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3年 中村 果凜
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3年 中村 果凜
1.『僕のヒーローアカデミア』(アニメ)
舞台は、総人口の8割がなんらかの個性とよばれる超能力を持つ世界。そんな世界に個性を持たずに生まれてきた主人公、緑谷出久がヒーローになることを目指す物語。
個性を持たず生まれてきたものの、ヒーローになることを諦められない主人公の葛藤や信念、受け継いだ個性をものにするための厳しい訓練、敵であるヴィランとの激しい戦闘や仲間たちの絆が、主人公の成長する様子と共に描かれている。ジャンプ作品の三大原則である友情・努力・勝利がまっすぐにテーマとされている作品である。特に、登場人物の葛藤と成長が細やかに描かれているところが、読者の感動をよび、多くの支持を得ているのではないかと考えた。
2.『ワールドトリガー』(アニメ)
28万人が住む三門市に、ある日異世界への門(ゲート)が現れる。それは、「近界民(ネイバー)」とよばれる侵略者によるものであった。怪物が侵攻を開始し市民が恐怖するなかで、「ボーダー」を名乗る謎の防衛機関が近界民に立ち向かう。ボーダーに所属する主人公の三雲修は、空閑遊真という転校生と出会う。空閑は、自身が近界民であることを明かす。地球と近界民の戦い、登場人物の様々な目的の交錯が描かれるSFアクション作品である。
登場人物、作品内で使われる特殊な用語の多さが特徴である作品のため、これらを記憶して理解する必要がある。
主人公は戦闘力が低いものの、頭の回転や閃きに優れ、格上と頭脳戦を繰り広げる姿や、武器や技の豊富にあるなかで行われる激しい戦闘が魅力である。また、作中において「緊急脱出(ベイルアウト)」というシステムが用いられており、登場人物が死ぬことなく勝敗が分けられる点や、その他SFシステムにより、身体が傷つくことがあっても血が描かれないという点も特徴であり、魅力であると考える。
3.『休日のわるものさん』(アニメ)
地球侵略のためにやってきた悪の組織で「将軍」と呼ばれ、地球防衛組織「レンジャー」と日々死闘を繰り広げている「わるものさん」は、休日は仕事を忘れ、完全にオフモードで過ごすことを信条としている。そんな「わるものさん」が戦わない休日を描いた作品。
主人公が悪役側であるだけでなく、パンダが好きだったり戦いは仕事と割り切っており、休日は先頭を回避したりとわるものらしからぬ特徴を持っている点が魅力である。
また、作品を通して優しさや温かさを感じられ、コメディ要素もあり、大きな起承転結はないものの、落ち着いてみることができる作品だった。
4.『マッシュル‐MASHLE-』(アニメ)
舞台は、魔法が使えることが当然の世界。魔法を使えない主人公、マッシュ・バーンデッドは、鍛え抜いた筋肉で、魔法学校に入学し、優秀生徒の称号である「神覚者」を獲得することを目指すアブノーマルファンタジー。
魔法界が舞台でありながら、魔法を一切使わず、非現実的な筋肉の力で全てを解決していく主人公の姿が非常にシュールに描かれている。また、戦闘シーンとギャグの温度差が激しい。
題名や設定に他の作品のオマージュが取り込まれているも特徴のひとつである。
5.『俺だけレベルアップな件』(アニメ)
異次元と現世界を結ぶ通路「ゲート」が突如発生してから十数年、世界には「ハンター」と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。
ハンターはゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、そんな強者揃いのハンター達の中で、主人公である水篠 旬は人類最弱兵器と呼ばれ、低ランクハンターとして生活していた。ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇する。瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになる。
主人公がレベルアップしていくにつれて、筋肉がついたり顔が精悍になったりと、レベルやステータスだけでなく、見た目の変化もある。また、主人公が、仲間には情を持つ一方で裏切り者や敵と見なした者には容赦ない姿勢を見せるという姿のギャップも魅力であると考える。
6.『リコリス・リコイル』(アニメ)
犯罪を未然に防ぎ、人知れず平穏な日々をもたらす秘密組織「DA」。孤児を養成して殺人技術を身に付けさせた少女暗殺者「リコリス」を数多く擁し、普段は女子高生に偽装した姿で市中に潜伏させ、有事の際に任務を与えて犯罪者を暗殺することで日本の治安を守っていた。その支部である和カフェ喫茶リコリコの店員で、その秘密組織のエージェントであるリコリスとしての顔を持つ二人の少女、錦木千束と井ノ上たきなが様々な事件に立ち向かう姿を描く。
楽天家で平和主義な千束と、クールで効率主義のたきなという対称的な性格を持つ2人がコンビを組む。話が進むにつれて絆が深まっていく様子が伝わる。また、銃を使ったり、高い身体能力で動いたりする人物達が描かれるアクションシーンが見どころである。
7.『薬屋のひとりごと』(アニメ)
舞台は中華風の帝国。医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫は、薬草採取に出かけた森で人攫いにあって後宮に下女として売られてしまう。年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりだったが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることとなる。
主に事件は後宮で起こり、様々な陰謀が絡まる謎が次々に登場する一方で、壬氏とのラブコメも組合わさるストーリー展開である。事件は1〜2話で完結するものが続くため、シリーズものではあるが、非常に見やすい。また、後宮や花街、薬学の知識など様々なものが登場するが、特に難しすぎず、解決もスムーズであるため、理解しやすい。
8.『魔法使いの嫁』(アニメ)
生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきた羽鳥智世は、自暴自棄となり、命を絶つ寸前に出会った謎の男に導かれイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」となる。その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに落札される。今までの人生に悲観的なチセに対して、エリアスはチセが魔法使いとして大きな素質を持っていることを明かし、自身の弟子そして嫁にするつもりであることを告げる。イングランドでの生活のなかで、チセは自身と同様に不幸な境遇の者たちと出会い、彼らの心を救う中で自身の過去とも向き合うようになる。
最初はこの世の全てに絶望していたチセが、魔法使いになるための修行を通して出会った人々を通して、生きたいと感じ、前を向く姿や、異種族であるエリアスと不器用にゆっくりと愛を育む様子が、幻想的な世界観と共に描かれる。「呪い」や「死」をはじめ、妬みや悲しみといったダークな要素が作中に多く登場するものの、その分情景・心理描写が繊細なため、見る人を引き込む。
9.『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(アニメ映画)
昭和31年、哭倉村は日本の政財界を裏で操る龍賀一族によって支配されていた。野心と密命を背負う水木は、龍賀家当主であった時貞の弔問を建前に、また鬼太郎の父は行方不明の妻を探すためにそれぞれ村を訪れる。一方、龍賀一族では、時貞の跡継ぎを巡り醜い争いが繰り広げられていた。目玉おやじと水木の出会いを描いた、水木しげる生誕100周年記念作品である。
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する目玉おやじが、かつて人間であった時の姿で活躍する。また、鬼太郎の母親の姿や、鬼太郎がどのようにして誕生したのか、また、下駄やちゃんちゃんこ、ねずみ男等、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みのキャラクターやものも出てくるため、本編を知っていると更に面白く感じる。アクションシーンに非常に迫力があったり、作中の非道な行為は非常に不快に思わせるまでの人間の欲望が描かれたりと、見る人の心を動かす描写が見どころである。
10.『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』(アニメ映画)
烏野高校バレー部に所属する日向翔陽は、東京の音駒高校との合同合宿でライバルとなる孤爪研磨に出会う。超攻撃的なプレースタイルの烏野高校に対し、“繋ぐ”をモットーにした超守備的なプレースタイルの音駒高校。 春高3回戦でついに因縁のライバル校である音駒高校と対戦することに。幾度練習試合を重ねても公式の場で戦うことがなかった、烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”が幕を開ける。
試合終了間際、研磨の視点で試合が進んでいく。そのシーンでは、スコアが描かれず、ただボールを視線で追い、息づかいだけが聞こえる。それにより、勝ち負けよりも試合が終わらないでほしいという気持ちが強く伝わる。あえて音楽やセリフを使わずに表現しているところに、こだわりを感じる。両校の因縁や友情、ライバル意識等が交錯する一進一退の試合展開は見ている人に会場にいるかのような、一緒にプレイしているかのような臨場感を味わわせる。
11.『Dr. STONE』(アニメ)
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して約3700年後、超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。文明が滅んだ石の世界(ストーンワールド)を前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意する。時を同じくしてよみがえった、体力自慢の幼馴染・大木大樹はじめ、仲間たちとゼロから文明を作り出していく。
千空の科学の知識により、石鹸やラーメン、携帯電話など様々なものが完成されていく。石器時代から現代への科学の発達の流れが、科学知識と共におもしろおかしく描かれる。ストーリーは、バトルや恋愛要素も含まれ、また、科学に興味を持たせる作品である。
12.『山田くんとLv999の恋をする』(アニメ)
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまった女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだった。ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、そっけなく返されてしまう。だが、キレイになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再び同じ言葉を耳にする。
そっけない態度を取るものの、随所に優しさを感じさせる「山田」と、喜怒哀楽がはっきりしている優しい茜の仲が徐々に深まっていく様子が描かれる。架空のゲームの設定と実際の人物のギャップや、恋愛ものの王道である三角関係等ゲームとラブコメの面白さが混じった作品である。
13.『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』(アニメ)
主人公の竈門炭治郎と鬼殺隊の柱である宇髄の活躍により、百年ぶりに上弦の鬼が倒された。その事実は鬼殺隊のみならず、鬼舞辻無惨の元に呼び出された上弦の鬼たちにも波紋を呼んでいた。一方、蝶屋敷で療養生活を送る炭治郎だったが、刃毀れが原因で刀鍛冶である鋼鐵塚を怒らせてしまったことを知り、直接会って話すため刀鍛冶たちの暮らす里へ向かうことになる。また、無惨は、刀鍛冶の里の本拠地を掴んだ上弦の鬼二体にそこへ向かうように命令する。
戦闘用絡繰人形との戦いや上弦の鬼との対峙等、戦闘シーンによる炭治郎の成長の様子が感じられる。また、登場するキャラクターも多く、様々な技が披露された。また、炭治郎の妹であり、鬼化している禰󠄀豆子が日の光を克服するシーンという、作品の根幹に関わる描写もあり、終始視聴者の気持ちを高ぶらせる内容となっている。また、可哀想な過去を持つ鬼が多く登場する作品だが、今回登場する鬼2体はあまり救いようがないという部分もこのシリーズの面白さのひとつであると考える。
14.『地獄楽』(アニメ)
時は江戸時代末期。抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍「画眉丸」は、
極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられる。画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人「山田浅衛門佐切」とともに仙薬があるという島へ向かうことになる。島に上陸した画眉丸と佐切に、同じく仙薬を求める死罪人たち、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たちが立ち塞がる。
死刑囚と打ち首執行人の関係性が、それぞれ掘り下げてあり、キャラクターに愛着を持つきっかけのひとつとなる。また、キャラクターそれぞれに信念や目標があり、そこも魅力である。次々と登場人物が亡くなっていくため、島の状況の深刻さがどんどん酷くなっているなかで一期が終了しており、続きが気になる展開である。
15. 『幼稚園WARS』(マンガ)
舞台は世界の重鎮達の子供が通う幼稚園。そこでリタは、減刑のため一年間、特殊教諭となり、子どもたちを狙う殺し屋から1年間子どもたちを守るという極秘任務をこなすことになる。
殺し屋とのバトルが止まない殺伐とした日常の中で、イケメン好きのリタをはじめ出会いを求めたラブコメ展開が描かれる。ひとつひとつの話が短編のため、非常に読みやすく、幼稚園での日常の出来事が積み重なった作品であることがそこからも伝わる。ギャグシーンも多く、戦闘、恋愛、ギャグとテンポよく話が進む点に魅力がある。
16.『ミュージカル テニスの王子様 4thシーズン 青学VS立海』
主人公の所属する青学テニス部は、勝ち進み関東大会に出場し、決勝を迎える。相手は「常勝」を掟とする王者・立海。全国三連覇を目標に掲げる立海に、青学は勝利することができるのだろうか。互いの部長が不在のなか、意地と誇りをかけて戦いが幕を開ける。
度々途中で歌を挟みつつ、原作に沿って話が展開されていた。また、舞台の大道具が、話が進む脇で俳優によって、簡単に変化できるものとなっており、工夫を感じた。ボールやオーラといったものは、映像で映し出されており、こった演出がなされていた。俳優の身長差には原作との差異を感じたものの、セリフや歌、立つ場所や姿による雰囲気により、見ている人を引き込ませ、違和感が払拭されていく工夫も随所でなされていた。
17.『ヘタリア』(マンガ)
主人公イタリアとドイツなどの枢軸国を中心に、国を擬人化したキャラクターが戦争したり友人になったりする様子、彼らを取り巻く関係(国際関係)を、史実とエスニックジョークを交えて描くドタバタコメディ。
建国時や第二次世界大戦時の状況や、国の国民性や特産品といった特徴、歴女の流れが、コミカルに描かれている。世界史の簡単な流れや国について学ぶことにも利用できる。個性的なキャラクターや可愛らしいタッチもファンから愛される理由ではないだろうか。
18.『日常』(アニメ)
妄想がふくらみがちな夢見る女子高生ゆっこの周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まる。
一方、はかせとなの、しゃべる猫の阪本の暮らす「東雲研究所」でも、今日ものんびりとした一日が過ぎて行く。
ギャグのスピード感や独特な間やセリフ、雰囲気のシュールさが癖になる作品。淡々と話が進み、非日常な日常が描かれる。マンガよりもアニメの方が、間のとり方がわかりやすく、また、効果音がつくことにより、更に静と動にメリハリのつき、面白さが際立つように感じる。
19.『【推しの子】』(マンガ)
主人公・ゴローは田舎の産婦人科医。ゴローは人気アイドルグループ「B小町」のセンター・星野アイの大ファン。そんなある日ゴローが働く病院に、妊娠したアイが現れる。ゴローはショックを受けるも、絶対的な推しであるアイをサポートすることを決め、出産に立ち会うことになる。そしてアイの出産予定日を迎えるが、ゴローはフードを被った何者かに襲われ命を落としてしまう。しかし、目を開けると彼は美しい女性に抱きかかえられていた。ゴローは、星野アイの息子に転生していた。芸能界の実態を描いた転生ミステリー。
シリーズが進むにつれ、アイになにがあったのか、父親は誰なのかといった謎や、アクアをめぐる恋愛事情に進展がみられる。芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方をリアルに、熱量で描いた作品で、斬新な設定と先が読めない展開も相まって、多くのファンを獲得している。
20. 『友情』 (小説)
脚本家の野島と新進作家の大宮は厚い友情で結ばれている。野島は大宮のいとこの友人の杉子を熱愛し、大宮に惹かれていた杉子は野島の愛を拒否し、パリに去った大宮に愛の手紙を送る。野島は失恋の苦しみに耐え、仕事の上で大宮と決闘することを誓う。
友情と恋愛は、恋愛が勝つこと、また、恋の盲目さが描かれている。杉子の野島への辛辣な思いが大宮によって知らされることや、大宮と杉子の手紙の内容をあえて野島に伝えることが、野島の惨めさや苦しさが伝わり、読んでいる側も野島と同じような気持ちになる。最後の重い手紙の内容と野島の辛さの割に、話がさっぱりと終わるところが面白いと感じた。大宮の友情と恋愛の板挟みの心とそれ故の手紙の公開が『友情』という題に繋がるのではないかと考える。
1.『僕のヒーローアカデミア』(アニメ)
舞台は、総人口の8割がなんらかの個性とよばれる超能力を持つ世界。そんな世界に個性を持たずに生まれてきた主人公、緑谷出久がヒーローになることを目指す物語。
個性を持たず生まれてきたものの、ヒーローになることを諦められない主人公の葛藤や信念、受け継いだ個性をものにするための厳しい訓練、敵であるヴィランとの激しい戦闘や仲間たちの絆が、主人公の成長する様子と共に描かれている。ジャンプ作品の三大原則である友情・努力・勝利がまっすぐにテーマとされている作品である。特に、登場人物の葛藤と成長が細やかに描かれているところが、読者の感動をよび、多くの支持を得ているのではないかと考えた。
2.『ワールドトリガー』(アニメ)
28万人が住む三門市に、ある日異世界への門(ゲート)が現れる。それは、「近界民(ネイバー)」とよばれる侵略者によるものであった。怪物が侵攻を開始し市民が恐怖するなかで、「ボーダー」を名乗る謎の防衛機関が近界民に立ち向かう。ボーダーに所属する主人公の三雲修は、空閑遊真という転校生と出会う。空閑は、自身が近界民であることを明かす。地球と近界民の戦い、登場人物の様々な目的の交錯が描かれるSFアクション作品である。
登場人物、作品内で使われる特殊な用語の多さが特徴である作品のため、これらを記憶して理解する必要がある。
主人公は戦闘力が低いものの、頭の回転や閃きに優れ、格上と頭脳戦を繰り広げる姿や、武器や技の豊富にあるなかで行われる激しい戦闘が魅力である。また、作中において「緊急脱出(ベイルアウト)」というシステムが用いられており、登場人物が死ぬことなく勝敗が分けられる点や、その他SFシステムにより、身体が傷つくことがあっても血が描かれないという点も特徴であり、魅力であると考える。
3.『休日のわるものさん』(アニメ)
地球侵略のためにやってきた悪の組織で「将軍」と呼ばれ、地球防衛組織「レンジャー」と日々死闘を繰り広げている「わるものさん」は、休日は仕事を忘れ、完全にオフモードで過ごすことを信条としている。そんな「わるものさん」が戦わない休日を描いた作品。
主人公が悪役側であるだけでなく、パンダが好きだったり戦いは仕事と割り切っており、休日は先頭を回避したりとわるものらしからぬ特徴を持っている点が魅力である。
また、作品を通して優しさや温かさを感じられ、コメディ要素もあり、大きな起承転結はないものの、落ち着いてみることができる作品だった。
4.『マッシュル‐MASHLE-』(アニメ)
舞台は、魔法が使えることが当然の世界。魔法を使えない主人公、マッシュ・バーンデッドは、鍛え抜いた筋肉で、魔法学校に入学し、優秀生徒の称号である「神覚者」を獲得することを目指すアブノーマルファンタジー。
魔法界が舞台でありながら、魔法を一切使わず、非現実的な筋肉の力で全てを解決していく主人公の姿が非常にシュールに描かれている。また、戦闘シーンとギャグの温度差が激しい。
題名や設定に他の作品のオマージュが取り込まれているも特徴のひとつである。
5.『俺だけレベルアップな件』(アニメ)
異次元と現世界を結ぶ通路「ゲート」が突如発生してから十数年、世界には「ハンター」と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。
ハンターはゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、そんな強者揃いのハンター達の中で、主人公である水篠 旬は人類最弱兵器と呼ばれ、低ランクハンターとして生活していた。ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇する。瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになる。
主人公がレベルアップしていくにつれて、筋肉がついたり顔が精悍になったりと、レベルやステータスだけでなく、見た目の変化もある。また、主人公が、仲間には情を持つ一方で裏切り者や敵と見なした者には容赦ない姿勢を見せるという姿のギャップも魅力であると考える。
6.『リコリス・リコイル』(アニメ)
犯罪を未然に防ぎ、人知れず平穏な日々をもたらす秘密組織「DA」。孤児を養成して殺人技術を身に付けさせた少女暗殺者「リコリス」を数多く擁し、普段は女子高生に偽装した姿で市中に潜伏させ、有事の際に任務を与えて犯罪者を暗殺することで日本の治安を守っていた。その支部である和カフェ喫茶リコリコの店員で、その秘密組織のエージェントであるリコリスとしての顔を持つ二人の少女、錦木千束と井ノ上たきなが様々な事件に立ち向かう姿を描く。
楽天家で平和主義な千束と、クールで効率主義のたきなという対称的な性格を持つ2人がコンビを組む。話が進むにつれて絆が深まっていく様子が伝わる。また、銃を使ったり、高い身体能力で動いたりする人物達が描かれるアクションシーンが見どころである。
7.『薬屋のひとりごと』(アニメ)
舞台は中華風の帝国。医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫は、薬草採取に出かけた森で人攫いにあって後宮に下女として売られてしまう。年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりだったが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることとなる。
主に事件は後宮で起こり、様々な陰謀が絡まる謎が次々に登場する一方で、壬氏とのラブコメも組合わさるストーリー展開である。事件は1〜2話で完結するものが続くため、シリーズものではあるが、非常に見やすい。また、後宮や花街、薬学の知識など様々なものが登場するが、特に難しすぎず、解決もスムーズであるため、理解しやすい。
8.『魔法使いの嫁』(アニメ)
生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきた羽鳥智世は、自暴自棄となり、命を絶つ寸前に出会った謎の男に導かれイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」となる。その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに落札される。今までの人生に悲観的なチセに対して、エリアスはチセが魔法使いとして大きな素質を持っていることを明かし、自身の弟子そして嫁にするつもりであることを告げる。イングランドでの生活のなかで、チセは自身と同様に不幸な境遇の者たちと出会い、彼らの心を救う中で自身の過去とも向き合うようになる。
最初はこの世の全てに絶望していたチセが、魔法使いになるための修行を通して出会った人々を通して、生きたいと感じ、前を向く姿や、異種族であるエリアスと不器用にゆっくりと愛を育む様子が、幻想的な世界観と共に描かれる。「呪い」や「死」をはじめ、妬みや悲しみといったダークな要素が作中に多く登場するものの、その分情景・心理描写が繊細なため、見る人を引き込む。
9.『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(アニメ映画)
昭和31年、哭倉村は日本の政財界を裏で操る龍賀一族によって支配されていた。野心と密命を背負う水木は、龍賀家当主であった時貞の弔問を建前に、また鬼太郎の父は行方不明の妻を探すためにそれぞれ村を訪れる。一方、龍賀一族では、時貞の跡継ぎを巡り醜い争いが繰り広げられていた。目玉おやじと水木の出会いを描いた、水木しげる生誕100周年記念作品である。
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する目玉おやじが、かつて人間であった時の姿で活躍する。また、鬼太郎の母親の姿や、鬼太郎がどのようにして誕生したのか、また、下駄やちゃんちゃんこ、ねずみ男等、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みのキャラクターやものも出てくるため、本編を知っていると更に面白く感じる。アクションシーンに非常に迫力があったり、作中の非道な行為は非常に不快に思わせるまでの人間の欲望が描かれたりと、見る人の心を動かす描写が見どころである。
10.『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』(アニメ映画)
烏野高校バレー部に所属する日向翔陽は、東京の音駒高校との合同合宿でライバルとなる孤爪研磨に出会う。超攻撃的なプレースタイルの烏野高校に対し、“繋ぐ”をモットーにした超守備的なプレースタイルの音駒高校。 春高3回戦でついに因縁のライバル校である音駒高校と対戦することに。幾度練習試合を重ねても公式の場で戦うことがなかった、烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”が幕を開ける。
試合終了間際、研磨の視点で試合が進んでいく。そのシーンでは、スコアが描かれず、ただボールを視線で追い、息づかいだけが聞こえる。それにより、勝ち負けよりも試合が終わらないでほしいという気持ちが強く伝わる。あえて音楽やセリフを使わずに表現しているところに、こだわりを感じる。両校の因縁や友情、ライバル意識等が交錯する一進一退の試合展開は見ている人に会場にいるかのような、一緒にプレイしているかのような臨場感を味わわせる。
11.『Dr. STONE』(アニメ)
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して約3700年後、超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。文明が滅んだ石の世界(ストーンワールド)を前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意する。時を同じくしてよみがえった、体力自慢の幼馴染・大木大樹はじめ、仲間たちとゼロから文明を作り出していく。
千空の科学の知識により、石鹸やラーメン、携帯電話など様々なものが完成されていく。石器時代から現代への科学の発達の流れが、科学知識と共におもしろおかしく描かれる。ストーリーは、バトルや恋愛要素も含まれ、また、科学に興味を持たせる作品である。
12.『山田くんとLv999の恋をする』(アニメ)
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまった女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだった。ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、そっけなく返されてしまう。だが、キレイになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再び同じ言葉を耳にする。
そっけない態度を取るものの、随所に優しさを感じさせる「山田」と、喜怒哀楽がはっきりしている優しい茜の仲が徐々に深まっていく様子が描かれる。架空のゲームの設定と実際の人物のギャップや、恋愛ものの王道である三角関係等ゲームとラブコメの面白さが混じった作品である。
13.『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』(アニメ)
主人公の竈門炭治郎と鬼殺隊の柱である宇髄の活躍により、百年ぶりに上弦の鬼が倒された。その事実は鬼殺隊のみならず、鬼舞辻無惨の元に呼び出された上弦の鬼たちにも波紋を呼んでいた。一方、蝶屋敷で療養生活を送る炭治郎だったが、刃毀れが原因で刀鍛冶である鋼鐵塚を怒らせてしまったことを知り、直接会って話すため刀鍛冶たちの暮らす里へ向かうことになる。また、無惨は、刀鍛冶の里の本拠地を掴んだ上弦の鬼二体にそこへ向かうように命令する。
戦闘用絡繰人形との戦いや上弦の鬼との対峙等、戦闘シーンによる炭治郎の成長の様子が感じられる。また、登場するキャラクターも多く、様々な技が披露された。また、炭治郎の妹であり、鬼化している禰󠄀豆子が日の光を克服するシーンという、作品の根幹に関わる描写もあり、終始視聴者の気持ちを高ぶらせる内容となっている。また、可哀想な過去を持つ鬼が多く登場する作品だが、今回登場する鬼2体はあまり救いようがないという部分もこのシリーズの面白さのひとつであると考える。
14.『地獄楽』(アニメ)
時は江戸時代末期。抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍「画眉丸」は、
極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられる。画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人「山田浅衛門佐切」とともに仙薬があるという島へ向かうことになる。島に上陸した画眉丸と佐切に、同じく仙薬を求める死罪人たち、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たちが立ち塞がる。
死刑囚と打ち首執行人の関係性が、それぞれ掘り下げてあり、キャラクターに愛着を持つきっかけのひとつとなる。また、キャラクターそれぞれに信念や目標があり、そこも魅力である。次々と登場人物が亡くなっていくため、島の状況の深刻さがどんどん酷くなっているなかで一期が終了しており、続きが気になる展開である。
15. 『幼稚園WARS』(マンガ)
舞台は世界の重鎮達の子供が通う幼稚園。そこでリタは、減刑のため一年間、特殊教諭となり、子どもたちを狙う殺し屋から1年間子どもたちを守るという極秘任務をこなすことになる。
殺し屋とのバトルが止まない殺伐とした日常の中で、イケメン好きのリタをはじめ出会いを求めたラブコメ展開が描かれる。ひとつひとつの話が短編のため、非常に読みやすく、幼稚園での日常の出来事が積み重なった作品であることがそこからも伝わる。ギャグシーンも多く、戦闘、恋愛、ギャグとテンポよく話が進む点に魅力がある。
16.『ミュージカル テニスの王子様 4thシーズン 青学VS立海』
主人公の所属する青学テニス部は、勝ち進み関東大会に出場し、決勝を迎える。相手は「常勝」を掟とする王者・立海。全国三連覇を目標に掲げる立海に、青学は勝利することができるのだろうか。互いの部長が不在のなか、意地と誇りをかけて戦いが幕を開ける。
度々途中で歌を挟みつつ、原作に沿って話が展開されていた。また、舞台の大道具が、話が進む脇で俳優によって、簡単に変化できるものとなっており、工夫を感じた。ボールやオーラといったものは、映像で映し出されており、こった演出がなされていた。俳優の身長差には原作との差異を感じたものの、セリフや歌、立つ場所や姿による雰囲気により、見ている人を引き込ませ、違和感が払拭されていく工夫も随所でなされていた。
17.『ヘタリア』(マンガ)
主人公イタリアとドイツなどの枢軸国を中心に、国を擬人化したキャラクターが戦争したり友人になったりする様子、彼らを取り巻く関係(国際関係)を、史実とエスニックジョークを交えて描くドタバタコメディ。
建国時や第二次世界大戦時の状況や、国の国民性や特産品といった特徴、歴女の流れが、コミカルに描かれている。世界史の簡単な流れや国について学ぶことにも利用できる。個性的なキャラクターや可愛らしいタッチもファンから愛される理由ではないだろうか。
18.『日常』(アニメ)
妄想がふくらみがちな夢見る女子高生ゆっこの周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まる。
一方、はかせとなの、しゃべる猫の阪本の暮らす「東雲研究所」でも、今日ものんびりとした一日が過ぎて行く。
ギャグのスピード感や独特な間やセリフ、雰囲気のシュールさが癖になる作品。淡々と話が進み、非日常な日常が描かれる。マンガよりもアニメの方が、間のとり方がわかりやすく、また、効果音がつくことにより、更に静と動にメリハリのつき、面白さが際立つように感じる。
19.『【推しの子】』(マンガ)
主人公・ゴローは田舎の産婦人科医。ゴローは人気アイドルグループ「B小町」のセンター・星野アイの大ファン。そんなある日ゴローが働く病院に、妊娠したアイが現れる。ゴローはショックを受けるも、絶対的な推しであるアイをサポートすることを決め、出産に立ち会うことになる。そしてアイの出産予定日を迎えるが、ゴローはフードを被った何者かに襲われ命を落としてしまう。しかし、目を開けると彼は美しい女性に抱きかかえられていた。ゴローは、星野アイの息子に転生していた。芸能界の実態を描いた転生ミステリー。
シリーズが進むにつれ、アイになにがあったのか、父親は誰なのかといった謎や、アクアをめぐる恋愛事情に進展がみられる。芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方をリアルに、熱量で描いた作品で、斬新な設定と先が読めない展開も相まって、多くのファンを獲得している。
20. 『友情』 (小説)
脚本家の野島と新進作家の大宮は厚い友情で結ばれている。野島は大宮のいとこの友人の杉子を熱愛し、大宮に惹かれていた杉子は野島の愛を拒否し、パリに去った大宮に愛の手紙を送る。野島は失恋の苦しみに耐え、仕事の上で大宮と決闘することを誓う。
友情と恋愛は、恋愛が勝つこと、また、恋の盲目さが描かれている。杉子の野島への辛辣な思いが大宮によって知らされることや、大宮と杉子の手紙の内容をあえて野島に伝えることが、野島の惨めさや苦しさが伝わり、読んでいる側も野島と同じような気持ちになる。最後の重い手紙の内容と野島の辛さの割に、話がさっぱりと終わるところが面白いと感じた。大宮の友情と恋愛の板挟みの心とそれ故の手紙の公開が『友情』という題に繋がるのではないかと考える。
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