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2年 高橋 RES
春休み課題11〜20

11.「takt op.Destiny」(アニメ)
原作:DeNA、広井王子 制作:MAPPA、MADHOUSE 監督:伊藤祐毅

 舞台は音楽が失われてしまった世界。突如空から降ってきた隕石とそこから生まれた音楽に反応し暴れる怪物「D2」による被害を免れるため、人々は音楽を禁忌として過ごしてきた。そんな「D2」の脅威に対抗する存在として、音楽を力とする少女「ムジカート」と彼女たちを指揮する「コンダクター」が現れる。主人公のタクトも、『運命』と呼ばれるムジカートと行動を共にしていた。

 本作はメディアミックス作品であり、物語は後に配信されるアプリゲームの前日譚のようなものとなっている。そのために物語は中でも重要であろう真実が伏せられたまま終わることとなる。しかしその分主人公のタクトとその相棒である運命との関係性を丁寧に描いており、かつタクトの目的の一つが果たされる形となっているために、謎は残るものの満足感のある作品となっている。しかし終盤の展開は些か急なものとなっていたのでその点は残念だった。

12.「エスター」(映画)
原案:アレックス・メイス 監督:ジャウム・コレット=セラ 脚本:デヴィット・レスリー・ジョンソン

 かつて三人目の子どもが流産してしまったケイト・コールマンとその夫のジョンの二人は孤児院にいた少女エスターを養子として引き取る。最初はちょっとした変わり者と周囲から思われていたエスターだが、コールマン家で暮らすうちに異様ともいえる姿も見え始める。孤児院にいるシスター・アビゲイルにエスターについて聞いてみたところ、思いもよらない事実が明らかになり……

 本作は母親のケイトと養子のエスターを中心に繰り広げられるサスペンスホラーであり、他のホラー作品に比べてカメラワークといったホラー要素に結びつく部分のクオリティが高い作品だった。特にエスターを演じるイザベル・ファーマンの演技が凄まじく、彼女の表情だけでも十分に楽しめる作品だと言えるだろう。視聴者は物語の序盤からエスターが危険な人物であるとわかるのだが、エスターの詳細な部分は終盤までわからなくなっている。これもエスターの怖さを際立たせる要因となっており、ホラー作品としての魅力を高めているのだと私は考える。

13.「ブルーピリオド」(アニメ)
原作:山口つばさ 制作:Seven Arcs 総監督:舛成孝二

 不良優等生である矢口八虎は、ある日学校の美術室で見た一枚の絵とその後の美術の授業での描画の経験を通して美術に強い関心を抱き、美術部に入部する。そんな八虎は美術部での活動の中で絵を描くことの魅力に惹き込まれ、美術大学への入学を目指すこととなる。しかし裕福な家庭ではない八虎が美術大学に通うには、他よりも厳しい東京藝術大学に合格しなければならなかった。

 本作は美術を主題に、登場人物の悩みや成長を丁寧に描いた作品となっている。特に印象に残った登場人物は主人公の八虎と、同級生の鮎川龍二だ。八虎は絵を描く中で自身と向き合うようになり、後味の良い形で物語が終わる。しかし龍二はそんな八虎と違って後味が良いとは言えない終わり方を迎えるのだ。龍二は自分を認めてくれない人々との関係を断つという選択をする。この選択は龍二の境遇を考えるとしょうがないとも思えるのだが、八虎と比較すると良い結末なのだとは言い難い。このような対比があることによって本作の物語は深みが生まれており、同時に考えさせられる作品でもあった。

14.「無職転生~異世界行ったら本気出す~」(アニメ)
原作:理不尽な孫の手 制作:スタジオバインド 監督:岡本学

 学生の時のある出来事をきっかけに他人と関わろうとせず部屋に引きこもっていた34歳の男性主人公。そんな彼は交通事故によって死亡してしまった。しかし、気づけば彼は記憶が残っているまま異世界にて赤ん坊として転生していることが明らかとなる。そんな人物、ルーデウス・グレイラットは前世の後悔を糧に「本気で生きよう」と決意し異世界での生活を試みていく。

 本作は物語の展開と映像が素晴らしく、アニメとしてのクオリティの高い作品だった。主人公であるルーデウスが過去や他者との向き合い方において成長していく姿に焦点を当てつつ、彼に関係する出来事だけでなく他のキャラクターの成長なども丁寧に描かれている。またオープニングの映像では毎回その話のプロローグのような形で映像が準備されており、アニメ化の都合上で本編では省略しなければならない部分をOPで補完する形となっている。このような工夫から、本作は詰め込み過ぎな印象を一切与えずに物語を丁寧に展開することが可能となっており、原作を読んでいない人でも楽しみやすい作品だと私は考える。

15.「呪術廻戦0」(映画)
原作:芥見下々 制作:MAPPA 監督:朴性厚

 幼い頃に幼馴染の折本里香が交通事故によって目の前で死亡し、それから怨霊となった彼女に憑かれてしまった乙骨憂太。そんな彼は五条悟と呼ばれる呪術師に勧められて呪術高専と呼ばれる呪術専門学校に通うこととなる。呪術高専の仲間たちと暮らす中で、憂太は里香の呪いを解くという決意をするのだが、そんな彼にある脅威が迫っていた。

 本作は『呪術廻戦』という漫画シリーズの前日譚『東京都立呪術高等専門学校』の劇場アニメである。この作品の魅力は、『呪術廻戦』に触れたことのある人、ない人のどちらでも楽しむことができるという点である。物語自体は綺麗に完結するため本作だけで楽しむことができるのだが、戦闘シーンにて『呪術廻戦』でのみ登場していたキャラクターたちが活躍する場面もあるためシリーズファンの人でも楽しむことができる作品となっている。加えて作画のクオリティも高いことから戦闘シーンだけでも十分楽しめることが可能だ。しかしストーリーを丁寧に描く分、戦闘シーンはハイペースで展開されるため注意が必要である。

16.「リメンバーミー」(映画)
制作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオ 監督:リー・アンクリッチ 脚本:Adrian Molina

 家族に猛反対される中でミュージシャンを目指す少年、ミゲル・リヴェラは年に一度ある先祖が家族の元を訪れると言い伝えられている死者の日にある事故を起こす。それは伝説のミュージシャンで自身の高祖父だと思われるエルネスト・デラクルスのギターを借りようとしたところ、死者が骸骨の姿で見えるようになり、生者に触れられなくなってしまった。元に戻るには、誰かから許しを得ることが必要と言われるミゲルだったが……

 本作は家族を中心に生と死を扱った作品となっており、物語の大半は死者の世界で展開される。死という重いテーマを前面に出した作品だが、ピクサー特有の柔らかいタッチのキャラクターと色彩溢れる世界観から子どもでも楽しみやすい作品となっている。また子ども向けでありつつもストーリーは平坦でなく、大きな伏線回収もいくつかあるため大人でも楽しむことができると私は考える。


17.「FIRE EMBLEM 風花雪月」(ゲーム)
開発元:インテリジェントシステムズ・コーエーテクモゲームス プロデューサー:樋口雅大・山上仁志

 父と共に傭兵として活動していた主人公は、ルミール村付近で襲われていた士官学校の生徒を救ったことをきっかけに士官学校の教員として生徒たちを導くこととなる。生徒たちと親交を深める一方で、士官学校と騎士団を擁するガルグ=マク大修道院にはある脅威が迫っていたのだった。

 本作は主人公が教師として活動する期間と、その五年後に生徒の所属する国の一員として戦争に参加する期間の二つを丁寧に描いた作品となっている。また物語は自身が担任となるクラスや生徒によって変化し、それによって物語の中で明らかになる事実も違うためボリューム感のある作品だ。加えて物語の内容は戦争や人種差別、信仰といったものとそれに関する問題についてを取り上げているため、まるで小説を読んでいるような感覚をプレイヤーは持つのではないだろうか。

18.「ミスト」
原作:スティーブン・キング 監督・脚本:フランク・ダラボン

 激しい嵐によって自宅の窓やボート小屋が壊れてしまったデヴィッド・ドレイトンとその息子のビリーはスーパーへ向かう。買い物をしていた二人だったが突如街にサイレンが響き渡り、次第にスーパーの外は霧に包まれてしまう。霧の中からスーパーに入ってきた客は「霧の中に何かがいる」と叫び、それを聞いたスーパーの中にいた人々は店内に閉じこもることとなった。

 本作はSFホラー作品であり、謎の生物が人々を襲うというシチュエーションが展開されるのだが、視聴者は謎の生物よりも人間の恐ろしさを強く感じるだろう。スーパーにいる人々は状況の把握が難しい、もしくは改善されない中で徐々に狂気に蝕まれていく。次第に一人の狂信者に影響される人も現れ、人同士の争いが展開されていくのだ。本作ではこのスーパーの空気感がじわじわと変化していく過程が丁寧に描かれるため、視聴者は敵しかいない状況にいるような感覚を感じ取れるのではないだろうか。

19.「イカゲーム」(ドラマ)
原作・脚本・監督:ファン・ドンヒョク

 バツイチで借金もしている男ソン・ギフンは、年老いた母親と共に貧乏な暮らしをしていた。そんなギフンはスーツを纏った男性に声を掛けられ、上手くいけば大金を得ることができるという謎のゲームに参加することを決意する。しかしそのゲームは、自身の生死をかけた恐ろしいものだった。

 本作はデスゲームを取り扱った作品となっている。人の死が多く描写されるためグロテスクなシーンも多いのだが、ゲームが開催される場所やゲームの内容は子供向けのものとなっており、この空間と状況のちぐはぐさが異様な空気感を作り出している。またゲームの参加者の中でも同じくちぐはぐな部分が見受けられ、生き抜くために大金を得ようとする者もいる一方で興味本位で参加する者もいる。これらのようなギャップが作品の面白さを引き立てているのではないだろうか。

20.『6時間後に君は死ぬ』(小説)
著者:高野和明

 非日常の未来が見えてしまう青年の山葉圭史は、様々な女性たちの未来を見てしまったことをきっかけに彼女たちに介入していくこととなる。彼女たちに待ち受けるのは恐ろしい未来か、暖かな行先か。

 本作は山葉圭史を主人公にした連作小説となっており、6つのエピソードが収録されている。どれも誰かの未来に圭史が関わっていく物語なのだが、エピソードごとのテーマや雰囲気は大きく異なっており一つのエピソードだけでも、作品全体を通してでも楽しむことのできる作品となっている。またどのエピソードでも共通して主人公の心情をとても丁寧に表現しているため、エピソードが変わっても違和感なく読み進められるのがこの作品の魅力だろう。ちなみに私の場合はエピソードの並びが好きなので、作品全体を通して楽しむ方がおすすめだ。
2022/03/15(火) 14:08 No.1832 EDIT DEL
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