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4年 橋本 RES
4年 橋本
春休み課題 11~20

11,『かがみの孤城』原作:辻村深月、監督:原恵一
学校で酷いいじめに遭い家に閉じこもっていた中学生のこころは、ある日突然部屋の鏡に吸い込まれる。そこには一つの城と見ず知らずの中学生6人がいた。さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げられる。戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、彼らは次第に心を通わせていく。
保健室に向かって心の状態が不安定な時に、扉や廊下の雰囲気が薄暗く描写されたり、早まる秒針の音で、視聴者に緊迫感と不安を煽る構成になっていたことが印象的だった。それぞれの世界で孤独だった7人が、居場所となった一つの城で時間や感情を共有し、共感し合うことによって救われ苦しみを乗り越えていくストーリーが、人に向き合い想い合うことをストレートに伝えていたと感じた。すべての真相が判明したのちにもう一度見返したくなる印象的な作品だった。

12,『ニューノーマル』著者:相原瑛人
マスクで口元を隠すことが当たり前の日常となった近未来。パンデミック前の時代に密かに思いを馳せる少女・夏木とクラスメイトの秦は、ふとしたことから小さな秘密を共有する仲になる。「新しい日常」の世界を生きる二人の「新しい非日常」の物語。
実際に現実であったコロナ禍をモデルに描いたものだと思うが、マスクをつけることが絶対の世界で、クラスメイトの顔も知らない、ピクニックもできないという、もしかしたらあったかもしれない、その「もし」のストーリーを描いていることがとても斬新で面白かった。このような日常からの気づきによって書かれた作品は、それを経験した人はどうしても興味をそそられるし、世界に没入しながら楽しむことのできる作品だと感じた。

13,『今世は当主になります』漫画:Antstudio、Mon、原作:Kim Roah
交通事故で命を落とした後、ロンバルディ家の婚外子として転生したフィレンティア。 だが、彼女を待ち受けていたのは愛する父の死とロンバルディ家の滅亡だった。家門の滅亡を知った日に、彼女は酒を飲んで馬車に轢かれてしまうのだが、目を覚ますと7歳の自分に戻っていた。彼女は、今度こそ父と家門を守り抜くと決意する。
Webtoonの特徴であるフルカラーの縦読みの形式に、綺麗な絵柄とストーリー展開のスムーズさが調和していると感じた。未来で起きる出来事を知っていることを上手く利用しながら、周囲からの子どもとしての認識も崩さないように、頭を使って賢く立ち回る姿がチート系の要素もあり面白く読むことができる作品だった。

14,『不運からの最強男』原作:フクフク、作画:中林ずん
不運ばかりの人生の末、最後は事故によって命を落とした男は、ジークベルトとして転生する。今世では平穏な日々を過ごそうと思った男だったが、彼は規格外の幸運値を持っていた。いわゆるチート能力を有していたものの、病に臥した母親を救うことはできず彼女は命を落としてしまう。この出来事により、彼は能力を駆使して強くなることを決意する。
分かりやすいチートもので展開も速く読み易かった。チートものではあったが、幸運を持っていてチート能力も有しているのに、その使い方が分からず利用できないと母親ひとりでさえも救うことができないという序盤の展開が、どんなに能力が高い人でも努力をしていないということをストレートに伝えていると強く感じた。また、家族愛について強調されて描かれており、家族のキャラクター像が立っていたことも印象的だった。

15,『気になってる人が男じゃなかった』著者:新井すみこ
大の洋楽ロック好きの女子高生・あやは、ある日CDショップで出会った店員の「おにーさん」に一目惚れする。しかし、その正体は同じクラスの目立たない女子・みつきだった。
元々、SNSで短話更新されていたものであるため、一つ一つの話が簡潔で分かりやすい特徴があったため、物語の展開が早く読み易かった。また、モノクロカラーの色調をしていて、目を引く漫画作品であると感じた。洋楽ロックが大好きなあやが、仲の良い友達には話が伝わらないからと好きなものを隠している様子が、すごくリアルで共感できると思った。さらに、「おにーさん」の正体に気づき、みつきと好きな音楽の話をするようになってから、彼女が生き生きと楽しそうに変わっていく姿が、好きなものや熱中できるものによって、人の人生が豊かになることを強く感じられてとても良かった。

16,『俺だけレベルアップな件』漫画:DUBU、原作:Chugong
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人である。人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター・水篠旬は、母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した旬は死の直前に特別な能力を授かる。その能力は、毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする能力だった。
本作はWEBTOONが認識されてきたころの作品であり、成り上がり系統のはしりであったようにも思う。爽快感のあるチート作品で、もやもやを感じることなく読み進められた。母親と妹を守るために強くあろうとして、死に直面しても自分を犠牲に他の人を助けようとする主人公の善良な人格が印象的だった。だが、物語が進み主人公が強くなっていくにつれて、その根幹はわずかに残っていても冷酷な人格へと変化していく様子が見られて、少し皮肉を感じられて面白かった。

17,『私の百合はお仕事です!』著者:未幡
女子高生の陽芽は、将来億万長者と結婚して玉の輿に乗ることを夢見ており、そのために演技(ソトヅラ)を駆使して誰からも愛されるように振舞っていた。しかし、ある日道端で少女とぶつかったことから、彼女は「リーベ女学園」というコンセプトカフェの店員をすることになってしまう。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹(シュベスター)となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。
周囲から、誰にでも優しく善良で性格も容姿も完璧だと思われている主人公が、実は社会を上手に生きていくためにすべて計算で行っており計算された人格だというキャラクター像が面白かった。このキャラクター像は、多くの人が上手く世渡りしていくために自然に行っているものだと思うため、共感しながら読むことができると感じた。また、そんな主人公が役を演じなければいけないサロンの仲間たちの前では、着飾らない自分をさらけ出して関わっていくことができることが、対比的で面白いと思った。

18,『劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁』原作:青山剛昌、監督:満仲勧
渋谷で開かれていた佐藤刑事の結婚式会場で、突然暴漢が乱入する事件が発生。同じ頃、過去に起きた連続爆破事件の犯人が脱獄する。やがて、その人物を見つけ出す公安警察の降谷だったが、直後何者かによって首輪爆弾をつけられてしまう。爆弾を解除するべくコナンが奔走する中、謎の仮装爆弾犯の存在が浮かび上がる。
公安など警察組織の人物が多く登場する作品であったものの、ストーリーが理解しやすく展開も早かったところに、ファミリー層も見ることのできる映画であることを感じた。正直、渋谷の爆発のための計画の非現実感や、プラーニャがなぜ村中をだます相手に選んだのかなど違和感が残る部分もあったが、そこを現実的にしたり詳しく描くことで、先に挙げた展開の早さや分かりやすさが失われてしまうとも思ったため、良いバランスのとり方なのだろうと感じた。切迫感のある場面に転の部分が一つではなく複数あることで、緊迫感と満足感が十分にあると感じた。

19,『劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」』原作:枢やな、監督:阿部記之
19世紀英国、門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは、13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに、“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。ある日、まことしやかにささやかれる「死者蘇生」の噂を耳にしたシエルとセバスチャンは調査のため、豪華客船『カンパニア号』へと乗り込む。果たして、そこで彼らを待ち受けるものとは。
本作の中で最も印象に残った部分は、リジーがシエルの前で剣を振るうシーンだった。英国騎士団団長の娘であることから、幼いころから剣の修練をしており兄以上にその才能を持っていたというリジーが、「シエルの前では可愛い女の子でいたかった」「守られるお嫁さんになろう」と言いながらも、シエルを守るために剣を振るという場面に、リジーの身体面だけでなく意思の強さが感じられた。また、もともとシエルの「強い女の人は怖い」によってかわいい女の子でいようと思っていたが、シエルが失踪して帰還した時の姿を見て、「シエルを守れるようになりたい」と強く思うようになったという、リジーの心の変化がすべてシエルのためであることがとても印象的でとても良いキャラクターだと思った。19世紀かつ貴族の話ということで、古典的なジェンダー観を感じる部分が多くあるものの、主人公の周りでは強い女性が描かれることが多く、それにより現代的なジェンダー観をより強く感じることができるのではないかと考えた。

20、『宝石の国』著者:市川春子
「この星には、かつて“にんげん”という動物がいたという」。今から遠い未来、宝石のカラダを持つ28人は、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、硬度が低く脆い上に不器用が故に何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。
人間がいなくなった世界で、宝石たちが自らを害する月人と戦うという設定がとても印象的だった。それぞれの宝石が実際の宝石に対応した硬度を持っており、それによって体の脆さや強さが変わるという設定によって、全く宝石に興味がなかった人が本作を好きになることで、宝石について調べたり好きになることもあるのだろうと感じ、物語作品が全く異なる業界への架け橋になることにストーリーだけに収まらない大きな魅力を感じた。個人的には、宝石たちの体が宝石であるからこそ、戦闘によって体がばらばらになったり、それを完全に治すことができる描写があり、それゆえの生命の軽い扱いがあるように感じられ、そこに独特の生死観があり切なく儚い雰囲気につながっているように思った。
2024/05/07(火) 15:00 No.2022 EDIT DEL
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