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橋本 RES
結局間に合っていないものの、書けているところまでとりあえず出します。

21『ありふれたチョコレート』〈1・2(完結)〉(小説)
著者:秋川滝美

会社の専務兼営業部長にして超イケメンな瀬田総司というハイスペック男を上司に持つ相馬茅乃は、彼の部下として五年も使いっ走りにされていた。上司としては優れた人だがそろそろ「瀬田係」は辞めたい。そんな時、自分の娘と瀬田を結婚させて社長の席を譲りたいという思惑を持つ社長の働きかけにより、茅乃は転属することに。離れることになって初めて恋心を抑え込んでいたことに気づいたものの、だからといってどうすることもない。彼は例えるなら高級チョコレート。自分は一箱三百円のありふれたチョコレートなのだから…。
どんな高級チョコレートにだって目もくれず己の「特別」を追う男と、身の程を知りすぎて逃げ続ける女のお仕事恋愛小説。

リアリティのある社会人生活に、ドラマティックなシンデレラストーリーを織り交ぜたような作品。俺様ハイスペックイケメンが一途に追いかけてくるという点は物語ならではのフィクションと言えるような展開だが、主人公は仕事ができる一般的な大人の女性であるため、女性の目線からは感情移入しやすく、ドキドキするような恋愛小説になっていると感じる。就活生としては会社の解像度の高さが参考になった。


22『転生魔女は滅びを告げる』〈1~5〉(漫画)
著者:sora
原作:柚原テイル

「学校が爆発すれば行かなくて済むのに」「明日起きたら世界滅びてないかな…」軽い気持ちで呟くそれが口癖の引きこもりだった白井星奈は、引きこもり脱却を目指して外出した矢先に事故に遭い転生した。人々の半分が魔法を使うことができるこの世界でセナが使える魔法は「爆ぜろ」「滅びろ」の2つだけ。“魔女”だと恐れられ、今世でも一人ひっそりと18歳の誕生日を迎えたセナは、運命の出会いを果たし、世界を広げ、自分の使命を知ることになる。

「爆ぜろ」「滅びろ」の魔法の経緯からも分かるように、現代を生きる人の考え方が反映されているとしばしば感じられる作品。荷物を代わりに届けに来た少年が王子であり、そこから物語が展開していくが、王子は時折オカンと称されるほど生活感がある人物であり、物語の進み方も受動的であるため、よくある話ではないと感じる。また、引きこもりの転生ということもあり、繊細な心の動きが描かれていると考える。しかし、1巻冒頭で「忠告いたします」と書くような魔法である「爆ぜろ」「滅びろ」を、老いたドラゴンを安らかに眠らせるためとはいえ躊躇いなく使い、あっさり滅ぼしたことには違和感を持った。また、2巻7話の途中の話のつながり方にも違和感があると感じた。


23『ナカノヒトゲノム 実況中』〈1~10〉(漫画)
著者:おそら

「『ナカノヒトゲノム』というフリーゲームをクリアするとプレイヤーが失踪する」。都市伝説のような噂を聞きゲームをプレイしていたゲーム実況者・入出アカツキは、噂通り見知らぬ場所へ連れ去られてしまう。そこには様々なゲームを得意とする実況者が集まっており、彼らはアルパカの頭をした人物にゲームのルールを説明される。目標は再生数1億。達成できなければ死ぬまで帰れない。無限のプレイ時間の中で、彼らは『ナカノヒトゲノム』リアル実況をクリアすることができるのか。

1巻の初版が2015年発行のため、当時のゲーム実況の流行と今の流行を比較して読むのも面白いかもしれない漫画。死の危険もある中全員で脱出を目指す協力系デスゲームといったような内容だが、後半になるにつれてゲームの印象は薄くなっているような感覚がある。家族愛などの人間関係が様々な方向から複雑に絡むところが面白く、10巻では真相が明らかになりそうになっており続きが気になるところだが、2020年から新刊が出ていない。


24『おとなりコンプレックス』〈1~5〉(漫画)
著者:野々村朔

隣どうしの家に住み、兄弟のように育ってきた幼馴染であるあきらと真琴。一見すると、かっこいいあきら君とかわいい真琴ちゃんな二人だが、実際は、背が高く天然でかっこいいあきらちゃん(女)と、女装を武器としている美人でかわいい真琴君(男)。二人の関係はこれまでもこれからも変わらない仲の良い友達、のはずだったのだが、最近どうも様子がおかしい。親友以上恋愛未満な幼馴染コンプレックス物語。

女らしくないあきらと、親の影響もあって女装するようになり男らしくない真琴。「らしく」なくても構わない、あきららしく、真琴らしくあればいい。二人は同じようにそう考えていた。しかし、真琴はあきらへの恋心を自覚し、女装していないときでもあきらと並ぶと男に見られないことに焦燥を覚える。一方、女らしくしなくていいと言われることに救われていたあきらは女らしくすることに抵抗を感じてしまう。ただの幼馴染の恋愛ではなく、幼馴染特有の距離感を持ちながらコンプレックスに向き合っていく話になっている。


25『魔女先輩日報』〈1・2(完結)〉(漫画)
著者:餅田まか

魔女と人間が共存する社会。頼まれたら断れないお人よしな魔女の先輩を持つクールな同僚男子・美園は、彼女に惹かれていた。魔女は人間とは違い、空を飛ぶなどの魔法を使うことができるが、それは決して万能ではない。魔女なんて、魔法なんてと悲観しながらも社会人として懸命に生きる魔女先輩と、そんな彼女のあたたかい優しさに触れた後輩君の、星が散るようにきらめくラブストーリー。

気持ちを大事にするあたたかい恋愛漫画。できないことも懸命に頑張る魔女先輩と、その努力を見守り、時に支えるクールな後輩が心を通わせる様子が描かれている。魔女や魔法といった要素は、一般的な恋愛ものに比べて二人の関係をより特別なものに変えていると考える。


26『いい加減な夜食』〈1~4(完結)〉(小説)
著者:秋川滝美

有名企業の社長が住む屋敷に急遽ヘルプで入ったアルバイトの谷本佳乃は、屋敷の主の要望に従って“いい加減”に夜食を作った。ケチャップで味付けしたリゾットはシェフの本格料理には程遠く、後で確認してみると食材の賞味期限が切れているという適当ぶり。死にやしないだろうから大丈夫、一日だけだし。そんな佳乃の考えとは裏腹に、屋敷の主である原島俊紀は佳乃を探し出して強引に「夜食係」として雇用する。いい加減な夜食から始まった二人の関係は時間と共に変化していくが…

『ありふれたチョコレート』と同様にハイスペックイケメン男が特別に想う女を追いかけるストーリーだが、茅乃と違い佳乃は一般家庭の出ではなく、また、ハイスペックな女性である。しかし、普通の価値観を大事にするように教育された側面を持っているために思考回路が一般的で、共感しやすい人柄になっている。大企業の社長と主人公を中心にまわるお話であるため問題のスケールが大きく、ありそうで無いだろうフィクションとしてとても楽しめる作品。


27『ホリミヤ』(アニメ)
美人で成績も良く、クラスの中心的存在である堀さんは、実は共働きの両親に代わって年の離れた弟の面倒を見て日々を過ごす家庭的な高校生。そんなある日、ピアスを開け、派手な装いをした青年が行方知れずとなっていた弟を彼女のもとに送り届けてくれた。見知らぬ男のはずなのに、彼女のことを「堀さん」と呼ぶ彼は、暗くて目立たないオタクであるはずのクラスメイト、宮村君だった。偶然お互いの秘密を知った二人はこの出来事をきっかけに急速に仲良くなっていくことになる。

互いの普段隠している姿を知ることで仲良くなっていくラブストーリー。タイトルにもなっている堀さんと宮村君は運命の出会いと言って差し支えの無いような関係であり、暗い過去を持っていてもこの出会いによって好転していく様子が見られる。一方、思春期によくあるような人間関係の複雑さはこの二人にはあまり見られず、彼らのクラスメイトであり後に共通の友人となる石川君がその部分を一身に背負う点が興味深い。


28『聖女の魔力は万能です』〈1~8〉(漫画)
どこにでもいる20代のOL・セイは、残業終わりに突然異世界召喚されてしまう。どうやら聖女として召喚されたようだが、聖女として連れていかれたのは同時に召喚されたもう一人の女の子だけ。元の世界に戻れない今やるべきことは、一刻も早くこの世界に馴染むこと。薬草への興味から研究所で働くことになったセイの異世界生活がスタートする。

透明感がある絵柄と、モノクロでも伝わる魔法のエフェクトが魅力。主人公が精神年齢高めの大人なので、異世界物でありながらも幅広い年齢層の人が読みやすいのではないかと感じる。


29『聖女の魔力は万能です』(アニメ)
あらすじは28と同様。

口元を映すシーンが多いことがずっと気になっていたが、最終話を見て、最後にあるタイトルコール?を効果的に見せるためだったのだろうと推測できた。また、ライトノベルから漫画化し、アニメ化した作品だが、漫画よりアニメのほうが進みが早いことも特徴的だった。


2023/03/22(水) 00:00 No.1942 EDIT DEL