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2年 岩下 RES
春休み課題1~10

1.明日、私は誰かのカノジョ(漫画)
作者:をの ひなお
レンタル彼女やパパ活、風俗といった水商売でお金を稼ぐ女性を描いた物語。各章の登場人物たちはそれぞれ異なる理念や価値観を持っており、学費、承認欲求、整形費用、ホスト、過去のトラウマといった各々の目的から夜の世界に足を踏み入れる。
作中にはマスクの着用や大学生のオンライン飲み会など現代社会の情勢が投影されており、多様な価値観を持った若者の心理を飾らずに描いた作風が特徴である。各章の主人公達は物語を通じて様々な困難に直面するが、それによって劇的に生き様が変化するといった教訓めいた展開はあまりみられず、それぞれの軸に沿った自分なりの生き方を見つけていく点が興味深く感じた。

2.がっこうぐらし!(アニメ・漫画)
原作・原案:海法紀光 作画:千葉サドル
〈アニメ〉監督:安藤正臣 アニメーション制作:Lerche
私立巡ヶ丘学院高等学校の生徒である、ゆき・りーさん・くるみ・みーくんの4人は学校の施設を借りて共同生活を送る「学園生活部」の部員であった。屋上の菜園で野菜を栽培し、ソーラーパネルで自家発電。一見和やかな学園生活にみえるが、その実態は外の世界に蔓延するゾンビウイルスから身を守るためのシェルターであった。荒廃した世界の中でなんとか生き延びようと藻掻く少女達の物語。
本作には、キャラクターによって見えている世界が大幅に異なるという特徴がある。学園内外のほぼ全員がゾンビウイルスに感染してしまった状況下で、4人の少女は協力して生き残ろうと画策する。しかしながら過去のトラウマから主人公・ゆきはゾンビウイルスの存在自体を記憶から抹消してしまい、あたかも普通の学園生活であるかのように振る舞っている。そのため、ゆきの視点で物語が進んでいく第一話の時点では視聴者も作品の世界観に気づくことができず、他者の視点に移った最後の場面にて初めて荒廃的な世界観が明かされる点が視聴者に対して強い興味を抱かせていると感じた。また、現実逃避がちなゆきの言動は時に他の3人を振り回すことにもなるが、非日常の中でも日常を忘れないゆきだからこそ開ける突破口も存在する。このような非日常な世界観だからこそ感じられる日常の重要性も本作の魅力の一つだと感じた。

3.めんどくさがり男子が朝起きたら女の子になっていた話。(漫画)
作者:小林キナ
ある朝起きると、早坂と同室の先輩・安田の体が女の子になっていた。極度の面倒くさがり屋である安田は男に戻る方法を探すことすら面倒くさいと言い、現状を甘んじて受け入れる。そんな先輩に振り回されつつもついお世話してしまう早坂や、様々な反応を示す周囲の人々を描いたコメディ作品。
安田は異常なまでの面倒くさがり屋な反面、他者に対する配慮の観点において独自のモラルを持っている。その価値観にハッとさせられるとともに、ズボラな性格とのギャップが一層笑いを引き立てる。また、周囲の人々の反応も多種多様で、トランスジェンダーを扱ったサブカル作品が好きだからという理由で興味を示す者や、男時代の安田に恋心を抱いていた者、今まで女子の友達がいなかったが安田となら仲良くなれるのではという想いから近づいてくる者など、女体化をきっかけに新たな人間関係が広がっていく。また、ほとんどの人物は安田の女体化についてさほど違和感なく受け入れており、常識人早坂とのギャップが一層個性を引き立てていると感じた。

4.ラブライブ!スーパースター!(アニメ)
アニメーション制作:サンライズ 監督:京極尚彦
歌うことが大好きな少女、渋谷かのんは新設校である私立由比ヶ丘女子高等学校の音楽科へ入学することを夢見ていたが、入学試験当日に緊張から実力を出し切れず、不合格になってしまう。やさぐれて毎日を過ごすかのんであったが、同校の普通科で出会った少女・クゥクゥからスクールアイドルに勧誘されたことを切っ掛けに、自身の目標を見つけていく。学園の反対を押し切り、スクールアイドルとして活動する5人組アイドルユニットLiella!の物語。
本作はラブライブ!シリーズ第四作目の作品であるが、主要人物の人数や主人公の性格といった面において、既存シリーズにおける決まり事からの脱却が測られている。作中の舞台が新設校である点からも、伝統よりも未来を重んじる新たな価値観が提示されているように感じた。また、劇中歌のクオリティが高く、実在のアイドルを見ているような気分になれる点が魅力だと感じた。

5.信友島~良い人でなければ終わり~(マンガ)
作者:赤秩父
通貨が存在せず、労働の必要性がないユートピア・信友島。唯一のルールは「良き隣人であること」。一見すると理想郷であるこの島は、極度の全体主義から信用のない住民(=よき隣人でない人)に対しては命すらもいとわないディストピアであった。バイト先の先輩である喜多によって強制的に連れてこられた主人公・佐藤は同じ境遇の人物らとともに脱出を目指すが、島の特産品・ナリマの力で凶暴化した動物たちや超人的な身体能力を持つ島民らが立ちふさがる。
この作品は一見ホラーのような設定・ストーリー展開だが、島民の異常さや主人公のリアクションなどギャグマンガ顔負けのコミカルな描写が含まれており、緊迫した場面でも何故かくすっと笑えてしまう点が魅力である。単行本宣伝用の書下ろし作品にも力を入れており、超自然的な世界観を楽しむことができる。

6.バクマン。(漫画・アニメ)
原作:大場つぐみ 作画:小畑健
〈アニメ〉監督:カサヰケンイチ、秋田谷典昭 アニメーション制作:J.C.STAFF 
制作・著作:NHK、小学館集英社プロダクション
亡き漫画家の叔父を持つ中学生・真城と頭脳明晰な同級生・秋人がタッグを組み、アニメ化する程の人気漫画家を目指す物語。週刊少年ジャンプの三原則、友情・努力・勝利によって夢の実現(男のロマン)を目指す物語であるのと同時に「互いに夢を叶えるまで会わない」という真城と美穂の独特な恋模様を描く物語でもある。
本作では登場人物らの長期に渡る成長が描かれている点が特徴である。連載を目指した中学生時代から高校生漫画家として活動し、専業漫画家として業界トップの作家陣と競うようになるまでの経緯を、様々な人物との出会いと別れを交えつつ描いている。
また、主人公らが基本的に物事を理論だてて考えている点も魅力の1つで、漫画作品の分析論や現実社会にも通じる少年ジャンプにおけるアンケートシステムといった、他作品の読解にも通じる漫画論を学ぶこともできる。

7.かぐや様を語りたい(漫画) 原作:赤坂アカ 漫画:G3井田
赤坂アカによるマンガ「かぐや様は告らせたい」のスピンオフ漫画。「かぐや様は告らせたい」に登場する端役キャラクター、マスメディア部の二人にスポットを当てたギャグ4コマ漫画。原作と同じ秀知院学園を舞台に、原作の主人公かぐやを崇拝する巨瀬エリカと、白銀×かぐやのカップリングに萌えている紀カレンによる妄想ライフを描いた作品。
この漫画は本編とは別作者が描いたものだが、本編と連動した展開や本編で語られなかった場面の補完的な描写などが数々みられる。そのため本編の舞台裏や作品世界観における新たな発見がみられ、本編が更に面白く感じられるような点が魅力である。

8.干物妹!うまるちゃん(漫画、アニメ)
原作:サンカクヘッド
〈アニメ〉監督:太田雅彦 アニメーション制作:動画工房
外では文武両道な優等生だが、家では常にだらだらしてばかりいる干物妹・うまると、うまるに振り回されつつもつい世話を焼いてしまう兄のタイヘイの生活を描いた物語。
普段の完璧超人なうまると家でのだらけモードのうまるは視覚的表現によって描き分けられており、だらけている時には2~3頭身ほどのデフォルメされた姿で描かれている。そのため普通であればいらだつような言動やだらしない言動をとってもどこかゆるキャラのようなかわいさがあり、見ていて癒される点が魅力である。また、ゆるくだらけたうまるの日常には平穏の中の至福の時間が描かれており、読者の共感を呼んだり、自身の日常生活に新たな発見をもたらす点が特徴である。

9.推しの子
原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ
隠し子を身籠ったスーパーアイドル・星野アイは、世間に隠して双子を出産するため田舎の産婦人科を受診する。偶然にもアイのファンであった産婦人科医・ゴローは、複雑な思いを抱えつつもアイに健康な双子を産ませようと奮闘する。しかし、アイの出産当日、何者かの手によってゴローは殺害されてしまう。その後目覚めたゴローは、アイの息子として転生していた。ゴロー改め「星野アクアマリン」として、同じく転生した双子の妹「星野ルビー」とともに推しの子としての日々を送っていく。その後アイは熱狂的なファンに殺されるが、ルビーはアイドル、アクアは役者としてかつてのアイ同様に芸能の道へ進むことになる。
この物語は「前世では体が弱くて果たせなかった夢を叶えようとアイドルを目指すルビー」「芸能界に紛れているアイ殺害事件の黒幕を探し出し、殺害するための手段として役者の道に進むアクアマリン」という対照的な2つの物語を軸に進んでいく。双子の主人公による2つの物語によって世界観に奥行きが生まれ、ストーリーが2倍楽しめる。また、目的こそ異なるものの双子の目指す業界が共通している点や、バックボーンが似通っている点、双子同士の間にも絆や関係性が隠されている点から、作品としての本筋も保っている。

10.ひぐらしのなく頃に 卒(アニメ)
監督:川口敬一郎 アニメーション制作:パッショーネ
「ひぐらしのなく頃に」新シリーズの前作「ひぐらしのなく頃に 業」の解答編。前作で発生した惨劇の裏側で糸を引いていた人物が明らかになる。
今作では前作における黒幕が明らかになるが、長期に渡るシリーズ作品という特性上、主要キャラクターのイメージ像を崩さないように最大限の配慮が行われている。そのため黒幕の中の善性と悪を擬人化してその両者を戦わせる演出によって「その人物」ではなく「その人物に取り付いた悪魔」にヘイトが向かうような描写が加えられたり、惨劇を起こすに至るまでの動機となるエピソードを丁寧に描くなど、昔からのファンの気持ちを損ねないようにする工夫が行われているように感じた。
2022/04/07(木) 17:28 No.1841 EDIT DEL
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