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3年 高橋
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夏休み課題1〜10
1.「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」(アニメ)
原作:赤坂アカ 制作:A-1 Pictures 監督:畠山守
エリート校である秀知院学園にて、生徒会長を勤める白金御行と副会長の四宮かぐや。両想いであり周囲からもお似合いだと言われていた二人だったが、お互いプライドが邪魔をし
て告白できずにいた。
生徒会での活動、そして学園の文化祭である奉心祭を中心に学生たちの恋愛が動きだす。
本作はラブコメディの要素の中に登場キャラクターがエリートであることによる頭脳戦も追加されている。この二つの要素の組み合わせは映像と音声のどちらもを活用するアニメに適したものとなっており原作の面白さをそのまま出せている。
一期との違いとして前回以上に話数をまたいだ物語が多く、大きなエピソードのいくつかで物語が構成されていたことが挙げられる。またそのようなエピソードはシリアスな展開が多いのでコメディ回との緩急が大きいという特徴も生まれる。私はこの構成を好ましく感じたが、一期よりもギャグ要素が薄まってしまっていることから苦手に感じる人もいるのではと考えた。またギャグの方向性がパターン化されており展開が予測しやすい点も、コメディ作品として本作を見ていた人には好ましく感じにくいのではと考える。
2.「可愛いだけじゃない式守さん」(アニメ)
原作:真木蛍五 制作:動画工房 監督:伊藤良太
不幸体質の男子高校生である和泉には、式守さんという彼女がいる。式守さんは普段とても可愛らしい女性なのだが、和泉がピンチになったときなどにはイケメンに変貌する。
そんなカップルである二人の日常生活を覗いてみよう。
本作は式守さんというキャラクターを楽しむ作品である。物語は基本一話完結型であり、毎回式守さんの可愛らしい姿とカッコいい姿が交互に映し出され、そのギャップを楽しむという形式となっている。そのため作品の物語展開などに注目する人には本作は合わない。対して式守さんを好ましく感じた人には最大限サービスする、ターゲット層をかなり絞った作品となっている。また作画は美しいもののカメラワークもパターン化されているため式守さんの演出を”くどく”感じる視聴者もいるだろう。そのため三十分アニメではなくても良いのではとも考えてしまう、全体的に非常にもったいない作品だと感じた。
3.「古見さんはコミュ症です。2期」(アニメ)
原作:オダトモヒロ 制作:オー・エル・エム 総監督:渡辺歩
人前で話すことを極度に苦手に感じているコミュ症の女子高校生古見さんは、初めて友達になってくれたクラスメイト只野くんと共に友達を百人作るという目標を掲げていた。しかし彼女の通う学校の生徒は誰も彼も個性が強く……無事古見さんと只野くんは目標を達成できるのか。
第一期では古見さんと様々なクラスメイトたちとの交流の始まりが焦点に当てられており二期でもその展開はちゃんとあるのだが、既出のキャラクターが多い分二期では古見さんと只野くん間の恋愛模様の描写も丁寧に描かれるようになっている。この変化は作品を飽きずに見ることを可能とし、非常に良い展開だったと私は考える。他の登場人物とのコミュニケーションでは文字に頼りがちな古見さんだが、付き合いが他より長い只野くんには声や直接的な動きを用いたコミュニケーションも増え始める。この差が恋愛作品における胸キュン要素として作用していることも本作の個性となっており、作品の魅力をより引き立てていると私は考えた。
4.「SPY×FAMILY」(アニメ)
原作:遠藤達哉 制作:WIT STUDIO×CloverWorks 監督:古橋一浩
東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)という二国の間で、熾烈な情報戦が繰り広げられていた時代。西国のスパイである男性「黄昏」はとある極秘任務を任される。それは一週間以内に家族を作り、危険人物の息子が通う学校の懇親会に参加して彼と接点を持つことだった。黄昏は自信の正体を隠しつつ、疑似家族を作ることとなるがその家族のメンバーもそれぞれ秘密を抱えていて…!?
本作は原作である漫画作品のアニメ化としてお手本のような物語構成をしている。アニメ化作品にはまず原作を忠実に再現するか、物語にアレンジを加えるかという選択が迫られる。本作では基本物語を忠実に再現しつつ、原作では掘り下げられなかった本筋にはあまり関わらないエピソードを丁寧に描写していた。これだけ記述すると蛇足のようなエピソードを追加しテンポを乱しているとも考えられるが、これらのエピソードはある役割を持っている。それは主人公たちフォージャー一家や、娘のアーニャとそのクラスメイトの関係を深めるというものだ。これにより仮初めの関係性とその中で芽生えた本物の感情のギャップが作品内で生まれ、物語に深みを生み出している。本作のアレンジは非常に好ましかったので、他作品でも取り入れて欲しいと私は感じた。
5.「トモダチゲーム」(アニメ)
原作:山口ミコト 制作:オクルトノボル 監督:小倉宏文
ある日、主人公である片桐友一と彼と仲のいいクラスメイトである沢良宜志法、美笠天智、四部誠、心木ゆとりは突然多額の借金を背負わされそれを無くすためには「トモダチゲーム」というものに参加しなければならないと告げられる。五人は共に借金返済のため協力しようとするが、ゲームの中で様々なことに直面し…
本作は心理戦と人間が持つ裏の姿を見事に描写した作品だった。カイジやイカゲームといった作品に似ており、人間の醜い部分を映すと共に物語の中で展開されるゲームをどうやって攻略するかも楽しむことができる。意外な伏線などもあり、ゲームの攻略法が提示される際に得られる説得力と爽快感は非常に大きかった。
しかし、物語全体を見ると一期である分謎がかなり残っている。特に主人公の謎が明らかになっていない点は、主人公への感情移入を阻害するためもったいなく感じた。せめて二クール連続で放送するか、二期の制作決定を早くに公表する必要があったと考える。
6.『ハイスクール・ミュージカル2』(映画)
監督:ケニー・オルテガ 脚本:ピーター・バルソチーニ
学校の人気者であるトロイは、自身に片思いをしているシャーペイの父親に誘われて彼が経営するカントリークラブのバイトに誘われる。恋人であるガブリエラやバスケットボールチームのメンバーと共に夏休みにカントリークラブを訪れたトロイだが、シャーペイの工作によって様々な出来事に巻き込まれることとなった。
本作はミュージカル作品として高く評価されており、実際に見てもその評価は確かである。ダンスや歌のクオリティ、歌詞と物語のリンク性、カメラワーク…どれも優れており音楽としても映像としても非常に楽しみながら作品を鑑賞できる。特に歌詞と物語のリンク性は日本のミュージカル作品と比べて非常に高い。そのためミュージカルが無駄なものと感じさせず、世界観も壊していない。ミュージカルが苦手な人にこそ見て欲しい作品である。
7.「メイドインアビス」(アニメ)
原作:つくしあきひと 監督:小島正幸 脚本:倉田英之 制作:キネマシトラス
世界に残された秘境「アビス」。未知の生き物や遺物が多数残されたこの大穴は、多くの人々を魅了し冒険に駆り立てた。そして、この穴への冒険に出る探窟家に憧れる少女リコは、ある日出会ったロボットのレグと共に「アビス」へ挑む。
本作はジャンルで言うとダークファンタジーアドベンチャーであるが、絵のタッチはやわらかなものであり日常系のように感じられる。しかし、実際はダークファンタジー要素が強くなおかつグロ描写が強い。そのためメインビジュアルだけで見ることを決めることは決してできない。まずは一話を視聴し、その十倍はグロテスクやショッキングなシーンがあると理解した上で視聴するのがおすすめである。
視聴者を選ぶ作品であることは確実だが、物語は面白いので上記を覚悟の上ぜひ視聴して欲しい。
8.「パリピ公明」(アニメ)
原作:四葉タト・小川亮 制作:P.A.WORKS 監督:本間修
歴史上の偉人として伝えられている軍師、諸葛孔明。彼は死後、突如として現代の渋谷に姿を現していた。始めはこの状況に自身も戸惑っていた孔明だが、あるクラブで目にした歌手、英子の歌に惹かれて彼女を人気シンガーにするべく知略を尽くすことを彼女に誓う。
本作は孔明という歴史上の人物を非常に効果的に活用したものとなっている。基本はギャグを主軸にした展開なのだが、そこに過去に孔明が打ち出したとされる様々な戦略や彼の人生から考えられる人間性を組み合わせることで、説得力やシリアス要素もしっかりとある作品となっている。それにより破天荒な展開も視聴者が許すことが出来るのだ。
また主人公の孔明やヒロインの英子だけでなく、サブキャラクターたちも丁寧に掘り下げられるためコミカルな絵柄でありながら物語はしっかりとしている。
しかし後半は孔明の出番が極端に減るため、序盤の孔明による爽快な活躍に魅力を見出す人には後半を好ましく感じない可能性がある。
9.「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁-」(アニメ)
原作:Magica Quartet 制作:シャフト 総監督:劇団イヌカレー(泥犬)
主人公の環いろはは、姿を消した妹ういを探しつつ魔法少女として活動していた。そしてある噂を聞きつけて神浜市を訪れ、そこで数多くの魔法少女たちと交流を深めていく。しかしその神浜市では、一部の魔法少女たちの組織によってある大きな作戦が計画されていた。その計画を阻止するべく、いろはは組織の幹部であるういたちを止めようと試みる。
このファイナルシーズンは他のアニメ作品と違ってたった四話で完結する。しかしこの四話でこれまでのシーズンでは明かされなかったマギアレコード作品の根幹的な謎が一気に解明され、戦闘シーンなども豊富なのでボリューム満点な作品となっている。しかしその都合上物語の展開も非常に早く、省略されていると思われる部分も多い。もう少し話数を用いて丁寧に描いてほしい印象があった。
また物語の展開が原作とは違いバッドエンドに近いものになっているため好みが分かれる作品と言えるだろう。原作ファンがIFルートとして楽しむのが良い作品なのではと考える。
10.「名探偵コナン ゼロの日常」(アニメ)
原作:新井隆広 制作:TMS/第一スタジオ 監督:小坂知
喫茶ポアロの店員で毛利小五郎の弟子、安室透。公安警察に所属する降谷零。黒ずくめの組織に所属するバーボン…三つの名と姿を持つこの人物は謎に包まれていた。
そんな彼の日常が、今明かされる。
本作は「名探偵コナン」のスピンオフ作品であり、現在人気キャラクターである安室透を主人公にしている日常系アニメである。日常系作品はテンポがゆったりとしがちなため長時間見るのは難しいのだが、本作は一話15分のショートアニメだったため非常に見やすくなっている。また主人公が三つの顔を使い分ける回もあり、その区切りがあるという点も作品のテンポを上手く作っていたと感じた。
日常系といっても毎話取り上げられる場面もちゃんと異なっているため、「安室透」というキャラクターが好きな人にとってはたまらない一作ではないだろうか。
1.「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」(アニメ)
原作:赤坂アカ 制作:A-1 Pictures 監督:畠山守
エリート校である秀知院学園にて、生徒会長を勤める白金御行と副会長の四宮かぐや。両想いであり周囲からもお似合いだと言われていた二人だったが、お互いプライドが邪魔をし
て告白できずにいた。
生徒会での活動、そして学園の文化祭である奉心祭を中心に学生たちの恋愛が動きだす。
本作はラブコメディの要素の中に登場キャラクターがエリートであることによる頭脳戦も追加されている。この二つの要素の組み合わせは映像と音声のどちらもを活用するアニメに適したものとなっており原作の面白さをそのまま出せている。
一期との違いとして前回以上に話数をまたいだ物語が多く、大きなエピソードのいくつかで物語が構成されていたことが挙げられる。またそのようなエピソードはシリアスな展開が多いのでコメディ回との緩急が大きいという特徴も生まれる。私はこの構成を好ましく感じたが、一期よりもギャグ要素が薄まってしまっていることから苦手に感じる人もいるのではと考えた。またギャグの方向性がパターン化されており展開が予測しやすい点も、コメディ作品として本作を見ていた人には好ましく感じにくいのではと考える。
2.「可愛いだけじゃない式守さん」(アニメ)
原作:真木蛍五 制作:動画工房 監督:伊藤良太
不幸体質の男子高校生である和泉には、式守さんという彼女がいる。式守さんは普段とても可愛らしい女性なのだが、和泉がピンチになったときなどにはイケメンに変貌する。
そんなカップルである二人の日常生活を覗いてみよう。
本作は式守さんというキャラクターを楽しむ作品である。物語は基本一話完結型であり、毎回式守さんの可愛らしい姿とカッコいい姿が交互に映し出され、そのギャップを楽しむという形式となっている。そのため作品の物語展開などに注目する人には本作は合わない。対して式守さんを好ましく感じた人には最大限サービスする、ターゲット層をかなり絞った作品となっている。また作画は美しいもののカメラワークもパターン化されているため式守さんの演出を”くどく”感じる視聴者もいるだろう。そのため三十分アニメではなくても良いのではとも考えてしまう、全体的に非常にもったいない作品だと感じた。
3.「古見さんはコミュ症です。2期」(アニメ)
原作:オダトモヒロ 制作:オー・エル・エム 総監督:渡辺歩
人前で話すことを極度に苦手に感じているコミュ症の女子高校生古見さんは、初めて友達になってくれたクラスメイト只野くんと共に友達を百人作るという目標を掲げていた。しかし彼女の通う学校の生徒は誰も彼も個性が強く……無事古見さんと只野くんは目標を達成できるのか。
第一期では古見さんと様々なクラスメイトたちとの交流の始まりが焦点に当てられており二期でもその展開はちゃんとあるのだが、既出のキャラクターが多い分二期では古見さんと只野くん間の恋愛模様の描写も丁寧に描かれるようになっている。この変化は作品を飽きずに見ることを可能とし、非常に良い展開だったと私は考える。他の登場人物とのコミュニケーションでは文字に頼りがちな古見さんだが、付き合いが他より長い只野くんには声や直接的な動きを用いたコミュニケーションも増え始める。この差が恋愛作品における胸キュン要素として作用していることも本作の個性となっており、作品の魅力をより引き立てていると私は考えた。
4.「SPY×FAMILY」(アニメ)
原作:遠藤達哉 制作:WIT STUDIO×CloverWorks 監督:古橋一浩
東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)という二国の間で、熾烈な情報戦が繰り広げられていた時代。西国のスパイである男性「黄昏」はとある極秘任務を任される。それは一週間以内に家族を作り、危険人物の息子が通う学校の懇親会に参加して彼と接点を持つことだった。黄昏は自信の正体を隠しつつ、疑似家族を作ることとなるがその家族のメンバーもそれぞれ秘密を抱えていて…!?
本作は原作である漫画作品のアニメ化としてお手本のような物語構成をしている。アニメ化作品にはまず原作を忠実に再現するか、物語にアレンジを加えるかという選択が迫られる。本作では基本物語を忠実に再現しつつ、原作では掘り下げられなかった本筋にはあまり関わらないエピソードを丁寧に描写していた。これだけ記述すると蛇足のようなエピソードを追加しテンポを乱しているとも考えられるが、これらのエピソードはある役割を持っている。それは主人公たちフォージャー一家や、娘のアーニャとそのクラスメイトの関係を深めるというものだ。これにより仮初めの関係性とその中で芽生えた本物の感情のギャップが作品内で生まれ、物語に深みを生み出している。本作のアレンジは非常に好ましかったので、他作品でも取り入れて欲しいと私は感じた。
5.「トモダチゲーム」(アニメ)
原作:山口ミコト 制作:オクルトノボル 監督:小倉宏文
ある日、主人公である片桐友一と彼と仲のいいクラスメイトである沢良宜志法、美笠天智、四部誠、心木ゆとりは突然多額の借金を背負わされそれを無くすためには「トモダチゲーム」というものに参加しなければならないと告げられる。五人は共に借金返済のため協力しようとするが、ゲームの中で様々なことに直面し…
本作は心理戦と人間が持つ裏の姿を見事に描写した作品だった。カイジやイカゲームといった作品に似ており、人間の醜い部分を映すと共に物語の中で展開されるゲームをどうやって攻略するかも楽しむことができる。意外な伏線などもあり、ゲームの攻略法が提示される際に得られる説得力と爽快感は非常に大きかった。
しかし、物語全体を見ると一期である分謎がかなり残っている。特に主人公の謎が明らかになっていない点は、主人公への感情移入を阻害するためもったいなく感じた。せめて二クール連続で放送するか、二期の制作決定を早くに公表する必要があったと考える。
6.『ハイスクール・ミュージカル2』(映画)
監督:ケニー・オルテガ 脚本:ピーター・バルソチーニ
学校の人気者であるトロイは、自身に片思いをしているシャーペイの父親に誘われて彼が経営するカントリークラブのバイトに誘われる。恋人であるガブリエラやバスケットボールチームのメンバーと共に夏休みにカントリークラブを訪れたトロイだが、シャーペイの工作によって様々な出来事に巻き込まれることとなった。
本作はミュージカル作品として高く評価されており、実際に見てもその評価は確かである。ダンスや歌のクオリティ、歌詞と物語のリンク性、カメラワーク…どれも優れており音楽としても映像としても非常に楽しみながら作品を鑑賞できる。特に歌詞と物語のリンク性は日本のミュージカル作品と比べて非常に高い。そのためミュージカルが無駄なものと感じさせず、世界観も壊していない。ミュージカルが苦手な人にこそ見て欲しい作品である。
7.「メイドインアビス」(アニメ)
原作:つくしあきひと 監督:小島正幸 脚本:倉田英之 制作:キネマシトラス
世界に残された秘境「アビス」。未知の生き物や遺物が多数残されたこの大穴は、多くの人々を魅了し冒険に駆り立てた。そして、この穴への冒険に出る探窟家に憧れる少女リコは、ある日出会ったロボットのレグと共に「アビス」へ挑む。
本作はジャンルで言うとダークファンタジーアドベンチャーであるが、絵のタッチはやわらかなものであり日常系のように感じられる。しかし、実際はダークファンタジー要素が強くなおかつグロ描写が強い。そのためメインビジュアルだけで見ることを決めることは決してできない。まずは一話を視聴し、その十倍はグロテスクやショッキングなシーンがあると理解した上で視聴するのがおすすめである。
視聴者を選ぶ作品であることは確実だが、物語は面白いので上記を覚悟の上ぜひ視聴して欲しい。
8.「パリピ公明」(アニメ)
原作:四葉タト・小川亮 制作:P.A.WORKS 監督:本間修
歴史上の偉人として伝えられている軍師、諸葛孔明。彼は死後、突如として現代の渋谷に姿を現していた。始めはこの状況に自身も戸惑っていた孔明だが、あるクラブで目にした歌手、英子の歌に惹かれて彼女を人気シンガーにするべく知略を尽くすことを彼女に誓う。
本作は孔明という歴史上の人物を非常に効果的に活用したものとなっている。基本はギャグを主軸にした展開なのだが、そこに過去に孔明が打ち出したとされる様々な戦略や彼の人生から考えられる人間性を組み合わせることで、説得力やシリアス要素もしっかりとある作品となっている。それにより破天荒な展開も視聴者が許すことが出来るのだ。
また主人公の孔明やヒロインの英子だけでなく、サブキャラクターたちも丁寧に掘り下げられるためコミカルな絵柄でありながら物語はしっかりとしている。
しかし後半は孔明の出番が極端に減るため、序盤の孔明による爽快な活躍に魅力を見出す人には後半を好ましく感じない可能性がある。
9.「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁-」(アニメ)
原作:Magica Quartet 制作:シャフト 総監督:劇団イヌカレー(泥犬)
主人公の環いろはは、姿を消した妹ういを探しつつ魔法少女として活動していた。そしてある噂を聞きつけて神浜市を訪れ、そこで数多くの魔法少女たちと交流を深めていく。しかしその神浜市では、一部の魔法少女たちの組織によってある大きな作戦が計画されていた。その計画を阻止するべく、いろはは組織の幹部であるういたちを止めようと試みる。
このファイナルシーズンは他のアニメ作品と違ってたった四話で完結する。しかしこの四話でこれまでのシーズンでは明かされなかったマギアレコード作品の根幹的な謎が一気に解明され、戦闘シーンなども豊富なのでボリューム満点な作品となっている。しかしその都合上物語の展開も非常に早く、省略されていると思われる部分も多い。もう少し話数を用いて丁寧に描いてほしい印象があった。
また物語の展開が原作とは違いバッドエンドに近いものになっているため好みが分かれる作品と言えるだろう。原作ファンがIFルートとして楽しむのが良い作品なのではと考える。
10.「名探偵コナン ゼロの日常」(アニメ)
原作:新井隆広 制作:TMS/第一スタジオ 監督:小坂知
喫茶ポアロの店員で毛利小五郎の弟子、安室透。公安警察に所属する降谷零。黒ずくめの組織に所属するバーボン…三つの名と姿を持つこの人物は謎に包まれていた。
そんな彼の日常が、今明かされる。
本作は「名探偵コナン」のスピンオフ作品であり、現在人気キャラクターである安室透を主人公にしている日常系アニメである。日常系作品はテンポがゆったりとしがちなため長時間見るのは難しいのだが、本作は一話15分のショートアニメだったため非常に見やすくなっている。また主人公が三つの顔を使い分ける回もあり、その区切りがあるという点も作品のテンポを上手く作っていたと感じた。
日常系といっても毎話取り上げられる場面もちゃんと異なっているため、「安室透」というキャラクターが好きな人にとってはたまらない一作ではないだろうか。
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