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4年 藤田ことみ 春休み課題1~10
RES
1.『いつかティファニーで朝食を』1〜13巻(漫画)
作者:マキヒロチ
あらすじ:様々な境遇にいるアラサー女子の悩みを持ちつつ、美味しい朝食を食べていくお話。アパレル会社で働く佐藤麻里子28歳が、7年交際していた彼氏とすれ違 いが起き始める。朝食の時間を大切にしてくれない彼氏と別れるかどうか、一方友人の典子は不倫で悩み、栞はママになったことでもう一度働くかどうか迷っており、里沙は男性関係で悩まされている。4人の悩みはどうなるのか・・・?
考察:結婚後・育児中のキャリア問題や、結婚するか否かなどの恋愛問題のように多くのアラサーの女性が悩む問題だけではなく、病気後の仕事への向き合い方や大人の恋愛、昔の夢と今の自分など、男女関係なく多くのアラサーが突き当たる問題も描いていることで、一人の人生を追っているようになていた。また時間を飛ばさずに、登場人物の視点を変えることや、時間の進み方が一か月単位で進んでいることで、登場人物が現実でも生きているような時間の流れになっていると考えた。
2.『真夜中のオカルト公務員』1〜17巻作者:たもつ葉子
あらすじ:ある日どこにでもいる公務員の一人である宮古新は、新宿区の「夜間地域交流課」に配属される。課では人ならざる者「アナザー」が関与するオカルト的事象の解決と共生を目的としている。しかし新は妖怪の声が聞こえる特別な体質だった。次々と消える少女、新のことを親しげに別名で呼ぶ妖怪たち、なぜ新に特別な能力があるのかに迫っていく。
考察:妖怪や精霊だけでなく、神様も全て含めて「アナザー」というくくりで和洋関係なく登場する作品は珍しいと思った。宮古新は「アナザー」の声が聞こえるので意思疎通できるが、新以外の課の職員や専門家は声が聞こえない為、「アナザー」に対する恐怖や対応のギャップがある。新は「アナザー」の声を聞いて行動の理由が分かるが職員は「アナザー」の行動や習性からしか判断が出来ないので、ギャップが生まれたのだと考えた。これは、言語や文化が異なる民族同士や人と動物、動物と他の動物同士の間にも起こっているギャップだと考えた。また本作で新の子孫の安倍晴明がコハクという「アナザー」を助けようとしたときに、コハクや周り、そして自分自身でも納得できる・させるものとして、友達だからと言っていた場面があった。ここから本作では友情とは相手を助けたいと思えるかどうかであり、人ではないものとの友情も成立すると書かれていると考えた。
3.『メダリスト』1〜3巻
作者:つるまいかだ
あらすじ:スケーターとして挫折した青年・明浦路司は、フィギュアスケートに憧れる結束いのりに出会う。フィギュアスケートの才能を開花させていく少女と、彼女を指導する明浦がタッグを組んで、ライバルと高めあいながらオリンピック金メダルを目指すW主人公物語。
考察:フィギュアスケート演技は何を表現しているのかや美しさ、技を跳ぶときの楽しさや難しさを、小学五年生のいのりや読者にも分かるように、比喩表現を使って描いている。またスケートの点数のつけ方も解説しており、選手やコーチがどのように演技や技を組み合わせているかなども詳しく、そして分かりやすく描かれている。またコーチ目線からのスポーツ漫画は少ないので、フィギュアスケートでのコーチの大切さやどのような人生を送りコーチになったのか、コーチの将来の夢や思いについて読める点がこの漫画の魅力だと思った。
4.『神様学校の落ちこぼれ』1〜3巻
作者:赤瓦もどむ 原作:日向夏
あらすじ:舞台は現代日本だがこの世界には神さまがいる。高校進学を控えた主人公ナギのもとにある日突然届いたのは、強力な神通力を持つ者たちが集う「神さま学校」の合格通知。
だが、学校きっての落ちこぼれ生徒になってしまった!超難関の国家資格「神さま」を目指して動き始める!
考察:『薬屋のひとりごと』を書いた作者が内容を考えているので、謎解きや恋愛要素が多く含まれている。謎解き要素としては、また主人公の能力が明言されていない点や、主人公の弟の行方が分からない点であり、これは物語が進んでいくごとに徐々に明かされることで、読者をひきつけていると思った。また今作は能力を使って戦略をたてることやアクション要素が軸になっている。これは前作では見られなかった新しい要素である。
5.『メダリスト』アニメ第1話から第13話 監督:山本靖貴 シリーズ構成・脚本:花田十輝
あらすじ:スケーターとして挫折した青年・明浦路司は、フィギュアスケートに憧れる結束いのりに出会う。フィギュアスケートの才能を開花させていく少女と、彼女を指導する明浦がタッグを組んで、ライバルと高めあいながらオリンピック金メダルを目指すW主人公物語。
考察:スケートの演技のシーンが所々3Dになっている。アスリートのモーションキャプチャや振り付けはオリンピック入賞経験もある鈴木明子氏が行い、CGCGスタジオが制作したので、リアルに近い動きだった。しかし踊るシーンのみ3Dにし、主人公が考えているシーンや回想シーンは普段の2Dなので、視聴者も違和感なく見ることが出来る効果があると考えた。
6.『絢爛たるグランドセーヌ』1~13巻Cuvie著、村山久美子 監修
あらすじ:主人公の有谷奏が近所のお姉さんのバレーの発表会に行くと、そこにはまるで本物の妖精のように踊る姿が!感動した奏がバレー教室に通い、プロバレリーナを目指していく青春スポーツ系の漫画であり本格クラッシックバレー漫画!
考察:本格クラッシックバレー漫画でありながら、説明文のように固くなく描かれている理由は、主人公の奏がバレーを分析しながらみる特性をもっていることと、奏の気持ちが説明にのせられているからだと考えた。また『ブルーロック』もサッカーの説明しながら説明口調になっていない特性として、主人公が分析する性格の持ち主であるからだと考えた。この点が共通していると、堅苦しくなく知らない人にも分かりやすく伝えることが出来ると考えた。
7.『いつか死ぬなら絵を売ってから』1〜3巻作者:ぱらり
あらすじ: ネカフェ暮らしの清掃員・一希の唯一の趣味は絵を描くこと。ある日、妙な青年に絵を買わせてほしいと頼まれ!? 窓越しの遭逢が、人生を描き変える!!
考察:絵画の売り買いの基礎を芸術はおろか、学校の授業もあまりまともに通えていない主人公に教える設定にしていることで、芸術のことについてわからない読者にも分かり易く伝えられていると考えた。また主人公だけでなく、他の立場の画家(美術大で教授をしながら画家活動をしている人)や売り手の視点に切り替えることで、芸術作品の売り買いの世界を多面的な視点で読者に伝えられていると考えた。
7.『夏目友人帳』32巻作者:緑川ゆき
あらすじ: 岩見家の蔵を調査することになった夏目と名取。そこには“見ると呪われる何か”が…?「このまま妖のいない世界へ行けるかもしれない」〈蔵は閉じられた〉の話。
家の中に異変を感じた夏目。ニャンコ先生と共にパトロール中、なぜか夏目が人形の姿に!?〈見知らぬ我が家〉の話。
考察:今作は払い屋をメインにして組まれた話だった。今までは妖怪と人間の絆か、主人公の夏目たかしか、祖母のレイコと過去に関わった人々(妖怪)との話が多かったが、人間同士の恨みやすれ違いにたまたま妖怪が絡んでいる話が中心だった。見えないもの(理解できないもの)とのすれ違いだけでなく、師弟というよく知った仲でもすれ違いはおきてしまうという、人間関係に必ず起こりえることを浮き彫りにした作品だと考えた。
8.『パンダコパンダ』監督:宮崎駿、清水達正、高畑勲
あらすじ: 小学生ながらしっかり者のミミ子は竹やぶの近くの家におばあちゃんとふたりで暮らしていた。ある日おばあちゃんが田舎の法事に行くため、ミミ子はしばらくの間ひとり暮らしすることに。大張り切りのミミ子が家に帰るとパンダのパンちゃんとパパンダ親子が現れて?竹やぶがお気に入りのパパンダはミミ子のパパ代わりとして居候を決め、ミミ子はパンちゃんのママになって楽しい新生活がスタート。だけど動物園の園長さんがパパンダたちを迎えにきて…。
考察:宮崎がジブリ以前に手掛けたアニメの特徴の一つに、コマ数が少ないと現実と照らし合わせた際に変に見える動きをわざとアニメに取り入れてアニメならではの表現に変えていると私は考えた。主人公のミミちゃんは、逆立ちをよくするがよく見てみると、上にあった手が一瞬で地面についているだけでなく、足もほぼ回転している状態をかかないで上に上がっている。またミミちゃんが逆立ちした後決まってパンダの親子や他のどうぶつも行っている。つまり嬉しさを表現するミミちゃんの動きは動物の間でも辻合うことが出来るというアニメならではの表現に変わっていると考えた。またコマ数が少ないことと、大きな効果音をつけて逆立ちしていることで、視聴者に動きを印象付けるとともに面白おかしさも演出しているのではないかと考えた。
9.『神様』作者:川上弘美
あらすじ:神様とくまをテーマにした短編集。最初の話である「神様」は、主人公の私がくまと一緒に散歩するうちに、くまと赤の他人ではなく、遠縁にあたることを知る話。
考察:短編集の『神様』では、くまや白いモフモフの梨の妖精など、人間と他の生き物と一緒に暮らすうちに起こる変化や関係性を描いていると考えた。例えば、主人公が梨の妖精と出会った後「ずれ」がなくなり体調が回復していく。またくまと私も動物と人間であるが、遠縁であることから人と人以外のものの関係性をえがいていると考えた。
10.『傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン』1~3巻作者:磯見仁月
あらすじ: 18世紀フランス革命前夜の頃、平民の出ながら、ヴェルサイユ宮殿で貴族以上の権勢を誇る仕立て屋がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
考察:『ベルサイユのばら』のようにフランス王政を描く漫画の多くは主人公が貴族や、マリー・アントワネットの親族や被害者であるが、作者が実際にいた仕立て屋を主人公にすることで当時のフランスを女性目線で、更に庶民の目線で描き、他の漫画とは一線を引いていると考えた。またマリー・アントワネットを描くのではなく、敵対した方から歴史を見れる点や、当時の仕立て屋はもちろん服飾や髪結いの職業についても、知らない人でもわかるように、主人公の職業を説明するような話から始まり、依頼主が変わることで段々と当時の社会情勢も分かり易く読者に伝えられている点もこの漫画の魅力だと考えた。
作者:マキヒロチ
あらすじ:様々な境遇にいるアラサー女子の悩みを持ちつつ、美味しい朝食を食べていくお話。アパレル会社で働く佐藤麻里子28歳が、7年交際していた彼氏とすれ違 いが起き始める。朝食の時間を大切にしてくれない彼氏と別れるかどうか、一方友人の典子は不倫で悩み、栞はママになったことでもう一度働くかどうか迷っており、里沙は男性関係で悩まされている。4人の悩みはどうなるのか・・・?
考察:結婚後・育児中のキャリア問題や、結婚するか否かなどの恋愛問題のように多くのアラサーの女性が悩む問題だけではなく、病気後の仕事への向き合い方や大人の恋愛、昔の夢と今の自分など、男女関係なく多くのアラサーが突き当たる問題も描いていることで、一人の人生を追っているようになていた。また時間を飛ばさずに、登場人物の視点を変えることや、時間の進み方が一か月単位で進んでいることで、登場人物が現実でも生きているような時間の流れになっていると考えた。
2.『真夜中のオカルト公務員』1〜17巻作者:たもつ葉子
あらすじ:ある日どこにでもいる公務員の一人である宮古新は、新宿区の「夜間地域交流課」に配属される。課では人ならざる者「アナザー」が関与するオカルト的事象の解決と共生を目的としている。しかし新は妖怪の声が聞こえる特別な体質だった。次々と消える少女、新のことを親しげに別名で呼ぶ妖怪たち、なぜ新に特別な能力があるのかに迫っていく。
考察:妖怪や精霊だけでなく、神様も全て含めて「アナザー」というくくりで和洋関係なく登場する作品は珍しいと思った。宮古新は「アナザー」の声が聞こえるので意思疎通できるが、新以外の課の職員や専門家は声が聞こえない為、「アナザー」に対する恐怖や対応のギャップがある。新は「アナザー」の声を聞いて行動の理由が分かるが職員は「アナザー」の行動や習性からしか判断が出来ないので、ギャップが生まれたのだと考えた。これは、言語や文化が異なる民族同士や人と動物、動物と他の動物同士の間にも起こっているギャップだと考えた。また本作で新の子孫の安倍晴明がコハクという「アナザー」を助けようとしたときに、コハクや周り、そして自分自身でも納得できる・させるものとして、友達だからと言っていた場面があった。ここから本作では友情とは相手を助けたいと思えるかどうかであり、人ではないものとの友情も成立すると書かれていると考えた。
3.『メダリスト』1〜3巻
作者:つるまいかだ
あらすじ:スケーターとして挫折した青年・明浦路司は、フィギュアスケートに憧れる結束いのりに出会う。フィギュアスケートの才能を開花させていく少女と、彼女を指導する明浦がタッグを組んで、ライバルと高めあいながらオリンピック金メダルを目指すW主人公物語。
考察:フィギュアスケート演技は何を表現しているのかや美しさ、技を跳ぶときの楽しさや難しさを、小学五年生のいのりや読者にも分かるように、比喩表現を使って描いている。またスケートの点数のつけ方も解説しており、選手やコーチがどのように演技や技を組み合わせているかなども詳しく、そして分かりやすく描かれている。またコーチ目線からのスポーツ漫画は少ないので、フィギュアスケートでのコーチの大切さやどのような人生を送りコーチになったのか、コーチの将来の夢や思いについて読める点がこの漫画の魅力だと思った。
4.『神様学校の落ちこぼれ』1〜3巻
作者:赤瓦もどむ 原作:日向夏
あらすじ:舞台は現代日本だがこの世界には神さまがいる。高校進学を控えた主人公ナギのもとにある日突然届いたのは、強力な神通力を持つ者たちが集う「神さま学校」の合格通知。
だが、学校きっての落ちこぼれ生徒になってしまった!超難関の国家資格「神さま」を目指して動き始める!
考察:『薬屋のひとりごと』を書いた作者が内容を考えているので、謎解きや恋愛要素が多く含まれている。謎解き要素としては、また主人公の能力が明言されていない点や、主人公の弟の行方が分からない点であり、これは物語が進んでいくごとに徐々に明かされることで、読者をひきつけていると思った。また今作は能力を使って戦略をたてることやアクション要素が軸になっている。これは前作では見られなかった新しい要素である。
5.『メダリスト』アニメ第1話から第13話 監督:山本靖貴 シリーズ構成・脚本:花田十輝
あらすじ:スケーターとして挫折した青年・明浦路司は、フィギュアスケートに憧れる結束いのりに出会う。フィギュアスケートの才能を開花させていく少女と、彼女を指導する明浦がタッグを組んで、ライバルと高めあいながらオリンピック金メダルを目指すW主人公物語。
考察:スケートの演技のシーンが所々3Dになっている。アスリートのモーションキャプチャや振り付けはオリンピック入賞経験もある鈴木明子氏が行い、CGCGスタジオが制作したので、リアルに近い動きだった。しかし踊るシーンのみ3Dにし、主人公が考えているシーンや回想シーンは普段の2Dなので、視聴者も違和感なく見ることが出来る効果があると考えた。
6.『絢爛たるグランドセーヌ』1~13巻Cuvie著、村山久美子 監修
あらすじ:主人公の有谷奏が近所のお姉さんのバレーの発表会に行くと、そこにはまるで本物の妖精のように踊る姿が!感動した奏がバレー教室に通い、プロバレリーナを目指していく青春スポーツ系の漫画であり本格クラッシックバレー漫画!
考察:本格クラッシックバレー漫画でありながら、説明文のように固くなく描かれている理由は、主人公の奏がバレーを分析しながらみる特性をもっていることと、奏の気持ちが説明にのせられているからだと考えた。また『ブルーロック』もサッカーの説明しながら説明口調になっていない特性として、主人公が分析する性格の持ち主であるからだと考えた。この点が共通していると、堅苦しくなく知らない人にも分かりやすく伝えることが出来ると考えた。
7.『いつか死ぬなら絵を売ってから』1〜3巻作者:ぱらり
あらすじ: ネカフェ暮らしの清掃員・一希の唯一の趣味は絵を描くこと。ある日、妙な青年に絵を買わせてほしいと頼まれ!? 窓越しの遭逢が、人生を描き変える!!
考察:絵画の売り買いの基礎を芸術はおろか、学校の授業もあまりまともに通えていない主人公に教える設定にしていることで、芸術のことについてわからない読者にも分かり易く伝えられていると考えた。また主人公だけでなく、他の立場の画家(美術大で教授をしながら画家活動をしている人)や売り手の視点に切り替えることで、芸術作品の売り買いの世界を多面的な視点で読者に伝えられていると考えた。
7.『夏目友人帳』32巻作者:緑川ゆき
あらすじ: 岩見家の蔵を調査することになった夏目と名取。そこには“見ると呪われる何か”が…?「このまま妖のいない世界へ行けるかもしれない」〈蔵は閉じられた〉の話。
家の中に異変を感じた夏目。ニャンコ先生と共にパトロール中、なぜか夏目が人形の姿に!?〈見知らぬ我が家〉の話。
考察:今作は払い屋をメインにして組まれた話だった。今までは妖怪と人間の絆か、主人公の夏目たかしか、祖母のレイコと過去に関わった人々(妖怪)との話が多かったが、人間同士の恨みやすれ違いにたまたま妖怪が絡んでいる話が中心だった。見えないもの(理解できないもの)とのすれ違いだけでなく、師弟というよく知った仲でもすれ違いはおきてしまうという、人間関係に必ず起こりえることを浮き彫りにした作品だと考えた。
8.『パンダコパンダ』監督:宮崎駿、清水達正、高畑勲
あらすじ: 小学生ながらしっかり者のミミ子は竹やぶの近くの家におばあちゃんとふたりで暮らしていた。ある日おばあちゃんが田舎の法事に行くため、ミミ子はしばらくの間ひとり暮らしすることに。大張り切りのミミ子が家に帰るとパンダのパンちゃんとパパンダ親子が現れて?竹やぶがお気に入りのパパンダはミミ子のパパ代わりとして居候を決め、ミミ子はパンちゃんのママになって楽しい新生活がスタート。だけど動物園の園長さんがパパンダたちを迎えにきて…。
考察:宮崎がジブリ以前に手掛けたアニメの特徴の一つに、コマ数が少ないと現実と照らし合わせた際に変に見える動きをわざとアニメに取り入れてアニメならではの表現に変えていると私は考えた。主人公のミミちゃんは、逆立ちをよくするがよく見てみると、上にあった手が一瞬で地面についているだけでなく、足もほぼ回転している状態をかかないで上に上がっている。またミミちゃんが逆立ちした後決まってパンダの親子や他のどうぶつも行っている。つまり嬉しさを表現するミミちゃんの動きは動物の間でも辻合うことが出来るというアニメならではの表現に変わっていると考えた。またコマ数が少ないことと、大きな効果音をつけて逆立ちしていることで、視聴者に動きを印象付けるとともに面白おかしさも演出しているのではないかと考えた。
9.『神様』作者:川上弘美
あらすじ:神様とくまをテーマにした短編集。最初の話である「神様」は、主人公の私がくまと一緒に散歩するうちに、くまと赤の他人ではなく、遠縁にあたることを知る話。
考察:短編集の『神様』では、くまや白いモフモフの梨の妖精など、人間と他の生き物と一緒に暮らすうちに起こる変化や関係性を描いていると考えた。例えば、主人公が梨の妖精と出会った後「ずれ」がなくなり体調が回復していく。またくまと私も動物と人間であるが、遠縁であることから人と人以外のものの関係性をえがいていると考えた。
10.『傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン』1~3巻作者:磯見仁月
あらすじ: 18世紀フランス革命前夜の頃、平民の出ながら、ヴェルサイユ宮殿で貴族以上の権勢を誇る仕立て屋がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
考察:『ベルサイユのばら』のようにフランス王政を描く漫画の多くは主人公が貴族や、マリー・アントワネットの親族や被害者であるが、作者が実際にいた仕立て屋を主人公にすることで当時のフランスを女性目線で、更に庶民の目線で描き、他の漫画とは一線を引いていると考えた。またマリー・アントワネットを描くのではなく、敵対した方から歴史を見れる点や、当時の仕立て屋はもちろん服飾や髪結いの職業についても、知らない人でもわかるように、主人公の職業を説明するような話から始まり、依頼主が変わることで段々と当時の社会情勢も分かり易く読者に伝えられている点もこの漫画の魅力だと考えた。
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