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2年 橋本 RES
春休み課題11~20

11,『小説 噓つき魔女と灰色の虹』著者:そらる
“イロ”が失われ、その色彩を見ることができるのは魔法使いのみとなった世界。ある日、鮮やかな世界にあこがれを抱き、魔法使いと友達になりたいと思った少年・ルーマは、魔法使いが住んでいると言われる迷いの森へと向かう。そこで出会ったのは、イリアという魔法使いの少女だった。この二人の出会いが、“イロ”を失った世界の運命を変えていく。
ネットに投稿された自身の楽曲を題材に描かれた物語で、曲は事前に何度も聞いていたため、その楽曲だけでは分からなかった間の部分が分かるということが新鮮な面白さがあった。普段人間が当たり前に見えている色が、魔法使いとの隔絶によって見えなくなってしまったとすることにより、当たり前の感覚を当たり前ではないかのように表していたことが興味深かった。

12,『大怪獣のあとしまつ』監督・脚本:三木聡
日本中を恐怖に陥れた巨大怪獣が死亡する。怪獣の死骸は腐敗によってゆっくりと膨張し、最悪の場合には大爆発を引き起こす恐れがあった。そんな危険な大怪獣「希望」の後始末を担当することになった政府直轄の特殊部隊・特務隊の青年たちは、国民、そして日本の運命をかけた危険な死体処理に挑む。
内閣総理大臣、財務大臣、環境大臣などが怪獣処理の有効な案を、権力を得るために我先にと実行しようとするさまが現実的だと感じたとともに、少しポンコツな人として描かれており皮肉めいていると感じた。怪獣と戦うことではなく、国民に被害が出ないようどのように処理するかということに焦点を当てた話は新鮮で面白かった。

13,『シン・ウルトラマン』監督:樋口真嗣、脚本:庵野秀明
物語の舞台は巨大不明生物「禍威獣」が出現し被害が発生している日本である。日本政府は防災庁・禍特対を設立し禍威獣対策に当たっていた。そんな中、禍威獣ネロンガの出現時に謎の巨人が大気圏外から飛来し、これを撃退して去っていく。一方、巨人が飛来した際、逃げ遅れた子どもの保護にあたっていた禍特対の神永新二は、衝撃からその子をかばって死亡する。光の星から来た外星人であった巨人は、神永の自己犠牲を見て人類に興味を示し、神永と一体化する。そして、禍特対の一員として人類を理解していく。
昔の特撮などでよく聞いた印象のあるサウンドが使われていると思った。二人称視点のカメラワークで距離が迫ったものが多かったり、少し不思議なカメラワークが多用されていてカメラワークにこだわっているように感じた。外星人によって支配される日本が、AIなどの科学技術により支配される世界を示唆しているかのように思われた。

14,『死役所』原作:あずみきし、監督:湯浅弘章ほか
死んだ人間が、成仏する手続きを行うために訪れる死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死、寿命、死産までありとあらゆる人が訪れる。死役所職員は全員死刑囚であり、なぜ死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは、と死役所を訪れる人や職員が死んでなお「自分の人生はなんだったのか」と考える物語。
死んだ人間が書類にどんな理由で死んだかを記入することで、冷静にその状況を受け止め自分や生前の周りの環境と向き合いなおすという物語が面白かった。特に後半では死刑で亡くなった死役所職員たちに焦点が当てられ、仇討ちや冤罪などの理由が明かされることで、前半までの殺された人たちに共感したりしていた気持ちが、殺人を犯した人に共感や同情の心を持ってしまうように変化させられて、事件の真実からどう考え受け止めるのかなど生きること、殺すことを改めて考えさせられる作品だった。

15,『SING/シング』監督・脚本:ガース・ジェニングス
動物たちの暮らす世界で、コアラのバスター・ムーンが経営するムーン劇場は廃業に追い込まれていた。そんな中、彼はかつての栄光を取り戻そうと歌のコンテストを開催する。そして様々な事情を抱えた個性的な動物たちが集い盛大なオーディションが行われる。
歌を主題にした映画ということで展開がミュージカル調で見飽きない作品であり、それぞれの登場人物に焦点を当てた分かりやすい物語になっていて、年齢問わず多くの人が見やすいものになっていたと感じた。落胆や驚きのリアクションの表現がオーバーで、コミカルでありながら海外的だったように思われた。

16,『SING/シング:ネクストステージ』監督・脚本:ガース・ジェニングス
盛大なオーディションの後、連日の大盛況となっていたムーン劇場。ムーンたちはさらに大きな夢へと踏み出すため、エンターテイメントの聖地レッド・ショア・シティで新しいショーを披露しようと動き出す。
ショーの演目(内容)が客席を巻き込むものであったり、存在する物語の展開で進められるものであったりと、現実で上演されていても面白そうなものになっていた。種族的な面で見ると、ネズミ同士やゾウ同士など同じ種族同士の家族の形のみが見られたことから、異種族が共生していてもその光景が当たり前となっていて、そんな中で段々とその形に確信が見られることから現代の社会観と似たものに表現されていると思われた。

17,『言の葉の庭』監督・脚本:新海誠
靴職人を目指す高校生の孝雄は、雨の日の午前中だけは決まって学校をさぼり、庭園のベンチで靴のデザインを考えていた。梅雨入り前の雨の日、いつものようにそこを訪れるとそこにはチョコレートをつまみにビールを飲む雪野という女性と出会う。そこで話をするうちに二人は仲を深め、互いに雨の日に会えることを待ち望むようになる。
現実性のない夢を持っておりそれが実現することもないと思っている少年と、学校でひどい扱いを受けたことによりそこから逃げ出した女性の、互いに逃げ出した二人が出会い、ほぼ他人ということで誰にも話せないような夢の話をするようになるという展開が、ありそうでなさそうなファンタジー的展開だったと感じた。

18,『PSYCO-PASS サイコパス』原案:虚淵玄、総監督:本広克行、監督:塩谷直義
人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能にし、それを数値化する「シビュラシステム」が導入された2112年の日本。人々は有害なストレスから解放された理想的な人生を送るため、その数値を指標として生きていた。その中でも犯罪に関する犯罪係数という数値があり、たとえ罪を犯していない者でも規定値を超えれば潜在犯として裁かれていた。
以前の作品紹介でディストピア作品として紹介されていたため、気になり見てみたが、罪を犯していなくても規定値を超えれば潜在犯とされるという設定が、効率的であるだろうけどもとても残酷なものだと感じた。技術革新が進んだ近未来の世界を描いていたものだったが、現代を生きる自分が見ると機械に支配された世界のように考えられた。

19,『平家物語』原作:古川日出男訳『平家物語』、監督:山田尚子
平安時代末期、平家一門は栄華を極めていた。琵琶法師の娘である少女びわは、父親を平家の武士に殺され平家の屋敷に侵入したところ、平家の棟梁である平重盛と出会った。そこで、びわが彼に「平家はじきに滅びる」と予言すると、亡者が見える目を持っていた重盛はびわに共鳴し、彼女を屋敷にとどめ置き自らの息子たちと共に生活させることにした。
琵琶の音や笛の音など、時代と和を感じる音楽の雰囲気の中で、清盛が京に戻る際の音楽がロック調であったりと、ところどころ雰囲気が一変するという抑揚が感じられた。清盛が寺や大仏を焼いたことにより閻魔が怒り、死の前に周りに影響があるほどの高熱に見舞われるなど伝承のようなものが、どこかコミカルに描かれていたと思われた。

20,『TV放送版 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』原作・監督:MTJJ
人間たちから正体を隠し人里を離れて暮らす妖精たちが存在する世界。人間により住処を追われた黒猫の妖精・小黒は、ひとり居場所を探していた。そこで、人間に襲われていたところを人間嫌いの妖精・風息に助けられ、隠れ家の島へと招かれる。その島で仲間たちと共に新たな生活を始めようとした小黒だったが、そこに人間でありながら最強の執行人・無限が現れ、小黒は捕まってしまう。
写実的なアニメーションというより絵本の挿絵のような親しみやすいアニメーションだという印象を受けた。それと同時に、戦闘シーンの目が回るようなカメラワークや緊迫感のあるBGMは観客の目を引き続ける効果があると感じた。小黒の愛嬌のある姿や無邪気な性格、無限の冷静ながら抜けている性格など、キャラクター性に多くの魅力があるのだと思った。
2023/03/23(木) 20:50 No.1945 EDIT DEL