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2年 河原拓未 RES
1『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(映画、2014)
【あらすじ】
幼くして地球から誘拐され、宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターとなったピーター・クイル。彼がハイテク武器と一緒に肌身離さず持っているのは、亡き母の形見の70年代ヒット曲入りウォークマン。そんな彼がある日、巨万の富を夢見てパワーストーン<オーブ>を盗み出す。だが、銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブを狙う悪党たちから追われる羽目になってしまう。そして、それをきっかけに、賞金稼ぎのアライグマのロケットとその相棒の樹木型ヒューマノイドのグルート、妻子の復讐を誓う狂暴な男ドラックス、そして美しく危険な暗殺者ガモーラたちと出会う。
【考察】
本作はインフィニティストーン、サノスといったアベンジャーズシリーズの世界に重要な要素を踏まえつつ、独特の色を持った作品である。技術的な面では、アバンタイトル以外は全編cgで作られている点があげられる。やはり特筆すべきは、クイルの持つウォークマンから流れる音楽を劇中歌として用いていることだろう。これによってクイルの軽い性格や、音楽に対する思い、ドライブミュージックであることでムードの変化を同時に演出している。音楽を重視した作品だからか、編集もリズム、テンポを重視している印象を受けた。例えば、クイルが盗みに入った廃墟で「Come and Get your Love」のボーカルの入りに合わせてタイトルが大きく出るシーンには鳥肌が立った。また、監獄に捕まったシーンでは黒澤明の音と映像の対位法のような使われ方もしていて面白かった。

2『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(映画、2017)
【あらすじ】
たまたま出会ったノリで結成された銀河一の“落ちこぼれ”チーム<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受けることに。 間一髪、彼らを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?
【考察】
前作に続いて軽快なシーンもありつつ、今作ではよりキャラクターの中身を描くことを重視していた。前作のラストでインフィニティストーンに焼かれずに済んだ真相であるクイルの血、生まれてから一度も会ったことのない父親に、母を亡くしたクイルは家族の希望を見る。本作のキーパーソンは、幼いころかクイルを育てて来たラヴェジャーズのヨンドゥである。仲間割れによって一時ロケットと行動を共にすることで、ロケットの内面的成長が描かれた。クイルとは「育ての親」のように感じていたため、実父であるエゴの本心との対比が面白かった。ラストシーンの楽曲『Father And Son』は泣くこと間違いなし。

3『アナと雪の女王』(映画、2013)
【あらすじ】
凍った世界を救うのは—真実の愛。ふたりの心はひとつだった。姉エルサが“秘密の力”に目覚めるまでは…。王家の姉妹、エルサとアナ。触れたものすべてを凍らせてしまう“禁断の力”を隠し続けてきた姉エルサは、その力を制御できずに王国を冬にしてしまう。雪や氷から大切な姉と王国を取り戻すために、妹アナは山男のクリストフとスヴェン、“心温かい雪だるま”のオラフと共に、エルサの後を追って雪山へ向かう。アナの思いは凍った心をとかし、凍った世界を救うことができるのか? そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは…?
【考察】
ディズニープリンセスに名を連ねる本作品はこれまでのプリンセス観とは異なった構造であると同時にミュージカル・アニメーション作品としての表現方法を取り入れることで作品としてのまとまりが生まれている。従来のプリンセス観と最も異なることは、プリンセスが二人登場することだろう。「美女と野獣」のような従来のプリンセス対ヴィランという構図ではなく、「生まれて初めて」(For the First Time in Forever)のようなエルサの戴冠式のために門が開けられ、大勢の人々に会うことへのエルサの否定的反応とアナ肯定的な反応が見られるナンバーや恋愛観に見られるようなプリンセス同士の対立が描かれている。

4『アナと雪の女王2』(映画、2019)
【あらすじ】
かつて、真実の愛によって姉妹の絆を取り戻したエルサとアナ。3年の歳月が過ぎ、アレンデール王国の女王となったエルサは、アナ、クリストフ、そしてオラフと共に幸せな日々を過ごしていた。だが、エルサにしか聞こえない不思議な“歌声”に導かれ、姉妹はクリストフとオラフを伴い、アレンデール王国を離れて未知なる世界へ。それは、エルサの“魔法の力”の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりだった…。
【考察】
ディズニープリンセス的、ジェンダー観的に特異であった前作に続き、時代に合わせた作品作りが重視されていると感じた。アナとエルサの母親の秘密に迫る中で、精霊たちの対処に苦闘するアナはクリストフに頼ることなく自身の気力によって解決法を見つけ出した。一方クリストフは、物語序盤から終盤までアナを追いかける側の演出がされる。従来のプリンセスとは違う自立した女性を描いたことで独特の物語を獲得できたのではないだろうか。

5『無職転生Ⅱ』(アニメ)(2023)
【あらすじ】
34歳・無職・引きこもりの男は、ある日家族から家を追い出された際に交通事故に遭い死亡…と思った瞬間、剣と魔法の異世界でルーデウスとして転生。前世での経験と後悔を糧に、今度こそ本気で生きていこうと誓う。ある日転移事件により魔大陸に飛ばされ、故郷に戻るため過酷な旅を続けたルーデウス。故郷に辿り着くもエリスとの別れでまた独りとなり絶望するが、行方不明の母・ゼニスを探すために再び歩み始める。
【考察】
タイトルにもある通りいわゆる転生ものである本作は、その他の転生ものと比較して「転生」という物語を鮮明に描いている作品である。「転生」は「転移」と違い、その世界での生みの親が存在する。主人公ルーデウスは前世での家族関係をやり直そうと決意するが、どこか俯瞰した態度をとっていた。母親を救出するための戦いで父・パウロに窮地を救われることで「自分がパウロの子供じゃないと思っていたのに、パウロは俺の父親だったのだ」と気づく。転生者ならではの感覚とその世界で暮らす人々も人間であるという気づきがこのセリフだけで表現されていて「転生」の良さを引き出していると考えた。

6『インサイド・ヘッド』(映画)(2015)
【あらすじ】
普段は少女の頭の中の司令室で、彼女の幸せのために尽くすヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミという5人の感情たち。ところが引っ越しで環境が変わり、少女の気持ちが不安定になってしまう。彼女の頭の外へ吸い出されてしまったヨロコビとカナシミは、司令室に戻ろうと必死に少女の後を追いかける。
【考察】
脳内の感情、記憶をキャラクター化するというディズニーらしさが光る作品である。悲しさを共有することができるカナシミとの対比構造として、困難にぶつかっても終始楽観的なヨロコビは自己(ライリー)中心的で共感力に欠けたキャラクターとして描くことで、カナシミの必要性を観客に理解しやすくしていると感じた。

7『負けヒロインが多すぎる!』(アニメ、2024)
【あらすじ】
自称「背景キャラ」の温水和彦は、ある日偶然クラスの人気女子・八奈見杏菜が同級生で幼馴染の男子生徒に振られている現場を目撃してしまう。それ以降、和彦は杏菜を含めた複数の負けヒロインたちと関わっていくこととなる。
【考察】
主人公の周りに女の子がたくさんいるというラブコメ、ラノベの基本は同じだが、ヒロイン達が一度失恋しているのが斬新だった。アニメーションの観点からも特異なことに、一つ目のエンディングではサザエさん以来10年ぶりのセルアニメーションを使っている。A-1pictureのアニメーション技術に対するリスペクトや継承の意思を感じた。
8『不滅のあなたへ』(漫画)
【あらすじ】何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。
情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられるその球体は死さえも超越する。
ある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。
【考察】
意識のない球であった「フシ」がはじめは自分を手に入れるため、その次は他人を守るために能力を使っていくがすべては観測者の役目を継ぐためにやらされていたという目的のすり替えが上手いと感じた。また、人間ではないフシ(不死)の目線から世界を見せることで人間とは何か、生きるとは何かを考えさせる効果があるのではないか。
9『機動戦士ガンダムユニコーンRE:0096』 (アニメ、2016)
【あらすじ】
『シャアの反乱』から3年、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。工業スペースコロニー〈インダストリアル7〉に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。彼女は、ビスト財団とネオ・ジオン残党軍『袖付き』による『ラプラスの箱』の取引を止めようと、単身行動を起こしたのだ。彼女に対し、協力するバナージ。だが、同じく取引を妨害するため乗り込んだ地球連邦軍と『袖付き』との戦闘により、コロニーは戦場と化してしまう。オードリーを探して戦火を走り抜けるバナージは、『ラプラスの箱』の鍵となる純白のモビルスーツ、ユニコーンガンダムとの運命的な出会いを果たす。
【考察】
「ニュータイプ」という特別な感応波を感じ取ることができる人々を中心にキャラクターの内面を鮮明に描出している作品。バナージとリディとの衝突がマリーダ・クルスという女性との感応によって解消することで「ニュータイプ」の希望を表していると感じた。

10『86』(アニメ、2021)
【あらすじ】
星歴2148年。サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国が投入した完全自律型無人兵器「レギオン」の侵攻に対し、少数派民族は共和国85行政区の外へ追いやられた人型の家畜、「エイティシックス」と蔑まれながら絶死の戦場を戦い続けていた。そんな中、白系種でありながら軍内で差別政策撤廃の活動を行う士官ヴラディレーナ・ミリーゼは、管制担当者に多数の退役者や自殺者を出し「死神」と呼ばれるエイティシックスが居る部隊の管制を任され、自国が目を背け続けていたレギオンの真実を知る事になる。
【考察】
迫害、差別を主題にした作品は多いが、86を人ではなく無人兵器と同列と考え存在を透明化していることや、共和国を離れても別の迫害が待ち受けていることが創作の中でも真に迫るものがあると感じた。
11『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(映画、2011)
【あらすじ】
彼を突き動かすのは、人々を救いたい、という信念。第2次世界大戦の最中、兵士として不適格とされた貧弱な青年、スティーブ・ロジャースは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」に身を捧げ、<キャプテン・アメリカ>として生まれ変わる。身体能力を極限にまで高めた強靭な肉体を手にし、同時に正義感に溢れる彼の魂も、極限まで高められる。戦う敵は世界征服を目論むレッド・スカル率いる悪の組織ヒドラ。捕らえられた仲間を救うため、彼は敵地に向かっていく…。
【考察】
キャプテン・アメリカをドーピングと同列に語る人がいたが、血清の真の効果は心にあるというメッセージを見逃していると思う。スティーブからはひたむきに一途な心が学べるだろう。
12『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(映画、2014)
【あらすじ】
アベンジャーズ抹殺計画、始動。アベンジャーズの戦いから2年。アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が立ちはだかる…。誰が味方なのか、そして真の敵は誰なのか?正義をかけた究極の戦いが幕を開ける。
【考察】
前作の王道ヒーロー作品の躍進とは変わり、正義への思いや後悔を抱えるスティーブの内面を描いている。前作で戦いを共にしたバッキーと思しき敵と戦うことをためらうスティーブから、正義とは何かを考えさせられる作品になっている。
13『アイアンマン』(映画、2008)
【あらすじ】
アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする・・・。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。
【考察】
MCUシリーズの始まりの作品である本作の功績は計り知れない。ほかのマーベルヒーローと比較すると彼はスーツがなければただの一般人であるが、自身で作り上げたスーツによってヒーローに成ることがスタークのプライドや意味なのではないだろうか。
14『アイアンマン2』(映画、2010)
【あらすじ】
ヒーローになった男、トニー・スターク。次なる試練。自らアイアンマンであることを告白した大企業スターク・インダストリーのCEO、トニー・スターク。そんな彼に新たな危機が迫っていた。まず、米国政府がパワードスーツの没収を命令。そして、彼に恨みを抱く謎の男“ウィップラッシュ”が一撃で車を真っ二つにする電流ムチを携えて現れ、ライバルの武器商人ハマーも独自のパワードスーツを開発する。そんな中、胸に埋め込んだエネルギー源“リアクター”の影響でトニーの体は蝕まれていき…。
【考察】
スーツによって慢心するスタークは外的や自らのリアクターにも追い込まれることになる。本作は、科学技術の危険性と進歩の可能性を見せ、技術を正しく使うことの難しさ、重要性を観客に伝えていると感じた。
15『アイアンマン3』(映画、2013)
【あらすじ】
『アベンジャーズ』の戦いから1年…トニー・スタークは見えざる敵の脅威におびえ、一心不乱に新型パワードスーツの開発をしていた。心身ともに追いつめられたトニーはある日、世界転覆を企む謎の男マンダリンから攻撃を受け、全てを奪われてしまうが…。アイアンマン“最後”にして“最大”の戦いが始まる――。
【考察】
パワードスーツや素晴らしい頭脳があっても、一人の人間であるスタークの精神的な苦悩を描く本作では、秘書ペッパーとの関係などアイアンマンとしてではなくトニー・スタークの成長を描いていると感じた。シリーズの最終作でいったんゼロの状態に戻すことによって内面の成長がより感じられる構成になっていて上手いなと思った。
16『マイティ・ソー』(映画、)
【あらすじ】
神の国<アスガルド>で無敵の強さを誇る戦士ソー。だがあまりの傲慢さゆえに神々の王である父の怒りに触れ、最強の武器“ムジョルニア”と全ての力を奪われて人間界へ追放されてしまう。地球に落ちたソーは、天文学者のジェーンら人々に出会い人間の弱さや痛みに触れ、徐々に真の強さを学んでゆく。
【考察】
本作は強さゆえの慢心から試練を課されたソーの、王にふさわしい好青年への成長を描くと同時に、敵種族であるのにも関わらず兄ソーとともに育てられたロキの葛藤を描いている点にほかのMCU映画とは異なる人間味や魅力が生まれていると感じた。
17『マイティ・ソー ダークワールド』(映画、2013)
【あらすじ】
『アベンジャーズ』の戦いから1年 ― 全宇宙をも征服する“闇の力”から地球を救うため、アベンジャーズ最強の男ソーは、宿敵ロキとともに立ち上がる。はたしてロキは敵か味方か?
【考察】
アベンジャーズのインフィニティストーンとつながる設定を出しつつ、うまくソーの物語としてまとめているという印象。前作よりもロキの内面を描く割合が多くなっていた。母フリッガの死を知り牢の中で暴れまわったロキが、ソーには幻影を見せて取り繕うなど、純粋な悪ではないことが度々示されていた。男女や仲間の絆ではなく家族の愛と理解が、ソーを真の英雄へと導く重要な要素であることが強調されている。
18『冴えない彼女の育てかた』(アニメ、)
【あらすじ】
オタク高校生の「安芸倫也」は桜舞い散る坂道で、ある少女と運命的な出会いをする。インスピレーションを受けた倫也は、その少女をメインヒロインにしたギャルゲーの制作を思いつき、同学年の美術部エース「澤村・スペンサー・英梨々」と学年一位の優等生の先輩「霞ヶ丘詩羽」をスタッフに迎えようと邁進する。そんなある時、倫也は運命的な出会いをした少女が、特に目立たない普通のクラスメイトの女子「加藤恵」だったことを知り、愕然とする。倫也は加藤恵をゲーム中で絶対的なヒロインにしようと決意するのだが…。
【考察】
ラブコメアニメの入門編といってもいいほどスタンダードな作品である。ツンデレ幼馴染、文学系先輩、妹系後輩など「テンプレ」キャラがたくさん登場する。しかし一人ひとりのキャラが埋まることはなく軽快なセリフで見やすいため初心者にお勧めできる作品である。
19『SSSS.GRIDMAN』(アニメ、2018)
【あらすじ】
ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
【考察】
1993年から放送された「電光超人グリッドマン」をアニメ化するプロジェクトから始まる本作のメインテーマは「救い」だろう。怪獣を使って世界を支配せざるをえない少女アカネ、人間と怪獣の間で揺れるアンチなど、敵キャラであっても救済があることで一種のヒーローものとしてだれでも見やすくなっている。
20『SSSS.DYNAZENON』(アニメ、2021)
【あらすじ】
フジヨキ台高校一年生の麻中蓬はある日の帰り道、『怪獣使い』を名乗る謎の男ガウマと出会う。突如現れる怪獣と巨大ロボット ダイナゼノン。その場に居合わせた南夢芽・山中暦・飛鳥川ちせと共に怪獣との戦いに巻き込まれていく。
【考察】
21『グリッドマン・ユニバース』(アニメ、2023)
【あらすじ】
2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。 そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。「この世界のバランスが崩れようとしている」やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。
【考察】
原作「電光超人グリッドマン」の聖地が地元にあるため、見慣れた景色が作中に登場したり、ロケハンで通ったことのある道が出てきたりして親近感があった。全体としてSSSSシリーズを見ていたファン向けの作品となっていた。原作の主人公が登場するなど39の小ネタが仕込んでいるリスペクトぶりも熱量を感じる。
22『天元突破グレンラガン』(アニメ、2007)
【あらすじ】
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。彼は、村の上には「地上」があることを信じ、グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
【考察】
荒々しい作画と迫力のある演出でロボットアニメとして満点の作品である。もちろんそれだけではなく、地下で穴を掘るだけだったシモンが、カミナに連れられて外を知ることでの成長や、ひたむきに努力するシモンのカッコよさを学ぶことができる。
23『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(アニメ、2018)
【あらすじ】
高いエネルギー効率をもつ「マグマ燃料」の採掘によって地殻変動や環境破壊が進んだ世界。荒廃した地上で生き抜くため、人類は巨大移動要塞都市を建造し、その中で生活していたが、謎の巨大生物叫竜(きょりゅう)が出現し、平和を脅かしていた。これに対抗するため、天才科学者集団「APE」はフランクスという男女二人乗りの巨大兵器を開発。そのパイロットであるパラサイトとするためだけに、名前ももたないコドモ達を育成していた。
【考察】
コドモたちはオトナが不必要と捨てた生殖本能や、雌雄が存在する。それによって自分たちだけで子供を作ることはいけないことなのかといった葛藤を抱えることになる。一方叫竜の血を引く少女ゼロツーはダーリンというある少年とともにいるために、人間になろうともがく。少年少女特有の悩みをうまく表現した作品である。
24『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(漫画)
【あらすじ】
100人の女性に告白しては振られてきた愛城恋太郎。中学卒業の日に彼は神社の神様からお互いが好きで好きでたまらなくなる“運命の人”が100人いると告げられる。高校生になった恋太郎は早速2人の“運命の人”と出会い、その2人から告白される。一転して嬉しくも悩ましい立場に置かれた恋太郎だが、「“運命の人”と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになることができなければ色々不幸な目に会ったあとに死ぬ」運命を辿ることを知る。
【考察】
いわゆるハーレムもののラブコメでは最終的に一人に決めることが多いと思うが、この作品では100人100色の恋愛が見られる。キャラクターは現在30人に達するが一人として冷遇されるキャラはいない。各話に必ず一コマにすし詰め状態で全彼女が登場するほどである。今までキャラかぶりもないため作画、原作の先生方の能力の高さを感じる。
25『2.5次元の誘惑』(漫画、)
【あらすじ】
ある高校の、たった一人しか部員がいない漫画研究(漫研)部部長・奥村正宗のもとに、新入生の天乃リリサが入部する。共に漫画のキャラクター「リリエル」が好きな二人は意気投合し、リリサの趣味であるコスプレ撮影を始める。そこに、奥村の幼馴染で現役人気モデルの橘美花莉が現れ、リリサと二人で併せ撮影を行う。
【考察】
コスプレイヤーのリアリティの高さから取材の量を推し量ることができるほど、イベント、コスプレに対する理解度が高い。この作品の見どころは、骨格などから考え抜かれた女の子のデザインと「熱血青春コスプレ漫画」ともいわれるほどに熱い展開のストーリーである。王道ジャンプ作品(ワンピースなど)顔負けの熱い展開が続く演出の上手さに着目してほしい。
26『レディ・プレイヤー・ワン』(映画、)
【あらすじ】
2045年。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により世界は荒廃していた。そのためスラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人類の多くは、「オアシス」というVR世界に現実逃避して入り浸っていた。現在オアシス内では、創始者であるジェームズ・ハリデー亡き後公表された彼の遺言により、ゲーム内に隠された3つの鍵を手に入れた勝者にはオアシスの所有権と5000億ドル(日本円で約56兆円[5])相当のハリデーの遺産が授与される「アノラック・ゲーム」が開催されていた。
【考察】
全ゲームプレイヤーが夢見るような世界によって観る人すべてを魅了する作品である。ソードアートオンラインのようなフルダイブ技術ではなくVR 機器とコントローラ替わりの全身スーツというより現実味のある設定によって没入感も損なわれずに演出がなされている。
27『トランスフォーマー』(映画、2007)
【あらすじ】
未知の惑星から、あらゆる機械に変形できる金属生命体が地球に侵入。ジェット機や車、デジカメ、携帯電話などに姿を変え潜伏した彼らは、やがてロボット状の体型にトランスフォーム(変身)し、人類への攻撃を開始する。
【考察】
MCUの始まりであるアイアンマンのCG制作に影響を与えたと言われている本作品は、日本のロボット玩具をもとにしたハリウッドの作品である。実写ならではのスーパーカーのカッコよさ、爆発を多用する派手な演出で何度見ても楽しめる作品である。当時のコンピューターからすると異常な作業を強いているため、たびたびクラッシュするなどのトラブルがあったという製作の声が聞こえるほどCGのクオリティが高い。
28『ダンジョン飯』(アニメ、2024)
【あらすじ】
ダンジョン飯。 それは、"食う"か"食われる"か――― ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。「食糧は、迷宮内で自給自足する!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
【考察】
一度全滅した状態からダンジョン攻略が始まる王道展開だが、モンスターを食料として考えるという発想はなかったため新鮮であった。タイトル通り各回必ずモンスターを食べるが、その時のライオス、センシ以外の仲間の反応が面白い。ただ食べるだけでなくしっかり攻略も進めるのでダンジョンものとしても楽しめるだろう。
29『Charlotte』(アニメ、2015)
【あらすじ】
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。そんな彼の目の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。それは麻枝 准が描く青春を駆け巡る能力者たちの物語―――。TVアニメ『Angel Beats!』放送開始から5年。麻枝 准が原作・脚本を手掛ける、完全新作オリジナルアニメーションが遂に始動。
【考察】
思春期の子供にのみ発言する能力といういかにも中二病的設定からは考えられないほど感動的なストーリーになっている。はじめはカンニングや覗きに能力を使っていた有宇が、ほかの能力者を救うためにぼろぼろになって世界中を旅するまでに成長する過程が面白い。
30『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』(ゲーム、2023)
【概要】
本作は前作のエンディングからしばらく経った後のハイラル王国が舞台であり、前作からフィールドやキャラクターなど多くを継承している。その一方、操作キャラクターであるリンクの使える能力は一新され、フィールドにも空島や洞窟などが追加されるなど、前作から変化した点や追加された点も多くある。また本作は「手と手」が大きなテーマとなっており、リンクの使う能力はすべて手から発せられ、ストーリーでも重要な役割を果たしている。
【考察】
まず驚いたのが、空、地上、地下の世界がロードを経ずにシームレスにつながっていることである。あれだけ広大なフィールドをどうやって表示しているのか疑問に思った。そして一番驚いた点が、ストーリーの導線がしっかりしているのでどの方向に行っても何から達成しても辻褄が合うようにセリフなどが用意されていることである。このように、ゼルダシリーズのシナリオのすばらしさと合わせて、ゲームシステム面からも優れたゲーム体験を提供しようという気概が感じられる。
2024/09/24(火) 04:40 No.2063 EDIT DEL
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