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2年 福島
RES
夏休み課題21~30
021.『十二夜』(洋画)
[監督]トレヴァー・ナン [公開]1996年
双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラの乗った船が嵐に遭遇し転覆。異国に流れ着き奇跡的に助かったヴァイオラは、男装して領主オーシーノ公爵に小姓として仕えることにする。ヴァイオラは公爵に恋心を抱くが、公爵は伯爵令嬢のオリヴィアを愛していた。ところがオリヴィアは公爵の求愛を受け付けない上に、使いとしてやってきた男装のヴァイオラに女性と知らず惚れてしまう。ヴァイオラは実らぬ思いに苦悩するのだった…(出典:https://www.thecinema.jp/program/01878)
原作はシェイクスピアであり、物語の基礎的な面白さを垣間見ることができる。多くのすれ違いからいったんは悲劇になるところから、徐々に喜劇へと変容し、ストーリーが終わるところに構成の面白さを感じる。
022.『愛がなんだ』(邦画)
[監督]今泉力哉 [公開]2018
猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。大好きだし、超幸せ。マモちゃん優しいし。だけど。マモちゃんは、テルコのことが好きじゃない…。(出典:http://aigananda.com)
角田光代原作からなる単純な恋愛映画では済まされない本作品は、正解のない愛の形が見られる。好きという感情を超越した先にはどのような感情が生まれるのかという疑問は、物語の最後の台詞によって明かされるのだが、そこに私は一種の共感を抱いた。
023.『時生』(小説)
[作者]東野圭吾 [発行所]講談社 [制作日付]2010年10月1日28刷
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、20年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った――。(出典:『時生』)
自分の息子が過去の自分に会いに来るという圧倒的ファンタジーから成り立つ本作品は、あまりに現実味がないにもかかわらず、東野圭吾の巧みな執筆により、興ざめすることなく感動することのできる作品だった。登場人物の性格が時を経てきちんと成長しているあたりも抜け目ないと感じた。
024.『ジヴェルニーの食卓』(小説)
[作者]原田マハ [発行所]集英社 [制作日付]2016年6月6日2刷
モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。(出典:amazon)
印象派とされる芸術家たちの人間味溢れる性格が本作品から伝わってきてあたたかかった。歴史上の人物であっても、その時代にしっかりと存在した私たちと変わらない人間であったことを再確認できる一冊だと感じる。
025.『勝手にふるえてろ』(邦画)
[監督]大九明子 [制作日付]2017年
OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが……。(出典:https://eiga.com/movie/86705/)
本作品で注目したいのが、ヨシカとニには類似性があるところだ。恋が実らない相手に片思いしているところや、その好きな相手から名前を呼んでもらえないところがそれで、唯一異なった点であるコミュニケーション能力の有無が後の恋愛の結果に影響を及ぼしている。つまり、誰でも積極的になれば願いは叶うかもしれないというある意味で観客に勇気を与える作品であると考える。
026.『ピグマリオン』(洋画)
[監督]アンソニー・アスキス、レスリー・ハワード [公開]1938年
ヒギンズは下層の訛を聞き分ける名人。イライザの丸出しのコックニーに聞き惚れてはメモを取っていた。ちょっとした騒ぎになり仲裁に入ったピカリング大佐こそ、言語学の権威。大佐と意気投合した教授は、自分ならこの貧相な下町娘を半年でレディに生まれ変わらせてみせると軽口を叩く。(出典:Amazon Prime)
身分差が音声学に表されていることがテーマとなる本作品であるが、カメラワークにもそうした特徴と工夫が見られる。ヒギンズとイライザが冒頭初めて出会うシーンでは、イライザが道に座り、ヒギンスが立って話している場面などが挙げられる。
027.『海街diary』(邦画)
[監督]是枝裕和 [公開]2015年
鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。(出典:https://eiga.com/movie/80446/)
009.で観た『Little Woman』が踏まえられているという本作品は、4姉妹のリアルな言動が効果的に表現されている。少女から大人の女性への移り変わり、成長が静かに丁寧に見られ、美しい映像になっていると感じた。
028.『風の谷のナウシカ』(アニメ映画)
[監督]宮崎駿 [公開]1984年
高度な産業文明を破壊させた「火の七日間」呼ばれる大戦争から1000年。人類は、巨大な虫や、毒の森・腐海に脅かされながら生きていた。辺境の小国「風の谷」の族長の娘、ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていく。(出典:https://eiga.com/movie/7917/)
現在でもなお、向き合うべき問題とされる人間と自然への共生は、本作品から学ぶことが多いと感じる。本作品に見られる風刺的な人間の利己的姿勢は、決して良い結果を生むことはない。ナウシカのような柔軟な態度を身につけなければならないと背筋が伸びる作品でもある。
029.『かか』(小説)
[作者]宇佐見りん [発行所]河出書房新社 [制作日付]2021年2月20日8刷
壊れてしまった母(かか)を救うため、19歳の浪人生うーちゃんはある祈りを抱え熊野へ旅に出る。20歳の野性味あふれる感性で描き出す、痛切な愛と自立の物語。(出典:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309028453/)
作者自身が書きたいものを、力一杯文字に表現したような感じが見受けられた。女性独特の表現も使われていて、生々しくリアルな感情を才能ある筆で描き、現代に存在する問題を柔らかく受動者側として描いていると思った。
030.『女のいない男たち』(小説)
[作者]村上春樹 [発行所]文藝春秋 [制作日付]2021年7月15日5刷
封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。(出典:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907082)
大学の倫理学の授業で扱ったような概念のあり方と似た部分を本作品から感じ取った。テーマが統一されている短編集は非常に面白く、様々な女のいない男たちの通りがあって個人的に村上春樹は短編が好きだと改めて思った。
021.『十二夜』(洋画)
[監督]トレヴァー・ナン [公開]1996年
双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラの乗った船が嵐に遭遇し転覆。異国に流れ着き奇跡的に助かったヴァイオラは、男装して領主オーシーノ公爵に小姓として仕えることにする。ヴァイオラは公爵に恋心を抱くが、公爵は伯爵令嬢のオリヴィアを愛していた。ところがオリヴィアは公爵の求愛を受け付けない上に、使いとしてやってきた男装のヴァイオラに女性と知らず惚れてしまう。ヴァイオラは実らぬ思いに苦悩するのだった…(出典:https://www.thecinema.jp/program/01878)
原作はシェイクスピアであり、物語の基礎的な面白さを垣間見ることができる。多くのすれ違いからいったんは悲劇になるところから、徐々に喜劇へと変容し、ストーリーが終わるところに構成の面白さを感じる。
022.『愛がなんだ』(邦画)
[監督]今泉力哉 [公開]2018
猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。大好きだし、超幸せ。マモちゃん優しいし。だけど。マモちゃんは、テルコのことが好きじゃない…。(出典:http://aigananda.com)
角田光代原作からなる単純な恋愛映画では済まされない本作品は、正解のない愛の形が見られる。好きという感情を超越した先にはどのような感情が生まれるのかという疑問は、物語の最後の台詞によって明かされるのだが、そこに私は一種の共感を抱いた。
023.『時生』(小説)
[作者]東野圭吾 [発行所]講談社 [制作日付]2010年10月1日28刷
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、20年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った――。(出典:『時生』)
自分の息子が過去の自分に会いに来るという圧倒的ファンタジーから成り立つ本作品は、あまりに現実味がないにもかかわらず、東野圭吾の巧みな執筆により、興ざめすることなく感動することのできる作品だった。登場人物の性格が時を経てきちんと成長しているあたりも抜け目ないと感じた。
024.『ジヴェルニーの食卓』(小説)
[作者]原田マハ [発行所]集英社 [制作日付]2016年6月6日2刷
モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。(出典:amazon)
印象派とされる芸術家たちの人間味溢れる性格が本作品から伝わってきてあたたかかった。歴史上の人物であっても、その時代にしっかりと存在した私たちと変わらない人間であったことを再確認できる一冊だと感じる。
025.『勝手にふるえてろ』(邦画)
[監督]大九明子 [制作日付]2017年
OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが……。(出典:https://eiga.com/movie/86705/)
本作品で注目したいのが、ヨシカとニには類似性があるところだ。恋が実らない相手に片思いしているところや、その好きな相手から名前を呼んでもらえないところがそれで、唯一異なった点であるコミュニケーション能力の有無が後の恋愛の結果に影響を及ぼしている。つまり、誰でも積極的になれば願いは叶うかもしれないというある意味で観客に勇気を与える作品であると考える。
026.『ピグマリオン』(洋画)
[監督]アンソニー・アスキス、レスリー・ハワード [公開]1938年
ヒギンズは下層の訛を聞き分ける名人。イライザの丸出しのコックニーに聞き惚れてはメモを取っていた。ちょっとした騒ぎになり仲裁に入ったピカリング大佐こそ、言語学の権威。大佐と意気投合した教授は、自分ならこの貧相な下町娘を半年でレディに生まれ変わらせてみせると軽口を叩く。(出典:Amazon Prime)
身分差が音声学に表されていることがテーマとなる本作品であるが、カメラワークにもそうした特徴と工夫が見られる。ヒギンズとイライザが冒頭初めて出会うシーンでは、イライザが道に座り、ヒギンスが立って話している場面などが挙げられる。
027.『海街diary』(邦画)
[監督]是枝裕和 [公開]2015年
鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。(出典:https://eiga.com/movie/80446/)
009.で観た『Little Woman』が踏まえられているという本作品は、4姉妹のリアルな言動が効果的に表現されている。少女から大人の女性への移り変わり、成長が静かに丁寧に見られ、美しい映像になっていると感じた。
028.『風の谷のナウシカ』(アニメ映画)
[監督]宮崎駿 [公開]1984年
高度な産業文明を破壊させた「火の七日間」呼ばれる大戦争から1000年。人類は、巨大な虫や、毒の森・腐海に脅かされながら生きていた。辺境の小国「風の谷」の族長の娘、ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていく。(出典:https://eiga.com/movie/7917/)
現在でもなお、向き合うべき問題とされる人間と自然への共生は、本作品から学ぶことが多いと感じる。本作品に見られる風刺的な人間の利己的姿勢は、決して良い結果を生むことはない。ナウシカのような柔軟な態度を身につけなければならないと背筋が伸びる作品でもある。
029.『かか』(小説)
[作者]宇佐見りん [発行所]河出書房新社 [制作日付]2021年2月20日8刷
壊れてしまった母(かか)を救うため、19歳の浪人生うーちゃんはある祈りを抱え熊野へ旅に出る。20歳の野性味あふれる感性で描き出す、痛切な愛と自立の物語。(出典:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309028453/)
作者自身が書きたいものを、力一杯文字に表現したような感じが見受けられた。女性独特の表現も使われていて、生々しくリアルな感情を才能ある筆で描き、現代に存在する問題を柔らかく受動者側として描いていると思った。
030.『女のいない男たち』(小説)
[作者]村上春樹 [発行所]文藝春秋 [制作日付]2021年7月15日5刷
封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。(出典:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907082)
大学の倫理学の授業で扱ったような概念のあり方と似た部分を本作品から感じ取った。テーマが統一されている短編集は非常に面白く、様々な女のいない男たちの通りがあって個人的に村上春樹は短編が好きだと改めて思った。
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