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二年 吉川
RES
夏休み課題21~30
21.『山口くんはワルくない』作者:斉木優
高校で青春を送りたいと期待する篠原皐は、電車で痴漢に遭っていたところをクラスメイトの山口に助けられる。強面な彼は学校でヤクザの子だと噂されていたが、彼の優しい内面を知っている皐は次第に山口に惹かれていく。
この作品は、見た目が怖いものの内面の優しい山口と順調な高校生活を送りたい皐との青春ラブストーリーである。ふたりはお互いに惹かれ合っていくのだが、山口の噂が晴れないことには学校での居場所がなくなってしまう。皐は山口の印象を変えるため奔走する。その他登場人物は主人公に協力的で、あまりドロドロとした展開にならないため安心して読むことができ、心が温まる作品となっている。
22.『ブス界へようこそ』作者:河野大樹
生と死の狭間ブス界は死んだブスに美人になるためのチャンスが与えられる世界だった。ブス界で目を覚ました主人公は、美を求める競争社会で繰り広げられる熾烈な戦いを目の当たりにする。
これまで美を他人から奪うという暴力、負の力で成り立っていたブス界だが、主人公は容姿や自分自身へのコンプレックスを認めて受け入れ、自信を持つという正の力で美しくなることを選ぶ。容姿の美しさを競う作品だが、その内面の美しさ、とりわけ堂々とした生き方に重点が置かれているのではないかと思う。
23.『大好きな妻だった』作者:武田登竜門
何をしても仲睦まじい夫婦、その妻にガンが見つかり、余命半年となった。その半年後、妻は生きていた。夫婦の愛が切ない読切作品。
短い読切作品にもかかわらず濃い内容で、態度の急変した妻に毎日会いに行く夫と、死を待つ妻の決意が描かれる。雲行きの怪しい描写に不安になったが、それを覆すほど深い愛を感じさせられ、同時に悲しさを引き出されるような、感情を揺さぶられる作品となっている。
24.『土地神と、村で一番若い嫁』作者:あらをか青い
嫁をめとることにした土地神が村に出した要望は、「この村で一番若い女人を」というもの。そこで土地神の元へ来たのは35歳の未亡人かすみだった。土地神は家事のできるかすみを気に入り、夫婦として生活することになる。ピュアな二人の恋愛は進展するのだろうか。
この作品は土地神と人間の恋愛物語だが、かすみには秘められた力があり、その力を求めるほかの神に狙われるというファンタジーでサスペンス的な展開がある。ほのぼのした日常系に見えるが、土地神がかすみのことを深く知るための過程にそういった物語性があるため完結しており、納得できる落としどころがあるため読み応えのある作品だ。
25.『おとりよせ王子 飯田好美』作者:高瀬志帆
水曜日はノー残業デー、システムエンジニアの飯田はどうしても残業を阻止しなければいけない理由があった。急いで帰宅する飯田の目的は水曜日の夜間配達で届く逸品「お取り寄せ」食品たちである。
この作品は、現実にある「お取り寄せ」料理を紹介する料理マンガで、飯田が「お取り寄せ」を一週間の楽しみにしており、至福の表情で食べる様子に食欲をそそられる。また、飯田はTwitterをしており、本人は無自覚だがその発信力、影響力により世間が動いている描写があり、題材が通販であることと併せ、現代風の作品となっている。
26.『アライブ 最終進化的少年』(9話まで)原作:阿島正 作画:あだちとか
自殺ウイルスが原因かとささやかれる世界的な集団自殺騒動があった頃、主人公叶太輔の親友広瀬雄一は学校で起こった惨殺事件の犯人かと疑われ、太輔の幼馴染落合恵を攫い行方不明となる。太輔の周囲には特殊能力を持った人間が現れ始め、残虐な人殺しをする彼らは太輔のことを仲間だと呼んだ。
この作品の冒頭にある、宇宙からの飛来物が集団自殺騒動の原因かと考えられるがその全容は未だ謎に包まれている。特殊能力者の「仲間」は殺さずに人を殺すことの目的や恵を攫った広瀬の目的が判明しておらず、読者と同じように情報が与えられていない太輔が真相を突き止めることが出来るのか、注目するべき点である。
27.『怪病医ラムネ』作者:阿保トロ
怪病の専門医ラムネのもとには奇妙な病にかかった患者が訪れる。怪病は人の心と反応し体のどこかに異変をきたすというもので、自身に後ろめたいことがあり、それを打ち明けられないとそれを完治させることが出来ない。怪病を通して映し出される、人間味を題材とした作品。
この作品は一話ごとに異なる患者の怪病を解決していく短編集の形式になっている。怪病という現実離れした病だが、その要因となるのは人間の良くない行いであり、リアリティを持って描かれている。人間の持つおどろおどろしさを描いているのがこの作品の魅力である。
28.『親愛なる僕へ殺意をこめて』(27話まで)原画:井龍一 漫画:伊藤翔太
大学生浦島エイジの真の父親は殺人鬼LLとして悪名高い八野衣真である。LLが事件を起こした15年前と同じような変死体が見つかり、エイジは警察から事情聴取を受ける。ここ数日、記憶がない間にエイジは何をしていたのだろうか。
エイジは数日間記憶がなくなり、周囲の話ともつじつまが合わないという違和感を抱えており、解離性同一症の疑いがあった。エイジは仮にB一と名付けたその人格に干渉できないため、B一が何をしているかは全くわからない。殺人鬼の息子という因子もあり、B一はその残虐性を宿した人物なのだろうか。作中には様々な解釈ができるような伏線が多くあり、B一の人格を予測するのは困難である。B一は善なのか悪なのか、エイジは解離性同一症を治すことが出来るのか、今後の展開に注目したい。
29.『推しの子』作者:赤坂アカ、横槍メンゴ
アイドルオタクの産婦人医師のもとに推しアイドルのアイが訪れ、双子の子を妊娠していることが判明する。アイの出産予定日、彼はアイのストーカーと思しき人物に殺害された。しかし、次に目覚めるとアイの息子アクアマリンに転生していた。
この作品は、アイドル人生半ばでストーカーに殺害されたアイの仇を打つべく、情報を流したと思われる実の父親を捜すアクアの執念の物語である。アクアの目的は父親を殺すことであり、その人物にたどり着くためにはどんな手段も厭わずに利用する冷ややかな性格をしている。そんな兄の傍ら、妹のルビーはトップアイドルを目指すべく、順調に人生を送っている。役者として活動し、人望も出てきたアクアに支えとなるような居場所は現れるのか、アクアの企みはどう着地するのか興味深い。
30.『怪獣8号』(44話まで)作者:松本直也
怪獣が襲ってくるという災害が起こる世界、かつて防衛隊を目指していた怪獣専門清掃員の日比野カフカは、清掃会社にバイトで入って来た市川レノに触発され、再び防衛隊を目指すことを決意する。しかし、口に飛び込んできた怪獣により、カフカは怪獣8号と呼ばれる怪獣となってしまう。人間の姿には成れるようだが、果たしてカフカは防衛隊へ入れるのだろうか。
主人公の名前について、フランツ・カフカの『変身』から、怪獣に変身するということでカフカと名付けられていると思う。作品は、防衛隊が襲い掛かる怪獣から街を守るといった構成で、ヒーローものに分類されるだろう。カフカが怪獣8号だということが判明し拘束され、その後防衛隊として行動できるようになるのだが、戦闘中肝心な場面で変身できなくなってしまった。防衛隊はピンチを切り抜けることが出来るのか、今後彼の有用性は認められるのかが今後の注目点だ。防衛隊の仲間同士が団結するまっすぐな情熱が魅力の作品となっている。
21.『山口くんはワルくない』作者:斉木優
高校で青春を送りたいと期待する篠原皐は、電車で痴漢に遭っていたところをクラスメイトの山口に助けられる。強面な彼は学校でヤクザの子だと噂されていたが、彼の優しい内面を知っている皐は次第に山口に惹かれていく。
この作品は、見た目が怖いものの内面の優しい山口と順調な高校生活を送りたい皐との青春ラブストーリーである。ふたりはお互いに惹かれ合っていくのだが、山口の噂が晴れないことには学校での居場所がなくなってしまう。皐は山口の印象を変えるため奔走する。その他登場人物は主人公に協力的で、あまりドロドロとした展開にならないため安心して読むことができ、心が温まる作品となっている。
22.『ブス界へようこそ』作者:河野大樹
生と死の狭間ブス界は死んだブスに美人になるためのチャンスが与えられる世界だった。ブス界で目を覚ました主人公は、美を求める競争社会で繰り広げられる熾烈な戦いを目の当たりにする。
これまで美を他人から奪うという暴力、負の力で成り立っていたブス界だが、主人公は容姿や自分自身へのコンプレックスを認めて受け入れ、自信を持つという正の力で美しくなることを選ぶ。容姿の美しさを競う作品だが、その内面の美しさ、とりわけ堂々とした生き方に重点が置かれているのではないかと思う。
23.『大好きな妻だった』作者:武田登竜門
何をしても仲睦まじい夫婦、その妻にガンが見つかり、余命半年となった。その半年後、妻は生きていた。夫婦の愛が切ない読切作品。
短い読切作品にもかかわらず濃い内容で、態度の急変した妻に毎日会いに行く夫と、死を待つ妻の決意が描かれる。雲行きの怪しい描写に不安になったが、それを覆すほど深い愛を感じさせられ、同時に悲しさを引き出されるような、感情を揺さぶられる作品となっている。
24.『土地神と、村で一番若い嫁』作者:あらをか青い
嫁をめとることにした土地神が村に出した要望は、「この村で一番若い女人を」というもの。そこで土地神の元へ来たのは35歳の未亡人かすみだった。土地神は家事のできるかすみを気に入り、夫婦として生活することになる。ピュアな二人の恋愛は進展するのだろうか。
この作品は土地神と人間の恋愛物語だが、かすみには秘められた力があり、その力を求めるほかの神に狙われるというファンタジーでサスペンス的な展開がある。ほのぼのした日常系に見えるが、土地神がかすみのことを深く知るための過程にそういった物語性があるため完結しており、納得できる落としどころがあるため読み応えのある作品だ。
25.『おとりよせ王子 飯田好美』作者:高瀬志帆
水曜日はノー残業デー、システムエンジニアの飯田はどうしても残業を阻止しなければいけない理由があった。急いで帰宅する飯田の目的は水曜日の夜間配達で届く逸品「お取り寄せ」食品たちである。
この作品は、現実にある「お取り寄せ」料理を紹介する料理マンガで、飯田が「お取り寄せ」を一週間の楽しみにしており、至福の表情で食べる様子に食欲をそそられる。また、飯田はTwitterをしており、本人は無自覚だがその発信力、影響力により世間が動いている描写があり、題材が通販であることと併せ、現代風の作品となっている。
26.『アライブ 最終進化的少年』(9話まで)原作:阿島正 作画:あだちとか
自殺ウイルスが原因かとささやかれる世界的な集団自殺騒動があった頃、主人公叶太輔の親友広瀬雄一は学校で起こった惨殺事件の犯人かと疑われ、太輔の幼馴染落合恵を攫い行方不明となる。太輔の周囲には特殊能力を持った人間が現れ始め、残虐な人殺しをする彼らは太輔のことを仲間だと呼んだ。
この作品の冒頭にある、宇宙からの飛来物が集団自殺騒動の原因かと考えられるがその全容は未だ謎に包まれている。特殊能力者の「仲間」は殺さずに人を殺すことの目的や恵を攫った広瀬の目的が判明しておらず、読者と同じように情報が与えられていない太輔が真相を突き止めることが出来るのか、注目するべき点である。
27.『怪病医ラムネ』作者:阿保トロ
怪病の専門医ラムネのもとには奇妙な病にかかった患者が訪れる。怪病は人の心と反応し体のどこかに異変をきたすというもので、自身に後ろめたいことがあり、それを打ち明けられないとそれを完治させることが出来ない。怪病を通して映し出される、人間味を題材とした作品。
この作品は一話ごとに異なる患者の怪病を解決していく短編集の形式になっている。怪病という現実離れした病だが、その要因となるのは人間の良くない行いであり、リアリティを持って描かれている。人間の持つおどろおどろしさを描いているのがこの作品の魅力である。
28.『親愛なる僕へ殺意をこめて』(27話まで)原画:井龍一 漫画:伊藤翔太
大学生浦島エイジの真の父親は殺人鬼LLとして悪名高い八野衣真である。LLが事件を起こした15年前と同じような変死体が見つかり、エイジは警察から事情聴取を受ける。ここ数日、記憶がない間にエイジは何をしていたのだろうか。
エイジは数日間記憶がなくなり、周囲の話ともつじつまが合わないという違和感を抱えており、解離性同一症の疑いがあった。エイジは仮にB一と名付けたその人格に干渉できないため、B一が何をしているかは全くわからない。殺人鬼の息子という因子もあり、B一はその残虐性を宿した人物なのだろうか。作中には様々な解釈ができるような伏線が多くあり、B一の人格を予測するのは困難である。B一は善なのか悪なのか、エイジは解離性同一症を治すことが出来るのか、今後の展開に注目したい。
29.『推しの子』作者:赤坂アカ、横槍メンゴ
アイドルオタクの産婦人医師のもとに推しアイドルのアイが訪れ、双子の子を妊娠していることが判明する。アイの出産予定日、彼はアイのストーカーと思しき人物に殺害された。しかし、次に目覚めるとアイの息子アクアマリンに転生していた。
この作品は、アイドル人生半ばでストーカーに殺害されたアイの仇を打つべく、情報を流したと思われる実の父親を捜すアクアの執念の物語である。アクアの目的は父親を殺すことであり、その人物にたどり着くためにはどんな手段も厭わずに利用する冷ややかな性格をしている。そんな兄の傍ら、妹のルビーはトップアイドルを目指すべく、順調に人生を送っている。役者として活動し、人望も出てきたアクアに支えとなるような居場所は現れるのか、アクアの企みはどう着地するのか興味深い。
30.『怪獣8号』(44話まで)作者:松本直也
怪獣が襲ってくるという災害が起こる世界、かつて防衛隊を目指していた怪獣専門清掃員の日比野カフカは、清掃会社にバイトで入って来た市川レノに触発され、再び防衛隊を目指すことを決意する。しかし、口に飛び込んできた怪獣により、カフカは怪獣8号と呼ばれる怪獣となってしまう。人間の姿には成れるようだが、果たしてカフカは防衛隊へ入れるのだろうか。
主人公の名前について、フランツ・カフカの『変身』から、怪獣に変身するということでカフカと名付けられていると思う。作品は、防衛隊が襲い掛かる怪獣から街を守るといった構成で、ヒーローものに分類されるだろう。カフカが怪獣8号だということが判明し拘束され、その後防衛隊として行動できるようになるのだが、戦闘中肝心な場面で変身できなくなってしまった。防衛隊はピンチを切り抜けることが出来るのか、今後彼の有用性は認められるのかが今後の注目点だ。防衛隊の仲間同士が団結するまっすぐな情熱が魅力の作品となっている。
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