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2年 清水 RES
21.『ゼロの使い魔 双月の騎士』(アニメ)
原作:ヤマグチノボル 監督:紅優 制作:J.C.STAFF
才人とルイズの活躍によって危機を脱したトリステイン王国だったが、アルビオンとの戦争は日々深刻さを増していた。その一方でルイズの使い魔としていることを選んだ才人には、ほんのひとときの平穏が訪れていた。しかし、戦況の悪化に伴い男子生徒は軍に入隊することに。その矢先、ルイズが実家から結婚するように言われてしまう
『ゼロの使い魔』シリーズの第2期となる作品。第1期に比べ、重い話が多くなっている。戦争に巻き込まれた者たちの憎しみや復讐心が燃え上がる戦火と重ね合わせられているように感じられた。ルイズと才人も最前線に赴くが、生きて帰ることを最優先にする才人と貴族としての責務を果たそうとするルイズは対立してしまう。この対立は第1期でも見られており、日常的な部分では近づいていても根本の考え方は遠いままであるという対比がなされているように感じた。

22.『ゼロの使い魔 三美姫の輪舞』(アニメ)
原作:ヤマグチノボル 監督:紅優 制作:J.C.STAFF
アルビオンとの戦争は才人の捨て身の攻撃により終結を迎えた。大きな功績をあげた才人は女王陛下からシュヴァリエの称号を与えられ貴族となる。その後、ルイズとサイトは女王陛下の命令によって不思議な力を持つ妖精を探す旅に行くことに。アルビオンの森で発見でき、ほっとする一行だったが今度はルイズが見えざる敵に攻撃される事態が発生してしまう。
『ゼロの使い魔』シリーズの第三期となる作品。ルイズの行動理念に大きな変化が表れ、今までは貴族としてのプライドが優先されていたが、仲間を守るためであれば貴族の地位も捨てるほど、仲間のために戦うことが優先されるようになり、精神的な成長が感じられた。一方で才人との仲にやきもきすることも多くなり、戦いにおける精神的成長と恋する少女の空回る残念な部分が対照的に描かれており、第三期のテーマの一つである「恋愛」が前面に押し出されている。

23.『ゼロの使い魔F』(アニメ)
原作:ヤマグチノボル 監督:岩崎良明 制作J.C.STAFF
ガリア王国での騒動を終えて、魔法学院に戻ってきたルイズと才人。やっと元の日常が帰ってきたと思った矢先、女王陛下からの密命によってロマリア王国に赴くことになる。ロマリア王国の依頼は教皇の就任三周年記念の式典で「巫女」としてともに祈りを捧げてもらうことであった。快諾するルイズに少し不満げな表情を浮かべる才人。一方、その裏ではルイズに魔の手が迫りつつあった。
『ゼロの使い魔』シリーズの第四期にあたる作品。前半では、敵方が使い魔をただの便利な道具として扱っているのに対し、ルイズは才人を使い魔ではなく、一人の人間として扱うという対比がされている。この才人に対する扱いはルイズだけでなく登場する人物ほとんどに共通して見受けられる。また、差別の問題も見られ、人間が蛮族と呼称されている。あえて人間扱いしないことで他種族において人がどのように認識されているのかがはっきりとわかるようになっている。この差別的な部分は一期においてルイズが「ゼロのルイズ」と笑われていたことと似ており、同じ存在以外には排他的である人々の悪癖と、それを種族間で解決することの難しさを描いている。

24.『狼と香辛料』(アニメ)
原作:支倉凍砂 監督:高橋丈夫 制作:IMAGIN
各地をめぐり、物品を取引する行商人ロレンス。彼は南にあるパスロエの村で麦の取引を行い、村から発つ道すがら馬車の荷台に奇妙なものを見つける。そこにいたのは狼の少女。彼女は賢狼ホロと名乗り、豊穣をつかさどる神であるという。半信半疑なロレンスだったが彼女の北にある故郷に帰りたいという願いを聞き入れ、旅の同行を了承する。かくして奇妙な二人旅が始まるのであった。
2024年に新作アニメの放送が決まった作品。ライトノベルが原作であるが、経済的な話がかなり多い。貨幣の水増しによる財政維持や国家情勢による商品価値の変動など、歴史上行われていたことと実際の生活でも起こっている話が多いため、商売の話にリアリティをもたらしている。また、視覚的な取引の説明がなく言葉だけでの取引の説明が多いため、話がやや硬く感じられるが、食事に執着するホロとそれをみて呆れるロレンスのやり取りがどこか普通の日常を感じさせるため、話の硬さはあまり気にならないようになっている。
 
25.『狼と香辛料Ⅱ』(アニメ)
原作:支倉凍砂 監督:高橋丈夫 制作:ブレインズベース、マーヴィージャック
冬の祭りでにぎわう町クルメスにやってきたロレンスとホロ。二人はそこで若い魚商人・アマーティと出会う。アマーティはホロに一目ぼれしてしまったらしく急速に近づいてくる。一方、ロレンスとホロは気持ちのすれ違いによって互いに誤解が生じてしまう。どうすればいいか悩むロレンスだったが、アマーティからホロの借金を肩代わりするから、ホロを引き渡してほしいと提案されてしまう。
『狼と香辛料』のアニメ第二期となる作品。前作に比べるとロレンスが嘘やハッタリを用いた交渉をすることが増えたように感じられた。信用買いの話が途中で登場するが、日本円での説明ではないため理解するのに時間がかかったが現在でも行われているシステムであるため勉強になった。また、ホロの心の内に触れる場面も増え、優しさにおびえる場面からは長年人と触れ合ってこなかった故に優しさに飢えているが、別れた時に孤独に戻るのが怖いため優しくされたくないという矛盾した感情を抱えているように思われる。ホロの内面に触れることで神であっても、心の内は人と変わらない普通の少女であることを印象付ける効果があると考えられる。

26.『アサシンズプライド』(アニメ)
原作:天城ケイ 監督:相浦和也 制作:EMTスクエアード
マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成学校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。『彼女に才なき場合、暗殺する』という任務を背負って。能力が全ての社会、報われぬ努力を続けるメリダに、クーファは残酷な決断を下す。
「俺に命を預けてみませんか」それは暗殺教師の矜持にかけて、少女の価値を世界に示すことだった。 
ファンタジア文庫より刊行中の作品のアニメーション。マナという能力を持たないがゆえに迫害されるのは当たり前にできることができない人を差別することと似たようなものだと感じた。戦闘が度々あるのだが、そのシーンでは多くのマナ保有者がマナに頼った闘い方をするのに対し、メリダの闘い方は武器以外にも蹴りやフェイントが取り入れられ実践的なものに映る。これにより家庭教師が暗殺者であることが強く意識される。しかし、作画枚数が少ないせいか戦闘では映像が止まっているように見えてしまい、迫力に欠けると感じた。

27.『りゅうおうのおしごと!』(アニメ)
原作:白鳥士郎 監督:柳伸亮 制作:project No.9
史上最年少の16歳で将棋界最強のタイトル保持者「竜王」となった九頭竜八一。彼はスランプに陥っていた。連敗が続いていたある日、帰宅するとそこには見知らぬ女子小学生がいた。彼女の名は雛鶴あい。八一の弟子になりたいと押しかけてきたらしい。全く覚えのない八一だったが成り行きで同居生活を始める。そして将棋にストレートな情熱を持つあいに感化され彼は次第に熱いものを取り戻していく。
「このライトノベルがすごい!」にて殿堂入りを達成した作品のアニメーション。将棋界のタイトルの強さの説明やプロ棋士になるまでの道のり、女流棋士との違いについて詳しく描かれており、将棋を指す人達の焦りや高揚感にリアリティをもたらしている。師匠と弟子の関係性の難しさにも言及されており、あいを想ってやったことの失敗に悩む八一に師匠がアドバイスする場面からは経験者の言葉の重みを感じる。また、主要な登場人物たちのなかでも八一が精神的に弱い部分があり、指している途中で負けそうな流れを感じると悪循環に陥りやすい。その部分を丁寧に描くことで年相応の親近感や将棋の強さは及ばずとも精神的にはタフな大人との対比がなされているように感じた。

28.『のくたーんたたんたんたんたたん』(ライトノベル)
著者:ムラサキアマリ イラスト:おりょう
高校2年生の緋野ユズリハには裏の顔がある。彼は裏社会では「死神」と呼ばれている殺し屋であった。彼の目的はただ一つ、自分の父親を殺した人間への復讐。そのために依頼を受けては情報を得ようとしていた。そんなある日、彼はとある少女の殺しを依頼される。快く引き受けたものの、暗殺対象のある特性によって失敗してしまったユズリハ。その挙句、懐かれてしまい押し切られた結果、一緒に依頼を受けていくことになってしまう。
本作は第18回MF文庫J新人賞≪最優秀賞≫受賞作。復讐に囚われた少年の物語である。文体が主人公による語り部とですます調による硬い語りの二種類ある。硬い語りが使用されている部分は裏社会の都市伝説にまつわる部分のみであり、他の部分が軽い語りになっている分、都市伝説のミステリアスさや不気味さが強調されている。また、ユズリハとヒロインによるやり取りの多くがふざけている為、復讐ものであるにも関わらず、作品全体の雰囲気がどこか柔らかいと感じた。

29.『砂の上の1DK』(ライトノベル)
著者:枯野瑛 イラスト:みすみ
産業スパイの青年・江間宗史は、任務で訪れた研究施設で昔なじみの女子大生・真倉沙希未と再会する。追懐も束の間、施設への破壊工作に巻き込まれてしまう。瀕死になった沙希未を救ったのは未知の細胞であった。沙希未に宿ったそれはアルジャーノンと名付けられ、傷が癒え身体を返すまでの期限付きで宗史との同居生活を始める。これは終わりを知りながらも人らしい日常を望んだ生命の五日間。
未知の生命と青年のお話。アルジャーノンが、宿主の記憶を読み込み、模倣することで人に近づいていく様を見せられるとただの生命であったことを全く感じさせない。赤子が急速に成長していくのに近いとすら思える。しかし、宗史が沙希未という身体とアルジャーノンという精神を分けて考える点や愛という感情の理解のために突飛な行動に出る点からは人間とはどこか違うということを意識させられる。また、宗史は過去の経験から、アルジャーノンは沙希未の身体を借りている点から自分という存在を肯定することができない一面があり、他人に頼らず自分を肯定することの難しさを感じた。

30.『エロマンガ先生』(アニメ)
原作:伏見つかさ 監督:竹下良平 制作:A-1 Pictures
和泉正宗は高校生にして和泉マサムネというペンネームで活動するライトノベル作家。彼には親の再婚でできた義理の妹がいた。引きこもりである妹とはもう1年も顔を合わせていない状態であった。ある日、正宗は自分のデビュー作のイラストを担当したエロマンガ先生が生配信で絵を描いていることを知る。試しに覗いてみると、背後には妹のために作った食事が映っていた。エロマンガ先生と義理の妹が同一人物であると気付いた政宗は初めて義妹・紗霧の部屋に足を踏み入れる。
義兄と義妹によるホームラブコメディ。紗霧が行っている生配信で絵を描くというのは現実だけでないネット上のつながりの強さをよく表しており、世界が一つだけでないことを示している。正宗が度々行く書店のライトノベルコーナーには『ソードアートオンライン』や『狼と香辛料』など『エロマンガ先生』と同じレーベルの作品が多数並んでおり、アニメ制作側の電撃文庫へのリスペクトを感じた。ライトノベル作家の日常も丁寧に描かれており、締め切り間近になって徹夜しながら書いている人や、担当編集者との打ち合わせなど実際にありそうなことが盛り込まれており、感情移入しやすくなっている。また、毎日文章を書いている正宗に対して同業者が「やる気があるときに書いた文章のほうが面白いに決まってる」と言ったセリフからはライトノベルはエンターテイメントの一種であるという作者の考えが反映されていると考えられる。
2023/09/24(日) 15:35 No.1978 EDIT DEL
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