女がいた。これは現在へと至る過去を紡ぐ、最も古き神話。語られることのない物語が今、幕を開けるーー。
<感想>
本編の前日譚で、ディスボード世界の誕生に至るまでの過去の戦争や人間ドラマが描かれている。キャラクターは本編の人物と重なるものが多く頭に入りやすかった。映像はかなり派手で迫力があり、特にシュヴィとリクの作戦シーンは戦略の緊張感とアクションの爽快感がうまく融合していた。キャラクターの感情表現がしっかり描かれていて、リクとシュヴィの絆や決断の場面はちゃんと伝わってくる。彼らが絶望的な状況でも頭を使って切り抜ける様子は、本編同様の頭脳戦の楽しさを感じられた。全体として、本編ファンならより深く世界観を味わえるし、映像やアクションだけでも十分楽しめる作品だと思う。
6.マンガ「デッドマン・ワンダーランド」1-13巻
<あらすじ>
東京の異変から10年後・疎開先の中学校に通う五十嵐丸太(ガンタ)は、クラスメイト達と平凡な毎日を送っていた。だがある日、学校に「赤い男」が現われ、ガンタの運命は一変。無実の罪で“死刑”を宣告されたガンタは、日本唯一の完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に収監されてしまう。「赤い男」への復讐を胸に、監獄での過酷な生活を送るガンタは、そこで、幼なじみの少女・シロと再会する。やがて、自らの特殊能力に気付いたガンタは、「デッドマン」と呼ばれる能力者同士のバトルに身を投じることになるが..!?
<感想>
絵が上手い。構図なども美しく見ていて飽きない。ストーリーはバトルがメインで展開も王道を征くだが、設定も凝られており読むたび続きが気になるし伏線などもしっかりしていて面白かった。最後の対決は戦いたくなくても戦わなくてはならないものになり、不条理や理不尽との戦いでもあると作中触れられていた。生きていれば大小、少なからずそういったことがあるだろう。その時にどう乗り越えるか私たちも考えなければいけない。この作品の終わり方について、ハッピーエンドであると世間一般では言われている。個人的にはハピエン厨なので、もっとハピエンだと嬉しかった。でも、あの状況からはあれが最大限のハピエンだったため受け入れるしかない。
7.マンガ「ワンピース(だいたいエッグヘッド編)」105-111巻
<あらすじ>
麦わらの一味が未来島「エッグヘッド」に上陸。そこには Dr.ベガパンク の研究所が存在し、島の技術・歴史・世界政府と深く関わる秘密が明かされる。ルフィたちはその渦中で、ベガパンクと共に世界を揺るがす事実に直面する。
<感想>
かなりワンピース世界の核心の部分まで迫ってきて、本当にもうすぐ完結しそうだと感じる。この編ではくまとボニーの親子関係が描かれ、それと同時にワンピース世界での天竜人、それに対抗する特殊な人種に触れられておりその人種がDだとかDじゃないとか。差別だったり迫害だったり、ワンピースでは様々な現実世界にも適応される問題について描かれるが、尾田先生はそういった問題に物語内で触れる際、誤魔化さず全部描くため、こちらも強制的に真剣に向き合わされることになる。そのため、読んでいて苦しくなる場面が多々あり、その度に改めて考えることが出来る。くまとボニーのエピソードがエグすぎて涙ちょちょぎれました。
8.マンガ「ニセコイ」1-25巻
<あらすじ>
極道一家「集英組」のひとり息子だが、ごく普通の高校生・一条楽。彼は、10年前、仲良くなった女の子と「再会したら結婚する」という約束をし、その時に貰ったペンダントを肌身離さずに持っていた。そんなある日、楽のクラスにやって来た転校生の美少女・桐崎千棘。最初の出会いから相性最悪で、事ある毎にケン力を繰り返す楽と千棘だが、とある事情から二人は恋人を演じることに。恋心を抱く、クラスメイトの小野寺小咲の事を気にしつつも、恋人のフリを続ける
楽。「偽恋物語」の行く末やいかに!?
<感想>
ジャンプで最長のラブコメだけあってラブコメの王道を詰め込んだ作品で、恋愛のすれ違いや勘違いが次々と起こるテンポの良さが面白かった。主人公の一条楽とヒロインたちの関係が複雑で、どのキャラクターもかわいいので、巻を追うごとに推しが増えていく。一方で、ギャグやお約束展開が多く、時々同じパターンが続くこともあるが、キャラクターたちの掛け合いや表情の描き方で飽きずに読めた。ラストに向けての展開は賛否があるみたいだが、長期連載として一貫して楽しめる作品だと思う。全体的に、純粋にラブコメを楽しみたい人に向いている漫画だった。個人的には大好きです。
9.アニメ「呪術廻戦」1-24話
<あらすじ>
少年は戦うーー「正しい死」を求めて辛酸・後悔・恥辱 人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導くそして、呪いは呪いでしか祓えない驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖にはごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう呪いである “両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり.....呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだすー
<感想>
作画がとにかく圧倒的で、戦闘シーンはひとつひとつの動きが滑らかで重みがある。攻撃の勢いだけでなく、演出まで細かく描かれていて、アニメーションとしての迫力を感じた。MAPPAが仕事しすぎと言われるのも納得。また、呪術や術式のルールが毎回少しずつ明かされる構成で、戦闘の展開にハラハラ感がある。随所に挟まれるギャグシーンが面白く、見ていて重くなりすぎない。全体として、アクションの気持ちよさとキャラクターの感情がうまく噛み合っていて、次の展開や伏線を考えながら見たくなる作品だった。
10.映画「呪術廻戦 0」
<あらすじ>
幼少のころ、幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太。「約束だよ里香と憂太は大人になったら結婚するの」怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、自身の死を望む乙骨だったが、最強の呪術師・五条悟によって、呪術高専に迎え入れられた。
そして、同級生の禪院真希・狗巻棘・パンダと出会い、て骨はある決意をする。「生きてていいって自信が欲しいんだ」「僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」一方、乙骨たちの前にかって一般人を大量虐殺し高専を追放された最悪の呪詛師・夏油傑が現れる。「来たる12月24日 我々は百鬼夜行を行う」呪術師だけの楽園を標榜する夏油は、非術師を殲滅させんと、ついに新宿・京都に千の呪いを放ち・果たして、乙骨は夏油を止められるのか、そして、里香の解呪の行方は・・・・
<感想>
乙骨憂太と里香の関係がずっと心に残る作品だった。最初は呪霊としてしか見えなかった里香が、乙骨の側で少しずつ人間らしさや感情を見せるときがあって辛かった。戦闘シーンは迫力だけでなく、術式や黒閃の使い方で緊張感がある。ネタにされている「失礼だな、純愛だよ」もいいセリフだった。また、仲間たちとのやり取りや小さな掛け合いも印象的で、戦闘の合間にちょっとした笑いや人間味を感じられるのが良かった。ラストは悲しみと希望が同時にある終わり方で、見終わったあともしばらく余韻に浸ってしまった。重くもあり、温かさもある、メンヘラみたいな作品だった。メンヘラに温かさないか。
11.アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折、渋谷事変」1-25話
<あらすじ>
2018年10月、特級呪霊による交流会の襲撃以降呪術高専内の緊張が高まる中、ついに内通者の正体が判明する。果たして内通者は誰なのか、その目的とは!?
そして、2018年10月31日。ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。“一般人のみが閉じ込められる帳”という高度な結界術に加え、一般人を介して告げられた「五条悟を連れてこい」という指名から、上層部は被害を最小限に抑えるために五条単独での渋谷平定を決定する。罠を仕掛け待ち構える夏油や真人ら呪詛師・呪霊達、そこに単独で乗り込む五条、さらには“帳”の外側に集結した虎杖、伏黒、釘崎、七海、そして数多くの呪術師たち。渋谷に集結した呪術師VS.呪詛師・呪霊のかつてない大規模な呪い合いがついに始まる!
<感想>
とにかく緊張感と絶望感がすごい。戦闘シーンの迫力はもちろんだが、キャラクターたちが危機に直面する心理描写や葛藤の描き方がうまかった。特に虎杖や伏黒、釘崎たちがそれぞれの信念や弱さを抱えながら戦う場面では、ただのバトルアニメとは違う、人間ドラマとしての重みを感じた。加えて、戦闘の合間に描かれる日常的なやり取りや軽いユーモアがあるからこそキャラクターたちの死や犠牲の重みがより際立つ構造になっている。戦闘や術式の描写も前期より複雑で、頭を使いながら見てしまうのが面白かった。全体として、ただのアクションの連続ではなく、絶望と希望、人間の感情が絡み合った作品だった。キャラクターの死が単なる展開上の装置にならず結構バタバタ死んでいくのも不条理を感じて良かった。
12.アニメ「タコピーの原罪」1-6話
<あらすじ>
ハッピーを広めるため地球に降り立ったハッピー星人のタコピーは人間の女の子しずかと出会う。ピンチを救ってもらったタコピーはしずかの笑顔を取り戻すため不思議な力を持つハッピー道具で奔走する。しかし、しずかはおうちと学校で何か事情を抱えているようで...。これは、ぼくときみの最高にハッピーな物語ーー
<感想>
原作を読んでいたが、アニメならではの演出で新しい発見が多かった。タコピーや直樹の感情が画面越しにすごく伝わってきて、特にしずかの怖さや不気味さが映像で強く印象に残った。背景の歪んだパースや色使いが心理状態を表していて、キャラクターの心の揺れがよりリアルに感じられる。告白や対立のシーンでは、動きやカメラワークの工夫でテンポよく感情が伝わってきて、原作を知っているのにハラハラしてしまった。細かい表情や仕草も丁寧に描かれていて、アニメでしか味わえない緊張感や恐怖があった。原作ファンとしても、新鮮な体験として楽しめる演出だった。
13.アニメ「チェンソーマン 総集篇」前後篇
<あらすじ>
「チェンソーの悪魔」ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの「チェンソーマン」として蘇る。
<感想>
原作もアニメ本編も見ていたため、見なくてもいいと思っていたが評判が良かったので気になって見た。総集編で改めて追ってみると歯がゆかった部分やセリフが少し変わっていて、テンポや感情の伝わり方が改善されているのが分かった。セリフの微妙な言い回しも変わっていて、キャラクターの気持ちがより自然に伝わるようになっていたのが良かった。前後篇を通して、改めて忘れてた物語の流れやキャラクター同士の関係性が整理され、既に知っている話でも楽しめた。
14.アニメ「王様ランキング」1-23話
<あらすじ>
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが "王様ランキング、である。主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな男気によって、ボッジの人生は大きく動きだす…。
<感想>
最初から最後まで、ボッジの成長とまわりの人たちとの関係性がすごく丁寧に描かれていて、観ていて自然に感情移入できた。ボッジの小さな勇気や葛藤がひとつひとつ積み重なっていく様子はかなり心にくる。また、カゲやダイダ、ヒリングといった仲間や周囲のキャラクターの描き方も丁寧で、単純な友情や敵味方の関係ではなく、それぞれの事情や感情がしっかり描かれているのが印象的だった。重いテーマではありつつも、終盤に向けてボッジが少しずつ自分の力を受け入れていく場面は、見ていて自然に応援したくなるような感覚があった。全体として、映像や世界観の美しさだけでなく、キャラクターの内面や成長をじっくり楽しめる、見応えのある作品だった。見たら人に勧めたくなる。
15.マンガ「サボのトゲ」
<あらすじ>
咲いたのは、たったひとつの命だった。
13年前、サボテンの子供が生まれた。ひっそり施設で暮らしていたが、その存在が政府に知られてしまい..。
<感想>
サボの存在は人とは違うといった理由で迫害されるが、施設では子供たちやおばあちゃんがそれを隠してくれている。しかし隠すにも限界があり、サボは段々と施設の人をも疑ってしまう、という流れが差別といった普遍的なテーマを考えさせられる。途中、おばあちゃんに対しての「愛してるなら抱きしめてよ」というセリフでおばあちゃんが躊躇ってしまう。サボ自身に加害する気はなくても傷つけてしまう「サボテン」という設定を活かしたやりとりで綺麗だった。むしろこのシーンを書くためにこの設定にしたんじゃないかと思った。
16.マンガ「ファイティングガールズ」
<あらすじ>
すべてはあの子に勝つために!
地元の空手教室でエースともてはやされる小梅は、ある日転校生のテイアラちゃんにあっさりと倒されてしまう。次は絶対勝つと決めて空手に打ち込む小梅だが、勝てないままどんどん月日が過ぎていき...
<感想>
タコピーの原罪を書いたタイザン5の読切作品。読切ということもあったが、設定やストーリー展開がすごく上手く一瞬で読めた。終盤まで小梅目線で話が進んでいくが、最後にティアラちゃん目線で全体が再描写され、お互いに意識して、お互いが支え合っていたのだとわかるのが良かった。そこまでのライバルとしての関係性が、どちらかと言えば一方的なもののように描かれていたこともあり報われた気分。
17.マンガ「でも美優ちゃんには僕がいないと」
<あらすじ>
世界一わがままな美優ちゃんと僕
依存体質で、束縛気質で、激重の、世界一わがままな美優ちゃんと、それに付き合ってしまう僕。『まい子と池田』『花のようなわたしたち』の新鋭、青木ミズが描く依存な関係39ページ。
<感想>
共依存。引きこもりの女の子に幼なじみというだけで信頼され、依存される男の子。毒親の押しつけにも見える期待に応えられず美優ちゃんに求められることで存在意義を見出す男の子。ハッキリとしたハッピーエンドみたいなオチは無かったが、お互いの共依存を楽しむ作品。共依存はすごく好きなので好きでした。
18.映画「国宝」
<あらすじ>
任侠の一門に生まれながら、女形としての才能を見出され歌舞伎役者の家に引取られた喜久雄。彼はやがて、その家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく。
<感想>
演技激ウマ。ビジュ良すぎ。
三時間という上映時間は初め長いと感じたが、実際観たら三時間丸々集中して見ることが出来た。演技やストーリーの面白さもあるが、なにより、音響の工夫とシーンごとのテンポが速かったため集中していられるし、集中していなければ逃してしまいそうな緊張感があった。「ドーパミン中毒のガキでも観れる」と誰かが言っていたが、それは主にこの部分が大きいのかなと感じた。
この緊張感はただ、このシーンを見逃したら話が分からなくなるというものではなく、ストーリー展開としての緊張感もある。途中の歌舞伎演目のシーンでは音響による没入感と俳優の演技から伝わる緊張感とで、その演目の幕引きのシーンで観客と一緒に拍手しそうになった。歌舞伎の知識がなくても面白かったが、知識があればもっと楽しめたと思う。演目のシーン途中では演目を演じてるのか、人間を演じてるのか、そのどちらも並行して続けられてるのか、が自分に学が無いために上手く理解できなかった。
19.マンガ「ヒトナー」
<あらすじ>
ケモノは”ヒド”にフェチズムを感じるの?
『アイアンナイト』、『レッドスプライト』の屋宜知宏最新作!!獣人が住む星に一人の地球人が訪れる。獣人たちは初めて目にする"ヒド"の姿に動揺し!?獣たちの“ヒト"観察が始まる..!!
<感想>
人が神話上の存在として扱われており獣人が闊歩してる世界観。欲を言うならケモと人のイチャつきがもっと見たかった。世界観の作り方が凝らされていてちゃんとしていて続きが読みたくなるが、実際連載になった時に展開の広がりはないだろうと思い、それだけ読切として完結されている作品だった。
20.映画「おおかみこどもの雨と雪」
<あらすじ>
東京の郊外の大学に通う花(はな)は、おおかみの血を引く<おおかみおとこ>「彼」と恋に落ちた。共に暮らし始めた二人の間に生まれてきた子どもたちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、<おおかみこども>だった。二人は、雪の日に生まれた姉に雪(ゆき)、雨の日に生まれた弟に雨(あめ)と名づけた。4人のつつましくも幸せな日々は、「彼」の死によって突然奪われてしまう。残された花は、「二人をちゃんと育てる」と心に誓い、子どもたちが将来「人間か、おおかみか」どちらを選ぶこともできるように、豊かな自然に囲まれた田舎町のおんぼろの古民家に移り住むことを決意した。
<感想>
花と子どもたちの成長を通して、親子の絆や日常の大切さが伝わってくる作品だった。特に雨と雪が少しずつ成長していく過程を、映像で丁寧に追えるのがすごく良かった。子どもたちが自分の個性や力に向き合い、迷ったり失敗したりする様子がリアルで、遭遇した事の無い境遇でも感情移入しやすかった。自然の描写や季節の移ろいも印象的で、花が奮闘して家族を守る場面や、山や森の描写には映像ならではの温かみがあった。全体として愛情が強く描かれていたが、ラストが別れととるか、巣立ちととるか、観終わったあとの余韻が良かった。心に残る。
21.映画「聲の形」
<あらすじ>
“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子に無邪気な好奇心を覚える。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長した将也と硝子。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子のもとを訪れるが...
<感想>
この作品で特に印象的だったのは、声や手話、沈黙そのものがコミュニケーションの手段として扱われているところ。硝子が話さないことで周囲との距離が生まれる場面や、将也が言葉に詰まるシーンでは、セリフ以上に空気や間の使い方で気持ちが伝わってくる。だから、感情の動きがセリフだけでなく、表情や手の動き、沈黙の長さから読み取れるのが面白かった。また、いじめや後悔といったテーマは重いが、直接的に説明されるのではなく、周囲の反応や小さなやり取りを通してじわじわと伝わる。特に将也と硝子が少しずつ互いを理解していく場面では、手話を交えた会話の間合いや視線の動きで距離感が変わっていくのを感じられ、映像ならではの表現だった。
全体として、言葉に頼らない表現が多いからこそ、観ている自分も自然に登場人物の気持ちを想像することになり、見る側の感覚まで巻き込まれるような映画だった。
22.映画「ヴェノム」
<あらすじ>
敏腕記者エディ・ブロックは、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体を発見し接触してしまう。
<感想>
ヴェノムとエディの関係性が面白く、二人のやり取りが映画の中心になっているのが印象的だった。シンビオートとしてのヴェノムの暴れっぷりや、エディの戸惑いとユーモアの描写が独特で、単なるアクション映画とは違う面白さがあった。ヴェノムが口を開くたびに変わる表情や言動で、まるで生き物として存在しているかのように感じられるのがすごかった。戦闘シーンも派手ではあるけど、暴力的な迫力よりも二人の共生関係や駆け引きが中心に描かれていて、ただ敵を倒すだけの爽快感ではなく、二人の関係の面白さが戦闘の中でも伝わってくる。エディがヴェノムをコントロールしようとするけど、うまくいかない絶妙なバランス感も良かった。
23.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」1-13話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオーー『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】
<感想>
1期はベルがまだ冒険者として未熟で、ダンジョン探索の中で少しずつ力をつけていく姿が中心。ヘスティアとの関係や日常の掛け合いが可愛らしく、彼の不器用さや頑張りに自然に感情移入できた。戦闘シーンは派手さよりも「どう工夫して勝つか」に焦点が当たり、戦略的でリアルな緊張感があった。恋愛要素やコメディも散りばめられていて、冒険と人間ドラマのバランスが程よく、飽きずに見られる序盤としての完成度が高かった。
24.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ」1-12話
<あらすじ>
その街には多くの神々が住まい、その街の中心には地中奥深く-深淵へと至る『ダンジョン』が存在する。
その街の名は迷宮都市オラリオ。女神へスティアと冒険者ベル・クラネルは、相も変わらず主神とたったひとりの族という最小構成。だが、世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたベルには、これまでにないほどの視線が注がれ始めていた
<感想>
2期では、ベルの成長が迷宮での戦闘だけでなく、街や他の冒険者、ファミリアとの関係の中で描かれるのが面白かった。特にイシュタル・ファミリアとの出会いは、ベルの力量や価値観が試される重要なポイントで、単なる敵対関係ではなく、複雑な駆け引きや心理戦の面白さがあった。
ヘスティアとの日常やコメディ要素も随所にあり、二人の絆や距離感が変化していく様子が丁寧に描かれていた。戦闘はより戦術的で、複数勢力が絡むため単独の力だけでは突破できない緊張感が増している。迷宮や冒険だけでなく、都市での人間関係やファミリアの力関係も描かれることで、1期にはなかった世界観の厚みが楽しめた。全体として、冒険だけでなく人間関係や心理戦の面白さを強く感じられる章だった。
25.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ」1-12話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオの中心に座するダンジョン-数多の怪物(モンスター)が産み落とされるこの大穴は、未だ人類が想像し得ない『未知』を無数に孕んでいる・女神へスティアと冒険者ベル・クラネルが【ヘスティア・ファミリア】を結成し、はや数ヶ月。幾人かの友を加え、彼らのファミリアは急速に成長の途を辿り、都市の注目を集めていた。突如彼らのもとに舞い込んできた『未知』・それは、異端児(ゼノス)と呼ばれる言葉を解する怪物(モンスター)だった・『未知』は混乱を誘(いざな) い、常識をも破壊し苦悩と葛藤を喚び起こす…その先にある『可能性』を覆い隠してしまうほどに.....
<感想>
3期で特に印象的だったのは、未知の存在である「異端児(ゼノス)」との対峙だった。言葉を理解し、考える力を持つ彼らはただの怪物ではなく、意思を持った生き物として描かれる。そのため、ベルたちは戦いながらも「倒すべき敵なのか」「理解すべき存在なのか」と葛藤し、観ているこちらも単純に戦闘を楽しむことができなかった。ゼノスの存在は、現実社会での“正しい悪”や“排除すべき異質”という問題にも通じていると思う。
戦闘シーンも迫力があるが、面白いのは単なるアクションだけでなく、仲間との連携や心理戦の緊張感がしっかり描かれていること。ヘスティア・ファミリアのメンバーが一緒に考え、迷い、試行錯誤する様子がリアルで、観ているこちらも一緒に頭を使っている気分になる。さらに、他のファミリアや冒険者たちとの駆け引きが絡むことで、街全体の力関係や社会の複雑さも感じられる。
26.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ」1-22話
<あらすじ>
迷宮都市オラリオーー『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け。さらなる<昇格(ランクアップ)>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一本を踏み出す。
<感想>
4期はリューとアストレア・ファミリアのエピソードが強烈だった。過去の悲劇や仲間との絆が戦闘の合間に描かれることで、ただの迷宮探索や力比べじゃない重みが生まれていて、ジャガーノートとの戦いでは、リューの必死さや恐怖、仲間を守ろうとする緊張感が分かり胸がぎゅってなった。ベルが階層を進むたびに、観ているこちらも一緒に息をのむような感覚になったし、深層への挑戦のスリルが終始続く。死がちゃんと描かれてる作品は見ていて命の重さを感じられるので好き。
27.アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ」1-15話
<あらすじ>
女神祭ー一迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したべル・クラネルもまた、女神祭の賑を楽しむはずだった......-とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。『ベルさんへ今度の女神祭、二人だけデートしてください。 シルより」都市の片隅、小さな酒場で
固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。そして、『最強』を標榜する『強靭な勇士(エインヘリヤル)』達が今、動き出す。
<感想>
5期は、ベルとフレイヤ、そして新たな敵やイベントが絡むウォーゲーム編が中心で、その中でもシルが可哀想だったので最終的に丸く治まってよかった。展開としては終始ベルが痛々しくてそこを乗り越えての成長は大きかった。現状、アニメではここまでだが、かなり先が気になる。アニメでここまで長くて、更に見たいとなる作品は多くないので今回の課題を機に見れてよかった。
28.マンガ「ファイアパンチ」1-8巻
<あらすじ>
燃え上がる衝撃!圧巻の復讐劇...!
『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われた。凍えた民は炎を求めた...!
<感想>
ストーリーがよく分からないと言われているそうだが、要するに主人公が自分が何かを探して奔走し続ける話だと思った。その中でたくさんの失敗を重ねてそれでも見つけられず、ラストのシーンも自分を見つけられたとハッキリ言うことが出来ないためよく分からなくなっている気がする。ただ、物語としてはハッピーエンドの部類になると思う。
途中で出てくる登場人物の性自認や「演技」といったものも各々の自分を探している。そのため、内容としては全体通して常に割と普遍的な問題が描かれてると感じた。
29.映画「劇場版 チェンソーマン レゼ篇」
<あらすじ>
デンジはマキマとのデートの帰り、雨宿りで入った電話ボックスで美少女レゼと出会う。紫の髪と緑の瞳を持つ彼女に一目で惹かれ、彼女が働くカフェ「二道」に通うようになる。積極的に距離を縮めてくるレゼと過ごすうちに、二人の関係は急速に深まっていく――。
<感想>
原作を読んでいたため流れは分かっていたが、飽きずに見れた。プールのシーンで水から顔を出したあとの顔の水を払う動作や、祭りのシーンでは何気なく手で顔を仰ぐ仕草からその場が少し暑いのだとわかる。映像になった強みとしてこういった細かい仕草がものすごい作画で描かれており実在感を感じ放題。あとは、なによりストーリーとしての完成度が高い。終わり方が綺麗すぎて見終わったあとの余韻がすごい。余韻浸りたい放題。
30.アニメ「化物語」1-15話
<あらすじ>
同級生である戦場ヶ原ひたぎの抱える秋密を知った阿良々木暦。そして問題解決のために協力を申し出る暦。実は暦もひたぎ同様、人に言えない秘密を隠していたのだった....それをきっかけに暦は、怪異に出遭った少女たちを助けるため次々と奔走することになる...
<感想>
数話完結の構成で、毎回違う怪異やキャラクターとのやり取りを楽しめるのが良かった。阿良々木暦とヒロインたちの会話のテンポが独特で、少しクセのある言い回しやウィットの効いた掛け合いに引き込まれた。怪異の描写や演出も個性的で、グラフィックや文字の使い方ひとつで緊張感や不思議さが伝わってくる。ストーリーが進むにつれて、怪異だけでなく人間関係や心の葛藤も描かれるようになり、コメディとシリアスのバランスが絶妙だと感じた。全体として、独特のテンポとセリフ回し、演出の面白さで飽きずに見られる作品だった。
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