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3年 吉川
RES
夏休み課題30点
1~10
1.『もやしもん』(漫画)作者:石川雅之
この作品は菌を視認することができる主人公、沢木直保を中心とした学園ストーリーだ。彼は酒蔵を継ぐため、上京し「某農業大学」に通うことになる。
沢木が所属する某農大樹ゼミでは酒をはじめとする発酵の文化を研究しており、作中では様々な菌のはたらきが菌のキャラクターによって説明されたり、国内外の発酵食品の紹介などがされている。この作品により食の魅力を再発見させられた。主人公や親友の背景など、キャラクターそれぞれのストーリーが掘り下げられるため、食に関する内容以外にも話の構成として楽しめる要素がある。
2.『はたらく細胞BLACK』(漫画)作者:原田重光
人の体内を舞台に年中無休で働き続ける細胞たちの物語『はたらく細胞』のスピンオフ作品。体の主の不摂生な生活により、そこは劣悪な労働環境だった。
不健康な成人男性の体内は細胞たちにとってさながらブラック企業である。その細胞たちのはたらきの内容は、喫煙によりヘモグロビンと一酸化炭素が結びつき赤血球が行動不能になるなど『はたらく細胞』と比べ過酷なものとなっている。喫煙、飲酒、睡眠不足、運動不足などが体に与えるダメージを細胞レベルで具体的に描いており、時には命に関わる病気を引き起こしたりする描写があるため、日頃の不摂生を改めなければいけないと感じさせられた。
3.『宝石の国』(漫画)作者:市川春子
宝石たちが暮らす地上では宝石を攫う月人の襲来に備え、宝石それぞれに役職が与えられている。しかし、宝石の中でも一際脆く、不器用なフォスフォフィライトは唯一仕事を持たずにいた。そんなフォスはついに金剛先生より博物誌作成の仕事を与えられる。
この作品は話が進むにつれて初期の可愛らしさからは想像を絶するような鬱展開となっており、主人公だけが報われない構造が常にあるため、救いを求めて読み進めてしまうような点に魅力がある。世界設定が凝っており、宝石、月人、アドミラビリスが人間を基に分裂した種族であることが明かされているため、人間の長所や短所が種族によって顕著に現れていたりする点があり、作品の面白みに繋がっている。
4.『シン・ウルトラマン』(映画)監督:樋口真嗣
突然出現する巨大不明生物「カイジュウ」による被害が発生している日本にて、ある日カイジュウのネロンガが出現する。禍威獣特設対策室、通称カトクタイが対応していたところ、謎の銀色の巨人が大気圏外から飛来し、カイジュウネロンガを撃退し去っていった。
この作品は人の心がわからないウルトラマンが正義とは如何なるものかというものを獲得していく点が一つの軸になっていると考えられる。一方で異端のものを排斥する人間たちの社会性が描かれており、正義が常に社会的に認められるとは言い切れないような苦しい現実を突きつけられる。神永が子どもをかばって死亡し、ウルトラマンが神永に命を与えたように、この作品では自己犠牲の上に正義が成り立っていることを示しているのだと考えられる。
5.『正反対な君と僕』(漫画)作者:阿賀沢紅茶
気さくで誰とでも話せる陽気な女子高生鈴木は実は繊細で周囲の目を気にしており自分を通すことが苦手な性格をしていた。そんな彼女が恋をしたのは隣の席の無口な谷くんだった。
空気を読みがちな鈴木が自分をしっかり持っている谷くんに恋をする物語だが、二人の間には高校生ならではのヒエラルキーがあり、相手に迷惑ではないか、周りからどう思われるだろうかと考えてしまう鈴木の様子が初々しく感じる。二人は付き合うことになり、その後のストーリーも展開していく。基本的に悪意を持った人物は描かれず、不穏な空気になることがないため穏やかな気持ちにさせてくれる作品だと感じる。
6.『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(漫画)作者:富士屋カツヒト
女性医師滝野が、症状だけでなく患者自身を診察する総合診療医徳重のもと徳重の診察の仕方を身につけ成長していく。
様々な悩みを抱える患者の話を聞き適切な医療やサービスに繋げる医療漫画となっている。この作品の特徴が、症状と関係ないような内容であっても患者の話を聞くという点に重きを置いている点で、その話の中にある診療に重要な要素を拾い上げることで適切な治療に繋げている。患者視点では自身では思いもよらないところが症状の原因になっていることがあるため、診察を意識せずに普段の生活の話をすることの有用性が感じられる。実際には効率の面で難しいのだが、医師が診療と直接繋がらないような話を聞くことになれば、隠れた問題を炙り出すという点でより良い医療の形態になるのではと感じた。
7.『アンサングシンデレラ 病院薬剤師葵みどり』(漫画)作者:新井ママレ
総合病院の薬剤師として働く葵みどりは頼りになる医師でも親しみやすい看護師でもない薬剤師の仕事に疑問を持っていた。しかし、患者と接することで薬剤師という仕事に自信を持ち始める。
この作品は病院薬剤師を主人公とした医療漫画だ。薬剤師の仕事内容を中心としたストーリーとなっており、患者とのコミュニケーションや医師との連携により健全な医療が成り立つという点を軸にしている。この作品に触れるまでは薬剤師は患者側とあまり接点がない仕事だと感じていたが、その偏見がなくなった。
8.『青に、ふれる』(漫画)作者:鈴木望
生まれつき顔に太田母斑というアザがある女子高生の瑠璃子は、高校二年で新たな担任となる神田と出会う。神田の落とした手帳にはクラスメイトの外見や仕草などの特徴がびっしりと書かれていたが、瑠璃子の名前の欄は空白となっていた。アザのことに気を遣われたのだと感じた瑠璃子は神田に怒りを覚える。
この作品の主人公瑠璃子は外見にコンプレックスを抱えているが、瑠璃子が恋をする神田は相貌失認という障害を抱えており、彼女を含む人間全ての顔がわからないため、神田視点において瑠璃子のコンプレックスは成立しないという構造になっている。瑠璃子が他人から外見のことをとやかく言われるなど、社会に染み込んだルッキズムを克明に描いている。ルッキズムは根深い問題で、漫画にこの題材を落とし込み読者に問題意識を持たせる点が非常に優れている作品だと感じた。
9.『はたらく細胞LADY』(漫画)原作:原田重光 作画:乙川灯
「お嬢様」の体には月経など女性特有の体調の変化が日々起きていた。そんな「お嬢様」の体内ではたらく細胞たちの物語。『はたらく細胞』の女性に特化したスピンオフ作品。
健康に気をつけている女性の体調の変化を体内の細胞たちの視点で描いた作品となっている。冷え性や月経など女性特有の不調を取り上げており、体内が危機に瀕した際、「お嬢様」本人がハーブティーを飲むなどの方法で体調を改善しており、体内の細胞たちはこれを「女神の恵」と呼んでいる。他にも「女神の恵」として健康法が紹介されているため、読者は健康意識が高まると感じた。
10『星を集める少年』(漫画)作者:ナツ
大学で生物学を教えているベンは六本足の巨大な鹿を探すためスウェーデンの森に入ったが、迷ってしまう。そこで、森でひとり暮らしているという白髪の少年に出会う。
白髪の少年ヨシカは森に戻ってくる魂の光である「星」を集めて暮らしており、その「星」が空に還る手伝いをするのがベンが探していた「アメノカク」だった。魂を集めてその輪廻転生を手伝う少年と、見るものに畏怖を抱かせつつ神々しさを持った「アメノカク」など、全体を通して神秘的な作品となっている。主な登場人物は二人だが、絵の綺麗さも相まってどこかの未知の伝説を体験しているように感じた。
1~10
1.『もやしもん』(漫画)作者:石川雅之
この作品は菌を視認することができる主人公、沢木直保を中心とした学園ストーリーだ。彼は酒蔵を継ぐため、上京し「某農業大学」に通うことになる。
沢木が所属する某農大樹ゼミでは酒をはじめとする発酵の文化を研究しており、作中では様々な菌のはたらきが菌のキャラクターによって説明されたり、国内外の発酵食品の紹介などがされている。この作品により食の魅力を再発見させられた。主人公や親友の背景など、キャラクターそれぞれのストーリーが掘り下げられるため、食に関する内容以外にも話の構成として楽しめる要素がある。
2.『はたらく細胞BLACK』(漫画)作者:原田重光
人の体内を舞台に年中無休で働き続ける細胞たちの物語『はたらく細胞』のスピンオフ作品。体の主の不摂生な生活により、そこは劣悪な労働環境だった。
不健康な成人男性の体内は細胞たちにとってさながらブラック企業である。その細胞たちのはたらきの内容は、喫煙によりヘモグロビンと一酸化炭素が結びつき赤血球が行動不能になるなど『はたらく細胞』と比べ過酷なものとなっている。喫煙、飲酒、睡眠不足、運動不足などが体に与えるダメージを細胞レベルで具体的に描いており、時には命に関わる病気を引き起こしたりする描写があるため、日頃の不摂生を改めなければいけないと感じさせられた。
3.『宝石の国』(漫画)作者:市川春子
宝石たちが暮らす地上では宝石を攫う月人の襲来に備え、宝石それぞれに役職が与えられている。しかし、宝石の中でも一際脆く、不器用なフォスフォフィライトは唯一仕事を持たずにいた。そんなフォスはついに金剛先生より博物誌作成の仕事を与えられる。
この作品は話が進むにつれて初期の可愛らしさからは想像を絶するような鬱展開となっており、主人公だけが報われない構造が常にあるため、救いを求めて読み進めてしまうような点に魅力がある。世界設定が凝っており、宝石、月人、アドミラビリスが人間を基に分裂した種族であることが明かされているため、人間の長所や短所が種族によって顕著に現れていたりする点があり、作品の面白みに繋がっている。
4.『シン・ウルトラマン』(映画)監督:樋口真嗣
突然出現する巨大不明生物「カイジュウ」による被害が発生している日本にて、ある日カイジュウのネロンガが出現する。禍威獣特設対策室、通称カトクタイが対応していたところ、謎の銀色の巨人が大気圏外から飛来し、カイジュウネロンガを撃退し去っていった。
この作品は人の心がわからないウルトラマンが正義とは如何なるものかというものを獲得していく点が一つの軸になっていると考えられる。一方で異端のものを排斥する人間たちの社会性が描かれており、正義が常に社会的に認められるとは言い切れないような苦しい現実を突きつけられる。神永が子どもをかばって死亡し、ウルトラマンが神永に命を与えたように、この作品では自己犠牲の上に正義が成り立っていることを示しているのだと考えられる。
5.『正反対な君と僕』(漫画)作者:阿賀沢紅茶
気さくで誰とでも話せる陽気な女子高生鈴木は実は繊細で周囲の目を気にしており自分を通すことが苦手な性格をしていた。そんな彼女が恋をしたのは隣の席の無口な谷くんだった。
空気を読みがちな鈴木が自分をしっかり持っている谷くんに恋をする物語だが、二人の間には高校生ならではのヒエラルキーがあり、相手に迷惑ではないか、周りからどう思われるだろうかと考えてしまう鈴木の様子が初々しく感じる。二人は付き合うことになり、その後のストーリーも展開していく。基本的に悪意を持った人物は描かれず、不穏な空気になることがないため穏やかな気持ちにさせてくれる作品だと感じる。
6.『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(漫画)作者:富士屋カツヒト
女性医師滝野が、症状だけでなく患者自身を診察する総合診療医徳重のもと徳重の診察の仕方を身につけ成長していく。
様々な悩みを抱える患者の話を聞き適切な医療やサービスに繋げる医療漫画となっている。この作品の特徴が、症状と関係ないような内容であっても患者の話を聞くという点に重きを置いている点で、その話の中にある診療に重要な要素を拾い上げることで適切な治療に繋げている。患者視点では自身では思いもよらないところが症状の原因になっていることがあるため、診察を意識せずに普段の生活の話をすることの有用性が感じられる。実際には効率の面で難しいのだが、医師が診療と直接繋がらないような話を聞くことになれば、隠れた問題を炙り出すという点でより良い医療の形態になるのではと感じた。
7.『アンサングシンデレラ 病院薬剤師葵みどり』(漫画)作者:新井ママレ
総合病院の薬剤師として働く葵みどりは頼りになる医師でも親しみやすい看護師でもない薬剤師の仕事に疑問を持っていた。しかし、患者と接することで薬剤師という仕事に自信を持ち始める。
この作品は病院薬剤師を主人公とした医療漫画だ。薬剤師の仕事内容を中心としたストーリーとなっており、患者とのコミュニケーションや医師との連携により健全な医療が成り立つという点を軸にしている。この作品に触れるまでは薬剤師は患者側とあまり接点がない仕事だと感じていたが、その偏見がなくなった。
8.『青に、ふれる』(漫画)作者:鈴木望
生まれつき顔に太田母斑というアザがある女子高生の瑠璃子は、高校二年で新たな担任となる神田と出会う。神田の落とした手帳にはクラスメイトの外見や仕草などの特徴がびっしりと書かれていたが、瑠璃子の名前の欄は空白となっていた。アザのことに気を遣われたのだと感じた瑠璃子は神田に怒りを覚える。
この作品の主人公瑠璃子は外見にコンプレックスを抱えているが、瑠璃子が恋をする神田は相貌失認という障害を抱えており、彼女を含む人間全ての顔がわからないため、神田視点において瑠璃子のコンプレックスは成立しないという構造になっている。瑠璃子が他人から外見のことをとやかく言われるなど、社会に染み込んだルッキズムを克明に描いている。ルッキズムは根深い問題で、漫画にこの題材を落とし込み読者に問題意識を持たせる点が非常に優れている作品だと感じた。
9.『はたらく細胞LADY』(漫画)原作:原田重光 作画:乙川灯
「お嬢様」の体には月経など女性特有の体調の変化が日々起きていた。そんな「お嬢様」の体内ではたらく細胞たちの物語。『はたらく細胞』の女性に特化したスピンオフ作品。
健康に気をつけている女性の体調の変化を体内の細胞たちの視点で描いた作品となっている。冷え性や月経など女性特有の不調を取り上げており、体内が危機に瀕した際、「お嬢様」本人がハーブティーを飲むなどの方法で体調を改善しており、体内の細胞たちはこれを「女神の恵」と呼んでいる。他にも「女神の恵」として健康法が紹介されているため、読者は健康意識が高まると感じた。
10『星を集める少年』(漫画)作者:ナツ
大学で生物学を教えているベンは六本足の巨大な鹿を探すためスウェーデンの森に入ったが、迷ってしまう。そこで、森でひとり暮らしているという白髪の少年に出会う。
白髪の少年ヨシカは森に戻ってくる魂の光である「星」を集めて暮らしており、その「星」が空に還る手伝いをするのがベンが探していた「アメノカク」だった。魂を集めてその輪廻転生を手伝う少年と、見るものに畏怖を抱かせつつ神々しさを持った「アメノカク」など、全体を通して神秘的な作品となっている。主な登場人物は二人だが、絵の綺麗さも相まってどこかの未知の伝説を体験しているように感じた。
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