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2年 上田 RES
夏休み課題16〜30

16 『白いへび眠る島』(小説)著:三浦しをん
あらすじ
 高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。
13年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。
不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の招待を探り始める。
18歳の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か――。

 因習、神社、「不思議」が見える主人公、夏休みという、地方を舞台にした作品のおいしいところがとにかく詰まっている作品だと感じた。飲酒運転、未成年飲酒や喫煙は当たり前など、無法地帯である点から閉鎖的な土地であることがわかり、因習が残っていることが自然になっている。持念兄弟である光市との信頼関係も丁寧に描かれており、2人がこれまでどのように過ごしてきたのかがよくわかる。後半の少し不気味な展開も緊張感があり、都市伝説が好きな人などにぴったりの作品だと思った。

17 『死神の精度』(小説) 著:伊坂幸太郎
あらすじ
 ①CDショップに入りびたり②苗字が町や市の名前であり③受け答えが微妙にずれていて④素手で他人に触ろうとしない――そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

 オムニバス形式の作品だが、これまで全く関係の無かった人物たちが最終話で一気に繋がっていく点が面白い展開だった。1話読み切ると淡々と次の話に進み、どれだけ時間が過ぎているのか、どのような時代なのか掴みづらかったが、最終話の時代は第1話から数十年後だということが判明する。作中で死神が「人の一生は短い」と言っていたが、本来体験することのできない感覚を追体験することができるため、演出力が伺える作品だった。

18 『忘却バッテリー』(漫画) 作:みかわ絵子
あらすじ
 誰からも恐れられた、怪物バッテリーが普通の都立高校へ!? 出会うはずのない場所で、天才たちは出会ってしまった…!

 主人公の一人が記憶喪失になるという重い展開から始まるが、圭の記憶喪失状態がアホ(公式)であるため、ギャグとしての要素となっている。また、一度は野球を挫折したキャラクターたちが集結し、強い野球チームとして動き出す展開は王道といえる。それぞれ得意なことを活かしてチームを勝利に導く姿は、スポーツ漫画の醍醐味だろう。
 後に実は圭は記憶喪失でなく二重人格と判明するが、タイトルの「忘却」とは一体何を指すのかという新たな謎が生まれるなど、今後も目が離せない作品である。

19 『その着せ替え人形は恋をする』 作:福田晋一
あらすじ
 【クラスのギャルと秘密の関係…?】
いつも友人の輪の中心にいるギャル系美少女、喜多川海夢。クラスメートの五条新菜は、彼女を“別世界の人間”だと思っていた。雛人形の頭師を目指す新菜が、放課後被服実習室で作業していると、そこに現れたのは…まさかの…!? 二人のドキドキ山盛り☆コスプレ・スクールライフが始まる!!

 クラスの中心的存在のギャルである海夢がオタクであり、コスプレに憧れているという点が現代的であると感じる。かつてオタクは海夢のようなタイプから忌避される存在であったからである。また、キャラクターに対する解釈を徹底的に深堀りし、それに合わせて生地素材を選ぶなど、ものづくりの楽しさ、ラブコメ要素などの魅力が詰まった作品だと感じた。五条の作品に真摯に向かう姿や常に敬語である点などが真面目な印章を受けるが、実際は健全な男子高校生であり、お色気シーンでは煩悩と戦う様子が描かれることで等身大のキャラクターとなっている。

20 『ホリミヤ』(漫画) 原作:HERO 作画:萩原ダイスケ
あらすじ
【青春、超微炭酸系。】
一見派手だけど、実は地味で家庭的な女子高生・堀さんと、学校では根暗地味メガネだけど、実はピアスだらけの美形男子・宮村くん。真逆のようで似ているような、二人が偶然出会ったら…!? 甘くて胸がキュッとなる、超微炭酸系スクールライフ第1巻!

 高校生の緩い青春を爽やかに描いた作品である。ギャルであるが家庭的な堀京子、静かで大人しいがピアッシングやタトゥーを自身に施す宮村伊澄というギャップを持つ2人が主人公である。男女の青春を描いた作品にしては珍しく、2人が恋人同士になるまでの過程はあっさりとしている。出会ってばかりで付き合うというよりは、友達から恋人までの時間が圧倒的に短いといった印章だ。また、この2人が主人公であるものの、周りの人物たちも丁寧に描かれ、まさしく「高校生の日常」を覗いているかのような作品である。

21 『ギヴン』(漫画) 作:キヅナツキ
あらすじ
 好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日。上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!

 繊細なタッチで淡く綺麗なイラストとは裏腹に、キャラクターたちの他人へ向ける感情はどろどろと煮詰まっている印章である。モノローグや台詞などに用いられる比喩が婉曲的で、漫画であるにもかかわらず小説を読んでいるときのような頭の使い方をする作品である。BL作品だが、それを気にさせない程に、音楽と恋愛の両立の難しさ、大切な人を失ったときの喪失感、欲しいものが手に入らないときのもどかしさなどの仄暗い感情が鮮明に、深く、美しく描かれている。

22『 光が死んだ夏』(漫画) 作:モクモクれん
あらすじ
 ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに気づいてしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく運命の物語、開幕。

 セミの鳴き声や物音などの効果音を表す際に不気味なフォントが使われることで、夏に起こる恐怖を予感させる。光が何者かに代わっていたことが明かされるシーンでは周りの音が一切消えており、ゾッとする演出である。青春、ブロマンスなど、ホラーをベースに様々なジャンルが詰め込まれているため、色々な角度から楽しむことができる。ホラーシーンはそこまで強烈ではなく、「怖い」というよりも「不気味」といった雰囲気のため、ホラー漫画が苦手な人でも比較的読みやすいと思われる。

23 『工場夜景』(漫画) 作:有賀リエ
あらすじ
 17歳の夏、僕らの世界は失われた。
 工場地帯の近くに住む幼馴染の高校生、碧と貴臣。2人はお互い惹かれ合いつつも、ただなんとなく日々を過ごしていた。
「高校最後の夏休み、2人きりで工場夜景を見に行こう——。」
 そう約束して、始まるかに見えた恋。しかしその関係は、ある事件をきっかけに、抗えない運命に翻弄されていく……。
 不条理に満ちた世界で、それでも想い合う2人を描く社会派ラブストーリー第一弾!

 タイトルと表紙に惹かれて読んだが、内容は予想と大きく違っていた。性犯罪加害者とその被害者それぞれの子どもに焦点を当てた話で、私たちが無意識にしていることで直接的には関係ない人を傷つけている可能性があるのだと考えさせられる話だった。ただ、このストーリーと工場夜景の関連性が見つけられず、タイトルにするほど工場夜景が重要であったのか疑問に思った。登場人物たちが実在する川崎の工場夜景を見に行ったシーンでは、景色が一際丁寧に描かれ、実際に訪れてみたいと思わされた。

24 『鹿楓堂よついろ日和』(漫画) 作:清水ユウ
あらすじ
 ここは和風喫茶・鹿楓堂。店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、スイーツ担当の椿、料理担当のときたか、スペシャリストの4人が働く人気店。彼らはお客様を「おもてなし」をしながら、時にはお客様の"悩み"をも解決することもあるという。さて本日のお客様は……?喫茶店を舞台にした1話完結型ハートフルストーリー、待望の第1巻!

 温かい雰囲気のカフェを経営する4人と、カフェに訪れる客や周りの人々との関係を描くヒューマンドラマである。お茶、スイーツ、フード、コーヒーをそれぞれ担当するキャラクターに設定することで、一人ひとりの個性を生み出すほか、キャラクターそのものの深堀りもしやすくなっていると考えられる。作中のスイーツやフードも美味しそうに描かれており、客の感想も食欲をそそるものばかりであるため、グルメ漫画としても楽しめる。

25 「BLEACH 千年血戦篇」(アニメ)
あらすじ
 偶然か、あるいは必然か――
 とある出会いから死神の力を手にし《死神代行》となった黒崎一護は、現世で死した魂魄が集う場所・尸魂界(ソウル・ソサエティ)の動乱に巻き込まれ、熾烈な戦いの中、仲間と共に大きく成長を遂げてきた。
 そんな一護の暮らす空座町(からくらちょう)で異変が起こる。新たなる死神と、新たなる敵の出現。そして救いを求める声。一護は再び斬魄刀を取り、戦場へと旅立つ。
 一方、尸魂界では、現世における突然の虚(ホロウ)の連続消失が観測され、この地へ導かれた魂が暮らす流魂街での住民たちの失踪が発生、さらには死神たちの住む霊屋・瀞霊廷が賊軍に襲撃される。
 賊軍の正体は、滅却師(クインシー)の始祖・ユーハバッハが率いる《見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)》。
 《見えざる帝国》は、死神たちに宣戦布告する。
 5日後、尸魂界は"見えざる帝国"により殲滅される
 千年の長きにわたり死神たちが背負っていた因縁。その宿業と秘められた真実がついに紐解かれる。
 全ては終焉へ。黒崎一護の、最後の戦いが始まる――。

 序盤で一護の相棒ともいえる斬月の姿が敵であるユーハバッハのそれであったという衝撃的な事実が明かされ、その理由は何なのかという謎を残しつつあちこちで壮絶な戦いが繰り広げられることで終始緊迫感を保っている。絶望的な状況を打破すべくキャラクターたちが力をつける様はジャンプの王道であり、展開が予想できるものの、キャラクターたちがどのような変化を遂げるのかを楽しめる。これは多彩なキャラクターを生み出した作者の発想力によるものであり、その力量が窺える。

26『地縛少年花子くん』20巻(漫画) 作:あいだいろ
あらすじ
 七不思議六番による騒動は解決し、日常が戻ってきた光たち。
 祓い屋になることを改めて決意する中、離ればなれになっていたミツバと再会する。
 喜ぶのもつかの間、ミツバから告げられた言葉は思いがけないもので…。
 学園七不思議怪異譚、夜遊びの第20巻!

 七不思議六番編が終わり、新たな長編へのつなぎとなる巻であった。平和な日常が戻ってくるのかと思いきや、光とミツバが怪異の水族館に迷いこんだり、それがきっかけでミツバの現状を知ることになったりと盛りだくさんの内容だった。このように、長編の合間にも新たな情報を入れることでテンポがよくなっているように感じる。また、感情の変化が細かく描かれており、単なる怪談ホラーにとどまらないことが人気の理由の一つであると思われる。

27『氷の城壁』第4巻(漫画) 作:阿賀沢紅茶
あらすじ
 放課後いつも1人で過ごしているヨータを心配した小雪は、ヨータが心に抱えている本音と「告白」を聞く。
 一方ミナトは、そんな2人の関係が気になりすぎて…?
 そして美姫は、クラスで素の自分を出せずにいることを思い悩み…⁉

 ずっと明るくムードメーカーであった美姫や大らかなヨータが悩む姿が多く描かれ、誰にでも悩みがあるのだと気付かされた。また、仲がよかったはずの友人と距離を置き始める過程もリアルで、誰にでも少しは心当たりがあるのではないかと思った。他にもヨータと美姫の恋を応援するこゆんや、ヨータとこゆんの仲が良さそうな様子にやきもきするミナトなど、高校生ならではの青春や感情の動きが詰まっており、多くの人の共感を誘う作品となっている。

28『幼稚園WARS』(漫画) 作:千葉侑生
あらすじ
 ここは世界の重鎮の子が通うブラック幼稚園。リタ先生は彼氏募集中だけど出会いが全く無かった。ある日、子供を狙った殺し屋が現れ、超イケメンで⁉世界一"安全"な幼稚園で繰り広げられるアクション×ラブコメ⁉

 犯罪者が幼稚園の教諭を務めるという新しい設定、そしてその新しさ故に「なぜ犯罪者が幼稚園の教諭を務めるのか」という謎が生まれ、結末の予想がつかない点が面白い。「幼稚園」という舞台に合ったポップなタッチのイラストが特徴的な作品である。初めは流れがテンプレート化しており、今後飽きてしまうのではないかと思われたが、一気に話を進め、時間が経った後に再びテンプレート的展開の話を挟むことで原点回帰のような安心感を与える効果があり、作者の構成力を感じた。

29『青春サプリ。夢をあきらめない』(児童小説)  文:田中夕子、日比野恭三、オサワ部長、青木美帆  絵:くじょう
 概要
 清風高等学校バレーボール部、聖ウルスラ学院英智高等学校バドミントン部、東京都立千速高等学校演劇部、愛媛県立今治西高等学校伯方分校俳句部、北海道上士幌高等学校熱気球部の実話を集めた青春短編集である。

 高校での部活動にて起こった実話の短編集であるため、必ずしも良い結末になるとは限らず、大会で優勝した高校だけを取り上げているわけではない点が良いと思った。高校時代の実話だが、字は大きくふりがなも振られ、小中学生向けに作られた本という印章を受けた。『青春サプリ。』というタイトルの通り、これからへの不安を抱える小中学生に対して高校の感動的な実話によるエールを送り、不安を和らげて元気や勇気を与えるような作品なのではないだろうか。

30『マリッジトキシン』(漫画) 原作:静脈 漫画:依田瑞稀
あらすじ
 数百年続く殺し屋『毒使い』の青年・下呂。裏稼業に身を置き、女性が苦手な彼にとって結婚はするべきではないものだった。しかし『毒使い』の血を絶えさせないため実家は彼の妹に対し、強制的に跡継ぎを産ませることを通告。そんな時、下呂は仕事のターゲットだった結婚詐欺師・城崎と出会い…⁉「――そんな提案(プロポーズ)、初めて」結婚詐欺師をアドバイザーにした殺し屋の婚活が始まる!目指すは最高の結婚…世界一ハードな婚活バトルアクション‼

 殺し屋×婚活というとんでもない組み合わせだが、そこに至るまでの経緯は妹を想ってのことであり、兄妹愛を同時に描くことができている。ヒカルの嫁候補として登場する女性が全員魅力的であり、新たにキャラクターが登場する度「この人と結婚してほしい」と思わされる。様々なタイプの女性が登場するが、毎度どの相手でも幸せになれそうなキャラクターを描く点に作者の引き出しの多さを感じる。最も有力なヒロインである城崎が男性であると明かされているため、誰と結婚するのか予想できず、目が離せない作品である。
2023/10/06(金) 08:44 No.1994 EDIT DEL
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