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3年 岩下 RES
夏休み課題21~30

21.東京深夜少女(漫画)
漫画:もてぃま 原案:輪千ユウ
就活生の佐々木はるかは、コミュニケーション能力の不足によって中々内定を獲得できずにいた。不合格に落胆して歌舞伎町を歩いていたところ、サキュバス系ガールズバーで働く露出系コスプレイヤー・りあと仲良くなり、人生で初めての夜遊びをすることになる。
真面目だった少女が歌舞伎町の住民との出会いによって、次第に深みにはまっていく物語。
本作は電子漫画アプリ「サイコミ」で連載されている漫画で、全編カラーで掲載されている点が特色である。それによって現代的な「病みかわいい」世界観が形成されている。ストーリーとしては身勝手な歌舞伎町の住民と煮え切らない主人公のはるかの交流が中心となっているが、主人公が完全に常識に染まり切っていないことから徐々に夜の世界の常識に浸食されていく様子を楽しむことができる。

22.天国大魔境(漫画)
作者:石黒正数
外界から隔絶された孤児院のような施設で暮らすトキオは、ある日抜き打ちテストで「外の外に行きたいですか」という問題を目にし、外の世界を意識するようになる。一方、荒廃した世界で女性用心棒のキルコと共に旅をするマルは、死別したミクラの遺言を頼りに「天国と呼ばれる場所で自分と同じ顔をした人間を探し出し、薬を打つ」ことを目標としていた。
性別という概念が希薄な謎の施設で過ごすトキオと、人間を襲って食べる不思議な生物が蠢く世界で生きるために戦うトキオにそっくりな少年・マルの物語を交互に描きながら進んでいくSF作品。
不思議な世界観とそこで織りなされる人間関係、それらを引き立てているあたたかで丸みがあるのにスッキリとした絵柄が本作の魅力である。また、二つの世界の関係性や主要キャラクターたちの生い立ち、舞台背景といった情報は徐々に明らかにされていくことから、どのような物語なのかわからないまま読んでいくうちに、次第に先の展開が気になっていく作品である。

23.税金で買った本(漫画)
作者:ずいの、系山冏
小学生ぶりに図書館を訪れた高校生ヤンキー・石平が図書館で働く職員達との交流を通じて知識欲に目覚め、アルバイト職員として働いていく過程を描いたお仕事漫画。
図書館に関するリアルな描写と、実際に存在しそうでギリギリ存在していなさそうな個性を持った図書館職員・利用者達のキャラクターのバランスが絶妙な作品である。
特に、紛失本の弁償制度やレファレンスの掟など、世間にはあまり知られていない図書館の制度や問題点について学べる点が司書資格課程を履修中の身としては興味深く感じた。
また、図書館のきれいな面だけでなく、弁償しなくてはいけない本を中々返さない利用者や職員にセクハラまがいな質問をする利用者、男性職員と女性職員で態度を変える利用者など接客業の一種として実際の図書館でも存在していそうな問題点が克明に描かれている。その中で、図書館について無知だからこその石平の言動が問題を解決する切っ掛けになっていく、という1~2話単位のストーリー展開が濃密で魅力的な作品である。

24.極限脱出ADV 善人シボウデス(ゲーム)
開発:チュンソフト シナリオ・ディレクター:打越鋼太郎
プラットフォーム:Play Station Vita
男子大学生のシグマは帰宅途中に何者かによって連れ去られ、気が付くと自称記憶喪失の少女・ファイと共にエレベーターのような部屋に閉じ込められていた。モニターに現れたゼロ3世と名乗るウサギの指示に従って、他の部屋に監禁されていた老若男女含む計9人で「ノナリーゲーム・アンビデックスエディション」に挑んで施設からの脱出を目指す物語。
本作はアドベンチャーゲームシリーズ「極限脱出シリーズ」の第二作目で、「極限脱出 9時間9人9の扉」の続編に該当する。選択肢によってストーリーが変化するノベルパートと閉じ込められた室内からの脱出を目指す脱出パートを繰り返すことで、いずれかのエンディングにたどり着く仕組みになっている。各エンディングに至るまでの流れはフローチャートになっており、一度閲覧したストーリーであればオプション画面から自由に行き来できるようになっている。このような仕組みはエンディング回収をするうえで便利な機能である一方、ストーリー上も重要な役割を持っている。
このような、ゲームシステムを利用したストーリー展開が本作の一つの魅力である。そのほかにも、立ち絵を利用した主人公にまつわる設定や、ジャンプシステムを利用したSFチックな世界観など、ゲームであるからこその世界観やストーリー展開には目が離せない。

25.どろぼうちゃん(漫画)
作者:ひととせ ひるね
高校二年生の夜長は隣の席の眠方さんに恋をしていた。ある日「どろぼうちゃん」と名乗るコスプレ少女が夜長の部屋に忍び込む場面に直面するが、その正体が眠方さんであることに夜長は速攻気づく。自称・義賊のドジっ子泥棒と、泥棒に恋する少年のラブコメディ作品。
ピッキングに失敗してターゲットに直接部屋に入れてもらう、夜長が眠方をもてなすために買ってきたスイーツを落としてしまいどろぼうなのにお詫びの品を買ってくる、といった眠方のうっかり具合がかわいらしく、ポップな絵柄とマッチしている。
泥棒自体は犯罪であるが、双方の合意である点、最終的には失敗してしまう点からコミカルな側面が強調されていて、明るく楽しむことができる作品である。

26.食糧人類-Starving Anonymous-(漫画)
原案:水谷健吾 原作:蔵石ユウ 作画:イナベカズ
地球温暖が極度に深刻化した日本では、表向きは核廃棄物処理施設として政府の管理下にある施設において、連れ去ってきた人間を飼育して太らせ、異星の巨大生物の供物にする制度が敷かれていた。高校生の伊江は下校途中のバスで友人含む乗客とともに拉致され、食肉として処理される途中の運搬中に目を覚ます。処理をなんとか免れた主人公が、数少ない正気な人々とともに施設からの脱出を目指す物語。
普通の日常を過ごしていた伊江が突如日本の暗部を見せられる、という手に汗握る展開が魅力の作品である。また、主人公らが大口を開けてチキンナゲットを食べる場面から始まる第一話が印象的で、食の汚さや残酷さ、恐ろしさを徹底的に突き詰めたようなホラー作品である。

27.食糧人類RE:-Starving Re:velation-(漫画)
原案:水谷健吾 原作:蔵石ユウ 作画:イナベカズ
異星の巨大生物を「天人さま」と奉り、将来的には自らの肉体を天人さまに召し上がっていただくことが正義である、と教育された世界の中で少なからず違和感を覚えている人々が存在していた。主人公の天沢は社会の慣習を当然のものとして受け入れていたが、ある日突然死ぬことに対して恐怖を覚えるようになる。「食糧人類-Starving Anonymous-」の続編として描かれた、食べられるためだけに生きることを当然とする学校の中で歪な常識に立ち向かおうとする人々の物語。
信じ切っていた社会の不条理に突如として直面するという点は、前作から共通して描かれているテーマである。しかしながら、本作では一般人にまで洗脳の効果が及んでいるため、客観的にみるとより一層不気味さが際立っている。冒頭場面では現代社会と何ら変わりない学校生活が描かれているが、死ぬのが怖いという天沢の告白に担任教師がやたら取り乱すシーン以降、社会の歪さが徐々に明らかになっていく。謎の生物に食べられるという状況の恐怖に加えて、同調圧力という人間的な恐怖が加わったホラー作品。

28.いじめるヤバイ奴(漫画)
作者:中村なん
高校1年生の仲島達也はクラスメイトの白咲花に「いじめさせ」られていた。
クラスメイトの前では悪逆非道ないじめっ子として白咲をいじめる仲島だが、その陰では白咲からの殺人スレスレの暴力的制裁によって「クラスメイトにはいじめを強要されていることはバレないように、常に白咲だけをいじめること」を強要されていた。普通の高校生活を送るはずがいじめを強要されることになった仲島の苦悩を通じて、他者に暴力を振るうことの恐怖を描いた物語。
本作の主人公は白咲の恐怖によって支配されている被害者であるが、頭の回転や身体能力に優れている点から単なる弱者に留まらない工夫がおもしろい。中でも、いじめの障壁となる妨害者やハプニングに対する対応力は見事で、クラスメイトや担任教師をも味方につけることに成功している。また、第一話の冒頭シーンはクラスで唯一いじめに反対する田中視点で進んでいくが、途中で主人公が仲島に切り替わって白咲の恐怖が露呈する、という展開によって通常のいじめ漫画とは違った展開をみせている。本作はいじめという重い題材を扱った作品でありながらも、被害者自身が首謀者である点、加害者であるはずの仲島がむしろ被害者である点、周囲の人々の異常なまでに協力的な態度、主要人物たちの圧倒的な身体能力といった要素から、中盤以降はコメディ作品としても楽しめる作品である。

29.ブルーロック(漫画)
原作:金城宗幸 作画:ノ村優介
日本のW杯優勝を目指して日本フットボール連合が立ち上げたプロジェクト・青い監獄プロジェクトとは、ブルーロックに集められたユース世代のFW300人の中から世界一のストライカーを育成するプロジェクトのことである。数々の選考を潜り抜けた最後の一人は最高のストライカーになれる一方で、残りの失格者達は日本代表入りの資格を永久に失うという条件の中、己のエゴをぶつけ合い試練に挑んでいく高校生達の物語。
本作は、サッカーに対する従来のイメージが変わるような作品だと感じた。従来のサッカーはチーム戦として連携が重視されているが、本作においてはチームの得点よりも個人の得点が重視される価値観の中で物語が展開していく。本作主人公の潔世一は入寮当初、ブルーロック内のランクが300人中299位だったこともあって自信のなさが目立ったが、特殊な持論を掲げるブルーロックのシステムに身を投じることによって徐々に自身の強みを見つけ、自信を身に着けていく。特殊な状況下だからこその成長と入寮者同士の熾烈な戦いを描いたストーリー展開によって、メラメラとしたカタルシスが味わえる作品である。

30.僕たちがやりました(漫画)
原作:金城宗幸 漫画:荒木光
そこそこ楽しい人生を目標としているトビオらが通う凡下高校の隣には、不良で有名な矢波高校が建っていた。ある日、友人のマルが矢波高校の生徒に目を付けられたことを切っ掛けに仕返しを決意したトビオら仲良し4人組は、夜の矢波高校に忍び込み、金持ちOBのパイセンこと小坂の財力で手配したプラスチック爆弾を校舎内各所に設置した。翌朝隣の校舎から起爆させたところ付近のプロパンガスへの引火から大規模な爆発事件に発展し、10人の死者を出す事態に発展する。軽率な行動が取り返しのつかない事件に発展してしまった少年たちの、後悔や現実逃避、家族や社会との確執、矢波高生徒への恨みや思春期特有の浅慮を描いた物語。
本作の中でも特に大きな見せ場として、矢波高校に忍び込んで爆弾を設置する場面と、罪悪感に耐えかねて大規模な自首を決意する場面が存在する。それぞれの場面において4人は、為そうとしている物事の重大さに比べてはるかに軽い気持ちで行動しているようにも見える。例えば、警察組織に直接犯行を自供したとしてもパイセンの父親の財力によってもみ消されてしまうことから大規模な自白イベントを企画し、必要な道具を準備しているシーンは、まるで文化祭の準備をしているかのような和やかな空気感と青春らしさに包まれている。このような一般的な高校生が分不相応な出来事を起こしてしまったが故のアンバランスさが本作の魅力の一つである。
2022/09/18(日) 23:45 No.1883 EDIT DEL
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