EDIT FORM

以下のフォームから編集を行ってください
TEXT FLOAT
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。
4年 吉川 RES
12.『ミステリと言う勿れ』(漫画)
作者:田村由美
心理学を学び知識が豊富、大学生の久能整(くのうととのう)が様々な事件に巻き込まれる。非常事態でも淡々と喋り、優れた観察力で周囲の人の考えに助言をし、結果的に事件を解決していく。
この作品は久能整のキャラクターが面白く、話がサクサク進む点が魅力的である。作中での久能は、例えばごみ出しを手伝っているという夫に対し、ごみ出しは家中のごみをまとめる所から始まっている事を指摘するなど、核心を突いてくる。物語の展開よりも久能の発言にはっとさせられることが多い。

13.『約束のネバーランド』Season1(アニメ1~12話)
作者:白井カイウ
制作:CloverWorks
孤児院で暮らす38人の子どもたち。彼らは孤児院での親役といえる"ママ"の愛を受け、のびのびと過ごしていた。ある日、子どもたちのうちの一人、コニーの里親が見つかり、お別れをすることになる。しかし、コニーはお気に入りのぬいぐるみを忘れて置いていってしまった。最年長のエマとノーマンが、忘れ物を届けに行った時に、ある事実を目撃してしまう。
この作品の子供たちは、満12歳までに鬼に食べられるという運命が、生まれた時から決められている。孤児院は、子供たちを出荷するための施設だった。一見安寧秩序が保たれた空間に、大きすぎる絶望が伴っているという事実と、それに対応するのは子供たち、という無力さの絶望が2段階で存在する。理不尽な世界と無力な子供、その中でこそ主人公たちの希望を持ち、選択していく姿が引き立つのだと思う。

14.『呪術廻戦』 (漫画 単行本1~3巻)
作者:芥見下々
快活で正義感の強い高校生、虎杖悠仁は伏黒恵と共に、呪いに襲われている先輩達を助けに行く。その場で唯一呪術師である伏黒が戦闘不能になり、呪いを祓うことに絶望的状況となった。虎杖はこの状況を脱するため特級呪物"両面宿儺"の指を食べてしまう。呪いを経験した虎杖は、その被害を少しでも減らしたいと考え、両面宿儺の指を集めることを決める。

この作品は呪いをテーマにしていて、世間には認知されていない呪いを呪術師達が祓い、暗躍する話となっている。呪術の仕組みが数学で説明されるなど、ファンタジーの中にも根拠がある設定が魅力だ。
現実世界で、オカルトに関連する事象は不確かなものであるように、この作品の世界でも、呪いを認知出来る人間は少数派であったりと、どこかリアリティを感じる。
25話まででは、虎杖を乗っ取った宿儺が伏と戦った際、伏黒に期待を寄せていた点、五条が狙われている点、真人は吉野をどうするのか、など気になる点がたくさんある。

15. 『魔法使いの嫁』(漫画)
作者:ヤマザキコレ
見えないものが見える体質で気味悪がられ身寄りのない少女、羽鳥智世はオークションで人外の魔法使いエリアスに買われる。エリアスに弟子兼嫁として家に招かれ、自暴自棄だったチセは次第に明るく、人外のエリアスは人の感情を学び、それぞれが成長していく。
魔法使いや魔術師、精霊などの人ではないものが居る世界観や異国の雰囲気が綺麗な作品。主人公チセはエリアスの元に来る前の出来事から、無気力で自暴自棄になっていたが、友達ができたりして少し明るくなった。その体質から、様々な問題に巻き込まれては自己犠牲をして解決していく。エリアスのことは家族だと感じていて、彼女らの関係がどう築かれていくのかも見どころである。

16. 『名のないシシャ』
著者:山田悠介

人の寿命が分かり、時間を与えることが出来る「シシャ」という存在である少年は、特にすべきことも見つからないまま五十年間生きてきた。複数いる「シシャ」達が人間と関わり、人間の心を学び、時間を与えてもいいと思える人を探す。
「シシャ」である主人公のテクによると、自分は天からの使者だと認識している、と描写があるが、死者のほうにも取れる。使者だとすると、命令する側のものが目的を持って使役するが、この物語ではシシャが人間に時間を与えたからといって、世界の何かが変わることは無いため、シシャが大切なものを見つける旅のほうに重点があると思う。すると、幼くして死んだり、生前心の成長が出来なかった死者がシシャとして存在するのかもしれない。

17.『西の魔女が死んだ』
著者:梨木香歩

中学校に進み、クラスに上手く馴染めず学校に行かなくなってしまった少女まいは、少しの間、田舎の祖母の元で暮らしていた。それから二年、突然祖母の死を知らされる。
本文は「西の魔女が死んだ。」から始まり、情報が1つも与えられていない読者にとっては、西の魔女とは何であるのか、という疑問を持たずにはいられない。そこに、まだ冒頭の辺りでまいの母が、あの人は本物の魔女と言い切る描写がある。作中での魔女というワードはものの例えでないことだけがわかり、まいの二年前の話に移行する。祖母によると魔女に1番大切なのは、意志の力、自分で決める力だという。まいは魔女修行として、この力を養うことになる。結果、人として成長できたというたことが、祖母の家を発つ際にサンドウィッチのキンレンカを抜かなかった描写がよく表していると思う。一貫して祖母の愛が存分に描かれ、心に余裕を持つことが出来る、優しい作品だ。

18.『メイドインアビス』(漫画1~6巻)
作者:つくしあきひと

探掘家のロマンであり、未だ謎が解明されていない巨大な縦穴「アビス」。アビスに憧れる少女リコは、少年のような姿の記憶喪失のロボットにレグと名付け、共にアビスの底を目指す。
物語の要アビスには上昇負荷というものがあり、深い階層から浅い階層へ移動すると、肉体や精神がダメージを受ける。上昇負荷は深い程大きく、六層まで到達すると、上昇負荷があるために、人としては帰って来れない。このように、常に命の危険と隣り合わせで重たい内容となっている。漫画は話に似合わない可愛らしいイラストで、質感の表現が上手く、グロテスクな表現がより引き立つように感じる。記憶喪失のレグが物語のカギを握っていると考えられる。

19.『お別れホスピタル』(漫画)
作者:沖田×華
病院の終末期病棟、ターミナルと呼ばれる病棟での患者のエピソードを、看護師視点から描いた作品。エピソードそれぞれが完結した形式で、作中にもある通り、病気やケガ、老衰などで回復が見込めない患者を扱う。

1話では病室の大部屋で過ごす老婦人3人の話になっており、その中でお喋りだった1人が調子を崩し、先に亡くなる。すると、立て続けに同部屋の2人も亡くなる。私は死ぬことを経験していないため、死に際のことは想像することしか出来ないが、ここで描かれる老婦人たちは、死ぬタイミングを選んだかのようだと感じた。この作品はフィクションだが、現実でも有り得る話で、こういう場面が現在も実際にあるかもしれないな、と思いながら読むことができる。認知症や老老介護のことに触れていたりしているので、自身も家族も健康に過ごしている人にそういう現場を知ってもらうのに良いと思う。


20.『ブルーピリオド』(漫画)
作者:山口つばさ
遊びも勉強も手を抜かず、充実した高校生活を送る主人公。実際は心から夢中になれるものを持っておらず、高校生らしくない達観した思考をしていた。しかし、美術の授業で絵を描いた時、絵を通すことによって、初めて人と会話することができたと感じる。絵を描くのは初めてだったが、絵を褒められたことで、難関美大を目指すことを決心する。
高校生が進路を決める際、特に芸術の道に進むには、将来が不安、自分よりも優れた人がいる、といった考えが浮かび、大きな決断がいるだろうと思う。高校生がその時期に持つ、繊細で漠然とした不安を抱えつつも、険しい道を決心し前向きに努力を重ねる姿は清々しく、読んでいて晴れやかな気持ちになる。主人公は親に気を遣い、進路希望を伝えずにいるが、親は応援する気持ちでいるところにも、思春期の子を持つ家庭らしく、少しもどかしくもあり、若さゆえの勢いや空気感を感じさせられる。絵を題材にし、所々で遠近法など、絵を描くための知識が解説されるのも見どころの1つだ。
2023/09/24(日) 15:15 No.1975 EDIT DEL
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。